第1章~行政管理の時代から - Ikuyo KANEKO Research

パブリック・マネジメント 戦略行政への理論と実践
大住莊四郎
序章 戦略行政への転換
第1章 行政管理の時代から
2003年6月9日(月)
総合政策学部3年 小川綾子
環境情報学部3年 大野亜紗子
はしがきより

NPM⇒「ニュー・パブリック・マネジメント」
有効性の確保
「行政評価」
 「政策評価」
論の先行

PLAN
DO

「経営改革」
2015/9/28
SEE
効率性の向上
パブリック・マネジメント 序章~1章
2
目標管理型システムへの転換
BEFORE NPM
AFTER NPM
科学的管理型
実用性
評価論 科学的評価(実験主義)
政策科学
目標管理型
実用的評価
費用・便益分析
費用・効果分析
厳密性・客観性
コンセンサス形成
(ステイクホルダー間の価値観統合)
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パブリック・マネジメント 序章~1章
3
目標管理型システム
AFTER NPM
1.経営戦略プロセス
Plans
Budgets
・組織全体のミッション・ビジョンの策定
・個々の政策目標、業績目標
NPM適用論の中核
目標管理型
→「戦略性」の確保
–「戦略経営プロセス」
Results
→「ビジョンの共有」
–「パフォーマンス・メジャーメント」
実用的評価
1.業績目標による事前的な配分
2.ベンチマーキング
2.業績評価による
事後的な査定
「ニューマネジリアリズム」
・他との比較
(次年度以降の予算査定や人事考
+
・時系列(経年的)データの活用
課に反映・戦略計画における政策
費用・効果分析
コンセンサス形成
(ステイクホルダー間の価値観統合)
2015/9/28
「経営学」
目標の修正)
→個々の業務単位の業績目標
(意思決定プロセスへの有効性)
「意思決定プロセスの
が妥当な水準であるかどうかを
確認 民主主義」
パブリック・マネジメント 序章~1章
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第1章~行政管理の時代から
1、ニューパブリックマネジメント(NPM)とは何
か?~伝統的モデル(TM)との比較
2、なぜNPMなのか?
ー背景
ー
3、NPMの導入状況
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パブリック・マネジメント 序章~1章
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NPMとは何か?
~伝統的システム(TM)との比較

TM

組織体制:
官僚制
 住民の位置付け:
アカウンタビリティ(説明
責任)の対象
「行政管理」システム

NPM


組織体制:
簡略化された官僚制
住民の位置付け:
サービスの顧客
「行政経営」システム
裁量(資金)
政策
執行
中枢契約型モデル実行
(民間委託、PFIなど)
両者が二分化されていない
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業績・成果
パブリック・マネジメント 序章~1章
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なぜNPMなのか?ー①

TMが持つ論点
「大きな政府」の論点
政府の役割の
論点
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官僚機構による
「非効率性」の論点
パブリック・マネジメント 序章~1章
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なぜNPMなのか?ー②

「大きな政府」の論点
1、政府の規模
政府支出の増大→国民負担の増大
2、政府の範囲→政府の役割の論点
公共サービスの範囲拡大
3、政府の運営方法
→官僚機構による「非効率性」の問題
官僚機構への疑問視(民主主義と相反)
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パブリック・マネジメント 序章~1章
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なぜNPMなのか?ー③

政府の役割の論点
所得の再分配機能(年金など)
大きな政府
期待
景気調節機能
資源配分機能(国有化など)
ここは踏み込むべき領域なのか?
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パブリック・マネジメント 序章~1章
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なぜNPMなのか?ー④

官僚機構による「非効率性」の論点
画一的・均一的なサービス
先進国経済の成熟化・高齢化による
公共サービス需要の増加・多様化に対し
柔軟・効率的に対応できない
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パブリック・マネジメント 序章~1章
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NPMの導入状況
1980年代・・英米を中心とした「民営化・規
制緩和」の動き
 1990年以降・・公共部門改革の動き加速

発展途上国やにも波及、世界的な潮流に
 日本でも「評価ブーム」

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パブリック・マネジメント 序章~1章
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