少子化に密着!

結婚に密着!
~婚活ビジネスの未来を探す~
明治大学 中邨ゼミ 結婚探険隊
成田嵩憲 齋藤晃廣 小林雅和
牧野香奈子 早津佳奈
構成
1.少子化問題の現状と対策
2.婚活ビジネスとその問題点
3.探険隊の提言
少子化問題の
先送りは
許されない!
1-1 政府の対策
若者の就労支援
結婚前は不十分
結婚前
こども手当
結婚後
結婚後の対策に重点を置いている
H16 少子化白書
1-2 夫婦は子供を産まなくなったのか?
調査年次
1972年
1982年
1992年
2002年
完結出生児数
2.20
2.23
2
2.21
2.23
2
人口動態統計(2007)
探険隊が考える対策
1-3 政府の対策
結婚支援
若者の就労支援
若者の就労支援
結婚前
結婚前
こども手当
こども手当
結婚後
結婚後
結婚前の対策をするべき!
結婚後の対策に重点を置いている
結婚支援を!
1-4 未婚率の推移
80
70
30代男性の2人に1人、
30代女性の3人に1人が未婚!!
60
50
40
30
20
25~29歳
(男)
30~34歳
(男)
25~29歳
(女)
30~34歳
(女)
10
0
1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000
総務省統計局『国勢調査』
1-5 結婚のきっかけ
(20~34歳の既婚女性1000人)
70~74年
結婚した人数
85~89年
00~02年
99人
72人
20人
18
15
24人
21
23
52人
33
23
54人
20
4
160人
学校・アルバイト、
サークルなどで
友人、兄弟を
通じて
職場や仕事
の関係で
お見合い
(結婚相談所
含む)
国立社会保障・人口問題研究所 岩澤美帆氏の分析
1-5 結婚のきっかけ
(20~34歳の既婚女性1000人)
70~74年
結婚した人数
職場や仕事の
関係で
お見合い
(結婚相談所
含む)
160人
85~89年
00~02年
99人
72人
結婚相手を
33
52人
見つけることが
20
54人
困難に!!
恋愛結婚
への変化
23
4
周りの後押しが
なくなる!
国立社会保障・人口問題研究所 岩澤美帆氏・加藤彰彦氏の分析
1-6 これまでのまとめ
「1. 結婚支援が不足している」
“現代版 お見合い結婚”
「2. 相手を見つけられないタイプ
を探す!
が生まれた」
構成
1.少子化問題の現状と対策
2.婚活ビジネスとその問題点
3.探険隊の提言
2-1 婚活ビジネス
“現代版
お見合い結婚”
婚活ビジネス
お見合いパーティー
などの出会いの提供結
婚までのお世話をする
(茨城出会いサポートセンターのご協力のもと撮影)
2-2 婚活ビジネスの利用者数
利用者
約60万人
婚活ビジネスに
利用意向・興味が
ある独身者
約650万人
25~44歳の独身者の
人口
興味はあるが
約1400万人
実際の利用者は少ない
(2005年の国勢調査および業界の推定数をもとに算出)
2-3 利用者が少ない理由とは?
フィールドワークの結果…
● 結婚でなく、遊び目的で利用する人がいる
● 高い会費をとって、結局ほとんど紹介してくれない
● 前金制のため、途中でやめるとお金が戻ってこない
● 恥ずかしい
● 「負け組」のイメージ
etc…
⇒不信感・抵抗感が
大きな原因なのでは?
2-4 婚活ビジネスへの意識調査
※20~30代の未婚男女307人を対象に調査
「信頼して利用できる」
・登録者データが
信用しにくい
12%
88%
「信頼して利用できない」
・登録者集めを目的
としていそう
・会費集めを目的
としていそう
⇒婚活ビジネスへの
不信感がある!!!
2-4 婚活ビジネスへの意識調査
※20~30代の未婚男女307人を対象に調査
「抵抗感がない」
・恥ずかしい
・負け組のイメージ
12%
85%
・自分で見つけられ
ないという情けない
気持ち
「抵抗感がある」
⇒婚活ビジネスへの
抵抗感がある!!!
2-5 これまでのまとめ
婚活ビジネスへの不信感・抵抗感から
利用者が少ない
⇒ 安心で身近になるシステムを作り
利用者を増やす!!
利用者
興味がある人
構成
1.少子化問題の現状と対策
2.婚活ビジネスとその問題点
3.探険隊の提言
3-1 探険隊のプラン
①利用者が婚活ビジネスを信頼できるように!
⇒業界整備のための
信頼マーク制
②利用者に婚活ビジネスが身近になるように!
⇒自治体と婚活ビジネスによる
きっかけ提供制
3-2 探険隊のプラン①(信頼マーク制)
しんらい
結婚支援事業
B
A
C
D E
しんらい
しんらい
しんらい
自治体が提携する条件
・利用者の身分証明書などの
書類提出の義務
・利用者のプライバシーの保護
・中途解約対応システムの提出
・評価システム協力義務
3-3 探険隊のプラン① (信頼マーク制)
B
A C
婚
活
報
告
結
婚
3-4 探険隊のプラン①(評価システム)
A
B
婚
活
報
告
婚
活
C
婚
活
A
3-5
プラン①信頼マーク制が実現すれば
「利用意向」
70%
「利用できる」
12%
プラン
22.5%
47.5%
⇒信頼性が確保されただけでは、
不十分なのでは!?
(探険隊調査)
3-6 探険隊のプラン②(きっかけ提供制)
ACB
しんらい
しんらい
しんらい
きっかけ作りが重要!
3-7 探険隊のプラン②(きっかけ提供制)
多様な
サービス
安心な場
の提供
自分に合った
企業が選べる
委託
自治体
選定
と
委託
企業
安心な婚活
サービスが
身近に
利用者
いくつかのサービスを体験する
機会が得られる!!
3-8 プラン①と②が実現すれば…
信頼感
自治体
認定制
抵抗感
+
不信感
利用者
きっかけ
きっかけ
提供制
3-9 プランが実現すれば・・・
婚活ビジネス
行政
利用者
解決!
利用者が 少子化
増える!!
増えない! 問題の
解決!
悪化!
安心して
安心して
利用できる
利用でき
ようになる!
ない!
プランの実現性
3-10 実現可能性
企業
・悪質なサービス排除の必要性
・自治体との連携を望む
自治体
・ 結婚支援の必要性
・ 予算の面では難しいが
取り組む必要性を認識
政府
・少子化→結婚支援の必要性を認識
→補正予算(婚活支援団体に補助金)
3-11 探険隊のプランが実現すれば…
「利用できる」
70%
「利用できる」
12%
プラン
47.5%
⇒安心で身近な婚活サービスで
利用者が増える!
(探険隊調査)
3-12 今後の展望
結婚支援
少子化解決
経済支援
出産・育児
支援
ご協力くださった方々
株式会社レーベン館の皆様
オーデン株式会社の皆様
株式会社オーネットの皆様
いばらき出会いサポートセンターの皆様
日本青年館(PISAの会)の皆様
品川区地域振興課庶務係の皆様
足立区役所の皆様
日本都市センターの皆様
アンケートにご協力くださった皆様
明治大学 加藤彰彦教授
明治大学 中邨ゼミナール29期の先輩方
明治大学 中邨ゼミナールOBの皆様
明治大学 中邨章教授
参考
<文献>
阿藤誠、津谷典子 『人口減少時代の日本社会』 原書房、2007
『少子化白書』 内閣府、2004
『少子化白書』 内閣府、2009
瀬川清子 『婚姻覚書』 講談社、2006
<論文>
加藤彰彦 『未婚化の要因:階層格差とイデオロギー』2007
<新聞>
日本経済新聞 2009年7月19日朝刊
『脱少子化社会 道険し』『婚活まず「一押し」』
読売新聞 2002年10月8日朝刊
『活況 お見合いパーティー』
参考
<雑誌>
 『日経ビジネス』 日経BP社 2009.8.10 17号、 8.31号
 『週間ダイヤモンド』 ダイヤモンド社、2009.8.1号、2009.9.11号
 『WITH』 講談社、2009.7月号
<WEB>
 国立社会保障・人口問題研究所 「第13回出生動向調査」
http://www.ipss.go.jp/psdoukou/j/doukou13_s/doukou13_s.asp
 厚生労働省 「平成18年 人口動態統計の年間推計」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei06/index.html
 統計数理研究所 「日本人の国民性調査」
http://www.ism.ac.jp/kokuminsei/
 総務省統計局HP 統計データ
http://www.stat.go.jp/data/index.htm
WEBは2009年10月6日最終アクセス
ご清聴
ありがとうございました