6月8日-1 3 中世法⑴ 中世の社会構造と三法圏 3 中世法1 中世の三段階と社会構造 1 中世の三段階 ⑴前期 庄園・封建的主従関係の発達期 ⑵中期 庄園的封建制度の確立期 ⑶後期 庄園的封建制度の衰退期 2 中世社会の構造 3 日本の中世国家 →講義ノート概念図 ⑴ 国家論 ⑵ 時代(=時期)論 ⑶ 封建制 佐藤進一 『日本の中世国家』 (岩波書店) 1 中世の三段階 荘園 vs 庄園 ⑴前期(平安時代後半期) 庄園・封建的主従関係の発達期 中央=朝廷 ①政治の形態 摂関政治・院政 公私混淆 ②政治の内容 形式化・儀式化・私的化(=ミウチ) 地方=武家社会 ③庄園・国衙領の成立・発展 ⑵中期(鎌倉時代) 庄園的封建制度の確立期 ①武家の棟梁の成立 cf 平氏=太政大臣その他令制官職 ②頼朝の日本総守護・総地頭職補任←鎌倉に幕府 ⑶後期(室町時代) 庄園的封建制度の衰退期 ①武士による庄園の押妨略奪 権門勢家→守護・国主 ②武家社会の分裂 幕府+守護→守護大名 2 中世社会の構造 公家社会 ( 公家法 ) 武家社会 ( 武家法 ) 公地公民制の解体 ↓ 国家財政の破綻 官人給与 寺社経営 ↓ 家領・寺社領庄園 本所(法) (本家・領家) 領主→ 庄官→ 庄民 族制的主従制 庄園的恩給制 ↓ 御家人 棟梁→将軍→幕府 守護 地頭 庄園・公領制 中世社会の構造 公家社会 職 および 知行 ( 公家法 ) 公地公民制の解体 ↓ 国家財政の破綻 官人給与の欠如 寺社経営の逼迫 武家社会 ( 武家法 ) 族制的主従制 (本家・分家) 庄園的恩給制 ↓ (御恩←→奉公) 御家人 棟梁→将軍→幕府 守護職 地頭職 ↓ 家領・寺社領庄園 本所 (法 ) 本家職・領家職→ (開発)領主職→ 庄官(預所・公文・案主・上司・下司)職→ 庄民(百姓・作人)職 知行 庄園・公領制 知行 中世の統治権 国家的・公法的 統治権 ← 律令法 集権制 ⇩ 統治権的支配 ⇦ ⇨ 主従制的支配 本家・分家の家督 / 一族 郎党 背後にあったのは 分 権 制 主従(制)・家という人間関係 地域性 3 日本の中世国家 ⑴ 公地公民制 → 庄園公領制 ⇦ 土地の私有 + 農民 (=公民) の階層分化 田堵・名主→富豪の輩 vs 浮浪の民 ⑵ 権門体制 ←権門勢家 権威の機能分化 ( 政治的 ・軍事的 ・宗教的権威 ) →法圏の分裂→中世の三法圏 ⑶ 王朝国家 地方の支配方式の変化 地方官(=国司)への委任方式 ⑷ 公家政権 中世的王権の成立 vs 武家政権の成立 庄園絵図 四至しいし
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