0410 総 論 1 法制史学の概要 ⑴世界の諸法系 ⑶法の時空 ⑷法の舞台と法文化 ゲルマン法 ローマ法 イスラム法 エ ジ プ ト 法 中 国 法 日本法 英米法 地理的空間と時間→時間って何だ? 管理・消費する時間と蓄積する時間 ⑵ 法 源 • 法権(者) • 手続き 2 日本法制史の体系 0 原始法 Ⅰ 古代法 Ⅱ 中世法 歴史法に先立つ一つの体系 氏族法・律令法 武家法(本所法・公家法) ⒜鎌倉幕府法 ⒝室町幕府法 Ⅲ 近世法 ⒞戦国家法 ⒟江戸幕府法・藩法 領主法 +民衆法 Ⅳ 近代法 前近代から近代へ(断絶と連続 ) Ⅴ 現代法 近代≠現代? 0 原始法 ユーラシア大陸を舞台とする壮大なロマン=未知の世界 猪熊兼繁(世界法史) 西へ(日本列島→朝鮮半島→ステップ→ウラルアルタイ山脈 →ヨーロッパ大平原→英・北欧) 網野善彦(日本海文明・オホーツク文明=交流の海) 東へ(環太平洋世界への連続性) 原始法から氏族法へ ⑴原始法 原日本を想像して下さい 旧石器・新石器時代 縄文時代 狩猟・遊牧騎馬民族 農耕民族 ⇩ 稲作文化の始まり ⑵氏族法 春耕秋収 定住→慣習の蓄積 生活の定型化 法(=掟・ルール)の生成 邪馬台国 倭の五王 大和時代(=日本国家の起源) Ⅰ 古代法 ⑴氏族法 騎馬民族 vs 海洋民俗 不文の制定法(固有法・神授法=のり) ⑵律令法 大規模な法の継受 Ⅱ 中世法 ⑶武家法 キーワード 中世国家 公家政権 院政(王権・天皇権・治天の君) 権門体制 鎌倉・室町幕府 封建制 統治権 (法権の所在) 統治権的支配⇦⇨主従制的支配 Ⅲ 近世法 • • • • 近世社会の構造 将軍と天皇 将軍と大名 庶民社会 • 近世に「憲法」はあっ たか Ⅳ近代法・Ⅴ現代法 3 日本法制史の時代区分(要素) 1 外国法の継受 固有法と外国法 上代・中代・近代 意味のない分類? 2 法権(=政権)の所在主権者(行刑+徴税) 氏上→王→大王→天皇→摂関→・院(=上皇) →武家(=将軍)→天皇・軍部→国民(=市民) 3 法源の形(=法の存在形態) 不文法 →成文法 慣習法 →制定法(制定権者+手続)→判例法? もう一つの時代区分 瀧川政次郎 by Taniguchi ⑴固有法時代 ⒜ 純固有法時代 ⒝ 大陸法継受時代 ⑵中国継受法時代 ⒜ 律令時代 ⒝ 固有法復活時代 行事(=慣習法) + 判例・傍例(=先例) ⑶融合法時代 ⒜ 式目時代 ⒝ 国法時代 ⒞ 定書時代 ⑷欧米継受法時代 ⒜ 大陸法 ⒝ 英米法 ⑸近未来の法と裁判 法と現実(=実社会)のギャップを解消するために →ロースクール?
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