地方の歴史文化を使って国内観光客を増やす。

画像:http://www.webkochi.net/kanko/sanpo56.php5
歴史観光ビジネスに密着
❤歴女のちからで町おこし
❤
東洋大学経営学部
1
要点
地方経済の衰退
解決の糸口は「歴女」
地元による観光誘致
家紋:http://www.webkochi.net/kanko/sanpo56.php5
2
国内旅行の
現状・課題発見
3
年間の一人当たり国内旅行回数・宿泊数
3
2.8
2.6
2.4
2.81
1.8
2.78
2.72
年間の一人当た
り宿泊数
2.42
2.44
1.5
1.55
共に減少傾向
2.2
2
2.89
年間の一人当た
り国内旅行回数
1.7
1.71
1.6
1.77
1.68
1.4
15年
16年
17年
18年
19年
20年
出典:観光庁「旅行・観光消費動向調査」
4
課題
国内旅行者数の減少
宿泊回数の減少
地方の経済の衰退
地方の観光での消費の減少
そこで・・・
5
解決の糸口は「歴女」
♡なぜ「歴女」に注目?
6
私たちの提案
「歴女」をターゲットにした
現地提案の観光旅行
なぜなら・・・
歴史好きの女性「歴女」の増加
さらに
「歴女」の観光旅行への需要高し!!
7
「歴女」の増加(1)
歴史雑誌「歴史街道」の女性購読者
15%→40%に増加
「歴史時代書房 時代屋」
開店当初:ほとんどが男性客
現在:20代~30代女性が4割
8
「歴女」の増加(2)
女性の6割は歴史に興味あり
20代~40代を中心に質問
「歴史や歴史上の人物に興味はあるか」
41.2% 39.5%
45.0%
40.0%
rTYPE アイシェアオンラインリサーチ
サービス
n=479
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
とても興味がある
19.3%
少し興味がある
15.0%
男女比:男性:51.4% 女性:48.6%
年代比:20代:15.2% 30代:47.2%
40代:29.4% その他:8.1%
興味はない
10.0%
5.0%
0.0%
女性
出典:rTYPE アイシェアオンラインリサーチサービス
9
「歴女」は歴史観光へ行く!!
歴史に興味を持つ20代~30代女性に質問
「今後、歴史ゆかりの土地に行きたいか」
あまり行きた
いと思わない
0%
全く行きたい
と思わない
0%
・アンケート対象
歴史に興味を持つ
女性
年齢比:20代:
64%、30代:32%、
40代:3%
N=50
調査場所:
時代屋神田店
歴史観光に
需要がある
機会があれば ぜひ行きたい
行きたい
54%
46%
10
以上のことから・・・
歴史上の人物・出来事に縁のある土地
を活用した観光事業を提案
「歴女」を地方に呼び込む
地方経済の活性化
11
「歴女」を
惹きつける観光
♡「歴女」が旅行に求めるもの
♡どう価値のある観光を提供するか
12
「歴女」が旅行に求めるもの
(1)自分の趣味のための旅行
(2)「のんびり」するより行動したい
(3)自由に色々な場所に行ける
(4)当時の雰囲気をリアルに感じる
13
(1)女性
自分のために旅行を行う人が多い
旅行の最大の目的
女性
8
44
男性
15
30
全体
31
19
0
37
20
家族サービス
思い出つくり
30
16
15
40
60
自分の気分転換
その他
4
20
25
80
3
3
100
120
余暇の利用
出典:「余暇・レジャー総合統計年報2008年版」
14
(2)女性
「旅行についてイメージするキーワードは?」
「のんびり」「リラックス」より「楽しみ」
→行動的に楽しみを見つけていく
0%
楽しみ
気楽
のんびり
リラックス
家族
ふるさと
100%
0.3
20代
75.3
1.5 9.9
3.1
10
0.2
30代
67.4
2.1 10.4
8.2
11.8
0.6
40代
59.3
1.8
14.6
9.5
14.3
0
50代
60代
64
68.8
4.9
9.4
5.5
20.2
8.3
15.6
出典:旅行業協会・消費者モニターアンケート
1.5
1.8
0
15
(3)20代~30代
個人・グループ旅行が好まれる。
→自分に合った自由な旅行が好まれている。
「あなたが旅行を考えた場合、思いつくパターンについてお知らせください」
旅行形態は?
N=8,285
0%
個人・グループ旅行で
20代
その他
68.3
30代
21.8
71.7
50代
65
56
100%
30.6
76.3
40代
60代
パッケージ旅行で
26.2
34.5
43.1
1.1
1.8
2.1
0.5
0.9
出典:旅行業協会・消費者モニターアンケート
16
(4)-1 「歴女」 の旅行への価値観
時代屋でのアンケート:質問「歴史に興味を
持つ女性が歴史観光で求めるものは」
様々な跡地を訪れる
当時の道具を使用体験
当時の生活や戦の再現
当時の街並みの再現
資料館の充実
当時の話
当時の食事
当時の衣装
0
5
10
15
20
25
30
35
人
より深い歴史的知識の充実
17
(4)-2「歴女」の旅行への価値観
時代屋でのアンケート
「今まで行ったことのある歴史にゆかり
のある土地で印象に残ったことは?」
回答・・・
城、お墓、甲冑、戦の跡地など当時
の雰囲気を感じられるもの!!
18
(4)-3「歴女」の旅行への価値観
歴史に興味を持つ女性への調査にて
歴史の跡地で
「当時の様子を想像する」
ということが言われていた!
画像:http://www.suzutoo.com/hino_gyouji_sinnsenngumi_c.html
19
(4)-4「歴女」の旅行への価値観
歴史的知識
に人 歴
感物 史
じを 的
るリ 場
感ア 面
動ル や
当時の雰囲気
20
「歴女」の旅行に求めるもの
積極的に
行動する
こと
歴史観光に
自分のため需要がある!
「歴女」
の旅行
自分に合った
自由な旅行
歴史的場面や人物を
リアルに感じる感動
21
そこで・・・
歴女にとって
価値のある歴
史観光の提供
22
どう「価値」を提供するか
自治体
・歴史的建造物の維持
・雰囲気あるまちづくり
・資料館の充実
その地域独自の歴史や
その財産を使った現地
自治体、住民、企業3者の協力
提案の観光旅行
住民
・その土地の雰囲気づくり
・歴史・文化を語り継ぐ
地元の企業
・旅行業者によるツアー提案・販売
・歴女の呼び込み
23
まとめ
「歴女」を対象とした観光事業を提
案することで地域経済を活性化
「歴女」が歴史観光
そこで
をすることで地域が
1,なぜ「歴女」を
対象にしたのか
活気づく!!
2,「歴女」にとって
価値のある歴史観
光とは
3,どのように価値ある歴史観光を提供
できるか
24
(参考文献)
・尾家建生・金井萬造 「これでわかる!着地型観光」学芸出版社 2008年
・レス・ラムズドン(奥本勝彦訳)「観光のマーケティング」多賀社 2004年
・「女性の暮らしと生活意識データ集」 2009年 三冬社
・「余暇・レジャー総合統計年報」 2008年版 アーカイブス出版
・「週刊東洋経済-特集/日本人の「旅」大解明」 2009年3月28日号
・「日経ビジネス-開国!ニッポン- いま“売れる企画”は「見る」より「味わう、感じる」」
2009年1月20日
・観光庁ホームページ情報・資料
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/
・国土交通省ホームページ統計情報・白書
http://www.mlit.go.jp/statistics/index.html
・国土交通省総合政策局観光部門ホームページ
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanko/development.html
・日経BPネット 時代を読む新語辞典「着地型観光」
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/abc/newword/080318_42nd/
・rTYPE アイシェアオンラインリサーチサービス
http://release.center.jp/society/
・社団法人日本旅行業協会ホームページ資料・統計
http://www.jata-net.or.jp/tokei/tokeimem.htm
25
(調査協力)
「歴史時代書房 時代屋」神田店
広報担当:磯部様、その他販売スタッフの皆様
ご協力ありがとうございま
した。
26
ご清聴ありがとうございまし
た。
27