スライド 1 - 公益財団法人 日本野球連盟

社会人野球制度改革概要
財団法人 日本野球連盟
2009年11月
はじめに
•
日本野球連盟(JABA)は、社会人野球の伝統と文化を多くの人々と共有してまいりましたが、加盟チー
ムの分布や構成、そして、取り巻く環境が大きく変化している現状を踏まえて、社会人野球制度改革を実
施することとした。
•
社会人野球制度改革には、当初、JABA事業委員会(柳俊之委員長)が中心となり、2005年に「第一
次制度改革」を策定。社会人野球日本選手権大会を中心とした現行の社会人野球シーズン全体のデザ
インについての方向性を示し、賛同を得て翌2006年度は一部、2007年度より全体を施行、現在に
至っている。
•
また、本最終案には、各地区連盟選出理事で構成する地域活性化委員会(後勝委員長)を通じて、日本
選手権対象となる各々のJABA大会の運営改革や記録面の整備による広報戦略なども加味し、また、2
009年度には制度改革委員会(鈴木義信委員長)も設置して、頂点に位置づけた社会人野球日本選手
権大会そのものの改革についても慎重に協議してきた。
•
JABAとしては、社会人野球を象徴する大きな柱である都市対抗野球大会の運営改革にも取り組み、同
時に、もう一つの柱である社会人野球日本選手権大会の更なる発展と全国各地で開催する各JABA大
会の価値観の向上を図り、社会人野球という存在が、野球を志す若者にとってさらに大きな目標となり、
そして、ファンに愛される魅力あるものとなることを目指して2010年度より社会人野球制度改革概要に
基づく新制度を施行する。
2
制度改革を必要とする背景
(1)社会人野球を構成するチームの
割合は、従来から大きく変化して
いる。一方で大会制度は旧態依
然のままである。
(表1)加盟チーム数の推移
1949年
1963年
1973年
(2)社会人野球には、運営形態や活
動目的が異なり、また、技術レベ
ルの格差が大きいチームが混在
している。
(3)現行の社会人野球制度は、分か
りにくい。
(4)日本野球連盟、各地区連盟、各
加盟地方団体(都道府県連盟)が
一体となった広報活動や施策が
十分ではない。
会社
クラブ
1993年
1997年
2002年
2008年
0
100
200
300
400
2008年 2002年 1997年 1993年 1973年 1963年 1949年
233
201
169
131
76
146
クラブ 269
84
96
142
148
179
237
196
会社
3
第一次制度改革の要旨(2006年度より施行)
優勝(1)
都市対抗野球大会
二次予選
一次予選
【共通認識】
•
•
•
日本選手権をその年度における
チャンピオンを決する大会に位置
づける。
社会人野球日本選手権大会
日本選手権を頂点にして、社会人
野球シーズンの明確化を図る。
優勝(9)
各JABA大会の優勝チームを社会
人野球日本選手権大会にリンクさ
せることにより社会人野球の情報
量の拡大を図る。
優勝(1)
日本選手権対象
JABA大会
北海道・東北・長野・東京スポニチ・
静岡・京都・岡山・四国・九州
全日本クラブ野球選手権
代表権(21)
•
各地区連盟推薦
各JABA大会の活性化を図る。
二次予選
日本選手権
各地区最終予選
一次予選
一次予選
北海道(1)、東北(1)、北信越(1)、
関東(4)、東海(3)、近畿(6)、
中国(2)、四国(1)、九州(2)
◆その他の大会
各地区連盟主催大会(準公認含む)
各加盟地方団体主催大会
4
社会人野球制度改革
最終案の概要
【共通認識】
•
トップレベルのチームによる質の
高い大会や試合を増加させる。
【構
成】
1.都市対抗野球大会について
2.社会人野球日本選手権大会の出場権
•
全国規模で野球振興を図る。
•
分かりやすい制度を構築する。
•
クラブチームや専門学校チームの
現状を踏まえた振興策を盛り込む。
(1)社会人野球日本選手権大会への出場権
(2)対象JABA大会運営改革案
(3)クラブ選手権と各地区最終予選
・クラブカップ大会の復活案
(4)各地区最終(二次)予選
(5)特例
(6)出場枠の見直し
3.社会人野球日本選手権大会本大会リニューアル
•
チームや個人の成績及び記録を
整備する。
•
社会人野球シーズン全体として協
賛企業とのタイアップを目指す。
4.全国クラブリーグ構築5カ年計画の今後の方向性
5.競技力向上事業の再構築
6.広報部門の確立
(1)公認する成績・記録の整理
(2)年間表彰の実施
(3)広報戦略に基づく情報発信
(4)協賛企業とのタイアップ
5
2010年度からの社会人野球制度 全体図
優勝
(1チーム)
都市対抗野球大会
二次予選
一次予選
社会人野球日本選手権大会
加盟チーム
日本選手権対象JABA大会
優勝
(11チーム)
優勝
各地区代表
(19チーム)
北海道、東北、長野県知事旗、
東京スポニチ、日立市長杯、
静岡、ベーブルース杯、京都、
岡山、四国、九州
全日本クラブ野球選手権大会
(共通)
各地区連盟
推薦
一次・二次予選
クラブ登録チーム
社会人野球日本選手権大会
各地区最終予選
会社登録チーム
各クラブカップ大会
その他(各地区及び各加盟地方団体主催大会)
クラブカップ予選
(クラブ選手権出場チームは除く)
6
1.都市対抗野球大会について
社会人野球制度における定義
都市対抗野球大会は社会人野球の柱である。
都市対抗野球大会は、社会人野球を象徴する最も伝統ある大会であり、大きな柱に位置づける。
社会人野球の中で他のいかなるイベントより優先することとし、レベルの高い野球を披露するべく、
最高の舞台づくりを目指す。
予選出場
JABAに加盟登録する全てのチームが予選に出場することができる。
開催時期
●本大会
社会人野球の他のいかなる大会より、優先して日程を決めることとする。
当面の間は8月下旬を標準とする。
●二次予選 6月以降とする。
●一次予選 4月中旬以降に行うことを標準とする。
試合方式
本大会については、当面、現行の試合方式(トーナメント)は変えない。
但し、各地区予選については、現状を踏まえ、当該予選地区各々の事情に即して、予選方式を
検討する。特に二次予選については、競技レベルの高い試合を目指すものとする。
7
1.都市対抗野球大会について
運営改革に関する協議事項
社会人野球の現状を踏まえて協議した結果、以下のとおり運営改革を実施する。
優勝チームには翌年度の推薦出場権を与える。
都市対抗野球大会に優勝したチームには翌年の推薦出場権を与えることとし、
第81回大会(2010年度)の優勝チームから適用する。
これに伴い、現行の優勝チーム当該予選地区の翌年の代表チーム枠数1増は廃止する。
補強選手数は5から3へ。
第81回大会(2010年度)から、都市対抗本大会代表チームの補強選手数は、
現行の5から3に変更する。
継続審議事項
加盟チーム数の現状に鑑み、第82回大会へ向けて予選地区割り、代表チーム枠数等の
見直し、再編を行うこととする。
本大会開催時期についても協議する。
8
2.社会人野球日本選手権大会の出場権
都市対抗野球大会
優勝
全日本クラブ野球選手権
各対象JABA大会
各地区最終予選
優勝
優勝
各指定枠数
※その年度のチャンピオンを決する大会として位置付ける。また、各指定大会の
優勝チームを加えることで、都市対抗の2番煎じ的な予選イメージの払拭を図る。
9
社会人野球日本選手権大会の出場権
対象JABA大会の運営改革(1)
定
義
社会人野球のトップレベルのチームが出場する大会とする。
試合方式の統一
日本野球連盟が指定する試合方式で統一する。
(12又は16チームによるリーグ戦・トーナメント方式)
対象とするJABA大会
以下の11大会とする。
(関東地区、東海地区にそれぞれ1大会増)
北海道、東北、長野県知事旗、東京スポニチ、日立市長杯、静岡、
ベーブルース杯、京都、岡山、四国、九州
各大会の参加チーム数
及び各地区出場枠
出場チームの決定方法
毎年度ごとに日本野球連盟が決定する。
※2010年度の案は「表2(P12)」参照。
「日本選手権対象JABA大会出場チーム推薦規準」を定める。
同規準に則り、各地区連盟が推薦し、日本野球連盟が承認する。
また、各大会のチーム調整も日本野球連盟が行う。
10
社会人野球日本選手権大会の出場権
対象JABA大会の運営改革(2)
日本選手権対象JABA大会出場チーム推薦規準
各地区連盟は、社会人野球日本選手権大会の対象となるJABA大会に際し、以下に掲げる項目のいずれかに
該当するチームを推薦するものとする。
1.過去10年以内に都市対抗又は社会人野球日本選手権大会に出場している。
2.会社登録チームである。
3.地区連盟が指定した大会又は予選を勝ち抜いたクラブチームである。
細
則
審判少人数制の促進
・チームは2大会まで出場することが出来るものとする。ただし、当該所属地区内の
対象大会及び北海道大会を除く。
・優勝チームに日本選手権の出場権を与える。
・すでに出場権を持っているチームが優勝した場合は、所属する地区の最終予選
代表枠数に加える。
・加盟チーム以外のチーム(プロ球団等)が優勝した場合、準優勝したチームが
所属する地区の最終予選代表枠数に加える。
(出場権はあくまで優勝チームに与えるものとする。)
・審判技術向上のための施策として全日本野球会議審判技術委員会より
少人数制の導入促進が提唱されている。
・オープン戦等での採用を推奨しているが、4人制がスタンダードという認識が強く、
導入が進んでいない。
・社会人野球が率先して審判技術向上に努める意味から、特に予選リーグについて
各地区連盟に対し導入促進を奨励する。また、各チームにも理解を求める。
11
2010年度における対象JABA大会の出場チーム数(案)
(表2)
地区名
大会名
チーム数計
主催地区
他地区派遣
北海道
東北
北信越
8
14
1
7
6
1
5
9
14
6
8
10
14
12
4
4
8
8
16
22
8
12
8
10
九州
16
21
7
9
9
12
東北
東北
12
16
4
6
8
10
1
1 4
6 1
北海道
北海道
12
12
2
2
10
10
2
2 2
2
88
113
4
5 11 14 7
10
17
6
日立
12
12
静岡
16
23
べ杯
12
12
四国
四国
12
19
3
中国
岡山
16
22
北信越
長野
12
近畿
京都
九州
四国
合計
九州
1
1
16
28
2 1
1
1
1
11
11
9 8
9
2
1
1
16
23
1 3
3 4
5 1
1 1
11
11
2
2 1
2 2
3 2
3 3
5 2
3
12
19
1
2 2
3 3
5 6
8 1
1 2
2
16
22
4 3
3 3
3 1
1
12
12
3
4 2
2 8 12 2
2
1
1
16
22
4
6 2
2 2
2 1
2
7
9
16
21
2 4
5 1
1 1
1
12
16
4
4 2
2 2
2
12
12
1 1
1
28
中国
4
1 5
1
16
09
09
1 1
5
東京スポニチ
案
案
6 2
5
2009
09
6
1
案
案
5 2
1
2009
近畿
10 17 2
11
案
東海
09
09
2009
関東
案
案
案
案
09
案
09
案
09
案
09
案
09
関東
6+1 6+1
8
9
東海
合計
4+1 5+1
150(2) 197(2) 62+2 84+2
1
1
1
1
1 4
1
8 45 61 29 36 23 34 12 15 4
6 15 18 150 197
※本資料に記載されている2010年度の各地区ごとの出場チーム数は2009年11月14日現在における調整中の数である。
※日立市長杯及びベーブルース杯にはプロ球団(ファーム)が出場予定。
12
社会人野球日本選手権大会の出場権
(3)全日本クラブ野球選手権大会と各地区予選
(及びクラブカップ大会の復活案)
•
•
全てのクラブチームは全日本クラブ野球選手権大
会の予選に出場することが出来る。(現行)
全日本クラブ野球選手権大会の優勝チームには
社会人野球日本選手権大会の出場権を与える。
(現行)
•
クラブチームの振興を図ることを目的としてクラブ
カップ3大会を復活させる。
•
クラブカップ大会は秋期(10月中旬頃)に開催する。
•
全日本クラブ野球選手権大会に出場したチームは
クラブカップ大会には出場しない。
•
全日本クラブ野球選手権大会に出場したチームに
ついては、各地区連盟の取り決めにより、社会人
野球日本選手権大会各地区最終予選に出場させ
ることを認める。
•
クラブカップ3大会の予選方法は各地区で検討す
る。
•
社会人野球日本選手権大会の一次予選は廃止す
る。(クラブカップ大会予選への移行を検討する。)
【現行】
社会人野球日本選手権大会
優勝
クラブ選手権
各地区代表
一次・二次予選
一次
各地区最終予選(二次)
各クラブカップ大会
【改正案】
社会人野球日本選手権大会
優勝
各地区代表
クラブ選手権
一次・二次予選
各地区最終予選(二次)
日本選手権一次(廃止)
クラブカップ予選(?)
各クラブカップ大会
13
社会人野球日本選手権大会
(4)各地区最終(二次)予選について
• 全日本クラブ野球選手権大会及
び同予選に出場したクラブ登録
チームは各地区最終予選に出場
しない。
社会人野球日本選手権大会
優勝
• 対象JABA大会、都市対抗で出
場権を取れなかった会社登録
チームが日本選手権大会の出
場権を得るために参加する最終
の予選とする。
• 従来の一次予選は廃止する。
• 会社登録チーム、クラブ登録
チームとも各々の現状から一部
特例を設ける。
一次・二次
各地区代表
(19)
クラブ選手権
クラブチーム
(特例B含む)
各地区最終予選(二次)
会社チーム
(特例A含む)
各クラブカップ大会
選手権一次予選
⇒ 廃止
クラブカップ予選へ(?)
14
(5)クラブ選手権並びに日本選手権各地区最終予選への
出場に関する特例
【特例A】・・・ (会社チームとして扱うクラブチーム)
日本野球連盟の承認を得たクラブ登録チームに限り、日本選手権各地区最終予選に出場
することができるものとする。ただし、この場合、全日本クラブ野球選手権大会並びに同予選
には出場できないものとする。
【特例B】・・・(クラブチームとして扱うことができる会社チーム)
会社登録扱いとしている専門学校野球部チームは、現在、発展途上である。今後の発展と
振興を目的として、当面の間の措置として、チーム側が希望すれば全日本クラブ選手権
大会への出場を認めることとする。ただし、この場合、日本選手権各地区最終予選並びに
クラブカップ大会への出場についても他のクラブチームと同様の扱いとする。
また、この扱いを受けようとするチームは日本野球連盟に申請をして承認を得るものとする。
会社登録扱(専門学校)チーム数 ⇒ 11チーム
(新潟1、東京1、愛知1、滋賀1、大阪1、広島1、福岡2、大分1、熊本1、宮崎1)
15
社会人野球日本選手権大会の出場権
(6)出場チーム枠の見直しについて
都市対抗野球大会 優勝 ・・・ 1チーム
全日本クラブ野球選手権大会 ・・・ 1チーム
各対象JABA大会 優勝 ・・・ 11チーム
北海道、東北、長野県知事旗、東京スポニチ、日立市長杯、静岡、ベーブルース杯、
京都、岡山、四国、九州
各地区最終予選枠 ・・・ 19チーム
北海道・・・1、東北・・・1、北信越・・・1、関東・・・4、東海・・・3、近畿・・・4、中国・・・2、
四国・・・1、九州・・・2
16
3.社会人野球日本選手権大会
本大会のリニューアル(1)
特
徴
目
的
大会の一部の試合を大阪以外の地域に分割して開催する。
決勝戦は大阪(京セラドーム大阪)とする。
当面は、1回戦のみ分割開催とし、2回戦以降の15試合は
京セラドーム大阪で開催する。
東京・大阪以外の地域におけるファン層の拡大と野球振興の一助
東京ドーム(都市対抗)や京セラドーム大阪まで足を運ぶ機会が少ない東京・大阪以外に
在住する支援者や従業員等にも、全国レベルの大会をより近くで実感してもらう。
決勝戦会場は固定
一方で開催球場を固定する意義も重要であり、また、これまでの大阪市との
関係を重視し、決勝戦を行う会場は京セラドーム大阪とする。
共通認識
10月末(又は11月上旬)までにシーズンを終了する。
その年度のチャンピオンを決するファイナル大会である。
地域の社会人野球(広く野球競技)の振興を図る。
17
3.社会人野球日本選手権大会
本大会のリニューアル(2)・・・試合概要
1.32チームによるトーナメント方式
2.1回戦16試合の分割開催
1回戦16試合を原則として4会場に分割して試合を行う。前年度中に主管
となる4地区連盟を決める。2010年度は、右図に記載のとおり、4会場
に分割して、それぞれ各当該地区連盟が運営を担当する。
【2010年度 地元地区開催試合権シード16チーム】
関東地区 4試合
関東の4チームにシード権
近畿地区 4試合
近畿の4チームにシード権
東海地区 4試合
東海の3チームにシード権
中四国地区 4試合
中国・四国の3チームにシード権
3.地元地区開催試合権シード
右図のとおり14チームに地元地区開催試合権を与える。
2010年度のシード権は右図に記載のとおりとする。
4.試合会場の選定
試合会場は日本野球連盟と各担当地区連盟が協議し、前年度中に選定
する。
5.シードチームの確定
原則として、都市対抗優勝、クラブ選手権優勝、各JABA大会優勝の順
に各地区連盟ごとに決める。
6.日程
各地区最終予選
9月末までに終了
日本選手権前半(1回戦) 10月中旬の土・日
日本選手権後半(2回戦~決勝)11月上旬に6日間
※東海、中四国で出場チームが4以上となる場合、
シード権はそれぞれ4チームとする。
※2010年度の日程
日本選手権大会前半(1回戦) 10月30日(土)~31日(日)
日本選手権大会後半(2回戦~決勝戦)
11月9日(火)~14日(日)
18
実行委員会の組織(案)
現
新年度
行
大会委員長
大会副委員長
日本野球連盟会長
毎日新聞社社長
大会委員長
近畿地区連盟会長
副委員長
実行委員会
連盟事務局
近畿地区連盟専務理事
毎日新聞社大阪本社事業本部次長
大阪市ゆとりとみどり振興局
スポーツ部長
委員(28名)
日本野球連盟選出(6名)
近畿地区連盟常任理事、理事
毎日新聞社大阪本社事業本部
スポーツニッポン事業部長
大阪市
大阪シティードーム
各会場運営部会
審判・記録部会
各地区連盟
事務局
表彰部会
19
3.社会人野球日本選手権大会
本大会のリニューアル(3)・・・動員対策
組み合わせ抽選方法の研究
9月上旬(都市対抗及びクラブ選手権が終了時点)に抽選の前倒しを検討する。
地元チームに対する動員促進策の実施
連盟側(日本野球連盟・各地区連盟)と各企業とのパイプの強化
地域社会貢献事業の促進とPR強化
社内・地元地域でのPR強化(連盟・チームの協力)
連盟としての情報発信力及びサービスの強化
公式HP、携帯モバイルサイトの強化による最新情報の発信
日本野球連盟・地区連盟・各加盟地方団体(都道府県連盟)との協力体制によるチーム
及び個人成績の発信
JABA会員数の拡大と会員向けサービスの研究・実施
プロモーションの強化
地方TV・ラジオ局、地方紙、ミニコミ紙、コミュニティーFM局とのタイアップの検討
広告代理店とのタイアップによるプロモーション活動の強化
20
3.社会人野球日本選手権大会
本大会のリニューアル(4)・・・各地区連盟委託業務
連盟事務局
実行委員会
開催球場決定
各地区からの報告内容を精査・承認
共通制作物等制作・配布
大会全体に共通する印刷物などを制作・配布、プログラム、
入場券、チラシ、記念品など
大会全体の管理
開催要項作成、組み合わせ抽選作業、各種記録集計など
広報・宣伝活動
1年を通しての情報発信、各地区連盟との協力してメディア
全体への情報発信、公式サイト・モバイルサイトの充実
共通前売り券販売
インターネット販売等を検討
出場チーム動員促進協力依頼
世話人会を通じた主旨説明、協力依頼
各地区連盟と協力した各チーム訪問
試合情報の発信
各地区連盟からの情報を集約
各地区連盟委託経費拠出
各地区連盟に係る業務経費を予算計上する。
協賛金管理
広告協賛金の管理(各地区連盟との協力)
2回戦以降の準備
近畿地区連盟との協力
各地区連盟
開催球場の選定
前年度中に選定。地元地区開催試合権シードチームの
確定・報告
情報共有化
業務効率化
ホームチームへの動員協力依頼
地元チームへの主旨説明・協力依頼
地元メディアへの広報活動
地方TV・ラジオ局・地方紙等への報道要請
各種届出
自治体・消防・警察等への有料試合開催手続
連携強化
共通印刷物等管理
連盟本部から配布されるプログラム・入場券等の制作物
管理
試合管理
試合に係る各種運営業務(入場券管理、中止決定、広
報
など)、人員確保(審判、記録員など)、球場管理(整備、
清掃など)
現地広報(試合情報の発信)
連盟事務局との連携
会計
係る経費等の管理及び連盟経費の清算業務など
21
4.全国クラブリーグ構築5カ年計画
今後の方向性
基本方針
2008年2月に発表した本計画の理念に基づき、クラブ登録チームによる自主運営
リーグの企画・運営をサポートすると同時に将来的には社会人野球制度の中に組み
込んでいくこととする。
クラブ野球リーグ構築の理念(抜粋)
(1)連盟・クラブチームともクラブ野球の新しい歴史と伝統づくりを目指して、前向きに取り組む。
(2)複数のクラブチームが共同で運営する。
(3)リーグ運営に必要な労力は各クラブチームが提供する。
(4)地域社会に貢献する。
(5)次の時代を担う若者にクラブ野球の文化を継承する。
22
5.競技力向上事業の再構築
企 画 運 営
日本野球連盟では、競技力向上委員会が主体となり、新人研修会をはじめとする
以下の競技力向上事業を遂行している。
事業として評価されすでに定着しているが、本制度改革の施行に併せて、
競技力向上委員会において、再度、事業内容(時期や目的など)の確認を行い、
今後の企画運営にあたることとする。
競技力向上事業(現行)
・指導者研修会 各加盟チームの監督やコーチを対象にした研修会
・新人研修会
将来有望な新人選手を全国から集めて行う研修会
・ストレングスコーチ研修会
各チームのストレングスコーチ及びメディカルスタッフを対象とした研修会
23
6.広報部門の確立(1)
1.公認する成績・記録の整理
チームや個人の記録をJABA公認とする制度を設ける。
・・・2010年度を社会人野球制度改革元年に位置付け、新たなスタートとする。
チーム記録(案)
・・・優勝回数、連勝、年間勝利数、年間勝率など
個人記録(案)
投手・・・勝利数、防御率など
野手・・・打率、本塁打、打点など
対象となる試合
・・・日本選手権対象のJABA大会、都市対抗2次予選及び本大会、
クラブ選手権本大会、日本選手権各地区最終予選及び本大会
2.年間表彰事業の実施
表彰項目(ベストナイン表彰との関係を整理する。)
・ベストナイン(スポニチ)
・チーム及び個人表彰(案)
チーム部門賞、投手部門賞、野手部門賞、指導者部門賞など
表彰式の実施
・年度末にJABA主催事業として表彰式を実施する (定例化)
24
6.広報部門の確立(2)
3.広報戦略に基づく情報発信
公式HP、携帯モバイルサイト
・・・常に新しい情報を発信する。
毎日新聞紙面タイアップ
・・・特集記事により情報を発信してもらう。
定期的な情報発信
・・・大会成績や記録に付加価値をつけて発信する。
4.協賛企業とのタイアップ
社会人野球シーズン全体に対する協賛企業とのタイアップを研究・実施する。
①協賛メリットとして提供できる権利を研究する
呼称権、冠協賛権、公式印刷物への企業名称及び広告表示権、「マーク等」使用権、商品化権、看板掲出権、
会場内プロモーション権、大型映像装置広告上映権、公式プログラムへの広告掲出権、その他
②広告代理店とのタイアップ
・電通、博報堂など
交渉
概要確定後、直ちに交渉を始める。
25