第2回企業戦略班プレゼン 日本型企業モデルの現状 と問題 企業戦略班:渡辺・加藤・飯塚 日本企業のビジネス環境 第1の 問題点 第2の 問題点 甘い関係 が存在?! このビジネス環境の問題点は2つ … Ⅰ:自社産業(自社)における問題 “日本型企業モデルの限界” ①日本型企業モデルの説明 ②日本型企業モデルの問題点 Ⅱ:企業と政府の密接な関係について 日本型政府モデルの限界 ①日本型政府モデルの説明 ②日本型政府モデルの問題点 Ⅰ:日本型企業モデルの限界 ①日本型企業モデルの説明 ・リーン生産による高品質で低価格の商品供給 リーン生産とは… 1.日本のトヨタ自動車が開発し”カンバン方式”を中 心とした生産システムの総称。 カンバン方式 ジャストインタイム生産の誕生 2.全社的品質管理…全従業員が品質の監視者。 3.製造工程を考慮した製品設計 4.供給業者との密接な関係→ ”系列” 5.フレキシブルな生産ライン メーカー セットメーカー 部品会社 下請け業者 部品会社 孫請け業者 部品業者 孫請け業者 部品会社 下請け業者 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・日本独自の雇用体系 皆さんも知っている日本の人事政策 ①終身雇用制 ②年功序列制 共通の目的のために作られたものである。 共通の目的とは? ・個人競争の緩和 ・グループの連帯感を高める。 ・長期的な業績でマネージャーを評価する。 ・企業の長期的向上を目指す。 2つの制度の利点 日本経済高成長 職務内容に対しての従業員の抵抗が低くなる 各従業員のアイデンティティが企業全体と合致 従業員と企業のインセンティブが合致 終身雇用 年功序列 しかし・・・ バブル経済が崩壊し・・・ 日本型企業モデルが通用しなくなる。 ・競争を避けることで、高成長を実現しようとしていた が、かえって日本経済を最悪なものをする結果 に・・・ ・強固な企業間ネットワーク “系列”の形成 銀行 部品の供給 忠誠意識 部品の供給 融資 各メーカー 下請企業 孫請け企業 従業員の相互交換 ノウハウの提供 ②日本型企業モデルの問題点 ・オペレーション効率の拡大 今まではオペレーション効率だけで市場を圧倒 すぐに模倣されてしまう。 さらなるオペレーション効率の向上が必要となる。 そのためには、ITの利用が必要不可欠である。 ・経営目標の転換 成長性 収益性 への転換 今までは終身雇用を維持するために成長性を重視。 しかし… 企業が最も重視すべき点は収益性である。 ・その収益性を達成するために… 1.従業員個人の意見を尊重し、独自性のある戦略が必要となる。 2.顧客に対してすべての商品を自社で提供しようとしてきた。 しかし… すべての顧客のニーズに答えることは不可能であり逆にリスクと なりえる。 そこでターゲットを絞り込むことが重要となってくる。 そのことによって無用な多角化を抑制することにもつながる。 Ⅱ.企業と政府の密接な関係 日本は急速な経済成長を遂げ、国際競争力も強くなった。 その原因は・・・ 政府の様々な経済政策 が功を奏したのでは? それが日本型政府モデルである! 日本型政府モデルとは? 政府が行った経済政策 代表的な2つの政策 企業の産業発展を支 援するため ①合法カルテルの認可 ②(政府の支援による)共同研究開発 ①合法カルテル カルテルとは? 事業者がほかの事業者と共同して、値段や数量や技術 や取引先を制限すること それが法に認められてるのが 合法カルテル 合法カルテルのさまざまなタイプ 「中小企業カルテル」 →小規模企業 におけるカルテル 「不況カルテル」 →深刻な不景気に対処するカルテル 「合理化カルテル」 →コスト削減と品質向上のため のカルテル 「輸出カルテル」 →不当な輸出防止のためのカルテル 共同開発研究 研究開発費用を企業間で分散 企業間の分業 無駄な研究開発努力の重複を避ける その他の政策 特定産業の重点育成 輸出の積極的促進 広範に渡る「指導」、「許認可」、「規制」 堅実なマクロ経済政策 参考程度に・・・ 日本型政府モデルの問題点 ①訓練された人材の不足 大学制度は充実しているが、特定分野における技 能を身につける訓練の場が少ない。 ②競争力の弱体化 政府が介入したため、競争形態を回避、抑制
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