アニメ・ツーリズムの可能性

アニメ・ツーリズムの可能性
ー聖地で町おこしは可能か-
2012年11月24日
2012年度第5回中部経済学インターゼミ
富山大学経済学部経済学科 中村(和)ゼミナール3年
はじめに
研究の動機
 近年困窮した地方自治体が新たな町おこしの
一環として「アニメ・ツーリズム」と呼ばれ
る新たな観光形態を用いる例が出てきている。
 富山県内にあるアニメ制作会社もそのアニ
メ・ツーリズムに一役買っていることもあり、
我々はこの町おこしが果たして有効なのか興
味を持ち、研究を始めた。

身近にも実例が…~富山県城端~
アニメツーリズム
「コンテンツ・ツーリズム」と呼ばれる観光
形態の一種。
 コンテンツ・ツーリズムは、小説や映画、漫
画などの舞台となった土地を訪れることを目
的とした観光。
→その中でもアニメ・ツーリズムはアニメの
背景の元ネタ「聖地」に観光客(巡礼者)
が訪れること、「聖地巡礼」をさす。

聖地の数・箇所
2007年の「らき☆すた」を皮切りに注目。
 日常風景を描いた作品に多く聖地ができやす
い。
→筆者作成のデータベースによれば20社のべ
473作品中190作品に聖地が存在する。
 聖地の最も多い地域は東京都。
→「聖地探訪アーカイブ」の地域別分類では
東京都内だけで222か所の聖地が存在する。

先行研究
山村(2009)「らきすた」を中心に研究
:アニメ・ツーリズムは地域住民とともに
新たな文化を創出しつつある。
:地域側は巡礼者が訪れることや、アニメ
による観光振興を意図していなかった。
:巡礼者が繰り返し来訪するうちに地域の
ファンとなり、強力な地域のサポーター
となった。
※ただし聞き取り等から導きだされたものが大半
•
気になった点
数量的なデータから聖地の町おこしへの効果
は検証されていない。
 成功例が特例的条件の下で成功をおさめたの
では?
⇒数量的なデータを用いアニメ・ツーリズム
での町おこしが特例的な条件下で起こるも
のでないことの検証を行った。


発生過程において従来のコンテンツツーリズムとア
ニメツーリズムとの決定的な違いが存在している。

従来:タイアップや誘致などコンテンツ制作以前か
らマスメディア(テレビ、新聞)や自治体が
中心となった情報発信
→コンテンツ制作、発表後、ツーリズムへ
例 大河ドラマ、韓流

アニメ:コンテンツ制作後からネット(個人)中
心の情報発信
→聖地誕生、ツーリズムへ
マスメディア、自治体は後追い
従来型コンテンツ・ツーリズムとの違い
マスメディアによる広報・宣伝
従
来
型
誘致・タイアップ
コンテン
ツ制作
ア
ニ
メ
自治体等の活動
発表
巡礼者が聖地
を発見
ツーリズ
ム
自治体等の活動
(イベント・
グッズ)
この研究で明らかにしたいこと
1. インターネットを通じた情報発信は聖地を形
成しうるのか?
2. 注目される聖地にはどのような特徴があるの
か?
3. 聖地の存在は地域の観光客数を大きく増やし
うるのか?
4. 聖地をきっかけにした地域おこしは可能なの
か?
1.聖地誕生にはたすネットの役割
山村(2009)
(1)2000年以降のインターネットの普及で聖地
の情報が広まるようになった
(2)国内をロケ地とする良質なアニメが多数登
場
日本動画協会より作成

アニメ放送数の推移
300
250
200
放
送 150
数
100
新規放送数
以前からの継続放送数
50
0
63 65 67 69 71 73 75 77 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 1 3 5 7 9 11
年
旧来型マスメディアではなくネットでの情報
が聖地を作る
大河ドラマの記事数推移
アニメの記事数推移
25
700
600
20
らき☆すた
500
利家とまつ(2002
年放送)
400
花咲くいろは
15
篤姫(2009年放
送)
龍馬伝(2010年放
300
送)
江~姫たちの戦国
~(2011年放送)
200
true tears
10
輪廻のラグラン
ジェ
平清盛(2012年放
送)
5
100
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
0
0
聞蔵Ⅱより筆者作成
けいおん(ベス
トセラー、C
D、上映、映画
を除く)
2.仮説
ネット上で注目される聖地への仮説は以下の通
りである。
① 人気がある作品→質の高いアニメほど聖地と
して注目される?
② 聖地発見の喜び→巡礼者は聖地を見つけるこ
と・訪れること・発信することを喜びと感じ
るがそれらは聖地として注目される効果を発
揮するか?
③ 作品の新鮮さ→作品放送直後の方が聖地とし
て注目されるのか?

①作品の質と聖地
アニメの背景や細部にまでこだわっている
→取り込んだ実際の風景が現実の風景と良く
似ているので聖地を訪れた際の感動が増す
 アニメがおもしろい
→視聴者の作品への思い入れが上がる
→DVD/BD購入量の増大
⇒質の高い=売り上げが多い
⇒売上と聖地を取り上げるサイト数で回帰分析

②聖地発見の喜び

アニメファンの聖地に関する情報は聖地を誕生させ
る以外にどんな効果を示すのか?
→聖地をみつけたこと・訪れたことをネット上で
発信
→受信者に注目されたい、人気を得たい
→人気のある作品の情報は我先にと知って発信し
たい
→遠くの聖地のほうが行ってきたかいがあり、発
信の喜びが大きい
⇒僻地の聖地ほど情報発信が増える
⇒東京と聖地の距離とサイト数の回帰分析
③聖地のリアルタイム性

作品放送直後の方が情報発信が増える?
→②同様情報発信は発信者の楽しみ
※制作側に聖地を提示されることは発信の喜
びを低下させる
→放送直後に視聴者が聖地を発見
→注目作品ほど聖地の情報が発信される
→放送後時間がたつと話題性は失われる
⇒最近の作品ほど情報量が多い
⇒放送年とサイト数の回帰分析
回帰分析による検証

以上の仮説を多変量解析により分析をする。
サイト数=定数項+α1×売上(対数)+α2×距離(対
数)+α3×年度
サイト数:聖地を取り上げているブログ数(舞
台探訪アーカイブより)
 売上:アニメ作品のDVD/BDの売上枚数(アニ
メDVD・BD売上まとめwikiより)
 距離:東京駅から聖地までの2点間距離( 2点
間の直線距離がわかる距離計算サイトより作
成)
 年度:アニメの放送年

回帰分析の結果
サイト数=205.334+5.082×売上+2.076×距離+(-0.122)×年度
(4.722)
(3.176)
(-0.274)


売上と距離に関しては正の相関関係⇒質の高い作品および
地方の聖地ほど注目される
年度はサイト数との相関関係なし⇒過去の作品も聖地とし
て注目される⇒自治体は放送直後に動く必要なし
切片
係数
205.334
t
0.229
P-値
0.820
売上(対数)
5.0819
4.722
7.39E-06
距離(対数)
2.076
3.176
0.002
-0.122
-0.274
0.785
年度
3.聖地による観光客の増加
「らき☆すた」~聖地:埼玉県鷲宮町(現
久喜市)(利根広域圏に属する)
 制作会社:京都アニメーション(京都に本
社)
 放送期間:2007年4~9月
 DVD/BD売り上げ平均:29146枚
 深夜アニメとしては異例の大ヒット(一般的
に3000枚程度)。また聖地巡礼を用いたア
ニメ・ツーリズムとして最大の成功例。
聖地を利用した観光促進
商工会側では角川書店の協力を仰ぎ商工会で
「桐絵馬型携帯ストラップ」等のオリジナル
グッズを町内の店舗で販売。
 ファン参加型イベントを開催。
 また「らき☆すた」関連のイベントだけでな
く、「オタ婚活」など各種イベントを開催。
⇒こうした企画は成功を収めている。

聖地そのものへの観光客の増加
聖地である鷲宮神社の三が日参拝客は山村によれば放送直
後17万人増。
→筆者の調査では現在でも増加(2012では47万人)を続けてい
る。
⇒継続した町おこしが可能。ただし超局所的

鷲宮神社
三が日の参拝客数
500000
450000
400000
参
拝
客
(
人
)
350000
300000
250000
200000
参拝客(人)
150000
100000
50000
0
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
年
山村(2008)より作成
08年以降は筆者調べに
よる
聖地は局所的なブームで観光客を集める
利根広域圏前年比増加率(らきすた関連)
40.00%
30.00%
20.00%
全観光客数
10.00%
花見客等
寺社参詣客
まつり客等
0.00%
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
その他
-10.00%
-20.00%
-30.00%
埼玉県HP『入込観光客「推計」調査』よ
り作成
聖地による入込客数の変化
広域圏別対前年比増加率の推移
80.00%
60.00%
秩父広域圏
児玉郡市広域圏
40.00%
大里広域圏
比企広域圏
20.00%
中央広域圏
西部第一広域圏
西部第二広域圏
0.00%
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
東部広域圏
利根広域圏
-20.00%
-40.00%
埼玉県HP『入込観光客「推計」調査』よ
り作成
「らき☆すた」による観光客数の増加の
分析
アニメ・ツーリズムによる純粋な効果を以下の
式より算出する
「らき☆すた」効果=観光客数ートレンドに基づ
く推計客数
 観光客数:利根広域圏のらきすたに関連する項
目「花見客・寺社参詣客・祭り客・その他」の
入込客数の総計
 トレンドに基づく推計客数(1+平均増加率)
×前年観光客数
~平均増加率=平成15~17年の年平均観光客の対
前年変化率(=-0.20%)

「らき☆すた」効果
『らきすた』効果=観光客数-トレンドに基づく推計客
数
単位:千人
4項目総 トレンド客
計
らきすた効果
前年増加
量
4781.6
4589.2
4504.9
4752.4
5112.4
5675.6
6411.9
6458.6
4742.71
4733.03
4723.37
4713.74
369.69
942.57
1688.53
1744.86
572.88
745.96
56.33
埼玉県HP『入込観光客「推計」調査』よ
り作成
聖地の特徴との合致
聖地が観光客数の増加を引き起こしうる
①売り上げは29146枚と大ヒット
→サイト数45と非常に多く注目度も高い
 ②自治体より先に聖地を発見(山村2008)
→ひっそりと巡礼者が訪れる
→埼玉という訪れやすい地理+京都アニメーショ
ン制作(仮説と若干のズレ)
 ③2007年の放送から現在に至るまでアニメ・
ツーリズムの先駆け的存在
→継続的な効果が期待できる
⇒以上より仮説の多くがあてはまる

4.従来のやり方ではアニメ・ツーリズ
ムは成功しない
制作側が聖地を提
示することで発見
の喜びを阻害
広報・宣伝
従
来
型
誘致・タイアップ
作品自体の人気
を阻害し発見の
喜びも阻害
コンテン
ツ制作
ア
ニ
メ
作品の質が高く
発見の喜びがあ
る場合
⇒人気作品は興
味が沸く。みん
なにも知ってほ
しい
自治体等の活動
ツーリズ
発表 作品の鮮度を意
ム
巡礼者が聖地
を発見
識せず、人気を
考慮する場合
⇒地域が聖地の
機能を熟知すれ
ば、息の長い町
おこしに 自治体等の活動
(イベント・
グッズ)
アニメ・ツーリズムの町おこしへの有効
性
アニメ・ツーリズムを用いた町おこしは局所
的に観光客を集めるため、ある一定の地域振
興への有効性を有するといえる。
 一方でアニメ・ツーリズムを用いる場合、セ
オリーも存在し、そのセオリーを外れれば失
敗する可能性も十分にある。

聖地を使った町おこしでできること
市町村レベルの効果は期待できる
⇒都道府県単位であれば制作会社誘致も
 「無理な」タイアップ・情報発信はしない
→必要なのはアニメの質と発信者の楽しみを阻害
しないこと
→受け身に近い政策(聖地を見つけるのは巡礼者。
情報の後出しを行う)
⇒聖地として機能したらイベントやグッズ等で協
力

付録
補論
コンテンツ・ツーリズムの発生
観光の構造的変化が起因している
 山村(2009)によれば戦後日本の観光は
 (1)マスツーリズム(発地主導の観光):
1960~70年代
 (2)ニューツーリズム(着地主導の観光):
1980~1990年代
 (3)次世代ツーリズム(旅人主導の観光):
2000年代~
 に分類される。

コンテンツ・ツーリズムの発生
(1)(2)が地域主導の観光であるのに対し、(3)
はインターネットという「双方向性」を持つ
ツールの普及により旅人自身が情報を得て、
発信するという双方向性のある観光形態がで
きた。
 一方でコンテンツ産業もインターネットの恩
恵を受け2000年以降発達を続けている。
⇒インターネットの台頭がコンテンツ・ツーリ
ズムの発生を促した。

ネットによる聖地の誕生

TVアニメ「氷菓」の聖地「加茂花菖蒲園」が
ネットにより聖地として認識されたことを検
証した。以下はHPへのアクセス数の推移で
ある。
5月16日~9月30日のアクセス数
100000
10000
5月
1000
6月
7月
100
8月
9月
10
1
1
3
5
7
9
11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31
ケース・スタディ「花咲くいろは」
「花咲くいろは」
 制作会社:P.A.WORKS(富山県に本社)
 放送期間:2011年4~9月
 DVD/BD売り上げ平均:8530枚
 「らき☆すた」には劣るものの深夜アニメと
してはヒット。自治体の強力なバックアップ
のもと作中の祭りを再現、アニメ・ツーリズ
ムによる町おこしとして成功といえる結果を
出す。

ケース・スタディ「花咲くいろは」
作中の祭り「ぼんぼり祭り」を放送直後10月に
聖地である石川県湯涌温泉にて「湯涌ぼんぼり
祭り」として開催。来場者5000人を越える。
→昨年は観光客減少が続いていた湯涌温泉で前年
比7.4%増の6万2261人が訪問した。
 のと鉄道とタイアップし、ラッピング列車が運
行される。
⇒こうした動きは水面下で企画・進行されてい
た。

セオリーに沿った自治体の動き
①売り上げは8530枚とヒット
→サイト数も46か所と注目度が非常に高い
 ②エンディングテロップで撮影協力として出る
→しかし、聖地情報自体は小出し(後出し)かつ
イベント等の企画は水面下で進行
→発見者(巡礼者)の楽しみを阻害しない
 ③反応をうかがったうえでの行動(放送直後か
ら巡礼者が来ていた)
→聖地として機能しているか理解したうえで行動
⇒以上より仮説に合致

やりすぎは失敗を招く
「輪廻のラグランジェ」
 制作会社:XEBEC(東京に本社)
 放送期間:2012年1~3月、7~9月
 DVD/BD売り上げ(1巻):3599枚
 聖地は千葉県鴨川市。作品政策段階からの
大々的なタイアップと聖地巡礼を喚起させる
も効果は薄いという失敗例。

セオリーに沿わないアニメ・ツーリズム
①売り上げは3599枚と「らき☆すた」には到
底及ばない→サイト数も9か所と少ない
 ②作品発表前から鴨川市が大々的に聖地である
ことをアピール
→発信者の楽しみが阻害される。
 ③発表前から自治体が聖地となることを期待
し、行動を起こす
→聖地として機能するかの見極めをしていない。
⇒以上より仮説に反した動きが見て取れる。

制作会社と聖地
制作会社は近いところ
(100km)以内に聖地を
作る。
社名
所在地
地方
京都アニメーション
P.A.WORKS
Go Hands
Ordet
(旧)サテライト
A-1 Pictures
AIC
シャフト
京都府宇治市
富山県南砺市
大阪府大阪市
大阪府大阪市
北海道札幌市
東京都杉並区
東京都練馬区
東京都杉並区
11
6
2
6
1
10
6
11
11
6
4
8
3
20
18
23
STUDIO DEEN
東京都武蔵野市
13
55
23.64%
J.C.STAFF
東京都武蔵野市
29
55
52.73%
Production I.G.
東京都武蔵野市
17
40
42.50%
11
24
45.83%
東京
制作会社からの距離(km)
120.000%
N=138
100.000%
聖地数
作品数
区別発生
率
100.00%
81.25%
100.00%
50.00%
75.00%
33.33%
50.00%
37.19%
33.33%
47.83%
区分
発生率
ブレインズ・ベース
東京都三鷹市
80.000%
AIC PLUS+
東京都西東京市
7
8
87.50%
60.000%
AIC ASTA
東京都西東京市
5
17
29.41%
AIC Build
GONZO
童夢
動画工房
ufotable
東京都練馬区
東京都杉並区
都京都杉並区
東京都練馬区
東京都中野区
2
11
14
15
3
2
50
31
44
7
100.00%
22.00%
45.16%
34.09%
42.86%
XEBEC
東京都国分寺市
10
47
21.28%
40.000%
20.000%
0.000%
0 100200300400500600700800900
1000
1100
1200
1300
1400
1500
1600
1700
地方の制作会社ほど聖地を発生させる。
制作会社誘致例


兵庫県宝塚市では、アニメをはじめとするコンテンツ産
業に力を入れた政策展開を行った。おもな政策としては
平成18年度にコンテンツ産業の集積を図るため、新たに
50平方メートル以上の事業所等を設置する場合に事業所
賃料に対する補助制度を設け、19年度には企業立地促進
条例として、一定額以上の投資をした事業所に固定資産
税の不均一課税制度を設けるなど新たな制作会社を誘致
することで宝塚市をアニメの発信地にしようという誘致
政策が施行された。
この結果「AIC(アニメインターナショナルカンパ
ニー)」の制作スタジオである「AIC宝塚」の誘致に成功
した。現在では市内出身のクリエーターを雇用し、共同
制作を行う等の活躍を見せている。
参考文献・参考資料
・ドリルプロジェクト編(2010)「アニメ&コミック聖地巡礼NAVI」飛鳥新社
・矢野恒太記念会(2011)「データでみる県勢」第21版
・増淵敏之(2010)「物語を旅する人々コンテンツ・ツーリズムとは何か」彩流社
・山下晋司編(2011)「観光学キーワード」有斐閣
・帝国データバンク(2010)「特別企画:アニメ制作会社の経営実態調査」
・嘉幡貴至(2009)「アニメ聖地巡礼の生起要因についての一考察:認知心理学的観点から」
・山村高淑(2008)「アニメ聖地の成立とその展開に関する研究:アニメ作品「らき☆すた」による埼玉県鷲宮町の旅客誘致に関する一考察」
・山村高淑(2009)「観光革命と21世紀:アニメ聖地巡礼型まちづくりに見るツーリズムの現代的意義と可能性」
・岡本健(2009)「アニメ聖地巡礼の誕生と展開」
・NHKクローズアップ現代「アニメを旅する若者たち“聖地巡礼”の舞台の裏」2012年3月7日放送http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3171_all.html
・『北國新聞』「アニメファン、湯涌に続々「花咲くいろは」モデル」2011年6月11日、http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20110611401.htm
・『北國新聞』「モデルの宿、もう満室「花咲くいろは」効果」2012年2月1日、http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120201103.htm
・『北國新聞』「「花いろ」効果、7.4%増 湯涌温泉入り込み客」2012年4月17日、http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120417105.htm
・「湯涌温泉観光協会」、http://www.yuwaku.gr.jp/bonbori/guide/yurai.html
・「舞台探訪 富山県・石川県時々他県へ」、http://ameblo.jp/t-bunbun/entry-11220561398.html
・「いろいろ作りたい」、http://d.hatena.ne.jp/gen256/20111105/1320503106
・「コミックマーケット年表」、http://www.comiket.co.jp/archives/Chronology.html
・「鷲宮商工会」、http://www.wasimiya.org/
・「日本動画協会」、http://www.aja.gr.jp/
・「加茂花菖蒲園」、http://www.kamoltd.co.jp/kakegawa/
・埼玉県HP『入込観光客「推計」調査』、http://www.pref.saitama.lg.jp/site/irikomigaiyou/
・「舞台探訪アーカイブ」、http://legwork.g.hatena.ne.jp/
・「アニメDVD・BD売上まとめwiki」、http://dvdbd.wiki.fc2.com/
・「ひまねっと」、http://himarin.net/archives/6365179.html
・「2点間の直線距離がわかる距離計算サイト」、http://www.kyori.jp/
・「P.A.WORKS」 HP、http://www.pa-works.jp/ecchuu/mugiya.html
・『財経新聞』「日産、新作TVアニメ「輪廻のラグランジェ」にロボットデザインを提供」2011年10月17日
http://www.zaikei.co.jp/article/20111017/83785.html
・『かもがわナビ』「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会が発足」2011年11月18日、http://www.kamonavi.jp/ja/news/news_000267.html
・「ジャパン・フィルムコミッション」、http://www.japanfc.org/index.php
・「宝塚市がコンテンツ産業振興」『産学官連携ジャーナル』2011年4月号、http://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2011/04/articles/1104-04/110404_article.html
※各制作会社及び作品の情報はWikipedia(http://ja.wikipedia.org)を参考にした。
※各webサイトは4月から9月末にかけて使用した。