資料1 平成26年度 福岡県観光審議会 平成27年3月31日 福岡県商工部観光・物産振興課 目次 Ⅰ 平成26年度事業実施状況について 1 福岡県観光戦略(磨く~つなぐ~売る)の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1~2 2 クールジャパン・フクオカの推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3 地場産業の振興 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 Ⅱ 平成27年度新規事業等について 1 ふるさと名産品・旅行消費拡大事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 戦略的首都圏マーケティングの推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 産業観光ブランド化推進事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 インバウンドの促進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 6 7 8 Ⅰ 平成26年度事業実施状況について 福岡県観光戦略(磨く~つなぐ~売る)の推進 ○アジアの経済発展による富裕層の増加、ASEAN諸国のビザ解禁・緩和、日本文化に対する関心の高まりから、アジアからの旅行者が急増。 ○本県では、強みである「歴史」「食」「特産品」「産業」等の観光資源を最大限に活かし、国内外からの誘客拡大に向け、県内の観光資源を魅力ある観光地として 「磨き」、それらを新たな観光ルートとして「つなぎ」、効果的な方法で「売る」ことにより観光ブランドづくりを推進する。 ○併せて、九州観光推進機構の「第2期九州観光戦略」、「九州アジア観光アイランド特区」等を活用した、県内へのインバウンド受入体制の整備を加速し、九州を 訪れる国内外観光客の県内周遊を促進する。 九州観光戦略の概要 1 基本方針 九州の高いポテンシャルを活かしていくため、官民一体となって九州地域の自立的かつ一体的な発展を図る「九州地域戦略会議」において、観光を九州の戦略産業と位置づけ、 九州観光戦略を策定。 国内大都市圏や東アジア各国を主なターゲットに、歴史・文化をテーマとした新たな観光商品の開発、旅行会社等と連携した九州キャンペーンの実施、国際観光展への出展や 海外での観光セミナー開催等の事業を展開。これらにより、九州観光の振興を図り「観光王国・九州」の実現を目指す。 2 これまでの成果、現状 (1)第1期九州観光戦略(平成17年~平成25年) 「初めて九州として一体となって観光に取り組む10年」として事業を実施 ①国内大都市圏からの誘客(観光素材説明会、旅行会社招へい等) ②東アジアからの誘客(海外旅行博への出展、商談会等) ③九州の魅力を磨く(「おもてなし」セミナー開催、ボランティアガイド育成支援等) ④九州観光戦略を進める体制づくり (行政、観光事業者等の連携) (2)九州アジア観光アイランド総合特区 九州観光推進機構、九州7県及び福岡市で共同申請し、平成25年2月15日付けで 総合特区に指定。「地域独自の研修による通訳ガイドの養成」を実施。 3 第2期九州観光戦略の推進(平成26年~平成35年) 観光産業を九州の基幹産業にする10年と位置づけ、4つの戦略を推進 戦略Ⅰ 九州ブランドイメージづくり 九州の多様性を活かした「九州ブランド」、「国別イメージ戦略」を策定し、 海外市場に対して九州一体で情報発信 <九州への入国外国人の推移>(単位:千人) 戦略Ⅳ 来訪者の滞在・消費促進 観光消費の受け皿として、旅行者ニーズに合わせた観光メニューを九州各地に用意 H22 H23 H24 H25 H26 527 366 485 558 575 台 湾 79 70 107 139 170 142 中 国 115 81 82 68 117 H22 H23 H24 H25 H26 韓 国 645 452 690 794 856 韓 国 台 湾 90 78 127 169 212 中 国 138 アジア 936 675 1086 1156 1393 アジア 777 572 744 869 1031 合 計 1001 726 1150 1257 1675 合 計 814 604 835 936 1213 88 100 81 出典:法務省出入国管理統計(H24年以降の合計には、寄港地上陸数(国籍不明)を含む) 第2期九州観光戦略の目標 現 状 2010年 戦略Ⅱ 観光インフラの整備 観光ガイドの育成・普及など外国人観光客が旅行しやすい環境作りを優先的に実施 戦略Ⅲ 九州への来訪促進 海外市場への積極的なプロモーションによって九州への来訪を促進し、国別に人気 の高い観光地を結ぶルートの開発につなげる <福岡県への入国外国人の推移>(単位:千人) 国 観 訪日外国人 光 国内宿泊 消 国内日帰り 費 観光消費計 訪日外国人数 目 標 2016年 九州 1.3 兆円 961 億円 16.1 兆円 16,027 億円 5.1 兆円 3,989 億円 22.5 兆円 2.1 兆円 - 100.1 万人 九州 国 3.0 18.0 6.5 27.5 2.31 1.12 兆円 1.27 兆円 1.22 - 目 標 2023年 兆円 倍 兆円 倍 倍 倍 国並みの伸び 2,142 億円 2.23 17,964 億円 1.12 5,106 億円 1.28 2.5 兆円 1.19 - 倍 倍 倍 倍 国以上の伸び 2,301 億円 2.39 19,191 億円 1.20 5,564 億円 1.39 2.7 兆円 1.29 188.7 万人 1.89 九州 倍 倍 倍 倍 倍 6,406 21,555 6,574 3.5 440.6 6.67 1.34 億円 1.65 兆円 1.67 万人 4.40 億円 倍 億円 倍 倍 倍 倍 推進組織 ○一般社団法人九州観光推進機構(九州観光戦略の実行組織として、九州7県と民間が「人と資金」拠出し、設立。平成26年4月1日に一般社団法人化。) ・設立:平成17年4月22日 ・会長:石原 進(JR九州㈱相談役) 1 福岡県観光戦略の概要 ○基本方針 県内の地域資源を魅力ある新たな観光資源として「磨き」、これらを食やショッピング、産業観光などの周辺の観光資源と観光ルートで「つなぎ」、国内大都市圏や海外でのプロモー ションにより「売る」ことで、本県への誘客、周遊を図る。 事業展開 1.観光ブランドの推進 (1)観光ふくおかの魅力創造事業 県内各地の「食」や「体験交流」などの観光資源を観光客や 専門家の視点から、さらに魅力あるものに磨き上げるとともに、 パッケージ化した新たな観光商品を造成する。 ①女性モニターツアーの実施 ②ワークショップの開催 (2)炭鉱・産業革命遺産ブランド化の推進 「炭鉱・産業革命遺産」を活かし、全国有数の「酒蔵」「食・スイーツ」などを絡めた福岡 県の新たな観光資源開発を進めるための具体的課題を検討する。 ①観光ブランド化協議会の設置 「炭鉱・産業革命遺産」にかかる観光資源の開発に向けた二次交通等具体的な課題 及びその解決方法について検討する。 ②関門地域ブランド化 産業革命遺産の世界遺産登録や東九州自動車道開通を見据え、関門海峡地域の ブランド力向上を図るため、山口県と連携した広域観光ルートを開発する。 (3)観光情報の海外への発信強化 佐賀県及び福岡市と共同で観光情報の海外への発信 を強化。本県の最大の魅力である食を前面に打ち出し、 海外に向けて発信 ①ミシュランガイド福岡・佐賀版の英語サイトの制作 ②外国人観光客が利用する代表的なサイトへの 観光コンテンツを提供 (4)「軍師官兵衛」福岡プロジェクトの推進 平成26年1月よりNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映 開始を機に、観光プロモーションを実施する。 ・平成25年4月9日官民からなる「軍師官兵衛」 福岡プロジェクト協議会を設立。 ・協議会キャラクター「ふくおか官兵衛くん」を福岡 観光軍師に任命し、PRを展開。 ・北部九州の平均視聴率は、20.8%で全国トップ ・ドラマによる県内経済波及効果は、279億円 2.観光プロモーションの実施 (1)国内観光客誘致キャンペーンの展開 本県の強みである都市型観光に加え、温泉、食、自然、歴史など 多様な観光資源の魅力を発信。「黒田官兵衛ゆかりの地、福岡県。」 をテーマとし、ゆかりの地やモデルコース等を紹介。 (2)海外観光客県内周遊の促進 訪日が急増するアセアン地域の他、直行便の就航により渡航の 利便性が向上した欧州等を対象に、海外メディアや訪日旅行を扱う 旅行関係者の招へいや海外の観光商談会へ出展を実施。 (3)国内外からの教育旅行の誘致 本県に集積する産業観光施設や伝統産業などを「学び・体験する」修学旅行コースとし てつなぎ、国内外から教育旅行を誘致。 3.インバウンド受入体制の整備 (1)地域限定通訳ガイドの養成、活用 平成25年2月に指定された「九州アジア観光アイランド総合特区」では、国家試験を経 ることなく特区ガイド育成研修を修了し、福岡県知事の登録を受けることにより有償での 通訳案内が可能となった。 <九州アジア観光アイランド特区ガイド育成研修> ・九州7県、福岡市、九州観光推進機構が共同実施 ・対象言語:中国語、韓国語、タイ語 ・県内の研修修了者50名(九州全体で137名) ・特区ガイド登録者124名(H27.3.18現在) (2)外国人観光客の安全・安心のための環境整備 国内外の観光展示会、商談会での観光プロモーション活動等の実務研修による観 光振興専門人材を育成 (3)クルーズ船誘致 博多港に多数寄港しており、大きな経済効果が期待されるクルーズ客の来訪につい て、経済効果を県内に広げるためにクルーズ客の県内周遊を促進。 <博多港におけるクルーズ客船寄港数の推移> H20 総合計 外国国籍 中国発着 (5)産業観光を活用した観光振興 自動車、ロボット、伝統産業、炭鉱遺産など多様な産業集積と 周辺観光地を「つなぎ」観光地としての魅力をアップする。 その他 日本国籍 35 25 23 2 10 H21 42 26 24 2 16 H22 84 61 59 2 23 H23 55 26 21 5 29 H24 112 85 40 45 27 H25 38 19 7 12 19 H26 115 99 91 8 16 2 クールジャパン・フクオカの推進 ○人口減少や少子高齢化の進展により、今後、県内需要の縮小が見込まれる中、本県地域産業の持続的発展のためには、域外からの需要を取り込んでいくこと が重要である。 ○国は、日本再興戦略でクールジャパンを国家戦略と位置づけ、クールジャパン機構を設立するなど、日本の魅力を発信し、海外需要取り込みのための取組を推進。 ○本県には、ファッション、アニメ、ゲーム等コンテンツ、食や酒など、魅力的な資源が豊富であり、これらをアジアをはじめ国内外に発信することにより、域外から の需要を取り込み、県内経済の活性化につなげる。 本県のポテンシャル ○アジアとの近接性 ・経済成長著しいアジアと地理的に近接。福岡空港はじめ空路・航路も充実し、観光客も 増加傾向。 ○ファッション ・ファッション関連企業、デザイナー、教育機関、商業施設が集積。 「福岡アジアコレクション (FACo)」や「ファッションウィーク・福岡」 などの開催により、ファッションの街としてのイメージ向上。 ○アニメ、ゲーム等コンテンツ ・コンテンツ関係の人材が豊富であるとともに、全国的なゲームソフト会社等も集積。 ○魅力的な「食」や「酒」 ・本県製造業総生産額の4分の1を占める食料品製造業の集積。 ・「インターナショナルワインチャレンジ2013」でチャンピオンに輝く など高い評価を受けている県産酒。 事業展開 1 クールジャパン・フクオカの発信 アジア各国で開催されるファッションイベント等に併せて、国の施策も活用しながら、本県 のアニメ映像等コンテンツとファッションのステージイベント、ブースでの日本酒、食、観光ス ポット等の紹介により、本県への関心を高め、来訪意欲を喚起。 (1)「クールジャパン・フクオカ イン バンコク」の開催 短期ビザ免除等により、タイからの観光客は急激に増加中。現地の集客力あるイベント との共催により、本県への誘客、食や酒等の販路開拓を図る。 ①「クールジャパン・フクオカ」 ・時期:平成26年 7月 ・ステージ:福岡の紹介、アニメ、音楽が融合したFACo出展ブランドのファッションショー ・ブース :アニメ・ゲーム、ファッションの展示、日本酒、食、観光紹介 ②「福岡レセプション」 ・輸入業者、飲食店経営者、旅行業者等を対象に本県の日本酒や食材を使った料理 や加工品の試食会を行うとともに、FACoやファッションウィーク福岡、酒蔵開きなどの イベントを紹介。 (2)「クールジャパン・フクオカ イン シンガポール」の開催 アジアのハブ機能を有し、経済文化等情報発信拠点であるシンガポールで開催された 「Asia Fashion Excheng(AFX)」に併せて実施。 ・時期:平成26年5月 ・ステージ:アニメ、音楽が融合したFACo出展ブランドのファッションショー ・ブース :アニメ・ゲーム、ファッションの展示、日本酒、食、観光紹介 (3)「クールジャパン・フクオカ イン プサン」の開催 福岡市の姉妹都市である釜山広域市で開催された「Busan Fashion Week」に併せて 実施。 ・時期:平成26年9月 ・ステージ:アニメ、音楽が融合したFACo出展ブランドの ファッションショー ・ブース :アニメ・ゲーム、ファッションの展示、 日本酒、食、観光紹介 2 アジア誘客促進のための「クールジャパン・フクオカ」イベントの充実 ○Food EXPO Kyushuの開催 ・福岡のとっておきの「食」を一堂に集め、商談会(BtoB)と食の祭典(BtoC)を同時開 催し、アジアへの販路拡大を支援するとともに、福岡の食の魅力をアジアに向けて発 信。 ①商談会(BtoB) 海外バイヤー(商社、料理人、小売店など)を招聘による海外への販路開拓支援 ・時 期 平成26年10月 ・場 所 福岡国際センター ②展示販売会(BtoC) 外国人観光客の誘客、海外バイヤー、留学生・ビジネスマン等の在福外国人へのPR ・時 期 平成26年10月 ・場 所 天神地区 3 地場産業の振興 ○本県には、全国有数の家具生産高を誇る大川インテリア産業をはじめ、博多織・久留米絣などの多様な地場産業が集積しているが、生活様式の変化や海外から の安価な商品の流入などにより、地場産品の生産高は全体的に減少している。 ○このような中、県の販路拡大や人材育成への支援を通じ、産地や意欲ある企業による新たな取組みが数多く生まれているほか、県産酒の「チャンピオンサケ」受賞 や大川組子細工の観光列車「ななつ星」への採用など、本県地場産業の知名度も向上している。 ○県では今後も産地や企業の積極的な取組みを支援するとともに、観光資源として地場産業の魅力発信を行うなど、集客促進を目指す観光と一体的に取組むことに より地場産業の振興を図る。 主な産地の取組への支援 1 県産酒 (1)首都圏見本市への出展 ・東京ビッグサイト等で行われる、バイヤー向けの 見本市や商談会への出展支援 (2)福岡県酒類鑑評会の開催による認知度向上 ・専門家による鑑評に加え、一般消費者にPR ・会場では本県農林水産品による「酒に合う料理」を提供 するなどコラボレーションも実現 2 大川インテリア ○販路開拓 ・首都圏の大手家具小売店、福岡市近郊の商業施設 等、県内外の集客施設における展示会の開催 ・若手グループによる「大川匠の世界コレクション」を開催 ・新商品の開発や販路開拓等、意欲的な取組を支援 3 博多織 ・地元承天禅寺での博多織求評会、大消費地での 販売会に対する支援 ・「博多織デベロップメントカレッジ」において、 伝統技術を継承し、次世代の博多織を担う人材を育成 ・デザイナーと提携し開発したHAKATA JAPANブランド をはじめ、ハンドバッグや小物など商品が多様化 ・九州オリジナルカスタマイズドカー「輝匠」のシートに 博多織が採用 4 久留米絣 ・重要工程である「括り(くくり)」の職人を育成し、技術・ 技法を伝承する後継者育成事業を実施 ・久留米絣ファッションショー、展示販売会に対する支援 ・久留米地域地場産業振興センターを通じた販路開拓 支援 5 小石原焼 ・フードコーディネーターとの連携によるブランド 「小石原ポタリー」を開発、販路開拓 ・全国セレクトショップで販売されているほか、有名カフェ ローズベーカリーで採用(パリ本店でも使用) 地場産業の発信強化 1 県庁11階物産観光展示室による情報発信強化 ・県庁11階展示室(愛称:「福岡よかもんひろば」)を改修し、伝統的工芸品や地場 産品等の魅力、観光情報の発信力を強化する。 (南棟)伝統的工芸品等の魅力、観光情報等を楽しむことのできる展示室 (北棟)展望を楽しみながら県産材や大川インテリアに触れることのできるラウンジ 2 海外への発信 ・クールジャパン・フクオカの一環として、海外での プロモーションにおいて県産酒をはじめとする地場産品を 積極的に紹介 3 その他 ・県内伝統的工芸品7産地が共同で行う福岡県伝統的工芸品展(アクロス福岡)など、 普及促進・販路拡大に対する支援 ・アクロス福岡匠ギャラリー、九州国立博物館、福岡空港などでの常設展示によるPR 横断的な人材育成 <ふくおか匠塾> ・意欲ある若手生産者を中心に、消費者ニーズに即した 商品開発スキルやマーケティングの知識・技能、販売 ノウハウ等の習得を目的とした講座「ふくおか匠塾」を 運営し、これからの伝統工芸産業等を担う人材を育成 ・平成26年度までの3年間でのべ54名を育成 4 Ⅱ 平成27年度新規事業等について ふるさと名産品・旅行消費拡大事業 ○インターネットの通販サイト等を活用し、県内で利用できる旅行券や名物商品を割引価格で販売し、域外からの誘客と消費拡大を図る。 ふるさと名物商品事業 ふるさと旅行券事業 内容 内容 福岡県の魅力ある県産品を県が「福岡県ふるさと名物商品」として指定し、公募により 県が指定する宿泊施設や観光施設等で使用できる旅行券を購入できるサイトを構築 選定した通販サイトにおいて割引販売する。併せて、首都圏をはじめ全国に向けた名 し、当該サイト上または、対面で販売するとともに、県が指定する旅行商品の販売・ 物商品の認知度向上、販売促進に向けたPR活動を実施する。 送客実績に応じて助成する。併せて、全国に向けた旅行券の販売促進、県内周遊促 進のためのPR活動を実施する (1)販売期間 平成27年6月~平成28年2月(予定) (2)対象品目 伝統工芸品、酒、食品(農林水産物、菓子、加工品)等約2,000商品 (1)販売期間 平成27年6月~平成28年2月(予定) (3)販売対象 全国の一般消費者 (2)利用対象 県内の宿泊施設、有料体験プログラム (4)割 引 率 通常価格の3割引(割引分は県が予算の範囲内で助成) (3)販売場所 インターネットサイト及び販売事業者窓口 (4)割 引 率 3~5割 事業スキーム 交通事業者の企画きっぷ など 市町村 観光協会 産地組合等 推薦 対象指定 販売業務委託 県 割引分を助成 <民間事業者を公募・委託> サイト事務局 旅行券・ 名物商品 割引価格で購入 消費者 5 戦略的首都圏マーケティングの推進 ○首都圏での県産品のテストマーケティングや産地の観光物産情報の発信を通じ、県産品の売上を拡大する。 首都圏での県産品売上拡大支援 首都圏市場への進出を目指す県産品を募集し、マーケティングやデザインの専門家による指導、集客力ある民間店舗でのテスト販売などを通じ、商品の市場 競争力を向上させ、首都圏バイヤーへ売込む。 バイヤーや消費者の産地への招へいなどを行い、首都圏での販路開拓、首都圏からの誘客を通じた売上拡大を図る。 1 民間店舗を活用したテストマーケティングの実施 (1)食品分野 地域や商工会などで開発した加工食品等を対象にテスト販売を実施。 ○場 所 :都内セレクトショップ(食品) ○対象企業:首都圏への販路に乏しい県内中小企業(のべ60社、300品目予定) ○対象商品:県内企業の加工品や商工会と地元企業が開発した特産品で、今後首都圏への販路 拡大を見込む食品 (2)工芸品分野 伝統工芸品専門バイヤーによる商品企画会議を通じて商品をブラッシュアップし、店舗での期間 限定の展示販売及び同店の顧客との意見交換会や産地訪問ツアーを開催。 ○場 所:都内セレクトショップ(工芸品) ○対象企業:首都圏への販路に乏しい県内中小企業(のべ20社、100品目予定) ○対象商品:工芸品、インテリア雑貨、服飾雑貨等で、今後首都圏への販路拡大を見込む工芸品 2 販路開拓コーディネータの設置 (1)役 割 テスト販売に並行して、県産品の販路開拓を継続して行うことで、継続取引件数の一層の拡大を図る。 (2)人 員 1名 (3)活動内容 広いネットワークや経験、専門性を活かし、商品ターゲットに応じた卸会社・店舗との交渉、定期的な商談会の実施、個別商談のサポー トなど、 ビジネスベースの売込みを行う。 6 産業観光ブランド化推進事業 ○世界遺産登録資産と炭鉱関連観光資源を結ぶ戦略的なプロモーションを展開し、観光客増大を実現 ○伝統工芸、インテリア、酒蔵など本県が誇る産業を観光資源として確立し、観光客の増大と地場産品の販売拡大を同時に実現 産業観光資源開発・プロモーション事業 1 産業観光テーマ別専門ガイド育成 炭鉱労働者、伝統工芸士等、産業観光資源に関する知識と経験を有する人材を募集し、観光客に感動を与えるガイド研修を実施する。 ・実施分野:産業遺産・炭鉱遺産、小石原焼、大川木工細工等 ・手法:伝統工芸士等専門家による座学研修、先進地視察、実地研修、認定試験 2 産業革命遺産・炭鉱遺産の拡張現実(AR)ソフトの開発 産業革命遺産等の往時の姿を再現したCGを制作。現地を訪れた観光客がスマート フォンやタブレット端末等の画面で楽しむことができるサービスとして提供し、ガイド の説明ツールとしても活用する。 【復元対象施設】 三池炭鉱(宮原抗、専用鉄道敷、三川抗を予定) ※宮原抗・専用鉄道敷は「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成資産 拡張現実(Augmented Reality): 現実世界の物事に対してコンピュータによる情報を付加すること。または、そのようにして コンピュータによる情報が付加された世界を指す。 CG、AR で再現 宮原抗(20世紀初頭頃) 宮原抗(現在) 3 工房を巡る有償体験プログラム開発 伝統工芸品を観光資源ととらえ、様々な工芸品製作体験プログラムを開発し、製作難易度(レベル)も複数設けることで、リピーター獲得を目指す。 ・実施分野:焼き物(小石原)、木工細工(大川)、博多人形・博多織・博多曲物(福岡)、八女和紙・仏具・提灯・竹細工(八女)、籃胎漆器(久留米)等 ・手法:プログラム開発に関する地元でのワークショップ、工房めぐり体験パンフレット兼パスポート(参加者認定証) 例:焼き物(小石原焼) ※製作体験プログラムに難易度(初級者向け、中級者向け、上級者向け)に応じたコースを設定する場合の事例 ○ 初級者コース 絵付け(場所:小石原伝統産業会館) ○ 中級者コース ロクロ(場所:窯元) (絵付け) (小石原伝統産業会館) (ロクロ) 7 インバウンドの促進 ○外国人観光客の受入環境整備を進めるため、ホテル・旅館、飲食店、観光施設等を対象に公衆無線LANをはじめとするICT活用促進のためのセミナーを開催する。 また、観光客のインターネット利用環境の向上ほか、地域の情報化、災害時における迅速・確実な防災・災害情報の伝達に資するため、公衆無線LAN等の整備利 用促進を図る。 ○海外へ進出している県内企業のネットワークや知名度を活かし、本県の観光情報を発信し、福岡の知名度を上げ、本県への誘客を図る。 公衆無線LAN整備促進 1 公衆無線LAN普及啓発推進事業(ICT環境整備促進セミナー) 福岡観光魅力発信応援団事業 1 海外での情報発信 海外で飲食店を展開する県内企業等の中から協力企業(海外PR協力企業)を募り、 (1)内容 ホテル・旅館、飲食店、観光施設等を対象に、WiFi、モバイルルーター、SIM カード、スマートフォンを活用した決済システム、免税制度とその効用等に関す その店舗で観光・物産情報を発信するとともに、県産酒や県産食材を使った食のメ二 ュー採用の働きかけを行う。 ※店舗協力:初年度20店舗(タイ、シンガポール、欧州) るセミナー等を開催。 (2)実施規模 2 PRツール作成 400団体(県内4地域×25団体×4回) 外国語表記メニューなど、「外国人にやさしい」取り組みを行っている県内受入企業を 紹介するパンフレット等のツール作成 2 県有施設公衆無線LAN整備事業 3 ミラノ国際博覧会における県産酒魅力発信 観光客や一般客など、不特定多数の来場者が見込まれる県有施設11施設に、 日本酒造組合中央会が実施予定の酒PRイベントと連携し、県産酒をPR 公衆無線LANを整備 日本ゾーン内レストラン・フードコートで県産酒を提供しPR ※本庁舎(1階ロビー)、九州芸文館、大濠公園能楽堂、ももち文化センター、 平尾台自然観察センター、県立美術館、青少年科学館、九州歴史資料館、 県立総合プール 【事業スキーム】 県内受入協力企業 海外PR協力企業 3 防災情報公衆無線LAN整備事業 指定緊急避難場所又は、指定避難場所に適し、かつ住民や観光客等による平時 の利活用も見込める県有施設7施設に公衆無線LANを整備 飲食店 宿泊施設 観光施設 ※対象施設 :クローバープラザ、関門海峡ミュージアム、アクロス福岡、北九 州パレス、スポーツ科学センター、筑豊緑地、筑後広域公園 参加呼びかけ 商業施設 ・写真付メニュー ・多言語メニュー ・外国語対応スタッフ ・多言語案内標記 等 情報発信 県 PRツール作成 飲食店 ラーメン店 ・観光情報発信 ・物産、伝統工芸品紹介 ・旬の情報発信 等 「世界で一番、外国人観光客にやさしいまち」 福岡県の実現! 8
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