研究成果報告書 - KAKEN - 科学研究費助成事業データベース

様式C-19
科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書
平成 24 年 5 月 14 日現在
機関番号:11501
研究種目:若手研究(B)
研究期間:2009~2011
課題番号:21792168
研究課題名(和文) 新人看護師の職場適応を促すプリセプター制度の適切なペアリングに関
する基礎的研究
研究課題名(英文) Fundamental study about relevant pairing of the preceptor system
for furthering adaptation to novice nurse's workplace
研究代表者
平賀 愛美(HIRAKA MANAMI)
山形大学・医学部・講師
研究者番号:80400539
研究成果の概要(和文)
:本研究では、プリセプターのペアリングに関する実態と認識について
検討した。その結果、プリセプターは、コーチングスキルを活用して新人看護師の指導を実践
しており、コーチングスキルの活用が効果的であると認識していた。しかし、プリセプターは、
コーチングスキルを活用した新人看護師の理解度の確認、新人看護師への指導後のフォロー、
他の同僚看護師との協力体制の構築、業務の多忙さによる新人看護師への指導不足に関して困
難を感じていることが示唆された。
研究成果の概要(英文)
:This research considered the actual condition about pairing of a
preceptor, and its recognition. As a result, I recognized it as it being effective to utilize
coaching skill for instruction to a novice nurse as for a preceptor. However, the preceptor
felt difficulty; utilizing coaching skill well and checking a novice nurse's knowledge,
follow-up, joint-efforts organization with other fellow nurses, the insufficiency of
instruction to the novice nurse by the busyness of a workplace.
交付決定額
(金額単位:円)
2009 年度
2010 年度
2011 年度
年度
年度
総 計
直接経費
1,100,000
900,000
900,000
間接経費
330,000
270,000
270,000
2,900,000
870,000
合
計
1,430,000
1,170,000
1,170,000
3,770,000
研究分野:医歯薬学
科研費の分科・細目:看護学・基礎看護学
キーワード:新人看護師・プリセプター・ペアリング・コーチング・人間関係
1.研究開始当初の背景
医療施設では、2006 年度の診療報酬の改
定により看護職者の人材確保が大きな課題
となっており、新人看護師の職場定着が望ま
れる。
プリセプター制度とは、マンツーマンで先
輩看護師(プリセプター)が新人看護師を指
導する教育方法であり、新人看護師のリアリ
ティショックを緩和し職場適応に有効であ
るとして 1990 年代頃より医療施設で導入さ
れた。日本では、約 9 割の病院が導入してお
り、広く普及していることが窺える。しかし、
プリセプター制度の導入後も、新人看護師の
離職率の低下は認められず 3)、さらにプリセ
プターの役割が多岐に渡り負担が大きく、プ
リセプター自身の離職も引き起こすなどの
問題も生じており、制度の運用に更なる改善
が必要である。
これまでの自身の研究結果からは、プリセ
プター制度の運用に関する問題点が明らか
となった。その問題点の中で、「プリセプタ
ーと新人看護師とのペアリング」に着目した。
その理由は、新人看護師の離職要因として
「職場の人間関係」が高い割合であり、最も
身近な先輩看護師であるプリセプターとの
良好な関係を構築するために、適切なペアリ
ングを実践することが新人看護師の職場適
応の促進に重要だと考えたためである。さら
に近年、医療施設では、人間関係の構築のた
めに社会的スキルの習得が重視され、プリセ
プターへの研修にはコーチングに関する内
容が導入され始めている。しかし、これまで
の調査でペアリングに問題があると挙げた
医療施設は多く、適切なペアリングを阻害す
る要因の全貌は明らかにされていない。
2.研究の目的
以上から本研究では、プリセプターのコー
チングスキル、およびペアリングに関する実
態と認識に関する基礎的データを収集し、適
切なペアリングを阻害する要因を明らかに
することを目的とする。
3.研究の方法
(1)プリセプターと新人看護師とのペアリ
ングに関する文献検討
①研究デザイン:文献研究
②検索を実施した時期:2010 年 1 月
③検索エンジン:医学中央雑誌 Web 版
対象文献:2000 年から 2010 年まで、10 年間
の日本国内の文献
④文献の種類:学協会誌、大学・短期大学・
看護専門学校紀要、日本看護学会論文集、商
業誌
⑤キーワード:看護、新人、プリセプター、
人間関係
⑥論文の種類:原著論文
⑦文献の件数:148 件
⑧データ化の方法:研究目的、方法、結果、
考察等の内容をよく読み、類似性に基づき分
類し、カテゴリー化した
(2)プリセプターのコーチングスキルに関
する検討
①研究デザイン:郵送による質問紙調査
②調査内容:
・基本属性:年齢、性別、最終学歴、病床数、
勤務体制など
・勤務施設の新人看護職員研修の状況
・プリセプター研修の受講状況と内容
・プリセプターとしての指導経験回数、指導
体制、指導役割
・プリセプターのコーチングスキル(82 項
目)
:コーチングに関する先行研究と書籍か
らコーチングスキルに関する内容を 226 項目
抽出し、意味内容毎に分類して 82 の質問項
目を作成した。
③配布・回収方法
対象施設は、無作為抽出により選んだ施設に
質問紙見本を郵送し、返信用紙で調査の承諾
について確認した。調査の承諾が得られた施
設には、看護部に対象者への質問紙の配布を
依頼。対象者には返信用封筒に質問紙を入れ、
郵送にて返送してもらった。
④研究の対象
全国の 100 床以上の一般病院 200 施設のうち、
同意の得られた 64 施設のプリセプター924 名
⑤倫理的配慮
調査を実施するにあたり、各病院の看護部
長に研究の趣旨と倫理的配慮について文書
で説明し、研究協力の同意を得た。対象者に
対しては文書で調査の趣旨、調査への参加は
自由で意思が尊重されること、匿名にて統計
処理し、本研究以外の目的に使用しないこと、
調査により対象者に不利益が生じないこと
を説明し、質問紙の回収をもって本研究への
同意を得たものとした。
(3)新人看護師の精神的支援に関する認識
①研究デザイン:郵送による質問紙調査
②調査内容:
・基本属性:性・年齢・最終学歴、病院の種
類、病院全体の病床数等
・新人看護師の指導体制、プリセプターから
の指導期間、プリセプターの臨床経験年数
・プリセプターから受ける精神的支援の現状
と期待:先行研究より作成した 18 項目を用
いた。調査の回答は、支援を受けていると「感
じない:1」から「感じる:5」
、プリセプタ
ーに支援を「期待しない:1」から「期待す
る:5」の 5 段階評価とした。逆転項目は 18
項目のうち 2 項目であり、逆配点とした。
・職業性ストレス簡易調査票(下光他):心
理的ストレス反応 18 項目、身体的ストレス
反応 11 項目、計 29 項目を用いて 1) 就職前
の状態と 2) 最近の状態を測定した。
③配布・回収方法
(2)③と同様
④研究の対象
A・B 県内の 15 施設の病院に入職した 2011 年
度新人看護職員 124 名のうち、アンケート調
査に同意の得られた 51 名(男性 6 名、女性
45 名)
⑤倫理的配慮
(2)⑤と同様
4.研究成果
(1)プリセプターと新人看護師とのペアリ
ングに関する文献検討
①文献数の年次推移
文献数は、2005 年以降に増加が認められた
最も文献数が多かったのは、2008 年で 35 件
(24%)であった(図 1)
。文献数が増加した
のは、2004 年に厚生労働省より提示された
「新人看護職員の臨床実践能力の向上に関
する検討会報告書」において、新人看護職員
への研修の充実の重要性が明示されたこと
が影響したと考える。
指導に困難を感じている内容が認められた。
「 コ ー チ ン グ 」 で は 、 CSI(Communication
Style Inventory)を活用した指導や、研修内
容にコーチングを導入した効果が挙げられ
た。「社会的スキル」では、新人看護師の社
会的スキルの評価に関する内容のみだった。
表1
文献内容の分類
~人間関係,コーチング,社会的スキル~
図1
表2
②文献の出典
最も出展が多かったのは、日本看護学会論
文集で 69 件(47%)であった。日本看護学
会論文集のうち、
「看護管理」が 43 件、
「看
護教育」が 19 件、
「看護総合」が 4 件、「精
神看護」が 3 件であった。査読がなされた上
で掲載される学協会誌の文献数は少ない傾
向が認められた(図 2)。
図2
③文献内容の分類
「看護」
、
「新人」
、
「プリセプター」のキーワ
ードを含む論文は 148 件であった。
「人間関
係」では 44 件、
「コーチング」では 4 件、
「社
会的スキル」では 2 件であった。
「人間関係」
では、プリセプターが新人看護師との関係や
文献内容の分類
~その他の文献~
(2)プリセプターのコーチングスキルに関
する検討
①対象者の属性
対象者は 300~399 床の病院に所属する者
が 147 名(36.2%)、病院の種類は一般病院
が 198 名(48.8%)で最も多かった。平均年
齢は 30.1±6.6 歳、平均臨床経験年数は 7.7
±5.2 年であった。プリセプター役割の経験
回数は、初めて 207 名(51.0%)
、2 回目 125
名(30.8%)、3 回目 49 名(12.1%)
、4 回目
以上 18 名(4.4%)であった。
②新人看護職員研修とプリセプター研修
新人看護職員研修は、集合型研修(講義)が
9 割以上の施設で実施され、看護技術研修も
約 7 割で実施されていた。また、対象者のう
ち 332 名(81.8%)がプリセプター研修を受
講していた。院内研修の受講経験者は 321 名
(79.1%)、院外研修の受講経験者は 96 名
(23.6%)(複数回答)であり、平均受講回
数は 4.2±1.9 回であった。受講内容で上位
を占めたのは、プリセプターシップについて
(役割、機能、選出基準など)の内容や、院
内の教育体制(新人看護師教育計画、クリニ
カルラダ―など)、新人看護師とは(特徴、
心理、リアリティショック)であり、対象者
の約 5 割が受講していた。研修でコーチング
に 関 す る 内 容 を 受 講 し た 者 は 、 118 名
(29.1%)で約 3 割を占めた。
③プリセプターのコーチングスキルの活用
状況
コーチングスキル 83 項目の実施状況を 5
段階評定で尋ねた。その結果、平均が四捨五
入して 4 点以上の項目は 36 項目(43.4%)
であった。実施できたと感じる上位 10 項目
は、
「日常的に挨拶や声掛けを行う(4.3 点)」
「定められた服装や髪形、メイクなどをする
(4.3 点)」
「話を聞いているという姿勢で聴
く(4.1 点)
」「新人看護師のメッセージを理
解する姿勢を持って聴く(4.1 点)」
「新人看
護師との約束を守る(4.0 点)」
「新人看護師
の良い点を素直に、事実のみを伝えて褒める
(3.9 点)」
「新人看護師に対して真摯な態度
と思いやりを持って接する(3.9 点)」
「新人
看護師が失敗した場合、叱らず、まずは状況
を十分に説明してもらう(3.9 点)」
「仕事で
ミスや間違いがあった場合は、そのことのみ
を評価する(3.8 点)」
「新人看護師が行動に
責任を持つように指導する(3.8 点)
」であっ
た。
平均値
±
標準偏差
1
日常的に挨拶や声掛けを行う
4.3
± 0.9
2
院内で定められた服装や髪形、メイクなどをする
4.3
± 1.0
4.1
± 0.8
4.1
± 0.7
4.0
± 0.9
3.9
± 0.9
3.9
± 0.9
3.9
± 0.8
3.8
± 0.9
3.8
± 0.8
うなづいたり相づちを打ったりしながら、「あな
3
たの話を聞いている」という姿勢で新人看護師の
話を聴く
新人看護師の言おうとしているメッセージを理
4
5
解しようという姿勢を持って聴く
新人看護師との約束を守る
自分が新人看護師の「良い」と思ったことを素直
6
に、事実のみを伝えて褒める
新人看護師に対して真摯な態度と思いやりを持
7
って接する
新人看護師が失敗した場合、叱らず、まずは状況
8
を十分に説明してもらう
仕事でミスや間違いがあった場合は、そのことの
9
みを評価する(人間性を評価したり、批判したり
しない)
1
0
新人看護師が行動に責任を持つように指導する
④プリセプターのコーチングスキルの活用
に関する困難感
コーチングスキル 83 項目の実施への困難
感を 5 段階評定で尋ねた。その結果、4 点以
上の項目は 20 項目(24.1%)であった。上
位 10 項目は、
「新人看護師が結果や成果への
具体的なイメージ化を図れるように関わる
(3.7 点)」
「成長のためには必要に応じて叱
る(3.7 点)
」「目標は数値化し、達成基準を
明らかにする(3.7 点)」
「常に問題解決を意
識して話を聴く(3.7 点)
」
「新人看護師が自
ら考え、成長できるような支援をする 3.7
点」」
「課題に気付かせる質問をする(3.7 点)」
「質問や提案をして、目標を達成するための
選択肢を拡げさせる(3.6 点)」
「新人看護師
が話している間、自分の思考(思いや価値観
など)は抑えて、先入観を持たずに聴く(3.6
点)」
「新人看護師ができない理由を客観的に
考え、自分の指導方法を振り返る(3.6 点)」
「新人看護師のモデルとなるように行動す
る(3.5 点)
」であった。
⑤プリセプターのコーチングスキル活用に
関する認識(自由記載)
プリセプターは、コーチングスキルを活用
して新人看護師を指導しており、コーチング
スキルの活用が効果的であると認識してい
た。しかし、プリセプターは、コーチングス
キルを活用した新人看護師の理解度の確認、
新人看護師への指導後のフォロー、他の同僚
看護師との協力体制の構築、業務の多忙さに
よる新人看護師への指導不足に関して困難
を感じていることが明らかとなった。
(3)新人看護師の精神的支援に関する認識
①対象の属性
性別は男性が 6 名(11.8%)、女性が 45 名
(88.2%)
。平均年齢は 23.2±3.8 歳。最終
学歴は専門学校・養成所等が 42 名(82.4%)
で最も多かった。病院の種類は一般病院が 23
名(45.1%)、病床数は 200~299 床が 22 名
(43.1%)で最も多かった。所属する部署の
病床数の平均は 50.8 床。勤務形態は 3 交代
が 47 名(92.2%)であった。所属する部署
の看護体制は 7 対 1 が 39 名(76.5%)で最
も多かった。新人看護師の指導体制はマンツ
ーマンが 48 名(94.1%)
、指導期間は 1 ヵ月
未満が1名( 2.3%)、1~2 ヵ月が 12 名
(27.9%)
、3 ヵ月が 6 名(14.0%)
、4 ヵ月
が 9 名(20.9%)
、5 ヵ月が 11 名(25.6%)
、
6 ヵ月以上が 4 名(9.3%)であった。プリセ
プターの臨床経験年数は 2 年目が 1 名
(2.1%)、3 年目が 17 名(35.4%)
、4 年目
が 9 名(18.8%)
、5~9 年が 14 名(29.2%)
、
10 年以上が 7 名(14.6%)であった。
②プリセプターから受ける精神的支援の現
状と期待
支援の現状を図 3 に示す。
「気兼ねなく質問や相談ができる」 43 名
(84.3%)、「いつも自分を気にかけてくれ
る」43 名(84.3%)、
「 優しい」43 名(84.3%)、
「失敗をしてしまったとき励ましてくれる」
42 名(82.3%)、
「思いやりのある言葉を掛け
てくれる」42 名(82.3%)、
「自分の味方であ
る」41 名(80.4%)であった。「思いや伝え
たいことをはっきりと言える」で支援を期待
する人数は 34 名(66.6%)であった。
図3
③職業性ストレス簡易調査票(下光他)
ストレス反応の項目毎の就職前の状態と
最近の状態の結果を表 3 に示す。
表3
プリセプターに期待する精神的支援を図
4に示す。
図4
最近の状態(平均値±
±SD)
SD)
(3 項目)
6.49±2.56
7.92±2.59
イライラ (3 項目)
4.22±1.79
5.92±2.40
疲労
(3 項目)
5.45±2.20
9.06±2.47
不安
(3 項目)
6.12±2.64
9.00±2.21
抑うつ
(6 項目)
9.54±3.76
12.40±4.15
身体愁訴(11 項目)
16.31±4.71
22.80±7.32
活気
支援されたと答えた者が少なかった項目
は、「人間関係について悩んでいるとき助言
をくれる」で 31 名(60.8%)、
「自分のよき
理解者である」で 33 名(64.7%)
、「関心を
持ってくれる」で 37 名(72.6%)
、「自分の
味方である」で 37 名(72.6%)、であった。
就職前の状態(平均値
全ての項目に関して就職前の状態に比べ
最近の状態の得点が高くなっていた。ストレ
ス反応が高いものは「不安」、やや高いもの
は最近の状態の「活気」、
「疲労感」
、
「抑うつ」、
「身体愁訴」であった。その他はやや低い~
普通であった。
精神的支援の現状の合計得点と各項目と
の相関関係を表 4 に示す。
表4
支援の現状の合計
得点の相関係数(r)
活気
イライラ
疲労
不安
抑うつ
身体愁訴
-0.457
-0.396
-0.046
-0.100
-0.309
-0.062
有意な負の相関が認められたのは「活気」
「イライラ」「抑うつ」の 3 項目であった。
支援への期待が 8 割以上の項目は、
「信頼
できる存在である」45 名(88.2%)
、
「親身に
なって話を聞いてくれる」43 名(84.3%)、
④新人看護師が仕事に対して不安や悩みを
抱いた時期、体験、支援してくれた人物、問
題解決方法
新人看護師が不安や悩みを抱いた時期は、
1 ヵ月目が 15 件、2 ヵ月目が 21 件、3 ヵ月目
が 25 件、4 ヵ月目が 14 件、5 ヵ月目が 9 件
であり、就職後 3 ヵ月で最も多くの新人看護
師が不安や悩みを抱いていた。
不安や悩みを抱いた体験は、【初めての業
務や看護技術に関する不安】が 16 件、
【仕事
に対しての漠然とした不安】が 9 件、
【人間
関係に関する不安】が 6 件、
【失敗やインシ
デントに関する不安】が 5 件、【患者との関
わりに対する不安】が 1 件、
【患者の死に対
する不安】が 1 件であった。
支援してくれた人物は、プリセプターが最
も多く 21 件、次いで同期の看護師が 14 件、
プリセプター以外の先輩看護師が 11 件、友
人が 8 件であった。
問題解決方法としては、
「失敗したことを、
プリセプターの先輩が一緒に振り返りをし
てアドバイスをくれた」、
「わからないことは
聞く、相談する」、
「失敗を励ましてもらった」
などの【プリセプターや先輩看護師との関わ
り】が 12 件、
「友人と互いに悩みや不安なこ
とを相談し合う」など、【同期や友人との関
わり】が 11 件、
「何度も実際に慣れるまで実
施した」などの【勉強や練習を重ねること】
が 6 件であった。
5.主な発表論文等
(研究代表者、研究分担者及び連携研究者に
は下線)
〔学会発表〕(計 6 件)
①Manami Hiraka, Junko Fuse, Review of the
literature on human relations between
novice and preceptor nurses in Japan.ICN
Conference, Valletta-Malta,2011.5.2-8
②平賀愛美、布施淳子、卒後臨床研修の努力
義務化の実施に伴い強化すべきプリセプタ
ー育成に関する研修内容の検討、第 30 回日
本看護科学学会学術集会、札幌市 産業振興
センター、2010.12.3-4
③Manami Hiraka, Junko Fuse,Issues in the
operation of preceptor programs observed
by nursing training managers in Japanese
Hospitals. 1st International Congress on
Nursing Education, Research & Practice ,
Thessaloniki-Greece ,2009
④Manami Hiraka, Junko Fuse,Factors of
contributing to self-growth of preceptors
through preceptorship in Japan. The 1st
International Nursing Research Conference
of World Academy of Nursing Science ,
Kobe-Japan,2009
⑤平賀愛美、布施淳子、新人看護師が認識す
るプリセプター支援の実態と期待する支援、
第 29 回日本看護科学学会学術集会、
千葉市、
幕張メッセ国際会議場 2009.11.27
⑥平賀愛美、布施淳子、新人看護師に対する
プリセプター支援の実態、第 35 回日本看護
研究学会学術集会、横浜市 パシフィコ横浜、
2009.8.3-4
〔その他〕
ホームページ等
http://www.n-yu.jp/kiso/
6.研究組織
(1) 研究代表者
平賀 愛美(HIRAKA MANAMI)
山形大学・医学部・講師
研究者番号:80400539