1,2セメスター 看護学原論Ⅰ・・・・12 生体機能学Ⅰ・・・・13 発達心理学

1,2セメスター
5,6セメスター
7,8セメスター
看護学原論Ⅰ・・・・12
生体機能学Ⅰ・・・・13
発達心理学・・・・・14
病原微生物学・・・・15
医療解剖学・・・・・16
生命倫理・・・・・・17
看護学原論Ⅱ・・・・18
代謝学・・・・・・・19
生体機能学Ⅱ・・・・20
基礎看護学実習Ⅰ・・21
看護技術論Ⅳ・・・・41
看護情報演習・・・・42
家族関係論・・・・・43
看護研究原論・・・・44
緩和ケア看護論・・・45
看護技術論Ⅲ・・・・46
成人看護方法論Ⅱ・・47
保健医療福祉行政論・48
精神看護方法論・・・49
小児看護方法論・・・50
母性看護方法論・・・51
在宅看護論・・・・・52
助産学原論・・・・・53
新生児看護論・・・・54
基礎看護学実習Ⅱ・・55
地域看護学実習・・・56
助産診断学・・・・・57
助産技術学・・・・・58
学術英語・・・・・・59
成人看護学実習Ⅰ・・60
成人看護学実習Ⅱ・・61
老年看護学実習・・・62
小児看護学実習・・・63
精神看護学実習・・・64
母性看護学実習・・・65
卒業研究・・・・・・66
助産学実習・・・・・67
総合看護学実習・・・68
医療経済学・・・・・70
チーム医療・・・・・71
国際保健学・・・・・72
看護管理・政策論・・73
看護教育学・・・・・74
助産管理論・・・・・75
社会保障制度論・・・76
遺伝情報学・・・・・77
3,4セメスター
病理学・・・・・・・22
成人看護学原論・・・23
食生活論・・・・・・24
看護技術論Ⅰ・・・・25
看護技術論Ⅱ・・・・26
免疫学・・・・・・・27
小児看護学原論・・・28
老年看護学原論・・・29
地域看護学原論・・・30
公衆衛生学・・・・・31
リハビリテーション学・・・・32
臨床薬理学・・・・・33
運動生活論・・・・・34
老年看護方法論・・・35
地域看護方法論・・・36
精神看護学原論・・・37
女性健康科学原論・・38
小児看護方法論・・・39
成人看護方法論Ⅰ・・40
専門教育科目 卒業要件
看護学専攻
区 分
専 人間の理解科目
門
基
礎
科
目
健康の支援科目
専
門
教
育
科
目
看護基幹科目
専
攻
専
門
看護展開科目
科
目
総合科目
単位数
開設年次・セメスター・時間数
必 選 時間 1年次
2年次
3年次
4年次
修 択
1
2
3
4
5
6
7
8
医療解剖学
2
60 30 30
生体機能学Ⅰ
1
30 30
生体機能学Ⅱ
1
30
30
代謝学
2
30
30
遺伝情報学 ※1
1
15
15
免疫学
2
30
30
発達心理学
1
15 15
生命倫理
1
15
15
病理学
2
30
30
病原微生物学
1
30 30
臨床薬理学
2
30
30
家族関係論
1
15
15
公衆衛生学
1
30
30
社会保障制度論
1
15
15
保健医療福祉行政論
1
15
15
国際保健学
1
15
15
食生活論
1
15
15
運動生活論
1
15
15
リハビリテーション学
1
15
15
看護情報演習
1
30
30
医療経済学
1
15
15
看護管理・政策論
2
30
30
看護教育学
1
15
15
看護学原論Ⅰ
1
15 15
看護学原論Ⅱ
1
15
15
看護技術論Ⅰ
1
30
30
看護技術論Ⅱ
2
60
30 30
看護技術論Ⅲ
1
30
30
看護技術論Ⅳ
1
30
30
看護研究原論
1
15
15
基礎看護学実習Ⅰ
1
45
45
基礎看護学実習Ⅱ
2
90
90
成人看護学原論
1
15
15
成人看護方法論Ⅰ
2
60
60
成人看護方法論Ⅱ
2
60
60
135
成人看護学実習Ⅰ
3
135
135
成人看護学実習Ⅱ
3
135
老年看護学原論
1
15
15
老年看護方法論
2
60
60
135
老年看護学実習
3
135
小児看護学原論
1
15
15
小児看護方法論
2
60
30 30
135
小児看護学実習
3
135
精神看護学原論
1
15
15
精神看護方法論
2
60
60
135
精神看護学実習
3
135
女性健康科学原論
1
15
15
母性看護方法論
2
60
60
135
母性看護学実習
3
135
地域看護学原論
1
15
15
地域看護方法論
2
45
45
地域看護学実習 1
45
45
在宅看護論
1
30
30
緩和ケア看護論
1
15
15
助産学原論 ※1
1
15
15
助産診断学 ※1
2
60
60
助産技術学 ※1
3
90
30 60
助産管理論 ※1
1
15
15
新生児看護論 ※1
1
30
30
助産学実習 ※1
8 360
180 180
総合看護学実習
2
90
90
学術英語
1
15
15
チーム医療
1
15
15
卒業研究
3
90
30 30 30
授 業 科 目
備 考
助産師の国家試験受験
資格を希望する者は※
1の科目は必修とな
る。
卒業要件:全学教育科目41単位、専門教育科目86単位(専門基礎科目27単位、専攻専門科目59単位)、合計127単位以上修得
※開設セメスター等は変更する場合もあるので,その年度の時間割やシラバスで確認してください。
-11-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
朝倉京子、原ゆかり
必修
単位数
看護学
1 セメスター水・2
看護学原論Ⅰ
授業題目
1
看護学を理解するための基礎的アプローチ
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】
看護および看護学の発展について学び、看護学の主要概念についての理解を深める。
看護専門職の専門性と責務について理解を深める。
看護とは何かについて理解を深める。
【目標】
・看護および看護学の主要概念について理解できる。
・看護とは何かを自分の言葉で説明できる。
授業計画
1 回目:ガイダンス、看護とは何か①(ナイチンゲール:療養する環境、看護の科学性)(朝倉京子)
2 回目:看護とは何か②(ヘンダーソン:看護の独自の機能、看護の対象) (朝倉京子)
3 回目:看護とは何か③(ヘンダーソン:人間の基本的欲求)
(朝倉京子)
4 回目:看護とは何か④(看護の対象となる人間の特徴;全体性、個別性、生活者としての人間)
(朝倉京子)
5 回目:看護とは何か⑤(具体例から看護の基本を学ぶ)
(原ゆかり)
6 回目:看護の神話を覆す(ジェンダーの視点から看護を考える)
(朝倉京子)
7 回目:グループディスカッション、レポート課題の提示
(原ゆかり)
成績評価の方法及び基準
授業への参加度とレポートで評価する。
教科書・参考書
教科書:指定しない
参考書:授業の中で、そのつど指示する
-12-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
医学科、保健学科教員
(丸山 良子)
必修
1
看護学
放射線技術科学
検査技術科学
生体機能学Ⅰ
1 セメスター 水・3
授業題目
生体のメカニズムを理解する
授業科目の目的・概要及び到達目標等
生体機能学(生理学)は、身体とそれを構成している細胞、組織、器官、臓器の営む正常機能を
学ぶことを目的とする。この科目を学ぶことにより生命現象がどのように営まれているかについ
て理解し、医療を学ぶために必要な基本的知識を得る。
授業計画
回・日時
内容
担当
1 4/08
オリエンテーション
丸山 良子
2 4/22
生理学の基礎 1
稲田 仁
3 5/13
体液
高橋 和弘
4 5/20
腎臓
高橋 和弘
5 5/27
消化器系 1
今谷 晃
6 6/03
消化器系 2
今谷 晃
7 6/10
呼吸器系 1
進藤 千代彦
8 6/17
呼吸器系 2
進藤 千代彦
9 6/24
内分泌 1
高橋 和弘
10 7/01
循環器系 1
三浦 昌人
11 7/08
循環器系 2
三浦 昌人
15 7/15
循環器系 3
三浦 昌人
13 7/22
試験
丸山 良子
14 8/05
予備日
4/15 新入生歓迎行事のため休講 変更がある場合は掲示します。
成績評価の方法及び基準
定期試験の結果で評価します
教科書・参考書
「生理学テキスト」 第 7 版
(文光堂)
教科書:
推薦図書:
「トートラ人体解剖生理学」 原著第 9 版 (丸善)
「 Introduction to the Human Body:Essentials of Anatomy and Physiology」G.J.Totora et.al.
John Wiley & Sons Inc. 10th
「標準生理学」 第 8 版 (医学書院)
「シンプル生理学」改訂 6 版 (南江堂)
-13-
授
開講専攻
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学
発達心理学
1 セメスター 金・1
齋藤
授業題目
秀光
生涯発達
授業科目の目的・概要及び到達目標等
人間は心理社会的に誕生(胎児期も含め)から老年期までの生涯をかけて発達する存在であることを
理解する。
はじめに生涯発達について講義し、その後に各時期の発達や問題について講義する。講義内容は心理
社会的な面だけでなく、知覚や認知の発達などにも触れ、児童・青年期の問題については、児童精神科
医(非常勤講師)による講義を予定している。講義は、適宜プリントなどを配布して理解を深めてもら
い、精神科看護、学校精神保健、地域精神保健の基礎を固める。
授業計画
回
第1回(4/10)
第2回(4/17)
第3回(4/24)
第4回(5/ 1)
第5回(5/ 8)
第6回(5/15)
第7回(5/22)
第8回(5/29)
内 容
生涯発達
胎児期の発達
乳児期の発達
幼児期の発達
児童期・青年期の発達
成人期の発達
児童期・青年期の問題(不登校、ひきこもり)
老年期の発達
講師
齋藤 秀光
齋藤 秀光
齋藤 秀光
齋藤 秀光
齋藤 秀光
齋藤 秀光
林 みづ穂
齋藤 秀光
成績評価の方法及び基準
講義中に課した 2 回のレポートで評価する。
なお、講義には 5 回以上出席しなければならない。
教科書・参考書
参考書:「発達心理学-これからの保育を考える-」古川 聡・福田由紀 編著(丸善株式会社)
参考書:「ライフサイクルからみた発達の基礎」平山 諭・鈴木隆男 編著(ミネルヴァ書房)
参考書:
「発達科学入門1・2・3」高橋惠子・湯川良三・安藤寿康・秋山弘子 編(東京大学出版会)
-14-
開講専攻
授
業
科
目
必修
選択
の別
単位数
必修
1
担 当 教 員
看護学専攻
病原微生物学
石井
恵子
1セメスター 金・2
授業題目
感染症および化学療法の理解と病院感染管理
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的・概略:感染症は全ての診療科に関連する重要な疾患である。また、近年の新型インフルエンザの
出現、耐性菌、院内感染など社会的にも大きな問題となっている。本講義では、感染症の原因となる各
種病原微生物及びこれらに対する宿主の免疫応答機構を理解するとともに、各臓器に特徴的な感染症、
動物由来感染症、輸入感染症、エイズなど免疫低下患者に合併する日和見感染症、院内感染症、さらに
院内感染対策などについて学ぶ。
到達目標:看護師は院内感染対策で重要な役割を担っている。そのために、患者と接するにあたり、自
らの感染防止とともに院内感染予防の観点から合理的な対応、対策を行えるよう基礎知識の修得を目指
す。また、エイズや新興感染症に対する正しい知識を身につけることで、無用な恐怖心や偏見をなくし、
患者に対して適切な対応を行えるようにする。
授業計画
・序論:微生物学、感染症学の変遷、感染症法
・病原微生物とは:ウイルス、細菌、真菌、寄生虫
・呼吸器感染症
・消化器感染症
・泌尿生殖器感染症、皮膚感染症、中枢神経系感染症、敗血症
・新興・再興感染症、動物由来感染症、輸入感染症、日和見感染症
・化学療法
・消毒と滅菌、ワクチン、バイオハザード
・院内感染と感染対策(副感染管理室長
遠藤史朗)
成績評価の方法及び基準
期末試験を重視し、出席状況、ミニテスト、レポートなどを加味して総合的に評価する
教科書・参考書
教科書:わかる!身につく!病原体・感染・免疫(藤本秀士編、南山堂)
プリントを配布する
参考書:わかりやすい微生物・感染症学(ヌーベルヒロカワ)
-15-
授
開講専攻
業
科
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
医学科、保健学科教員
(丸山 良子)
必修
2
目
看護学
放射線技術科学
医療解剖学
検査技術科学
1 セメスター 金・4
2 セメスター 水・3
授業題目
人体の構造を理解する
授業科目の目的・概要及び到達目標等
解剖学は、正常な身体の構造と身体相互の関連について学ぶことを目的とする。
この科目は医療を学ぶために基本となる知識のみならず、生命科学の重要な法則性を理解する重
要な手段となる。
授業計画
セメスタ
日時
内容
担当
日時
ー
セメスタ
内容
ー
解剖見学ガイダンス
解剖学総論
齋藤 春夫
1
2
4/17
10/14
消化器系
今谷 晃
1
2
解剖見学
4/24
10/21
骨・筋系 1
半田 康延
1
2
解剖見学
5/01
10/28
骨・筋系 2
半田 康延
1
2
解剖見学
5/08
11/04
生理学の基礎
2
稲田 仁
1
2
解剖見学
丸山良子、菅野恵美
5/15
11/11
課題学習
1
2
発生学
丸山良子、菅野恵美
5/22
11/18
課題学習
1
2
神経系 1
5/29
11/25
骨・筋系 3
半田 康延
1
2
神経系 2
6/05
12/02
骨・筋系 4
半田 康延
1
2
神経系 3
6/12
12/09
呼吸器系
進藤千代彦
1
2
神経系 4
6/19
12/16
生殖器系
佐藤 尚明
1
2
感覚器 1
6/26
1/06
循環器系
三浦 昌人
1
2
感覚器 2
7/03
1/13
泌尿器系
伊藤 明宏
1
2
試験
7/10
1/20
試験
丸山良子
1
2
予備日
解剖見学の詳細はガイダンスの際に説明します。変更がある場合は事前に掲示します。
課題学習は、レポートを課す場合がありますので掲示に注意してください。
成績評価の方法及び基準
定期試験の結果で評価します。
4/10
10/07
教科書・参考書
「入門人体解剖学」改訂第 5 版
教科書:
参考図書:
担当
(南江堂)
「ネッター解剖学アトラス」原書第 5 版
「トートラ人体解剖生理学」原書第 9 版
-16-
(南山堂)
(丸善)
丸山良子、菅野恵美
丸山良子、菅野恵美
丸山良子、菅野恵美
丸山良子、菅野恵美
丸山良子、菅野恵美
勝山 裕
勝山 裕
勝山 裕
斎藤 竜太
齋藤 竜太
檜森 紀子
日高 浩史
丸山良子
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
全専攻
生命倫理/生命倫理学
小
林
睦
1セメ集中
授業題目
必修
選択
の別
単位数
看 護
必修
1
医療の倫理を考える
授業科目の目的・概要及び到達目標等
到達目標:医療倫理上の諸問題について
(a)関連する科学/技術の基本的なあり方が理解できるようになる。
(b)概念上の混乱を取り除き、倫理的な観点から問いを立てられるようになる。
(c)その解決策を自分なりに検討できるようになる。
授業の概要
講義形式。現代社会では、医療技術の進歩とともに、生命にかかわる医療のあり方が問い直されつつ
ある。医療現場における医療者と患者との関係はいったいどうあるべきか。こうした問いに答えるため
に、この講義では、医療倫理学的な観点から、医療・ケアの基本原理について考えることを試みる。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
どうすればよいのか ─医療の倫理を考える─
自分で決めるとはどういうことか ─IC の諸条件─
余計なお世話か、親切か ─パターナリズムの諸側面─
どのような治療を選ぶべきか ─QOL から考える─
痛みにどう対処すべきなのか─緩和医療の必要性─
死の権利は存在するのか ─現代の安楽死─
安楽死は認められるか ─安楽死の諸要件─
安楽死以外の方法はないのか ─緩和とセデーション─
告知後の心理はどのようなものか ─心的苦痛のメカニズム─
※開講日は決定次第、後日周知する。
成績評価の方法及び基準
最終レポート(1回:70%)
、授業への参加態度(30%)
教科書・参考書
教科書:使用しない。講義時にプリントを配布する。
参考書:清水哲郎ほか『生命と人生の倫理』(放送大学出版協会)、清水哲郎『医療現場に臨む哲学I・I
I』(勁草書房)など。その他、講義時に随時指示する。
-17-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
朝倉京子、原ゆかり
必修
1
看護学
2 セメスター月・3
授業題目
看護学原論Ⅱ
看護の制度、及び社会における看護の多様な役割を知る
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】
看護の責務と法的規定について理解を深める。
保健医療福祉の領域における看護の役割や展望について考察する。
【目標】
・看護の責務と法的規定について理解する。
・看護の専門性や社会における役割について理解する。
授業計画
1 回目(10/5):ガイダンス、現代日本の看護職:現状と課題
(原ゆかり)
2 回目(10/12 祝日):自己学習
3 回目(10/19):看護職の多様な役割①:看護学教育研究者への道
(吉沢豊予子)
4 回目(10/26):看護職の多様な役割②:東北大における保健師への道
(大森純子)
5 回目(11/2):看護職の多様な役割③:多様な看護職
(原ゆかり)
6 回目(11/9):看護を支える法的規定、制度①(看護職の法的定義・業務、名称独占、業務独占)
(朝倉京子)
7 回目(11/16):看護を支える法的規定、制度②(欠格条項、秘密保持義務、受験資格・養成制度)
(朝倉京子)
8 回目(11/30):試験
成績評価の方法及び基準
授業への参加度、試験の結果で評価する。
教科書・参考書
教科書:指定しない
参考書:授業の中で、そのつど指示する
-18-
授
開講専攻
科
目
担 当 教 員
単位数
必修
2
山本雅之,中山啓子,宇留野晃,
看護学
2 セメスター
業
必修
選択
の別
月・4
代謝学
授業題目
西島維知子,鈴木教郎,
加藤恭丈,舟山亮,池畑広伸
生命現象の物質反応からの理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
生命現象は、細胞内における複雑な物質の反応から成り立っている。代謝学では、生体を構成している
主要な物質の構造と性質について解説し、疾病や薬理作用を理解するための基礎作りを目的としてい
る。代謝学が担当する分野は、進歩の早い分野であり、授業においては医療に携わるものとして知って
おくべき疾病の成因や、最近の新しい知見も含めて概説し、自己学習の助けとなるようにしたい。
授業計画
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(11)
(12)
(13)
10/ 5
10/19
10/26
11/ 2
11/ 9
11/16
11/30
12/ 7
12/14
12/21
1/18
1/25
2/ 1
総論(細胞の構造と遺伝子発現)
核酸の構造と合成 (DNA, RNA)
遺伝子の発現制御・ビタミン
タンパク質合成
アミノ酸とアミノ酸代謝
酵素・補酵素 (反応速度論を含む)
エネルギー代謝
糖質と糖代謝 1
糖質と糖代謝 2
脂質と脂質代謝
ホルモン
シグナル伝達
試験
山本 雅之
加藤 恭丈
加藤 恭丈
舟山 亮
舟山 亮
西島 維知子
池畑 広伸
鈴木 教郎
鈴木 教郎
宇留野 晃
中山 啓子
中山 啓子
成績評価の方法及び基準
期末試験の結果で評価する。60点以上を合格とする。不合格のものは、再試験にて再度成績判
定を行う。
教科書・参考書
教科書:
推薦図書:
「シンプル生化学」 改訂第6版 林典夫・廣野治子/編
「ヴォート基礎生化学」 第4版 (東京化学同人)
「ストライヤー生化学」 第7版 (東京化学同人)
-19-
(南江堂)
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位
数
医学科、保健学科教員
(丸山 良子)
必修
1
看護学
放射線技術科学
検査技術科学
生体機能学Ⅱ
2 セメスター 金・4
授業題目
生体のメカニズムを理解する
授業科目の目的・概要及び到達目標等
生体機能学(生理学)は、身体とそれを構成している細胞、組織、器官、臓器の営む正常
機能を学ぶことを目的とする。この科目を学ぶことにより生命現象がどのように営まれて
いるかについて理解し、医療を学ぶために必要な基本的知識を得る。
授業計画
回・日時
内容
担当
1 10/02
内分泌 2
柴原 茂樹
2 10/09
内分泌 3
柴原 茂樹
3 10/16
神経 1
虫明 元
4 10/23
神経 2
虫明 元
5 11/06
神経 3
松坂 義哉
6 11/13
神経 4
松坂 義哉
7 11/20
運動1
河 和善
8 11/27
運動 2
河 和善
9 12/04
皮膚
館 正弘
10 12/11 体温
丸山 良子
11 12/18 血液 1
清水 律子
12 12/25 血液 2
清水 律子
13 1/08
試験
丸山 良子
14 1/22
予備日
10/30 大学祭、1/15 センター試験準備のため休講
変更がある場合は事前に掲示します。
成績評価の方法及び基準
定期試験の結果で評価します
教科書・参考書
「生理学テキスト」 第 7 版
(文光堂)
教科書:
推薦図書:
「標準生理学」 第 8 版 (医学書院)
「トートラ人体解剖生理学」 原書第 9 版 (丸善)
「Introduction to the Human Body: Essentials of Anatomy and Physiology」
G.J.Totora et.al. John Wiley & Sons Inc. 10th
「シンプル生理学」改訂第 6 版 (南江堂)
-20-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学
2 セメスター
授業題目
基礎看護学実習Ⅰ
朝倉京子
丸山良子
原ゆかり
菅野恵美
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護の対象者を生活者として理解する。看護の役割について理解する。
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】
1.人々の健康と多様な生活との関連について考察する。
2.看護の役割について理解する。
3.看護・医療を学ぶ上で必要な態度について考察する。
【目標】
1.人々が多様な環境の中で生活し、様々な発達段階、健康レベルにあることを理解する。
2.人々が固有の生活様式をもっていることを理解する。
3.病棟見学を通して、看護の役割について学ぶ。
4.看護・医療を学ぶ上で必要な態度を考察する。
授業計画
第一部:自分の周囲にいる人々の健康と生活について、観察法や面接法などを用いて調査をし、得られ
た結果を発表する。
第二部:大学病院内の見学実習を行う。
日程:
12 月 7 日(3 講時):第一部オリエンテーション
12 月 14 日(3 講時):グループワーク①
12 月 21 日(3 講時):グループワーク②
1 月 4 日(3 講時):グループワーク③
1 月 11 日(祝):自己学習
1 月 18 日(3 講時):グループワーク発表
1 月 25 日(3 講時):第二部オリエンテーション
2 月 10 日(13:00~16:00):感染予防講義・演習
2 月 12 日(8:50~12:00)
:接遇講義
2 月 16 日(9:00~16:30)
:病棟見学実習
成績評価の方法及び基準
実習参加状況、実習内容、レポートの提出および内容などを総合的に評価する。
教科書・参考書
特に指定しない
-21-
授
開講専攻
看護学
業
科
目
担 当 教 員
病理学
3 セメスター 月・2
授業題目
鈴木
貴
必修
選択
の別
単位数
必修
2
病気のメカニズムの理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
代表的な疾患に関して、そのメカニズムを病理学的立場から理解する。
まず病理学とはどのようなものかを理解し、続いて代表的かつ重要な疾患に関し、その原因、発生機序、
進行過程、終末像を理解する。また疾患を知る上で基本となる病理学的用語を記憶する。
図や写真中心の講義である。授業で使用するスライドは、授業資料として事前にアップロードしておくの
で、参考にするように。
教科書に沿って授業を進め、覚えておくべき用語や疾患名については授業中に指示する。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4、5回
第6回
第7、8回
第9回
第10回
ガイダンス: 病理学とは
循環器疾患
呼吸器疾患
消化器疾患
内分泌疾患
生殖器系疾患
脳・神経系疾患
テスト
成績評価の方法及び基準
第10回目の授業で行われるテストによる。
教科書・参考書
教科書:
「シンプル病理学」笹野公伸ほか著(南江堂)
-22-
開講専攻
看護学
3セメスター
授
業
科
目
成人看護学原論
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
佐藤冨美子
必修
1
月・3
授業題目
成人の特徴とその看護
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的:成人期にある人々を内的・外的環境に適応している統合・自立した存在と捉え,個人及び家族の
ストレス・危機状況に対して成長・発達・適応の可能性を最大限に引き出すように働きかける能
力を養う。
目標:1.成人看護学とは何か,成人看護学の対象,成人看護学の特徴について理解する。
2.成人期にある人の発達と役割を理解する。
3.成人期にある人の生活と健康について理解する。
4.成人看護学に活用できる理論について理解する。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
(4/13)
(4/20)
(4/27)
(5/11)
(5/18)
第6回
(5/25)
第7回
(6/1)
第8回
(6/8)
成人看護学の理念と特徴
成人期にある人の成長・発達(1)発達における分化と統合 成人期にある対象
成人期にある人の成長・発達(2)青年期の理解
成人期にある人の成長・発達(3)壮年期・向老期の理解
成人期にある人の生活と健康問題(1)
生活と健康 成人の健康な生活の目標 成人期における健康問題
成人期にある人の生活と健康問題(2)
生活習慣病の動向と対策
成人看護学に活用できる理論
ストレス理論 危機理論 健康行動理論など
試験
成績評価の方法及び基準
成績評価は、筆記試験(85%),授業参加度(グループワーク,出席状況 15%)をもとに総合的に行う。
正当な理由がなく講義の 4 分の 1 以上欠席した場合は、筆記試験の受験資格を認めない。
自分の学習動機・目標を明確にし,シラバス,教科書,配布されたプリント類は授業時に持参し,活用
するように心がけましょう。
教科書・参考書
教科書:黒田裕子編,成人看護学 第 2 版,医学書院,2013.
厚生統計協会,厚生の指標 国民衛生の動向,2014-2015.
その他,随時資料を配布し,参考文献を提示します。
-23-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学
3 セメスター月 3
食生活論
授業題目
丸山
良子
他
健康な生活と栄養の関わり
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的
1. 人の健康な生活における栄養の意義がわかる。
2. ライフサイクルに沿った栄養と健康の基礎的知識を学ぶ。
3. 疾病と栄養の関連性を学ぶ。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
6/15
食生活と健康 丸山
7/03 (金) 子どもの栄養 塩飽
7/06
女性の栄養
吉沢
7/13
高齢者の栄養 齋藤
7/27
疾患と栄養 1 稲村
7/31
疾患と栄養 2 菅原
8/03
疾患と栄養 3 布田
良子
仁
豊子
美華
なお子(東北大学病院栄養管理室)
恵
(東北大学病院栄養管理室)
美貴子(東北大学病院栄養管理室)
第 2 回目の授業は都合により 6/29(月)から 7/3(金)4 コマ目に変更します。
内容や教員に変更のある場合は掲示します。
成績評価の方法及び基準
出席状況、課題を総合的に判断します。
教科書・参考書
必要に応じて適宜紹介します。
-24-
開講専攻
授
看護学
業
科
目
担 当 教 員
菅野恵美
丹野寛大
看護技術論Ⅰ
3 セメスター 水・3
授業題目
丸山良子
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護を実践するための基本となる考え方・方法を学ぶ
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目
的】
看護を実践するための基本となる考え方・方法である看護過程、および全ての援助に共通する
看護技術について学ぶ。
【目
標】
1.看護はどのような方法を用いて援助を行うのかを理解する。
2.看護を実践するための基本となる看護過程の考え方を理解する。
3.看護過程を構成する要素を理解する。
4.日常生活行動における看護の必要性と基本的な援助方法を理解する。
授業計画
月 日
内 容
担 当
講義/演習
1
4/8
ガイダンス(聴診器購入について)
菅野
講義
2
4/15
看護過程
総論
丸山
講義
3
4/22
看護過程
情報の収集
丸山
講義
4
5/13
看護に共通する技術
渡邊 生恵先生
(東北福祉大学)
講義
5
5/20
6
5/27
7
6/3
看護に共通する技術 動きを援助する
(体位変換、移乗・移送、リネン交換を含む)
看護に共通する技術 動きを援助する
(体位変換、移乗・移送、リネン交換を含む)
健康の評価 バイタルサインズから評価する(1)
8
6/10
健康の評価
9
6/17
看護過程
食生活に看護上の問題がある対象者
10
6/24
看護過程
清潔の保持に看護上の問題がある対象者
11
7/1
看護に共通する技術
看護に必要な情報とは
医療事故を予防する
バイタルサインズから評価する(3)
コミュニケーションの基礎
菅野
講義
菅野
演習
丸山
講義
丸山・全員
演習
丸山
講義
菅野・全員
演習
安保英勇先生
講義
(教育学研究科)
12
7/8
13
7/15
14
7/22
生活を援助する技術 食生活の援助
(食事動作の援助を含む)
丸山・全員
休 講
休 講
成績評価の方法及び基準
試験、演習、レポート、出席状況を総合的に判断します。
(試験 70%、その他 30%)
なお、課題レポートを提出していない場合は、試験を受けることは認めません。
教科書・参考書
教科書は指定しませんが、講義中に適宜紹介します。
-25-
演習
授
開講専攻
業
科
目
単位数
必修
2
担 当 教 員
看護学
丸山良子
丹野寛大
看護技術論Ⅱ
3 セメスター 水・4
4 セメスター 木・3
必修
選択
の別
菅野恵美
看護を実践するための基本となる技術を学ぶ - 基礎編 -
授業題目
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目
的】
1. すべての援助に共通する基本的な看護技術について学ぶ。
2. 事例について看護過程を展開し、対象者に適切な援助を提供する能力を養う。
【目
標】
1. 講義・演習を通して、基本的な看護技術について学ぶ。
2. 演習を通して、基本的な看護技術の科学的根拠について考察する。
3. 事例について看護過程を展開し、対象者に合わせた適切な援助方法を考察する。
授業計画
月日
4/8
内 容
看護の共通する技術
ボディメカニクスを活用する
菅野
講義
10/1
4/15
看護技術の基本
自然な動きを知る/実習室の使い方
菅野
演習
10/8
3
4/22
看護過程
看護過程を構成する要素
丸山
講義
4
5/13
看護に共通する技術
療養環境を整える
5
5/20
6
5/27
7
6/3
8
6/10
9
6/17
10
6/24
11
7/1
12
7/8
13
7/15
14
7/22
1
2
担 当
形態
月日
菅野・全員
演習
10/29
菅野・全員
演習
11/5
丸山
講義
11/12
内 容
看護過程 排泄に看護上の問題がある
対象者(1)排泄時の援助の基本
生活を援助する技術 排泄時の援助の
基本(尿器・便器の使用を含む)
看護過程 排泄に看護上の問題がある
対象者(2)生理的な排便が困難な対象
者への援助
生活を援助する技術
生理的な排便が困難な対象者への援助
(浣腸の使用を含む)
健康の評価
体液バランス
看護過程 呼吸・循環に看護上の問題が
ある対象者(1)
看護過程 呼吸・循環に看護上の問題が
ある対象者(2)
菅野
講義
11/19
試験
丸山
講義
11/26
看護過程の展開 事例紹介
菅野
演習
菅野・全員
演習
12/3
看護過程の展開 演習(個人)
全員
演習
看護過程の展開 演習(個人)
全員
演習
12/17
看護過程の展開 演習(グループ)
全員
演習
休 講
12/24
看護過程の展開 演習(グループ)
全員
演習
休 講
1/7
総合演習
全員
演習
渡邊生恵先生
(東北福祉大学)
看護技術の基本 療養環境を整え
る(ベッドメーキング含む)
看護に共通する技術 動きの援助
(体位変換・移乗・移送を含む)
健康の評価 バイタルサインズか
ら評価する(2)
看護過程 清潔の保持に看護上の
問題がある対象者
健康の評価
フィジカルアセスメント
生活を援助する技術 清潔の援助
(清拭、部分浴、洗髪、口腔ケア)
看護に共通する技術
コミュニケーションの基礎
試験
講義
安保英勇先生
(教育学研究科)
演習
10/15
10/22
12/10
成績評価の方法及び基準
試験、演習、レポート、出席状況を総合的に判断します。
(試験 70%、その他 30%)
なお、課題レポートを提出していない場合は、試験を受けることは認めません。
教科書・参考書
教科書は指定しませんが、講義中に適宜紹介します。
-26-
担当
形態
丹野
講義
丹野・全員
演習
菅野
講義
菅野・全員
演習
丸山
講義
丸山
講義
丸山
講義
開講専攻
看護学専攻
3セメスター 金・1
授業題目
授
業
科
目
担 当 教 員
石井直人・今谷
免疫学
晃
他
(医学科・保健学科・加齢研教員)
必修
選択
の別
単位数
必修
2
生体防御のメカニズムを理解し、さらに病気との関連を知る
授業科目の目的・概要及び到達目標等



免疫に関与する細胞や分子について知識を得、病原体等の異物に対する生体防御とその調節機構を
理解する。
感染防御免疫やがん免疫などの病気に対する免疫の役割を理解する。
アレルギー、自己免疫疾患、免疫不全症などの免疫機構の異常によって生じる病気について理解す
る。
授業計画
回数
曜日
講義
担当
1
4 月 10 日 免疫学の基本概念1
石井(直)
2
4 月 17 日 免疫学の基本概念2
石井(直)
3
4 月 24 日 抗原抗体反応
石井(直)
4
5月1日
リンパ球の発生と分化
石井(直)
5
5月8日
リンパ球リセプターと抗原認識
宗
6
5 月 15 日 免疫の制御
宗
7
5 月 22 日 免疫異常と疾病(総論)
石井(直)
8
5 月 29 日 免疫不全症・AIDS
石井(直)
9
6月 5日
アレルギー(1)
高井
10
6 月 12 日 アレルギー(2)
高井
11
6 月 19 日 自己免疫疾患
石井(智)
12
6 月 26 日 消化管粘膜免疫
今谷
12
7月3日
ウイルス感染に対する免疫
小笠原
13
7 月 10 日 移植、HLA
石井(直)
14
7 月 17 日 試験
石井直人
免疫学分野
教授
小笠原康悦 生体防御学分野
教授
高井俊行 遺伝子導入研究分野 教授
宗 孝紀
免疫学分野
准教授
石井智徳 臨床研究推進センター 特任教授・血液免疫科
※ 担当教員と講義項目は変更があるので、開講時に詳しい日程を連絡する。
成績評価の方法及び基準
期末試験により評価する
教科書
「免疫学コア講義」(改訂3版)編者:熊ノ郷淳、坂口薫雄、竹田潔、吉田裕樹
出版社:南江堂,2012
参考書
「エッセンシャル免疫学」(第2版)著者:Parham P(Eds),笹月武彦(監訳)出版社: MEDSi,2007
-27-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学専攻
小児看護学原論
塩飽
仁
3セメスター 金・2
授業題目
看護の対象としての「子供」の理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
子供の時代を経験しなかった大人はいません。かつて子供であった自分自身を振り返りつつ授業に参
加し,周囲の子供や社会のなかで取り上げられる子供の話題についても興味を持ち,看護の対象として
の子供について常に考える姿勢を養います。
この授業では,絶えず成長,発達している子供の特徴とそれらに影響を及ぼす諸因子を知り,成長と
発達の個人差や疾病や障害に気づくことができるように学習します。
授業を通して,子供の看護は病気や障害を持つ子供だけではなく,健康な子供やその養育者をも対象
とすることをとらえ,そのうえで子供の看護の理念について十分に理解できるよう学習します。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
(
(
(
(
(
(
(
(
4 月 10 日)
4 月 17 日)
4 月 24 日)
5 月 1 日)
5 月 8 日)
5 月 15 日)
5 月 22 日)
5 月 29 日)
小児看護学の対象論,子供の特徴と小児看護の理念
成長と発達の定義と一般的原則
身長,体重,身体各部位の変化
子供の呼吸,循環,血液,免疫の特徴
子供の消化器,肝,代謝と体温,腎機能の特徴
こころの構造と機能の発達
運動機能と言語の発達,成長と発達の評価方法
筆記試験
成績評価の方法及び基準
成績評価は,出席,筆記試験をもとに総合的に行う。
(出席点は15%,筆記試験は85%とする)
正当な理由がなく講義の4分の1以上欠席した場合は筆記試験の受験資格を認めない。
教科書・参考書
教科書 奈良間美保ほか:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[1],医学書院,2015
参考書 Adolf Portmann:Biologische Fragmente zu einer Lehre vom Menschen,1951
(高木正孝訳:人間はどこまで動物か,岩波新書 G121,岩波書店,1961)
中野綾美ほか:ナーシング・グラフィカ 小児看護学①小児の発達と看護,メディカ出版,2015
-28-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学
3 セメスター
老年看護学原論
尾﨑
章子
金・2
授業題目
高齢者の全人的理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的・概要
老い(老化)とは何かを身体的・心理的・社会的側面から考察し、高齢者を全人的に理解できるため
の知識を習得する。また、高齢者の家庭や社会における役割および健康レベルに応じた援助方法を学ぶ。
到達目標
1)加齢による身体的、心理的・社会的変化を理解し、老年期にある対象者の身体的・心理的・
社会的特徴を考察できる。
2)わが国の高齢者をとりまく社会構造を理解する。
3)高齢者の人権や倫理にかかる諸問題とその捉え方を知る。
4)老年看護学の理念や看護を展開していくための基盤となる考え方を知る。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
6/5
6/12
6/19
6/26
老いとは何か-加齢による心理的・社会的変化、ライフステージとしての老年期
老いとは何か-加齢による身体的変化と老年病の特徴および老年看護の特徴
高齢者をとりまく社会―家族、制度
高齢者の人権と倫理および性に関する問題、高齢者と家族およびソ-シャルサポートシ
ステム、高齢者の終末期ケア(東北大学大学院医学系研究科 名誉教授 川原礼子氏)
第5回 7/3 高齢期におけるヘルスプロモーションと高齢者を支える地域づくり(斎藤(美))
第6回 7/10 老年看護の理念と目標
第7回 7/17 試験
成績評価の方法及び基準
成績評価は、出席状況と筆記試験の結果にて行う。
教科書・参考書
教科書:
1)「新体系看護学 28 老年看護学① 老年看護概論・老年保健」鎌田ケイ子・川原礼子 編集
(メヂカルフレンド社)
2)「新体系看護学 29 老年看護学② 健康障害をもつ高齢者の看護」鎌田ケイ子・川原礼子 編集
(メヂカルフレンド社)
3)「厚生の指標 国民衛生の動向」
(厚生統計協会)
参考書:1)
「事例で学ぶ老年看護学」川原礼子・和島早苗 編集(メヂカルフレンド社)
2)「高齢社会白書」(内閣府)
-29-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学
3 セメスター金・3
授業題目
地域看護学原論
大森純子
田口敦子
地域保健活動の発展過程と理念
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】
地域看護の基盤となる理念、対象、活動の特徴を理解するとともに、地域保健活動の目的と意義に
ついて理解する。
【目標】
1.地域看護の対象と活動の場の特徴を理解する。
2.保健師活動の成立・発展過程を理解する。
3.地域保健活動の理念と方法を理解する。
授業計画
第1回(6 月 5 日) ガイダンス、地域看護の対象と活動の場、保健師活動の発展過程
第2回(6 月 12 日) 地域保健活動の理念と方法①グループワーク
第3回(6 月 19 日) 地域保健活動の理念と方法②グループワーク発表
第4回(6 月 26 日) 地域保健活動の理念と方法③グループワーク発表
第5回(7 月 3 日) 地域保健活動の理念と方法④グループワーク発表
第6回(7 月 10 日) 地域保健活動の理念と方法⑤グループワーク発表
第7回(7 月 17 日) 「保健師活動の実際」千葉ますみ氏(登米市健康推進課)
第8回(7 月 24 日) レポート作成・提出
成績評価の方法及び基準
出席状況、課題レポートの成績を総合して評価する
教科書・参考書
【参考書】
大国美智子「保健婦の歴史」医学書院
日本看護協会監修「新版 保健師業務要覧」日本看護協会出版会
その他の参考書は講義の中で紹介する
-30-
開講専攻
授
看護学
4セメスター
科
目
担 当 教 員
公衆衛生学
月・3
授業題目
業
南
優子
必修
選択
の別
単位数
必修
1
人々の健康状態と生活の質を向上させるための方法論と実践活動の枠組み
授業科目の目的・概要及び到達目標等
組織や集団を対象とする公衆衛生学の概念を理解し、疾病予防や人々の健康状態と生活の質を向上さ
せるための方法論を学ぶ。特に疫学方法論の理解を目標とする。
疾病予防段階及び地域保健・学校保健・産業保健など具体的な健康管理制度を講義する。また、公衆
衛生学の基礎となる保健統計の見方と疫学方法論、「主要疾患の疫学」を講義する。
授業計画
第1回(10/5)
第2回(10/19)
第3回(10/26)
第4回(11/2)
第5回(11/9)
第6回(11/16)
第7回(11/30)
第8回(12/7)
第9回(12/14)
第10回(12/21)
第11回(1/4)
第12回(1/18)
第13回(1/25)
公衆衛生学とは? 健康とは?
健康指標、保健統計、人口統計
保健統計の見方と疫学概論
疾病予防と健康管理、地域保健
母子保健と学校保健
精神保健
環境保健と産業保健
歯科・口腔保健
疫学方法論
がんの疫学(成人保健)
循環器疾患の疫学(成人保健)
感染症の疫学
医学・医療における個人情報保護、全体のまとめ
南 優子
南 優子
南 優子
南 優子
南 優子
南 優子
南 優子
福本 敏
南 優子
南 優子
南 優子
南 優子
南 優子
*老人保健は、5セメスターの「保健医療福祉行政論」で講義します。
成績評価の方法及び基準
期末試験によって評価する。
教科書・参考書
「シンプル衛生公衆衛生学 2015」小山 洋、辻 一郎 編 (南江堂)
「国民衛生の動向 2015/2016」 (厚生労働統計協会)
「はじめて学ぶやさしい疫学 疫学への招待」日本疫学会 監修 (南江堂)
参考書
講義の中で随時紹介する
教科書
-31-
開講専攻
授
業
科
目
看護学
リハビリテーション学
4セメスター 月・4
授業題目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
出江 紳一 他
(齋藤 秀光)
必修
1
リハビリテーション医療の理念と技術の修得
授業科目の目的・概要及び到達目標等
障害・リハビリテーション学では、リハビリテーションの理念、障害評価、治療を解説し、疾患や障
害を有する者のリハビリテーションについて、目的、対象、障害の分類と構造、機能回復のための方法
論などを理解する。また、それぞれの障害のリハビリテーションで、QOL の保持・増進に向けての指
導など総合的に看護を教授し、その際の看護の役割を理解する。
授業計画
回
日付
第1回 10/5
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
内 容
リハビリテーション総論
講師
出江 紳一
(リハビリテーション医工学)
10/19 脳卒中のリハビリテーション
西嶋 一智(宮城県リハビリ
テーション支援センター)
10/28(5 講時) 脳性麻痺のリハビリテーション
古澤 義人(肢体不自由学)
11/2 整形外科疾患のリハビリテーション
石川 博明(大学病院・リハ
ビリテーション部)
11/9 リハビリテーションにおけるコミュニケーション技術1
鈴鴨よしみ(肢体不自由学)
11/16 リハビリテーションにおけるコミュニケーション技術2
鈴鴨よしみ(肢体不自由学)
11/30 循環器疾患・生活習慣病のリハビリテーション
伊藤 修(内部障害学)
12/7 呼吸器疾患のリハビリテーション
森 信芳(内部障害学)
成績評価の方法及び基準
期末試験によって評価する。
教科書・参考書
参考書:
「リハビリテーション医学テキスト改訂第 3 版」三上 真一、出江紳一 編著(南江堂)
)
参考書:
「最新リハビリテーション医学」米本 恭三 監修(医歯薬出版)
参考書:
「リハスタッフのためのコーチング活用ガイド」出江 紳一 編著(医歯薬出版)
参考書:
「新編 内部障害のリハビリテーション」上月 正博 編著(医歯薬出版)
-32-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学専攻
今谷
臨床薬理学
他
(保健学科・病院薬剤部・病院教員)
4セメスター 火・2
授業題目
晃
必修
選択
の別
単位数
必修
2
薬と病気との関係を理解する
授業科目の目的・概要及び到達目標等
薬の用法・用量、代謝・吸収・分布・排泄、副作用、薬物相互作用などの講義を通して、基本的な薬の
知識の習得をはかる。
到達目標
1. 治療薬がどのような作用機序で薬効が現れるのか理解する。
2. 病気に対応してどのような薬が使用されているか理解する。
3. 薬の基本的な知識を習得し、薬物療法の理解と協力支援ができる能力を身につける。
授業計画
担当
回数 月日
講義内容
今谷・村井(病院薬剤部)
1
ガイダンス、『くすり』概論、薬害
10 月 6 日
山口(病院薬剤部)
2
薬物動態学概論
10 月 13 日
村井(病院薬剤部)
3
薬理学概論
10 月 20 日
山口(病院薬剤部)
4
薬物相互作用
10 月 27 日
村井(病院薬剤部)
5
患者特性と医薬品の適正使用
11 月 10 日
齋藤(保健学科)
6
中枢神経作用薬
11 月 17 日
奈良(病院臨床研究推進センター)
7
臨床研究と治験
11 月 24 日
三浦(保健学科)
8
心臓作用薬、腎臓・利尿薬
12 月 1 日
三浦(保健学科)
9
血管作用薬
12 月 8 日
宇野(病院糖尿病代謝科)
10
代謝治療薬
12 月 15 日
高橋(病院腫瘍内科)
11
抗腫瘍薬
12 月 22 日
今谷
消化器作用薬・抗アレルギー薬・抗炎症薬・抗血栓薬
12
1月 5日
大島(病院検査部)
13
抗生剤・抗ウイルス薬
1 月 12 日
進藤(保健学科)
14
呼吸器作用薬
1 月 19 日
今谷
15
試験
1 月 26 日
※※
上記の講義・試験に関して曜日・時間の変更があり、開講日に再度講義日程を提示するので
留意すること。
成績評価の方法及び基準
期末試験により評価する
教科書・参考書
参考書 「はじめの一歩のイラスト薬理学」著書:石井邦雄、2013 羊土社
「薬理学 疾病の成り立ちと回復の促進」著者: 中嶋敏勝、医歯薬出版
「カッツング薬理学原書第 10 版」、Bertram G. Katzung 著、
柳澤輝行・飯野正光・丸山敬・三澤美和 監訳、2009、丸善
-33-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学
4 セメスター 火・3
永富
(齋藤
運動生活論
授業題目
良一
秀光)
必修
選択
の別
単位数
必修
1
人体の運動機能の理解と技術の修得
授業科目の目的・概要及び到達目標等
運動生活論では、運動機能を支える骨格筋の機能と適応能力を理解し、運動に伴うリスク、運動を行
わないリスクを理解する。また運動に伴うリスクを最小にし、運動によるメリットを最大にすることを
目標とする運動処方の背景と実際について理解する。
それを踏まえ、個人の心身の状態に応じた運動を実施するための運動プログラム作成および実践指導
計画の調整などについても理解する。
授業計画
回
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
日付
10/6
10/13
10/20
10/27
11/10
11/17
内 容
運動科学概論
永富
骨格筋の構造・機能と代謝
永富
運動と適応
永富
運動と栄養
永富
運動と健康(概要)
永富
運動不足病、運動にともなう傷害とその対応
永富
11/24 運動処方
永富
講師
良一(健康維持増進医工学)
良一(健康維持増進医工学)
良一(健康維持増進医工学)
良一(健康維持増進医工学)
良一(健康維持増進医工学)
良一(健康維持増進医工学)
良一(健康維持増進医工学)
成績評価の方法及び基準
レポートによって評価する。
教科書・参考書
参考書:生活習慣病対策および健康維持・増進のための「運動療法と運動処方」佐藤
光堂)
-34-
祐造
編(文
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
2
看護学専攻
4 セメスター 火・4・5
(12/1~ 3・4 に変更)
授業題目
老年看護方法論
齋藤
美華
高齢者に多い疾患の理解と高齢者の健康レベルや生活の場に応じた看護援助
授業科目の目的・概要及び到達目標等
授業目的
高齢者看護の特性を捉え、そのケア技術の原理を理解した上で、あらゆる健康レベルに応じ、かつ、
様々な生活の場において援助できる力を習得する。
到達目標
1)多様な健康問題やニ-ズをもった対象への看護過程を展開できる能力を習得する。
2)高齢者の生活する場や生活形態・様式に沿った形での看護過程を展開できる能力を習得する。
3)高齢者の転倒予防や事故防止に対して、専門的知識や技術を理解する。
4)高齢者の家族をはじめとして、高齢者を取り巻く人々のソ-シャル・サポ-トの概念を理解する。
5)高齢者の個々に応じたヘルスプロモ-ションについて提案できる能力を習得する。
授業計画
第1回
10/6 高齢者への医療的援助と入院時の援助、高齢者のリハビリテ-ション看護(齋藤)
第2回
10/6 老年看護の基本的技術-コミュニケ-ション障害(東海林)
第 3、4 回
10/13 脳・神経疾患と治療(神経外科学分野)
第 5、6 回
10/20 眼科疾患(眼科学分野)
第 7、8 回
10/27 耳鼻咽喉科疾患(耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野)
第 9、10 回 11/10 高齢者の整形外科疾患と治療(整形外科学分野)
第 11、12 回 11/17 皮膚科疾患(皮膚科学分野)
第 13 回
11/24 老年看護の基本的技術-転倒予防と事故防止(齋藤)
第 14 回
11/24 老年看護の基本的技術-衣、脱水予防、睡眠障害などへの援助(尾﨑)
第 15、16 回 11/26 高齢者の嚥下障害と認知症(老年医学分野) *木曜日 4・5 時間目
第 17 回
12/1 老年看護の基本的技術-認知障害への援助(齋藤)
第 18 回
12/1 老年看護の基本的技術-認知障害への援助(齋藤)
第 19、20 回 12/8 腎、泌尿器系疾患と治療(泌尿器科学分野)
第 21 回
12/15 老年看護の基本的技術-食への援助、口腔ケア(齋藤)
第 22 回
12/15 老年看護の基本的技術-排泄への援助(齋藤)
12/22 休講(まとめ)
第 23 回
1/5
試験
第 24 回〈演習〉1/5 事例看護過程、食事介助と口腔ケア、高齢者擬似体験と移動(尾﨑,齋藤,東海林)
第 25 回〈演習〉1/12 事例看護過程、食事介助と口腔ケア、高齢者擬似体験と移動(尾﨑,齋藤,東海林)
第 26 回〈演習〉1/12 事例看護過程、食事介助と口腔ケア、高齢者擬似体験と移動(尾﨑,齋藤,東海林)
第 27、28 回〈発表〉1/19 事例看護過程グループワーク発表(尾﨑,齋藤,東海林)
成績評価の方法及び基準
出席状況、筆記試験、課題提出、演習の取り組み状況等にて総合的に判断する。
教科書・参考書
1)「新体系看護学 28 老年看護学① 老年看護概論・老年保健」鎌田ケイ子・川原礼子 編集
(メヂカルフレンド社)
2)「新体系看護学 29 老年看護学② 健康障害をもつ高齢者の看護」鎌田ケイ子・川原礼子 編集
(メヂカルフレンド社)
3)「厚生の指標 国民衛生の動向」
(厚生統計協会)
-35-
開講専攻
授
業
科
単位数
末永カツ子・髙橋香子
栗本鮎美
必修
2
目
看護学専攻
4 セメスター
担 当 教 員
必修
選択
の別
地域看護方法論
水・3-4(13:00~15:15)
授業題目
地域で生活する人々の健康課題と地域保健活動
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的:地域で生活する人々の健康課題を理解するとともに、地域保健活動について学習する
目標:1.ライフサイクルに対応した健康課題と地域保健活動について理解する
2.地域保健活動の場による活動特性と方法を理解する
授業計画
第1回(10 月 7 日)ガイダンス
第2回(10 月 14 日)母子保健における地域保健活動
第3回(10 月 21 日)成人保健・高齢者保健における地域保健活動
第4回(10 月 28 日)地域の課題解決のための地域ケアシステムづくり
第5回(11 月 11 日)自治体における地域保健活動
第7回(11 月 18 日)産業保健活動の実際
第8回(11 月 25 日)学校保健活動の実際
第9回(12 月 2 日)地域保健活動における支援技術
第10回(12 月 9 日)地域保健活動における支援技術(グループワーク)
第11回(12 月 16 日)家庭訪問(グループワークの発表)
第12回( 1 月 6 日)健康相談(グループワークの発表)
第13回( 1 月 13 日)健康教育(グループワークの発表)
第14回( 1 月 20 日)健康診査(グループワークの発表)
第15回( 1 月 27 日)まとめ
成績評価の方法及び基準
出席状況、参加態度、レポートを総合的に判断して評価する
教科書・参考書
随時、指示する。
-36-
必修
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
選択
の別
単位
数
看護学
4 セメスター 木・2
精神看護学原論
授業題目
齋藤秀光
吉井初美
必修
1
精神看護学の理解に向けて
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的
心の働き、心の発達、心の健康について学び、精神看護学の意義や役割を理解する。
また、我が国および諸外国の精神保健福祉制度の変遷について理解する。
1.精神看護学とは何か、対象、特性について理解する。
目標
2.心の構造と機能および健康レベルと障害との関連について理解する。
3.精神保健福祉制度および看護の歴史、精神保健福祉法を理解する。
授業計画
第1回(10 月 1 日)
精神看護学の理念と特徴
(吉井)
第2回(10 月 8 日)
時代の思想と精神医療の歩み・精神保健福祉法
第3回(10 月 15 日)
心の機能および成長・発達
第4回(10 月 22 日)
地域精神保健看護活動
第5回(10 月 29 日)
心の健康問題
第6回(11 月 5 日)
精神を病むということ
(吉井)
第7回(11 月 12 日)
心の健康に関する支援
(吉井)
第8回(11 月 19 日)
試験
(齋藤)
(吉井)
(齋藤)
(吉井)
成績評価の方法及び基準
出席状況、提出物、筆記試験などで総合的に判断する。
教科書・参考書
教科書:武井麻子、他:系統看護学講座
専門分野Ⅱ
(医学書院)
-37-
精神看護の基礎
精神看護学[1]
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学
女性健康科学原論
吉沢
豊子
4セメスター木・2
授業題目
生涯を通じた女性の健康
授業科目の目的・概要及び到達目標等
リプロダクティブ・ヘルス/ライツおよびウィメンズヘルスの概念を基本としながら、生涯を通じた女性
の健康と何か、およびその支援方法とは何かを学ぶ
学習の到達目標
・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、ウィメンズヘルスについてわかる
・女性の健康に関連する保健統計についてわかる
・女性のライフサイクルと健康、女性と家族とのかかわりについてわかる
・女性のライフステージ別の健康の特徴とその支援方法がわかる
授業計画
第1回:リプロダクティブ・ヘルス/ライツとウィメンズヘルスについて(11/26 担当吉沢)
第2回:女性の健康に関する保健統計(12/3 担当吉沢)
第3回:セクシュアリティ (12/10 担当吉沢)
第4回:ライフサイクルからみた女性の健康と親になること(12/17 担当吉沢)
第5回:思春期女性の健康問題と看護(1/7 担当吉沢)
第6回:成熟期・更年期女性の健康問題と看護(1/14 担当吉沢)
第7回:生殖器に健康問題を持った女性の看護 (1/21 補講期間 担当吉沢)
第8回:試験 (1/28 担当吉沢)
成績評価の方法及び基準
毎回のレポートと最終の試験によって評価する
レポート50点、試験50点
7 回の授業で 2 回以上無断欠席をした場合は、最終試験の権利を失う
教科書・参考書
新体系看護学全書
母性看護学1
母性看護学概論ウィメンズヘルスと看護
-38-
メヂカルフレンド社
開講専攻
看護学専攻
4セメスター 金・2
授
業
科
目
担 当 教 員
小児看護方法論
(4セメスター開講)
授業題目
塩飽
仁
必修
選択
の別
単位数
必修
2
子供を看護する原理と方法論
授業科目の目的・概要及び到達目標等
疾病や障害を持つ子供と健康な子供に共通した日常生活の援助方法について具体的に学びます。
また,子供の quality of life;QOL を支援する原理となる子供の権利条約について学び,演習を通して
子供の人権擁護の具体的方法について学習します。
これらの学習に基づき,疾病や障害を持つ子供に必要な看護援助について理解します。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
(10 月 2 日)
(10 月 9 日)
(10 月 16 日)
(10 月 23 日)
(10 月 30 日)
(11 月 6 日)
(11 月 13 日)
(11 月 20 日)
(11 月 27 日)
(12 月 4 日)
(12 月 11 日)
(12 月 18 日)
(12 月 25 日)
( 1 月 8 日)
( 1 月 15 日)
( 1 月 22 日)
小児保健1:小児保健の動向と行政による保健医療対策(健やか親子 21,公費医療費負担等)
小児保健2:小児保健の動向と行政による保健医療対策(予防接種法,児童虐待防止法等)
小児保健3:発達障害者支援法,特別支援教育,療育,チーム医療等)
日常生活の援助1:子供の養育と保育,栄養概論
大学祭のため休講
日常生活の援助2:栄養の質と評価,栄養障害
日常生活の援助3:経口栄養,経管栄養
日常生活の援助4:IVH,CV 管理,母乳栄養,人工栄養(調製粉乳),離乳
日常生活の援助5:母乳栄養,人工栄養(調製粉乳),離乳
日常生活の援助4:排泄の援助
日常生活の援助5:睡眠,衣生活,清潔の援助
日常生活の援助6:日光浴・運動,遊びの援助
子供のQOL1:子供の権利の遵守と侵害
子供のQOL2:アドボカシー事例演習①(子供の権利を守る行動の考案)
子供のQOL3:アドボカシー事例演習②(子供の権利を守る行動の考案)
筆記試験
成績評価の方法及び基準
この授業は4および5セメスターにわたっておこなうもので,これらをあわせて2単位となる。
4セメスター終了時に前半の筆記試験を,5セメスター終了時に後半の筆記試験を行って,これらを
あわせて筆記試験評価とする。
最終的な成績評価は,出席,筆記試験をもとに総合的に行う。
(出席点は15%,筆記試験は85%とする)
正当な理由がなく講義の4分の1以上欠席した場合は筆記試験の受験資格を認めない。
教科書・参考書
教科書 奈良間美保ほか:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[1],医学書院,2015
参考書 中野綾美ほか:ナーシング・グラフィカ 小児看護学①小児の発達と看護,メディカ出版,2015
中野綾美ほか:ナーシング・グラフィカ 小児看護学②小児看護技術,メディカ出版,2015
山元恵子ほか:写真でわかる小児看護技術,インターメディカ,2015
-39-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学
宮下光令
菊地史子
成人看護方法論Ⅰ
4 セメスター金 3・4
授業題目
今谷晃
佐藤一樹
必修
選択
の別
単位数
必修
2
成人慢性期看護方法
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的:慢性的な経過をたどる健康障害の特徴を理解し、成人期にある人が健康回復、維持するために
必要な生活調整および生活の再構築に向けた看護方法について系統的に学ぶ
目標:
1. 慢性的な健康障害によって生活の調整を必要とする人の看護に必要な知識・技術を修得する
2. 慢性的な健康障害によって生活の再構築を必要とする人の看護に必要な知識・技術を修得する
授業計画
第 1 回(10/2)
疾患総論・上部消化管疾患・呼吸器疾患
第 2 回(10/9)
循環器疾患(1)・循環器疾患(2)
第 3 回(10/16)
大腸疾患・糖代謝疾患
第 4 回(10/23)
腎疾患・脂質異常疾患
第 5 回(11/6)
脳神経疾患(1)・脳神経疾患(2)
第 6 回(11/13)
肝疾患・膵疾患
補講
内分泌疾患(1)(2)
、血液疾患(1)(2)
※上記の講義日程と講師名については再度第 1 回目に提示予定である
(今谷・進藤)
(三浦)
(角田・金子)
(中山・澤田)
(中島・菊地)
(近藤・菅野)
(高橋・亀岡)
第 7 回(11/20)
第 8 回(11/27)
第 9 回(12/4)
第 10 回(12/11)
第 11 回(12/18)
第 12 回(1/8)
(菊地)
(佐藤)
(佐藤)
(佐藤)
(佐藤・宮下)
(菊地)
第 13 回(1/15)
第 14 回(1/22)
第 15 回(1/29)
慢性的な健康障害をもつ人への看護
呼吸器系の慢性疾患をもつ人への看護
循環器系の慢性疾患をもつ人への看護
消化器系の慢性疾患をもつ人への看護
がんをもつ人への看護
栄養・代謝系の慢性疾患をもつ人への看護
腎・内分泌系の慢性疾患をもつ人への看護
運動系の慢性疾患をもつ人への看護
脳・神経系の慢性疾患をもつ人への看護
造血系・免疫系の慢性疾患をもつ人への看護
感染症を有する人への看護
試験
成績評価の方法及び基準
期末試験(80 点)授業参加度(出席・グループワーク、20 点)で評価
事前に授業に関連した基礎知識を学習しておくこと
教科書・参考書
各講義時に配布される資料
参考書は講義で随時提示する
-40-
(菊地)
(菊地)
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
看護学専攻教員
必修
1
看護学
5 セメスター 月・2
看護技術論Ⅳ
授業題目
保健指導の基本技術の理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的
保健指導に必要な基本的知識と技術について学習する。
目標
保健指導(相談技術・教育技術)に関する基本的知識について理解する。
各ライフステージにおける保健指導の特徴と実際について理解する。
授業計画
第1回(4 月 13 日) ガイダンス・保健指導総論(髙橋香子)
第2回(4 月 20 日)高齢者における保健指導の特徴①(齋藤美華)
第3回(4 月 27 日)高齢者における保健指導の特徴②(齋藤美華)
第4回(5 月 11 日)リハビリテーション過程にある患者への保健指導(菊地史子)
第5回(5 月 18 日)妊娠期における保健指導と健康教育(中村康香)
第6回(5 月 25 日)育児期における保健指導(中村康香)
第 7 回(6 月 1 日) 成人期における保健指導(佐藤菜保子)
第8回(6 月 8 日) 学童期の子どもを対象とした健康教育①(塩飽仁・鈴木祐子)
第9回(6 月 15 日)学童期の子どもを対象とした健康教育②(塩飽仁・鈴木祐子)
第10回(6 月 29 日)がん看護・緩和ケアでの患者指導(佐藤一樹)
第11回(7 月 6 日)精神看護における服薬指導(精神看護学分野教員)
第12回 (7 月 27 日)思春期の子どもを持つ親を対象とした精神疾患に関する保健指導(吉井初美)
第13・14回(後日連絡)地域住民を対象とした健康教育の実際①②(髙橋香子)
成績評価の方法及び基準
出席状況、レポートにより総合的に評価する。
教科書・参考書
授業内で随時提示する。
-41-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学専攻
5 セメスター 月・3,4
看護情報演習
授業題目
宮下
光令,佐藤
一樹
看護研究のための情報処理
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的・概要
看護・医学論文を正しく読むために必要な医学統計学に関する知識を習得する。また、卒業研究をは
じめとした看護研究を行うための情報処理に関する知識や技術を統計ソフトウエア JMP を用いた体験的
学習により習得する。
到達目標
1)看護・医学論文を読むために必要な医学統計学に関する知識を習得する。
2)アンケート調査の調査票作成、データ収集、データ入力、解析、プレゼンテーションの技術を習得
する。
授業計画
第 1 回(4/13)
なぜ医学統計学を学ぶのか、調査票の作成、調査の実施とデータの入力(宿題)
第 2 回(4/20)
統計ソフトウエア JMP の使い方、記述統計、グラフの作成、確率分布
第 3 回(4/27)
統計学的仮説検定、相関係数
第 4 回(5/11)
連続データの解析、カテゴリカルデータの解析
第 5 回(5/18)
回帰分析、多変量解析
第 6 回(5/25)
生存時間解析、評価尺度の信頼性と妥当性、症例数設計
第 7 回(6/1)
PowerPoint を用いたプレゼンテーションの作成
第 8 回(6/8) PowerPoint を用いたプレゼンテーションの実際
成績評価の方法及び基準
出席(25%)
、レポート(25%)、試験(50%)により評価する。
※第 8 回のときにレポート課題を提示する、試験は試験期間中に行う。
教科書・参考書
教科書:「JMP による医療系データ分析」内田治ら(著)
、東京図書
参考書:「ナースのための質問紙調査とデータ分析 第 2 版」石井京子ら(著)医学書院
参考書:「JMP による統計解析入門 第 2 版」田久浩志ら(著)、オーム社
参考書:「保健統計・疫学 改訂第 4 版」福富和夫ら(著)、南山堂
-42-
授
開講専攻
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学専攻
家族関係論
5セメスター
齋藤
美華
火・2
授業題目
家族の理解と援助
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的・概要
疾病や障害をもつ対象の理解と育児や介護に携わっている家族の機能を理解し、家族のセルフケア
機能を高める援助を体系的に学ぶ。
到達目標
1)事例や自分の家庭を振り返り、様々な家族について理解する。
2)家族看護として支援する家族機能を理解する。
3)家族のセルフケア機能を高める援助を体系的に理解する。
授業計画
第1回 4/14
家族看護学とは(齋藤)
第2回
家族介護者の立場からみた家族
(元大森医師会立訪問看護ステーション
4/21
管理者
野田淳子氏)
第3回
4/28
家族看護過程論、
さまざまな家族の理解-高齢者と家族、介護者と家族、ターミナルケアなど(齋藤)
第4回
5/12
家族へのアプローチ(齋藤)
第5回
5/19
第6回
5/26
第7回
6/2
演習-日米における家族関係の類似点と相違点について(グループワーク)
(齋藤、東海林)
演習-日米における家族関係の類似点と相違点について(グループワーク・発表準備)
(齋藤、東海林)
演習-日米における家族関係の類似点と相違点について(グループワーク発表)
(尾﨑、齋藤、東海林)
成績評価の方法及び基準
出席状況、課題提出、グループワークの取り組み状況、レポート等にて総合的に判断する。
*レポート課題名「家族関係論における学びについて」
*レポート提出期日:6 月 9 日(火)12 時まで
*提出先:217 研究室
教科書・参考書
参考書:「家族看護学」鈴木和子・渡辺裕子
1 枚程度にまとめる
著(日本看護協会出版会)
-43-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学
5 セメスター火・2
看護研究原論
授業題目
丸山
良子
他
研究とは何か
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的
1. 看護学研究の意義と必要性を理解し、研究の基礎となる文献検索方法、研究のプロセスについ
て学ぶ。
2. 目的に合わせた研究方法を選択し実施できるために必要な基本的能力を養う。
授業計画
回
第 1 回 6/9
第 2 回 6/16
第 3 回 6/23
第 4 回 6/30
第 5 回 7/7
第 6 回 7/28
第 7 回 8/4
内容
研究の進め方(1)
研究の進め方(2)(文献検索の方法)
研究の進め方(2)(文献検索の方法)
研究方法(1)
研究方法(2)
研究方法(3)
研究の進め方(3)
担当
丸山 良子
図書館
図書館
南 優子
吉沢 豊子
菅野 恵美
丸山 良子
図書館での文献検索については、第 1 回目に説明します。
7/14,7/21 は、基礎看護学実習Ⅱのため授業はありません。
成績評価の方法及び基準
出席状況、演習、レポートを総合的に評価します。
教科書・参考書
必要に応じて提示します
-44-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学
5 セメスター 火・3
授業題目
緩和ケア看護論
宮下
光令
がん患者・家族の苦痛に対する緩和ケアおよび終末期ケア
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的・概要
がん患者・家族の疼痛や身体症状、精神症状、社会的・スピリチュアルな問題を解決するための緩和
ケアについて学習する。意思決定やコミュニケーション、看取りのケア、在宅緩和ケア、家族ケア、遺
族ケア、延命治療などの倫理的な問題について学習する。
到達目標
1)がん患者の疼痛や身体症状、精神症状、社会的・スピリチュアルな問題を解決するための緩和ケア
の知識・技術を習得する。
2)がん患者のコミュニケーション、看取り、在宅緩和ケア、家族ケア、遺族ケア、延命医療などの倫
理的な問題について理解を深める。
3)がん患者の終末期ケアについて学習することにより、自らの生と死について考える。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
4 月 14 日(火) 緩和ケア概論
4 月 21 日(火) がん性疼痛の治療と看護(1)
4 月 28 日(火) がん性疼痛の治療と看護(2)
5 月 12 日(火) がん患者の身体症状・精神症状と看護(1)
5 月 19 日(火) がん患者の身体症状・精神症状と看護(2)
5 月 26 日(火) がん患者の社会的・スピリチュアルな問題と看護
6 月 2 日(火) 意思決定とコミュニケーション
6 月 9 日(火) 在宅緩和ケア
6 月 16 日(火) 看取りのケア、家族ケア
6 月 23 日(火) 悲嘆と遺族ケア
6 月 30 日(火) 緩和ケアにおける倫理的な問題
7 月 7 日(火) 試験
成績評価の方法及び基準
出席(30%)
、試験(70%)により評価する。
教科書・参考書
教科書:宮下光令(編)
:緩和ケア(ナーシング・グラフィカ 成人看護学)メディカ出版
-45-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学
丸山良子
丹野寛大
看護技術論Ⅲ
5セメスター 火・4
授業題目
菅野恵美
看護を実践するための基本となる技術を学ぶ
必修
選択
の別
単位数
必修
1
-統合編-
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】
1.基本的な看護技術を統合し、対象者の日常生活・診療場面に必要な援助技術を学ぶ。
2.事例について看護過程を展開し、対象者に適切な援助を提供する能力を養う。
【目標】
1.基本的な看護技術を習得する。
2.基本的な看護技術を統合し、対象者の日常生活・診療場面に必要な看護技術を習得する。
3.事例について看護過程を展開し、対象者に合わせた適切な援助方法を考察する。
授業計画
月 日
内 容
看護に共通する技術 無菌操作
看護過程 排泄に看護上の問題がある対象者(3)
生理的な排尿が困難な対象者への援助
生活を援助する技術
生理的な排尿が困難な対象者への援助(導尿を含む)
薬物療法を受ける対象者への援助
担 当
講義/演習
丸山
講義
菅野
講義
菅野・全員
演習
丸山
講義
1
4/14(4 講時)
2
4/14(5 講時)
3
4/21
4
4/28
5
5/12(4 講時)
薬物療法・検査時の援助の基本(1) 物品の取扱い
丸山・全員
講義・演習
6
5/12(5 講時)
薬物療法・検査時の援助の基本(2) 注射手技の確認
丸山・全員
講義・演習
7
5/19
検査を受ける対象者への援助
丹野
講義
8
5/26
輸血を受ける対象者への援助
藤村茂先生
講義
(東北薬科大学)
9
6/2(4 講時)
薬物療法・検査時の援助の基本(3) 静脈血採血の実施
丹野・全員
講義・演習
10
6/2(5 講時)
薬物療法・検査時の援助の基本(4) 静脈血採血の実施
丹野・全員
講義・演習
11
12
6/9
6/15(月)
13
6/15(月)
(3 講時)
(基礎看護学実習Ⅱ
オリエンテーション)
試験
医療現場におけるコミュニケーションの実際(1)
大寺雅子先生
講義
医療現場におけるコミュニケーションの実際(2)
大寺雅子先生
演習
(4 講時)
14
7/7
成績評価の方法及び基準
試験、演習の出席状況、レポートの提出状況を総合的に評価します。
(試験 70%、演習の出席状況・レポートの提出状況 30%)
なお、課題レポートを提出していない場合は、試験を受けることは認めません。
教科書・参考書
教科書は指定しませんが、講義中に適宜紹介します。
-46-
開講専攻
看護学専攻
5 セメスター水・1,2
授業題目
授
業
科
目
担 当 教 員
成人看護方法論Ⅱ
佐藤冨美子
佐藤菜保子
今谷晃
必修
選択
の別
単位数
必修
2
急性期・生命危機状態にある人の理解と看護方法
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的:急性期・生命危機状態にある成人期の対象を理解し、健康の回復に必要な看護方法について系統
的に学ぶ。
目標:
1.急性期・生命危機状態にある人の看護に必要な知識・技術を習得する。
2.生命危機状態にある人の生理的安定を図る看護に必要な知識・技術を習得する。
3.手術によって身体の形態・機能に変化が生じた人の看護に必要な知識・技術を習得する。
授業計画
第1回 (4/8)
第2回 (4/15)
第3回 (4/22)
第4回 (5/13)
第5回 (5/20)
第6回 (5/27)
第7回 (6/3)
第8回 (6/10)
第9回 (6/17)
第 10 回 (6/24)
第 11 回 (7/1)
第 12 回 (7/8)
第 13 回 (8/5)
肝臓移植・乳腺疾患と治療
救急医学・周術期医療
集中治療・心疾患の外科的治療
食道疾患外科的治療・胃・腸疾患の外科的治療
胆膵疾患の外科的治療
肺移植と呼吸器悪性腫瘍の外科的治療
上記の授業日程と講師名に関しては再度第1回目に提示予定
急性期・生命危機状態にある人の特徴と看護の役割
高度集中治療と倫理
生命危機状態にある人の看護
意識障害・循環障害・呼吸障害・栄養障害がある人の看護
paper patient GW
急性心筋梗塞事例
くも膜下出血事例
周手術期にある人の看護:術前・術中・術後の看護
身体の形態・機能に変化が生じた人の看護
呼吸機能障害
コミュニケーション障害
ボディイメージの変化
身体の形態・機能に変化が生じた人の看護
栄養摂取・消化吸収障害
身体の形態・機能に変化が生じた人の看護
運動機能障害
性機能障害
試験
(川岸・多田)
(遠藤・斎藤)
(星・本吉)
(中野・阿部)
(林)
(遠藤)
(佐藤冨美子)
(佐藤冨美子)
(佐藤冨美子)
(佐藤冨美子)
(佐藤菜保子)
(佐藤菜保子)
(佐藤菜保子)
(佐藤菜保子)
成績評価の方法及び基準
成績評価は、筆記試験(85%),授業参加度(グループワーク,出席状況 15%)をもとに総合的に行う。
正当な理由がなく講義の 4 分の 1 以上欠席した場合は、筆記試験の受験資格を認めない。
教科書・参考書
黒田裕子編,成人看護学 第 2 版,医学書院,2013.
その他、随時資料を配布し、参考文献を提示します。
-47-
開講専攻
授
看護学
5セメスター
水・3
業
科
目
担 当 教 員
保健医療福祉行政論
授業題目
南
優子
必修
選択
の別
単位数
必修
1
保健医療福祉行政と公衆衛生活動
授業科目の目的・概要及び到達目標等
4セメスターの公衆衛生学で学んだ疾病予防概念・健康管理制度が、実際の保健医療福祉行政(衛生
行政・福祉行政・医療行政)でどのように展開されているかを理解する。
保健医療福祉行政の基本的な考え方・法的基盤及び具体的な施策について講義する。また、実際の保
健医療福祉計画の企画及び評価について、行政担当者が講義する。
福祉行政・医療行政は8セメスター「社会保障制度論」でも講義します。
授業計画
第1回(4/8)
第2回(4/15)
第3回(4/22)
第4回(5/13)
第5回(5/20)
第6回(5/27)
第7回(6/3)
序論:保健医療の歴史と衛生行政・福祉行政の概要
南 優子
保健行政(法的基盤、生活習慣病などの疾病対策、難病対策) 南 優子
疾病登録、疾病予防活動の評価(スクリーニングの評価)
西野善一
老人保健、老人福祉、介護
辻 一郎
保健所及び保健センターにおける地域保健福祉活動
坂東毅彦
国及び地域の社会福祉行政の概要
講師未定
国及び地域の医療体制、医療計画の概要
講師未定
講師の都合や他科目の実習により日時が変更になる場合があります。掲示等で連絡しますので注意して
ください。
成績評価の方法及び基準
期末試験とレポートにより評価する。
(期末試験70%、レポート30%)
教科書・参考書
教科書
4セメスターの公衆衛生学で使用した「シンプル衛生公衆衛生学」「国民衛生の動向」
-48-
必修
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
選択
単位数
の別
看護学
精神看護方法論
5 セメスター 木・1, 2
齋藤秀光
吉井初美
必修
精神科看護実践のための援助理解に向けて
授業題目
授業科目の目的・概要及び到達目標等
精神疾患の診断、症状、病理、治療の知識を習得する。また、精神疾患を持つ人を生物・
心理・社会的側面から全人的に理解し、健康回復に向けたコミュニケーション技術および
援助技術について学ぶ。
授業計画
第 1 回(4/9)
精神医学総論、器質性精神障害(齋藤)
第 2 回(4/16)
アルコール依存・薬物依存、統合失調症(齋藤)
第 3 回(4/23)
気分障害、神経性障害、人格障害(齋藤)
第 4 回(4/30)
摂食障害、睡眠障害、産褥期精神障害、性同一性障害
児童・青年期の精神障害(齋藤)
第 5 回(5/7)
精神科における治療 -薬物療法-(齋藤)
精神看護におけるケアの原則と方法(吉井)
第 6 回(5/21)
自己理解、他者理解:プロセスレコード(吉井)
精神症状と看護(吉井)
第 7 回(6/4)
保健医療福祉サポートシステム(鈴木
第 8 回(6/11)
精神科における治療と看護 -薬物療法、入院治療-(吉井)
第 9 回(6/18)
精神疾患を持つ人との出会いから援助までⅠ、精神科援助技術(吉井)
第 10 回(6/25)
精神疾患を持つ人との出会いから援助までⅡ、精神科援助技術(吉井)
栄)
オレム・アンダーウッドのセルフケア理論、看護過程の展開(吉井)
第 11 回(7/2)
心理教育、社会生活技能訓練、家族支援、リエゾン精神看護、人権擁護
(吉井)
第 12 回(7/9) 看護過程の展開グループワーク・発表(吉井)
第 13 回 8/5(水)4 限
試験
成績評価の方法及び基準
出席状況、提出物、筆記試験などで総合的に判断する。
教科書
武井麻子,他:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護の展開 精神看護学[2](医学書院)
太田保之・上野武治編:学生のための精神医学
医歯薬出版
-49-
2
開講専攻
看護学専攻
5セメスター 木・3
授業題目
授
業
科
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
塩飽 仁,笹原洋二,植松 貢,
熊谷直憲,菅野潤子,鈴木 陽,
木村正人,田中 拡
必修
2
目
小児看護方法論
(5セメスター開講)
子供を看護する原理と方法論
授業科目の目的・概要及び到達目標等
疾病や障害を持つ子供の看護援助方法について具体的に学びます。
子供の疾病について学んだ後に,子供の入院や職種間連携と看護職者の役割について学習し,その後,
看護診断と援助に必要な知識・理論・援助方法について学習します。
これらの学習に基づき,子供と家族を個別的・全人的視点で捉えて看護過程を展開する具体的な方法
について学びます。
授業計画
※小児疾病論は小児科および小児外科医局の医師による講義です。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
試験
(4 月 9 日)
(4 月 16 日)
(4 月 23 日)
(4 月 30 日)
(5 月 7 日)
(5 月 14 日)
(5 月 21 日)
(5 月 28 日)
(6 月 4 日)
(6 月 11 日)
(6 月 18 日)
子供のQOL4:インフォームド・アセント,パーミッション,プリパレーション
小児疾病論1:小児の内分泌疾患,先天性代謝異常症 菅野
小児疾病論2: 小児の血液・腫瘍・免疫疾患 笹原
小児臨床看護概論1:子供の入院,小児臨床看護の特徴,職種間連携
小児臨床看護概論2:ホスピタリズムと母子同室,子供のきょうだいと家族の支援
小児疾病論3:小児の感染症(小児感染症,消化器・呼吸器感染症) 鈴木
小児疾病論4:小児アレルギー疾患,腎疾患 熊谷
小児疾病論5:小児の循環器疾患 木村
小児疾病論6:小児の外科疾患 田中
小児疾病論7:小児の神経疾患,発達障害 植松
小児臨床看護方法1:情報収集とアセスメント(バイタルサイン・身長・体重測
定,サンプリング)
(6 月 25 日) 小児臨床看護方法2:検査の援助(骨髄・腰椎穿刺),与薬の援助(内服,坐薬,
点滴,調剤)
(7 月 2 日)
症状とケア技術1:発熱,嘔吐,下痢,脱水
(7 月 9 日)
症状とケア技術2:けいれん・意識障害(便秘,浮腫)
7 月 16 ,23 日は基礎看護学実習Ⅱのため講義はありません。
(8 月 6 日)
筆記試験
成績評価の方法及び基準
この授業は4および5セメスターにわたっておこなうもので,これらをあわせて2単位となる。
4セメスター終了時に前半の筆記試験を,5セメスター終了時に後半の筆記試験を行って,これらを
あわせて筆記試験評価とする。
最終的な成績評価は,出席,筆記試験をもとに総合的に行う。
(出席点は15%,筆記試験は85%とする)
正当な理由がなく講義の4分の1以上欠席した場合は筆記試験の受験資格を認めない。
教科書・参考書
教科書 奈良間美保ほか:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[2],医学書院,2015
奈良間美保ほか:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[1],医学書院,2015
参考書 中野綾美ほか:ナーシング・グラフィカ 小児看護学②:小児看護技術,メディカ出版,2015
山元恵子ほか:写真でわかる小児看護技術,インターメディカ,2015
-50-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
跡上富美・中村康香
必修
2
看護学
5 セメスター 木 4・5
授業題目
母性看護方法論
周産期にある対象の理解と看護支援
授業科目の目的・概要及び到達目標等
周産期にあるケアを必要としている人々の特徴を理解し,新しい家族を迎えて変化する人々への看護
の必要性を理解することができる.また,ケアを展開していく上で必要となる周産期特有な看護技術に
ついても習得することができる。
達成目標
・周産期にある人々(妊婦・産婦・褥婦,胎児・新生児,家族)の特徴を理解し,周産期の看護場面で
展開される援助・支援方法について理解することができる。
・周産期に必要とされる看護技術について,その根拠を理解した上で習得することができる。
授業計画
第 1 回 (4/9)
第 2 回 (4/16)
第 3 回 (4/23)
第 4 回 (4/30)
第 5 回 ( 5/7)
第 6 回 (5/14)
第 7 回 (5/21)
第 8 回 (5/28)
第 9 回 ( 6/4)
第 10 回(6/11)
第 11 回(6/18)
第 12 回(6/25)
第 13 回( 7/2)
第 14 回( 7/9)
妊娠の成立と心身の変化と妊婦健康診査
妊婦健康診査と妊娠期の看護支援
CTG モニタリングの重要性と判読(演習含む),分娩の 3 要素
分娩機転と分娩進行,分娩期の看護
分娩後の退行性変化と進行性変化,心理的特徴とその看護
産褥期の看護と母乳育児支援
出生直後の新生児の生理と観察(東北大学病院 NICU 担当医)
出生後 1 カ月までの新生児の看護
技術演習(前半グループ)
技術演習(後半グループ)
妊娠・分娩・産褥期に起こりやすい異常と看護 1
妊娠・分娩・産褥期に起こりやすい異常と看護 2
産褥事例を用いた看護過程
筆記試験
成績評価の方法及び基準
筆記試験(50%),演習課題(30%)
,授業後のレポート(5%),出席態度その他(15%)で総合的に判
断します。
演習への不参加,事前連絡なしでの提出物の遅延・未提出については評価の対象としません。
教科書・参考書
教科書 森恵美他:系統看護学講座 母性看護学各論,医学書院
教科書 医療情報科学研究所:病気が見える Vol.10 産科,メディックメディア
この他の参考図書については、授業内で紹介予定です。
-51-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
1
看護学専攻
在宅看護論
5セメスター
尾﨑
章子
金・2
授業題目
在宅看護の知識と技法の理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
授業目的
在宅看護の歴史や背景をふまえ、在宅看護の概念、対象、方法の特徴および今日の課題を理解する。
到達目標
1)在宅看護の機能、役割について理解できる。
2)疾病や障害を持ちながら地域で生活する人と家族の価値を尊重した支援のあり方について理解で
きる。
3)在宅療養生活の基盤となる保健医療福祉施策とケアマネジメントについて理解できる。
4)疾病の段階に応じて医療機関から在宅へ移行する際の支援について理解できる。
5)訪問看護提供のしくみと事業所の管理・運営について理解できる。
6)在宅看護における災害への備え、災害時の対応について理解できる。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
4/10
4/17
4/24
5/ 1
5/ 8
5/15
5/22
5/29
6/5
6/12
6/19
6/26
7/3
在宅看護の理念・目的
在宅医療の実際と介護①(仙台往診クリニック院長 川島孝一郎氏)
在宅医療の実際と介護②(仙台往診クリニック院長 川島孝一郎氏)
在宅看護に関連する保健医療福祉施策①(株式会社ケアサービス部長 苛原志保氏)
在宅看護に関連する保健医療福祉施策②(株式会社ケアサービス部長 苛原志保氏)
ケアマネジメントの理論と実際(株式会社ケアサービス部長 苛原志保氏)
在宅看護における倫理的課題と対応
災害時の在宅看護(株式会社ウェルファー 齊藤裕基氏)
在宅移行に向けた退院支援(大学病院 地域医療連携センター看護師長)
訪問看護サービス提供のしくみと展開の実際(訪問看護ステーション所長)
訪問看護ステーションの管理・運営(訪問看護ステーション所長)
在宅看護の動向と課題
まとめ
成績評価の方法及び基準
出席状況、課題提出、グループワークの取り組み状況、レポート等にて総合的に判断する。
*レポート課題名「訪問看護実習で学ぶべきこと(自己の学習目標について)」 書式は後日提示する
*レポート提出期日:7 月 10 日(金)12 時まで
教科書・参考書
教科書:「在宅看護論 第3版」木下由美子 編著(医歯薬出版)
参考書:「家族看護学を基盤とした在宅看護論【概論編】」渡辺裕子 監修(日本看護協会出版会)
-52-
開講専攻
授
業
科
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
佐藤喜根子, 佐藤眞理
選択
1
目
看護学
助産学原論
5セメスター金・3
授業題目
助産学とは何か,助産師の実践活動を理解しよう
授業科目の目的・概要及び到達目標等
助産の歴史は人類のスタートとともに始まり,人間社会の時代とともに発展してきた。その概念は時
代・文明の影響を受けながら現在に至っている。講義では,今日の助産学の基本理念及びこれまでの助
産の変遷,さらに助産師の責務と役割を理解する。そのうえで少子化社会となった現在の助産師の役割
と担うべき課題について考えを明確にする。
授業計画
第 1 回(4 月 10 日)助産とは何か 助産の意味・意義・対象と歴史
第 2 回(4 月 17 日)助産活動の基本理念 倫理規定と業務の内容
助産活動を支える法的根拠 職業的責務と法的責任
第 3 回(4 月 24 日)日本における母子保健の動向と課題
第 4 回(5 月 1 日)日本における助産師教育と助産師の活動
第 5 回(5 月 8 日)助産活動の実践紹介
: 開業助産師の活動紹介
第 6 回(5 月 15 日)諸外国の母子保健の動向と助産活動
第 7 回(5 月 22 日)助産業務と将来的展望
第 8 回(5 月 29 日)まとめ・期末試験
成績評価の方法及び基準
出席状況,講義中に科した課題レポート,期末試験の成績を加味して総合的に評価する。
(期末試験:60%,課題レポート 20%・出席状況 20%程度)
教科書・参考書
助産学講座1 「基礎助産学1:助産学概論」(医学書院)
「わが国の母子保健」
(母子衛生研究所)
「母子の主なる統計」
(厚生労働省児童家庭局母子保健課)
「保健師助産師看護師法の解説」
(日本医事新報社)
-53-
開講専攻
看護学専攻
5セメスター金・4
授業題目
授
業
科
目
新生児看護論
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
佐藤喜根子
選択
1
新生児期の特徴の理解と看護支援、その養育者の支援
授業科目の目的・概要及び到達目標等
新生児期は、胎内生活から胎外生活へ適応していく時期であり、呼吸循環動態の劇的変化が起こる
その移行過程の看護支援の必要性とその方法について理解することができる。
到達目標
・胎外生活への適応過程が理解できる
・新生児の観察に必要な技術がわかる
・新生児期は外界からの影響を受けやすく、その生活は全て養育者に依存している。その養育者に対
して必要な看護支援が提供できる
・標準的な新生児蘇生法の理論と技術の習得ができる
・新生児期の養育環境がその後の成長発達にかかわることが理解できる
授業計画
第 1 回 (4 月 10 日)オリエンテーション:新生児期の特徴
第 2 回 (4 月 17 日)胎児から新生児への適応過程
第 3 回 (4 月 24 日)出生直後の新生児の健康診査とケア
第 4 回 (5 月 1 日)早期新生児の健康診査とケア
第 5 回 (5 月 8 日)新生児の育児技術
第 6 回 (5 月 15 日)養育者への看護支援
第 7 回 (5 月 22 日)ハイリスク新生児の基礎
第 8 回 (5 月 29 日)ハイリスク新生児の看護
第 9 回 (6 月 5 日)ハイリスク新生児の看護(NICU の看護)担当:渡邉裕美子(西 6 副看護師長)
第 10 回(6 月 12 日)ハイリスク新生児の看護(NICU の看護)担当:渡邉裕美子(西 6 副看護師長)
第 11 回(6 月 19 日)乳幼児期の対象理解
第 12 回(6 月 26 日)筆記試験
第 13 回~第 15 回(後日連絡) 新生児蘇生法「一次」コース(B コース)講習会の受講
開講時期は未定。土・日曜日半日の集中講義
担当:新生児蘇生法コースインストラクター
(本コース受講については、初回 OT 時に説明をします)
成績評価の方法及び基準
出席状況,講義中に科した課題レポート,期末試験の成績を加味して総合的に評価する。
(期末試験:60%,出席状況 30%,新生児蘇生法講習会 10%程度)
*新生児蘇生法講習会を受講しないものは、新生児蘇生に関するレポートを課します(10%)。
教科書・参考書
助産学講座 8 「新生児期・乳幼児期」(医学書院)
改正第 2 版 日本版救急蘇生ガイドライン 2010 に基づく新生児蘇生法テキスト(メジカルビュ-社)
(新生児蘇生「一次」コースを受講者は必ず購入し、自己学習しておくこと)
新生児べーシックケア 横尾京子(医学書院)
新生児の疾患・治療・ケア(メディカ出版)
-54-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学
菅野恵美 丸山良子 丹野寛大
基礎看護学実習Ⅱ
朝倉京子 原ゆかり
5セメスター
授業題目
必修
選択
の別
単位数
必修
2
臨床場面において、看護の対象者に必要な援助を考える。
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】
看護の対象となる人々の日常生活を把握し、既習の知識を統合しながら必要な看護を明確にする。
【目標】
1. 疾患を有する人々が生活する病院・病棟の環境を理解する。
2. 病院に入院している人々の日常生活の概要を理解する。
3. 看護過程の展開を通して、看護の対象となる人々に必要な援助を明確にすることができる。
4. 医療チームにおける様々な職種の役割と、看護師の役割について理解する。
5. 看護師として必要な倫理観を養う。
授業計画
1. 日程
日
時
内 容
6月9日
火
4 講時
16 日
火
午後
病院見学
23 日
火
午後
病院見学
29 日
月
午後
病棟実習(オリエンテーション)
30 日
火
午後
病院見学
7月6日
月
午後
病棟実習(見学実習)
13 日
月
午前
学内オリエンテーション
午後
病棟実習・看護過程の展開
午前
病棟実習・看護過程の展開
午後
学内演習
14 日
火~金
~17 日
21~23 日
火~木
午前・午後
学内オリエンテーション
病棟実習・見学およびケアの実施・学内まとめ
2. 場所:東北大学病院
詳細については、6 月 9 日の学内オリエンテーション時に提示します。
成績評価の方法及び基準
実習参加状況、実習内容、レポートの提出および内容などを総合的に評価します。
教科書・参考書
必要に応じて指示します。
-55-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学専攻
単位数
末永カツ子・大森純子・高橋
必修
香子・田口敦子・栗本鮎美
地域看護学実習
5セメスター
授業題目
必修
選択
の別
地域における保健師活動の理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】市町村における保健師活動の内容と展開方法について理解する
【目標】
1.対象を生活者としてとらえ、そのニーズに基づいた活動であることを理解する
2.地域および特定集団の健康問題を解決するための活動の実際について理解する
3.地域における保健師の活動や役割について考察する
授業計画
1.実習期間:9月上旬(後日提示する)
2.実習施設:県内市町村
3.実習展開
1)実習オリエンテーション
実習の目的・目標を理解し、実習計画表をふまえ具体的な実習方法について検討する
また、実習に必要な態度等について確認する
2)事前レポート、実習記録、実習レポートの作成
実習前に事前レポートを作成する(テーマは別途指示)。実習内容と学びは実習記録に
整理し、実習終了後に学びの内容を実習レポートとして作成する
3)保健師活動への参加
実習施設の概要を把握し、保健師活動に参加する
4)カンファレンス
地域における保健師活動についてグループ討議をおこない、学びを整理する
※詳細は、実習要項を参照
成績評価の方法及び基準
出席状況、参加態度、実習記録、発表内容、レポートを総合的に判断して評価する
教科書・参考書
教室で指示する
-56-
1
開講専攻
看護学
6セメスター・集中講義
授業題目
授
業
科 目
担
助産診断学
当
教
員
佐藤喜根子, 佐藤眞理
必修
選択
の別
単位数
選択
2
診断が全ての基本となる。正常経過を知って,異常を早期に予測・判断しよう
授業科目の目的・概要及び到達目標等
〔授業科目の目的〕
妊娠期・分娩期・産褥期の各期にある女性の経過診断と健康生活診断が出来るようになる。
妊娠期は正常な妊娠経過と異常妊娠の判断が出来るようになること、分娩期は正常の経過と異常
に対する助産診断の原理を理解すること。
また、産褥期の診断は、正常な産褥経過の確認のためのリスクスクリーニングが出来、助産過程が展
開できるようにする。(なお、早期新生児の診断も含めて、第一次救急の判断と対応については、「新
生児看護論」で担当する)
授業計画
【妊娠期の助産診断】
第 1回 助産診断とは…,妊娠期の診断類型
第 17 回 分娩経過娩出力と娩出物(正常)
第 2回 妊娠初期の助産診断(身体的変化:正常と異常)第 18 回
〃
(異常)
第 3回 妊娠初期の助産診断(心理・社会的変化)
第 19 回 分娩介助の意義と原理
第 4回 妊娠期の栄養(産褥期も含む)
第 20 回 分娩各期の心身の影響と支援
第 5回 妊娠中期の助産診断(身体的変化:正常と異常)第 21 回 分娩促進と分娩誘発
第 6回 妊娠末期の助産診断(身体的変化:正常と異常)第 22 回 産科手術(適応と要約)
第 7回 妊娠中・末期の助産診断(心理・社会的変化) 第 23 回 分娩時の緊急時の対応 ①
第 8回 ハイリスク妊娠(合併症)
第 24 回
〃
②
第 9回 超音波検査の原理と産科活用
【産褥期の助産診断】
第 10 回 超音波検査の方法
第 25 回 産褥期の助産診断類型
第 11 回 分娩監視装置の原理と評価方法
第 26 回 産褥期の生理学的経過と特徴
第 12 回 妊娠と薬剤について
第 27 回 産褥期に起こる身体的問題
第 13 回 妊婦への支援(ケアについて)
第 28 回 産褥期の心理的・社会的特徴
第 14 回
〃
第 29 回 産褥期に起こる心理・社会的問題
第 30 回 定期試験
【分娩期の助産診断】
第 15 回 分娩期の助産診断類型 ①
第 16 回
〃
②
成績評価の方法及び基準
試験(60%)・講義中に科したレポート(20%),出席状況(20%)を加味して総合的に評価する。
試験は知識を確認するために、数回のミニ試験を行う。
教科書・参考書
教科書:助産学講座 6「助産学診断・技術学Ⅱ」医学書院
助産学講座 7「助産学診断・技術学Ⅱ」医学書院
参考書:助産学大系「助産診断・技術学 4~7」日本看護協会出版会
-57-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学
6・7 セメスター 月 1・2
一部集中
小山田信子,佐藤喜根子
吉沢豊子, 跡上富美,
中村康香, 佐藤眞理
助産技術学
授業題目
必修
選択
の別
単位数
選択
3
周産期の母子・家族に必要な援助技術
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的:女性が本来もっている力を発揮して安全でその人らしい分娩を経験し,女性と家族が新しい役
割を引き受け成長するために必要な,周産期の助産技術を学ぶ。
学習の到達目標:
1.妊婦の特徴を理解し,妊婦・胎児の健康水準を判断でき,健康維持に必要な生活指導ができる。
2.分娩開始,分娩経過,産婦・胎児の健康状態が判断できる。
3.分娩介助技術を含め,安全な分娩にむけて産婦の持つ力を発揮させるような分娩期の援助が行
える。
4.褥婦新生児の健康水準が判断でき,夫・家族が育児生活を順調に送るために必要な援助が行え
る。
授業計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
6 セメスター
ガイダンス
2 講時
7 セメスター 1講時
ガイダンス
産褥期女性の身体的特徴と理解
妊娠期の女性の心理的特徴
産褥期女性の心理的特徴とアセ
スメント
妊娠期の女性の身体的特徴
母乳栄養成功へ向けての援助
妊娠期の女性のアセスメント
分娩介助技術の実際
妊娠期の女性の援助技術 ①
助産技術②(外消等)
〃
②
助産技術③(分娩介助技術)
〃
③
助産技術④(新生児介助・直後のケア)
流・早・死産妊婦のケア
技術演習
分娩期女性の心理・身体的特徴 技術演習
分娩 1 期と助産技術(内診外診モニター) 分娩期産婦アセスメント
分娩 2 期と助産技術(外陰部消毒, 分娩期産婦アセスメント
分娩介助技術)
分娩 3 期・4 期と助産技術(胎盤 急速墜娩術の介助とケア
計測母児早期接触)
分娩期の助産技術の実際 ①
筆記試験
14
〃
②
演習・実技試験
15
試験
演習・実技試験
成績評価の方法及び基準
出席状況,提出物,筆記試験,実技試験等を総合して評価する
教科書・参考書
本学分娩介助手順書
助産学講座 5~7 医学書院
進 純郎 分娩介助学
東京 医学書院
-58-
7 セメスター 2 講時
産褥期女性のアセスメン
ト
メンタルヘルスケア
分娩介助演習オリエンテーション
技術演習
技術演習
技術演習
技術演習
技術演習
技術演習
分娩期産婦アセスメント
分娩期産婦アセスメント
分娩期産婦アセスメント
実技試験オリエンテーシ
ョン
演習・実技試験
演習・実技試験
開講専攻
授
看護学
6 セメスター
集中
業
科
単位数
亀岡淳一、中村康香、
佐藤一樹、田口敦子
必修
1
目
学術英語
授業題目
担 当 教 員
必修
選択
の別
学術英語論文を作成するには
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的:
これからの看護学では、看護の知識・実技のみならず、研究能力も身につけた人材が求められます。研
究においては、英語による情報獲得(論文読解)と情報発信(口頭発表および論文作成)が、必要とな
ります。これらに共通するパターンや決まり事の基礎的な知識について学ぶのが本授業の目的です。
到達目標:
研究者のために必要な、学術論文を書くための基本的な英語表現を身につける
1.学術論文の構造を理解できる
2.学術論文の英語のレトリックについて学ぶ
3.学術論文の執筆方法について理解できる
4.学術論文の内容を英語で表現しプレゼンテーションできる
授業計画
第1回
第2回
オリエンテーション、各グループへの英語論文の割り当て(教員全員)
講義(1)学術英語論文の読み方(田口敦子)
講義(2)学術英語論文の執筆方法(佐藤一樹)
グループワーク(1)
第3回
講義(3)英語の勉強のしかたのコツ(亀岡淳一)
グループワーク(2)
第4回
講義(4)英語のレトリックとは(亀岡淳一)
グループワーク(3)
第5回
講義(5)英語プレゼンテーションの方法(中村康香)
グループワーク(4)
第6回
第7回
グループワーク発表(1)
グループワーク発表(2)、講評
(教員全員)
(教員全員)
1 月 20 日(2 講時)、1 月 22 日(2 講時)、1 月 27 日(1-2 講時)、1 月 29 日(2 講時)、2 月 10 日(1,2 講時)
を予定しているが、変更の可能性もあり。最終日程は 1 月上旬に掲示するので、留意すること。
成績評価の方法及び基準
出席を重視する
教科書・参考書
各講義時に配布される資料
-59-
開講専攻
授
業
科
目
看護学
成人看護学実習Ⅰ
6,7セメスタ-
授業題目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
宮下光令,菊地史子,
佐藤一樹
必修
3
慢性期および終末期にある成人患者・家族への看護実習
授業科目の目的・概要及び到達目標等
概要:成人看護学原論,成人看護方法論Ⅰで学習した看護理論・援助方法を臨地実習場面において
体験し,慢性期・終末期看護の実践に必要な知識,技術,態度を統合的に修得する。
目的:慢性的な健康問題により生じるストレス・危機状況にある成人患者およびその家族に対し,人間
関係を基盤に問題解決の系統的アプローチを適用して,成長・発達・適応へ向けての看護を実践
するための基本的な知識や技術および能力を養う。
目標:
1.健康問題に伴うストレス・危機状況にある成人患者を多面的に理解し,看護の問題解決のプロセス
の展開ができる。
2.慢性期疾患患者が障害を受容して日常生活規則の中で自己管理と社会生活への適応ができるよう
に援助できる。
3.近い将来,死を免れ得ない患者が,意義深く生きられるように,また,尊厳を持って死を迎えられ
るような。援助を理解できる。
4.患者および家族は,それぞれの価値観を持ち,自立・自律した存在であることを尊重し,人間とし
ての尊厳を重んじる態度がとれる。
授業計画
実習スケジュールは以下に示す。
1.学内演習および見学実習
慢性疾患患者の援助に必要な日常生活・診療介助援助に必要な技術について演習,文献学習を行う。
病棟実習を効果的なものにするために,緩和ケアセンターで見学実習を行う。
2.病棟実習
学生 1 名で成人期にあり慢性的な成人問題を持つ患者1名を受け持ち,看護過程を展開する。患者
を全体的に理解し,適切な問題解決の方向性を見出し援助するために,適時カンファレンスを実施
する。
3.統合実習
成人慢性期看護について考えを深めるために,病棟実習で担当した患者への看護プロセスを振り返
り,理論的にまとめ全体発表を行う。
成績評価の方法及び基準
実習スケジュール全ての出席状況,実習内容,参加態度,課題レポ-トを総合的に判断して行う。
教科書・参考書
教科書:成人看護学原論,成人看護方法論Ⅰ,成人看護方法論Ⅱの授業で使用した教科書。
参考書:適時,紹介提示する。
-60-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
看護学
成人看護学実習Ⅱ
6,7セメスタ-
授業題目
佐藤菜保子,須藤久実,
佐藤冨美子
必修
選択
の別
単位数
必修
3
手術療法及び集中治療を受ける成人期にある患者および家族への看護実習
授業科目の目的・概要及び到達目標等
概要:成人看護学原論,成人看護方法論Ⅱで学習した看護理論・援助方法を臨地実習場面において
応用的に実践し,急性期看護に必要な知識,技術,態度を統合的に修得する。
目的:手術療法及び集中治療を必要とする患者が抱える健康問題ならびに治療過程において生じるスト
レス・危機状況にある成人患者およびその家族に対し,人間関係を基盤とした問題解決の系統的
アプローチを適用して,成長・発達・適応に向けた看護実践に必要な基本的な知識や技術および
能力を養う。
目標:
1.健康問題に伴うストレス・危機状況にある成人患者を多面的に理解し,看護の問題解決のプロセス
の展開ができる。
2.患者が外科的な手術侵襲に伴う変化に対応して,心身の回復や社会生活への適応がはかれるように
援助できる。
3.患者および家族は,それぞれの価値観を持ち,自立・自律した存在であることを尊重し,人間とし
ての尊厳を重んじる態度がとれる。
授業計画
実習スケジュールは以下に示す。
1.学内演習および見学実習
手術療法及び集中治療を受ける患者の日常生活援助に必要な看護技術について演習,文献学習を行
う。病棟実習を効果的なものにするために,重症病棟および手術部で患者の治療・看護の場面に立
ち会う見学実習を行う。
2.病棟実習
学生 1~2 名で周手術期にある患者1名を受け持ち,看護過程を展開する。受け持ち患者が手術部,
重症病棟に入室する場合は,学生も患者に同行し看護を実施する。患者を全体的に理解し,適切な
問題解決の方向性を見出し援助するために,適時カンファレンスを実施する。
3.事例検討会
病棟実習で受け持った患者への看護プロセスを振り返り,理論的なまとめを行うとともに,成人急
性期看護について考えを深める。
成績評価の方法及び基準
実習スケジュール全ての出席状況,実習内容,参加態度,課題レポ-トを総合的に判断して行う。
教科書・参考書
教科書:成人看護学原論,成人看護方法論Ⅰ,成人看護方法論Ⅱの授業で使用した教科書。
参考書:適時,紹介提示する。
-61-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
必修
3
看護学専攻
老年看護学実習
6セメスター及び
7セメスター
授業題目
齋藤
美華
高齢者とその家族の理解と看護援助の実践
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的
地域や病院、施設で生活する高齢者とその家族の健康および健康問題について理解し、病院や施設、
地域の連携を含めた継続的な支援体制を考慮しながら、ニーズに対応した看護援助ができる能力を
養う。
目標
1)高齢者とその家族を対象として人間関係を築き、生活と健康および健康問題について理解する。
2)病院において健康問題を抱えている高齢者を対象に、ニーズに対応した看護援助を展開する。
3)家庭で療養している高齢者とその家族の生活を考慮した看護援助の実際を学ぶ。
4)施設で生活する高齢者の健康問題を把握し、支援のあり方について考察する。
5)病院、施設、地域における関係職種・機関との連携・調整について学び、看護職の役割について
考察する。
授業計画
1.実習期間:3週間(1週間45時間の授業とする)
2.実習施設:病院、訪問看護ステーション、介護老人保健施設など
3.実習展開
1)実習オリエンテーション
2)学内演習および学内カンファレンス(3日間)
3)訪問看護実習(2日間)
4)介護老人保健施設等実習(2日間)
5)病院実習(8日間)
実習担当教員:
尾﨑章子、齋藤美華、東海林志保
詳細については実習要項を参照のこと
成績評価の方法及び基準
出席状況、実習態度、実習記録内容、レポート内容を総合的に判断して評価する。
教科書・参考書
その都度、指示する。
-62-
開講専攻
授
業
科
目
看護学
小児看護学実習
6・7セメスター
授業題目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
鈴木祐子
塩飽 仁
必修
3
子供の看護の実際
授業科目の目的・概要及び到達目標等
概要
子供と家族の総合的理解と援助過程に,小児看護学で学習した知識・理論および技術を適用し,
看護診断と看護援助の実際および小児保健医療チームにおける看護者の役割を体験的に学習します。
目的
1.各期の子供の成長発達段階について理解を深め,個々の成長発達段階に応じた看護援助に必要な
知識,技術,態度を学ぶ。
2.健康障害が子供および家族に及ぼす影響について学ぶ。
3.病気や障害を持つ子供を個別的に理解し,知識と技術を統合して,根拠に基づいた看護を実践で
きる能力を養う。
4.小児看護の特徴と小児医療チームにおける看護者の役割と責任について学ぶ。
到達目標
1.子供の成長発達を理解し,それらに影響を与える諸因子を多角的にとらえることができる。
2.病気や障害,医療行為が子供に及ぼす影響を理解できる。
3.小児医療チームにおける看護者の役割と責任について理解できる。
4.子供をとりまく危険因子をとらえ,安全確保のため適切に対処できる。
5.子供を的確に観察して判断し,看護実践に反映することができる。
6.子供の各成長発達段階におけるセルフケア確立のために援助できる。
7.家族がかかえる問題を理解し援助,指導できる。
8.子供の成長発達は心身両面にわたって個人差があることを理解し,人格や権利を尊重する看護を
実践できる。
9.子供や家族の総合的理解に基づく看護過程を通して,QOL の維持・向上を目指した看護を実践し
評価できる。
授業計画
1.病院実習
東北大学病院東・西5階病棟に入院中の子供を受け持ち,1週間実習を行う。病院実習には院内分
校見学など病院内関連部門の見学等を含む。
2.保育所実習
川内けやき保育園,菜の花保育所,泉チェリー保育園,せせらぎ保育園,やまびこ保育園で2日間
実習を行う。
3.施設実習
医療型障害児入所施設エコー療育園で 1 日実習をし,子供の療育環境,地域や職種との連携・
協働について知見を深める。
4.学内演習
小児看護に必要な知識および技術について演習を行う。
成績評価の方法及び基準
最終的な成績評価は,出席,実習内容,実習レポートをもとに総合的に行う。
(出席点は20%,実習内容+実習レポートは80%とする)
教科書・参考書
教科書 奈良間美保ほか:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[2],医学書院,2015
奈良間美保ほか:系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[1],医学書院,2015
参考書 中野綾美ほか:ナーシング・グラフィカ 小児看護学②:小児看護技術,メディカ出版,2015
山元恵子ほか:写真でわかる小児看護技術,インターメディカ,2015
-63-
必修
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
選択
の別
看護学
精神看護学実習
6・7 セメスター
授業題目
吉井初美
必修
単位
数
3
精神疾患を有する患者へのケアの実践
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的 精神疾患を有する患者を理解し, 看護師として必要な態度を養う。更にケアを検
討し実践できる基礎的能力を養う。
目標
1. 患者を生物・心理・社会的側面から捉え, 全人的に理解することができる。
2. 患者との関わりを通して,自分自身の感情・思考・行動を客観的に捉えることがで
きる。
3. 患者との信頼関係形成に必要な態度やコミュニケーション技術を体験的に学ぶ。
4. 患者のセルフケア能力をアセスメントし,セルフケアレベルの維持・向上に向けた
看護過程の展開ができる。
5. 患者へのケアを通して, 家族支援や社会資源の活用,および保健・医療・福祉チー
ムの連携について考えることができる。
6. 患者の治療環境や地域生活を理解し、必要な支援について考えることができる。
授業計画
1. 実習場所と期間
東北大学病院精神科病棟(2 週間 )
東北大学病院精神科デイケア・地域支援相談室, 就労継続支援 B
型事業所パル三居沢(1 週間 )
2.実習展開
1) 病棟実習では患者 1 名を学生 1~2 が受け持ち, 看護過程の展開およびケアを実
践する。
2) 患者との交流を通して, 最も違和感が残った看護場面を取り上げ, その内容を
振り返り, 特徴や意味を分析する。
(プロセスレコードの記録)
3) 患者の健康的側面を引き出すためのレクリエーション企画・運営を行う。
4) 実習での学びや看護過程展開の検討をカンファレンス時に行う。
5) 病棟以外の実習では,患者の地域生活や支援の実際を学ぶ。
成績評価の方法及び基準
出席状況,実習態度,実習記録,レポートを総合的に判断して評価する。
参考資料:田中美恵子:精神看護学-学生-患者のストーリーで綴る実習展開-(医歯薬出版)
*授業で配布した資料,実習要項および実習前に配布する資料を使用する。
-64-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
単位数
必修
3
吉沢豊子 跡上富美 中村康香
看護学
6,7 セメスター
必修
選択
の別
母性看護学実習
授業題目
佐藤喜根子 小山田信子
佐藤眞理
生涯を通じた女性と家族に対する支援
授業科目の目的・概要及び到達目標等
女性健康科学原論、母性看護方法論での学習を踏まえて、生涯を通じた女性とその家族の健康を考慮
しながら、その機能を十分に発揮できるような生活支援のあり方や包括的な看護について学ぶ。
到達目標
1.周産期にある家族が経験するさまざまな変化について理解しながら、看護の支援のあり方を考え、
看護を提供することができるとともに、看護の役割と実際を理解することができる。
2.女性の生涯にわたる健康の保持・増進のため、自分の体の状態を理解しセルフケア・セルフコント
ロールできるような健康教育を提供することができる。
授業計画
1.病棟実習(周産期母子センター 産科病棟)
周産期にある家族に対する健康支援に必要な看護技術を学ぶとともに、褥婦・新生児 1 組を
受け持ち看護過程を展開する。
2.見学実習(周産期母子センター 産科病棟、分娩室、NICU/GCU)
分娩見学や、産科処置見学、産科ハイリスクケア見学、2 週間健診、周産期対象の健康教育、
NICU/GCU の見学を通し、看護の実際や、その役割、周辺環境などについて学ぶ。
3.健康教育の企画・運営(学内;家族支援看護実習室)
女性のライフサイクルの各時期に必要な健康教育を企画・運営し、また評価することで
健康教育の必要性などについて学ぶ。
その他詳細については実習要項参照
成績評価の方法及び基準
実習記録、実習態度、出席状況、実習課題レポートを基に教員および臨床スタッフにより総合的に
判定する。
病棟実習、見学実習、健康教育における評価基準は別に提示する。
教科書・参考書
女性健康科学原論および母性看護方法論における教科書、講義・演習資料など
-65-
開講専攻
授
業
科
目
看護学
6・7・8 セメスター
授業題目
卒業研究
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
看護学専攻教員全員
(統括は専攻主任)
必修
3
研究の進め方および論文作成の一連の過程を学習し、研究成果を発表する
授業科目の目的・概要及び到達目標等
学生は各自の研究テーマに関して、保健学科等の教員の指導のもとで研究のプロセスを学び、
研究成果を発表する。
授業計画
平成 27 年 1 月
卒業研究ガイダンスと指導教員の決定
その後は、指導教員の指導により研究を進める。
なお、論文の締め切りや研究発表日などの詳細は追ってアナウンスする。
成績評価の方法及び基準
提出された論文と発表を含めて総合的に評価する。
評価の観点:研究目的の明確さ、研究方法の適切性、論文の構成と長さ、論理的な記述、
文章表現、図表の適切性、引用文献の適切性、研究に取り組む態度、研究発表と質疑への参加等
教科書・参考書
指導教員が提示する。
-66-
必修
授
開講専攻
業
科
目
担 当 教 員
選択
単位数
の別
小山田信子
看護学
助産学実習
7・8 セメスター
授業題目
佐藤喜根子
吉沢豊子
跡上富美
中村康香
佐藤眞理
選択
8
周産期にある女性・家族の理解と,助産に必要な知識・技術・態度の実際の習得
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【
目的
】
周産期にある女性およびその家族を理解し適切なケアと助産の実際について学ぶ
【
目標
】
1. 妊娠の診断,妊婦の健康診査を行い,必要な援助が行える
2. 産婦の経過判断を行い,原理に基づき指導のもとに分娩介助が行える
3. 褥婦及び新生児の健康診査および必要な援助が行える
4. 周産期にある女性とその家族が新しい家族役割を獲得するために必要とする援助が行える
授業計画
【実習期間】
7 セメスター:9 月
月~金
8 セメスター:10 月~11 月
水~金
【実習内容】
1 ) 助 産 実 習 :妊婦の健康診査および看護援助
分娩開始の判断
分娩経過の判断と産婦の支援および助産介助
褥婦及び新生児の健康診査と看護援助
2
) 継続事例実習:助産介助から産後 1 か月まで同一の対象に継続した支援を実践する関りを
通し,女性と家族が成長発達してゆく過程を理解し,助産師の役割を学ぶ
【実習施設】仙台市内分娩取扱機関
SS レディースクリニック,仙台赤十字病院,仙台市立病院,東北公済病院,東北大学病院
成績評価の方法及び基準
出席状況,実習態度,実習記録等をもとに総合的に評価する
教科書・参考書
助産学講座 1~10
医学書院
助産師基礎教育テキスト 1~7
進
日本看護協会出版会
純郎著,分娩介助学,医学書院
母乳育児支援スタンダード,医学書院
横尾京子著,新生児ベーシックケア,医学書院
-67-
等その他担当教員が提示
等
開講専攻
授
業
科
目
看護学
7.8 セメスター
総合看護学実習
授業題目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
臨地実習担当教員
(統括は専攻主任)
必修
2
看護実践能力の展開と看護観の確認
授業科目の目的・概要及び到達目標等
これまで実施してきた看護基礎領域実習と看護専門領域実習を総括するものと位置づけ、看護実践能力
を向上させ、各自の看護観を確立する。
授業計画
総合看護学実習は下記の 3 部構成の実習で単位を認定する。詳細は後日アナウンスする。
第Ⅰ部
: 8 セメスター
3 専攻合同
第Ⅱ部
: 8 セメスター
総合看護学実習 領域別に実習
総合看護学実習
8 セメスター開始時に基礎看護学、成人看護学、小児看護学、母性看護学、老年看護学、
地域看護学、精神看護学が提示する実習予定から、希望する領域を選択する。
第Ⅲ部
: 7,8 セメスター
総合看護学実習
病院、学内、地域等における各種活動(学会・研修会・インターンシップ・ボランティアなど)を
通し、これまでの学びを統合する。
成績評価の方法及び基準
配点は第 1 部 30 点、第Ⅱ部 40 点、第Ⅲ部 30 点で、出席状況、実習態度およびレポート等にて総合
的に評価する
教科書・参考書
各実習の担当教員が提示する。
-68-
開講専攻
全専攻
8 セメスター
授
業
科
目
担 当 教 員
総合看護学実習(看護)
総合医療演習(放射線)
チーム医療実習(検査)
授業題目
必修
選択
の別
鈴木 貴(コーディネーター)
必修
塩飽 仁、宮下光令、武田 賢
単位数
1
チーム医療の理解と実践
授業科目の目的・概要及び到達目標等
目的・概略:
チーム医療やチーム医療原論で学んだ内容を基盤として、所属する専攻の専門領域以外の医療技術
につて、体験的に理解を深める。他の専攻の学生との交流を通して、医療チームとしての連帯感を培
い、協働の実際を実習を通して理解し、専門職者としてチーム医療を実践するための基本的態度を修
得することを目的とする。
到達目標:
実習を通してチーム医療の実際について理解し、チーム医療における専門職者としての役割と職種
間連携について理解を深める。
授業計画
開講時期:別途掲示する。
実習形態:集中授業、グループ学習とする。
グループ編成:1グループは 10 名程度で、3専攻の学生で構成される。
実習内容:
1日目:ガイダンス、各専攻の学生が自専攻の概要や専門性などをまとめて他専攻に紹介する演習
相互の専門性および3専攻以外の医療専門領域の実践と連携・協働について理解を深める。
2日目:医療現場におけるリスクマネージメント演習
インシデント、アクシデント発生時の対処および医療事故分析の実際を他職種連携のなかで
具体的に理解する。
3日目:一次救急蘇生の演習
シミュレーションモデルを使用してチームで取り組む救急蘇生の実際を学ぶ。
4・5日目:Paper Patient を用いた演習
医療需要者の個々の特徴に応じた医療を考案、実施するための、様々な職能を生かした連
携・協働のありかたを探る。
6日目:実習成果発表会
成績評価の方法及び基準
成績評価は、出席、レポートをもとに総合的に行う。
教科書・参考書
特になし
-69-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
佐藤英仁
選択
1
看護学専攻
8 セメスター
医療経済学
月・1
授業題目
統計データから見る日本の医療
授業科目の目的・概要及び到達目標等
医療は我々に非常に身近であり、誰にでも必要なものですが、意外と知られていないことも数多くあ
ります。例えば、「日本に病院はどのくらいあるのか」、「日本の医療費はどのくらいか」、「医療保険の
種類には何があるのか」などについて自信を持って回答できるでしょうか。そのような身近な疑問に答
えられるように、医療資源や医療費の現状や医療・保健分野の制度(仕組み)を理解しながら、医療経
済学の基礎理論を講義します。医療現場で働く皆さんにとって医療・保健分野における制度の理解は必
修といえるでしょう。また、身近な経済用語や基礎的な経済理論についても講義します。
授業の最後には毎回ペーパーを配布し、講義で分らなかった点や関連する質問等を書いて提出しても
らいます。出された質問は可能な限り、次回冒頭でフォローします。講義では、より理解を深めるため
にそれぞれの課題に対応する図表(統計データ)を数多く提示し、必要に応じて関連資料を配布します。
また、視聴覚教材の使用も検討しています。
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
【ガイダンス・基礎的な経済用語】
講義概要を説明する。また、GDP や経済成長率など基礎的な経済用語を確認する。
【経済学の基礎理論(消費者理論)】
無差別曲線、予算線などを説明し、最適消費点について理解する。
【日本の人口と疾病構造】
日本の人口や世帯、死因、平均寿命などを確認し、問題点を考察する。
【診療報酬制度】
診療報酬制度の概要を理解し、近年の改定について理解する。
【医療保険制度①】
医療保険の種類や保険料について理解する。
【医療保険制度②】
高額療養費や出産育児一時金などの医療保険を使う上での知識を習得する。
【国民医療費】
国民医療費の概要を説明し、国民医療費の現状と推移について理解する。
成績評価の方法及び基準
総合的理解は期末レポートで評価する。また、毎回のペーパーの提出も評価に加味する。
(期末レポート:80%程度 ペーパーの提出等:20%程度)
教科書・参考書
教科書:特に指定しない。
参考書:『国民衛生の動向』(厚生統計協会、2015 年)、『入門医療経済学』
(柿原浩明、2004 年)
(その他、必要に応じて便宜紹介する。)
-70-
開講専攻
授
全専攻
8 セメスター 月・3
業
科
目
担 当 教 員
チーム医療(看護・放射線)
チーム医療原論(検査)
授業題目
武田 賢、菅原
宮下光令、塩飽
明
仁
必修
選択
の別
単位数
必修
1
チーム医療についての基本的な概念を学ぶ
授業科目の目的・概要及び到達目標等
現代の医療は、高度に専門分化したスペシャリストがそれぞれの役割を担う「チーム医療」の形で行われ
ている。そのために、各々が専門技術を磨くと共に、医療チームの一員として、お互いの領域を認識し、尊
重するチームワークが求められる。現在、東北大学病院では感染防止対策チーム、栄養サポートチーム、褥
瘡対策チーム、緩和ケアチーム、治験チームなどが活動しており、医師、看護師、技師、薬剤師、栄養管理
士、事務員など多くの職種の人々が協力し、診療に当たっている。これらのチーム医療について、担当して
いる専門家の話を伺い、チーム医療実習のための基礎的な知識を得ることを目的とする。
授業計画
10/5 第 1 回
病院内での連携について
10/19 第 2 回
栄養サポートチーム、地域医療連携センター
10/26 第 3 回
感染防止対策チーム
11/2
第4回
治験チーム、WOC センター
11/9
第5回
緩和ケアチーム
11/16
第6回
高度救命救急センター
11/30
第7回
医療安全推進室
-看護部、診療技術部の現状と将来―
成績評価の方法及び基準
出席状況およびレポートによる
教科書・参考書
特になし
-71-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
大森純子 南優子 田口敦子
必修
1
看護学
国際保健学
8セメスター月・4
授業題目
世界の人々の健康と国際保健医療協力
授業科目の目的・概要及び到達目標等
【目的】世界の人々の健康と生活環境を理解し、望ましい国際保健活動・国際医療協力のあり方を考える。
【概要】各国の疾病発生状況や健康問題を概説する。さらに、各国の保健・医療・看護の在り方と国民性・文化
の多様性との関連をふまえながら、WHO の役割や国際医療協力の現状と課題について解説する。また、具体
例を通して、国際保健活動・国際医療協力における医師・看護師・保健師・助産師等、専門職として基本姿勢と
役割について考察する。
授業計画
第1回(10/5) ガイダンス、国際保健学序論
大森純子・田口敦子(医学系研究科)
第2回(10/19)比較疫学、移民研究、地球環境問題と健康
南 優子(医学系研究科)
第3回(10/26)国際保健に関わる国際機関の概要と世界の健康問題の概要
小坂 健(歯学研究科)
佐藤真理(前医学系研究科博士後期)
第4回(11/9)国際保健活動の実際1
第5回(11/16)国際保健活動の実際2
金子聰(長崎大学熱帯医学研究所)
第6回(11/30) 国際保健活動で自分ができること(演習)
大森純子・田口敦子(医学系研究科)
第7回(12/7) 新興感染症と国際医療協力
押谷 仁(医学系研究科)
第8回(12/14)レポート作成・提出
※講義の順番を一部変更する可能性がある。
成績評価の方法及び基準
出席状況とレポートにより評価する。
教科書・参考書
【参考書】
「国際看護・国際保健」 丸井英二ら 編 弘文堂
4セメスター公衆衛生学で使用した「シンプル衛生公衆衛生学」
「国際保健医療学」杏林書院
「図表でみる世界の保健医療」OECD インデイケータ(2014 年版)明石書店
-72-
開講専攻
看護学
8セメスター火1
授業題目
授
業
科
目
看護管理・政策論
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
大森純子 朝倉京子
田口敦子 原ゆかり
必修
2
看護におけるマネジメントおよび看護関連の制度・政策と看護職の責務
授業科目の目的・概要
【目的】
1.看護を提供するための「しくみ」として看護管理をとらえ、看護サービスをマネジメンするために
必要な諸理論、および基礎的知識を学ぶ。
2.保健・看護・医療・福祉に関連する法制度を理解し、国家資格を有する看護職の政策における役割、
および責務について考え、看護観を深める。
【概要】
<看護管理>
看護に関する様々な事象ついて、しくみという見方から概観する。看護を提供する「しくみ」にお
ける個人の実践と組織の経営について、組織論やリーダーシップ論等を用いて解説する。看護管理
の実際について知り、理解を深める。
<看護政策>
1.人々の生活と健康を支える保健・看護・医療・福祉に関連する法律と諸制度の成り立ちを理解する。
2.政策方針に基づく行政組織および関連機関の活動における看護職の役割と課題について検討する。
3.国家資格を有する看護職としての責務について考察し、看護観を深める。
授業計画
<看護管理>
第1回(10/6) ガイダンス
プロフェッショナルと看護サービス
朝倉 京子(看護教育・管理学分野)
第2回(10/13) 組織と看護職
原ゆかり(看護教育・管理学分野)
第3回(10/20) リーダーシップ論
大森 純子(公衆衛生看護学分野)
第4回(10/27) 看護管理の実際①病棟管理
奥山 節子(東北大学病院副看護部長)
第5回(11/10) 看護管理の実際②組織経営
酒井 敬子(東北大学病院副看護部長)
第6回(11/17) 看護管理の実際③教育・労務管理
鈴木 由美(東北大学病院副看護部長)
庄子 由美(東北大学病院副看護部長)
第7回(11/24) 看護のトップマネジメント
門間 典子(東北大学病院看護部長)
⇒レポート提出(12/8)
<看護政策>12 月 18 日(金)の 1~5 講時に集中講義で行う
第8回(12/18)看護に関連する法制度の成り立ち
大森 純子(公衆衛生看護学分野)
第9回(12/18)国家資格を有する看護職の責務と政策
大森 純子(公衆衛生看護学分野)
第10回(12/18) グループワーク・発表会
田口 敦子(公衆衛生看護学分野)
第11回(12/18) 特別講義:震災後の政策・対応①
宮城県医療整備課看護班
第12回(12/18) 特別講義:震災後の政策・対応②
宮城県看護協会
第13回(12/18) 特別講義:震災後の政策・対応③
仙台市若林区家庭健康課
第14回(12/18) グループワーク・発表会
田口 敦子(公衆衛生看護学分野)
⇒レポート提出(12/22)
成績評価の方法及び基準
出席状況、演習への参加態度、レポートをもとに総合的に評価する。
教科書・参考書
【参考書】講義の中で随時紹介する。
-73-
開講専攻
授
業
科
目
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
小山田信子
必修
1
看護学
8 セメスター 火 2
看護教育学
授業題目
看護教育の特徴と理解
授業科目の目的・概要
看護学教育について現状教育制度,歴史的経過を把握し,看護師養成教育の課題を明確にする。
看護専門職者として看護基礎教育,看護継続教育について学び,自らのキャリア形成につなげる。
学習の到達目標:
1. 看護教育・教育制度の歴史的経過を理解する。
2. 看護学教育の基礎教育および卒後教育の現状を理解し課題を明確にする。
3. 専門職としての看護教育のあり方および看護職者としての自己の将来像を展望する
授業計画
講義とグループワークによる主体的学習・プレゼンテーションを取り入れた内容とする。
1.看護教育の特徴と看護教育制度
2.看護学教育課程
3.看護学教育方法とその特徴①
4.看護学教育方法とその特徴②
5.教育評価・継続教育
6.看護職のキャリアパス
7.まとめ
成績評価の方法及び基準
出席状況,提出物,グループワーク,プレゼンテーション等を総合して評価する
教科書・参考書
グレッグ美鈴,池西悦子編集:看護教育学 南江堂 2009
杉森みど里,舟島なをみ:看護教育学,第 4 版,医学書院
鹿毛雅治,奈須正裕:学ぶこと教えること,金子書房
日本看護歴史学会:日本の看護 120 年,日本看護協会出版会
-74-
開講専攻
看護学
8セメスター火・3
授業題目
授
業
科
目
助産管理論
担 当 教 員
必修
選択
の別
単位数
佐藤
選択
1
喜根子
助産師に求められる管理の対象と知識・技術を理解しよう
授業科目の目的・概要及び到達目標等
助産業務に携わる専門職者として,助産師は専門的知識・技術の獲得と同時に,母子保健分野での妊
産婦や家族にケアを提供する管理者としての経営管理的なマネジメント能力が必要となってくる。
ここでは助産業務管理として,助産所の管理運営,産科病棟の管理に関する基本的知識を学ぶ。
同時に,時代のニーズに応じた対応を行う助産師の活動を紹介し,マネジメント能力について考える。
授業計画
第 1 回(10 月 6 日)助産管理の基本概念 助産業務の特性と助産管理の必要性
第 2 回(10 月 13 日)社会保障制度 医療保険制度と母子に対する社会保障
第 3 回(10 月 20 日)助産業務での医療事故防止策,医療過誤(判例を紹介)リスクマネージメント
第 4 回(10 月 27 日)災害時の助産業務 施設内と助産所の場合
第 5 回(11 月 10 日)産科病棟の助産管理:アメニティ,クリニカルパス(東 6 階 大桐規子看護師
長)
第 6 回(11 月 17 日)助産所の管理運営 : 開設と運営の実際 (とも子助産院 伊藤朋子院長)
第7回(11 月 24 日)助産師業務の拡大を目指して:海外の助産師活動
第 8 回(12 月 1 日)まとめ・試験
成績評価の方法及び基準
出席状況,講義中に科した課題レポート,期末試験の成績を加味して総合的に評価する。
(期末試験:50%,課題レポート 30%・出席状況 20%程度)
教科書・参考書
助産学講座 10 「助産管理」(医学書院)
「わが国の母子保健」
(母子衛生研究所)
「母子の主なる統計」
(厚生労働省児童家庭局母子保健課)
「保健師助産師看護師法の解説」
(日本医事新報社)
-75-
開講専攻
授
看護学
8セメスター
業
科
目
担 当 教 員
社会保障制度論
火・4
授業題目
南
優子
必修
選択
の別
単位数
必修
1
社会保障制度の意義と概要を理解する。
授業科目の目的・概要及び到達目標等
現代社会における社会保障制度の意義と役割及び医療との係わりを理解する。
日本及び諸外国の社会保障の概念、社会保障や社会福祉の理念と変遷、医療・福祉・年金等について
総合的に概説する。予防医学が社会保障制度や医療経済に与える影響についても講義する。
また、児童福祉・障害者(児)福祉・病院内での医療相談支援・地域医療の様々な問題について、具
体例を提示しながら講義する。
授業計画
第1回(10/6)
第2回(10/13)
第3回(10/20)
第4回(10/27)
第5回(11/10)
第6回(11/17)
第7回(11/24)
第8回(12/1)
社会保障・社会福祉の理念及び概論
社会福祉・社会保障制度の概要と生活保護
年金制度
障害者福祉・児童福祉
地域医療
予防医学と医療経済
医療相談支援
これからの保健医療福祉と公衆衛生学
加藤由美
加藤由美
加藤由美
田中総一郎
金村政輝
辻 一郎
冨田きよ子
南 優子
成績評価の方法及び基準
レポートと出席状況により評価する。
(レポート70%、出席状況30%)
教科書・参考書
教科書
「看護職のための社会福祉・社会保障」
(ヌーヴェルヒロカワ)
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開講専攻
看護学
8 セメスター集中
授
業
科
目
担 当 教 員
遺伝情報学
(医学科臨床遺伝学と合同)
授業題目
遺伝病学分野 青木洋子・
新堀哲也 他
(保健学科 吉沢豊子)
必修
選択
の別
単位数
選択
1
臨床に関連した遺伝学の理解
授業科目の目的・概要及び到達目標等
臨床の場で必要とする遺伝学の基礎と遺伝カウンセリングについて理解する。
授業計画
授業開講日:11月以降の予定(開講日決定しだい掲示)
場所:臨床大講堂
講義内容:序論
細胞遺伝学、染色体異常
遺伝子診療、遺伝子治療
単一遺伝子病 (1)~(3)
遺伝カウンセリング(1)~(2)
集団遺伝学・連鎖遺伝学
腫瘍遺伝学
試験について:医学科とは別に試験を実施、試験日は改めて調整
助産を選択している学生は必須科目になります。注意ください。
成績評価の方法及び基準
筆記試験の 60%の正解率を持って合格とする
教科書・参考書
推薦図書
ヒトの分子遺伝学(Strachan and Read 著) メディカル・サイエンス・インターナショナル
医科遺伝学 松田一郎監修、南江堂
遺伝カウンセリング 面接理論と技術 千代豪昭 著 医学書院
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