パンフレット(平成27年5月15日版)

教育と研究をとおして地域貢献を目指します
本センターは、地域連携を通じ、静岡大学における防災教育を多面的に展開させるとともに、防災科学研
究、防災ボランティア活動支援及び災害時の危機管理能力を組織的に発展させ、地域の防災力の向上に
資することを目的とし、2008年度に設置されました。
教育
研究
地域連携
センター長
客員教員
増田俊明(理学領域教授、構造岩石学・地球進化学)
安藤雅孝(客員教授、地震学・固体地球物理学)
石川有三(客員教授、地震学・地震予知・テクトニクス)
伊藤 潔(客員教授、地震学・固体地球物理学)
伊藤谷生(客員教授、構造地質学)
岩松 暉(客員教授、応用地質学・自然災害科学・情報地質学)
鵜川元雄(客員教授、火山物理学・地震学)
小澤邦雄(客員教授、地震防災)
笠原順三(客員教授、固体地球惑星物理学)
風間 聡(客員教授、水工水理学)
片田敏孝(客員教授、災害社会工学)
狩野謙一(客員教授、構造地質学)
柄谷友香(客員教授、都市防災計画・土木計画)
唐戸俊一郎(客員教授、地球科学・地球内部構造)
吉川肇子(客員教授、組織心理学・社会心理学)
近藤昭彦(客員教授、地理学)
佐藤 健(客員教授、建築学)
佐藤博明(客員教授、火山学)
鈴木清史(客員教授、文化人類学・異文化コミュニケーション)
武村雅之(客員教授、強震動・地震災害史)
千木良雅弘(客員教授、地質学・応用地質学)
中川和之(客員教授、災害報道・市民防災)
野津憲治(客員教授、地球化学)
林 拙郎(客員教授、林学・森林工学・砂防学)
藤井直之(客員教授、地球物理学・地震予知)
増澤武弘(客員教授、環境動態解析・資源保全学)
安田 清(客員教授、整形外科・災害医療)
山岡泰治(客員教授、地域医療・放射線管理)
矢守克也(客員教授、社会心理学・防災心理学)
吉田明夫(客員教授、地震学)
吉野篤人(客員教授、救急医学・災害医学)
渡辺俊樹(客員教授、物理探査・地震波動)
秦 康範(客員准教授、社会システム工学・安全システム)
林 能成(客員准教授、地震学・地震防災)
本間基寛(客員准教授、自然災害科学、災害情報学)
山田和芳(客員准教授、湖沼堆積学)
副センター長
小山真人(教育学領域教授、火山学・歴史地震学)
牛山素行(融合・グローバル領域教授、
自然災害科学・災害情報学・豪雨災害)
前田恭伸(工学領域教授、災害情報・リスクコミュニケーション)
専任教員
岩田孝仁(融合・グローバル領域教授、地方行政学(防災))
原田賢治(融合・グローバル領域准教授、津波工学)
兼務教員
土屋 智(研究部門長、農学領域教授、地震砂防学・土砂災害)
村越 真(教育部門長、教育学領域教授、認知心理学・リスク心理学)
池田恵子(教育領域教授、社会地理学)
岩崎一孝(情報学領域教授、地理情報システム)
北村晃寿(理学領域教授、第四紀の層序学・古環境学)
小林朋子(教育学領域教授、学校心理学・被災者の心のケア)
佐治 斉(創造科学技術大学院教授、画像処理・交通情報解析)
寺村 泰(人文社会科学領域教授、経済学)
西原 純(情報学領域教授、地理学)
古橋裕子(融合・グローバル領域教授 保健センター、精神科医)
安村 基(農学領域教授、木質構造学)
山本裕之(融合・グローバル領域教授 保健センター、
代謝学・内分泌学・公衆衛生学・健康科学)
今泉文寿(農学領域准教授、砂防工学)
木村浩之(理学領域准教授、地球微生物学・分散型エネルギー開発)
橋本 岳(工学領域准教授、電子電気工学・画像処理・画像計測)
藤井基貴(教育学領域准教授、教育学(教育哲学・道徳教育))
生田領野(理学領域講師、地震学・測地学)
石橋秀巳(理学領域講師、火山岩石学・実験マグマ学)
池田昌之(理学領域助教、層序学・堆積学)
三井雄太(理学領域助教 、地震学・測地学)
小杉素子(総合科学技術研究科工学専攻特任准教授、社会心理学)
サポートスタッフ
四ノ宮立男
松村元喜
鈴木あゆみ
中村恵美
三浦千恵子
宮城島小百合
教育
本学学生への防災教育の充実
・新入生セミナー 講演会
新入生全員が受講する『新入生セミナー』にて、防災意識の涵養と防災教育
に関する啓発が目的の講義を実施
・学際科目『地震防災』『地域社会と災害』『地球科学』
『災害時におけるリスク危機マネジメント』
学内外を問わず災害科学の様々な専門家の講師を招いて、多面的・総合的
に防災を学べる全学対象の科目を開講
・防災マイスター制度
自然災害に対する科学的な知識を有し、災害時の生命と災害後の
生活を守る有用な防災知識・スキルの獲得を目的とした称号付与制度。
2011年度より開始し、2012年度からは人文社会科学部・教育学部・
理学部・農学部で実施。2014年度までに43名に称号授与。
うち37名は静岡県知事認証「静岡県ふじのくに防災マイスター」の称号も
併せて取得。
防災教材の開発・検証
『こころのケアハンドブック』
『地震防災』の
講義にて、
津波災害の
授業を行う
原田准教授
『伊豆の風景を読み解く地質図』 『地震防災』
シリーズ
津波堆積物調査
研究
津波堆積物・古地震の調査
静岡・清水平野や下田周辺の地震記録から、
津波堆積物・古地震の調査を実施
防災気象情報に対する
認知・対応に関する研究
潜在自然植生を活かした海岸「防災林」の検証
東日本大震災で津波被害を受けた松原の調査等を踏まえ、
その土地にもともと生育している樹木(照葉樹)に注目
下田市で発見された西暦1854年の安政
津波や高潮被害からまちを守るための
東海地震に伴う津波で転がった津波石
最適な海岸林の構造と機能の研究を静岡県内でも実施
(推定重量32トン)
富士川河口断層帯調査
地震を伴って活動するかもしれない
富士川河口断層帯の地下構造を、
人工震源(バイブロサイス)
を用いて調査
津波シミュレーション
東海地震で波高10mが予想される
沼津市内浦の津波シミュレーション
動画の作成
被災地の現地調査
緊急地震速報の
検証実験
2011年東日本大震災
2011年紀伊半島豪雨
2012年九州北部豪雨
2013年山口・島根豪雨
2013年伊豆大島豪雨など
断層帯の地下断面
緊急地震速報や
事前説明の有無が
地震発生時の退避行動の成否に
どのように影響するのかを
学校現場で検証
地域連携
ふじのくに防災フェロー養成講座
静岡県と連携して、「災害科学的基礎を持った防災実務
者の養成」事業を平成22年度から実施し、平成26年度ま
でに61名が「ふじのくに防災フェロー」の称号(知事認証)
を付与されています。主な対象者は、自治体や企業等で
の災害に関する実務に従事している方で、災害発生後の
「危機管理ノウハウ」にとどまらず、災害の事前予防を目
指し、地域の災害特性を理解し、災害に関わる科学的情
報を読み解ける、実践的応用力を身につけた人材を育成
することを目標としています。
・業務で防災に関する実務従事者
・マニュアルや経験談だけに依存しない
・危機管理ノウハウにとどまらない
・災害に関わる科学的情報を読み解ける
・身近な地域の特性に応じ、災害の事前予防に対応
災害科学的基礎知識
全国の専門家を講師に迎えた講義・実習は
関連学問の最先端を学べると好評
受講生の業務内容・関心テーマに
応じた教育
①最新の災害科学基礎知識を講義
②実習・演習
科学的理解・表現能力
③修了研修
静岡県内のジオパークを支援しています
ジオパークは、大地の営みがつくった事物や景観を保全し、
地域の経済活動や教育・文化活動に活用する国際プロジェク
トです。見慣れた風景から災害史を読み解く人材を育成し、
地域の防災力を高める機能もあります。
『命のパスポート』
イラストレーターじょんじょん(たかやまみほ)さんと共同で
静岡県発行の『命のパスポート』をベースに
最近の動向を取り込み作成
伊豆半島ジオパーク
南から来た大地の成り立ち・恵み災害史を
楽しみながら学習
静岡県との共同研究事業
静岡県が開発するIC防災システを
大学生も交えて共同検証するなど
地域に即したプロジェクトを推進
南アルプスジオパーク構想
急激に隆起している山地は、削られながら
災害を起こすとともに、恵みももたらしてくれる
しずおか防災地域連携ふじのくに防災学講座
静岡大学理学部棟から見た南アルプスの山々、
左奥から茶臼岳、上河内岳、聖岳、赤石岳
静岡県、県内6大学、報道機関などで構成されている
『しずおか防災コンソーシアム』に参画し、
ふじのくに防災学講座を共同で毎月実施
●静岡大学防災総合センターWebページ
•
当センターの教育・研究活動によって作成した
防災コンテンツを“防災関連アーカイブ”にて公
開しています。
•
“ブログ”にて日々、最新の話題を提供中。
静岡大学防災総合センターWebページ
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/
●アクセス
<静岡駅からの交通機関>
JR静岡駅北口バスターミナル8番乗り場から
「静岡大学」または「東大谷」行きに乗車し、
「静大前」または「片山」下車
(所要時間25分、1時間に5~7本)
「静大前」または「片山」バス停より、
順路に沿って徒歩5分、大学会館1階(○印)
防災総合センター事務室:スタッフ常駐(9:00~17:00)
研究室2:原田研究室
研究室3:岩田研究室
研究室4:牛山研究室
静大前バス停
片山バス停
<所在地>
〒422-8529
静岡市駿河区大谷836
静岡大学(静岡キャンパス)内 大学会館1階
Tel :(054)238-4502 (ダイヤルイン)
Fax:(054)238-4911
Mail:[email protected]
平成27年 5月15日Ver.