“夢・希望・笑顔”輝く子ども ブルーミング ご・しち・ご 「なわて★Blooming★プラン 575」 ~第2期四條畷市児童・生徒学力向上3ヶ年計画(平成27年度~平成29年度)~ 四條畷市の花「サツキ」 0 四條畷市教育委員会 < 目 次 > 1.プロローグ 2.基本概念 3.「blooming(ブルーミング)」とは・・・ 4.「575(ご・しち・ご)」は・・・ 5.第1期四條畷市児童・生徒学力向上3ヶ年計画(平成24~26年度)の取組み 6.第1期四條畷市児童・生徒学力向上3ヶ年計画(平成24~26年度)の成果 7.四條畷市の児童生徒の現状について 8.現在の課題 9.対策 ~第2期学力向上3ヶ年計画で取り組むこと~ ・柱① 畷の授業スタンダードの確立 ・柱② フォローアップ対策 ・柱③ 家庭学習・生活習慣 ・柱④ 小中連携・一貫教育 ・子どもは地域の”財” ・市教育委員会の関わり 10.アクションプラン(今後のスケジュール) 11.エピローグ 1 1 1.プロローグ 「人」・「自然」・「歴史」 この街で子ども達は育ちます。 夢あふれる畷の“財(たから)”のために・・・ “子どもがイキイキワクワク ひとづくりはまちづくり 人と人との絆づくり“ のプロジェクトを進めます。 2 2.基本概念 授業のユニバーサルデザイン 特 別 活 動 ・ ク ラ ブ 活 動 等 道 徳 教 育 人 権 教 育 ・ キ ャ リ ア 教 育 学習規律 各 教 科 教 育 体 力 づ コミュニケーション能力 く り 読 書 言語活動 活 動 認め合う学級集団 様々な要素の“縦糸”と “横糸”を織りなすと・・・ めざすところは・・・ 3 英 語 教 育 郷 土 教 育 やがて、一枚の布となるように・・・ 高い自己肯定感や、グローバルな感覚をもち、 自己を確立し、他者とともに未来を切り拓く 人間へと形成していく・・・。 4 3.「blooming(ブルーミング)」とは・・・ blooming 【bloom・ing】 →花の咲いた、花盛りの、咲きほこる、 はつらつとした 第2期学力向上3ヶ年計画を進める中で、 未来を見つめる畷の子ども達の “夢”の花、“希望”の花、 そして、子ども達の“輝く笑顔”の花が咲きほこる・・・ また、教職員も夢・希望を持ち、 自信をもって子ども達と向き合える そんな取組みにしたいという思いを込めたものとしました。 5 4.「575(ご・しち・ご)」は・・・ 四條畷市の郵便番号は・・・ 57 5 つながって 畷の郷に 花、咲かそう・・・ 四 條 畷 市 全国でこの郵便番号は「四條畷市」だけです。 その「575」にちなんで、豊かな自然や歴史的遺産 など四條畷市を題材にした俳句募集を行うなど、現在 市をあげての施策を進めております。 この「575」を学校現場の様々な取組みに活かすこ とで、畷の子ども達に郷土“四條畷”への強い思いを 根付かせたいと考えています。 6 5.第1期四條畷市児童・生徒学力向上3ヶ年計画(平成24~26年度)の取組み 学力向上対策プロジェクトチーム (構 成)学力向上対策Co、市長部局、地域教育課、図書館、校長会、教 頭会の代表者及び各小中学校の学力向上担当者、学校教育課指導主事等 (ねらい)学力向上に繋がる具体的な取組みを調査・研究・計画するため の組織。 授業力向上 チーム フォロー アップ対策 チーム 家庭学習・ 生活習慣対策 チーム 小中一貫 教育推進 チーム 【取組み】 ・先進市の視察(摂津市、松原市、福井県、秋田県等) ・授業力向上について焦点化して調査及び検討 (「めあて」、「まとめ」の提示の重要性、ノート指導の充実、板書計画等) ・家庭学習を補完するフォローアップ教室の実施 (土曜日、放課後、夏休み) ・家庭教育啓発リーフレットの作成及び配布 ・中学校区のめざす子ども像の設定、小中合同研修会等の開催 7 6.第1期四條畷市児童・生徒学力向上3ヶ年計画(平成24~26年度)の成果 授業力向上 チーム ・授業改善、とりわけ「子ども主体の授業づくり」の必要性について教職員 の意識向上が図れた ・板書やノート指導に着目し、効果的な指導についての冊子を作成 ・ホワイトボードを活用する等子どものコミュニケーション能力の育成について研究 フォロー アップ対策 チーム ・土曜日フォローアップ教室の充実及び学校との連携強化 ⇒教材(国語・算数)作成、視写の取組み、特別授業の実施等 ・学校における放課後や夏季休業中のフォローアップの充実 ⇒学習指導員、学生ボランティアの配置 家庭学習・ 生活習慣対策 チーム 小中一貫 教育推進 チーム 8 ・家庭学習用教材の配布(H24年度小学1~3年生、H25,26年度小学1~6年生) ・家庭教育啓発リーフレット「なわて☆家庭学習のすすめ」の作成及び配布 ・宿題の出し方や内容について意見交換し、効果的な家庭学習について検討 ・保護者との信頼関係づくりのため、学級懇談会等の内容提案プリント作成 ・中学校区において「めざす子ども像」の設定及び確認 ・中学校区における小中学校教職員の合同研修会の開催 ・中学校区における小中学校間の行事の調整 ・授業研究を通しての小中連携一貫教育の推進 7.四條畷市の児童生徒の現状について H26全国学力・学習状況調査、H25全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果より 学力低位層が増加している。 学力低位層が減尐している。 伴って、学力高位層は減尐している。 9 伴って、学力高位層は増加している。 平均無解答率推移全国(1.000)と比較 H24 小学校総合 中学校総合 H25 H26 1.236 1.164 1.497 1.249 1.176 1.124 平均正答率の推移をみていると、中学校は上昇傾向 にある。一方、小学校においては、H21年度を境に下 降傾向にある。 中学校は、徐々にではあるが、改善傾 向。小学校は、改善傾向にあったが、H 26年度は増加している。 10 H26全国学力・学習状況調査の結果より<小学校 国語> グラフから「書くこと」、「国語への関心・意欲・態度」、 「書く能力」、「記述式」において国や府との差が大きい ことがわかる。 傾向としては全国、大阪府と似た傾向にあるが、全体 的な底上げが必要である。 11 H26全国学力・学習状況調査の結果より<小学校 算数> 全体的に、全国、大阪府平均との差がある。内容的に 記述式、数学的な考え方に特に課題がある。 国語A同様に、傾向としては全国、大阪府と似た傾向 にあるが、大阪府平均が全国平均と大きな差がないが、 本市は全体的な底上げが必要である。 12 H26全国学力・学習状況調査の結果より<中学校 国語> 大阪府平均と同様な傾向があり、やや下回っている。 項目では、小学校同様「書くこと」、「記述式」、「書く能 力」、「国語への関心・意欲・態度」に課題がある。 全体的に全国、大坂府平均より下回っているものの、「言 語についての知識・理解・技能」等大阪府平均を上回る 結果が出ている項目もある。他の項目も全国平均との差 も小さい。 13 H26全国学力・学習状況調査の結果より<中学校 算数> 全体的に大阪府平均を上回っており、「数と式」につい ては、全国平均を大きく上回っている。その他において も、全国平均並みの項目が多くある。 大阪府、全国平均を上回る結果が出ている。特に「資 料の活用」等は大阪府平均を大きく上回っている。 14 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(文科省調査)より 市内不登校児童・生徒数(30日以上) 病欠によるもの以外の30 日以上の欠席が、小学 校から中学校で増加。 不登校児童・生徒数は、H20年度以降小学校において は、微増傾向にある。中学校においても、変動はしつつ、 増加傾向にある。 市内不登校児童・生徒数 経年変化(30日以上) 15 ・ゲーム等の時間などは、全国平均と大きな差がある。 ・家庭学習は0~30分の割合が減り、改善傾向にあるが、他の項 目も含め全国平均と大きな差がある。 ・読書についての意識は改善傾向にあるが、読書時間は、小中 学校ともに全国平均と差がある。 ・自己肯定感は、改善及び後退様々だが、全体的に改善に向け た取組みを進めていきたい。 家庭生活のようす 普段(月~金曜日),1日当たりどれくらいの時間,テレビゲーム(コ ンピュータゲーム,携帯式のゲーム含む)をしますか (2時間以上) 家庭学習 学校の授業時間以外に,普段(月~金曜日),1日当たりどれくらいの 時間,勉強をしますか(学習塾や家庭教師含む)(0~30分) 家で,自分で計画を立てて勉強をしていますか 家で,学校の授業の予習をしていますか 家で,学校の授業の復習をしていますか 読書について 読書は好きですか 家や図書館で,普段(月~金曜日),1日当たりどれくらいの時間,読 書をしますか(教科書や参考書,漫画や雑誌除く)(30分以上) 自己肯定感 難しいことでも,失敗を恐れないで挑戦していますか 自分には,よいところがあると思いますか 将来の夢や目標を持っていますか 16 四條畷市小学校6年肯定的(%) 四條畷市中学校3年肯定的(%) 全国H26 市H25 市H26 傾 向 全国H26 市H25 市H26 傾 向 30.3 31.7 40.0 35.4 31.4 四條畷市小学校6年肯定的(%) 全国H26 市H25 市H26 39.1 四條畷市中学校3年肯定的(%) 傾 向 全国H26 市H25 市H26 12.7 25.5 21.3 14.7 23.8 21.4 61.0 47.5 49.5 46.6 42.2 47.5 43.2 29.7 30.2 34.2 24.3 26.6 54.0 34.3 39.2 50.4 35.3 43.4 四條畷市小学校6年肯定的(%) 全国H26 市H25 市H26 四條畷市中学校3年肯定的(%) 傾 向 全国H26 市H25 市H26 73.0 68.4 68.4 69.4 63.3 70.3 38.2 30.3 31.4 31.4 24.7 27.6 四條畷市小学校6年肯定的(%) 全国H26 市H25 市H26 傾 向 傾 向 傾 向 四條畷市中学校3年肯定的(%) 全国H26 市H25 市H26 75.1 75.1 70.1 68.0 66.0 70.1 76.1 69.0 72.8 67.1 61.0 57.5 86.7 86.3 83.6 71.4 69.1 70.3 傾 向 平成25、26年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査より ※調査は、毎年小学校5年生、中学校2年生が対象。総合T得点とは、全国平均を50として比較した得点です。 女男全小 子女国学 はとに校 全もはに 国平至お 平成らい 均二なて 並十いは み五も、 男 で年の女 す度のと 。よ大も り阪平 低府成 下平二 し均十 まを五 し上年 た回度 がっよ 、て 男おり 子りも はま改 大す善 傾 阪。 中 府学向 平校が 均で見 、はら 、 れ 、、 17 8.現在の課題 「学力低位層」正答率40%以下の学力低位層が増加している 「無解答率」解答欄に何も記入しない無解答率が依然として高い 「書く力・読み取る力・表現する力」 題意を読み取り、書くなどして表現する力が弱い 「家庭学習」平日の家庭での学習時間が尐ない 「読書活動」読書についての意識及び読書時間が尐ない 「自己肯定感・学ぶ意欲」 将来への夢や希望、学習に対する意欲,モチベーションが低い 「体力」 集中して授業に臨むための体幹・体の軸等体を保持する力が弱い 18 に教 取職今 組員後 んで、 で認学 い識校 くしに 。、お 第い 2て 期取 計り 画組 にむ おべ いき て課 重題 点を 的全 9.対策 ~第2期学力向上3ヶ年計画で取り組むこと~ 四 條 畷 全市 校の に「 め おざ いす て子 共 通ど 認も 識像 」 と し て 、 ( 教 育 振 興 ビ ジ ョ ン よ り ) 「 (知) ①学ぶ楽しみを知る子ども め → 「できた・わかった」を体感し、学ぶことの楽しさや喜び を知る子ども。 ざ す ②確かな学力を身に付ける子ども 子 → 基礎基本の定着に留まらず、学び方や学んだことを身に付け 習得し、日常生活の中で活用できる子ども。 ど も ③伝え合い心つながる子ども 像 → 考えや思いを自分の表現方法で伝えることができ、伝えあう ことにより心からつながりあえる子ども。 」 (徳) ④思いやりのある子ども → (体) ⑤進んで運動に取り組む元気な子ども → 19 相手の考えや思い、行動を主体的に理解し、くみ取ろうとす る子ども。 自ら進んで主体的に体を動かすことを楽しむ元気な子ども。 ★プラン 5(家庭) 7(学校) 5(地域)★ 3者がそれぞれの役割を認識し、一体となって、子どもを育みましょう! 5 <家庭の役割> ※規則正しい生活習慣の定着をめざして ①愛情 ②早寝・早起き・朝ご飯 ③家庭学習 ④読書活動 ⑤10(テン)まで運動 7 <学校の役割> ※学ぶ意欲の向上、学力低位層への取組み強化 ①授業力向上 ②集団づくり ③体力づくり ④フォローアップ ⑤読書活動 ⑥小中連携 ⑦人“財”育成 5 <地域の役割> ※子ども・学校・家庭を支える地域をめざして ①あいさつ ②見守り ③声かけ ④伝承(地域・郷土) ⑤学校支援 20 第2期学力向上3ヶ年計画 “4つの柱”のつながりとその構造 自 主 コ学 ミ習 ュノ ニー ケ ート シを ョ子 ンど ツも ー・ ル家 に庭 !・ 学 校 の 連 動 一 体 みんなが「わかる・できる」魅力ある授業づくり 補 完 すべての子どもに確かな学力を! 連携 たから 地域と協働した 取組み 21 子どもは地域の”財” 中 学 校 区 で め ざ す 子 ど も 像 の 実 現 を ! ★ Reseach (実態把握) NRT、hyper-QUの実施、 全国学力・学習状況調 査、学校アンケート等 ★ Plan(計画) 学校運営計画、授業づ くり、校内研究 ★ Do(実践) 授業実践、授業研究 ★ Check(点検) NRT、hyper-QUの実施、 全国学力・学習状況調 査、学校アンケート等 ★ Action (改善) ベンチマーキング(※) ※ベンチマーキング 他の優良事例を分析し、学 び取り入れる手法。 みんなが「わかる・できる」魅力ある授業づくり ☆「畷の授業スタンダード」とは・・・子ども主体の授業づくり →学ぶ意欲を育む取組み ・ 畷の授業スタンダードとは、「大阪の授業STANDARD(平成24年5月大阪府教育センター)」 をモデルとした子ども主体の授業づくりです。 ⇒ 「出会う・結び付ける・向き合う・つなげる・振り返る」授業形態を全校で実践 ・すべての子ども達の“わかる・できた”をめざして ・・・“授業のユニバーサルデザイン” “何よりも わかる授業で 定着を・・・” ⇒ 教科指導に支援教育の視点を活かした授業づくり ⇒ あらかじめ児童生徒の“つまずき”を想定した授業づくり ⇒ 焦点化(シンプル)・視覚化(ビジュアル)・共有化(シェア) ⇒ 授業での学びの階層モデル「参加(活動する)→理解 (わかる)→習得(身につける)→活用(使う)」を 意識(授業のユニバーサルデザイン研究会) 22 のえ化上 で視 ( ユ」しでまあ点 ( 授ニでた、ずる を 業バ指 「 は 。 指 取 ② のー導 り ユサを導個、 「 ニ ① 」 入 バル行と別 指 れ ーデっいの サザてう配導 授 ルイい の 業 順慮 デ く序」工 を ン ザ 「夫 つ イでこで③ ンあと「個」 を く 研るが三に る 究。授段特し こ 会 業構 た と ) と★ 一 は授 言★ 業 で の 言 ユ え ニ ば バ 、 ー 特 別 サ 支 ル 援 デ 教 ザ 育 イ の ン みんなが「わかる・できる」魅力ある授業づくり ・コミュニケーション能力の育成 ⇒主体的・協働的な学び“アクティブ・ラーニング“(※1)の実践研究 ⇒(単元を貫く)言語活動の充実を意図した授業展開を、 国語科他全教科において実践 ⇒英語教育推進事業 ★小学校:フォニックス学習(※2) ★中学校:プロジェクト型授業(※3) ・・・・・使える英語プロジェクト事業(※4)の成果を活かし “英語を使うなにわっ子”育成プログラムの取組み推進 ⇒ 成果発表の場の設定(主張コンクール、英語等多文化交流や発表の場の設定等) ※1 アクティブ・ラーニング:教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の 能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。 ※2 フォニックス学習:発音と文字の関係性を学ぶ英語の音声学習法。 ※3 プロジェクト型授業:活動に課題を設定し、個人、ペア、グループなどで英語を用いて課題 を解決していく形態の授業。 ※4 使える英語プロジェクト事業:大阪府教育委員会がH23~25年度に行った事業。 義務教育終了段階で、自分の考えや意見を英語で伝えられ る生徒の育成するため、実践研究校(四條畷中学校区含め 50中学校区)を指定し行った。 23 みんなが「わかる・できる」魅力ある授業づくり ☆学習・学力の基盤づくり →自己肯定感・学ぶ意欲 ・「個を認め合う」温かい学級集団づくり ・道徳・人権・郷土教育の体系化 ・“背筋、ピンッ”“机の上に置くものは・・・”学習規律の徹底 ・“正しい姿勢で授業に臨む”体力づくり ・児童生徒の実態把握(NRT、hyper-QUテスト等)→子どもの見立て、アセスメント ☆人“財”育成システムの構築 <教職員も“財”!市で、学校で、育成します!> ・育てよう!「仲間力」、「省察力」 →「仲間力」・・・仲間とともにレベルアップ! →「省察力」・・・自分自身の実践や授業を見つめ振り返ろう! 24 ・市教育委員会主催研修会の 充実(経験年数、課題別、自 主参加等) ・校内研修、研究授業の推進 みんなが「わかる・できる」魅力ある授業づくり 効果検証の指標 ・全国学力・学習状況調査の各区分 ・児童生徒学校質問紙項目 ◆組織的な推進について ・学校の教育目標やその達成に向けた方策について、 全教職員の間で共有し、取組みに当たっていますか ⇒「よくしている」 ◆授業づくりについて ・授業では、自分の考えを発表する機会が不えられていたと思いますか ⇒「当てはまる+どちらかといえば当てはまる」 ・授業では、学級の友だちとの間で話し合う活動をよく行っていたと思いますか ⇒「当てはまる+どちらかといえば当てはまる」 ・授業では、本やインターネットを使って、グループで調べる活動をよく行って いたと思いますか ⇒「当てはまる+どちらかといえば当てはまる」 ◆学習規律について ・児童生徒は、授業中の私語が尐なく、落ち着いていると思いますか ⇒「その通りだと思う」 25 すべての子どもに確かな学力を! ☆わかるまでとことんやろう!きめ細かな学習支援 → 学力低位層(※)へのサポート ※学力低位層:正答率40%以下の児童生徒 【市】土曜日、ふれあい教室、放課後子ども教室 →学力の保障! →興味関心好奇心! 連 携 強 化 【学校】 ・放課後、夏休み等の学習支援 ・学習指導員、学生ボランティアの活用 ・テスト前の集中学習支援(中学校) の位置づけ 「なわて科」 「はてな科」 「わかる科」 26 放課後子ども総合プラン →郷土への愛着! 地域教育課との連携 効果検証の指標 ・児童生徒の実態把握 ・学力低位層の割合 ・丌登校児童・生徒人数 ・土曜日の学習時間 すべての子どもに確かな学力を! ☆子どもの貧困対策事業について 教育振興ビジョンより 貧困状況にある子ども・保護者に対するサポートシステムを構築し、子どもの貧困対策の推進及び教育の機会均等・健康で 文化的な生活の保障・次世代への貧困の連鎖の防止を目指します。 モデル校を指定し、教育センター内に設置する、教育部と関係部局から選出した専門スタッフにより構成する支援チームが、 学校現場と連動して具体的かつ総合的な支援活動を集中的に行います。 教育部 教育センター事業 健康福祉部 生活困窮者 自立支援事業 コーディネート 《支援チーム》 ○コーディネーター ○自立支援員 (相談・就労支援) 人的支援 ○学生ボランティア △SC、SSW、市教委 △子育て総合支援センター △幼児教育センター △関係機関等 《モデル校》「子ども支援校内委員会」 (管理職、養護教諭、各学年1名、支援教育コー ディネーター、SC(※1)、SSW(※2)) 対象家庭の選出と実態把握 学習活動等の具体的支援 (学生ボランティアによる学習支援) (保護者に対する相談活動)など 就労支援、相談支援、子育て支援 ( 保 護家 者庭 ) SC:スクールカウンセラー SSW:スクールソーシャルワーカー 平成26年度の効果を検証し、より実効性のある機動的な体制づくりを進めていきます。 27 学習支援など すべての子どもに確かな学力を! ☆教育センターの役割 ・学校の支援と自立相談支援との連動 教育センター 教育研究・教員研修G 子ども支援G 学力向上・授業力向上 学校・子ども支援対策 ●教育研究 教育課程、支援教育、学校評価など 授業改善、集団づくり ●教員研修 初任者、2年目、5年目、10年目、課題別研修 (支援教育、生徒指導、道徳教育、人権教育など) ●情報教育(ICT機器活用支援) ●教科書センター ●子どもの貧困対策 ●不登校対応等 適応指導教室(フリールームなわて)、訪問指導など ●教育相談 支援教育、不登校、いじめ問題、問題行動など ●学校支援 問題行動等学校応援支援、虐待対応支援 ●支援教育個別相談及び対応支援 28 自主学習ノートを子ども・家庭・学校のコミュニケーションツールに! ☆家庭学習の習慣化・自学自習力の向上 ・自主学習ノートは、第2期学力向上3ヶ年計画において、 発達段階や実態に合わせて、小学1年生から中学3年生まで全学年実施へ。 ⇒学力低位層を底上げする視点から、必要に応じて個別のフォローの対策を行う。 ⇒内容は、「なわて☆家庭教育のすすめ Ver.2」参照 ⇒「自主学習ノート」を子どもと先生と家庭のコミュニケーションツールとしての 活用を推進。 ・家でも学校でも読書活動の推進 ⇒“家族そろって図書館へGO!”図書館に行って本に触れましょう。 “毎週土曜日の朝10時~11時は家族みんなで読書” など家族で ★各学年の家庭学 読書の時間をつくりましょう。 習時間のめやす★ ・家庭学習については、学校の宿題を優先しましょう。 ・小学校 ・発達段階に応じて各学年の家庭学習時間のめやす時間 を参考にし、家庭学習の習慣化を図りましょう。 ⇒詳細は「なわて☆家庭教育のすすめ Ver.1」参照 29 低学年 中学年 高学年 30分 45分 60分 ・中学校 1,2年生 120分 3年生 150分 自主学習ノートを子ども・家庭・学校のコミュニケーションツールに! ☆基本的な生活習慣の定着 ・TV,ゲーム,携帯・スマホ,パソコンの使用時間等について、家族内でルールを決め ましょう。 ⇒遅くても夜10時(小学生は夜9時)になったらやめましょう!「10(テン)まで運動」 ⇒使い方を誤るとトラブルのもとになるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等の 利用については、家族内でしっかりと約束事を決めておきましょう! ・生活習慣チェック、点検週間の実施 ⇒子ども・学校・家庭が一体となり、子どもの生活習慣を点検チェック! ・“早寝・早起き・朝ご飯”まずは、一日の始まりは食事から⇒食育の推進 ・「テレビ見ながら・・・」「スマホさわりながら・・・」「おやつ食べながら・・・」 などの「ながら学習」はやめましょう! ・子どもの学習時間は、大人も読書をするなど、学習環境を整えましょう。 30 自主学習ノートを子ども・家庭・学校のコミュニケーションツールに! ☆家庭との連携強化 ・就学前からの生活習慣の定着(保幼小連携) ⇒ 保育所、保育園、幼稚園等就学前施設との連携を図り、 就学前から基本的な生活習慣が身に付くよう連携を図る。 ・保護者をつなぎ、悩みに応える充実した懇談会 ⇒ 学級懇談会、学年懇談会等を通して、学校からの発信を行う 保護者をつなぎ、保護者連携を図るとともに、子育てや学習 についての悩み解消につながる場になるよう充実を図る ・リーフレット「なわて☆家庭教育のすすめ」活用 ⇒ 保護者の家庭学習及び子育てにおける悩みや丌安解消のヒントと なるツールとして発行。今後もバージョンアップを図る。 31 自主学習ノートを子ども・家庭・学校のコミュニケーションツールに! 効果検証の指標 ・全国学力・学習状況調査の各区分 ・児童生徒学校質問紙項目 ◆自学自習力について ・家で、学校の授業の復習をしていますか ⇒「している+どちらかといえばしている」 ・学校の授業時間以外に、普段(月~金曜日)、1日当たりどれくらいの 時間、勉強をしますか(学習塾・家庭教師も含む) ⇒「30分以下+全くしない」 ◆読書習慣の定着について ・学校の授業時間以外に、普段(月~金曜日)、1日当たりどれくらいの 時間、読書をしますか(教科書、参考書、漫画、雑誌は除く) ⇒ 「全くしない以外」 32 中学校区でめざす子ども像の実現を! ☆義務教育9年間を見据えた教育の推進 ・第1期のモデル校(田原中学校区)の研究成果を活かし、中学校区 毎の特色あるテーマ、めざす子ども像を設定し、推進する ★四條畷中学校区 ★四條畷西中学校区 ★四條畷南中学校区 ★田原中学校区 ・小中連携した年間行事の確立 ⇒ 学校行事、地域行事等において連携を図り相互参加を促す。 ・小中の授業交流の深化 ⇒ 異校種間の授業参観をはじめ、小中相互乗り入れで授業を行うことで スムーズな接続を図るとともに、授業づくりのヒントとする。 ・保幼小中の連携 → 取組みの連携強化、連絡会の充実 ⇒ 体力づくり等をとおした保幼小の連携と実践! 効果検証の指標 事前にイメージ化を図る ・保幼小中高の移行期における円滑な接続の体制構築 33 ・小小、小中間の連携行事の開催回数 ・中1丌登校生徒数 たから 子どもは地域の”財” ☆地域教材の活用 ・郷土教育の充実「四條畷の良さが語れる子ども・教師」 ・地域教材の活用(郷土教育副読本「わたしたちの四條 畷」、郷土カルタ、575俳句等) ☆地域ボランティア等の人材の発掘 ・図書館運営 ・郷土教育 ・学習支援、社会体験 ・絵本読み聞かせ など ☆各種団体等と諸活動を通して連携 学校 34 清掃活動 あいさつ運動 等 ・すこやかネット・自治会 ・学校評議員会 ・育成会 市教育委員会の関わり 各校「特色ある教育実践」の支援 学校への指導助言・事例の発信 教育環境・読書環境の整備、読書活動の推進 教育センター機能整備 ◆就学前~中学校の教育研究 活動の推進 ◆保護者、教職員の相談体制整備 ◆教職員研修の充実 新たに教育センターを 立ち上げ、学校・先生・ 保護者を研修や相談 等業務で支援します! 35 10.アクションプラン(今後のスケジュール) 第2期 学力向上3ヶ年計画の取組み 取 組 み 内 容 第 1 期 学 力 向 上 3 ヶ 年 計 画 成 果 と 課 題 畷 の 授 業 ス タ ン ダ ー ド の 確 立 フ ォ ロ ー ア ッ プ 対 策 家 庭 学 習 ・ 生 活 習 慣 小 中 連 携 ・ 一 貫 教 育 36 平成27年度 平成28年度 平成29年度 畷の授業スタンダードの確立 ・「大阪の授業スタンダード」型授業の確立 ・授業のユニバーサルデザイン ・ (単元を貫く)言語活動の充実 /アクティブ・ラーニング 等 左記のような手法や考え方を取り入れた授 業を、市内全小中学校において研究・実践 確立へ 英語教育推進事業 モデル実施 人“財”育成システムの構築 【市】研修の見直し、自主研修 「わかる科」「はてな科」「なわて科」の実施 検討・体制構築・試行実施 学校におけるフォローアップ対策(夏休み、放課後、テスト前等) 【継続】学力低位層等へのサポート対策として、学習支援の展開・充実 子どもの貧困対策事業 市内全小中学校において取組み 「自主学習ノート」の実施 各校において取組み推進・研究 「10(テン)まで運動」の実施 市内全小中学校において展開 リーフレット「なわて☆家庭教育のすすめ」 リーフレットVer.4の作成等、継続して内容充実 義務教育9年間を見据えた教育の推進 【継続】各中学校区において、授業交流の深化等 確立へ 体力づくり等をとおした保幼小中の連携 体力づくり等について保幼小中の連携強化 確立へ 保幼小中高の移行期における円滑な接続 モデル校園で事業展開 確立へ 展開開始 成果発表等場の設定 確立へ 【学校】ミニ研修等の開催 ・土曜日F教室実施会場を小学校へ ・3科の実施へ 全校において実施へ 第 3 期 学 力 向 上 3 ヶ 年 計 画 の 策 定 11.エピローグ 市として第2期学力向上3ヶ年計画では、第1期の成果を糧とし、なしえな かった部分について一歩ずつでも前進して改善が図られるよう努めてまいり ます。学校と家庭と地域が一体となって取組みを進め、なわての子ども達が 自己を確立し、他者とともに未来を切り拓く“力”を育みたいと思います。 そのために、教職員の“共通意識と指導力”が必要です。 そのために、保護者の皆様の“ご理解とご協力”が必要です。 そのために、地域の皆様からの“温かいまなざし”が必要です。 咲かせましょう! なわての子ども達の “夢”“希望”“輝く笑顔”の 大輪の花を! 37
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