特設 手のひら時代! GPU スパコンの研究 192コア GPUで 4K ムービー超解像に挑戦! ダウンロード・データあります 326GFLOPS! 第1章 なんと25,000円! 手のひら スパコンJetson TK1初体験! 森野 慎也,矢戸 知得 JTAG 拡張コネクタ RS-232-C SDカード・ スロット 冷却ファンの 下にTegra Tegra K1 プロセッサ (Cortex-A15 +GPU) HDMI USB 3.0 電源 ジャック 12V 10/100/1000 BASE-Tイーサ ネット オーディオ 入出力 リセット・ ボタン USB (micro-B) Mini PCIe SATA SATA用電源コネクタ 電源ボタン リカバリ・スイッチ 写真 1 4 コア Cortex-A15&192 コア GPU 搭載! Jetson TK1 ボード ネット通販などで 25,000 円程度で入手できる GPU は,高速な並列計算をこなせるようにアーキ テクチャやメモリ・バスが工夫されており,膨大な 計算量が必要な画像処理やグラフィックス処理に向 いています.本稿では,GPU を使って超解像処理を 試します. 超解像処理は,扱う元画像・映像の解像度やフ レームレートが高くなると,処理の負荷が大きく なってきます.FPGA という選択肢がありますが, 最近は高性能な GPU を搭載するボードも入手できる ようになっており,GPU を使う例も増えています. 本 稿 で は, 写 真 1 の Jetson TK1 ボ ー ド で 2K 動 画 → 4K 動画の超解像処理を実験します.Cortex-A15 116 & GPU(なんと 192 コア)内蔵プロセッサ Tegra K1 や HDMI 出力,H.264 デコード / エンコード回路を 搭載します.Linux が動き,対応する画像処理ライ ブラリも多いので,画像処理アルゴリズムの実験に 向いています. (編集部) こんな実験 GPU 搭載ボード Jetson TK1 ボードを用い,動画に 超解像を適用し,再生を行いました.実験の構成を 図 1 に示します.次の 2 種類の実験を行います. 2015 年 6 月号
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