インストールガイド - ローグウェーブ ソフトウェア ジャパン株式会社

2015.4.14 版
IMSL C# ライブラリ Ver. 6.5 インストールガイド
1.
2.
3.
4.
5.
6.
対応環境
インストール
ライセンスの設定
動作確認
グローバル・アセンブリ・キャッシュ
IMSL 製品に関するお問い合わせ
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※ 注意事項:
弊社の他の製品、もしくは IMSL C#ライブラリの他のバージョンがインスト
ールされているマシンに IMSL C#ライブラリ 6.5 をインストールする場合は、
各製品が実行時(Microsoft Visual Studio 上でのデバッグ実行も含む)に正し
いライブラリを参照するよう、アプリケーション実行毎にバッチファイル等
を利用して環境変数 PATH の設定を行う必要があります。同じマシンに C#ラ
イブラリ 6.5 を複数インストールする場合も同様です。その他製品に関する最
新 の 情 報 に つ い て は 、 弊 社 ホ ー ム ペ ー ジ
FAQ
http://www.roguewave.jp/FAQ/FAQ_Release/index.html)をご参照下さい。
ローグウェーブ ソフトウェア ジャパン株式会社
〒102-0084 東京都千代田区二番町 5-5 番町フィフスビル 3F
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URL: http://www.roguewave.jp/
1.対応環境
このインストールガイドは、IMSLC#ライブラリ Ver6.5、媒体番号 P10657 に対応しています。この
CD 内の製品の対応環境は、次のとおりです。
OS
Compiler
Intel-based PC Windows
Microsoft.NET Framework 2.0 および 3.5
(IA32) (Visual Studio 2005/2008, Professional Edition 以上)
Intel-based PC Windows
Microsoft.NET Framework 4
(IA32) (Visual Studio 2010 Professional Edition 以上)
EM64T または AMD Opteron Microsoft.NET Framework 2.0 および 3.5
(64 ビット)PC Windows (Visual Studio 2005/2008, Professional Edition 以上)
EM64T または AMD Opteron Microsoft.NET Framework 4
(64 ビット)PC Windows (Visual Studio 2010 Professional Edition 以上)
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2.インストール
(1)
CD-ROM をドライブにセットすると、下図のセットアッププログラムが立ち上がります。
インストーラが立ち上がらない場合は、Explorer を開いて CD-ROM ドライブ直下の setup.exe を
ダブルクリックしてインストーラを実行させて下さい。
※1) .NET4 対応版のご利用には
Visual Studio 2010 が必要です。
インストールする製品のチェックボックスを選択して、”Install”ボタンを押して下さい。
“MKL-enabled”と書いてある製品は、IMSL C#ライブラリのほかに Intel MKL ライブラリがインス
トールされます。“MKL-enabled”と書かれていない方は IMSL C#ライブラリのみがインストール
されます。
特に理由がなければ MKL の使用の有無を選択できる”MKL-enabled”の製品を選択して下さい。
※2) 32bit 用と 64bit 用、あるいは.NET2.0 用と.NET4 用など、複数の IMSL C#ライブラリを
一台のマシンにインストールする場合は、複数回インストールを行う必要があります。
その際、各製品のインストール先のフォルダは別にして下さい。
例:32bit.の NET4 用は”C:\Program Files\VNI32_40”
64bit の.NET4 は“C:\Program Files\VNI64_40” など
※3) 64bit の.NET2.0 用と 64 ビットの.NET4 用の 2 製品を同一マシンにインストールする場
合に限り、インストールに制限があります。同一マシンにこの 2 製品をインストールす
る場合は、お手数ですが弊社サポートセンター([email protected])までお問い
合わせ下さい。
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(2) “Next>” ボタンを押して下さい。
(3) “I accept the term the License Agreement”をクリックしてから“Next>” ボタンを押して下さ
い。
(4) 使用者名、所属組織名を入力して“Next>” ボタンを押して先に進んで下さい。
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(5) ライセンス番号を入力して“Next>” ボタンを押して下さい。下さい。ライセンス番号がわからな
い場合は、デフォルトの”999999”のままで結構です。
(6) インストール先パスを指定して Next>” ボタンを押して下さい。インストール先は任意です。デフォ
ルトは、”C:\Program files\VNI”です。 ※複数製品インストールの際は、P3 ※2)を参照のこと
(7) “Install”をクリックして下さい。インストールが開始されます。
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(8) “Finish”ボタンをクリックして下さい。
(9) “Close”ボタンをクリックしてインストーラを終了させます。
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3.ライセンスの設定
1) トライアルでご使用の場合
弊社からお送りした日付制限つきのライセンスファイルを、<MAINDIR>\license フォルダの下
に、”license.lic”の名前で書き込んで下さい。その後は 10 ページの「4.動作確認」に進んで下さ
い。
※<MAINDIR>=C#ライブラリのインストールパス
2)
ノードロック又はフローティングライセンスの場合
① <MAINDIR>\license\bin にある、”hostinfo.<ホスト名>ファイルをメールで弊社カ
スタマーサポートセンタまでお送り下さい(E-mail:[email protected])。折り返
しライセンスファイルをお送り致します。
<hostinfo.ホスト名ファイルの内容例>
*********************************************************************
C# Numerical Library 6.5.0
Run date:
Server OS:
2010 年 4 月 22 日 18:31
[i386nt] Microsoft Windows NT 5.1.2600 Service Pack 3
Number of CPUs:
[2 CPUs] (includes hyperthreading)
Server host name: [host1]
Server Volume S/N: [b886683d]
Server host id:
IP address:
[001f3a2441dd 001c2338ef4d]
[10.200.1.19]
※(注) ノードロック契約でリモート接続で製品を使用する可能性がある場合は、特殊なライセンスファイル
が必要なため、メールにリモートで使用する場合のライセンスが必要な旨をお知らせ下さい。
② ライセンスファイルを、<MAINDIR>\license パスの下に license.lic の名前で書き
こんで下さい。
リモート接続で使用しない場合のノードロックライセンスと、リモート接続で使用する可
能性があるマルチユーザーノードロックライセンスの場合は、ライセンスの設定はこれで
終了します。P.10『4.動作確認』に進んで下さい。
リモート接続で使用する可能性があるシングルノードロックライセンスと、フローティン
グライセンスの場合は③~⑤へ進んで下さい。
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③ 「スタート」→「すべてのプログラム」→「Visual Numerics」→「IMSL C# Library 6.5.0」
→「FlexNet Tools」を選択して下さい。
下図のライセンスマネージャーツールが立ち上がります。
※ 左 の 図 で は ”Intel
License
Manager
for
FLEXlm” と い う 文 字 が
見えますが、これは表
示されていなくても問
題はありません。
④ ‘Config Services'タブをクリックして各項目を入力して下さい。
Path to the lmgrd.exe: <MAINDIR>\license\bin\bin.i386nt\lmgrd.exe
Path to the License Files: <MAINDIR>\license\license.lic
Path to the Debug Log File: 任意のファイル名
(規定値は<MAINDIR>\license\VNI.LOG)
尚、”Service name”の項目に何も書かれていなかった場合は、”Intel(R) License Manager for
FLEXlm”と直接入力して下さい。
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⑤ 'Start/Stop/Reread'タブをクリックして、”Start server”ボタンを押すとライセンスマネージ
ャーがスタートします。フローティング契約の場合は、このライセンスマネージャーを走
らせることによって IMSL が使用可能になります。
また、マシン立ち上げ時に自動的にライセンスマネージャーを起動させるには、④ の画面
で” Use Service”をクリックし、”Start Server at Power Up” をクリックして下さい。
※ フローティングライセンスのクライアントとして、同一ネットワーク上の別のマシンで IMSL C#
ライブラリをご使用になる場合は、同様に IMSL C#ライブラリをインストールしたのち、
<MAINDIR>\license の下に P7 ②と同じ license.lic ファイルをコピーしてください。これらのマ
シンでは、ライセンスマネージャーを実行する必要はありません。
上記の設定でクライアントマシンで IMSL C#ライブラリを使用できますが、できればさらにライ
センスファイルを次のように書き換えることをお勧めします。
a) ライセンスファイルの一行目の”SERVER”行以外を全て削除する。
b) 二行目に”USE_SERVER”と記述する。
クライアントライセンスファイル例:
SERVER HOST1 DISK_SERIAL_NUM=421814d9 27000
USE_SERVER
U
このような修正を行うと、クライアントは製品の種類や契約内容についてはサーバーの
ライセンスファイルを参照します。それによって今後はサーバーマシンが変更にならない
かぎり、製品の種類や契約内容が変更になってもクライアント側のライセンスファイルは
修正する必要がなくなります。
またこれらのマシンから、サーバー(ライセンスマネージャーを実行しているマシン)のホスト
名を認識できない場合は、ライセンスファイルの一行目のホスト名を、IP アドレスに書き換えて
下さい。
変更例: SERVER HOST1 DISK_SERIAL_NUM=421814d9 27000
↓
SERVER 10.200.9.153 DISK_SERIAL_NUM=421814d9 27000
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4.動作確認
IMSL C#ライブラリの動作確認方法は次のとおりです。
ここでは Visual Studio 2008 を使用して動作を説明していますが、使用方法は基本的に 2005、2010
でも同じです。
1) Microsoft Visual Studio を立ち上げて、『ファイル』→『新規作成』→『プロジェクト』
を選択して下さい。
2) プロジェクトの種類で『Visual C#』→『Windows』を選択し、テンプレートで『空の
プロジェクト』を選択して下さい。また、必要な場合はプロジェクトやソリューション
の名称や場所を変更し、
『OK』ボタンを押して下さい。
3) 『プロジェクト』→『新しい項目の追加』を選択して、『コードファイル』を選択し、
必要な場合はコードファイルの名称を変更して、
『追加』をクリックします。
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4) Visual Studio 2010 上で.NET Framework 4 用 IMSL C#ライブラリを使っている場合の
み、
「Project」→「<プロジェクト名> Propaties」を選択し、”Application”タブをクリッ
ク し 、 ”Target framework:” の 項 目 を 、 ”.NET Framework 4 Client Profile”か ら ”.NET
Framework 4”に変更して下さい。
変更すると下のダイアログが出力されます。
「はい」を押して下さい。
5) 「ビルド」または「デバッグ」メニュー中の『構成マネージャ』を選択して、構成マ
ネージャ画面を表示させ、『アプリケーションソリューションプラットフォーム』で
“新規作成…” を選択して下さい。
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6) 『新しいプラットフォームを入力または選択してください』で、”x86”または”x64”を選
択して、
『OK』ボタンを押して下さい。
7) 『プラットフォーム』が選択した値に変わっていることを確認して、『閉じる』をクリッ
クして下さい。
8) Windows のメニューから「スタート」→「プログラム」→「Visual Numerics」→
「IMSLC#Library 6.5.0 (xxbit)」→「API Documentation(HTML)」を選択してオンライ
ンドキュメントを立ち上げ、目次から①「Imsl.Chart2D Namespace」を選択して、さ
ら に ② 「 Bar Class 」 を 選 択 し 、 右 側 の 画 面 を 下 に ス ク ロ ー ル し て 、 下 方 の
③”Examples”をクリックして下さい。
①
②
③
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9) 表示された例題のコード部分を、3)で作成したソースコードファイルにコピー&ペーストします。
(例題が比較的長いため、画面をスクロールしてコピー&ペーストして下さい)
<オンラインドキュメントの例題>
↓
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<コピー&ペーストを行った Visual Studio のコード画面>
10) Visual Studio のメニューから『プロジェクト』→『参照の追加』を選択して、『参照の追加』
画面を表示します。
『参照』タブをクリックして IMSL C#ライブラリの<MAINDIR>\imsl\imslcs650\bin\
ImslCS.dll を選択し,『OK』ボタンを押します。
注1)
注2)
ImslCS.dll の代わりに、内部的に MKL(Intel Math Kernel ライブラリ)を呼び出し
ている ImslCS_mkl.dll を使用することもできます。一般的に MKL を使用すると性
能が向上することがあります。MKL を呼び出す ImslCS_mkl.dll は、各ユーザーの
環境で評価の上ご使用ください。
こ の フ ォ ル ダ の 他 の dll の 内 容 に つ い て は 、
<MAINDIR>\imsl\imslcs650\ReadMe.html から、” Licensing and Installation”をクリ
ックしてご参照下さい。
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11) 再度『プロジェクト』→『参照の追加』を選択し、『.NET』タブをクリックして、参照
タブから” System”を選択し『OK』ボタンを押します。
12) 同様に System.Drawing”、” System.Windows.Forms”もそれぞれ追加します。
10)~11)の作業の後、ソリューションエクスプローラの「参照設定」に、「参照の追加」を行
ったものが下記のように追加されていることを確認して下さい。
13) キーボードの <ctrl>と F5 ボタンを同時に押すと、ビルドと実行を行います。
ウィンドウが立ち上がって、次の画面が表示されれば正常動作です。
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5.グローバル・アセンブリ・キャッシュ
Vusual Studio の『参照の追加』を使用すると、デフォルトではプロジェクト内の bin ディレクトリに
ImslCS.dll または imslCS_mkl.dll のコピーを作成します。Web アプリケーションの場合は、アセンブリ
は c:\interpub\wwwroot\webproject\bin などの展開フォルダにコピーされます。ここに同じ DLL があった
場合は上書きされます。
これらの余分のコピーが気になる場合は、グローバル・アセンブリ・キャッシュ(GAC)にアセンブリ
を登録することをご検討ください。GAC は<WINDIR>\assembly にあります。
※ <WINDIR>=Windows のシステムフォルダフルパス
次のいずれかの方法で、IMSL C#ライブラリの ImslCS.dll および imslCS_mkl.dll を GAC に登録して下さい。
1) Windows Exploler を開き、<WINDIR>\assembly に<MAINDIR>\ imsl\imslcs650\bin\ImslCS.dll
および imslCS_mkl.dll をドラッグ&ドロップ。この操作で各 dll は、コピーや移動ではなく、
gac に登録されます。
2) 「スタート」→「プログラム」→「Microsoft Visual Studio 200x」→「Visual Studio Tools」
→「Microsoft Visual Studio 200x コマンドプロンプト」を選択し、コマンドプロンプト上で次
のコマンドを入力。
gacutil /i <MAINDIR>\ imsl\imslcs600\bin\ImslCS.dll
gacutil /i <MAINDIR>\ imsl\imslcs600\bin\ImslCS_mkl.dll
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6.IMSL 製品に関するお問い合わせ
本インストールガイドに関するご質問及び IMSL 製品のインストールトラブルに関する
ご質問は下記まで、E-mail、弊社ホームページの技術サポートフォーム、または FAX にて
お問い合わせください。
尚、その際弊社発行のライセンス番号をお知らせくださいます様お願いいたします。
[お問い合わせ先]
ローグウェーブ ソフトウェア ジャパン㈱
カスタマーサポートセンター
技術サポートフォーム http://www.roguewave.jp/forms/tech_sprt_request.html
E-mail [email protected] (技術的なお問合わせ)
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[お知らせ頂く内容]
・ ライセンス番号
・ 所属機関、部署名
・ ご担当者名
・ ご連絡先:E-mail、電話番号、FAX 番号
・ ご使用環境(OS の種類、バージョン)
・ VNI 製品名、バージョン(IMSL C#ライブラリ V6.5 等)
・ お問い合わせの内容、トラブル内容
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