第24回報告誌 - 聖マリアンナ医科大学

地域医療ネットワークの会
会報
ち
ネット
平成27年5月 1 日
第 24回
地域医療ネットワークの会
今回は聖マリアンナ医科大学病院「心不全チーム」が新たに行う「心不全教育セミナー」を、院内及び地域の皆
様方に広く活用して頂けるきっかけとなればと考え、地域医療ネットワークの会が共催となり一緒に開催いたしま
した。連休前の夜にもかかわらず、日頃から連携のある病院・診療所・訪問看護ステーション・居宅療養支援事業
所・地域包括支援センターなど様々な職種の方々、計 155 名の参加がありました。
オープニング
心不全教育セミナーについて
木田
圭亮(聖マリアンナ医科大学病院
聖マリアンナ医科大学病院
ハートセンター
循環器内科
講師)
講演1
座長
師長
塚本
孝枝
「当院の心不全チームの活動について」
演者
聖マリアンナ医科大学病院
慢性心不全看護認定看護師
倉田
浩
聖マリアンナ医科大学病院
循環器内科
明石
嘉浩
木田
圭亮
講演2
座長
教授
「高齢者心不全におけるチーム医療の重要性」
演者
聖マリアンナ医科大学病院
循環器内科
講師
オープニングでは、心不全教育セミナーの目的と毎回テーマを設定し
て合計4回のセミナーを行うとの説明がありました。今回はその1回
目として「心不全のチーム医療」というテーマで開催されました。倉
田認定看護師より心不全の原因や生命予後の説明、再入院を防ぐため
に心不全チームの活動(心不全教室・電話相談など)について報告が
ありました。
木田医師からは地域住民の高齢化に伴い、心不全患者も増加することが想定される
と説明がありました。心不全患者の再入院を予防するためには退院後の生活管理が
大切であり、地域との連携が重要であるという話がありました。また、心不全末期
の緩和ケアについても話題に出ており、次回のセミナーのテーマとなっています。
質疑応答では、治療薬の使い方や紹介患者の退院後のフォローをどこがするかなど
の質問がありました。また、心不全患者を早い段階で見つけるためにはどのような
方法があるかについて意見交換がありました。終了
後のアンケートでは「日々の治療や患者管理につい
て詳しく知ることが出来、大変勉強になりました」
「循環器の末期ケアという考えは今までなかった
ので新鮮でした」などのご意見を頂きました。2回
目以降のセミナーは心不全チームからご案内しま
す。