平成2 7年度 「山形県在宅訪問診療歯科医師等養成

平 成 27年 度 「 山 形 県 在 宅 訪 問 診 療 歯 科 医 師 等 養 成 講 習 会 」 実 施 要 領
1. 目 的
主に高齢期・寝たきり者等の口腔ケアの推進を図るため、歯科保健医療に関する知識の
習得や地域における先進的な医科歯科連携等についての講習会を実施し、在宅歯科医療に
ついての専門性をもっ歯科医師及び歯科衛生士をより多く養成し、在宅歯科医療の発展に
貢献することを目的とする。
2. 日程・講習内容
【1日目】平成 27年 5月 23日(土) 13:45"'"'17:30
(
1
3:0
0受付開始)
[2日目】平成 27年 5月 24日(日) 10:00"'"'17:00
(
9:1
5受付開始)
※講習内容は、別紙をご参照下さい。
3. 会 場
干9
90-0031 山形市十日町 2-4-35
山形県歯科医師会館
T
E
L023-632-8020 F
A
X023-631-7477
4. 受講対象
歯科医師又は歯科衛生士等で、高齢期や在宅療養者に在宅歯科医療等を積極的に実施す
る予定にある者。
5
. 受講の申し込みと受講料等
受講料は無料です。但し、 5月 24日(日)の昼食は有料となります。
0
2
3
6
3
1
7
4
7
7
)に
平成 27年 5月 20日(水)までに、別紙参加申込書により F A X (
てお申込み下さい。
6. 修了証の交付と在宅歯科診療設備整備事業の申請
全日程を修了した歯科医師には、講習会最終日に山形県歯科医師会より修了証を発行い
たします。部分受講の方は対象外となります。なお、本修了証は、在宅歯科診療設備整
備事業の申請をする際にその資格を有することを証明するものとなります。ただし、在
宅歯科診療設備整備事業の助成対象になるかは、その後、申請書や使用計画を提出して
いただき山形県の審査を受けた後に決定されます。申請されたすべての歯科医師が助成
を受ける訳ではありません。また過去に在宅歯科診療設備整備事業の助成を受けた方は
対象外となります。
7
. 問い合せ先
干9
90ー0
0
3
1 山形市十日町 2-4-35
山形県歯科医師会館
T
E
L023-632-8020 F
A
X023-631-7477
平成 27年度
山形県在宅訪問診療歯科医師等養成講習 会 日 程
【1日目】
日 時 平 成 2 7年 5月 2.
3 日(土) 1
3:0
0受付開始
場所山形県歯科医師会館
内容
開会・日程説明
1
3:4
5
'
"
"
1
4:0
0
講演 1 14:0
0
'
"
"
1
5:0
0
演題「栄養障害と栄養評価についてJ
'
"
"山形病院での取組み
講師 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 山 形 病 院
内科栄養管理室長(管理栄養士)
蛇
口利章先生
講演 2 15:0
0
'
"
"
1
6:0
0
演題「寝たきり高齢者の機能的口腔ケア」
①基本的口腔ケア
②機能的口腔ケア
③器質的口腔ケアと機能的口腔ケアの実際
講演 3 16:1
0
'
"
"
1
7:1
0
実
技
(1)機能訓練(口腔ストレッチ・唾液腺マッサージ・発声)実技
(2) と ろ み 水 実 技
講師独立行政法人国立病院機構山形病院
摂食嚇下認定看護 師 枝 松 美 希 子 先 生
質疑応答
17:1
0
'
"
"
1
7
:3
0
【2日目】
日 時 平 成 27年 5月 2 4日(日) 9:1
5受付
場所山形県歯科医師会館
内容
講演 4 10:0
0
'
"
'
'
1
2:30
テーマ「がん患者の周術期ならびに化学・放射線療法を行う際の医科歯科
連携の重要性について J
講師鶴岡市立荘内病院外科系診療部長、外科医長
聡先生
鈴木
講演 5 13:3
0
'
"
'
'
1
6:00
演
題「口腔ケアとサルコベニアの摂食暗黒下障害」
講師
医療法人渓仁会札幌西円山病院
歯科診療部長藤本篤土先生
講演 6 16:0
0
'
"
'
'
1
7:00
テーマ「在宅医療における多職種連携について J (仮題)
講師一般社団法人鶴岡地区医師会会長三原
一
郎先生
平成 27年度山形県在宅訪問診療歯科医師等養成講習 会 事 前 抄 録
画E
演題:栄養障害と栄養評価について
山形病院での取り組み
へぴぐち
講師 :独立行政法人国立病院機構山形病院
内科栄養管理室長(管理栄養士)
蛇口利章
当院は、脳卒中患者、神経筋疾患患者、重症心身障害児(者)が多く入院しており多くは摂食礁
下障害を発症している。また誤蝶性肺炎、体力の消耗、免疫力の低下や祷靖の発生を防止する観点
から栄養状態の評価、管理が重要である。当院における栄養障害になりやすい特徴、嚇下困難患者
熊下困難食提供
への栄養管理の実際と評価方法、チーム医療活動の取り組み、栄養管理室での摂食l
の実際について報告する。
画冨
演題:r
寝たきり高齢者の機能的口腔ケア J
①基本的口腔ケア
屋罰
②機能的口腔ケア
③器質的口腔ケアと機能的口腔ケアの実際
実技: 1) 機能訓練(口腔ストレツチ・唾液線マッサージ・発声)実技
2) と ろ み 水 実 技
講師:独立行政法人国立病院機構山 形 病 院 標 食 鴫 下 認 定 看護師 枝 松 美 希 子
急増する要介護高齢者の QOL (生活の質)向上を目指した生活支援が必要となり、口腔領域で
は口腔ケアの普及が大変重要になっています。要介護高齢者は口の中の清掃がおろそかになりやす
く、このような状況からも誤嚇性肺炎のリスクを高めます。当院での実際の器質的口腔ケアに機能
的口腔ケア(口腔ケアに簡単なストレッチ等)を併用した口腔機能の維持・向上させるための取り
組みを紹介します。
画E
演題:がん患者の周術期ならびに化学・放射線療法を行う際の医科歯科連携の重要性について
講師 :鶴 岡 市 立 荘 内 病 院 外 科 系 診 療 部 長 、 外 科 医 長
鈴木聡
専門的口腔ケアを行うことで、手術や化学療法、放射線療法などのがん治療に伴う有害事象の予
防や軽減が図れると言われています。歯科口腔外科を有する当鶴岡市立荘内病院 (
5
2
1床)では、
平成 26年 8月から治療前の口腔マネジメントを、各診療科から直接地域の歯科診療所に依頼する
形で医科歯科医療連携の取り組みを開始しました。そこで本日の講演では、当地区の医科歯科連携
の取り組みの現状(連携症例数の推移、登録歯科診療所数の変化、歯科処置内容、市民啓発法など)
と、問題点(がん患者の病状把握の難しさ、口腔管理計画書の作成率の低さ、連携のインセンティ
ブ不足など)をあらためて検討し、がん患者の口腔機能管理を目的とした医科歯科連携の重要性に
ついて明らかにします。
一方、地域住民に安全、安心な医療を提供するためには、医科歯科連携を含めた優れた医療連携
システムを構築することが必要です。平成 20年から 3年間、鶴岡地域を含め全国 4地域で展開さ
れた厚労省の戦略研究、「緩和ケア普及のための地域プロジェクト (OPTIM)J は、当地域における
医療連携の重要性を再認識するきっかけとなった大きな出来事でした。このプロジェクト(圧内プ
ロジェクト)を通して、多職種医療連携が誕生し成長を遂げていった過程を検証することで、今後
どのようにしたら、がん患者の医科歯科医療連携をさらに広げていけるのかのヒントをさぐります。
極量
演題:口腔ケアとサルコペニアの摂食瞭下障害
講師:医療法人渓仁会(ケィγンカイ)札幌西円山病院歯科診療部長
藤本篤士
私が勤務している札幌西円山病院は平均年齢が約 83歳の高齢者が約 800名近く入院しており、
さらに隣接する介護老人福祉施設、ケアハウス、グ、ループホーム、通所リハ、通所介護利用者を含
めると約 1100人もの高齢者が一つ屋根の下で、生活している施設です。回復期リハビリテーション
病棟 1も 2病棟 87床あり、介護療養型医療施設・療養病棟入院基本料も 598床ありますから、い
わば人生の最後 10年位の患者さんを目の当たりにしながら、歯科臨床に携わって約 20年になりま
す。その臨床経験から、口腔ケアの重要性を目の当たりにすると同時に、高齢者が「食べる J こと
に、加齢や廃用、低栄養、疾患などを原因とするサルコペニア(筋肉減少や筋力減弱)が大きな障
壁となっていることを感じています。
旗下機能に関連する筋肉でみられでも、なかなか視覚的に認知すること
このサルコベニアが摂食l
口腔内に食j
査が残る」などは、単に義 .
ができず、またサルコベニアに伴う症状としての「ムセる Jr
歯が合っていない、歯がちゃんと治療されていないのが原因などと誤解されている面も少なくない
と思われます。しかし、このような口腔のサルコベニアによる諸症状に対して、口腔機能訓練の指
P
A
P:PalatalAugmentationP
l
a
t
e
) や軟口蓋挙上床 (
P
L
P:Palatal
導はもちろん、舌接触補助床 (
LiftP
r
o
s
t
h
e
s
i
s
)、顎補綴などの嚇下補助床による
いわば口腔内装具などによる専門的歯科治療
や歯科的ケア・指導は大きな効果が期待できる症例も少なくありません。私たち歯科はこのような
専門性の高い高度な技術と知識によって口腔のサノレコベニアに立ち向かうことができると思いま
す
。
今までの歯科医学では口腔器官の形態回復や形態維持を主眼として進歩してきましたが、その口
腔器官を機能させるための筋肉の減少や減弱に対するアプローチがあってこそ、はじめて「食べる J
ことに繋がるという認識は重要だと思います。今後さらに人口構造の高齢化が進行することと並行
して、サルコベニアの問題は口腔に限らず医療全体の大きな問題として取り上げられ始めています。
O
Lに直結する「食べる」ことを守るために
歯科が医療の中で大きな役割を担い、また患者さんの Q
も、口腔のサルコペニアという視点から摂食嚇下障害について考えてみたいと思います。
画函
テーマ:在宅医療における多職種 連携 について(仮題)
講師 :一般社団法人鶴 岡地区医師会会長
三原一郎
山形県歯科医師会行き
(FAX:023-631-7477)
平成 2
7年度「山形県在宅訪問診療歯科医師等養成講習会 J参加申込書
参加者氏名
職種
両日参加
/
2
4弁当
(
5
/
2
3・2
4
) 5
5
/
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(土)
5
/
2
4
(日)
弁当
(千円)
出・欠
要・不要
出・欠
出・欠
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出・欠
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要・不要
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要・不要
出・欠
出・欠
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出・欠
要・不要
(千円)
平成 27年
月
日申込
所属(団体名)
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tB
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連絡先電話番号