看護部概要 - 琉球大学医学部附属病院 看護部

琉球大学医学部附属病院
看護部概要
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2 0 15
西原町役場
南城市役所
本庁舎
琉球大学医学部附属病院 看護部
〒903-0215 沖縄県中頭郡西原町字上原 207 番地
TEL. 098-895-3331
URL http: //www.hosp.u-ryukyu.ac.jp
University of the Ryukyus Hospital
「知識」
「技術」
「思いやりの心」に基づいた安心・安全な看護の提供
看護部の理念
専門的知識に基づいた看護実践を
思いやりの心で提供する。
Contents
看護部長あいさつ・看護部の方針・看護部の目標 ・・・・・3
看護体制・勤務体制・看護方式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
看護部の組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
思いやりの心
認定看護師の看護活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
キャリア形成を支える教育体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
看護師育成プログラムの開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
平成 27 年度 現任教育 −主な研修− ・・・・・・・・・・・・・・・ 11
技術
看護の質
平成 27 年度 現任教育 −静脈注射教育プログラム−・・ 12
知識
平成 27 年度 現任教育 −新規プログラム− ・・・・・・・・・ 13
院内研修Ⅰ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
院内研修Ⅱ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
特化した看護活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
部署紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
看護部長あいさつ
看護体制・勤務体制・看護方式
「知識」「技術」「思いやりの心」
に基づいた安心・安全な看護の提供
本院は、沖縄県内唯一の大学病院として、高度で専門的な医療を
提供する使命を担っており、次世代を担う医師や看護師を育成する
場でもあります。看護部門ではナイチンゲールの三重の関心を拠りど
急性期看護補助体制加算 25:1
看護補助加算 2
勤務体制
日勤 8:00∼16:45 長日勤 8:00∼21:00 夜勤 20:00∼9:00
ルとしています。
「専門的知識に基づいた看護実践を思いやりの心
3交替制(精神科病棟のみ)
日勤 8:00∼16:45 準夜勤 15:30∼0:15 深夜勤 0:00∼8:45
で提供する」ことを理念に掲げ、日々進歩する医療に対応した専門
看護方式
性の高い看護の実践を目指しています。
ますます進展する高齢社会の中で、看護師には、医療チームにお
けるコーディネーターとしての役割・機能や専門性の発揮が求めら
れています。専門職として、
「考えて主体的に行動できる」人材が必
要です。そのためには、
「看護とは何か」
「専門職としての看護の役
割は何か」を常に問い続け、自分に足りないところを素直に受け止
下地 孝子
病床数 600 床
一般病棟看護配置 7:1
精神科病棟看護配置 13:1
2交替制(17部署)
ころに「知識・技術・思いやりの心」を3つの輪に託し看護のシンボ
看護部長(認定看護管理者)
看護体制
め、克服しようとする姿勢や態度が重要です。そのことによって、自
身の看護観が深まり、目指す看護師像に近づけます。当院では、一
人ひとりの看護師が、
「看護のやりがいを感じ」
「自らの成長がわか
る」よう、キャリア形成を支えるための教育体制を充実しています。
スタッフ個々のキャリア開発を目指して、大学院への進学を推進すると同時に、国立大学間の人事交流制度を
活用して、臨床実践の経験と学びを深めているスタッフもいます。また、専門看護師や認定看護師の育成と活用に
全部署でパートナーシップ・ナーシング・システムを導入しています。
パートナーシップ・ナーシング・システム <PNS>
パートナーシップ・ナーシング・システム(以下、PNS)は、安心・安全な看護の提供方式として福井
大学医学部附属病院で開発され、当院でも 2013 年から全病棟で導入しています。
看護師が安全で質の高い看護を共に提供することを目的とし、2人
他のグループ
の看護師が良きパートナーとして、対等な立場で、互いの特性を活かし、
相互に補完し協力し合う看護提供方式です。
グループ
補完
2 人の看護師は、毎日の看護ケアをはじめ、委員会活動、病棟内の係
補完
補完
の仕事に至るまで、1 年を通じたパートナーとして、その成果と責任を
パートナー
補完
共有します。
「責任」と「やりがい」を 2 人で分かち合う新たな看護方式で、
個人
さらに右図のように補完の 4 重構造をもってサポートする仕組みです。
向けた支援体制も整備しています。平成27年度には、新たにがん専門看護師1名の採用と認定看護師4名の資格
補完の 4 重構造
取得者が誕生し、10分野15名の認定看護師が活動する予定です。
安心・安全な看護の提供を目的に、全部署でパートナーシップ・ナーシングシステムを導入しました。全てのス
タッフがイキイキと働き、充実した生活が送れるよう、育児サポートや多様な勤務形態の導入など、ワーク・ライフ
バランスも推進しています。
看護部の方針
1. 健康のあらゆる段階に対する全人的看護の実践
2. 高度先進医療における看護技術の開発並びに患者の QOL への支援
3. 患者中心の医療提供のための他部門との協働及び地域との連携
4. 看護の質向上を目指した教育・研究への参画と業務改善
看護部の目標
1. パートナーシップを強化し、主体的に考えて実践できる人材を育成する。
2. 看護 QI システムを活用し、看護の質を向上する。
3. 看護支援システムを活用して看護記録を充実し、実践を可視化する。
3
University of the Ryukyus Hospital
ペアで本日の作戦会議
ベッドサイドでのケアと記録
リシャッフルによる業務調整
パートナーシップマインド
Mind 心・精神・意識
他者に依存するのではなく、一人のプロフェッショナルとして自らの頭 で考え、自らを助く心の持ち様である。
パートナーシップ 「共に何事かを成す仲間との、信頼に基づく対等な関係」
パートナーシップの3つの心 「自立・自助の心」「与える心」「複眼の心」
※PNS の特徴
◆勤務の時は必ず受け持ち患者を担当することで、受け持ち看護師としての役割を発揮できる。
◆ペアでベッドサイドに行くことで、先輩看護師の経験知や暗黙知に学ぶ機会となる(OJT 効果)。
◆新人看護師は、先輩看護師とペアになることで、安心・安全な看護の提供に繋がる。
◆先輩看護師も、新人の丁寧な患者対応や気づき・フレッシュマンとしての感性に学ぶ機会となる。
◆個々の看護観やシャドーワークの共有が可能となる(看護観の醸成と看護技術の伝承)。
◆看護記録をリアルタイムに記載することで、医療チーム間で迅速な情報共有が可能となる。
◆業務の定時終了で、超過勤務削減とワークライフバランスの推進、離職防止に繋がる。
4
看護部の組織
認定看護師の看護活動
認定看護管理者
看護部長
副看護部長(総務)
医療安全を最優先に質の高い医療と看護
スキンケアを基盤としたストマケア、創傷ケ
安全管理対策室・感染対策室・褥瘡対策室
を提供することを目指し、医療事故防止の
ア、褥瘡ケア、失禁ケアなどを行っています。
取り組みを行なっています。
ストマ造設に伴う手術前後の患者ケア、褥瘡
看護部管理室(教育担当師長・専従指導者)
入院準備室 ― 看護師 ― 看護助手
副看護部長(業務)
安全管理対策室副室長
看護師長
病棟部門
総務担当 副部長
看護師長 ― 副看護師長 ― 看護師 ― 看護助手
看護師長 ― 副看護師長 ― 看護師 ― 看護助手
自己血採血室
治験管理室
病後児保育室
患者相談窓口
シミュレーションセンター
材料部
看護師長
中央診療部門
手術部
看護師長 ― 副看護師長 ― 看護師 ― 看護助手
集中治療部
看護師長 ― 副看護師長 ― 看護師 ― 看護助手
救急部
看護師長 ― 副看護師長 ― 看護師
業務担当 副部長
材料部
看護師長 ― 副看護師長 ― 看護師
光学医療診療部
副看護師長 ― 看護師 ― 看護助手
看護師長 ― 副看護師長 ― 看護師
緩和ケアセンター
副看護師長 ― 専門看護師・認定看護師
教育担当 副部長
大城 和江
看護師数
里見 雄次
平成27年4月1日現在
副部長
看護師長
副師長
1人
3人
25人
62人
260人
看護師
看護師
(任期付) (非常勤)
238人
再雇用
(30時間)
看護師
合 計
看護助手
16人
617人
75人
12人
感染対策室
副看護師長
専門領域別資格取得者
武加竹 咲子
認定看護管理者
2人
感染管理
3人
がん看護
1人
集中ケア
1人
皮膚・排泄ケア
1人
がん放射線療法看護
1人
がん化学療法看護
1人
慢性心不全看護
2人
緩和ケア
1人
糖尿病看護
1人
専門看護師
認定看護師
認定看護師
精神保健福祉士
1人
学会認定
糖尿病療養士
口腔ケア認定士
6人
7人
リンパ浮腫療法士
5人
精神科認定看護師
1人
自己血輸血認定看護師
1人
心臓リハビリテーション指導士
1人
臨床輸血看護師
1人
日本エイズ学会認定看護師
2人
治験コーディネーター
1人
HIVコーディネーター
1人
移植コーディネーター
1人
NST専門療法士
1人
消化器内視鏡技師
5人
ストーマ認定士
University of the Ryukyus Hospital
外来
副看護師長
伊敷 恵理子
11人
呼吸療法指導士
NST専門療法士実地修練修了者
5
富島 美幸
外来化学療法室
副看護師長
血液浄化療法部
看護部長
と大切さを感じています。
褥瘡対策室
看護師長
平良 智恵美
患者・家族が安心して療養ができるようチーム
医療を推進しています。
集中ケア認定看護師
感染対策室、リンクナースと共に医療関連
生命の危機状況下にある患者さんと、その
感染サーベランスを実施し、患者さんや医療
家族に対し、集中ケア認定看護師として支援
従事者を感染から守る環境を作れるよう活動
できることは何かを考えながら日々のケアにあ
しています。また、院内で使用される医療器
たっています。
具・器材の洗浄・滅菌の品質を保証し、より
安全で安心できる医療・看護が提供できるよ
う多職種と連携し、取り組んでいます。
集中治療部
副看護師長
上原
泉
また、集中治療室という環境下において、患
者さんが少しでも快適に回復に向かうことがで
きるよう早期離床、家族ケアを心がけています。
小渡 清江
医療福祉支援センター 看護師長 ― 看護師
看護師
(常勤)
に伴う創傷ケアなど活動は多岐にわたります。
感染管理認定看護師
(18診療科、外来化学療法室、高気圧治療部)
■看護部から看護師を配置
ハイリスク患者の予防ケア、さまざまな合併症
取り組み、成果を確認し合えることの喜び
加治木 選江
外来部門
日直・当直看護師長
多職種と協働し、組織全体で医療安全に
大嶺 千代美
(1階∼10階病棟)
副看護部長(教育)
皮膚・排泄ケア認定看護師
専任看護師長・副看護師長・看護師
51人
ACLS
14人
1人
NCLS
2人
緩和ケアセンター
看護師
棚原 陽子
がん化学療法看護認定看護師
がん放射線療法看護認定看護師
化学療法を受けられる患者・家族が安心し
放射線治療の準備段階から患者・家族へ
て治療を開始し、安全に治療が続けられるよ
個別に関わり、患者さんが安心して治療が
うに、意思決定をサポートしています。抗が
受けられるよう副作用の予防や軽減につい
ん剤の安全な投与、副作用対策や療養生活
て指導を行っています。放射線治療終了後
の指導・相談などセルフケア支援を行ってい
ます。また、看護スタッフに対してがん化学
療法看護に関する教育支援も行っています。
放射線治療室
副看護師長
宮城 智江
も、放射線皮膚炎や腸炎などの急性および
晩期の副作用に対してセルフケアを支援し、
がん患者の生活の質を支えています。
感染管理認定看護師
感染管理認定看護師
病院における感染管理は、患者さんの感
2014年6月 感 染 管 理 認 定 看 護 師(CNIC)
染を予防することは当然ですが、医療従事
を取得し、3人目のCNICとして活動をしてい
者への感染を防ぐことも大事なことです。
ます。患者さんが安心して療養生活を送る
医療従事者が自らの感染管理ができること
ことができ、医療従事者が安全に医療を提
は、患者さんやその家族、自分自身の家族
にも、正しい感染管理を広げていくことが
できると考えています。
感染対策室
看護師
供できるよう、感染管理・対策の活動を行っ
ています。
塚 陵子
糖尿病看護認定看護師
慢性心不全看護認定看護師
患者さん自身がより良い人生を歩んでい
慢性心不全で入退院を繰り返す患者さん
けるよう、血糖コントロールや糖尿病足病
に対し、症状コントロールに必要な生活指
変予防のためのフットケアなどの療養相談
導と服薬指導を行っています。また、心臓
を行っています。糖尿病とどのように付き
リハビリテーション指導士と連携し、回復
合っていくか、日常生活の中で実際に行え
ることを患者さんやご家族と一緒に考え、
身体面・精神面含め、サポートしています。
循環器内科病棟
副看護師長
に向けて療養が継続できるよう精神的なサ
ポートを行っています。
玉城 賢志
緩和ケア認定看護師
慢性心不全看護認定看護師
緩和ケアチーム専従看護師・リンパドレナー
ジセラピストとしてがん患者・家族への直接ケ
ア・相談・指導の役割を担っています。同時
に看護スタッフに緩和ケアの教育支援を行って
います。緩和ケアチーム・リンクナースと協働
し、院内全体で症状緩和、
QOL向上、意思決
定支援、家族ケアが行えるよう体制作りに力を
入れていきたいと考えています。
循環器疾患で入院される患者さんへ個別
的な指導を行い、症状緩和と生活の質の向
上に繋がるよう取り組んでいます。また、
スタッフ個々がより専門的なケアを患者さ
循環器外科病棟
看護師
んに提供できるよう中堅看護師への教育支
援を計画的に行っています。
阿嘉 直美
6
キャリア形成を支える教育体制
ポイント3
充実した教育体制と研修プログラムを用意して、スタッフのキャリア形成を支援しています。
ポイント1
クリニカルラダーとプリセプターシップによる人材育成とキャリア支援
専従指導者として副師長を配置し、下記の教育スケジュールと支援内容に沿って、基礎看護技術の
On-the-Job Training とメンタルサポートを実施しています。
新人教育
●基礎看護技術評価
●消火器・避難誘導訓練
●ナラティブレポート
●リフレッシュ宿泊研修
●エンゼルケア研修
●基礎看護技術評価
●多重課題・
切迫シミュレーション
●基礎看護技術評価
目標 1.組織のビジョン・役割機能を認識し、専門職としての看護力を発展させる。
●安全・感染管理集合研修
● コミュニケーションスキル研修
●基礎看護技術集合研修
目的 専門職として自己啓発に努め、継続した自分自身のキャリアアップを図り、患者中心の質の高い看護を提供する。
●接遇研修
看護職員一人ひとりの持つ能力を活用し、患者中心の質の高い看護を提供することを目的として、クリニ
カルラダーによる人材育成を行っています。また、専門職として主体的に能力開発を目指す人材を組織的
に支援しています。
<病棟での動き>
● 4 月:基礎看護技術の部署内オリエンテーション
● 4 ∼ 5 月:プリセプターとともに2人程度の患者を担当し始める
● 6 ∼ 7 月:夜勤の開始 ● 9 ∼ 10 月:年間パートナーと受け持ち患者担当
●中央オリエンテーション
現任教育
新人看護師の
年間教育スケジュール
プリセプター制を取り入れ、一定期間(1年)プリセプターが計画的・段階的に指導し、更に全スタッフに
よるサポート体制で基本的な看護技術が習得できるよう支援しています。
専従指導者(TA)による新人看護師支援体制
2.チーム活動及び研究活動を通して自己成長を目指す。
3.パートナーシップナーシングシステムを充実させ、主体的な看護実践と個別的な看護ケアを提供する。
ポイント2
4月
シミュレーション教育
◎シチュエーション・ベースド・トレーニングの実施
夜間の巡視や急変時対応などについて、状況に基づいたシミュレーション研修を行います。実際の臨床の場面を設定(シナ
指導内容と時期
支援内容
順書に沿って、チェックリストを使用し反復して練習します。
リオ)し、思考過程のトレーニングを行います。チーム連携の強化(観察と報告)や患者さんへの説明、フィジカルアセスメン
レベルⅢ(レベルⅡ修了者)★10 項目の研修
到達目標:コアグループサブリーダーの役割がとれる
●看護管理研修Ⅰ ●看護研究 ●指導者育成研修
●消防・災害訓練
レベルⅡ(レベルⅠ修了者)★16 項目の研修
到達目標:チームリーダーの役割がとれる
●リーダー育成研修 ●看護診断
(中級・上級) ●救急看護 ●重症患者ケア ●アドボカシー研修
●メンタルヘルス ●アサーティブコミュニケーション ●看護管理 ●避難誘導訓練
●レベルⅡ事例レポート発表(看護診断・論理的な文章の書き方・事例の振り返りとまとめ)
●リーダー育成研修(基礎編・フォローアップ編)
●プリセプター研修 ●プリセプターシップ ●効果的な指導技術 ●リフレクション
レベルⅠ(新人)★17 項目の研修
●基礎看護技術(気管内吸引・酸素療法・エンゼルケア)
●看護の安全 ●スキンケア ●接遇ⅠⅡ
●新人リフレッシュ研修 ●インシュリンの基礎知識
●BLS ●感染管理 ●消火栓、消火器
●静脈注射教育プログラム(基礎編)
7
University of the Ryukyus Hospital
後 期
前 期
目標:職場環境に適応し、日常生活援助に
必要な基礎看護技術が習得できる 到達目標:メンバーとしての役割がとれる
目標:メンバーの一員として、受け持ち
看護師の役割がとれる
●基礎看護技術(気管内挿管介助)
●看護過程と看護診断(初級)
●手術室における気管内挿管介助見学実習
●部署間交流研修 ●材料部実習
8月
9月
10 月
11月
12 月
1月
2月
3月
1日の業務の流れとタイムスケジュール確認と指導
バイタルサインの測定と正常異常の判断の確認と指導
● 報告・連絡・相談方法とタイミング指導 ● ケアの方法と進め方指導
●
記録内容の方法と確認
●
入院時の情報収集・患者対応確認と指導
●
優先順位の判断基準の確認と指導
●
注射技術(業務配分と優先順位)指導
フィードバック
新人個人へのデブリーフィングとフィードバック
部署へのフィードバックと連携(新人の状況・指導内容)
新人個々の状況に合わせた業務調整、指導方法・内容検討
4月 業務を早く覚えたい・1 人で業務をこなせる
ようにしなければいけないという焦りがある。
●
●
新人の状況にあわせた重点的個別指導
受け持ち看護師の役割について指導
●
優先順位の確認と判断基準の再確認
9月頃∼ ・業務はうまくこなせるようになる。
・夜勤や重症患者受け持ちで責任が重くなり、負担感が増す。
1月頃∼ 先輩になることに対し、
技術習得や判断等で不安がある。
1.プリセプターの条件
1)日常業務の遂行能力がある。
→クリニカルラダーレベルⅠ修了者
2)指導の基本的知識と技術を身に付けて
いる。
→レベルⅡ事例レポート発表修了者
3)指導者としての役割意識を持っている。
4)人間関係が円滑で、健全な組織人で
ある。
2.プリセプターの役割・機能
1)新人指導の計画・実施・評価
■教育ニーズを把握し指導する。
■新人の主体性を引き出し、模範的モデ
ルを示しながら指導者として新人に働
きかける。
■適切に評価し次のステップへ動機づけ
する(週間学習計画及び実践・評価表
を用いて)。
2)組織や上司の目標や意向を充分に理
解し、指導計画に反映させる。
3)指導はプリセプターのみがするのでは
なくスタッフ全員が関わる(能力育成の
主な担当者としてプリセプターがいる)
。
方 法
到達目標:コアグループリーダーの役割がとれる
●看護管理Ⅱ ●院外:ファーストレベル研修
新人状況
クリニカルラダーとプリセプターシップ
レベルⅣ(レベルⅢ修了者)★2項目の研修
7月
●
◎タスクトレーニングの実施
注射や採血などの技術トレーニングです。どのような条件下でも技術が安全・正確に実施できるまで、本院の看護手
●認定看護師への推薦対象
●専門看護師(修士への進学の機会)
●副師長への昇進対象
●院外長期研修への派遣対象
(臨床実習指導者・専門領域別)
6月
●
病院敷地内にクリニカルシミュレーションセンターを併設しており、臨床と同じ環境で看護技術等が習得
できます。少人数のグループ毎に指導者がついて、きめ細かな指導を行っています。
トを学びます。
5月
ポイント4
教える指導
気付かせる指導
デブリフィング
考えさせる指導
院内認定制度
領域毎の専門性を高めるため、院内認定制度を導入し修了者には認定証を発行しています。
■静脈注射院内認定看護師育成プログラムの実施
■皮膚・排泄ケア院内認定看護師育成プログラムの実施
■感染管理院内認定看護師育成プログラムの実施
■院内 NST(栄養サポートチーム)専門療法士育成プログラムの実施
ポイント5
専門看護師・認定看護師によるサポート体制
看護ケアの充実と質向上を目指し、スタッフ指導や院内研修の専門領域を担当しサポートしています。専門・
認定看護師委員会が設置されており、領域毎の教育プログラムを実施しています。専門・認定看護師資格取
得希望者に対しては、キャリア相談を行っています。
8
看護師育成プログラムの開発
新人看護師育成プログラム レベルⅠ
チームメンバー
中堅看護師育成プログラム レベルⅢ
新人看護師が、基本的な臨床実践能力を獲得するために看護職員としての社会的責任や基本的態度を習得
中堅看護師は、組織的にチーム医療を推進していくためのキーパーソンであり、リーダーシップを発揮することが期待されている。
することは重要である。当院では、社会人としての基本的なマナーや看護観の醸成、根拠に基づいた看護技
また、多職種が協働するチーム医療においては、看護の視点で専門性を発揮し、役割モデルとなる必要がある。このような観点から、
術習得に視点をおき、新人看護師育成プログラムを構築した。
中堅看護師に求められる能力として、専門的スキル・指導スキルの獲得とコーディネータースキル開発の視点でプログラムを構築した。
課題
求められる
能力
開発の視点
育成ツール
研修項目
(プログラム)
課題
求められる
能力
接遇Ⅰ・Ⅱ、
コミュニケーションスキル
看護観の
醸成
・ 接遇の5原則、主体的に学ぶ姿勢
・ 看護職員としての自覚と責任ある行動
看護過程展開能力
・ 看護の視点と優先順位の判断力
基礎看護技術
基礎看護技術の
習得
看護過程と看護診断(初級)
基礎看護技術
・採血
(部署毎)
・気管内吸引
・酸素療法 ・エンゼルケア
・スキンケア①②
・インシュリンの基礎知識
多重課題・時間切迫シミュレーション(部署毎)
基礎看護技術
・気管内挿管介助
・手術室における挿管介助実習
(希望者)
事例想定研修
(部署毎)
・ 根拠に基づいた看護ケアの提供
看護実践に
おける
専門性
チーム医療での
リーダーシップ
指導力
看護の安全、
BLS
チームリーダー
研修項目
(プログラム)
マネジメントスキル
看護管理Ⅰ①②③④
消防訓練・災害訓練
アサーティブコミュニケーション
アドボカシー
(人権擁護と患者
の代弁者)
アドボカシーを育む
①基礎編
②アドバンス編
看護研究スキル
看護研究①②③④
・チームの現状把握と課題の明確化
・目標達成に向けたPDCAサイクル
・担当チームの患者に対する個別性・継続性のあ
る看護実践のマネジメント
チーム医療におけるリーダーシップ
・多職種の中での看護の専門性と自律性
・カンファレンスの企画と運営・評価
指導者育成研修①
教育に関する基礎知識
後輩育成力を高めるための指導力
・タスクトレーニング、シナリオシミュレーション
(シナリオ作成・デブリフィング)
材料部実習
一人前看護師育成プログラム レベルⅡ
・領域毎の専門性を高めるためのスキルの獲得
・患者・家 族のセルフケア確 立に向けた指 導ス
キル
・事実や現象を客観的にアセスメントし、研究疑
問を科学的に探究するスキル、論文作成
・倫理的配慮
コアグループサブリーダーとしての役割
静脈注射プログラム
(基礎編)
安全・感染対策の
基本的技術
育成ツール
開発の視点
看護実践における専門性
看護の気づきを深めるナラティブ
役割モデルの発揮
新人看護師の基本的な実践能力の獲得
社会人としての
基本的マナー
社会人・専門職、組
織人としての基 本
的な姿勢と態度の
育成
感染管理(標準予防策)
指導者育成
達人看護師育成プログラム レベルⅣ
指導者育成研修②③
シミュレーション研修
コアグループリーダー
一人前看護師は、メンバーの一員としての役割を発揮し、専門職として看護独自の視点で、考える力と臨
達人ナースには論理的かつ実践的知識を統合して卓越した看護を実践し、所属を超えてリーダーシップを
床判断力を身に付けて受け持ち患者へ看護介入することが求められる。さらに後輩への技術、メンタル面で
発揮することが求められている。自己の学習活動はもとより組織的な教育・研究活動を主体的に実践できる
のサポートができるプリセプターの役割発揮の視点からプログラムを構築した。
という視点で、院外研修を中心としたプログラムを構築した。
課題
求められる
能力
開発の視 点
考える力と臨床判断力
育成ツール
看護診断力
専門職としての看護独自の視点と責任
リーダーシップ
・看護 独自の視点で全人的に患者の反 応・生活
過程のアセスメントと診断を行い介入する
・アウトカムに対する責任と主体性
看護過程展開と実
践の言語化能力
リーダーシップの発揮
組織コミット
メント
・一人ひとりに必要な看護を提供するためのリー
ダーシップ( 受け 持ち看 護 師 の 役 割とチ ーム
リーダーとしての役割発揮)
プリセプターとしての役割発揮
プリセプター育成
University of the Ryukyus Hospital
深部静脈血栓症の予防
静脈注射プログラム
(基礎編)
救急看護
リーダー育成研修
①基礎編
②フォローアップ編
プリセプター研修
①パートナーシップマインド、
プリセプターシップ概論
②指導者としての基本
③シミュレーションによる効果的教育
開発の視点
管理に関する基本的知識・技術・態度
論理的な文章の書き方
事例振返りとまとめ
看護診断事例検討会
事例レポート発表会
避難・誘導訓練
リーダーシップの
基本
求められる
能力
看護診断
(中級・上級)
重症患者ケア①②③④⑤
重症患者ケア技術
課題
病棟運営・
管理
管理能力の向上
実践能力の向上
考える力と
臨床判断力
研修項目
(プログラム)
・看護診 断、看護 過程をふまえた個別的ケアの
実践と言語化
9
コアグループサブリーダー
・管理の原理・原則の理解、看護管理者としての
役割
・看護に関する制度や理論
・自己の看護観・専門職としての自律性の確立
育成ツール
研修項目
(プログラム)
看護管理Ⅱ①②
看護管理
勤務管理作成
ファーストレベル研修
(院外)
看護提供のための組織化・運営責任
役割の意識化
看護サービス
マネジメント
・保健医療福祉制度の理解
・看護サービスの基本的概念の理解
・患者権利の尊重と安全を保証したより質の高
い看護サービスの提供方法
・組織集団の基本概念や集団の力動的諸機能
・コアグループリーダーとしての役割の自覚と柔
軟な行動に向けた自己能力の拡大
看護サービス上の問題の分析力と問題解決能力
・提 供したサービスの評 価を行うための知 識・
技術
・情報の選択と看護管 理への活用
ファシリテーション
スキル
ファシリテーション研修
10
平成27年度 現任教育
平成27年度 現任教育
-主な研修-
基礎コース
指導者コース
目標:静脈注射に必要な知識・実践能力を 身に付ける。
目標:安全な静脈注射の実施・管理ができ、 指導者の役割が担える。
全看護職員
レベルⅠ必須
基礎コース修了者
看護師長の推薦を受けた者
目的 専門職として自己啓発に努め、継続した自分自身のキャリアアップを図る。
クリニカルラダー レベルⅠ
目 標
1.看護過程が理解でき、指導のもと実践できる。 2.患者の安寧を考慮した日常生活援助が提供できる。
3.組織機能を理解し、責任と自覚をもち行動できる。 4.計画された教育プログラムに参加する。 5.看護研究発表会に参加する。
-静脈注射教育プログラム-
対象者
年間研修17項目
主な研修
研修名 ねらい 内 容 方 法
社会人としての基本的なスキルを学び、職場における接遇を身につける
組織における患者家族の対応と基本を理解し、実践できる
組織人としての心構え、報告・連絡・相談、接遇の基本5原則、
電話対応のロールプレー、医療現場における接遇の重要性と対応の基本、
クレーム対応
講義/演習
スキンケア①②
スキンケアの基礎を理解し、実践できる
スキンケアの基礎知識、皮膚トラブル防止
(テープ類の選択、剥がし方、洗浄方法)
講義/演習
BLS
急変時の初期対応ができる
BLS、AEDの使用について
講義/演習
接遇Ⅰ・接遇Ⅱ
知識の習得
●安全管理・感染管理・解剖生理
講義演習
目 標
1.個別性 ・ 継続性を配慮した看護過程展開ができる。 2.チームリーダーとしての役割がとれる。
3.
自己の専門性を高めるため、教育プログラムに積極的に参加する。 4.学生 ・ 後輩の指導ができる。 5.看護研究のメンバーとして役割がとれる。
年間研修16項目
主な研修
プリセプター研修
①②③
救急看護
看護過程の展開
及び事例の検討
ねらい ●薬剤の基本的知識
●ME機器の特徴と取り扱い
(輸液ポンプ・シリンジポンプ)
クリニカルラダー レベルⅡ
研修名 ●静脈注射実施基準
内 容 ①プリセプターシップとプリセプターの役割、新人看護師教育プログラム
②対象者の理解、自己の課題と目標
③プリセプターの経験を振り返り、
自己の学びや成長、
今後の支援活動について
講義/GW
急変時のリーダーとしての対応ができる 実践した看護ケアをまとめる力をつける
介入した看護が、論理的にまとめられているか振り返ることができる
救命処置の実技、リーダーシップ、事例を想定した救急への対応
講義/演習
事例レポートの振り返り、看護展開(目標立案・診断・評価)のまとめ方
技術の習得
OJT
GW
●清潔操作・ミキシング
●ヘパリンロック・輸液の交換
●三方活栓の取り扱い・側管点滴
●血管確保
方 法
①プリセプターの役割を理解し、望ましい行動をとることができる
②目指すプリセプター像を明確にする
③指導者としての学びを今後の支援活動に具体的に活かすことができる
部署での技術評価
筆記試験
知識の確認(筆記試験)
●輸液管理 ●静脈内注射
●ヘパリンロック ●静脈穿刺
クリニカルラダー レベルⅢ
目 標
1.領域別看護における役割モデルとなる。 2.
コアグループサブリーダーとしての役割がとれる。
3.勤務場所全体の動きに目をむけ業務調整できる。 4.
自己の専門性を確立し教育プログラムへ参画する。 5.看護研究のリーダーシップがとれる。
年間研修10項目
研修名 ねらい 内 容 eラーニング学習
方 法
看護研究①②③
①看護研究計画書の作成と修正を行うことができる
②発表における効果的なプレゼンテーション方法を学ぶ
③看護研究計画書に沿って現段階での進捗状況が報告できる
①研究計画書の作成、テーマの絞り方、文献検索の方法、
倫理審査委員会への申請について
②スライドの作り方、発表原稿の作り方、発表のポイント
③スライドによるまとめと発表
講議/演習
アドボカシーを育む
①基礎編②アドバンス編
看護倫理の基本を理解し、倫理に基づいた実践ができる
看護職と倫理、臨床現場での倫理的問題、事例分析
講義/GW
看護管理Ⅰ
①②③④
病棟管理の基本及び管理者としての姿勢と役割を理解し、
実践できる
①看護管理とは、
マネジメントの基本、
PDCAサイクル、
管理者に求められている能力
②マトリックス図法で問題解決技法を学ぶ ③問題解決技法で部署の課題解決に向け取り組む
④自己の課題の実践状況をまとめ発表
講義/GW
知識の確認(筆記試験)
●抗がん剤の取り扱い
●抗生物質の用法と副作用の観察
●中心静脈カテーテルの管理
●薬剤アレルギー発症時の対応
●皮下植え込み型ポート
〈履修シートの提出〉
申 請
主な研修
知識の習得
●静脈栄養について
●化学療法時の管理
●輸血・生物学的製剤の取り扱い
●ショック時・ハイリスク薬の管理
●末梢・CVライン管理
●CVポート管理
申請要件
●静脈留置針による血管確保10例
●筆記試験の合格者
技術の確認
●実技試験
●指導者としての知識・技術の確認
技術確認の実際
実技テスト
クリニカルラダー レベルⅣ
目 標
1.領域別看護における役割モデルとなる。 2.
コアグループリーダーとしての役割がとれる。 3.目標管理に基づく病棟運営ができる。
4.教育プログラムを企画し、指導ができる。 5.研究の指導ができる。
年間研修3項目
主な研修
研修名 11
ねらい 内 容 看護管理Ⅱ①
看護管理者としてデータの可視化を図り、
経営的視野を広げる
実際の経営指標について学ぶ
講義/GW
看護管理Ⅱ②
看護の可視化、
看護データ指標について理解し部署運営に活用する
部署運営データの活用について学ぶ
講義/GW
University of the Ryukyus Hospital
修了証バッジ交付
方 法
修了証バッジ交付
修了認定
12
平成27年度 現任教育
院内研修Ⅰ
-新規プログラム-
退院支援スキルアップ研修
No 研修名 -感染管理に係る標準予防策と防護具選択 -
当院の感染管理研修は、新人だけではなく、感染管理認定看護師や研修をサポートする各病棟リンクナース
ねらい 内 容 方 法
1
退院支援ステップⅠ
退院支援が必要な患者のスクリーニングとアセスメントが
できる
在宅療養を支える看護職の役割 退院支援スクリーニングとアセスメント
退院支援計画書の作成 患者・家族と退院支援の必要性を共有
講義/GW
2
退院支援ステップⅡ①
患者・家族の意思決定のプロセスとアプローチ方法について
学び実践できる
患者・家族の意思決定のプロセス 患者再評価の視点 (3タイプ)
意思決定支援のロールプレー
講義/GW
3
退院支援ステップⅡ②
患者・家族の意思決定支援が実践できる
事例検討(例:難渋した事例)
4
退院支援ステップⅡ③
多職種との連携の方法を理解し、協働して退院支援できる
制度・社会資源の種類 リソースの種類と活用について共有し実践に活かす
5
退院支援ステップⅡ④
在宅における看護の機能と役割について学び、
臨床看護師の役割を実践できる
訪問看護ステーションでの実習 エントリーシートの作成
実習報告書作成
院外実習
6
退院支援ステップⅢ
退院前同行訪問、退院後初回訪問に同行し、
退院支援を振り返り、今後の支援に活かす
訪問看護師に同行訪問 同行訪問時の多職種との調整
エントリーシートの作成 訪問後の報告書作成
同行訪問
GW
講義/GW
も、新人と一緒に考え、楽しみながら頭と身体を動かす研修を実施しています。
研修内容
●標準予防策
●経路別予防策(接触予防策、飛沫予防策、空気予防策)
●標準予防策や経路別予防策に基づいた、個人防護具(手袋、マスク、エプロンなど)の選択
●接触予防策が必要な患者のおむつ交換シミュレーション
がん看護研修 5回シリーズ(化学療法1回、放射線看護1回、緩和ケア2回、共通分野1回)
1
研修名 ねらい コミュニケーションを理解し、
基本的な
コミュニケーションスキル 患者・家族とのコミュニケーションに、そのスキルを活用できる
がん患者の意思決定支援を理解し、
意思決定支援の一連のプロセス、段階的なステップ、
各段階での評価ポイントを理解できる
内 容 方 法
がん看護に重要なコミュニケーションスキルについて
講義/演習
がん患者の意思決定に関わる促進要因や阻害要因について
包括的アセスメントについて
患者の意思決定に対する準備状態の見極め方、困難事例のコンサルテーション
講義/演習
2
意思決定支援
3
がん化学療法に伴う主な副作用のメカニズムとアセスメント、
がん化学療法に伴う
がん化学療法に伴う主な副作用症状の作用機序やケアのポイントについて
主な副作用と症状マネジメント ケアを学び患者支援ができる
4
がん放射線療法の
基礎知識
がん放射線療法における看護の領域と専門性を理解し、
セルフケア指導ができる
放射線治療の原理、放射線の種類、主に外部照射法、放射線防護について
講義/演習
5
がん患者に多い
苦痛症状の治療とケア
がん患者に多くみられる苦痛症状をアセスメントし、
適切なマネジメントを行う方法を理解できる
がん患者の症状マネジメントについて、
がん疼痛における看護師の役割について
講義/GW
講義/GW
慢性疾患患者のフィジカルアセスメント 5回シリーズ
No 研修名 ねらい 内 容 方 法
1
糖尿病 合併症の病気
に応じた療養支援
①神経障害、網膜症
糖尿病 合併症の病気に応じた症状マネジメント、
療養支援について理解できる
神経障害、網膜症の状態に応じた症状マネジメント
生活調整と療養支援について
講義/GW
2
糖尿病 合併症の病気
に応じた療養支援
②大血管障害、腎症
糖尿病 合併症の病気に応じた症状マネジメント、
療養支援について理解できる
大血管障害、腎症の状態に応じた症状マネジメント
生活調整と療養支援について
講義/GW
3
フィジカルアセスメント
(呼吸)
呼吸状態の評価の意義と目的を理解し、
具体的なアセスメント技術を学ぶ
呼吸状態の悪化時のアセスメント:問診、視診、触診、(打診)、聴診
講義/GW
4
視て触れて聴いて!
心不全増悪時の循環動態、身体症状の評価の意義と
心不全急性増悪時の
フィジカルアセスメント 目的を理解し、具体的なアセスメント技術を習得する
(循環)
心不全増悪時の循環動態・症状アセスメント:問診、視診、聴診、触診について
講義/GW
5
慢性心不全患者の
慢性心不全患者のフィジカルアセスメントを通して、
看護支援技術
セルフモニタリング支援技術を習得する
(セルフモニタリング)
慢性心不全患者の急性増悪時の兆候の早期発見と
早期対処のためのアセスメント、
セルフモニタリング技術について
講義/GW
時期
研修
方法
内容
研修目標
自己
学習
事前課題
基礎知識の確認と研修を受ける準備をしてもらう。
集合
研修
● 講義と基礎知識確認
● シミュレーション
● 理解度テストと発表
●
●
●
~
No 実技
確認
手指衛生と
個人防護具着脱レッスンを
受けた後の確認テスト
● 手指衛生の方法と洗浄効果が確認できる。
● 個人防護具の着脱が手順に沿って実施できる。
6月
集合
研修
おむつ交換シミュレーション
おむつ交換という日頃実践するケアを通し、汚染の広がりを防ぐために、
どの防護具を選択し、どのような手順で実施したら感染対策に繋がるのかを
一緒に体験し考える。
4月
4月
5月
講義で事前課題の理解度を確認し、感染対策の基礎を整理する。
汚染状況を可視化し、個人防護具の選択と着脱の必要性を理解する。
研修の理解度の確認と、個人防護具の必要性について他者へ
伝える事ができるようになる。
研修風景
皮膚・排泄ケアスキルアップ研修(院内認定コース)
No 研修名 ねらい スキンケアの基礎を理解し、実践できる
方 法
講義/演習
創傷(褥瘡)
ケアの予防と治癒過程を理解し実践できる
創傷・褥創ケアと治癒過程
講義/演習
ストーマケアの基礎を理解し、実践できる
ストーマケアの基礎
講義/演習
創傷・オストミーのアセスメントケア・治療材料
臨床実践支援ナース院内プログラムについて
講義/演習
スキンケア①②
2
創傷(褥瘡)ケア①②
3
ストーマケア①②
創傷オストミーケア①②
最新の創傷・オストミーケアを理解する
創傷・オストミーケア臨床実践支援ナースの役割を理解する
4
内 容 スキンケアの基礎知識
1
おむつ交換シミュレーション
感染対策スキルアップ研修(院内認定コース)
No 研修名 ねらい 院内感染を防止するため、標準予防策と経路別予防策の意義を
理解する。
それぞれの予防策に必要な防護具が選択できる
内 容 方 法
標準予防策について・経路別予防策の実際
院内感染で問題となる微生物とその対策
講義/演習
2
看護ケアと感染防止1 日常の看護ケアにおけるデバイス関連感染防止の
(尿路感染・血流感染) 基本的な知識と技術が習得できる
尿路感染、血流感染の感染経路と感染防止策について
講義/演習
3
看護ケアと感染防止2 日常の看護ケアにおける手術部位感染防止策の
(手術部位感染防止対策) 基本的な知識と技術が習得できる
手術部位感染の感染経路と感染防止策について
講義/演習
1
13
標準予防策・
経路別予防策
4
看護ケアに必要な
消毒薬の基礎、
洗浄・消毒の方法
消毒薬の正しい管理・使用方法が理解できる
病棟で行っている物品の洗浄・消毒の正しい方法、
滅菌物の正しい取り扱いについて理解する
消毒薬の基礎知識
病棟で実施している物品の洗浄・消毒方法について
滅菌物の取り扱い
講義/演習
5
感染管理に必要な
ベッドコントロール
流行性ウィルス疾患や耐性菌の感染対策のためのベッド
コントロールについての知識や実技を習得し、実践に活かす
感染管理に必要なベッドコントロールについて
講義/演習
6
微生物検査と
その結果の見方
微生物の検体採取時の注意点と正しい採取方法を理解する
検査結果の見方と対策について理解する
検体の採取方法、検査結果の見方、院内で問題となる微生物について
講義/演習
7
職業感染防止対策
病院内における流行性ウィルス疾患や結核の感染対策について学ぶ
職業感染の対策と感染発生時の対応ができる 血液媒介感染症に
ついて理解し、業務の中での具体策と血液暴露時の対応を理解する
職業感染防止対策:結核、流行性ウィルス疾患、血液暴露について
講義/演習
University of the Ryukyus Hospital
汚染防止の討議
事前課題と講義内容をゲーム感覚で確認!
テーマに沿って、必要な個人防護具を選択中
ATP 測定器を使って、手洗い後の汚れ落ちを確認
14
院内研修Ⅱ
特化した看護活動
−補助人工心臓( VAD )装着患者の看護 −
重症患者ケア研修(5回シリーズ)
●植え込み型補助人工心臓は心臓移植が必要な患者さんに対して、
心臓移植を行うまでの つなぎ として植え込みが行われる。
目的:重症患者の呼吸管理・循環管理・摂食嚥下管理のケアを理解し、実践できる。
●当院は 2012年に植え込み型補助人工心臓施設の認定を受けている( 国内 20 余施設のみ )。
●「植え込み型」は 従来の「体外式補助人工心臓」と異なり、
在宅療養が可能で、心臓移植待機患者の QOL の向上に大きく貢献している 。
●呼吸管理ケア①②
講義:呼吸の生理(しくみと解剖学的な見方)について
酸素療法と人工呼吸器装着中の看護のポイント
●この治療は高度先進医療で、看護師にも特化した専門性の高い知識と技術が求められる。
演習:視診・触診・打診・聴診の方法
グループワーク:事例を用いてアセスメント
●看護としては、医師や多職種と協働・連携を図り、看護の専門性を発揮し 、
在宅復帰に向けて患者支援を行っている。
●循環管理ケア③④
呼吸のしくみ
講義:フィジカルアセスメントと症状・徴候からのアセスメント
生体侵襲と生体反応、侵襲後の看護のポイント
④空気が自然
に入る
●摂食嚥下管理⑤
講義:重症患者の栄養管理について
②胸部が縮む
胸骨
肋骨
肺
横隔膜
②胸部が広がる
①横隔膜が
収縮する
息を吸う
看護の実際
内科病棟
息を吐く
術前訪問
ケア
●患者、
家族と顔合わせ
●ドライブラインの
マーキング
・呼吸器系と消化器系のフィジカルアセスメントの
違いについて理解し、実践できる。
試験外出
退院
外科病棟
外来
●全身状態の観察
●機 管理
●合併症の早期発見
●他部門との調整
●メンタルヘルスケア
●新たなケアが開始される毎に、
手順を作成
●ドライブライン貫通部観察、週 1 回の写真評価
●患者、
家族による機
●電話連絡
(機器管理、日常生活の注意点、コアグチェック、ドライブライン管理、感染予防)
排泄
検査時車椅子
ベッド上
ポータブルトイレ
ベッド上→端座位→立位
管理
(コアグチェック値により
ワ ーファリン量を 家族と
W チェック)
●患者・家族教育
リハビリ
・問診・視診・触診
・打診・聴診
▲
▲
知識の獲得
事例で学ぶ
屋外散歩
ICU
目的:フィジカルアセスメントに必要な知識と技術を身に付け、基本的なフィジカルアセスメントができる。
技術の習得
30 日目∼300 日目
手術
①横隔膜がゆるむ
フィジカルアセスメント研修
術後:0日
在宅
③内部の圧力
が下がる
③空気が自然に出る
トイレまで歩行
● 付添にて歩行リハビリ ● 室内歩行自立
●創部の確認
(週 3 回メール添付、外来時)
●介護者のメンタルヘルスケア
棟内フリー
●緊急時対応の確認
※医師や理学療法士と相談しながらリハビリを進める
●医師:治療方針の決定、
外泊時の緊急搬送ルートの確認
協働
●臨床工学技士:機器の指導
(患者、看護師へ)、自宅の電源確認
●理学療法士:リハビリの実施・評価、
日常生活の評価
地域との連携
●薬剤師:服薬指導
●栄養士:栄養相談・指導、
外食時の工夫点
●院内 WOC:医師と共に創部評価や消毒薬のアドバイス
●ICN:手指衛生の指導、
外出時の感染予防
胸部聴診
腹部聴診
月 1 回の多職種カンファレンスを施行し、
病態や手技獲得状況を共有
①外出・外泊・退院に向けて
カンファレンスを開催
②地域管轄消防への
VAD の情報提供
③緊急時の搬送依頼
腹部触診
エンゼルケア研修
ドライブラインの管理、感染予防
本人の意向に沿った外食計画・栄養指導
目的:患者・家族に対する死亡時のケアの意義を理解し
実践できる
(エンゼルメイク、
シャワー、
更衣、
家族への配慮)
。
●家族、
本人へ消毒、
観察のポイントを指導
●患者の意向を尊重
●チェック表を用いて手技を評価し、
徐々に看護師主体のケアから家族へ移行
●制限食の範囲内で、食べるためには
●滅菌物品は使用しやすいようにセット化
どうしたら良いか を共に考え、
外食時の工夫を相談
事前課題(部署の教育指導者が担当)
・エンゼルケアに関する資料を一読
・エンゼルケアの体験についてのレポート提出
・ 霊 安 室 ・ ご 遺 体 安 置 用 冷 蔵 庫 の 使 用 方 法( O J T )
・ 霊 安 室 で お 焼 香 の 仕 方( O J T )
演習
・顔のマッサー ジ と エ ン ゼ ル メ イ ク
・更衣の方法
・ネクタイの結 び 方
・自己の体験の 共 有( グ ル ー プ ワ ー ク )
15
University of the Ryukyus Hospital
在宅療養へ向けて
●臨床工学技士が中心に機器管理を指導
●理解度の確認はチェックリストで実施
●本人・家族へコアグチェックの方法を指導
精神面へのサポート
● 受け待ち看護師が多職種と調整を図る
●受け待ち看護師が患者のストレスや
不満を引き出し、その訴えを
医療者へ伝達・共有し対応
16
部署紹介
第一内科:呼吸器・消化器内科・感染症
▲エボラウィルス感染症対応シミュレーション実施
(防護具着脱訓練、感染症病床にて)
第三内科:循環器・腎臓高血圧・神経内科
■ ベッド数:48 床 ■ 看護師配置数:33 人 ■ 看護助手配置数:4 人
第二外科:胸部・心臓血管外科
(看護師長 糸数 ちえみ)
▲退院支援カンファレンス
(看護師長 吉永 成子)
▲
点眼(眼科)
▲ベッド上リハビリ(脳神経外科)
(看護師長 渡具知 久子)
■ ベッド数:48 床(緩和ケア病床 1 床を含む)
■ 看護師配置数:30 人 ■ 看護助手配置数:4 人
▲NSTカンファレンス
耳鼻咽喉科、形成外科、歯科口腔外科
(看護師長 源河 里美)
当病棟では、乳幼児から老年期まで幅広い年齢層に対応しています。主
な疾患は頭頸部の悪性腫瘍、慢性中耳炎、顔面の外傷骨折、口唇口蓋裂、
顎変性症です。特に歯科治療においては障害者歯科治療を専門的に行って
います。悪性疾患患者が約50%を占めており、放射線・化学療法を受ける
患者さんに対し、口腔ケア認定士を中心にケアを実践し、疼痛緩和と感染
予防を図っています。また、喉頭摘出患者に対してはEL
(電気式人工喉
頭)によるコミュニケーション方法の獲得や患者会の紹介等、QOLの維
持・向上と社会復帰に向けた支援を行っています。
■ ベッド数:48 床
■ 看護師配置数:34 人 ■ 看護助手配置数:4 人
第一外科:消化器外科・内分泌外科
▲口腔内観察とケア
(看護師長 本永 久美子)
7階 西 病 棟
7階 東 病 棟
University of the Ryukyus Hospital
第二内科:内分泌・血液内科、緩和ケア
血液内科では、化学療法や完治を目指した骨髄幹細胞移植が行われてい
ます。患者さんが納得して治療を受けられるよう、インフォームドコンセ
ントに参加しサポートすると共に、セルケア指導にも力を入れています。
特に移植後のフォローアップ外来では、専任看護師2名による継続した看
護を展開しています。
糖尿病の療養指導では、糖尿病療養指導士9名を中心に集合教育と個別
指導を実施しています。患者さんと生活スタイルを話し合い、患者さんが
持っている能力を引き出し、継続した無理のない療養生活が送れるよう関
わっています。
開心術などの大手術が多く、周手術期における循環・呼吸管理を主とし
た急性期看護からリハビリ期の看護が実践できるよう部署内教育に力を入
れています。また、心臓移植を目的とした補助人工心臓装着患者のケアで
は、術後の心臓リハビリテーション、感染予防対策、生活指導など、多職
種によるチーム力を発揮して万全を期しています。多職種カンファレンス
や勉強会の実施、日本循環器看護学会、心不全研究会、日本心臓リハビリ
テーション学会等への参加と発表を毎年行い、専門性の高い看護を提供で
きるよう、看護実践の言語化に取り組んでいます。
■ ベッド数:48 床
■ 看護師配置数:34 人 ■ 看護助手配置数:4 人
▲ウロストミーのセルフケアをスタッフへ
認定看護師が指導
8階 西 病 棟
8階 東 病 棟
脳神経外科では、主に脳腫瘍に対する周手術期、放射線治療・化学療法を
受けられる患者さんの看護を実践しています。特に、術後の感染予防や創治
癒促進の観点から、NSTチームによる栄養サポートに力を入れています。ま
た、摂食嚥下機能に問題がある患者さんの機能回復に向け、積極的にリハビ
リに取り組んでいます。
眼科では、オリジナルに作成した点眼指導ビデオを活用し、点眼手技の獲
得に向け丁寧な点眼指導を実施しています。また、患者さんのQOL向上を目
指し、視力障害を抱えた患者さんの日常生活の支援を行っています。
■ ベッド数:47 床
■ 看護師配置数:32 人 ■ 看護助手配置数:4 人
10
9階 西 病 棟
9階 東 病 棟
脳神経外科、眼科
17
(看護師長 幸喜 美代子)
循環器内科では、県内唯一の経皮カテーテル大動脈弁置換術の低侵襲治
療を実施しています。術後は心臓リハビリテーション専従看護師と連携
し、一人ひとりに合わせた心機能回復に向けたリハビリを強化していま
す。また、腎不全の患者さんに対しては、血液浄化療法部と協働しチーム
で腹膜透析支援を行い、人工透析以外の治療選択を可能にしています。急
性期のみならず、慢性疾患のセルフケア獲得に向けて、医師・看護師・薬
剤師・栄養士・理学療法士による高血圧患者学習会・腎臓病患者学習会を
毎月開催し、患者参加型教育に力を入れています。
■ ベッド数:48 床
■ 看護師配置数:35 人 ■ 看護助手配置数:4 人
(看護師長 下地 生恵)
大学病院の皮膚科では、天疱瘡や強皮症など難治性の皮膚疾患を抱えた
患者さんのスキントラブルについて、治療としてのスキンケアのみならず
感染予防や疼痛緩和の視点からケアを工夫し実施しています。また、泌尿
器科では、腎移植看護やウロストミーケアを充実すると共に、腎移植後の
フォローアップ外来も実施しています。退院支援においては、終末期や創
傷ケアの必要な患者さんが在宅で安心して療養できるよう、訪問看護師、
ケアマネージャー等による多職種カンファレンスを実施し、連携して継続
看護に取り組んでいます。
呼吸器・消化器・感染症患者を対象に、急性期から慢性期、終末期、在
宅に向けた支援など、幅広いケアを提供しています。急性期ケアでは、基
本的な呼吸管理(レスピレーターケア含む)と循環管理について部署内教
育を実施しています。また、エイズ治療中核拠点病院、肝疾患診療連携拠
点病院として、日本エイズ学会認定看護師や肝炎治療コーディネーターを
育成し、医療チームの活動を推進しています。さらに、感染症指定医療機
関としてエボラウィルス感染症の対応について、防護具の着脱訓練(写真)
やシミュレーションを実施し体制を整備しています。
■ ベッド数:42 床(感染症病床:6 床、結核病床:4 床を含む)
■ 看護師配置数:30 人 ■ 看護助手配置数:4 人
皮膚科、腎臓泌尿器外科、呼吸器・消化器内科
階 西 病棟
階 東 病棟
10
(看護師長 小橋川 文江)
当病棟は、周手術期を中心とした急性期の看護(合併症予防・早期回復
を目指して、術後の早期離床、栄養改善、感染防止、セルフケア獲得)に
力を入れています。特に、効果的な栄養摂取に向けて、術前術後の栄養評
価と摂食嚥下評価を行い、NSTチームを中心に食事摂取を支援していま
す。ストマー造設患者さんには、皮膚・排泄ケア認定看護師とストマ認定
士が協働し、個別的な患者指導を行っています。また、がん患者さんには
「がん患者のつらさのスクリーニング」を行い、疼痛コントロールと症状
マネージメントを実施しています。
▲退院後の緊急搬送カンファレンス
■ ベッド数:48 床
■ 看護師配置数:34 人 ■ 看護助手配置数:5 人
▲本日のメンバーで業務分担調整中
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部署紹介
整形外科
(看護師長 松本 美恵)
■ ベッド数:48 床
■ 看護師配置数:33 人 ■ 看護助手配置数:4 人
小児病棟では、小児科のみならず各科の15歳未満の患者さんを受け入れ
ており、小児の周手術期ケアを実践しています。特にプレパレーションを
用いた処置やケアの説明に力を入れています。また、県内唯一の小児骨髄
移植センターでは、小児がんの子どもと家族のQOL向上を目指してケアを
展開し、退院後も専任の看護師がフォローアップ外来を実施しています。
在宅人工呼吸器管理に向けた取り組みとして、地域ネットワークの活用
と連携、家族への技術指導とサポートを行っています。子どもたちの笑顔
と遊びを通して、楽しく看護に取り組んでいます。
▲ボード付の車椅子移動動作介助
精神科神経科
(看護師長 伊良皆 美香)
▲精神保健福祉士を交えた多職種カンファレンス
(看護師長 西 みゆき)
▲イレウス予防についてのパネルを用いた
退院指導
(看護師長 眞榮城 智子)
集中治療部
▲放射線皮膚炎のスキンケア指導
(看護師長 糸嶺 京子)
■ ベッド数:8 床
■ 看護師配置数:28 人 ■ 看護助手配置数:2 人
手術部
▲ペアでケア(体位変換)をしている様子
(看護師長 宮城 孝徳)
▲助産師による母親への沐浴指導
■ 手術室部屋数:10 室
■ 看護師配置数:36 人 ■ 看護助手配置数:5 人
4階 西
4階 東
周術期看護において、手術看護に特化した知識や技術を必要とし、実践
力向上の一助として日本手術看護学会推進の臨床実践能力習熟度段階を活
用して専門性を高めています。
がん診療連携拠点病院として複数の診療科が医療チームを組み、最先端
の手術を行っています。新生児期から老年期まで個々の患者のニーズに対
応出来るよう、術前・術後訪問を積極的に行っています。特に難易度の高
いハイブリッド手術や術中MRI撮像下における開頭脳腫瘍手術、30時間以
上に及ぶロング手術においては、安心・安全な手術に向け、医師や臨床工
学士等と協働しています。
地域周産期母子医療センターとして地域と連携し、ハイリスク妊産褥婦
や新生児及び低出生体重母児の受け入れを積極的に行っています。医師・
助産師・臨床心理士を中心とした多職種が協働し、安心・安全な周産期ケ
アの提供を目指しています。産科では、助産師のみを配置して、保健指導
を中心に助産外来も実施しています。妊娠初期から妊産婦の指導・ケアを
行い、退院後も継続しています。
NICUでは、体内に近い環境の提供を目指して、音や光環境の調整、姿
勢を保つポジショニングマットを導入し、ストレスサインの観察等をケア
に活かしています。
University of the Ryukyus Hospital
■ ベッド数:20 床
■ 看護師配置数:28 人 ■ 看護助手配置数:1 人
集中治療が必要な重症の患者さんに対し、多職種による全身管理を行っ
ています。患者さんには、人工呼吸器、血液浄化装置など様々な医療機器
が装着され、看護師には、専門的な知識・技術が必要となります。そのた
め、ICUでは「集中治療部看護師クリニカルラダー」を導入し、段階的な
スキルアッププログラムによる人材育成を強化しています。
入室患者さんは、術後の患者さんが主で、特に心臓血管外科術後の患者
ケアでは、早期離床プログラムを導入してリハビリテーションを強化して
います。
周産母子センター〈産科・NICU・GCU〉
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(看護師長 儀部 郁枝)
4階 西
4階 東 病 棟
婦人科病棟では悪性腫瘍患者が8割を占めており、手術療法、化学療
法、放射線療法など先進医療と看護を提供しています。患者の年齢も10代
から80代までと幅広い年齢層に対応しています。婦人科手術後(リンパ廓
清術)の患者さんを対象にセラピストを中心としたリンパ浮腫予防学級を
開催すると同時に、リンパ浮腫ケアにも力を入れています。また、がん患
者さんの緩和ケアの一貫として、外来でも「がん患者のつらさのスクリー
ニング」を行い、緩和ケア認定看護師が実施している「がん看護相談」に
繋げ、症状マネージメントを強化しています。
■ ベッド数:32 床(産科 20 床 NICU6床 GCU6床)
■ 看護師配置数:40人(助産師27人 看護師13人)■ 看護助手配置数:2人
放射線科、耳鼻咽喉科、腎臓泌尿器科
▲ペアでプレパレーションの打ち合わせ
当部署は、病棟・外来のみならず、放射線検査・治療部門における診療
の介助と看護ケアを担当しています。患者の安心・安全に配慮して、どの
部門でも急変時や緊急処置の対応ができるよう、シミュレーション教育を
実施しています。病棟では、放射線単独療法、化学療法との併用療法を受
ける患者さんが大半で、有害事象の予防ケアに力を入れています。また、
放射線治療部門では、がん放射線療法認定看護師を専従配置し、患者さん
の不安軽減を図ると同時に、放射線皮膚炎等の症状軽減に向け、スキンケ
ア指導を強化してセルフケアをサポートしています。
婦人科
■ ベッド数:31 床
■ 看護師配置数:24 人 ■ 看護助手配置数:3 人
■ ベッド数:35 床
■ 看護師配置数:30 人 ■ 看護助手配置数:3 人
1階 西 病 棟
5階 東 病 棟
大学病院における精神科の特徴として、精神疾患の急性期だけでなく、
身体合併症や周手術期・妊産婦ケアなどに対応しています。患者さんの年
齢も学童・思春期から老年期までと幅広く、患者さんの病態と個別性に応
じた日常生活援助とセルフケア獲得に向けた支援を実施しています。
患者さんが退院後も自信を持って地域や社会で生活できるよう、呼吸法
やアサーティブコミュニケーション法などを取り入れ、集団や個別の指導
を段階的に行っています。また、児童思春期のご両親を対象に、ペアレン
トトレーニングなどの指導も行っています。
■ ベッド数:40 床
■ 看護師配置数:20 人 ■ 看護助手配置数:2 人
(看護師長 国吉 友子)
6階 西 病 棟
6階 東 病 棟
運動機能障害や進行性の疾患を抱えた患者に対し、手術療法のみならず
化学療法患者のケアにも力を入れています。特に残存機能を活かしたセル
フケアの獲得、QOLの維持・向上に向け、リハビリ部門と協働し段階的な
ケアとリハビリを進めています。また、悪性疾患も約20%を占めると同時
に先天性骨癒合症、悪性リウマチなど難治性の疾患や慢性疾患の治療・ケ
アにも対応しています。特に先天性橈尺骨癒合症は、県内では当院のみで
治療可能となっており、術後の患肢保護、食事・シャワー・トイレなどの
日常生活指導と併せてリハビリを強化しています。
小児科
▲ハイブリッド手術室での直接介助
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部署紹介
救急部
■ ベッド数:6 床
■ 看護師配置数:救急外来 12 人 救急病棟 16 人
血液浄化部
▲BLSトレーニング
(看護師長 仲村 なおみ)
1階 ∼ 3 階
医療福祉支援センター(シエント)
■ 看護師配置数:5 人
▲汚染器材取り扱い時の標準予防策の徹底
入院準備室
(看護師リーダー 上地 満喜子)
患者さんが安心して入院生活が送れるようクリニカル・パスを用いて、
入院中の診療やケアを説明しています。また、術前に中止が必要な抗凝固
剤の服用の有無を確認し、中止忘れによるリスクを回避しています。他に
も「転倒・転落」「褥瘡」「栄養管理」「口腔ケア」「摂食嚥下」「緩和
ケア」「退院支援」等のスクリーニングを行い、病棟と連携しています。
更に、入院に伴う困り事を把握し、医療福祉支援センターと連携して社会
資源の活用や退院支援に繋げています。患者さんからも、入院に伴う不安
が解消した等、高い評価を受けています。
▲血液透析中の多職種によるダブルチェック
(看護師長 當山 国江)
■ 看護師配置数:3 人 ■ 看護助手配置数:1 人
▲患者用パスを用いた入院オリエンテーション
看護部ホームページ
看護師募集については、ホームペー
ジの採用情報をご覧下さい。採用試験、
インターンシップ、施設見学、先輩と
の交流会情報については、随時ホーム
ページにアップします。
外来部門では、安全な医療の提供に向け、患者誤認防止に力を入れてい
ます。患者さんの参加を促す取り組みとして、名前を名乗って頂いたり、
生年月日の確認等を推進しています。また、患者満足度の向上を目指し、
接遇の向上および退院後の初回外来指導やインフォームドコンセントへの
同席を強化しています。更に、専門分野の資格者を育成し、外来化学療法
や糖尿病療養指導、在宅酸素療法、禁煙外来等に力を入れ、継続看護を支
援しています。
■ 21 診療科
■ 看護師配置数:32 人 ■ 看護助手配置数:16 人
看護師宿舎
入居希望者に対し、大学敷地内に職員宿舎(ワンルームマン
ションタイプ)を用意しています。
★全室個室無料提供 ★女性独身者対象
★光熱費・水道料は個人負担
琉大病院のホームページからも
アクセスできます。
こちらをクリック!
▲糖尿病療養士による患者指導
(看護師長 宮城 みづえ)
3階
医師や専任看護師、医療ソーシャルワーカーなどが協働して、患者さん
の社会的・経済的問題や医療・看護等に関わる様々な不安や心配事に対応
し相談に応じています。また、地域の医療機関や市町村、居宅介護支援事
業者、在宅医療支援事業者などと連携を図り、患者さんやご家族が安心し
て療養できるよう環境を整え、他の医療機関や関連施設との連絡調整・支
援などの退院に関わる業務を行っています。
入院中の患者さんに対しては、早期からの退院支援を強化し、病棟と連
携して退院支援カンファレンスを実施し、訪問看護などの在宅療養支援に
繋げています。
■ 看護師配置数:4 人 ■ 医療ソーシャルワーカー(MSW):3 人
■ 事務:4 人
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▲問診と
トリアージ
2階フロア
新 棟
外来
(看護師長 富島 美幸)
材料部では、院内で使用した医療器械・器具の洗浄・滅菌と、医療材料
の管理・供給業務を行っています。洗浄・滅菌の質を保証するために、洗
浄器や滅菌器の日常点検を行い、化学的インジケーター、生物学的インジ
ケーター等を用いた洗浄・滅菌評価に力を入れています。患者さんに清潔
で安心・安全な医療器材を提供することを私たちの使命として、日々改善
活動に取り組んでいます。
血液浄化療法部では、医師・看護師・臨床工学士の多職種が協働し、各
職種の専門性を発揮し、安全な透析療法の提供を目指して、日々の治療や
看護に携わっています。腎代替療法選択外来では、末期腎不全の患者さん
が疾患と向き合い、個々のライフスタイルに合った治療が選択できるよう
に情報を提供し、意思決定支援を行っています。代替え治療としては、血
液透析以外に腹膜透析も選択できるように、導入前から導入後の手技確立
までセルフケアの指導を行っています。
■ ベッド数:20 床
■ 看護師配置数:11 人
材料部
3階
救急・災害棟
救急部は、昨年12月に新棟に移転し、24時間365日体制で一次∼三次
までの救急患者を受け入れています。救急初療期の患者状況の変化に対応
するため、チーム医療を推進し各診療科と連携しています。看護師は、
様々な救急場面に対応できるよう、BLSに関連したヘルスプロバイダーの
スキル獲得やJPTEC等の研修に参加し、スキルアップを図っています。平
成27年4月の救急病床6床の開設に向けて、準備を整えています。また、
災害に備えて、大学病院としての災害時受け入れ体制の整備や訓練を強化
し、沖縄県総合防災訓練や航空機事故対策総合訓練に参加しています。
救急外来 (看護師長 榮野川 喜美子)
救急病棟 (看護師長 佐久川 廣美)
University of the Ryukyus Hospital
看護師宿舎全景
▲患者・家族への在宅療養相談
http://www.kango.med.u-ryukyu.ac.jp
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間取り
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