巡回情報紙 2015年5月7

〔巡回情報紙〕定期発行隔週火曜日発行(祝日の場合翌日)
発行日
対象期間
発行者
項目
品目
茶
メロン
馬鈴薯
平成27 年 5 月 7 日
平成27 年 5 月 7 日~5 月 18 日
JAハイナン 営農企画課
担当
外部用
課長
部長
生育状況・病害虫発生状況
管理・病害虫防除
管内の一番茶摘採は一部を残しほとんどの地
域で終了しました。
一番茶直前よりチャトゲコナジラミ成虫の発
生が目立ち、摘採時に多くの成虫が飛散してい
る茶園がありました。
今後、夏から秋にかけて繁殖しますので、適切
な防除を行い、増殖を防ぎましょう。
防除は基本的にウンカ、スリップス、赤ダニと
同時に同薬剤で行えますので巡回情報誌、JA
ハイナン防除暦等を参考に行ってください。
重要な防除
① カンザワハダニ
※春多発園、凍霜被害園、春無散布園注意
ダニサラバフロアブル 2000倍(7日‐2 回)又は、
アグリメック 1000倍(7日‐1回)
②ウンカ・スリップス
※一番茶後~二番茶萌芽期までに必ず防除
コルト顆粒水和剤 2000 倍(7日‐2 回)
※チャトゲ同時防除可
発生を見てから、又は発生の多いところの防除
③コカクモンハマキ・チャハマキ
ディアナ SC 5000倍(7日‐1回)
④炭そ病
※萌芽期 遅場所は 5 月最下旬から6月最上旬
ダコニール1000 1000倍(10日‐1回)
⑤クワシロカイガラムシ
※プルートMCを散布した茶園は防除不要
コルト顆粒水和剤 2000倍(7日‐2回)
※ウンカ、チャトゲ同時可 または
アプロードエースフロアブル1000倍(14日‐1回)
※チャトゲ同時可
※中切り、深刈り更新し発生が多い場合
(二番茶を摘採しない場合)
1 回目アプロードエースフロアブル
1000倍(14日‐1回)または
コルト顆粒水和剤 2000倍(7日‐2回)
2 回目スプラサイド乳剤 1000倍(14日‐1回)
+機械油乳剤 100 倍
4月中旬までの長雨の影響で、雅 302 につい うどんこ・つる枯病
ては生育が遅れています。生育状況を見て予防
ポリオキシンAL水和剤 1000 倍(1日-5回)
管理(ベト病・うどんこ病)に努めて下さい。 うどんこ・つる枯れ・ベト病
また、芽かき作業では、傷口を必ず乾かしたい
ダコニール1000 1000 倍(3 日-5 回)
ので天候に注意し管理して下さい。交配時期と アブラムシ・コナジラミ類
なりますので、十分注意して農薬散布を行って
バリアード顆粒水和剤 4000 倍(1日-3回)
ください。
サンマイトF 1000 倍(3日-2回)
ハウス・トンネル・露地栽培で、生育ステージ
が各々違いますが、例年よりも日照不足で推移
して生育遅れや病気の発生が心配です。圃場で
の病害虫に十分注意し管理をお願いします。
アブラムシ
ランネート 45DF
1000~2000 倍
(7 日-5 回)
高温時薬害注意
ダントツ水溶剤
4000 倍
(7 日-3 回)
疫病
予防
ダコニール 1000
500~1000 倍
予防
ドイツボルドーA
治療
ホライズンDF
治療
リドミルゴールドMZ
400~800 倍
(7 日-5 回)
(
- )
1000~2500 倍(14日-4回)
500~1000 倍(30日-1回)
軟腐病
水稲
みかん
いちご
早期栽培はほぼ順調ですが、少し活着が遅れ気
味でした。
発芽の時期や発生量を確認しましょう。
5月上旬には、開花始期になります。
本年産が表か裏か見極め、管理計画を立てまし
ょう。
発芽後は、緑化促進の為窒素主体の葉面散布な
どを心がけましょう。
満開~落弁期は、灰色カビ病の防除適期となり
ます。開花状況を見極めしっかり防除を行って
下さい。
アブラムシ、スリップス、ハダニ、うどんこ
病の発生時期ですので予防的な防除を行って
下さい
治療
カスミンボルドー
500~800 倍
治療
カセット水和剤
1000 倍
(7日-3回)
(7日-3回)
使用基準の遵守をお願いします。
○早期栽培
・除草剤 田植え後 7~10 日後
フォーマット粒剤 1kg/10a 又は、
プラスワンLジャンボ 10 パック/10a
○普通期栽培
・育苗中のカビ類の発生
出芽時 ダコニール 1000 500 倍 500cc/箱
緑化時 タチガレエースM液剤 500 倍 500cc/箱
処理方法はジョロでの灌注(噴霧ではありません)
※混合併用不可
・代かき
田植えの3~4日前に実施
・田植え
ビルダープリンス粒剤 50g/箱
・水田除草 耕起 15 日前まで
ラウンドアップマックスロード 水 100ℓ薬剤 500cc/10a
バスタ液剤 水 100ℓ薬剤 500cc/10a
・施肥 崩し耕耘時
土壌改良材 裏作無 とれ太郎 60kg/10a
裏作有 けい酸カリ 40kg/10a
元肥 裏作の有無、草丈の長短によって異なります。
①早生(草丈が長い品種)
○標準
元肥エース 020 20kg/10a
※ 裏作跡地は砂壌土以外は元肥を施肥しない。
②早生(草丈が短い品種) キヌヒカリ
○標準
マップ化成 202 30 ㎏/10a
○裏作有 元肥エース 020 30kg/10a
○一発
エコゴールド
50kg/10a
③中晩生 きぬむすめ、あいちのかおり
○標準
マップ化成 202 30 ㎏/10a
○裏作有 元肥エース 020 30 ㎏/10a
○一発
ユニワンR244
50kg/10a
注)一発材は代かき前の全層施肥とする。
樹勢回復・維持(雨がない場合など)
尿素(葉面散布) 300倍
灌水(土壌灌水)2t/10a
灰色かび病(満開期と落弁期の2回の防除が有効です)
そうか病
満開時期 ファンタジスタ顆粒水和剤
4000倍(14日-3回)
落弁期
ナリア WDG
2000倍(30日-3回)
日照時間が伸び、気温の高い日がみられるようになっ
てきました灌水不足での障害が発生する前に灌水量を増
やしておいて下さい。
果実が軟化気味の場合はカルタスを 300 倍~1000
倍で使用して下さい。
病害虫防除は薬剤のローテーション散布を行って下さ
い。
収穫圃終盤の防除
【アザミウマ】
・スピノエース顆粒水和剤
5,000 倍 前日-2 回 ハチ-3 日
【アザミウマ、アブラムシ、うどんこ病】
・ハチハチフロアブル
1,000 倍 前日-2 回 ハチ-5 日
【アザミウマ、アブラムシ、コナジラミ】
2,000 倍 前日-3 回 ハチ-翌日
次回発行 平成27 年 5 月 19 日