第四紀研究 第 54 巻 第3号 付録 Vol. 22 No.3, 2015 仙台湾における海底堆積物の採取風景。2011 年の津波の痕跡が、仙台湾の底にどの ように残されているかを調べた。(撮影:澤井祐紀) Vol. 22 No. 3 June 1, 2015 2015 年大会案内(第 4 報)............... 2 INQUA 記念普及講演会のお知らせ .. 6 INQUA サポーター募集 ................... 7 追悼 ................................................... 8 日本第四紀学会 幹事会議事録 ..................................... 9 学生会員継続届提出のお願い ..........11 会員消息 .......................................... 12 Japan Association for Quaternary Research 2015 年大会案内 ◆日本第四紀学会 2015 年大会案内(第 4 報) 1. 日時・開催場所 2015 年 8 月 29 日(土)∼ 8 月 30 日(日) (INQUA 名古屋大会直後のため、総会を含め 2 日間の短縮日程で行います) 早稲田大学教育学部(早稲田キャンパス 14・16 号館) 東京都新宿区西早稲田 1-6-1 最寄り駅 地下鉄東西線「早稲田」、都電荒川線「早稲田」 2. 日 程 8 月 29 日(土) 10:00 ∼ 13:00 13:30 ∼ 14:30 14:30 ∼ 16:00 16:30 ∼ 17:15 17:15 ∼ 17:45 18:00 ∼ 20:00 8 月 30 日(日) 09:30 ∼ 12:30 14:00 ∼ 15:30 15:30 ∼ 17:00 評議員会 ポスターの概要説明(希望者のみ、1 人 3 分) ポスターセッションコアタイム 2014 年学術賞受賞者講演(阿部彩子会員、一般に公開して行います) 2015 年学会賞・学術賞等表彰式 懇親会 公開シンポジウム「第四紀学から防災教育へのメッセージ」 総会 ポスターセッションコアタイム 3. 発表の申し込み (1)発表者の資格と発表件数の制限 筆頭発表者は本学会の会員に限ります。1 人 1 件のポスター発表が可能です。 (2)発表の形式と発表時間 一般研究発表はポスター形式のみとします。2 日間でポスターの張り替えは行わない予定です。 ポスターのサイズは A0 縦長に対応(ポスターボードのサイズは横 116cm ×縦 175cm)。 (3)発表等申込書と講演要旨の送付方法 一般研究発表の希望者は、学会ホームページの「大会・総会」のページ (http://quaternary.jp/meeting/index.html)から、2015 年大会のサイトへ進み、 「2015 年大会発表等申込書」 と「講演要旨原稿の書き方及びテンプレート」と書かれたリンク部分からファイルをダウンロードし、以 下の案内にそって申し込みを行ってください。 ・申し込みと要旨原稿の締切り:6 月 30 日(火)(締め切り厳守)。 ・発表等申込書と原稿は添付ファイルとして専用のアドレス jaqua.event(at)gmail.com に送付してくだ さい(at を @ にかえる)。メールの題名は「発表申込 _ 筆頭発表者名」、添付ファイル名は「講演要 旨 _ 筆頭発表者名」としてください。 ・講演要旨の原稿は、「講演要旨原稿の書き方及びテンプレート」にある書き方にそって作成してくだ さい。原稿のサイズは一般発表は A4 で 1 ページ、シンポジウム講演は 2 ページです(図表掲載可)。 ・29 日午後のポスターの概要説明(3 分間プレビュー)を希望する方は、申込書の該当箇所にチェック を入れてください。 ・手書きによる原稿、および郵送による投稿の方は上記専用アドレスにお問い合わせください。 (4)若手・学生発表賞へのエントリー 本会会員で大会時 39 歳以下の方は、発表形式・テーマにかかわらず若手・学生発表賞にエントリーす ることができます。エントリー希望の方は、発表申込書の若手・学生発表賞エントリー欄の該当箇所に チェックを入れてください。積極的なエントリーを期待しております。 2 2015 年大会案内 (5)知的財産権に関する講演要旨執筆上の注意点と同意の方法 発表申し込みの際には、次に示す「講演要旨執筆上の注意」を熟読の上、その内容を理解し、遵守する ようにお願いします。このことについての同意の意思表示は、申込書該当欄に氏名を記入(入力)するこ とで成立することとします。 ・講演要旨執筆上の注意 2015 年 3 月現在、講演要旨の著作権につきましては、厳密な規定がありません。そこで、現段階で は基本的には発表者の方に著作財産権があるものと判断します。一方、昨今の知的財産権をめぐる情 勢から見て、送付いただいた講演要旨に図の転載許可が得られていないものや、文献の引用が不十分 なものがあると、問題が生じる可能性があります。従いまして、以下の点についてご注意の上で執筆 下さるようにお願いします。なお、これらに照らし合わせて問題があると判断された講演要旨原稿に ついては、原稿受付後であっても再提出を求める場合があります。 1)既存の出版公表物などに対する知的財産権へのいかなる侵害も含まないこと。 2)他から転載されている全ての図表について、転載許可を得ていること。 3)他の論文等の引用がある場合には、当該文献を全て明記する。引用形式としては、 「竹内ほか(2005) 第四紀研究 , 44, 371-381.」などのように、引用箇所が判別できる限りにおいて簡略化して構わない。 4)日本第四紀学会の名誉を傷つけ、第四紀研究の信用を毀損する盗用データ、捏造データ、その他、 当学会の倫理憲章に反するものを含まないこと。 5)講演要旨についての問い合わせ、苦情、紛争などが発生した場合、発表者はすべての責任を負うこと。 【INQUA 名古屋大会でポスター発表を行う予定の方へ】 第四紀学会 2015 年大会(早稲田大会)の一般研究発表と、INQUA 名古屋大会の発表に同一のテー マで申し込む場合は、その内容が重複しないように(二重投稿とならないように)注意してください。 これを避ける意味も含め、また INQUA 大会の成果を学会内で共有することを目的として、早稲田大 会の会場では INQUA 大会で発表されたポスターの再掲示のスペースを準備します。INQUA 大会でポ スター発表を予定している方には大会前に登録のお願いをさせて頂きますので、ご対応頂けますよう、 よろしくお願い致します。 4. 参加費・懇親会申し込み等 ・大会参加費:2000 円(会員・非会員問わず)。会場受付でお支払いください。(ただし、大学院生の会 員は 1500 円、70 歳以上の会員と学部学生、シンポジウム依頼講演者は無料) ・講演要旨集:2000 円(予定)。会場で販売します(発表数等によって価格が変更される場合があります)。 ・会期中の昼食:大学周辺の店をご利用ください(夏休み中で生協や大学周辺の飲食店は休業中のところ が多いと思われますので、弁当等もご考慮ください) ・懇親会に参加される方は人数把握のため、なるべく事前にお申し込みください。 日時:8 月 29 日(土)18:00 ∼ 会場:早稲田大学構内 懇親会費(事前申し込み):一般 5000 円、学生 2500 円(当日:一般 6000 円、学生 3000 円) 事前申し込み:8 月 10 日(月)までにメールの件名を「懇親会参加申し込み」として jaqua.event(at)gmail.com までご連絡いただく、または上記「3.」の発表等申込書を使ってお申し込 みください。 5. シンポジウム 公開シンポジウム「第四紀学から防災教育へのメッセージ」 日時:8 月 30 日(日)09:30 ∼ 12:30 世話人:久保純子(早稲田大)、植木岳雪(千葉科学大)、卜部厚志(新潟大) ●シンポジウムの趣旨 自然環境と人類の歴史を研究する第四紀学は、過去の地震や火山などの自然現象やそれによる災害 についてもさまざまな研究をすすめてきました。これらの研究成果を社会に還元するテーマとして、 今回は「防災教育」をとりあげます。「防災教育」は学校で行われているものだけではありません。地 域や行政などさまざまな場で、国や世代を超えてすすめられるものです。本シンポジウムでは第四紀 3 2015 年大会案内 学が防災や防災教育の分野で生かされた事例や、防災のリテラシー向上のための提言など、この分野 で活動、発言している会員の招待講演と参加者による討論を予定しています。 ●プログラム(予定) 09:30-09:35 趣旨説明(久保・植木・卜部) 09:35-10:00 宮城豊彦(東北学院大)「第四紀学を踏まえて作る地域防災・減災の処方箋はあるか」 10:00-10:25 藤岡達也(滋賀大)「持続可能な社会と地域防災、学校防災」 10:25-10:50 井村隆介(鹿児島大)「防災教育で何を教えるか?∼学校と地域の連携:霧島市と志布志 市での実践例をもとに∼」 10:50-11:00 休憩 11:00-11:25 卜部厚志(新潟大)「中学生にむけた防災教育の取り組み:地域の地震と洪水リスクを考 える試み」 11:25-11:50 植木岳雪(千葉科学大)「危機管理からみた防災教育:第四紀学の視点 防災に関する一 般市民向けの講演の事例から」 11:50-12:30 コメントおよび総合討論 6. 巡検 今回は巡検は行いませんが、29 日と 30 日の昼休みに早大生有志によるキャンパスツアーを計画してい ます(無料、事前申し込み不要)。 7. 大会実行委員会 実行委員会委員長 久保純子 実行委員 小森次郎(幹事会)、小松哲也、谷川晃一朗、南雲直子、船引彩子、山本隆太、廣野聡子(早大) 連絡先:2015 年大会実行委員会事務局 新宿区西早稲田 1-6-1 早稲田大学教育学部 大会用 E-mail アドレス:jaqua.event(at)gmail.com(送付の際には (at) を @ に変えてください) -----------------------------------------------------------------重要日程 ・一般発表申し込み締切 :6 月 30 日(火) ・懇親会事前申し込み締切:8 月 10 日(月) -----------------------------------------------------------------会場へのアクセス・宿泊 (会場)早稲田大学教育学部(早稲田キャンパス 14・16 号館) 最寄り駅:地下鉄東西線「早稲田」下車徒歩約 10 分(地下鉄副都心線「西早稲田」ではありません)、 都電荒川線「早稲田」下車徒歩約 5 分、 JR 高田馬場駅前より学バス早大正門行き「西早稲田」下車徒歩約 3 分 宿泊施設は都内に多数ありますので各自でお手配ください。 4 2015 年大会案内 地図 http://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus 5 INQUA 記念普及講演会のお知らせ ◆国際第四紀学連合(INQUA)第 19 回大会開催記念 一般普及講演会ならびに関連展示のご案内 今夏に日本で INQUA 大会が開催されることを機に「第四紀」ならびに「第四紀学」という言葉とその 研究内容・意義を多くの方々に知ってもらうため、開催地である名古屋の周辺におきまして、下記の通り、 一般普及講演会および関連展示を開催致します。それぞれ申込方法が異なるのでご注意下さい。 会員のみなさまのご参加をお待ちしております。 【普及講演会】 (1)「第四紀学で読み解く地球の歴史」 日 時: 2015 年 7 月 5 日(日)14:00 ∼ 16:00(開場 13:50) 会 場: 名古屋市科学館 サイエンスホール 定 員: 300 名(事前申込制) 料 金: 講演会への参加費は無料ですが、科学館への入館料が必要です。 講演内容: 『水月湖の年縞時計が世界の標準になる』 北川浩之(名古屋大学) 『くりかえす巨大地震の歴史をほり起こす』 宍倉正展(産業技術総合研究所) 申込方法: 往復はがきの往信欄に「氏名、住所、連絡先電話番号」を記入の上、6 月 1 日(月)まで に到着するように学会事務局へお送り下さい。1 枚で 5 名までお申し込み頂けます。 (2)「東海層群の昆虫化石」 日 時: 2015 年 7 月 11 日(土)13:30 ∼ 15:30 会 場: 三重県総合博物館 レクチャールーム 定 員: 80 名(事前申込制) 料 金: 講演会への参加費は無料ですが、展示室への入館料が必要です。 講演内容: 『三重県の東海層群調査』 中川良平(三重県総合博物館) 『東海層群の昆虫化石』 森 勇一(金城学院大学) 申込方法: 6 月 20 日(金)までに往復はがきまたはメールでお申し込み下さい。 宛名または件名を「東海層群の昆虫化石係」とし、参加者全員の氏名、年齢、代表者の 住所、当日連絡が取れる電話番号をご記入下さい。 (はがき送付先)〒 514-0061 三重県津市一身田上津部田 3060 三重県総合博物館 (メール送信先)MieMu(at)pref.mie.jp (3)「豊橋周辺の第四紀化石」 日 時: 2015 年 7 月 19 日(日)13:30 ∼ 16:00 会 場: 豊橋市自然史博物館 講堂 定 員: 80 名(事前登録制) 料 金: 無料(事前登録をして無料の入園許可証を取得して下さい) 講演内容: 『豊橋とその周辺の第四紀哺乳類化石』 安井謙介(豊橋市自然史博物館) 『更新世中期渥美層群の化石と研究史』 松岡敬二(豊橋市自然史博物館) 申込方法: 豊橋市自然史博物館(0532-41-4747)に電話で連絡し、事前登録をして下さい。 定員になり次第、締め切ります。 (4)「第四紀学研究から明らかになった地球環境」 日 時: 2015 年 7 月 25 日(土)14:00 ∼ 17:30(開場 13:30) 会 場: 名古屋大学 野依記念学術交流館 2F コンファレンスホール 料 金: 無料 講演内容: 『第四紀の気候・環境変動』 竹村恵二(京都大学) 『日本列島における最終氷期以降の地形環境変動』 海津正倫(奈良大学) 『地層から読み解く過去の巨大地震・津波』 澤井祐紀(産業技術総合研究所) 『第四紀試料と放射性炭素年代』 中村俊夫(名古屋大学) 6 INQUA 記念普及講演会のお知らせ INQUA サポーター募集 (5)「第四紀年代学、古気候学、考古学が解き明かす人類進化史の真相 -ネアンデルタールの消滅とホモ・サピエンスの拡散-」 日 時: 2015 年 7 月 26 日(日)14:00 ∼ 17:30(開場 13:30) 会 場: 名古屋大学 野依記念学術交流館 2F コンファレンスホール 料 金: 無料 講演内容: 『ネアンデルタール人はいつ消滅したのか?』 大森貴之(東京大学) 『最後のネアンデルタール人が遭遇した気候』 大石龍太(国立極地研究所) 『ネアンデルタール人の消滅と新人サピエンスの拡散』 門脇誠二(名古屋大学) 『ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの環境適応能力:彼らは共存できたのか』 近藤康久(総合地球環境学研究所) 【関連展示】 (1)『あんな虫、こんな虫、そんな虫~身近な小さな生きものたち~』 会 場:三重県総合博物館 企画展示室、交流展示室 期 間:2015 年 7 月 11 日(土)∼ 8 月 30 日(日) 入場料:一般 800 円、学生 480 円、高校生以下は無料。 展示物:古生代∼新生代の昆虫化石(第四紀の昆虫化石を含む) (2)『豊橋周辺の第四紀化石』 会 場:豊橋市自然史博物館 期 間:2015 年 6 月 27 日(土)∼ 7 月 19 日(日) 入場料:無料 展示品:渥美層群や谷下層の動植物化石 (3)『第四紀における人類の進化と文化』 会 場:名古屋市博物館展示室 期 間:2015 年 7 月 4 日(土)∼ 7 月 26 日(日) 入場料:無料 展示品:アフリカにおける原人∼新人への人類進化に関わる石器標本(約 30 万∼ 4 万年前) ◆ INQUA 期間中のサポーター募集:スタッフとして大会に参加しませんか。 2015 年 7 月 26 日から 8 月 2 日まで名古屋国際会議場で開催される国際第四紀学連合第 19 回大 会(XIX INQUA Congress)の会場でのサポーターを募集致します。 作業は、受付、講演会場やポスター会場や休憩室での補助、誘導係などになります。 期間は、26 日午後から、以降は期間中の朝 8 時半から 20 時までです。 謝礼は 1 時間 1000 円で、学振 PD などで受領できない場合は別途考慮致します。 スタッフとして大会に参加が可能ですので、是非 INQUA 大会を支援して頂けますようお願い致 します。 日程や時間配分は、7 月に入ってから調整致します。 希望者は、氏名、所属、学年・職名、Email、日時等の希望を、6 月末までに登録のメールアドレ ス <staff(at)inqua2015.jp> にお送り下さい。皆様のご協力とご支援をお待ちしています。 7 追悼 ◆土 隆一先生のご逝去を悼む 開催しました。このシンポジウムの内容は、 日本第四紀学会名誉会員の静岡大学名誉教 授土 隆一先生は、去る 4 月 2 日、ご逝去さ 1984 年に出版された「第四紀研究」の 23 巻 れました。享年 86 歳でした。 (2)に掲載されています。その巻頭で、土先 先 生 は 1929 年 1 月 に 台 北 市 で 生 ま れ、 生は、 「この地域では近い将来に、東海大地震 1951 年 3 月に東京大学理学部地質学科を卒 の発生の懸念がしばしば議論されている。こ 業されました。そして、1951 年 4 月に東京 れは、この地域の近年の調査研究を推進した 大学大学院に進学されましたが、同年 10 月 1 つの要因でもあった。しかし、確度の高い に静岡大学文理学部に助手として奉職され、 地震の予知予測のためには、過去の 東海地震 その後、講師、助教授、教授になられ、1992 の発生機構と地殻変動の関係の究明も最重要 年 3 月に静岡大学をご退職されました。静 な課題であろう。その意味では、今回のシン 岡大学在職中の 41 年間に、静岡県内の中新 ポジウムは第四紀研究の地域社会への還元の 世から現世までの海成層およびそれらから産 一助になればという願いもあった。」と記さ する海生貝類の記載分類学と化石層序学の研 れています。このように土先生は、第四紀研 究を行い、それらの成果から静岡県中・西部 究を含む地球科学の地域社会への還元を強く の第四紀テクトニクスを研究してきました。 意識されており、「静岡県地質図 1:200,000」 1977 年から 1979 年にかけて実施された文部 をはじめ、計 37 枚の地質図を作成されてい 省科学研究費・総合研究「太平洋側と日本海 ます。また、静岡大学の在職中から静岡県内 側の新第三系の対比と編年」では、研究代表 の自治体の様々な委員を務められ、ご退職後 者をつとめ、1979 年に「日本の新第三系の も静岡市内に研究事務所を開き、委員を務め 生層序及び年代層序に関する基本資料」を公 られていました。 表されました。また、1983 年には静岡市で 最後に、これまでの土先生のご業績と第四 開催された日本第四紀学会の大会を運営し、 紀研究へのご貢献に敬意を表し、ご冥福をあ シンポジウム「南部フォッサマグナ・フィリ らためてお祈り申し上げます。 ピン海プレート北縁のネオテクトニクス」を 北村晃寿(静岡大学大学院理学研究科地球科学専攻・防災総合センター) 8 幹事会議事録 ◆日本第四紀学会 2014 年度第6回幹事会議事録 日時:4 月 29 日(水・祝)10:00 ∼ 16:00 場所:明治大学駿河台キャンパスグローバルフロ ント 7 階 C4 会議室 出席:小野会長、吾妻、卜部、岡崎、奥村、北村、 斎藤文紀、齋藤めぐみ、藤原、水野、米田、久保(オ ブザーバー) 欠席:出穂、小森、佐藤、宮内 2.(株)東京ソイルリサーチ関西支店から三田村 宗樹他(1996)1995 年兵庫県南部地震による西宮・ 大阪地域の震害と地盤構造、第四紀研究、35 巻の 図 1、2、4 の転載許可願い(転載先:『関西地方 における液状化の被害と最近の対策工法』日本建 築学会近畿支部基礎構造・液状化対策研究会)が あり(150406)、これを許可した(150415)。 3. 2015 年学会賞・学術賞受賞候補者選考委員会に て受賞候補者を選考中である。 4. 2015 年論文賞・奨励賞受賞候補者選考委員会に て受賞候補者を選考中である。 庶務(岡崎) 1. 第四紀研究の通帳の名義を変更することとした。 <報告事項> 庶務(北村) 1. 2014 年度第 5 回議事録の送付(150304)。 2. 2014 年度日本第四紀学会選挙管理委員会第 1 回会合を 2015 年 3 月 21 日に開催し、選挙の日程 等の確認を行った(150321)。 3. メール審議により、前回幹事会の退会者と今回 幹事会までに退会届けを提出した 7 名を 2014 年 度日本第四紀学会評議員選挙の被選挙人名簿から 除外することを了承した(150328)。 4. 2014 年度第 3 回評議員会を 2015 年 5 月 24 日 (日)13:00 ∼ 14:00、幕張メッセ国際会議場・会 議室 101B で開催することを評議員に通知した (150406)。 5. 中村俊夫会員から名古屋大学宇宙地球環境研究 所(仮称)を共同利用共同研究拠点として文部科 学省へ申請するに当たって、本学会からのサポー トレターの提出の依頼があり、これを承諾した (150409)。 6. 会員 ML で日本第四紀学会評議員選挙の実施に ついて配信した(150414)。 7. 会員 ML で山本信雄会員の逝去と被選挙人名簿 からの除外を配信した(150414)。 8. 学会 HP の新着情報に、2015 年度日本地球惑星 科学連合フェローに太田陽子名誉会員が顕彰され た報告を掲載した(150414)。 9. 会員 ML で土 隆一名誉会員の訃報を周知した (150418)。 10. 第四紀広報パンフレットの改訂版の電子記録 と印刷物を幹事に郵送した。 11. 1 名の逝去会員(佐倉 朔会員)の報告があっ た(150429)。 庶務(佐藤) 1. 浦安市長(松崎秀樹氏)から岩本広志・阿部裕 寛他(2014)東京湾臨海部の埋立層における地震 災害事例研究−液状化に関わる地質調査と常時微 動測定併用の重要性−、日本第四紀学会講演集、 44 巻、87 頁の転載許可願い(転載先:浦安震災アー カイブ)があり(150306)、発表者からも許可を 得ることを条件として、これを許可した(150413)。 行事・企画(出穂・小森・米田) 1. 講習会「放射性炭素年代とベイズ推定による データ解析」の日程を「2015 年 5 月 20 日(水) ∼ 22 日(金)」から「2015 年 5 月 20 日(水)∼ 23 日(土)」に変更した。また、講師のポストド クの研究者 2 名を 3 名に変更し、予算計上した。 渉外(吾妻・宮内) 1. 2015 年 JpGU 大会の本学会提案セッション(「ヒ ト−環境系」、「活断層と古地震」)の日程および発 表プログラムが確定し、大会サイトに公表されて いる。 2. JpGU の環境災害対応委員会が主催するセッ ションに参加・協力する。 広報(齋藤めぐみ) 1. 第四紀通信 6 月号の掲載内容と担当者を確認し、 原稿の締切日を 5 月 11 日(月)17 時とした。 編集(卜部・藤原) 1. 第 4 回編集委員会 を 3 月 28 日に開催した。 ・54-2 号を出版した(論説 2、短報 1、書評 2)。 ・54-3 号は論説 1、受賞記念 1、資料 1、短報 1、 書評 1 を掲載予定。 ・54-4 号以降の掲載論文は特集号の進 によっ て構成を検討する。 2. 柏大会特集号「更新世・完新世の資源環境と人 類」は 10 論文を掲載予定で、4 月 28 日時点で、 査読中 7 編、未投稿 3 編である。 3. 任期満了にともなう編集委員の交代について 任期満了の 8 名の委員から後任の推薦を依頼した。 会計(岡崎) HP 担当 2、3、4 月の勤務時間(8、8、9 時間)分 9 幹事会議事録 を支払った。広報書記 3 月分 32 時間分を支払った。 編集費の振込通帳名義を現編集書記名に変更する こととする。 組織改革委員会(水野) 2015 年 4 月 5 日(日)に第 1 回会合を開催した。 新しい選挙用研究区分案のアンケートを実施する こととし、評議員選挙用紙に同封して会員に発送 した。 INQUA 関係 1. 約 2300 人が大会 ID を取得し、約 1700 人が参 加登録を完了。 2. セッションのコマ割りが確定し、各セッション の詳細な発表プログラムについても編成作業がほ ぼ完了。 3. ポスター発表を追加で募集。締切は 5 月 11 日 (月)。 4. 学会からも展示ブースの出展をお願いしたい。 5. 現地協力者を募集するが、大学の授業期間中と 重なるため、名古屋近郊の大学だけでは十分な人 数を確保できない可能性があるので協力をお願い したい。 6. 募金は目標額(600 万円)の 3/4 の状態であり、 引き続き協力をお願いしたい。 7. 普及講演会を 7 月中に 5 回開催。会場は名古屋 市科学館、三重県総合博物館、豊橋市自然史博物館、 名古屋大学博物館(2 日間)。 <議題> 2014 年の JpGU 大会における第四紀学会展示ブース 内容と担当者を検討し、次の通りとした。 ・24 日 第四紀研究特集号(5 年分)・INQUA 関連資料の展示、デジタルブック第四紀の販売、 会費納入、入会申し込み、INQUA 募金の受付を 事務局が行う。 ・25 ∼ 28 日の担当者については、渉外担当幹事 が調整することとした。 ・24 日のブースで扱う内容に関しては、会員 ML に配信することとし、文面を齋藤めぐみ広報幹事 が作成することとした。 ・入会申込書については、会則変更との整合性を 確認し、奥村副会長が調整することとした。 第 3 回評議員会議案(顕彰関係) 議案は 2015 年学会賞・学術賞受賞者、2015 年論 文賞・奨励賞の受賞者(受賞論文)の決定のみとし、 時間があれば INQUA 関係の報告・宣伝をするこ とにした。 10 2015 年早稲田大会に関して ・スケジュールは以下の通りとした。 8 月 29 日 10:00-13:00 評議員会 13:30-14:30 ポスター口頭説明(希望者のみ) 14:30-16:00 ポスターセッション 16:15-17:00 阿部彩子会員 学術賞受賞講演(質 疑応答込み) 17:15-17:45 各賞表彰式(受賞講演会と同じ会 場) 18:00- 懇親会 8 月 30 日 9:30-12:30 シンポジウム 14:00-15:30 総会 15:30-17:00 ポスターセッション ・学会 HP に掲載されている日本第四紀学会 2015 年大会発表申込書にある「懇親会の出欠予定の調 査」の文言を以下の通りとした。 ・「懇親会の出欠予定の調査」を「懇親会の出欠」 ・「( )出席の予定 .」を「( )出席」、「( )欠席 の予定.」を「( )欠席」とし、「( )未定.」を 削除する。 ・「懇親会の日時を 8 月 29 日 18 時予定」を「懇 親会の日時を 8 月 29 日 18 時」とする。 ・2014 年学術賞受賞者講演会と公開シンポジウム は無料とし、ポスター発表会場の入場料は 2000 円とする。 ・ 2014 年学術賞受賞者講演会と公開シンポジウム の資料は無料とし、ポスター発表の講演要旨代は 幹事会で決定する。 ・公開シンポジウムのポスターを作製し、教員セン ター等に 7 月末までに送付・広報することとした。 2016 年大会会場 千葉大学(西千葉キャンパス、けやき会館)にて 開催の予定。開催時期は会場予約の都合で、9 月 17 日(土)∼ 19 日(月)あるいは 16 日(金)∼ 18 日(日)のどちらかとなる。最初の 2 日間は一 般研究発表、3 日目にシンポジウムとなり、巡検 を組む場合は 4 日目が必要となる。 日本ジオパーク委員会委員の交代承認 これまで小野 昭会長と目代邦康会員とが、学会推 薦で、日本ジオパーク委員会に参加していたが、小 野会長が多忙であるため、2015 年度から橋詰 潤 会員を委員として本学会から推薦することとした。 会員入退会 ・5 名の入会申請と、5 名の退会申請を承認した。 幹事会議事録 学生会員継続届提出のお願い 追悼文の体裁等 (1)日本第四紀学会の歴史の概略、(2)日本の第 追悼文の体裁等を審議し、以下の通りとすること 四紀学に関わる景観の紹介、(3)下・中期更新世 とした。 の GSSP 候補地の養老セクション、とすることと ・会員メーリングリストに配信する逝去会員は会 した。(1)と(2)は齋藤めぐみ広報幹事が担当 長経験者・名誉会員とし、文面は、「本会会員の することとし、(3)は斎藤副会長が関係者に依頼 <所属>、<氏名>氏は□年□月□日逝去されま することとした。(2)の内容は、 「火山とテフラ」、 した。ここに謹んで哀悼の意を表します。 」 とする。 「断層と地震」、 「山地と氷河地形」、 「海岸」、 「考古・ 人類」、「動植物」とし、幹事が写真と英文説明を 第四紀広報パンフレット 集めることとした。(1)と(2)のポスターの原 5 月 2 日までに修正箇所を北村まで連絡すること 案は次回評議員会までに作成する。 とした。印刷部数は 1000 部とし、初校を幹事が 確認する。 次回幹事会 7 月 4 日 10:00 ∼ 15:00 東京工業大学キャンパス・ XIX INQUA への日本第四紀学会のブースの設置 イノベーションセンター内 広島大学東京オフィ XIX INQUA に日本第四紀学会のブースを開設 ス 408 号室 (30 万円)することとし、展示ポスターの内容を ◆学生会員の皆さまへ「学生会員継続届」提出のお願い 2000 年度から学生会員は、毎年在籍中であることを「学生会員継続届」として提出して頂くこ とになっています。 2015 年度(2015 年 8 月 1 日∼ 2016 年 7 月 31 日)を学生会員として継続希望される方は、A4 判の用紙(様式自由・ワープロ使用)に、申請者の所属・学年・氏名・連絡先・指導教官氏名を明 記のうえ、指導教官の署名または捺印を添えてお送りいただくか、有効期限が明記された学生証の コピーを 2015 年 7 月 31 日(金)までに日本第四紀学会事務局まで郵送して下さい。本届が提出さ れない場合は、2015 年度第 1 回目会費請求時に、正会員会費にて会費請求がされますので、ご注 意下さい。 なお、2014 年度から学生会員として入会された方も提出願います。 また、日本学術振興会特別研究員(PD)や科学技術特別研究員などは通常会員となります。 問合先・送付先:〒 169-0072 東京都新宿区大久保 2 丁目 4 番地 12 号 新宿ラムダックスビル 日本第四紀学会事務局 E-mail:daiyonki(at)shunkosha.com FAX:03-5291-2176 TEL:03-5291-6231 提出方法:郵便に限ります。 11 会員消息 ★★★ 第四紀通信に情報をお寄せ下さい ★★★ 第四紀通信の原稿は随時受け付けております。 広報幹事:齋藤めぐみ(memekato(at)kahaku.go.jp)宛にメールでお送り下さい。 第四紀通信は奇数月上旬原稿締め切り、偶数月 1 日刊行予定としていますが、情報の速報性 ということから、版下が完成した段階でホームページに掲載するよう努力しています。 奇数月 15 日頃にはホームページにアップするようにしていますのでご利用下さい。 日本第四紀学会広報委員会 国立科学博物館 〒 305-0005 城県つくば市天久保 4-1-1 地学研究部 齋藤めぐみ FAX:029-853-8998 広報委員:那須浩郎・糸田千鶴・奥村公弥子 編集書記:岩本容子 日本第四紀学会ホームページ http://quaternary.jp/ から第四紀通信バックナンバーの PDF ファイ ルを閲覧できます。 日本第四紀学会事務局 〒 169-0072 東京都新宿区大久保 2 丁目 4 番地 12 号 新宿ラムダックスビル 10 階 株式会社春恒社 学会事業部内 E-mail:daiyonki(at)shunkosha.com 電話:03-5291-6231 FAX:03-5291-2176 12
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