2015 年度茨城地区地区長日立オートモティブシステムズ(株) パワートレイン＆電子事業部生産本部西巻徹ご挨拶２０１４年度のＱＣサークル茨城地区の活動は、｢ＱＣサークル活動（小集団改善活動）を通して、茨城の企業・組織を元気にしよう！｣のスローガンの下、各種行事を計画し、熱意を持って実施してまいりました。また、ＱＣサークル茨城地区も創立４０周年を向かえ、４０周年事業として記念大会、記念式典を盛大に開催することができました。４０年もの間、活動を継続できたのは、本活動を立上げた諸先輩、幹事会社、並びに会員会社の皆様が、ＱＣサークル活動の重要性を認識し、前に進もうと努力されたことに尽きると思います。皆様のご理解とご協力に心から感謝申し上げます。昨今の日本経済はアベノミクスにより円安、株高が進んだものの、２０１４年４月に消費税が８％に引き上げられてから、にわかに停滞感が漂いはじめました。賃金の上昇が景気を刺激すると言われていますが、食料品を初めとする身の回り品の値上げや中国経済の発展鈍化など不透明な状況もあり、企業にとっても予断を許さない状況は変わりません。さて、ＱＣサークル茨城地区の２０１５年度活動は、前年のスローガン「ＱＣサークル活動(小集団改善活動)を通して茨城の企業・組織を元気にしよう！」を継承し、更に以下の３点を中心に活動を進めて参ります。１つ目は、情報交換・スキル向上の機会創出です。従来からの各種研修会開催に加え、地域単位、企業単位での出前研修や地域交流会活動（小規模行事から名称変更）の拡充を図り、参加者に有益な場を提供していきます。２つ目は、地区企業のネットワークづくりです。地区企業が参加し易い行事を計画し、ＱＣサークル活動を通じたネットワークづくりに貢献していきます。３つ目は、地区役員・幹事・表彰委員のスキル向上です。研修会や地域交流会を充実させ、ニーズに合った支援をする為に、継続したスキル向上を図っていきます。ＱＣサークル活動は、もはや名ばかりで、形骸化している、多様化の時代にＱＣストーリーが追従出来ない等、多くの悩みを抱えている企業がある一方で、人材教育の原点に立ち返り、サークル活動を活性化させ、自社の発展に結び付けている企業も増えております。企業・組織は絶えず変化しないとやがて衰退してしまいます。それを防ぐ為にも｢絶えず疑問を持ち、決して諦めることなく課題を克服していこうとする人材｣をＱＣサークル活動を通じて育成しませんか。当組織の役割はその支援にあると考えていますので、地区の皆様のご活用を心よりお待ちしています。２０１５年度は、４０周年という節目から未来に向けて一歩を踏み出す年でもあります。ＱＣサークル茨城地区の発展に向け、引続き経験豊富な役員・幹事・世話人の皆様のご指導、ご支援、ご鞭撻を賜りますとともに、会員各社の皆様の積極的な地区活動への参加とご協力、ご支援をお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。