オクタフィックスインプラント ユーザーレビュー ⑥

オクタフィックスインプラント ユーザーレビュー ⑥
齋 藤 匡 布 先生 略 歴
1993年 昭和大学歯学部卒業
1993年 東京大学医学付属病院分院 歯科口腔外科 研修医
1994年 東京大学医学部附属病院
歯科口腔外科 医員
1996年 医療法人尚寿会 大生病院 歯科口腔外科 副医長
1997年 財団法人癌研究会附属病院 歯科 医局長
2000年 さくら歯科クリニック開業
現在に至る 齋藤 匡布 先生
所属:日本口腔インプラント学会会員、
日本歯周病学会会員
神奈川県横浜市開業
さくら歯科クリニック
オクタフィックスインプラント講師の齋藤です。ユーザの先生方も増えていると聞いており、大変う
れしく思います。
今後第2、第3の講師の先生が増えることを願っております。
前回の印象システムの追加をしたいと思います。私の場合、オペと同時にアバットメントをセットする
ことが多いですが、特にアバットメントに工夫がなされていますので、参考にして下さい。
プラスチックのトランスファーエクストラ(内部8角有り)ですが(付属品・オマケでお得)、印象パーツ
兼焼成用パーツとして使用出来ます。
印象を取った際に、方向性など諸条件が良ければ、TLソリッドレプリカを利用してワックスアップが
出来ます。
アバットメントの支台部分とカラー上部の共通デザインにより、形成してないなら、TLソリッドア
バットメント、TLユニバーサルアバットメント、BLエクストラアバットメント、BLエクストラアバットメ
ントGとBLインプラントとTLインプラントの印象システムが共通で使用可能と、シンプルなシステム
ですが、
マニアックな特徴が備わっております。ぜひ、使ってみてください。
さて、5回までのレビューは主に印象関連のことが多かったと思います。この理由として、インプラン
トは埋入して終了する技術ではないからです。私のように口腔外科出身の者ですと、どうしても手術に
重きを置いてしまうため、後の補綴で苦労することを何度も経験しています。また、他の既存システム
はやはり、ドリリングや埋入手技を中心でした。ですので、埋めたもののその後の印象に実は苦労する
場面が非常に多かったように記憶しております。
以上のことを踏まえて、
印象関連を重点的に書いてきました。
しかしながら、初めてオクタフィックスを使用される先生方から少なからず、もう少し外科的なことを
知りたいとの要望がありました。
そこで、ユーザーレビューも今回で第6回目となりますが、次回より再度オクタフィックスの基礎編よ
り連載物として、
先生方にご案内していきたいと思いますので、どうぞ楽しみにしていて下さい。