H26報告書③(23~37p)

※ 顕著な改善が見られる又は良好な結果を維持している市町村
(2) 取組の成果が見られる市町村の状況
のうち、同意を得られた市町村のみ、体力合計点の推移と成果
に繋がった取組の内容を表示
大野城市〔小学校〕
※ 標本数が少ない H22・24の抽出調査結果は除く
60
58
56
全国女子
全国男子
54
52大野城市男子
大野城市女子
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 市内小学校の中で、日々の生活の中に運動に対する興味関心を高める取組を行うことで、体
育科学習の中で身につけた動きを日常化させることを目標としている学校を紹介する。この学
校では、自らが運動や健康に親しむ子どもを育てるために、地域や保護者、専門的な諸機関と
連携をしながら実践を行っているものである。具体的には以下の 5 つの柱で取り組んでいる。
(1)さわやかタイムの取組
始業前に全学年一斉に音楽に合わせてウォーミングアップした後、運動場を自分のペー
スで 20 分間走る。
(2)学校における「はだし」、「薄着」の生活の奨励
裸足の生活を続けることによって扁平足の予防や脳を刺激する。
(3)体力向上に関する校内環境の整備
子どもたちが進んで運動に関わる態度を育成するとともに継続して運動することをねら
いとして、校内に「健康ロード」を開設したり、運動場における遊具を活用して遊びなが
ら運動に親しむ仕掛けをつくったりしている。
(4)校内推進体制の工夫
総括体育主任を配置し、体力コーディネ-ターとして組織の活性化を図り、学校の教育
活動全体を通じて、子どもの体力向上を図る。
(5)地域・家庭・諸機関との連携
地域の体育的イベントへの積極的な参加や福岡大学、アサヒコーポレーションとの連携
を通して、健康づくりを科学的にサポートする体制を整備する。
2 市内小学校の特色的な取組について
(1)「長縄集会」
体育委員会だけの取組とせず、集会委員会や運営委員会とも連携し運営を行う。その中
で全学年で統一した「縄跳びカード」の配付や委員会での表彰など評価も工夫する。
(2)記録会「縄跳びチャレンジ」
3 学期の学校行事として位置づけ、保護者を招待し、4 月からの取組の成果を披露する。
各学年の体力・運動能力に応じた種目を設定する。
(3)「外遊び100%」
中休み 15 分、昼休み 45 分の計 60 分の長時間の運動に取り組ませる。体育の時間に「な
わとび体操」を行い、委員会活動での「なわとび集会」を位置づけることで自主的にクラ
スでまとまって運動に親しむようにする。
(4)「日本一周ジョギング」
年間一人あたり運動場800周走ることと学級別に日本一周を目指すジョギングを取り
入れて体力向上に取り組む。
(5)「体のオリンピック」
学年ごとに 1 学期は鉄棒・水泳大会、2 学期は短なわ、長なわ、ポートボール、3 学期は
「短なわ跳び大会」を位置づけ、学級ごとの練習を推進している。
- 23 -
古賀市〔小学校〕
60
58
56
54
古賀市男子
古賀市女子
全国女子
全国男子
52
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 古賀市体力向上推進会議
年2回、各校の教頭及び体育主任を中心に、体力向上推進会議を実施し、各校の体力向上プ
ラン及び効果があった取組の共有化を図っている。
また、会議において次のことを取組として実施することを共通理解している。(校長会等に
おいても周知している事項である)
(1) 小学校及び中学校共通の取組
ア 立腰指導(小学校は「こしぼねタイム」の実施)
平成25年度に教員向けの手引を作成・配布し、全小・中学校で取り組んでいる。全校
朝礼における立腰指導の実施や、朝の全校放送での養護教諭等による一斉指導、毎授業時
間の始まりの挨拶時の姿勢指導など、各学校の実情に応じて実践している。
(2) 小学校共通の取組
ア 年2回、校内における運動大会の実施
イ 外遊びの環境整備
一輪車や竹馬、ドッジビーなど、運動の習慣化を促進することができる備品の購入を勧
めている。
ウ 体育授業改善に向けた研修の実施
各学校の実情に応じて、年1回は校内研修を実施している。体育の授業研究や実技講習
会等、外部講師(または校内講師)を招聘し、授業改善に向けた取組を行っている。
エ 新体力テストの周知徹底
(3)
ア
イ
ウ
エ
中学校共通の取組
年1回のクラスマッチ
授業における補強運動
昼休み運動場使用の活性化
部活動入部奨励(目標:全校生徒の80%)
2 各校の特色的な取組
年度当初に実施した「新体力テスト結果」から、課題が見られた種目に関する効果的な運動
(遊び)を取り入れた「オリジナル体操」を創作し、実践している学校がある。(ブリッジや
ジャンプ動作等を取り入れた体操)
3 生涯学習推進課との連携
生涯学習推進課の施策「こがっ子元気アップチャレンジ」(年間8回の土曜日、市内小学校
体育館でスポーツを行う事業)を実施し、校長会や古賀市体力向上推進会議で参加を呼びかけ
を行っている。また、「こがっ子元気アップチャレンジ」で実施しているプログラムを、小
学校の授業でスポーツ推進委員をゲストティーチャーとして招き、実施している。
- 24 -
芦屋町〔小学校〕
芦屋町女子
60
芦屋町男子
58
56
全国女子
54
全国男子
52
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
芦屋町では、学校教育のさまざまな課題を解決するために、各学校の教師で組織した部会、担
当者会を設置している。その一つに、体力・鍛錬部会があり、体力向上や健康推進について共通
理解を図り、各学校で取り組むようにしている。また、福岡県児童生徒体力・運動能力調査をも
とに、それぞれの学年の3年間のデータをグラフ化して、児童生徒の伸びや落ち込みがわかるよ
うにしている。各学校がそのデータをもとに、落ち込みのある調査項目の強化を行うことができ
るようにしている。
1 芦屋町各学校の共通した取組
(1) 体力・鍛錬部会の実施
各小中学校の部会員が一堂に会し、自校及び町全体の運動能力等について論議し、体力
向上に関する取組の方向性について学びあい、各学校で実践する。
(2) 1年生から6年生までを見通した体育科カリキュラムの作成
(3) 正しいラジオ体操の推進
ラジオ体操は準備運動であるが、手足の先まで気持ちを込めた運動になっていない面が
ある。そのため、しっかりとした準備運動になる正しいラジオ体操を身につけさせる取組
を各小中学校で実施するようにしている。
(4) 鍛錬的な活動への取組
鍛錬ウォーク、体力キッズの取組(認定証の発行)、持久走の実施など
2 町内小学校の特色的な取組について
各学校で取組の内容が異なっているが、いずれも各学校の実態に応じた取組を行っている。
(1) 児童会を中心にした運動、外遊び活動の推進
・ 持久走大会、大縄跳び大会、外で遊ぼうの日の設定
児童会が中心になって取り組んでおり、多くの子どもたちにとって、楽しく体を動かし、
競争意識も高まる機会となっている。
(2) 体力アップルームの設置
・ 空き教室を利用した日常的な全国体力・運動能力調査項目へのチャレンジ
空き教室を利用して、全国体力・運動能力の測定平均値や各学年の上位3人を表示し、
意欲を高めさせながら、いつでも測定できるようにしている。教室を使用するため、測定
項目は次のとおりである。〔反復横とび、握力、上体起こし、長座体前屈、立ち幅とび〕
(3) ○○小学校ギネスに挑戦
・ 運動を楽しく、しかも目標を持って行えるように学年ごとや縦割り集団で実施
(4) 体力クラスマッチ~目指せ壁ドン!~
・ 本年度の体力・運動能力調査で低かった投力改善の取組
野球フェンスを壁に見立てて学年ごとに目標距離を設定し、フェンスに届いた達成率を
クラスで競い合う。
- 25 -
岡垣町〔小学校〕
60
58
56
全国女子
54
全国男子
52
50
48
岡垣町女子
岡垣町男子
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 岡垣町の取組
(1) 運動場芝生化の推進
地域の方々の協力を得て、岡垣町では2校の運動場の一部が芝生化されている。それにより、
外遊び(逆立ち、相撲等の運動遊び)を充実させている。
(2) 体力アップシート活用の促進
各学校に体力アップシートを積極的に活用するように促している。
(3) スポーツ推進委員の派遣
5月の体力テストの際に、測定を手伝ってもらい、ボールの投げ方等の技術指導を行ってい
る。
2 町内小学校の特色的な取組について
(1) 休み時間におけるランニングタイムの実施
児童委員会が主体となって、案内やBGMの放送をして参加を呼び掛けている。
(2) 「チャレンジ登山」の取組
児童の体力向上とともに、仲間とともに達成感や充実感を味わうことを目的として、近接学
年ごとに近隣の山頂を目指し、実施している。
(3) 「とぎりんピック」の開催
PTA主催でスポーツレクリエーション大会を行っている。運動に親しむ場の提供、集団
競技を通した大人と子どものふれあいの場となっている。
(4) 毎週木曜日の朝のラジオ体操の実施
年間を通して、毎週木曜日の朝、始業前にラジオ体操を実施している。
(5) 縦割り縄跳び集会に向けての練習
縦割り大縄跳び集会に向けての練習、そして当日に保護者や地域の方に関わってもらって、
児童のがんばりを褒めてもらったり、応援してもらったりしている。高学年・保護者・地域の
方の指導もあって、跳べなかった児童が跳べるようになり、意欲的に取り組むことができるよ
うになった。
(6) 体育科学習の取組
体育の時間のはじめに、ストレッチングやリズムに乗って、心が弾むような動作で準備運動
を行う。この取組を通して、体育学習への体と心の準備をするとともに、自分の体の状態に
気づかせ、体の調子を整えたり、仲間と豊かに交流したりすることができるようにしている。
(7) 15 分休みを利用した 10 分間走
寒くなり風邪が流行りだす時期(12 月~2 月)に午前の 15 分休みを利用して、10 分間のジ
ョギングタイム(自分のペースで 10 分間走る)を設定している。
この取組を通して、体力の向上とともに寒い時期でも外に出て体を動かす習慣づけを行って
いる。
- 26 -
遠賀町〔小学校〕
60
58
遠賀町女子
遠賀町男子
全国女子
全国男子
56
54
52
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 町内小学校の特色的な取組について
(1) 朝の運動の日常化
毎日の朝の活動時間を、学年や全校で簡単な運動に取り組む時間として設定している。活
動内容は「スポコン広場」種目の運動である。そのことで運動に親しみ、運動の日常化を少
しでも促していくようにしている。
(2) 体育科学習の充実
全学年,体育の授業において,毎時間主運動につながるウサギ跳びやかえる倒立など類似
の運動を5~10分間程度行い,基礎的な運動感覚を養うようにしている。
(3) 体育委員会を中心とした持久走記録会・縄跳び記録会の設定
体育の授業の一環として,持久走記録会や縄跳び記録会を設定する。その際,2週間程度
体育委員会が中心となり,コースを作って音楽を流し,児童全員が運動場を走ったり,学級
全員が大縄を跳ぶ練習時間を設定したりして、個人や学級全体が楽しく体力向上に取り組め
る環境作りをしている。
(4) 体育委員会が主催するチャレンジピックの設定
体育委員会が中心となって計画し,学期に1回、昼休みに運動場や体育館を使い,「チャ
レンジピック」を行っている。その際,低学年・中学年・高学年に分かれ,ドッジボールラ
リーや馬跳びなど,「スポコン広場」種目を行っている。上位入賞者には賞状を渡し,体力
向上についての意欲を喚起している。
(5) 体力向上をめざした環境整備の充実
体力テストの結果のパネル掲示(各学年男女別に、記録の上位3位までの児童の顔写真・
名前・記録をパネルにした廊下掲示)等、子どもの意欲を向上させるような掲示を行ってい
る。
- 27 -
小竹町〔小学校〕
60
小竹町女子
58
小竹町男子
全国女子
全国男子
56
54
52
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 町内小学校の特色的な取組について
(1) 「なわとび運動」
1年間に3回(学期に1回)、長縄跳び運動を縦割り班ごとに記録会を行い、年間を
通して継続して取り組む。この取組により、跳べなかった児童が上手に跳べるようになり、
運動に対する意欲を高めることができた。また、学期ごとの記録を掲示し、児童に意識さ
せることで、高い意欲をもって継続的に取り組むことができていた。
(2) 「健やかな体を持った児童の育成」
ア 持久走記録会を2週間行い、記録を毎回計測し、認定証の発行したことにより、記録
が向上するとともに、児童は継続して「走る楽しさ」を感じることができた。
イ 教育課程外での具体的活動として、体育委員会が雨天時の昼休みに体育館の使用割り
学年について放送し、運動(遊び)を奨励している。
ウ 家庭、地域等の具体的取組では、PTA成人保健委員会と連携してアンケートを実施
し、その結果を配布して、保護者にも朝食の大切を啓発できた。
エ 2年生の体育科ゲーム領域のボールゲームにおいて、投動作が身に付いていない児童
を中心に、ボールを投げる角度や投げる時の肘の使い方などの指導を行った。
(3) 「ほめて、認めて、体力アップ」
ア 低・中・高学年別に設置している「体力向上コーナー」の活用を活性化させるため、
体育部からの働きかけや情報提供を行う。
イ 児童朝会や終業式において、体力アップシート達成者については個人に、スポコンチ
ャレンジについてはクラスに対して表彰を行う。
ウ 長期休業中に講師を招聘し、実技研修会を開催したことにより、体育科学習における
準備運動の工夫や単元終末段階の「○○大会」等の設定がなされ、より意欲的な学習が
展開された。
- 28 -
朝倉市〔小学校〕
60
58
朝倉市女子
全国女子
朝倉市男子
全国男子
56
54
52
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 体力・運動能力の向上に関する内容を「朝倉市教育施策」に反映
(1) 体力・運動能力に関する目標値(指標)を設定
「体力テスト数値が全国・県・北筑後の平均以上」という目標値を施策の中に明記。
(2) 体力・運動能力向上への意識化
教育施策の内容について周知を図る場(定例校長会、小学校教育研究会・総会 等)で、
体力・運動能力向上の目標や取組の内容等について具体的に説明。
2 体育科授業における「ショート・トレーニング」の実施
全国体力・運動能力調査の結果等をもとに各学校の体力・運動能力の課題を明らかにし、そ
の課題解決に向けた「ショート・トレーニング」を授業に位置付ける取組を推進している。
(1) ショート・トレーニングの開発
小学校教育研究会「体育部」と連携し、体力・運動能力調査の各種目の記録向上に資する
ショート・トレーニングを開発。
(2) 全小・中学校への周知と教育施策への位置付け
定例校長会を通じてショート・トレーニングの内容や実施上の留意点等について周知を図
るとともに「朝倉市教育施策」の重点の中にショート・トレーニングを実施する項目を設定。
(3) 体育科授業でのショート・トレーニングの実施
各学校の体力・運動能力の課題に対応する内容のショート・トレーニングを、授業の準備
運動等の中で実施。
(4) 実施状況の把握
定期的に(学期1回)教育施策の点検評価を行い、実施状況を把握しながら推進。
3 市内小学校の特徴的な取組について
(1) 日常活動の工夫
毎日決まった時間や毎週決まった曜日等に「全校外遊び」を設定したり、体力テスト種目
や遊具を使った運動、縄跳びなどに取り組む「元気っ子タイム」「モーニングタイム」等を
設定したりする取組。
(2) 挑戦目標を設定した取組
「検定(縄跳び等)」や「表彰(学校ギネス等)」を取り入れた活動や「スポコン広場」
への参加、「体力アップシート」や「チャレンジカード」等を活用した取組。
(3) 体力向上に向けた教育環境の工夫
校内に「体力向上コーナー」や「検定コーナー」を設置。
- 29 -
大牟田市〔小学校〕
60
58
大牟田市女子
大牟田市男子
全国女子
全国男子
56
54
52
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 「子ども大牟田体力検定」の推進
大牟田市では、児童生徒が目標をもって、主体的かつ意欲的に運動に取り組みながら、体
力を向上させることができるように、平成24年度から、誰もが、いつでも、どこでも取り
組める「なわとび運動」による「子ども大牟田体力検定」を実施している。年度はじめに県
教委から配布される「体力アップシート」に加え、「おおむたっこチャレンジカード」及び
「なわとび検定カード」を配布し、日常的に運動に親しむ取組を推進している。各学校、年
に2回、なわとび検定を実施し、その成績ごとに「マスター」や「達人」などの称号カード
を与え、さらなる意欲付けを図っている。
2 「おおむたっこストレッチ」の実施
「子ども大牟田体力検定」と並行して、本市児童生徒の課題でもある「柔軟性」の向上を
図るために、「おおむたっこストレッチ」という運動を推進している。柔軟性を高めること
への意識付けとともに、日常的にストレッチ運動を行う習慣をつけさせるために、BGM 用の
CD や動画をおさめた DVD を教育委員会が配布し、各学校で体育学習の時間や朝の時間など
を活用し、実施している。また、市教委主催の地区リレー大会、球技大会、児童生徒はもと
より多くの市民が参加する「スポーツ市民の祭典」などの市全体の体育的行事の際も一斉に
そのストレッチ運動を行うようにしている。さらに、市のスポーツ推進室作成の「スポーツ
カレンダー」でも写真入りで毎年その内容を掲載していただいている。
3 教育委員会主催の地区リレー大会や球技大会の開催
本市では、市内21校を5つの地区に分けて、5月に地区リレー大会(4・5・6年生対
象)、及び10月に地区球技大会(6年生対象)を伝統的に開催している。この大会では、
大会当日までの2週間を練習期間と定め、それぞれの学校で業前や業間、昼休みや放課後な
どの時間に練習に取り組んでいる。担当学年の教師だけでなく、学校の全ての教師が関わり
ながら、リレー大会に向けては、走力を高める運動やバトンパスの練習を、球技大会に向け
ては、バスケットボールにおける基礎練習からゲームなどに取り組んでいる。学校によって
は、小中連携の一環として、中学校の体育教師や卒業生の陸上部生徒、バスケットボール部
の生徒などが練習に関わる学校もでてきている。
4 市主催の体育的行事への参加奨励
市のスポーツ推進室が主催する10月の「スポーツ市民の祭典(学校対抗リレーや大縄跳
びや5人6脚など)」や1月の「市民健康マラソン大会」へ、多くの児童生徒が参加するよ
うに、各学校で参加奨励を行っている。これらの大会では、保護者をはじめ、多くの市民の
参加があり、体育・スポーツに対する貴重な啓発の場となっており、児童生徒も意欲的に取
り組んでいる。
- 30 -
大任町〔小学校〕
60
大任町女子
58
大任町男子
56
全国女子
54
全国男子
52
50
48
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 持久力向上の取組
(1) 町主催のマラソン大会「おおとうマラソン(小学生の部2km)」への参加を呼びかけた。
(2) 「走って、走ってランランラン RUN」マラソン週間の実施
11月18日~12月5日の業間に全校児童と教師で運動場を自分のペースで5分間走
る。走った距離を記録用紙に記入し、記録証を校長名で全員に出すことで意欲を喚起した。
2 地域ボランティアと連携した取組
(1) 夏季休業中における5.6年生対象「おおとうサマースクール」にてスポーツ教室を開催
・ 走り方、バトンの受け渡し方について指導を受け、子どもたちの運動への関心を高めた。
3 町内小学校の特色的な取組について
(1) 委員会活動の取組
ア 委員会活動と連携して、2学期は「縄跳びチャレンジ」、3学期は「外で走ろうチャレ
ンジ」を実施し、体力アップシートを活用した。
イ 毎日の昼休みには、体育委員会が昼休みの集団遊びを紹介し、遊ぶ児童を募り、集団で
の外遊びを行っている。(ドッジボールやサッカーなど)
(2) 体育の授業での取組
ア 第3学年において、反復横とび等につながる運動や腕立て伏せ、腹筋等の運動を楽しく
行う「パワーアップ運動」を取り入れた準備運動を実施している。これらにより、特に女
子の体力向上が顕著であったため、学校全体へ広めているところである。
イ 体育の授業では体つくり運動等を中心に、日頃から運動することへの意識を高めた。体
力テスト後には、児童がどの体力・運動能力が得意で、どれが苦手なのかを把握すること
ができるように、個別の調査結果(レーダーチャート図入り)を一人一人に配布したこと
により、運動への意識が高まった。
ウ 体力テストの結果を受けて、学校全体で柔軟性の数値が低い傾向が見られたので、全学
年の体育の授業(主として体つくり運動)において、柔軟性を高める運動(運動遊び)に
重点を置き、楽しく活動できるよう様々な運動を取り入れている。
- 31 -
筑紫野市〔中学校〕
57
52
筑紫野市女子
全国女子
47
筑紫野市男子
42
全国男子
37
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 筑紫野市体力向上推進指定校事業の取組
本市では平成23年度から、筑紫野市体力向上推進指定校事業を立ち上げ、毎年小学校2校、
中学校1校を指定して体力向上の推進に取り組んでいる。
(1) 指定校については、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果をもとに、特に課題とさ
れる項目について、授業改善や授業以外での取組を児童生徒の実態に応じて行う。
(2) 各学校では、体力向上プランに示した1校1取組を中心に計画を作成する。
(3) 年度末には、各指定校の1年間の取組の報告をまとめた冊子を作成し、市内小中学校に配
布することで有効な取組についての実践の共有を図っている。
(4) 平成27年度に小学校3校、中学校1校の指定を行い、市内全校が指定校として実践する
ことになる。
2 「健やかな体」育成研修会(平成25・26年度)
小学校体育科または中学校保健体育科の研究授業の公開および協議会形式の研修会を実施し
ている。(各学校から1名参加)
(1) 平成25年度・・・小学校
公開授業:「体つくり運動」
協
議:「健やかな体を育成する授業のあり方」
講
義:「1校1取組を位置付けた体力向上プランの推進と体育主任の役割」
(2) 平成26年度・・・中学校
公開授業:「器械運動」マット運動
協
議:「健やかな体を育成する授業のあり方」
講
義:「1校1取組を位置づけた体力向上プランの推進と体育主任の役割」
3 市内中学校の特色的な取組について
(1) 保健体育科での「体力向上トレーニング」の取組
・ 授業開始時に主運動につながる8分間の筋力トレーニングを行う。段階的に回数やスピ
ードを上げる。(腕立て伏せ・腹筋運動・背筋運動・スクワット・馬跳び)
(2) マラソン大会の実施
・ 1月にマラソン大会を実施。マラソン大会に向けて保健体育の授業で取り組む。
・ 部活動対抗駅伝大会の実施。部活動対抗で駅伝チームをつくり、駅伝大会をめざし練習
する。冬場の少ない活動時間の有効活用。駅伝に出場しない生徒や部活動に所属していな
い生徒はマラソン大会に参加する。保健体育の授業でも取り組む。
- 32 -
春日市〔中学校〕
57
52
春日市女子
全国女子
47
春日市男子
全国男子
42
37
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 児童・生徒の運動習慣育成をめざした取組の充実
(1) 学校、家庭、地域ができることを考え、実行する取組
ア 学校・行政・地域・家庭の代表による「運動習慣育成プロジェクト」による取組メニュ
ーの提言
イ 提言をもとにした「家庭でできる運動」の実施を啓発するパンフレット作成と小中学生
が在籍する全家庭への配布
(2) 行動連携を推進・強化するコミュニティ・スクール(CS)の取組
ア 体力向上・運動習慣形成をめざした地域・家庭との連携
(例)「○○中学校 部活動対抗駅伝及びマラソン大会」
イ スポーツ推進委員による体力テストの支援
(3) 学校への日常的・定期的・直接的な支援
ア 体力向上プランの充実につなげる体力・運動能力向上連絡協議会の開催(年2回)
・ 各校の体力向上プラン(一校一取組)の内容や成果、課題等の情報共有
・ 中学校ブロックごとの情報交換(出前授業、共通の取組 等)
イ 指導主事・指導主幹による各学校の体育主任との個別ヒアリング
2 各中学校における取組の工夫
(1) 保健体育科の授業の充実
ア 授業開始時の補強運動やスキルトレーニング等の継続的トレーニングの実施
イ 体の仕組みや使い方を生かした技能習得、学び合いを生かした授業づくり
ウ 技能習得のポイントを生かした、生徒同士の学び合い活動を位置づけた授業づくり
(2) 体力向上プランに基づく組織的、計画的な学校全体の取組
ア 「1校1取組」運動(学校が実施を決めた取組)の確実な実施と評価
(例)朝の帯時間を利用した体力づくり(ランニング・縄跳び・結果が思わしくなかった
た)
体力テスト項目 等)の実施
イ 体力テストの結果の共有(放送・掲示物)
ウ 第2回体力テストの実施(11月)と計画の改善
- 33 -
糸島市〔中学校〕
57
52
糸島市女子
全国女子
47
糸島市男子
全国男子
42
37
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
(1) 体力向上「1校1取組」運動を位置づけた体力向上プランに基づく指導
保健体育科の授業において、1年間を通して、毎時間全学年全生徒に「30回腹筋」、腕立
て伏せ、屈伸、スクワット、バービーなどの主運動につながる筋力トレーニングを行うように
した。
(2) 掲示物の活用
体力テストの結果を生徒の視覚から意識させることができるように、掲示物を作成し、体育
館などに掲示している。また、自分の体力についてレポートにまとめさせ、グラフ化させてい
る。
(3) 保健体育委員会の活動の活性化~昼休みの球技大会開催~
生徒会保健体育委員会の呼びかけによって、昼休みに校庭や体育館を利用し運動する生徒が
増えてきた。また、昼休みに体育館を開放し、クラス対抗球技大会などの行事を通して、仲間
と協力しスポーツを行う楽しさを味わわせることで、
運動習慣の定着につなげることができた。
(4) 授業開始時の準備運動の工夫
ア 声かけランニングは準備運動として 3 分間走らせ、その距離を記録させる。それを次時の
目標とすることで、意欲を高めている。また、柔軟性を高めるために、ペアでのストレッチ
も実施している。
イ スキップやブラジル体操などを行いながら、敏捷性や巧緻性を高めていった。その結果、
反復横跳びでは、高い数値を残している。
(5) 体力アップシートを活用させ、運動に取り組む生徒の割合「80%以上」を目指す
体育の授業だけではなく、各運動部活動を中心に体力アップシートを積極的に活用させた結
果、運動部に所属していない生徒も一緒になって活動し始めた。その結果、全体の 82%の生徒
が活用した。
(6) 5分前集合を意識づけた運動量の確保
授業開始時には、全体で「声だし」を行い、授業に臨む意欲を高めている。これにより、授
業規律が保たれるとともに、意欲的に活動する姿勢が向上している。
(7) コアトレーニングの導入
体育の授業において、道具を使わずコアトレーニングを行った結果、体幹の強化を図ること
ができた。
(8) ダンスの導入による体幹強化とリズム感の育成、運動の楽しさを実感する取組
計画的にダンスを導入し、女子の運動への苦手意識を減らしていった。また、リズム感を高
めたり体幹を鍛えたりすることができ、運動を通した体づくりを行うことができた。
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岡垣町〔中学校〕
57
岡垣町女子
52
全国女子
47
岡垣町男子
42
全国男子
37
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 体力アップシート活用の促進
各学校に体力アップシートを積極的に活用するように促している。
2 町内中学校の特色的な取組について
(1) 「トレーニングタイム」の設定
保健体育の授業の始まりに、主運動につながる腹筋や腕立て伏せ、馬とび等の運動を準備
運動として位置付けた。一人一人の能力に応じて、回数や方法を自己決定させ、取り組んだ。
(2) 体力向上と食育とを関連させ、学校全体で計画的・系統的な取組を実施
地域で行う教育懇談会(所謂、地区懇談会)において食習慣について家庭や地域でできる
ことを話し合い、特に朝食の内容や摂り方について検討している。
(3) 運動部活動における外部指導者派遣事業の実施
外部指導者や保護者など地域の人材の協力を得て、練習やトレーニングをとおして体力を
高める取組を実施している。
(4) 保健体育科の授業改善に体力向上の視点を位置づけ、授業展開の工夫により運動の好きな
生徒の育成を図る
・ 授業展開の工夫に関しては、「運動が好きになり、自ら運動を行おうとする生徒の育成」
を目指し、運動を「わかる」「できる」楽しさを通して、自ら実行する意欲を高めること
をテーマに授業研究を行っている。
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鞍手町〔中学校〕
57
鞍手町女子
52
全国女子
47
鞍手町男子
42
全国男子
37
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 体力テスト実施にあたって
ここ数年、測定前に測定要領を教師にも生徒にも十分理解させるとともに、正しい測定の仕
方の練習を行い、要領をつかませた。そして、その種目へチャレンジする意識を高めてから、
体力テストの測定を実施した。
2 保健体育科学習指導の工夫
保健体育科「体つくり運動」領域の「体力を高める運動」において、ストレッチ運動による
柔軟性の向上とランニングなどによる持久力の向上、筋力トレーニングによる筋力の向上を図
りながら、全体的な体力の向上を図った。具体的には、5分間走や各種ストレッチ運動、馬と
び、腹筋運動、腕立て伏せ、縄跳びなどを取り入れ、生徒が意欲的に取り組むよう指導した。
3 体育的行事での取組(クラスマッチ・運動会)
生徒自らが意欲的に参加する取組の工夫を行った。チームごとに競う場面を取り入れること
で、積極的に活動する姿勢が見られるようになった
4 町内中学校の特色的な取組
(1) ラジオ体操の取組
始業前に、全校生徒・教職員で「ラジオ体操」に取り組み、1日の始まりをリズムあるも
のにすることができた。この取組により、「朝の体操は、健康の保持増進に役立つこと」を
理解することができる生徒が増えた。
(2) 運動部活動を中心にした取組
運動部活動への加入を推奨した。(平成25年度、1中学校においては、運動部に所属す
る男子生徒は88.3%、女子57.3%、全体72.8%であった)。運動部活動顧問と
連携をとり、どの部においても、持久力や柔軟性・筋力を高めるトレーニングを継続的に行
った。
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柳川市〔中学校〕
57
52
全国女子
47
柳川市女子
42
全国男子
柳川市男子
37
H20
H21
H25
H26
【成果に繋がった取組の内容】
1 柳川市教育施策において「体育・健康教育」に関する具体的な方策を位置付けていること。
【各学校共通】
(1) 年間指導計画に則った計画的な指導及び指導方法の工夫
ア 体育の授業における体つくり運動の重点化
イ 柔軟性向上やけが予防の観点からストレッチ運動の継続化
(2) 運動部活動の加入奨励、中体連主催による各種大会への支援
(3) 生涯学習課及び諸団体との連携による体力向上の取組
ア 市ロードレース大会、駅伝大会等との連携
2 柳川市内中学校の特色的な取組について
(1) 保健体育の授業において、単元によっては「700m走」を実施し、持久力の向上につなげ
た。また、運動部活動間の連携活動として「早朝ランニング」を実施した。
(2) 体力・運動能力調査等の状況、結果、向上に向けた改善点を保護者会、地区懇談会等で説
明を行う。また、個別の記録表を作成して個人の伸びや目標達成について意識付けを行う。
体力向上委員会において達成の度合いに関する評価・分析を行い、全職員で課題等の共有を
図る。
(3) 学校内の施設や地形の特徴を生かした「サーキット・トレーニング(へそくり山ランニン
グ)」を位置付ける。(保健体育の授業、運動部活動を含めて)
(4) 体育の年間指導の前半期では「体力を高める運動、ストレッチ、柔軟運動」などの基礎能
力の向上に重点を置く。後半期では、個人の能力などに応じた「自己プログラム」に基づく
トレーニングの実践を取り入れている。
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