募集要項(開催概要)

感動体験で拓く産業カウンセリングの未来
2015年
5月29日(金)∼31日(日)
29日
(金)
交流会(沖縄ハーバービューホテル)
30日
(土)
総会、開会式、基調講演(沖縄コンベンションセンター)
31日
(日)
分科会、閉会式
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感動体験で拓く産業カウンセリングの未来
時空を超える
「産業カウンセリング全国大会」のルネッサンス
私達日本産業カウンセラー協会の 54 年の歴史を踏まえ
協会本部、13支部の同志の想いを
新たな羅針盤のもと
こころの交流・活動・活躍・学習を通して
成長・発展の機会にここ沖縄で
第44回の大会に積極的にご参加され、
意義ある大会になるよう期待を込めて!
あなたの瞳に沖縄の輝く海を映して
「ちゅら海・ちゅら風・ちゅら島・ちゅら情」で
産業カウンセラーの想いを紡いでいきましょう
熱い思いをこめて!
多くの会員をお迎えいたします
目
次
ウェルカムパーティ
3
大会プログラム
5
会長ごあいさつ
6
基調講演
8
特別講演
9
分科会への誘い
分科会主旨ご案内
10
第1分科会
第2分科会
第3分科会
産業カウンセラーの実践力を高めるには
産業社会の期待に応えるには
新たな事業の取り組みについて
12
13
14
第4分科会
第5分科会
第6分科会
産業カウンセラーが関わるキャリア教育とは
産業カウンセリングにおける研究活動とは
県民公開講座
15
16
17
参加申込要領
1.参加対象者 2.申込期限 3.大会参加費
4.交流会参加費 5.昼食弁当代 6.分科会への参加
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7.エクスカーションのご案内
19
8.宿泊のご案内
20
9.有料シャトルバスのご案内
宿泊ホテルMAP
10.お申し込みのご案内
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11.お支払い方法のご案内
22
12.取消料のご案内
23
お申込手順
24
フローチャート
参加申込書
25
後援・協賛/お問合せ先
27
4
大会プログラム
29 日(金曜日)
17:30~17:50
18:00~20:30
30 日(土曜日)
ウェルカム・パーティ
受付時間
(交流会)
(遅れないようにお越しください)
場所:ANA クラウンプラザホテル (那覇市)
沖縄ハーバービュー
一般社団法人
彩海の間
日本産業カウンセラー協会
08:30~09:00
定時総会・大会受付
09:00~12:00
第 45 回定時総会
場所:沖縄コンベンションセンター
第1日目
総会
A1 会議室
開会式・基調講演・特別講演
12:30~13:30
大会受付
13:30~14:00
開会式
主催者あいさつ
来賓あいさつ
基調講演
14:15~15:45
江花 昭一 氏
神奈川大学保健管理センター長(特別教授)・産業医
特別講演
15:50~17:25
31 日(日曜日)
08:30~09:00
平田 大一 氏
沖縄県文化振興会
分
科
理事長・南島詩人
会
会
場
分科会受付(2日目からの参加者受付)
各分科会
09:00~15:00
(休憩・昼食時間は各分科会の進行都合
による)
15:15~15:35
閉会式
5
沖縄コンベンシ
ョンセンター
会議棟
ごあいさつ
産業カウンセリングの未来を拓く全国研究大会in沖縄
一般社団法人
会長 河野
日本産業カウンセラー協会
慶三
感動体験で拓く産業カウンセリングの未来」をテー
マンとして、第 44 回産業カウンセリング全国研究大
会を 2015 年 5 月 29 日から 3 日間沖縄コンベンシ
ョンセンターで開催する運びになりました。多数の会
員の皆様のご参加をお願いします。
産業カウンセリング全国研究大会については、内容のマンネリ化、開催費用の高額化、
担当支部の開催業務負担の過重化などの問題が指摘され、2014 年は開催を見送り、「全
国研究大会のあり方についての検討プロジェクト」(委員長:島仲ルミ子副会長)を設置
しました。この委員会では、会員が集まって知見を交換することの意義、産業カウンセラ
ーとして活発に活動している会員との直の接触によるエンカレッジメント効果への期待、
組織構成員としての組織への一体感を会員が実感する機会としての重要性などがシェアさ
れ、委員会からは大会を継続するなかで問題を解決していくことが答申されました。この
答申を受けて、執行理事会・理事会で全国大会の再開を決定し、再開大会の担当を沖縄支
部に依頼しました。
基調講演は江花昭一・神奈川大学保健管理センター長にお願いしました。江花先生は心
身医学がご専門ですが、横浜労災病院での臨床経験が長く、これまで働く人のメンタルヘ
ルスに深くかかわってこられました。現在は,産業カウンセラー試験委員長もお願いして
います.さらに、特別講演として,沖縄ご出身で地元での創作活動を活発に展開しておら
れる平田大一・沖縄県文化振興会理事長のお話を伺うことにしました。
分科会のテーマはつぎの6つです。
① 産業カウンセラーの実践力を高めるには
② 産業社会の期待に応えるには
③ 新たな事業の取り組みについて
④ 産業カウンセラーが関わるキャリア教育とは
⑤ 産業カウンセリングにおける研究活動とは
⑥ 県民公開講座「うつ病の予防と、快適で豊かな心の習慣をつくる」
その詳細についてはプログラムをご覧いただきたいのですが、①~③は今後3年間の継
続テーマとして設定されたものです。「かわりばえがしないな」と思われる会員もおられ
るかもしれません。しかし、核となるテーマがコロコロ変わることは、活動の継続性の観
点から望ましいことではありません。たとえ「かわりばえがしないテーマ」であっても、
その内容に新しさを付加していくことが大切なのだと私は考えています。
それは参加される皆さんが積極的に議論に参加し、それぞれのテーマを自分の問題とし
て考えていくことによって達成されることなのではないでしょうか。会員の皆さんが沖縄
の地に集まり、「かわりばえのある」内容に作り上げていくプロセスに参加してくださる
ことを期待しています。もう一度一緒にやってみましょう。
6
基調講演
ともに産業カウンセリングの未来を拓こう
江花 昭一 氏
神奈川大学保健管理センター長(特別教授)・産業医
日本の産業カウンセリングは、高度成長期の 1950 年代に出発しています。
1960 年には第1回日本産業カウンセリング全国研究集会が開催され、同年に、日本産業
カウンセラー協会(任意団体)が設立されました。それから現在まで 50 年以上の歴史を
持ち、その間の 1971 年には「産業カウンセラー」の試験制度がスタートしました。
その中で生まれた産業カウンセラーは、もともと産業組織(企業)の在職者であること
が少なくなく、その主な業務は「産業現場における、勤労者と組織に向けた支援活動」で
ある、と位置付けられました。
そのような活動は、共同体的色彩を残した当時の企業において、職場の合理化や地方か
らの移動などに伴う勤労者のメンタルヘルス不調の対応や予防、職場風土の改善、キャリ
ア相談に大きな意味を持ち、職場における産業カウンセリングの必要性の理解と浸透に役
立ちました。
しかし近年、バブル経済の形成と崩壊期を経て、企業と勤労者をとりまく社会的な状況
が、とても大きく変化しました。
それは、情報技術の進歩とグローバル化の波を受けた産業構造の大きな変化、日本的雇用
関係の後退などの社会的環境の変化にとどまりません。超・少子高齢化、共働き世帯の増
加、仕事と私生活の境界の不明確化、家族関係の希薄化など、勤労者側における変化でも
ありました。
このような事情により、産業カウンセラーの活動は、必ずしも「共同体的色彩を残した企
業内」で行うことを前提としたものでなくなりました。
自然に形成されていたはずのコミュニケーションは、意識的に作らなければ、容易に「コ
ミュニケーション障害」に陥る職場が増えてきました。勤労者のメンタルヘルス不調も、
濃厚な家族関係や共同体的企業を背景にした「従来型うつ病」ではなく、自己愛的要素が
強い「現代型うつ病」や「双極性障害」、ないし「適応障害」などが事例化しやすくなっ
ています。
したがって、産業カウンセリングの未来を切り拓くためには、産業カウンセラーが待ち
の姿勢であってはならないことは明らかです。実践力を高め、勤労者と組織の双方に対し
て主体的に関係作りを行い、より積極的に働きかけていかなければなりません。その働き
かけは、勤労者と組織をより活性化していくことに、大いに役立つことでしょう。
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