広川町 議会だより 7号 平成26年8月発行 ■発 行/広川町議会 ■発行責任者/議長 辻本 隆司 ■編 集/議会広報編集常任委員会 ■住 所/〒643-0071 和歌山県有田郡広川町広1500 TEL 0737-23-7726 FAX 0737-63-1350 ホームページ 広川町役場議会コーナー 検索 http://www.town.hirogawa.wakayama.jp/hirogawa/gikai.html P2∼4 6月定例会 議案5件議員全員賛成で可決・承認 補正予算「臨時福祉給付金で3千人分の予算措置」 税条例改正で軽自動車増税へ(平成27年4月1日以降の新車から適用) ウイルス性肝炎患者の医療費助成拡充で意見書提出 P5 第1回臨時会 議会推薦の農業委員会委員4名が決まる P6∼11 一般質問 松林議員 (7) ・岡﨑議員 (8) ・沖議員 (9) 奥 議員 (10) ・樫原議員 (11) 5氏が町政に質問 P12 産業厚生常任委員会 津波避難道路などの道路状況を視察 議会の豆ちしき 「定例会と臨時会」 P13 総務文教常任委員会 南広小と英語教育先進校の藤並小を視察 両校のALT授業を参観 西広海岸で水遊び 6月定例会 議案 5件 全員賛成で可決・承認 ている事と国も非核3原則で平和主 日から 20 日までの 11 日間の会期で 義に徹していることから議会運営委 開催しました。提出された議案は、 員会で議場配布に決定しました。 もう一つの陳情で全国B型肝炎訴 2件、条例の一部改正1件、平成 26 訟大阪原告団・大阪肝臓友の会メン 年度各種会計補正予算2件)が審議 バーで紀美野町在住の前田幸彦氏か され全て原案どおり全議員の賛成で らの「ウイルス性肝炎患者に対する 可決・承認しました。 医療費助成の拡充に関する陳情」は 3月定例会で連合和歌山有田・御 採択し、産業厚生常任委員会委員長 坊日高地域協議会から提出されてい 発議で意見書を本会議に提出、全議 た「労働者保護ルール改悪反対を求 員の賛成で原案どおり可決成立しま める意見書提出」 の請願は、6月の本 した。 (意見書要旨は4・5ページの 議会で不採択と決めました。 下段に掲載)同じく町長から議会へ また今回、議会に2件の陳情があ の※報告案件として上程された「繰 りましたが原水爆禁止和歌山県協議 越明許費繰越計算書」の報告も行わ 会外3団体からあった「日本政府に れ、一般質問では、5人の議員が各々 対して核兵器全面禁止のための決断 の視点から町政全般について質問し と行動を求める意見書」の議会決議・ ました。 (6∼ 11 ページに掲載) 意見書採択の陳情は、平成 22 年9 議案の主な内容や質疑と答弁は、 月に町が「非核・平和の町宣言」をし 次のとおりです。 した場合、 保険税は、 強制 執 行 を 地 方 税 法に基づい 60 て行うことができる。時効 までの徴収できる期間は、 保 険 税5年 間で、保 険 料 2年間という違いがある。 今回の税制改正で、 保険税収入が増える方向 にあるのか、減額の方向 にあるのか。 課税限度額の引き上 げ は、 世 帯 が 影 響 を 受 け、 100万円程度増収は 見 込 まれる。また、 軽 減の 関係では、 5割軽減対象者 は 世 帯 増 加、 2割 軽 減 対 象 者は 世帯 増 加にな ると思 う 。これで、 国民健 康 保 険 税は約400万 円 程度の減額になるが、 保険 基盤安定制度により、 全額 公 費で賄われ、 県が4分の 3、 町が4分の1負担する。 60 専決処分の承認 国民健康保険税条例 の一部改正 ■主な内容 地方税法等の一部改正 により、国民健康保険税 算定基準の見直しと、引 用条文の改正です。 質疑 保 険 税 と 言ったり保 険 料 と 言ったり 呼 び 名が 変わるがその違いは何か。 保険税は地方税法に 基づく 保 険 料を徴 収 する ことで、 その違いは滞 納 を 90 平成26年1月の児童手当 受給者が子育て世帯臨時 特例給付金の対象者です。 3千人分の予算措置 町長提出議案5件(専決処分の承認 臨時福祉給付金 ︵子育て世帯含む︶ 平成 26 年第2回定例会が6月 10 補正 予算 広川町議会だより 7号 平成26年8月 発行 2 軽自動車税の引き上 げには、 2面あり 一つは普 程度と見込んでいる。 平 成 年 度 課 税 となっ 27 的に増 を ねらった 改 正 で あるのか。 て く る と 原 付バイク とか 二輪 車 は、 年 度 からの 引 き 上 げになるが、軽 自 動車については、平成 年 4月1日から新 車 を買 わ れる 場 合のみ 新 しい税 率 が 適 用 ということで、 従 来からの車には引 き 上 げ はない。 年 度 は、 原 付二輪バ イク等と小型特殊自動車 27 について 新 税 率 適 用によ り、2百 万 円 程 度の増 額 になると見込んでいる。 年 度の課 税で、三輪 以 上の軽 自 動 車の新 しい 物は、290台 程 度 見 込 み、また、新 規 登 録から 年 を 経 過した古い車の 経年車重課については、概 ね %の加 重 化 というこ とで税 率が上がるが、 対 象 台 数は、 約700台 程 度になる。 年 度は、 約500万 円 程 度の増 収になると見 込んでいる。 27 一般会計補正予算 ︵第5号︶ ■主な内容 平成 年度の決算見込 み に 伴 う 補 正 で 1 億 5, 3 0 1 万 8 千 円 を 追 加、 総 額 億 8,7 1 1 万 6 千円とし、3月 日に専 決処分したものです。 補正の主なものは、ふ 税条例等の一部改正 条例案件 るさとづくり基金へ2億 2千7百万円余りを積立 増額しました。 31 ■主な内容 地方税法等の一部改正 に よ り、 法 人 税 の 軽 減 ︵ %減︶と軽自動車税の 増額、町民税や固定資産 税の軽減措置に対する見 直しの改正です。 質疑 通 車 1, 000㏄以 上 との 税 率の差 が 大 きいという ことで、近年の軽自動車の 性 能 も 良 く なり 、普 通 自 動車との較差が減ってきて いるので公平化ということ で改 正 し、も う 一つは、消 費 税の増 額によ り 、自 動 車取得税を普通車につき、 5%から3%へ、 軽自動車、 営業用自動車は、 3%から 2%になり、 それから % 増入時には廃止される。 この廃 止される自 動 車 取得税は、 概ねその7割が 市 町 村に交 付されたけれ ども廃止されるので、 今回 税 率の引 き 上 げ というこ とに至っている。 自動車取得税を引き 下げ、無くし、軽自動車税 を 上 げるということであ れば、町の税収そのものは どうなる方向になるのか。 今 年の課 税の車 体 数 5, 255台で、平 成 年 度 予 算は、2, 180万 円 10 26 25 44 軽 自 動 車 税が上がる ということで説 明 された が、 税条例改正は、 全般 平成26年8月 発行 200万円程度の増収見込 平成27年4月1日以降購入の軽自が増税されます。 27 28 13 20 28 2.6 限度額引き上げで60世帯が増額負担 軽減で150世帯が恩恵を受ける 国保税 自動車取得税の軽減→廃止で軽自増税 税 地方税法改正で 広川町議会だより 7号 3 「税」と「国保税」条例改正 平成27年4月1日以降購入の新車から 新税率適用 6月定例会 3月議会 から継続の 労働者保護ルール改悪反対の請願 不採択 補正予算案件 一般会計補正予算 ︵第1号︶ ■主な内容 4,6 3 3 万 2 千 円 を 追 加 し、 総 額 億 9,0 75万1千円とする補正 です。 主な補正として、消費 税アップに伴う国の低所 得者対策である臨時福祉 26 税が課税されていない方 に給付され、給付額1万 円 の 2,3 0 0 人 を 見 込 んでいる。 この給付金には、加算 対 象 も あ り、 老 齢 基 礎、 障害基礎、遺族基礎年金 受 給 者、 児 童 扶 養 手 当、 特別障害者手当等の受給 者 等 は、 5,0 0 0 円 加 算される。その加算対象 者 を 1,1 5 0 人 と 見 込 化センターの汚泥攪拌機 の修繕に伴うものです。 その他案件 ︻報告案件︼ 繰越明許費繰越計算 書の報告について ■主な内容 平成 年度予算のう ち、地方自治法施行令第 146条第2項︵普通地 方公共団体の長は、繰越 明許費に係る歳出予算の 経費を翌年度に繰り越し 25 たときは、翌年度の5月 日までに繰越計算書を 調製し、次の会議におい てこれを議会に報告しな ければならない︶の規定 により、一般会計と簡易 上水道特別会計で繰越明 許費の金額のうち、実際 に翌年度に繰り越した金 額と財源内訳の報告を行 いました。 31 44 給付金事業に伴う費用を 計上しています。 ん で 合 計 2,8 7 5 万 円 を計上している。 子育て世帯臨時特例給 付金は、平成 年1月分 の児童手当の対象となる 児童一人につき1万円が 1回に限り支給される。 1万円の819人を見 込んでいる。 下水道特別会計補正 予算 ︵第1号︶ 26 ■主な内容 万 5 千 円 を 追 加 し、 総 額 1,4 8 3 万 2 千 円 とする補正です。 補正の理由は、広港浄 73 質疑 26 臨 時 福 祉 給 付 金 2, 875万円と子育て世帯 臨時特例給付金819万 円の内容説明は。 臨 時 福 祉 給 付 金 は、 消費税率引き上げに際 し、所得の低い方の負担 の軽減に鑑み暫定的な措 置として1万円給付され る。 対象者は、平成 年1 月1日現在の住民登録者 で、平成 年度分の住民 ウイルス性肝炎患者 に対する医療費助成 の拡充を求める意見 書︵要旨︶ 我が国においてウイルス 性 肝 炎、 特にB型・C型 肝 炎の患 者が合 計350 万 人以上とされる程 蔓 延 したのは、国の責めによる もので国 も法 的 責 任 を明 確にしているが、ウイルス 性肝炎患者に対する医療 費 助 成 は、 限 られている ため、医 療 費 助 成の対 象 から 外 れている 患 者 が 相 当数にのぼる。 特に、 肝 硬 変・肝 がん 患者は高額の医療費負担 に加 え、就 労 不 能の方 も 多 く 生 活に困 難を来して いる現状がある。 肝疾患も障害者手帳の 対 象 とさ れているが、 医 学 上の認 定 基 準が極めて 厳 しいため、 亡 く なる 直 前でなければ認 定されな い。 他 方、特 定B型 肝 炎ウ イルス感 染 者 給 付 金 等の 年 月︶ 支給に関する特別措置法 の制定時︵平成 12 総理大臣含む4者に 医療費助成拡充の意見書提出へ 採 択 23 ウイルス性 肝炎患者 平成26年8月 発行 4 広川町議会だより 7号 平成 26 年第1回臨時会は 71 の会期で開催しました。 この臨時会は、「農業委員 会等に関する法律」第 12 条第 頼のあった農業委員会委員の 員会を開き、推薦する方を決め、 委員長発議で4名、4件分の 歳 殿 歳 山本 ○山本 美智和氏 6月 24 日に産業厚生常任委 ○小世木 敬子氏 請求をし開きました。 67 名が西岡町長に臨時会の開催 案件を議会に提出、病気のた め欠席した石原議員を除き全議 ○淺井 康次氏 歳 南金屋 歳 名島 し町長から4名以内の推薦依 7月8日に招集、その日限り 61 産業厚生常任委員会委員の5 71 2号の規定に基づき議会に対 ○﨑山 員知氏 ※説明 ※報告案件とは⋮ 議会は、首長の執行機 関の事務処理を住民代表 の機関として監視する権 限を有しています。 には、﹁ と り わ け 肝 硬 変 及び肝がんの患 者に対 す る医療費助成を含む支援 の在り方について検討を進 めること﹂との附帯決議が なされたが、国においては、 肝 硬 変・肝がん患 者に対 する医療費助成を含む生 活支援について何ら新たな 具 体 的 措 置 を 講じていな い。 よって、以下の事項が実 現できるよう 強 く 要 望 す る。 1 ウ イルス 性 肝 硬 変・ 肝がんに係る医 療 費 助 成 制度の創設 2 肝 機 能 障 害による身 体障害者手帳認定基準の 緩 和と患 者 実 態に応じた 認定制度の実現 以上、地方自治法第 年6月 日 衆議院議長、参議院議 議長 辻 本 隆 司 [提出先] 和歌山県広川町議会 平成 提出する。 条の規 定により 意 見 書 を 99 長、内閣総理大臣、厚 生労働大臣 平成26年8月 発行 18 農業委員会委員4名決定 第1回臨時会 地方自治法では、首長 に一定の報告を義務づけ ています。 今回上程の ﹁繰 越明許費繰越計算書﹂報 告案件は、議会に報告だ けで審議対象の案件では ありません。 ※臨時会とは⋮ 年4回開催の定例会に 議案提出が間に合わずに 重 要 な 案 件 が あ る 場 合、 首長は臨時に議会を開く こ と が で き ま す。 ま た、 議長や定数4分の1以上 の議員から案件を示して 開催請求により開くこと もあり、 今回の臨時会は、 5人の議員 ︵産厚委員︶ か ら町長に請求し、開催し ました。 広川町議会だより 7号 5 26 議会推薦 7月8日開催 議会推薦者を決めるために、 員賛成で推薦しました。 町政 ここが聞きたい!一般質問 ─ 5名の議員が12件について質問 ─ 松林 洋行 議員(7ページ) ①地域の資源を活かした振興策の考えはあるのか ②津波避難タワーの計画について ③インターロッキング舗装の今後の計画はないのか ④脳卒中になった方への対策と福祉用具の活 用などについて ⑤霊巌寺に戦没者322人の御霊の建立できな いのか 岡﨑 幸範 議員(8ページ) 沖 久雄 議員(9ページ) ①津波防災について ②学校給食について ①津波避難について ②ほたるの湯の入浴割引カードについて ③ハンター高齢化対策について 奥 忠信 議員(10ページ) 樫原 淳奈 議員(11ページ) ①三重県大紀町と和歌山県串本町の津波先進 地事例の活用について ①国土強靭化の「課」若しくは「班」の設置に ついて 会議録は議会事務局や役場1階相談室で閲覧できます。 傍 聴 に 来 ませ ん か ? 町議会の本会議は、一般に公開され誰でも自由 に傍聴できます。 また、 本会議の日程については、 町 ホームページの議会コーナーに掲載しています。 なお、 本町議会では、 一般質問を行う前日に町内放送を流しますの で、 ぜひ役場3階議場へ傍聴にお越し下さい。 広川町議会だより 7号 平成26年8月 発行 6 町長 ・東町地区に避難センターを 建設予定 松林 洋行 地域の資源を活かした 違 う 観 点では、津 木 中 学校のホタルの研究は 年 以上続いており、 本町が誇 猪谷地域を中心に活躍し 波 避 難 施 設である錦タワ 町の振興策の考えは れる地域資源である。 奈 良 県の長 谷 寺 、 泉 南 市のデビッド・オース ている津 木 地 区 寄 合 会で ーは、防災まちづくり事業 も う 一つは、落 合 地 域・ チン、大 阪 舞 洲のユリ園 、 本年4月 日にツーギー谷 質問 仁 平 寺に行った。そこには 三重県大紀町の錦第2タワー 福祉用具の利用状況は 質問 福祉用具は一般的 に高 齢 者や障 害 者の自 立 に役 立 ち 、介 護 者の負 担 を軽減する。現在、 介護機 花の寺で有名である。 町長 長 谷 寺 、 仁 平 寺に 行ったことがある。昔から かに楽しくできないのか。 客も多かった。本町も賑や いろいろな花が咲き、見物 従 来のように行 政が地 等 をこれから売 り 出そ う 薬 草のお茶 、露 茜のジャム に黒 竹の筍 、山 吹の佃 煮 、 る。地場産業をつくるため たストローベイルハウスがあ 夏・秋の草 花やワラで作っ のお花畑がオープンし、 春・ である。津波・洪水・広川が 町長 本町は東町地区に 避 難センターを 建 設 予 定 きるのか。 津 波 避 難タワー建 設 をで 本 町は予 算 をいただき 設をした。 と 予 想 さ れる 町一帯に建 訓 を 活かし 、避 難が困 難 により 、東 南 海 地 震の教 ける利用状況ですが、 購入 年 度の介 護 保 険 制 度にお 用 具 として給 付される場 ける補 装 具 及び日常 生活 と障 害 者 総 合 支 援 法にお して保 険 給 付される場 合 や介護用品の利用状況は。 農業支援事業等をしてお 域の方に仕 掛 けるより も 氾 濫した場 合 逃げられる 栽 培 が 盛 んで、ら く ら く については 件、 障害者総合 合の2つに分かれる。 平成 用具貸与、 福祉用具購入と 護 保 険 制 度における福 祉 住民生活課長 福祉用具 の制度面での位置づけは、 介 り、 できる限り地域の資源 地 域の方々が 考 えたのを ように考 えている。今 、概 は補聴器の交付・修理 件、 すの修理2件となっている。 1件、 車いす2件、 電 動 車い 歩行補助杖1件、 矯正眼鏡 短下肢装具5件、 義足2件、 13 本 町 は柑 橘 栽 培 、花 木 を 活 かした 振 興 をしてい 行政が応援する方が長続 25 支 援 法における補 装 具で 35 としている。 きたい。 いたいと考えている。 補 助 金と残りは起 債で賄 ラフ措 置 法の適 用で国の 財 源については、南 海ト ころである。 略 設 計 を 依 頼 していると ると考えている。 三重県大紀町の津 平成26年8月 発行 20 津波避難タワーの計画は 質問 広川町議会だより 7号 7 26 きするし、 地域の振興にな 地元食材で調理する津木地区 寄合会の婦人の皆さん 町長 ・消費税が10%に上がった時点で 第3子以降の給食費は無料に 〈条件〉町内の小中学校に3人以上在籍 岡﨑 幸範 防災対策実行 委員会設置を 質問 津波先進地視察と して三重県大紀町と和歌 山県串本町に行った。大 紀町には防災対策実行委 員会があり、住民が安全 で迅速に避難できる避難 津波防災も含めた防災計 いる。この会議によって の保管箱の扉が自動的に 地震が発生した場合、鍵 現在進んでいる。 りみそを使用する予定で やいろいろな避難訓練を め防災教育等の啓発活動 タワーなどの整備をはじ げ込めるようにする必要 非常時に誰でも容易に逃 避 難 所 と な っ て い る が、 質問 稲むらの火の館の 津波防災教育センターが 合について、本町は目標 値を決めていないが、広 川町産及び和歌山県産を 質問 地産地消の観点か ら、食材の地場産物の利 番に考え、安定供給やコ 心安全の食の提供﹂を一 地場産物とみれば平均し 用状況と今後利用割合を スト面の問題が解決され % 前 後 に な る。 ﹁安 上げていく考えはあるの れば、さらに地場産物の の無料化を 第3子以降給食費 利用が増えると思う。 て か。 地場産物の利用を また、地場産物利用割 開く装置を設置する。 実施するなど津波防災事 が あ る。 そ の た め に は、 学校給食で 画や対策を行っているの で、新たに委員会を立ち 上げることは考えていな い。 業を推進している。 門扉は非常時に簡単に壊 防災センターに 外階段設置を 町長 せるようにし、津波防災 質問 少子化対策・子育 て支援の観点から、第3 てはどうか。 秋冬のミカンが主に地場 町内の食材とし て現在、卵、春先に出回 る。ただし、町内の小中 町長 消費税が %に上 がった時点で実施をす 子以降の給食費を無料に 町長 今から外階段を設 置するのは構造上・安全 産 物 の 利 用 を し て い る。 いることが条件である。 学校に3人以上在籍して できないか。 上問題があるので非常に 今年2学期から広川町生 るタマネギ、 ジャガイモ、 難 し い。 鍵 に つ い て は、 教育長 25 活研究グループの手づく 10 路・高台の避難所・避難 食材を仕分ける給食センター調理員 今年度中に震度5以上の 上がれる外階段を設置し 教育センターの屋上まで 本町には﹁広川町 防災会議﹂が設置されて 串本地区農林水産物集出荷貯蔵施設 平成26年8月 発行 8 広川町議会だより 7号 町長 ・炊出し等工夫しながら8月に 夜間避難訓練を実施する 沖 久雄 町長 避難訓練は年1回 実施しているが、参加者 べきと思うが。 かにするためにも実施す 避難の際の問題点を明ら 事だ。また、夜間訓練は の頻度を上げることが大 できている。 討の余地がある。 島・東中地区については検 できる状 況であるが、 名 しくは一時避難所に避難 概ね500m圏内で高台も いる避難施設ができると、 てきている。いろんな意 とした。会員数は増加し 老人クラブ会員を 増やして欲しいと要請も を見直すべきでないか。 健康増進の観点から要件 た。 全ての高齢者の福祉、 老人会加入が条件となっ 逃げる意識の徹底を 難行動のあり方にかかっ が少ないのが悩みであ 質問 見はあると思うが、長い た。命を守る基本は、避 質問 ている。住民の皆さんの る。今年は炊き出し等工 主要避難道と分か るよう方向表示等するべ 目で見ていきたい。 質問 高齢化によってハ ン タ ー が 減 少 し て い る。 あり、老人会加入を条件 町長 避難行動意識を調査すべ 夫しながら8月に夜間訓 きと思うが。 南海トラフ地震の 最悪シナリオが公表され きと思うが。また、災害 練を実施する。 町長 完成間もない道路 もあり、今後設置してい 公務員ハンターを育成し を貼り啓発活動に工夫が れていきたい。公務員ハ 町長 檻による有害鳥獣 の捕獲が多いので力を入 てはどうか。 見られた。町の対応は。 ンターは考えていない。 質問 先般の防災視察先 では公用車にステッカー きたいと考えている。 基本的な避難道は整備 時要援護者の方々の支援 体制づくりはどうなって いるのか。 町長 広小・耐久中の生 徒は津浪まつりを通じて 津波に対する意識ができ ていると思う。アンケー ト実施については担当課 町長 公用車にステッカ ーは効果的だと思うので 前向きに検討したい。 檻による有害鳥獣の捕獲が増えています。 と前向きに検討したい。 要援護者の支援プラン 身近な高台と 避難道整備は 高齢化への対応は 質問 ほたるの湯入浴割 引 利 用 証 明 書 申 請 の 際、 平成26年8月 発行 づくりについては、区長・ 自主防災組織の方々の協 質問 身近に避難できる 高台の確保状況と避難道 力をいただきながら進め ていきたい。 の整備状況は。 町長 広 地 区に計 画して 質問 逃げるという意識 づけのためには避難訓練 広川町議会だより 7号 9 昨年の避難訓練の様子 町長 防災対策は ・地域防災計画を見直しながら 取り組んでいく 奥 忠信 防災対策の 取り組みは ていないが、県の総合防 本町の防災担当者 が各地区で出前講座はし ことがない。自主防災組 てから発電機を動かした 幡施設については完成し 遅れていると視察をして ていたが、防災に対して 本町は防災の町だと思っ 施 設 先 進 地 視 察 を し た。 の発電機を置いていると 町役場の3ヵ所に非常時 施 設、 稲 む ら の 火 の 館、 難所として大きい広八幡 質問 夜間訓練を8月に するということだが、避 地域防災計画の中に応 教育次長 防災会議はし ていない。 会議をしているのか。 質問 防災教育で、各小 中学校で保護者との防災 安全に対して配慮するよ うお願いする。 対し認識を持っていただ 思うので、避難する方に 要望 地震災害時に停電 することは大いにあると 一度行っている。 いのか。 職員の2名体制にできな として宿直者を民間人と きないと思う。防災対策 現在、宿直者は民 間人1名であり夜間に大 宿直者を 2名体制に くような指導訓練をお願 づいており、和歌山県地 域防災計画とも連携をし ている。地域防災計画を 随時見直しながら取り組 災害が発生すると対応で 質問 いしたい。 町長 民間人1名で問題 はないと思う。現在、職 んでいきたい。 質問 啓発活動として出 前講座はしているのか。 平成26年8月 発行 10 広川町議会だより 7号 画は考えていない。広八 災課で出前講座をしてい 織の総会時に声をかけ考 町長 る。 感じた。 思うので、発電機を利用 急計画があり、各小中学 質問 今後、本町の防災対策 して投光機をつける練習 校 で 対 象 者 は 異 な る が、 えていきたい。 としてどのような考えで を行うべきと思うが。 者を含め救命講習を年に 三重県大紀町と和 歌山県串本町の津波避難 取り組んでいくのか。 総務政策課長 夜間訓練 で非常用発電を動かす計 害等火災、震災被害を対 また、防災教育で職員 員3名程度は5分以内で 児童・生徒、職員、保護 町長 本町には地域防災 計画がある。それは風水 象に総合的な計画であ と保護者との防災会議を 駆けつけられる。 り、災害対策基本法に基 していただき、子どもの 昨年11月5日開催の防災出前講座 耐久中の救命講座 町長 ・国土強靭化班設置を検討 樫原 淳奈 国土強靭化の課 または班設置を 質問 全国よりいち早く 国土強靭化の名前が入っ た﹁課﹂または﹁班﹂を設置 して研究すれば、国から 莫大なコストのかかる建 よって、今後国において 策定されている。これに の 財 源 を 最 大 限 活 用 し、 物や避難道などを設置で 他の計画の見直しや施策 の推進等、政府が一丸と きるのでないか。 そして、住民意識の高 なって強靭な国づくりを な関係者と連携、協力し る民間事業者など広範囲 ン、住宅、不動産等に係 放送、医療、ライフライ エ ネ ル ギ ー、 情 報 通 信、 経 済 団 体 や 交 通、 物 流、 や地域住民、商工会等の 局にとどまらず、自治会 共団体内の関係部署、部 との違いがあり、地方公 なっている。また、防災 つ、迅速な復旧、復興と に係る被害の最小化。四 国民の財産及び公共施設 り入れアピールしていっ いう言葉を本町が早く取 要望 県で一番、全国で 一番早く ﹁国土強靭化﹂ と きたいと考えている。 ながら計画をつくってい 皆さんのお知恵を拝借し に周知徹底すると同時に する班を設置し、全職員 本町の強靱化計画の作成 よ う 前 向 き に 検 討 す る。 めて班だけでも設置する り非常に難しいので、せ のは職員数が限られてお る。ただ、課を設置する 強靭化地域計画策定ガイ 揚、官と民が一体となっ ながら進めていくことで だきたい。 それによると、国土強靭 強靱化計画を策定してい 進める話になっている。 て欲しい。 町長 国土強靭化である が、二階衆議院議員らが 化の理念は、いかなる災 く。その後、強靱化のい た防災減災のまちづくり ある。 一生懸命頑張って努力さ 害 等 が 発 生 し よ う と も、 ろんな助成、補助金等を 現在、政府から﹁国土 れて国土強靭化法が国会 一つ、人命の保護が最大 いただくことになる。 を今以上に推進していた で制定、それを受けて政 限に図られること。 二つ、 これらをふまえ本町は 府は本年6月に﹁国土強 国家及び社会の重要な機 はまず課か班を設置しな 強靱化計画をつくるに がら、第一歩目に広川町 今後、県と連携を保ちな 靭化基本計画﹂を制定さ 能が致命的な障害を受け ければ無理だと考えてい 平成26年8月 発行 ド ラ イ ン ﹂ が 出 て お り、 れた。続いて﹁国土強靭 ず維持されること。 三つ、 広川町議会だより 7号 11 化アクションプラン﹂を 防波堤の強靭化も求められています。 避難施設にもなる唐尾地区消防車庫施設建設予定地 産業厚生常任委員会 道路など 天皇区避難道路予定地視察の委員 産業厚生常任委員会 ︵田中 修委員長︶は、6 月 日 午 後 1 時 半 よ り、 平成 年度予算︵繰越含 む︶で完成した町内の紀 勢避難道路︵総事業費1 億 6,4 9 5 万 円、 延 長 414・3m/幅員5m︶ と耐久中避難道路︵総事 業 費 2,9 7 0 万 円、 延 長 m/幅員3m︶2カ 所と 年度繰越で 年度 26 通学路利用に比べ 分近 くの大幅な時間短縮にな りました。 地域の安全と発展それ に町の活性化に寄与する 道路整備を計画的に順次 進めて行かなければなら いと委員の意見でした。 議会の 豆ちしき6 これに対し臨時会は、必 要があれば、回数に制限な く開くことができます。 この臨時会の招集も平成 年の地方自治法の改正ま では、首長の専属権で、議 長や定数4分の1以上の議 員要望の臨時会開催は、あ くまで開催の請求を首長に するしか認めていませんで し た が、﹁ 議 長 に よ る 臨 時 会の招集請求のあった日か に招集する議会のことをい 定例会は、首長が定期的 ができる。﹂と改正され、議 は、臨時会を招集すること を招集しないときは、議長 定例会と 臨時会 日以内に首長が臨時会 い、地方自治法では、﹁毎年、 長にも議会招集権を与えら ら 条例で定める回数これを招 れるようになりました。 る。﹂とし、いつ招集するか 例会の回数は、年4回とす 数 を 定 め る 条 例 で は、﹁ 定 広川町議会の定例会の回 のところ通年議会を採用し るようになりましたが、今 も自治体の条例で決められ 会を開催できる﹁通年議会﹂ 法の改正では、いつでも議 また、この年の地方自治 は、規則で﹁毎年3月、6月、 ている都道府県や市町村 9月、および るのを常例とする。﹂と決め ています。 は、まだごくわずかです。 月に招集す 規定しています。 集しなければならない﹂と 23 20 24 25 90 25 実施の天皇区避難道新設 事業︵総事業費6,000 万円、延長140m/幅 員3m︶3カ所の避難道 路の視察とJR西日本に 委託し今年3月末に完成 した日東八幡線踏切拡幅 状況も視察しました。 紀勢避難道路は、広八 幡への津波避難だけでな く、広小と耐久中の通学 路 に も 指 定 さ れ、 児 童・ 生徒によっては、従来の 12 道路状況を視察 津波避難 20 耐久中避難道路 平成26年8月 発行 12 広川町議会だより 7号 総務文教常任委員会 総務文教委員会︵奥 忠信委員長︶は、7月3 日︵木︶、県内でALT活 用の英語教育が最も先進 的に取り組みを進めてい る有田川町立藤並小学校 5年生のALT活用英語 教育授業を視察しまし た。 藤並小の視察に先立 ち、その日、町内の南広 小学校ALT授業も視 察、平林南広小校長の説 明を受けた後、5年生の ALTと担任の授業参観 を行いました。 視 察 に 至 っ た 理 由 は、 西岡町長が3月議会の施 平成26年8月 発行 議会事務局 開催予定です。 政方針で﹁ALT1名を 増員し小学校低学年から 英語教育に慣れ親しむ機 会を設けたい﹂と小さい 頃からの英会話教育の充 実を目指すとしたことか ら、県内で最も先進的に 取り組んでいる有田川町 の藤並小学校の視察とな りました。 同町では、以前から小 学3年生から総合的な学 習時間を利用して年間 時間程度の授業を採り入 れているそうです。 広川町は、ALTが一 人で、小学3年生の授業 時間で年間6時間程度し か採ることができません でしたが、2学期からA LT二人体制になること から、現在小中の学校数 が 校で6人のALTを 抱える有田川町の英語教 育先進地の実態を知るた めの視察でした。 委員一同は、今後の教 育行政の提言に活かして 行きたいと話していまし た。 広川町議会だより 7号 13 日 6月定例会2日目の 18 日(水)午前中一般質問を耐久大 学の 10 名の方が傍聴されました。 議会は、 誰でも傍聴できます。お気軽にお越しください。 月 20 藤並小のALT授業 耐久大学10名の方が一般質問を傍聴 次回の9月定例会は 9 9 有田川町立 南広小 と 藤並小 を視察 町内の 英語教育先進校 ― ALT英語授業の参観 ― 南広小視察の委員 18 南広小のALT授業 地 区は、昭 和 年に発 生 した東 南 海 地 震 津 波によ る死 者・行 方 不 明 者 名 の命 が 奪 われているから、 ﹁ 短い時 間で 高 台に 避 難 する﹂を住民に徹底するこ とだと話されていました。 ワー︵平成 年完成︶を建 設し、近 くの急 傾 斜 地 を 利 用 して高 台への津 波 避 難道路を整備しています。 その背 景には、大 紀 町 錦 し、議 会 として行 政や 地 域 住 民に強 く 働 きかけて 行くことを決意しました。 いることには驚かされまし た。 視 察した議 員は、大 紀 町と串本町の先進地研修 で改めて行 政 と住 民が 一 体となった﹁命をまもる﹂ 防災対策の必要性を痛感 次計画でいち早く進めてい る町です。 行政主体の地区懇談会 や 地 域や 団 体からの要 請 にいつでも応える防災出前 講 座などで住 民の津 波 避 難意識を徹底、保育所や 学 校それに地 域の避 難 訓 練 は、日 常 的に行 われて 大紀町と 串本町 日︵水︶に県内で予 想津波到達時間が 最 も 短い串 本 町 を 視察しました。 両 町は、行 政 と 住 民 が 一 体 となっ た津波防災対策を 串 本 町は、昭 和 年に 発 生した昭和 南海 地震で の死 者・行 方 不 明 者26 9人 を出し、地 震 津 波の 防災住民意識が非常に高 い地域です。 特に、津 波 到 達 時 間が 短い中で、いろいろな工夫 で津 波 避 難 困 難 地 域の解 消に力を入れ、避 難 道 路 の整備、避難ビルの指定や 避難タワーの設置に加えて 公共施設の高台移転を年 19 13 広 川 町 議 会 は、 5月 日︵火︶に津 波 避 難 塔の錦タワ ーで有 名 な三重 県 大 紀 町 を、5月 64 21 大紀町での研修 10 命をまもる 三重県 万全の対策 14 避難タワーと避難路そして訓練 24 編 集 後 記 広 川 町 議 会は、津 波 避 難施設等先進地を5月 ・ 日に視察してきました。 13 金 野 英 子 常任委員会委員 議会広報編集 ます。 お伝えしていきたいと思い 論や活 動を町 民の皆 様に り ﹂を 通 じて 議 会 での 議 これからも 、﹁ 議 会だよ が行われました。 災 対 策について 一 般 質 問 により、議員各々が津波防 の津 波 避 難タワーの視 察 6月 定 例 会 では 、今 回 た。 対策に重点を置いていまし 貯 蔵 施 設 を 視 察し 、防 災 本地区農林水産施設集荷 難タワーも 兼 ね備 えた串 は、和 歌 山 県 串 本 町の避 避 難 路 を 見 学し 、2日 目 県 大 紀 町の避 難タワーと 事 ﹂を町是としている三重 ﹁ 人 の 命 は 何 より も 大 14 和歌山県 していることで全国 に名 前がとおってい る先 進 地で、本 町 で も、 南 海 トラフ の巨 大 地 震に伴 う 津 波 防 災 対 策に役 立てるために 視 察、研 修 地に選びまし た。 大 紀 町では、住 民 が5 分 以 内で高 台に避 難でき るよ うに す るために、 津 波浸水区域に錦タワー︵平 成 年 完 成 ︶と錦 第2タ 串本町での研修 議会 視察 津波対策先進地に学べ 平成26年8月 発行 14 広川町議会だより 7号
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