3 章 ツールパス作成

第3章
3章
ツールパス作成
ツールパス作成
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3-1
第3章
ツールパス作成
3-1.
ツールパスの作成フロー
1. 新規 MCONT JOB の作成
※TRIM モジュール群の MCONT からも開始できます。
2.
加工パラメータの設定
コメントの入力(任意)
ツールパス保存レイヤーの選択
加工工具の選択
加工カーブ/面、干渉面の選択
加工条件の設定
マクロ、トラバースの設定
加工機の選択
クイックスタートバーのスタートボタンから次のステップに進みます
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3-2
第3章
3.
ツールパス作成
加工エリアの調整、各種チェック
1.
加工エリア設定
加工順序、開始位置、定型穴の割り当て等を行います。
ス
テ
ッ
プ
・
バ
イ
・
ス
テ
ッ
プ
2.
加工エリアの位置調整
加工輪郭を数値で調整することが出来ます。
定型穴加工はサイズの調整をする事が出来ます。
3. 工具角度最適化
各加工エリアで工具角度や、移動時の姿勢を調整します。
4. シミュレーション
マシンシミュレーションを行います。
調整中いつでもチェック機能を使う事が出来ます。
4.
NCJOB への保存
作成したパスを NCJOB に保存し、後から呼び出し修正を行うことが出来ます。
※ただし MCONT コマンドから開始した場合は、Name / Layer を指定して OK を選択します。
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3-3
第3章
ツールパス作成
3-2.
ツールパスの作成(加工パラメータの設定)
作成済みの MCONT JOB を選択して、加工に必要なパラメータを設定します。
※TRIM モジュール群の MCONT からも開始できます。
・パラメータ設定1(工具選択)
リストから使用する工具を選択します。
Folder
対象フォルダを選択
Select.
最近使った工具を表示
Filter
フィルター表示
DETAIL
工具の詳細表示(次頁参照)
EDIT
工具ライブラリの編集
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3-4
第3章
ツールパス作成
DETAIL 表示 ( 工具詳細表示 )
表示画面上でマウス操作を行うこ
Type
ツールの種類
Comment
コメントの入力
Identifier
識別子の入力
Unit
単位系の表示
Nom.diameter
ツール直径の表示
Insert length
切削有効長の表示
Total length
トータル長さの表示
Connection
Shaded シェーディング表示
結合種の表示
Number of edges
Calculation contour
刃数の表示
Rotation CW/CCW
回転方向の表示
Cutting data
ツール素材の表示
LIST
リスト表示に戻る
EDIT
工具の編集
とで、図形同様に移動・拡大の操
作を実行できます。
さらにコンテキストメニューから
以下の操作が可能です。
Wire-frame
ワイヤーフレーム表示
ツールパス計算対象
要素の表示
Center 全体表示
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3-5
第3章
ツールパス作成
・パラメータ設定 2(加工対象選択)
加工対象カーブ/製品面/干渉要素を選択します。
Guide curves
Curves
加工対象カーブを選択
Stock allow
残し代
Milling elements
Product
製品面の選択
Extension
捨て絞り面の選択
(面が分かれている場合のみ)
Wall thick
板厚
Protected element
Elements
干渉チェックの対象面を選択
Wall thick
板厚
Stock allow
残し代
Product / Extension
加工する面の選択をします。
製品面と捨て絞り面が分かれていないデータの場合は、全て Product で選択します。
* Curves を選択しなかった場合、Product の境界線が自動的に加工エリアとして
認識されます。
* 事前にトポロジー化やレイヤー分けをしておくと後の選択に便利です。
Wall thick
製品面に板厚をつける場合に設定します。
下型データ ⇒ 板厚入力
上型データ ⇒ 0を入力
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3-6
第3章
ツールパス作成
・パラメータ設定 3(加工パラメータ設定)
加工条件の詳細を設定します。
面直加工パラメータ
Normal to component
Position
ツールパス作成位置
Center driven 工具中心がカーブ上を通る
Side driven
工具側面がカーブ上を通る
Guide
ツールパス作成高さ
Curve
トリムカーブ基準
Component
ツールが面に干渉する部分は
回避する高さにリフトされる
Depth
Z 方向のオフセット
stepover
Depth 入力値に対して、切込み
ピッチを指定
Cycle
Stepover を指定した場合に有効
Rapid reverse 一方向加工
Lace cut
往復加工
Point distribution
Chord error
トレランス(精度)値
Angle dist
最大角度変位
Distance
最大線分長
Slope Ang
許容リード角
Corner ang.
指定角度以上の角度に G9 コード
角度参照加工パラメータ
Flank parallel
Flank
角度参照面を選択
Position
Center driven 工具中心がカーブ上を通る
Side driven
工具側面がカーブ上を通る
Guide
ツールパス作成高さ
Curve
トリムカーブ基準
Component
ツールが面に干渉する部分は
回避する高さにリフトされる
Vectors
加工角度参照設定
Auto
S/T のうちトリムカーブより大きい角
Bump cut
Flow cut
Normal
Component
Curve
Depth
stepover
度の側を参照
Flank 面の T 方向を参照
Flank 面の S 方向を参照
ST のうち製品面面直角度より小さい
角度の側を参照
進行方向は製品面をサイド方向は
Flank 指定の面を参照する。
進行方向はトリムカーブをサイド方
向は Flank 指定の面を参照する。
Z 方向のオフセット
Depth 入力値に対して、切込み
ピッチを指定
Cycle
Stepover を指定した場合に有効
Rapid reverse
一方向加工
Lace cut
往復加工
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3-7
第3章
ツールパス作成
Position
ツールパスの作成位置を指定します。
<Center driven>
<Side driven>
Guide
工具が加工対象面に対して干渉する場合のツールの高さ基準を選択します。
Curve を選択した場合は、角度によっては面に食い込むことになりますので注意が必要です。
<Curve>
<Component>
Step over
Depth の値に対して、刻む場合に設定する。
例)Depth=10
Step over=2
→ツールパスは 5 本生成される。
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3-8
第3章
Flank
ツールパス作成
(Flank parallel のみ)
工具ベクトル方向を決定させる面を選択します。
ここで選択した面と同じ角度で工具角度が設定されます。
(後からの変更も可能です。)
―
Parameter
―
Chord error
加工輪郭に対してのツールパスの精度を指定します。
精度を上げると曲線部分でポイント数が増えますが、
NC データに変換する際、円弧部分は 2 点(もしくは 3 点)で
出力されます。
Angle dist.
2つの NC ポイント間のヘッド最大角度変位量を指定します。
小さな値ほど生成される NC ポイントの数は増えますが
NC データに変換する際、円弧部分は 2 点(もしくは 3 点)で出力されます。
Distance
最大線分長を指定します。
小さい値を入れると、直線もその値で分割される為、ポイント数が増えます。
Slope Ang.
※
[Vectors]-[Interpolation] が [Product] の時に有効
加工時の A、C 軸変位を抑える為に、面直に対する倒れ角度の許容値を入力します。
ここで設定した値は 3-23 頁 [Vectors]-[Slope]のデフォルト値になります。
値を「0」にした場合は、[Vectors]-[Slope]で値を変更しても無効となります。
デフォルトは最小となる“0“を設定して、必要に応じて[Vectors]-[Slope]で許容値を
調整することをお勧めします。
Corner ang.
指定された角度(アウトサイド)以上の開きを角として認識し、G9コードを挿入します。加工速度
を落とさなくても確実に角出しが行なえます。※ 基本は NC データに反映していません。
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3-9
第3章
ツールパス作成
・パラメータ設定 4(アプローチ/リトラクト設定)
開始高さ/マクロ形状/ 逃げ高さ 等を設定します。
PB
最初のエントリーに使用するマクロ
PE
最後のイグジットに使用するマクロ
CB
途中のエントリーに使用するマクロ
CE
途中のイグジットに使用するマクロ
EA
outer corner にて macro 選択した際のマクロ
EE
outer corner にて macro 選択した際のマクロ
RB
C 軸リミットオーバー時の再エントリーマクロ
RE
C 軸リミットオーバー時のイグジットマクロを選択
それぞれ選択すると、マクロ選択画面が表示されます。
マクロ選択画面の詳細は次ページ以降にあります。
※チェックを付けたパラメータのみが適用されます。
2 つ目以降はチェックを付けるだけで、設定済みのマクロが適用されます。
Slope Ang.
面直に対する相対的なマクロのスロープ
角度
相対値での逃げ高さ (加工軸方向)
絶対値での逃げ高さ (アクティブ座標の Z 方向)
Inc
Z
None
Inc の値を反映
Z-val
Z-val 指定値
Elem
Entity 指定要素
Combi
Z-val と Elem で高い方を優先
Position
Element
Outer corners
逃げ高さを選択要素にて指定
(カーブ / 無限平面 / Surface 選択)
外側コーナー部形状
Z-val
逃げ高さを原点からの Z 値にて指定
No
ツール半径分円弧
Safety
減速開始距離 (製品面からの数値)
Linear
直線補間
製品面とのクリアランス距離
Radius
指定 R 分円弧
(下記 Optimize=Off の時は無効)
Macro
EA/EE の形状補間
Extend
Radius
Radius 選択時の R 値
Inner corners
Radius
内側コーナー部 R 値
Optimize
加工領域以外のエリアでのクリアランス
Exact
Safety 入力値に従って面との距離を保つ
Fast
Exact に比べてショートカットする
Off
最適化しない
Radius G0
G0 部の R 値
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3-10
第3章
ツールパス作成
Element
POS
INC
Safety
PB / CE
CB / CE
CB / PE
INC
面直方向への逃げ高さを入力します。
POS
絶対値での逃げ高さを入力します。 >
ボタンを押し、逃げ方向の指定を行います。
ELEM
:Element で指定した要素の Z 値を逃げ高さとします。
Z-VAL
:Z-val にて指定した Z 値を逃げ高さとします。
CONBI :Element と Z-val で Z 値が高い方を逃げ高さとします。
Safety
早送りから加工送りに変わるポイント (製品面からの距離)
また、製品面とのクリアランス距離にもなります。Optimize が Off の場合は無効
Optimize
製品面とのクリアランスを考慮し、上がりの最適化を行います。
<OFF の場合>
<Exact/Fast の場合>
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3-11
第3章
ツールパス作成
Outer corners
外角コーナーの形状を指定します。
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3-12
第3章
ツールパス作成
マクロ選択画面
Folder
対象フォルダを選択
Select.
選択したマクロ表示
Filter
フィルター表示
OK
マクロ選択決定
DETAIL
工具の詳細表示
EDIT
マクロの修正・追加
-フィルター機能-
チェックしたパラメー
タのみが適用されます。
Extension
:
Radius
接線延長長さの入力
: 円弧半径の入力
Angle
:
進入角度の入力
Distance
:
円弧後の接線延長長さの入力
of
検索最小値
to
検索最大値
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3-13
第3章
ツールパス作成
-DETAIL 表示-
表示画面上でマウス操作を行
うことで、図形同様に移動・拡
大の操作を実行できます。
さらにコンテキストメニュー
から以下の操作が可能です。
・ Center
Type
マクロ種類
Comment
コメント
Extension
接線延長長さ
Radius
円弧半径
Angle
進入角度
Distance
円弧後の接線延長長さ
LIST
リスト表示に戻る
EDIT
MACRO コマンドと同じフォームを表示
(マクロの新規作成や編集が可能です)
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3-14
全体表示
第3章
ツールパス作成
・パラメータ設定 5(加工機/加工条件設定)
加工機、加工条件テーブルの選択を行います。
Machine
Head
加工機(ヘッド形状)を選択
Ref.point
原点座標指定
※新規 JOB 作成時に座標系が未選択
の場合は、Active 座標系が自動的に
選択される。
Reference
CL 作成ポイント
Technology
・マシングループ
グループ毎に条件設定をしておくこと
・カテゴリーグループ
ができる。
・マテリアルグループ
→環境設定マニュアル 1-64 項~参照
RPM N
回転数
Feed Vf
切削送り速度
Table
加工条件ファイル(tec ファイル)を選択
クーラント
クーラント選択
テクノロジーファイル(加工条件ファイル)
テクノロジーファイルには、NC データ出力に必要な情報が記載されています。
一つのファイルの中に幾つかの出力条件を設定し、Index からどの加工条件を使うか選択する事が出
来ます。
テクノロジーファイルは、データ作成時には影響しませんが、[PUT]-[NC](ポスト処理)の時に参照
されます。
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3-15
第3章
ツールパス作成
Name
テーブ
ル名
Material
素材名
Thickness
素材の厚み
Gap
Data
Default
User
補整値
tec ファイル
内の
テーブル内容
tec ファイル
内の
デフォルト内
容表示
tec ファイル
内のユーザー
定義表示
※内容は全て default フォルダ内の.tec ファイルにて管理します。
以上の設定が終わりましたら START から次へ進みます。
次のステップに進む
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3-16
第3章
3-3.
ツールパス作成
ツールパスの作成(加工エリアの調整)
ここからは ステップ・バイ・ステップ で作業を進めていきます。
“STEP BY STEP”とは?
ステップ・バイ・ステップでは、一連の工程を NEXT/BACK で行き来しながら作業を進めることが
出来ます。これは Tebis の他モジュールでも採用されています。
<ノズル角度設定>
<パスの修正>
<加工エリアの設定>
NEXT⇔BACK
NEXT⇔BACK
HEAD
ヘッド形状の表示 ON / OFF を切り替えます。
SHADE
ヘッド形状のシェーディング ON / OFF を切り替えます。
VIEW
ノズル方向にビューを回転
CHECK
各種チェック項目の選択画面を表示します。
(詳細はパスチェック項目にて)
UPDATE 設定内容のリアルタイム反映を ON / OFF します。
RESET
設定を初期状態に戻します。
Undo/Redo
作業を戻す時に利用します。(Back/Next するまで有効)
ノズル位置 コマ送り
ノズル位置 領域送り
BACK/NEXT
全 5 工程の各ページを 進む/戻る に使います。
それぞれのページで設定をし、意図するパスに近づけるために BACK/NEXT を利用して
微調整をかけていきます。
CANCEL
作業を中断します。
AUTO
自動計算を実行し、シミュレーション画面(5 ページ目)に移ります。
SAVE
設定を保存し、NCJOB に登録します。
SEND
未使用。
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3-17
第3章
ツールパス作成
AREAS
加工エリアの設定
Form
➀
➁
➂
加工エリアのタイプを指定
CONT
輪郭加工
CIRC
丸穴加工 ┓
SLOT
長穴加工 ╋━ 定型穴加工
RECT
角穴加工 ┛
LINK
加工対象外 ━ 移動部分
━ 異型穴加工
④
①
加工順序の指定
②
加工エリアの調整
③
加工方向の調整
④
加工開始位置、ヘッド向き(C 軸)の変更
Form
加工エリアのタイプを指定します。
* 加工エリアのタイプは自動で割り振られます。実際のエリアが丸穴や、長穴、角穴
で無い場合でも、定型穴に精度内で近似していれば定型穴として認識します。
* 製品面から 10mm 以上離れた開ループのカーブは LINK と認識されます。
* 他のタイプに変更することも出来ます。
変更したいエリアを選択して、プルダウンメニューからタイプを割り当てます。
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3-18
第3章
ツールパス作成
① 加工順序の指定
エリアが複数あった場合、加工の順序を指定します。
最初の加工エリアを指定
一番にしたいエリアを選択してからボタンを押します。最初のエリアが決まると
ボタンはグレーになります。
二番目以降の加工エリアを指定
ボタンを押した状態で、二番目以降のエリアをクリックしていきます。クリック
した順で加工順序が決まり、決まったエリアは赤色で表示されます。
加工順序をソート
加工順序をエリアの近い順でソートします。選択しているエリアの終点から一番
近い始点のエリアを探して順番を決めます。
② 加工エリアの調整
選択しているエリアを分割、リンク、加工対象から除外する事ができます。
エリアの分割
分割したい位置を選択してからボタンを押します。
エリアのリンク(一本化)
エリアを選択しボタンを押します。選択されているエリアと繋がっているエリア
が自動的にリンクされます。
エリアのスイッチ
選択しているエリアを加工対象から外すことが出来ます。
BREAK/LINK
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3-19
第3章
ツールパス作成
③ 加工方向の調整
選択しているエリアの加工方向などを調整します。
加工開始位置に座標が配置されています。
D
: 進行方向
S
: サイドオフセット方向
N
: 面直方向(加工軸方向)
進行方向(D)を反転します。
面直方向(N)を反転します。
サイドオフセット方向(S)を反転します。
④ 加工開始位置の変更、C 軸の反転
開始位置を変更します。
新しい開始位置を指定してからボタンを押し
ます。
※加工ラインがきちんと Close カーブになっ
ていないと、開始位置は変更できません。
C 軸の向きを反転します。+方向での反転、-方向での反転を行います。
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3-20
第3章
PATH
CORRECTION
ツールパス作成
パスの適正化
CONT を選択している場合
ABS X.Y.Z
絶対座標での移動
トグルスイッチ
REL U.V.W
相対座標での移動
トグルスイッチ
TOOL
D.S.T
Intpol
ノズル角度座標での移動
補間部の変形方法
Vector
ノズルベクトル参照変形
Offset
カーブオフセット変形
Element
輪郭の置き換え
SET
MACRO
変形ポイントを作成
アプローチの個別設定
ABS / REL
座標値を使って、輪郭のポイントを移動することが出来ます。
ABS では絶対値、REL では相対値、TOOL では工具ベクトルでの移動になります。
ポイントを指定して、移動量を入力し
ます。
例:壁上のポイントを選択し、W 方向
(相対値)に 5 ㎜移動してバックリン
グ見込みを入れています。
入力後、
SET でポイントを作成します。
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3-21
第3章
ツールパス作成
SET / DEL
ポイントを作成/削除します。
* 数値を入れるだけでは、位置は確定されません。数値入力後 SET でポイントを作成します。
Element
部分的に輪郭の置き換えを行うことが出来ます。置き換えたい輪郭を選択するだけでパスが修正
されます。
* 置き換える輪郭の端点が、既存の輪郭に乗るように作図します。
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3-22
第3章
定型穴を選択している場合
POS
ツールパス作成
ポジションの変更
ABS X.Y.Z
絶対座標での移動
トグルスイッチ
REL U.V.W
相対座標での移動
トグルスイッチ
TOOL
GEO
D.S.T
ノズル角度座標での移動
ジオメトリの変更
選択している定型穴の種類によって表示される内容
が異なります。
縦横長さや、半径値の変更を行うことが出来ます。
MACRO
マクロの個別設定
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3-23
第3章
ツールパス作成
VECTORS
ノズル角度の調整
ABS A/B,C
絶対座標での角度
トグルスイッチ
REL F.L
面直に対しての角度
C 軸の反転(-・+方向)
SET
角度制御ポイントを追加
GEN
Element
ベクトル参照カーブの選択
Slope
スロープ角度
Intpol
ノズル角度制御ポイント間の
徐変設定
Product
:面直重視の動き
Vec Int
:ノズルベクトル徐変
A/B;C Int
:A / C 軸角度徐変
A/B Opt
:A 軸は面直重視の動き
C 軸は徐変
C Opt
:C 軸は面直重視の動き
A 軸は徐変
F,L Int
:スロープ角度徐変
ABS / REL
工具角度を数値で指定します。
* ABS アクティブ、又は Setup 座標を基準とした絶対値で角度を指定します。
* REL 面直に対しての角度を指定します。
フォームで選択している値と対の値が(ABS ⇔ REL)が Command Window 内に表示されます。
工具は直接ドラッグして角度変更することが可能です。
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3-24
第3章
ツールパス作成
SET / DEL
ポイントを作成/削除します。
開始位置(1)
、終了位置(2)以外の場所で角度を指定する場合、SET でポイントを作成する
事で角度が設定できます。
ポイントを削除する場合には、削除したいポイントを選択してから DEL ボタンを押します。
※選択した制御ポイントの表示は黄色から青色に変化します。
GEN
選択している加工輪郭中に設定している角度制御ポイントの位置に、工具のベクトル方向を表す
直線カーブを作成します。
これは CAD のカーブ要素としてアクティブレイヤーに保存されますので、次項の Element 機能
で利用することが可能です。
Element
直線カーブを利用してベクトル設定をします。(カーブは事前に用意しておきます)
カーブを選択するとセットポイントが作成されます。
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3-25
第3章
ツールパス作成
Slope
[Strategy]-[Slop ang.]で設定した値がデフォルト値です。それ以外の値に変更する場合に入力し
ます。(数値が小さいほど、面直に対しての許容は厳しくなります)
Intpol.
セットした工具角度制御ポイント間のヘッドの動きを設定します。
デフォルトは Product(面直加工)になっています。
Product
:
Vec Int
:ノズルベクトル徐変
面直
A/B;C Int :A/B、C 軸同時徐変
A/B Opt
:A 軸の動きは面直重視、C 軸は徐変
C Opt
:C 軸の動きは面直重視、A 軸は徐変
F,L Int
:スロープ角度除変
< 例 >
A,C Int を使用した場合
ポイント 2⇔3 を A/C 共に徐変するので、角度が
一定で面直は無視した動き になる
A Opt を使用した場合
ポイント 2⇔3 を C は徐変、A 軸は面直を拾うので
角度が自動的に変化します。
一定で面直は無視した動き になる
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3-26
第3章
TECHNOLOGY
ツールパス作成
テクノロジー設定
任意の位置に送り速度を指示したり G09 コードを出力する場合に使用します。
この設定は必ず行なう必要はありません。
設定を固定で出力する場合は、POST or TEC ファイルにより出力が可能です。
User
ユーザー設定 の速度出力
※項目は TEC ファイルにて追加/削除が可能です。
Corner 指定場所に”G9”を出力します。
SET/DEL
設定/削除
* 工具位置でプルダウンメニューから項目選択することにより、その場所に選択した情報が書き込
まれます。書き込まれた情報は、POST 処理時に反映されます。
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3-27
第3章
ツールパス作成
SIMULATION
マシンシミュレーション
前の領域
次の領域
前のブロック
次のブロック
順送り
逆送り
先頭
停止
SHOW
加工対象要素表示の切り替え
AREA
現領域のみのツールパス表示
DATA
ツールパスの XYZ 座標、軸角度の表示
FLAG
フラグ表示
VEC
ノズルベクトルの表示
GEN
ノズルベクトル作成
OK
パスを作成します。
※JOB は保存されないので注意
SAVE
パラメータを NCJOB に保存します。
FLAG
G コード/円弧補間が出力されるフラグを表示します。
AB/AE
シミュレーション時、円弧は直線で保管さ
れていますが、ポスト出力時に3点もしく
は 2 点円弧で出力されます。
AB(円弧開始位置)/AE(円弧終了位置)
を表しており、このフラグは後から追加す
る事が出来ます。
※フラグの追加/削除は TSIMU コマンドで
行います。
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3-28
第3章
ツールパス作成
GEN
ノズルベクトルからカーブを作成します。作成したカーブは、Element として選択する
事が可能です。後から設計変更の可能性があるモデルで、修正したベクトル方向を残す
場合に便利です。
SAVE
MCONT を終了して JOB を保存します。
※ MCONT からスタートした場合には、以下の通り JOB 名と Layer の指定をして保存する。
JOB へ保存
Folder
保存先フォルダを指定
Name
JOB 名を入力
Comment コメントを入力
Layer
パスを作成するレイヤーを
指定
OK
ツールパスを作成
CANCEL パラメータのみ保存
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3-29
第3章
ツールパス作成
NCJOB
保存したツールパスは、後から呼び出しパラメータを変更する事が可能です。
保存した JOB は NCJOB から呼び出すことが出来ます。
NCJOB では複数の JOB に対して、一括で干渉チェックをしたり一括で NC 出力をしたり
することが出来ます。
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3-30
第3章
3-4.
ツールパス作成
NC データの出力
作成したツールパスを出力するには以下の作業を行います。
ポストファイルの選択
工具マガジンの選択
加工情報テキストの作成
※必要な場合のみ指定
File
NC データ名
Program
プログラム番号
※データコマンドから入る方法
【 DATA 】-【 PUT 】-【 NC 】を選択します。
NC データ
Elements
: ツールパス選択(複数選択可)
Axis system
:
データ出力座標系(加工原点座標系)
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3-31
第3章
ツールパス作成
3-5.
パスチェック
ツールパス作成中、及び編集中に各種パスチェックを行うことが出来ます。
作成中いつでもチェックを行う事が出来ます。
チェックしたい項目を選択すると、各項目を対
象とした表示に切り替わります。
OFF
表示オフ
A/B,C
角度変位チェック
F,S
スロープ角度チェック
COLL
干渉チェック
RNG
リミットチェック
NC
NC ポイントの表示
Direction arrows
進行方向表示
local macros
個別マクロ表示
global macros
基本マクロ表示
Unwind
macros
Display circle flags 円弧フラグ(AB/AE)の表示
Color mark circles 円/円弧 部分のカラー表示
Display collision point
干渉部位の表示
チェック表示 OFF
チェック表示 ON
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3-32
第3章
A,C
ツールパス作成
急激な角度変化を
CHECK!
指定した軸の角度変位をチェックします。
(A/B 軸のみ、C 軸のみ、A/B・C 軸両方)
パスを1mm移動する間の角度許容値を入力します。
例:A/B = 7.00
ポイントは 1mm 間隔
ポイント間で A/B 軸が 7 度以上
変位している為、赤く表示され
る。
F,S
面直からの倒れ角度を
CHECK!
指定した方向でのスロープ角度の変位をチェックします。
Frontal = 進行方向
Side driven = 横方向
Global = 両方向
面直方向(W)に対して、指定角
度以上の傾きがある部分が赤く
表示される。
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3-33
第3章
COLL
ツールパス作成
加工機と面要素の干渉を
CHECK!
Product・Extension で選択している要素を対象に、干渉をチェックします。
干渉が発生している部分が赤色で表示されます。
チェックを入れた項
目が干渉チェックの
値を入力することで、シ
対象となります。
ャンクホルダー/ヘッド
形状をオフセットして干
渉をチェックすることが
可能です。
※ 5 ページ目のシミュレーション画面において CHECK コマンドを
実行すると、干渉チェックのみが有効となります。
操作方法は第4章 4-8 ページのシミュレーション機能を参照く
ださい。
RNG
加工機のリミットを
CHECK!
加工機の回転リミットを越えないよう、リミットチェックを行ないます。
リミットを越えている部分が赤色で表示されます。
加工機の回転リミット設定は MACHINE ライブラリ内で設定されています。
※RNG チェックについてはエラー表示が残っていると、ポスト出力する事が出来ません。
NC
NC ポイントが作成される
部分を表示
ただし、円弧部分(AB-AE の区間)は実際には円弧補間によって出力されるため、実際に出力する
NC ポイントはここでの表示よりも減少します。
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