平成27年度 事 業 計 画 書 社会福祉法人黒潮園 目 次 ・はじめに ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1 ・基本理念 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2 ・職員の志 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3 ・法人基本方針 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4 Ⅰ.社会福祉法人黒潮園のビジョン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5 Ⅱ.平成27年度法人基本計画 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6 Ⅲ.平成27年度法人重点実施項目 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7 Ⅳ.キャリアアップ支援と人材育成体制 …………‥‥‥ 8 Ⅴ.組織図・職員配置 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10 Ⅵ.平成27年度会議・委員会 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11 Ⅶ.特別養護老人ホーム黒潮園事業計画 ‥‥‥‥‥‥ 14 Ⅷ.地域密着型特別養護老人ホーム「クレール高森」事業計画 ‥‥‥‥‥ 14 Ⅸ.部署別事業計画(黒潮園・クレール高森) ‥‥‥‥ 18 Ⅹ.デイサービスセンター悠久事業計画 ‥‥‥‥‥‥ 27 .在宅介護支援センター悠久事業計画(居宅介護支援事業) ‥‥‥‥‥‥‥‥31 は じ め に 『新たなビジョンに向けた財務基盤安定化』 社会福祉法人黒潮園は平成21年度に中期ビジョンを打ちたて、質の高いサービスの提供と職 員処遇の改善に取り組んできました。前年度事業計画では、テーマを「未来に輝き続ける法人を 目指して」と掲げ、新施設地域密着型特養『クレール高森』の開設、老朽化した既存施設黒潮園 改修計画、法人初の給与規定の見直しと新人事制度の構築に取り組んで参りました。3つの法人 基本計画は、団塊の世代の高齢化など今後多様化するニーズへの対応、不足する介護人材の確保 など、刻々と変化している高齢者福祉の課題に対して、この先の未来に求められる福祉施設の在 り方、魅力的な職場の在り方を見据えた非常に大きな変革への取り組みであったと言えます。特 に新施設の建設と既存施設の改修工事には多額の資金を投下してきました。 一方で、今年度は介護報酬改定が行われます。その内容は大変厳しいものとなっています。平 成12年度の介護保険制度開始時、約3兆6千億円であった介護保険費用が、平成26年度は約 10兆円を超過するまで膨れ上がっています。また消費税再増税延期により約1,5兆円の税収 減が見込まれており、国家財政の赤字解消においてこの介護保険給付の削減が優先課題として議 論されました。結果、報酬全体で2.27%減の大幅な減額改訂となり、特に特別養護老人ホー ムとデイサービスの基本サービス費の削減が大きく、大幅な減収が見込まれています。 新施設の開設による事業拡大など中期ビジョンを実現してきた今、この厳しい社会事情の中で、 新たな次期法人中期ビジョン立案のために、その成果の検証と新たな課題抽出を必要とする時期 にあります。そこで、この介護報酬減額改定の影響は大きく、質の高いサービスの提供と職員処 遇改善のために取り組んできた、手厚い人員配置と、高い職員処遇の維持は大変難しい状況に立 たされています。このように限られた財源の中でこれをいかにして維持し、経営基盤を安定化さ せることができるかが今年度事業計画では求められています。 今年度は黒潮園の改修工事も終え、新特養クレール高森、デイサービスセンター悠久と法人3 事業が全面的な運営を開始します。また新人事制度を導入し、法人独自のケア理論やケア方針な ど、これまで積み重ねてきた「質の高いサービス」を、組織全体の水準となるよう標準化し、こ れを実行できる個々の資質向上、人材育成体制の整備を重点項目とし進めていきます。又、事業 規模が確定した中で、適正かつ効率的な人件費配分、報酬改定の収入への影響を検証し、内容を 反映した長期財務計画の立案と、次期中期ビジョンの策定に取り組む1年間としていきます。 私たちは、より良い職場があって初めてより良い人材が集まり、そしてより良質なケアにつな がるものと考えます。 「福祉サービスを利用するなら黒潮園」、 「介護の仕事をするなら黒潮園」と 地域の皆様に信頼して頂けるような法人を目指し、施設環境の整備、必要備品の充実、人員配置 の適正化と取り組んできた現在、この厳しい状況であるからこそ、その成果をしっかり出して行 かなければいけないと決意する所であります。 理事長 岡 1 司 基 本 理 念 温かい家庭的な雰囲気のもと、利用者さま一人一人の尊厳の保持と、 その個性や価値観を尊重し、夫々のニーズと状況を十分に把握して、 質の高い福祉サービスを提供するよう努める。 次の言葉をモットーとする 一. 「心と心の通い合い」を大切に… 一. 「その人らしさ」に最大限の配慮を… 2 職 員 の 志 私たちは社会福祉法人黒潮園の職員としての ゛志゛ を大切にし、 法人基本理念を実行いたします。 1.私たちは介護現場に携わる専門職として、プロ意識をもって支援します。 ・社会福祉従事者としての自覚と誇りを持ち、自己研鑽に励みます。 ・プロとしての接遇、あいさつ、言葉遣い、表情、身だしなみ、立ち居振る舞いを大 切にします。 ・アセスメントと根拠を大切にした行動に徹します。 ・全職員は専門職として、チームケアに取り組みます。 2.私たちは今までこの社会を支えてこられた利用者様の尊厳を 大切にします。 ・礼儀をもって接するとともに、傾聴することを大切にします。 ・その人らしく生活できる、居心地のいい生活の場を提供します。 ・その人らしい生活に寄り添う支援を大切にします。 ・ゆとりをもった支援を心がけます。 3.私たちは介護サービスの質の向上を図ります。 ・理念に基づく理想の介護を追求します。 ・既存の考え方に固執せず、新しいことに積極的に取り組みます。 ・研修会参加や専門的な資格取得に励み、介護サービスの質の向上に努めます。 ・内部勉強会、委員会を積極的に取り組みます。 4.私たちは明るく豊かな人間関係とチームワークを大切にします。 ・いつも笑顔を心がけ、和やかな雰囲気をつくります。 ・私たちの笑顔で、利用者様の笑顔を引きだすことを大切にします。 ・相互協力により信頼し合える仲間(チーム)をつくります。 ・定期的な話し合いの場を設け、情報の発信と共有を大切にします 3 法人運営方針 1.経営の適正化 社会福祉事業の主たる担い手として、適正かつ透明性のある事業経営を行い、永続的 な地域福祉の推進に努めるものとする。 2.地域貢献 社会福祉法人として公共の福祉に貢献できるよう、常に地域の皆様の声を大切にし、 そのニーズにお応えできるよう努めるものとする。 3.人権擁護 利用者様の生活と人権を擁護するため常に誠意を持ち、個々の意思および人格を尊重 した個別処遇と自立支援に取り組み、その人らしい生活に寄り添う支援に努めるものと する。 4.総合的な福祉サービスの提供 高齢者の方々が、穏やかに安心して生活できる地域の拠点施設を目指し、多岐にわた る福祉サービスの提供および情報の提供に努めるものとする。 5.新たな福祉サービスの確立 変化する福祉ニーズにお応えする、先駆的・独創的で特化した福祉サービスの確立に 努めるものとする。 6.職場環境の整備 職員の資質向上に努めるため、研修や専門的な資格取得を奨励するとともに、常に現 場の声に耳を傾け、やりがいをもって働ける職場環境の整備に努めるものとする。 4 Ⅰ.社会福祉法人黒潮園の中期ビジョン <地域を支える福祉システムの構築> 今後の高齢者福祉における課題①高齢者の重度化②夫婦世帯・独居高齢者の増加③認知症高齢 者の増加、それぞれの3つのニーズに適応する施設サービス拠点を整備し、地域の様々なニーズ を有する高齢者を包括的・相互的に支援するするシステムを構築する。 ・従来型特別養護老人ホーム黒潮園は重度要介護者に対応する施設と位置付け、地域密着型特 別養護老人ホームクレール高森は、今後増加が見込まれる認知症高齢者や独居高齢者といっ た中等度の要介護者が、その人らしさと尊厳のある暮らしを継続できる、個室ユニットケに 取り組み互いに連携を図る。 ・デイサービスセンター悠久、在宅介護支援センター悠久では、住み慣れた地域で安心して暮 らしていけるよう、在宅支援に取り組む。 ・所有する土地(清水元)の有効活用について、地域ニーズに基づき、新たなサービスの創出 の必要性の有無等を次期中期ビジョンにて検討する。 5 Ⅱ.平成27年度法人基本計画 (1)「クレール高森」と「黒潮園」の全面的運営開始 ・地域密着型特養「クレール高森」 ・定員:特養個室29室・ショートステイ個室10室 ・構造:鉄筋コンクリート造 地下1階地上2階建て ・黒潮園改修工事終了に伴い、4月12日よりクレール高森から黒潮園へ戻る入居者の移動 を実施。 ・4月末までにクレール高森11名、黒潮園17名の新規入所の受け入れを行い、全面運営 を開始する。 (2)新人事制度の導入とキャリアアップ制度の構築 ・4月1日より新正職員制度により、準職員(フルタイムパート)の廃止による無期雇用転換 とする(介護処遇改善加算の活用) ・人事考課結果と業績による貢献型賞与制度の導入(冬季賞与より) ・資格取得、働き方の選択等によるキャリアアップができる給与制度の導入 ※高度な知識、技術を発揮する総合職(3等級)、部署の統括管理を行う主任・副主任の上 位等級(4・5等級)へ位置づけ処遇を見直す。 ※移行期間として3年間の経過措置を行い、基本給・手当見直しによる給与減となる者には 調整手当による補填を行う。 (介護処遇改善加算の活用) ・人事考課制度に連動したキャリアアップ制度の構築(3等級昇格要件) ※施設内研修制度の全面的な見直しに取り組み、新人教育プログラム、キャリアアップ職群 (3等級)の昇格研修、通常施設内研修と構成を再検討する。 ・ケアの標準化のためのマニュアルの作成 6 Ⅲ.平成 27年度法人重点実施項目 (1)組織体制の強化 ・事業拡大に伴い、法人全体の管理体制を強化するため法人本部を新たに設ける ・主任・副主任の運営・経営への意識向上による組織力強化 ・主任・副主任のサービス管理や組織管理、人材の指導・育成に必要とするスキル向上のため、 リーダーシップ養成講座他、サービス管理、人材育成研修など外部研修への出張支援 ・年 2 回の職員全体会議の開催の他、人事考課制度説明会の実施による説明責任(アカウンタ ビリティー)と情報共有の徹底 ・各部署の主体性を持った事業計画への取り組み (2)キャリアアップ支援と人材育成体制の充実 ・施設外研修出張支援制度の充実(介護処遇改善加算の活用) ※ユニットリーダー研修、介護力向上講習会等、専門性に特化した外部研修への積極的な出 張支援 ・外部講師や企業・メーカーを招いた施設内研修の実施 ・内部研修への時間外手当支給(介護処遇改善加算の活用) ・資格取得によるキャリアアップ支援 ・黒潮園独自の子育て両立支援制度の実施 (3)経営基盤強化に向けた取り組み ・日本経営との会計顧問契約による、人事考課制度の検証と財務管理体制の構築 ・黒潮園・クレール高森の入居者引越しと新規入居者の円滑な入所に取り組む 目標稼働率 平均介護度 入所 94.3% 4.0 ショート 98.3% 3.0 入所 93.2% 3.0 ショート 96.3% 3.0 77.8% 2.5 黒潮園 クレール高森 デイサービス悠久 ・介護報酬減額改定に対し、取得可能加算の算定に取り組む (4)地域貢献に向けた取り組み ・新宮市高齢者緊急一次保護事業への協力 ・ご利用者アンケートの実施による、地域ニーズへの積極的な取り組み ・地域研修施設として実習生、ボランティアの受け入れを行う ・地域清掃活動の取り組み 7 Ⅳ.キャリアアップ支援と人材育成体制 介護職員キャリアアッププログラム 経験年数や役職といったキャリアを考慮したキャリアアッププログラムを構築し、施設内・ 外研修の充実を図る。専門職としての資質向上を目的とし、研修選択シートにより選択希望す る施設外研修の出張支援(OFFJT)を実施する。 論理的かつ実践的知識 主・副主任 を有し卓越した介護実 主任介護職研修 践ができる。 研修担当者研修 介護職のリーダーシッ プがとれる。 リーダーシップ研修 専門プログラム選考 指導者研修 リーダー キャリアアップ 高度な介護実践ができ、自己 認知症ケアリーダー研修 学習に取り組める。 ユニットリーダー研修 指導的な役割を発揮できる。 介護力向上講習会 リスクマネジメント研修 モラル向上トレーニング 専門プログラム選考 中堅 高度な介護実践ができ、かつ他者に 認知症実践者研修 モデルを示す事ができる。 ユニットケア研修 チームリーダー的役割や責務を ケアプラン勉強会 遂行できる。 モラル向上トレーニング 2~3年 2∼3年目職員として指導者を目指し、独 新任介護職研修 力で判断を要する介護実践ができる。 初任者研修 日勤・夜勤リーダーを確実に実践できる。 接遇研修 モラル向上トレーニング 新人・1年目 指導や教育を受けながら安全、確実な介護実践を 施設内ケア研修プログラム 行うことができる。 オムツ・入浴・食事介助・移 乗・更衣など業務新人研修 排泄メカニズム・嚥下摂食・ リハビリ・水分ケア基礎知識 8 <施設内研修会>(OJT) 専門的な知識・技術に基づくケアの実践を目的に施設内研修体制を構築し、ケアサービスの標 準化とケア水準の向上を図る。 平成27年度研修計画 全体研修 4月 ケア研修 職員全体会議① 「平成27年度事業計画」 職員全大会議② 「新人事制度について」 5月 6月 研修出張報告会 接遇マナー 太陽化学 (介護労働安定センター) 「ファイバーの効果」 人権研修(外部講師) 大塚製薬 「脱水と経口補水療法」 7月 感染予防・食中毒予防 摂食嚥下の基礎知識 神代 ST 8月 看取り・エンゼルケア モルテン 「身体にかかる圧の影響 と対策」 9月 研修出張報告会 リスクマネジメント パラマウントベッド 「誤嚥・窒息急変対応」 「ポジショニング」 (消防署人形実技) 10月 職員全体会議 アイ・ソネックス 「上半期事業報告」 「ポジショニングテクニ ック」 11月 食中毒予防・感染予防 「ノロウイルス対策」 「嘔吐物処理実習」 12月 研修出張報告会 腰痛予防対策 エーザイ (介護労働安定センター) 「認知症セミナー」 1月 虐待防止・身体拘束防止 2月 人権研修 ニッシン リスクマネジメント 最新の車椅子 事例発表会 川村サイクル・ 3月 最新の車椅子 9 Ⅴ.組織図・人員配置 職 法人本部 施 設 長 黒潮園 1 員 数 クレール デイサービ 居宅介護 高森 ス悠久 支援 兼務 兼 務 兼 務 合 計 1 部 長 1 1 課 長 1 1 事 務 員 4 1 1 6 生活相談員 2 1 1 4 支援専門員 1 看 護 職 5 介 護 職 40(11) そ の 他 (6) 管理栄養士 1(1) 理 員 4(5) 宿 直 員 0 師 合 計 1 18(5) 1 2 70(20) (4) (1) (7) 1 4(5) (3) (3) 嘱託(1) 2 3(1) 6(1) (1) 1 調 医 1 嘱託(1) 58(23) 22(10) 10 14(5) 1 97(38) 計135名 ※( )は嘱託 及び パートタイマー 11 Ⅵ.平成 27年度 会議・委員会 組織全体を見通した機能的な会議・委員会編成を行い、法人運営を効率的に進めるものとする。 会議 目的・内容 責任者 開催頻度・時期 理事会 ・法人の運営及び施設経営に関する重要事項を 理事長 必要に応じて 評議委員会 本部会議 審議決定する最高議決機関 開催 ・3事業所の財務管理、人事管理、サービス管 本部部長 理に係る課題を協議し、円滑な法人運営を図る 運営会議 ・施設運営の日常的・短期的な決済・判断を合 18:15∼ 施設長 議制で行い、円滑かつ適正な組織運営を図る 職員全体会議 ・法人の事業計画・事業報告を行う他、全職員 ・フロア運営・部署運営についての協議 ・運営会議の審議内容・結果の報告、又これに 第4月曜日 18:15∼ 施設長 に周知すべき事項があれば開催 部門会議 第3金曜日 原則年2回 (上・下半期) 主任 原則月1回 管理者 第1週目 介護総括 第2月曜日 施設ケアマネ 14:00∼ 対する協議を行う ケアカンファレ ・ケアプランの内容について検討を行う ンス ・多職種によりご入所者のケア方針を検討する 12 〇本部会議 <目 的> 法人本部が中心となり、3事業所におけるサービス管理、財務管理、人事管理に係る課題を総 合的に協議し、法人全体の適正運営を図る。 <運営方針> (1)理事長・本部部長・本部課長が、事務主任・介護総括主任・生活相談員・デイ管理者等の 各事業所代表を招集し法人運営の課題の抽出・検討を行う。 (2)円滑で健全な法人経営のため、財務分析の実施と予算管理に取り組む。 (3)法人運営、サービスの質向上、人材育成に関する方針や規程、ルール作りを行う。 (4)各部門会議からの提案を協議し、決定事項を運営会議に落とし周知する。 (5)原則、月1回(第3金曜日)の運営会議前に開催する。 〇運営委員会(運営会議) <目 的> 現場各部門や法人全般に関わる課題を全体で把握し、法人運営方針の決定を統一されたものと し、円滑かつ適正な組織運営を行う中心機関として設置。 <運営方針> (1)各部署所主任・副主任を招集し、月1回(第4月曜日)に運営会議を実施し、各部署間の 連携を図る。 (2)本部会議の決定事項の伝達と現場への周知を行う。 (3)各委員会、部門会議からの提案を協議し決定事項を周知する。 (4)部会を設け、各部署役職者(主任・副主任級)を招集し、各分野における施設運営方針の 協議・連絡を行う。 部 会 名 リスクマネジメント 担当 本部課長 部会 身体拘束防止部会 活 動 内 容 ・安全かつ適切で質の高いケアを提供する体制の整備 ・事故報告書、インシデント報告書の集計と対策検討 生活相談員 ・身体拘束のない生活環境の提供に向けた体制整備 ・身体拘束に相当する事例の解除に向けた検討 感染症対策部会 看護主任 ・感染症を予防する体制の整備と職員教育 ・感染症発生時の迅速な対応と拡大防止策の策定 安全・衛生部会 衛生管理者 (看護副主任) 入所検討部会 生活相談員 (入所判定委員会) 食事サービス部会 ・施設設備の点検や職員の労働状況の把握・健康管理を行 い、安全かつ快適に働ける環境づくりに取り組む ・入所申し込み者の情報整理 ・入所待機者の管理と入所者の検討 管理栄養士 ・行事食の企画から、ご利用者の嗜好・アレルギー対応な 調理副主任 ど食事サービスに関する検討を多職種連携にて行う。 13 褥瘡対策部会 看護主任 ・褥瘡の予防と改善に向けたチームケアに取り組む ・定期的な入居者の状況をアセスメントする 苦情相談対応部会 本部部長 ・ご利用者やご家族の苦情を受付ける体制を整え、権利を 擁護し適切なサービスが利用できるよう支援する。 〇委員会活動(現場処遇に関するもの) <目 的> 黒潮園フロア制 (グループケア)とサテライト型特養クレール高森でのユニットケアにおいて、 各部門間で不均衡となりがちな利用者様の生活やケアに対する取り組みを、委員会を通じ情報共 有を図り、チームケアを実現するために位置づける。 <運営方針> (1)ケアの専門性の追求と、利用者さまの生活の質の向上を図る。 (2)各フロア、職種間の情報共有と連携体制によるチームケアの実践を目的とする。 (3)問題点や実行計画等の協議を委員会で行い、現場処遇に関する内容・取り組みを 施設全体の方針として進める調整機関とする。 (4)詳細の検討と実行は各フロア・部署にて行い、進捗状況等を委員会で報告する。 (5)原則、各部署役職者(主任・副主任)が責任者となり運営を行う。 委員会 介護サービス向上 委員会 活動内容 開催頻度 ・処遇全般の見直しと個別ケアの取り組み推進 月1回(第4週) ・新しい個別排泄ケアの導入における検討 18:00∼ ・介護技術向上に対する協議や勉強会の計画実施 摂食・嚥下委員会 ・入所者さまの嚥下状態に応じた、安全な食事形 月2回(ST訪園時) 態と食事介助法の検討 14:00∼14:30 ・言語聴覚士による指導 リハビリ委員会 ・自立支援のリハビリ介助への取り組みの推進 月1回(第3週) ・現在のADLレベルの把握とこれに応じた介護 18:00∼ プランの検討・個別リハビリ対象者の検討 行事委員会 ・施設全体行事の企画、運営 月1回(第2週) 18:00∼ 広報委員会 ・広報誌『黒潮園だより』年2回の編集・発行 月1回(15日前後) ・法人ホームページの企画・更新 他広報誌発行時 18:00∼ 14 Ⅶ.特別養護老人ホーム黒潮園事業計画 1.基本方針 (1)質の高い専門性のあるケアの実践 (2)豊かさを感じる日々の暮らしの実現 (3)地域・家族との連携と情報提供 2.実行計画 (1)専門性のある質の高いケアの実践 ・個別ケアと自立支援に向けたケアを徹底し取り組む ・おむつに依存しない排泄自立ケア(下剤、摘便廃止)への取り組み ※日中オムツゼロの維持に取り組む ・言語聴覚士の指導による安全な食事提供 ※常食化への取り組みとポジショニング、シーティグの標準化に重点を置く ・新たに設けた家族室(静養室)による看取り介護に積極的に取り組む ・委員会活動によるチームケアの実行 (2)豊かさを感じる日々の生活の実現 ・お一人お一人の希望(ニーズ)に応じた生活の支援 ・余暇活動と外出支援への取り組みの継続 ※外構工事にて整備された中庭や散歩コース、池での魚釣り、畑や果樹園での収穫など周囲 の豊かな自然環境を生かした暮らしの支援に取り組む (3)地域・家族との連携と情報提供 ・ホームページの充実と年2回の広報誌を地域に配布 ・ブログ『フロア通信』にて黒潮園の様子を随時お伝えする ・ホームページのリニューアルを検討する Ⅷ.地域密着型特別養護老人ホームクレール高森事業計画 1.基本方針 (1)新規入居者の受け入れ体制整備 (2)サテライト型施設として、黒潮園と一体的な運営 (3)ユニットケアに取り組む 15 2.実行計画 (1)新規入居者の受け入れ体制整備 ・専従の生活相談員と施設ケアマネージャーを配置し、円滑な入居手続きを進める ・介護職員の新規採用と新人教育の実施 ・ユニットリーダーを統括する介護主任の新たな配置 (2)サテライト型施設として、黒潮園と一体的な運営 ・施設長、看護師、栄養士の兼務による効率的な人員配置を行う ・黒潮園厨房からのクックチル食品による食事提供 ・質の高いサービスの提供に向けた法人ケア方針「専門性のある質の高いケアの実践」と「豊 かさを感じる日々の生活の実現」を黒潮園と連携し取り組む (3)ユニットケアに取り組む ・ユニットケア推進委員会が中心となり、24時間シートによる個々の生活リズムに合わせた 暮らしを支援するユニットケア体制を構築する。 〇ユニットケア推進委員会 < 目 的 > クレール高森にて新たに取り組むユニットケアを推進する中心的機関として委員会を設ける <運営方針> (1)業務立案や研修企画を行い、スタッフ全員への理念の浸透、ケア方針の統一を進める (2)ユニットケア導入・運営計画書の立案と実行を進める (2)委員会の開催は責任者を中心に起案し、議題の内容に応じ必要となるメンバーを招集し 実施するものとする (3)協議内容は議事録にまとめ決済を得て、各部署、現場に周知するものとする 活動内容 メンバー ・クレール高森(ユニットケア)運営に向けた事前協議 <責任者> ・クレール高森における業務立案 ・東介護主任 ・ユニットケアの理念の浸透 <メンバー> ・ユニットケアの確立に向けた取り組み ・施設長・生活相談 (24時間シートの作成、研修の企画他) 員・施設ケアマネ ・ユニットリーダー 研修終了者他 16 17 18 Ⅸ.部署別事業計画(黒潮園・クレール高森) 介護部事業計画 黒潮園 <基本方針> ・ご利用者本位の生活支援に取り組む ・これまでの積み重ねてきた取り組みの更なる充実と継続にチームケアで臨む ・外出支援やレクリエーションの充実を図り、リニューアルされた黒潮園における快適な暮ら しの提供を目指す <実行計画> No. 1. 重点実施項目 実施計画内容 余暇活動の充実 <レクリエーションの充実> ∼四季を感じる生活の充実と ・畑での野菜づくりや鉢植えの花を楽しみながら育 外出支援∼ て収穫して頂く。 (和歌山国体花いっぱい運動に参加) ・毎月の『おやつ作り』を企画し、食を通じたレク リエーションを充実する。 <外出支援への取り組み> ・お一人お一人の思いの実現と季節感を感じて頂け る外出支援に取り組む。 (詳細は行事計画に記載) 2. 自立支援の個別ケアへの 取り組み <排泄ケアの見直し> ・週1回のフロアーカンファレンスを実施し、個別 課題をアセスメントし、チームケアによる自立支 援を実施する。 ・下剤や摘便の廃止に取り組む。 ・出来る限りトイレやポータブルトイレでの座位排 便を促す支援に取り組む。 ・自然排泄を目指し食物繊維(サンファイバー)の 添加に取り組み、快適な生活を提供する。 19 <自立支援の食事ケア> ・安易に食事形態を落とすのではなく、個別アセス メントを行い、咀嚼力、口腔機能の維持向上を促 す自立支援の食事ケアに取り組む。 <シーティングの取り組み> ・シーティングの知識、技術の向上に取り組み、ご 利用者さまお一人お一人に適した座位、ベッド上 の姿勢に配慮する。 ・出来る限り離床し安定した座位で、スプーンでの 食事から、箸を使用した残存機能を最大限に生か した支援に取り組む。 3. ご家族へ利用者様の日々の様子 <個人アルバムの作成> をお伝えする ・思い出として外出時やレク時等の笑顔の写真をア ルバムに残していく。 ・ブログ『フロア通信』に写真の掲載を行う ・ご利用者様の誕生月に、誕生会の写真や、最近の 様子をお手紙にしお送りする。 20 介護部事業計画 クレール高森 <基本方針> ・Going!(進んでいこう!) 「入居者一人ひとりの1日の暮らしを把握し、ユニットケアに取り組んでいく」 <実行計画> No. 1. 重点実施項目 実施計画内容 その人らしさ尊厳を大切にした質の 高い生活空間の提供 ユニットケア体制への取り組み ・ユニット勤務表をフロア単位で作成・管理し適切な 人員配置に取り組む。 ・職員間の情報共有ツールとしてインターネット環境 を活用した掲示板を設ける。 ・ほのぼの NEXT「24時間シートシステム」を活 用した記録システムを運用する。 24時間シートの導入による、自律 ・ユニット推進委員会にて、24 時間シートの説明用 資料(意味・目的・様式)を作成しスタッフに周知 支援のケアに取り組む する。 ・入居前の家族・本人と面談、聴き取り調査を行い、 24Hシステムの聞き取りチェックシートに入力。 ・ユニット職員が情報収集した内容を基に「サポート の必要なこと」を検討し、24 時間シートを作成す る。(フロアーカンファ) ユニットごとのマンツーマン入浴 ・マンツーマン入浴の意味、支援方法を確認し、 ADL レベル別個浴入浴介助法をユニット職員で周 の実施 知する。 ・個々に合わせた入浴支援方法を記入する個浴入浴表 を作成し、24Hシートに入力し共有する。 21 2. 専門性のある質の高いケアの実践 自立支援の個別排泄ケアの取り組み ・基本ケア(水分・食事・排泄・運動)による体調管 理を行う。 ・個別にチェックシートを作成(排便間隔・時間帯・ 水分量・食事量・運動量・服薬内容など)排泄リ ズムの把握により、下剤に頼らない排泄ケアに取 り組む。 自立支援の生活リハビリへの取り組 ・個室ユニットという環境を活かし、個々の ADL レ ベルに合わせた、リハビリ介助による生活リハビ み リに取り組む。 3. 豊かさを感じる日々の生活の実現 レクリエーション・余暇活動の充実 ・退屈しない、メリハリのある暮らしを提供できるよ う、習字教室、工作教室、体操などフロアで担当 を決め余暇活動の充実に取り組む。 外出支援に向けた自立支援の ・ご利用者様の個々の希望(ニーズ)に基づき、目標 を立て、目標を共有し実現するチームケア「望み チームケア かなえ隊」に取り組む。 4. 積極的な地域交流 ・地域行事への参加 ・ご家族同伴での外出、映画鑑賞など地域社会との交 流を行っていきます。 22 相談援助部事業計画 <基本方針> ・利用者様、ご家族様のニーズを把握し、安心して生活できる支援体制を築く ・地域に根ざした施設となるよう、他事業所との情報の交換や共有を図る <重点実施項目> (1)黒潮園・クレール高森の連携を図り円滑な相談援助に取り組む ・黒潮園改修工事修了に伴う、ご利用者のクレール高森からの移動を円滑に行い、日常生活が 不安なく送れるよう支援する。 ※特養退所手続き、新施設入所契約に伴う手続き、住所変更手続き等。 ※発生する問題への対応。 ※ケアプラン関係の一連書類作成及び交付。 ・クレール高森新規入居者の受け入れに際し、入居指針の策定など必要書類の作成に取り組む。 ・2施設の空床管理と新規入所受け入れを効率的に行い、速やかに目標定員となるよう、在宅 ケアマネや医療機関、他施設との情報交換を図り対応していく。 (2)平成27年度報酬改定への対応 ・加算取得に向け、算定要件の確認と具体的な実施方法を検討する。 ・報酬改定における利用料金の改訂など、ご利用者、ご家族への説明や対応を行いご理解頂け るよう務める。 (3)他部署との連携 ・部署間の連絡、連携の要となりチームケアを推進する。 ・ご入居者、新規入所者の支援に必要な情報収集を行い、他部署との共有とケアプランへの反 映を行い、手厚い支援に取り組む。 ・受診対応、家族連絡など看護部との連携を見直し、相談援助業務の見直しを図る。 (4)地域事業所との連携 ・サービス担当者会議に参加する。 ・地域の勉強会に参加する。 ・広報誌を居宅事業所やショート利用者に配布する。 23 調理部事業計画 <基本方針> ・安全でおいしい食事サービスの提供を行う ・個々のニーズに対応した食事の提供と栄養ケアマネジメントの充実を図る ・調理部全員が安全に気持ちよく働くことのできる職場づくりを目指す <重点実施項目> (1)行事食の企画立案 ・毎月1回は『ご馳走の日』を実施する。 ・黒潮園、クレール高森における食事レクリエーションに協力実施する。 ・デイ悠久においては、選択食やバイキングなどの企画立案に協力する。 (2)個々の咀嚼嚥下機能に応じ、経口摂取を維持する取り組み ・多職種や摂食嚥下委員会からの食事に関するご入居者個々の情報を、調理部内で周知し情報 の共有化を図る。 ・経口移行、常食化に向けたチームケアへの参画。 ・著しい咀嚼嚥下機能低下者に対する食形態として、ゼリー食の提供。 ・嚥下機能低下者に対する飲み物として、水分ゼリー、とろみ茶の提供。 (3)調理部の円滑な運営と食事ニーズへの対応 ・調理部全員参加の会議を定期開催し、情報の共有と意志決定の場とする。 ・調理部正規職員の会議を開催し、食事サービスに求められているニーズを把握し、食事サー ビスの中で提供できるよう業務調整、スケジュール調整を図る。 ・クックチルシステム導入後の職員配置適正化について法人と協議し、平成 27 年 5 月より1 日実労時間 42.5 時間での人員配置で運営。 24 看護部事業計画 <基本方針> ・ご入所者の健康状態の把握と健康保持に努める <重点実施項目> (1)健康状態の把握と健康保持への援助 ・入所者の情報を把握し、異常の早期発見が出来るように心がける。 ・異常があれば適切に対処し、必要に応じて受診につなげる。 ・入居者の状態に変化を認めた際は、医師へ報告し、指示を受ける。介護職員には日常生活 の制限など必要な指示を伝える(入浴・安静度・食事)。 ・毎日の巡回の中で、入居者の声に耳を傾け、身体・精神・心理的状態を把握しながら必要 に応じて診察、または他職種への報告・周知を図り、統一した視点で連携を図る。 ・各人がアセスメントスキルの向上に努める。 (2)新規入居者の疾病と健康状態の把握 ・入居時の診療情報書・看護サマリー・リハビリ経過報告書・感染症の有無等を確認、また、 身体・精神・心理的状態や皮膚状態を把握する。 ・入居後、経過を追いながら、バイタル状況、認知症の有無と程度、ADL の状態・排泄状 況・食事状況・精神状態等を十分に把握し、個々に合わせた健康面の援助を行う。 (3)入居者の定期健康診断の実施 ・ご入居者の健康管理として、年に1度は健康診断を行う。 ・血液検査については、経過に応じて随時実施する。 (4)他職種連携とのチームケアの実践 ※栄養状態の把握 ・管理栄養士・医師・介護職員と連携を図り、個々の栄養状態の改善、また、経口維持や改 善に努める。 ※自然排便への取り組み ・他職種との連携で、個々の排便状況、食事、水分等の観察・記録のアセスメントを行い、 自然排便への援助を行う。 ※褥瘡ゼロへの取り組み ・褥瘡防止、褥瘡治療を作らないケアに取り組み、チームケアの中心として施設サービスの 向上に取り組む。 ・介護職と共働し適正なマットの選択、ポジショニングについてマニュアル作成に取り組む。 ※フットケアへの取り組み 25 ※看取りケアへの取り組み ・尊厳ある最期を迎えることが出来るよう本人及び家族へのケアを行う ・看取りのカンファレンスの実施、看取り加算の取れる体制をつくる。 ※服薬について ・嘱託医に内服薬の見直しを依頼し整理する。 ・誤薬、配役ミスを起こさないよう管理・確認を行う。 ・介護職員が入居者の内服薬の情報を確認できるよう一覧表を作成。 (5)病院受診、家族への説明 ・相談援助部との連携を行い、病院受診、および家族への報告等が円滑に行えるよう体制の 整備を行う。 (6)感染症対策 ・地域での感染症の流行状態の把握に努める。 ・通常の感染症の勉強会を開催、必要時には感染症の対策を行う。 (7)新規事業(クレール)及び悠久での看護業務の立案 ・特別養護老人ホーム黒潮園、サテライト型地域密着型特養クレール高森、デイサービスセ ンター悠久の3施設にわたる看護業務の実施にあたり、業務内容の見直しと整理を行う。 (8)書類・カルテの整理見直しと記録システムの活用 ・記録システム「ほのぼの NEXT」を活用し、創傷、褥瘡のケア記録を行う。 ・カルテを整理し、必要な情報をまとめたファイルを作成する。 ・看護サマリーの項目、内容を検討し新たに作成する。 26 黒潮園・クレール高森 平成27年度行事計画 全体行事 地域福祉行事への参加 4月 桜の花見ドライブ 5月 宇久井ホエールウォッチング はまゆう歌謡クラブ発 芋植え 表会(市民会館) 6月 フロアー・ユニット 行事 タケノコご飯作り 花見ドライブ(あじさい) 梅ジュース作り いちご狩り 7月 8月 9月 開園記念日 障害者の集い 七夕行事 納涼大会 (福祉センター) かき氷・わらび餅作り 花火企画(園内) 佐野柱松祭り 水まんじゅう(寒天) 地域花火大会 作り 三輪崎祭り おはぎ作り 敬老会・三輪崎神楽奉納(鯨踊り) 彼岸法話 10 月 運動会 新宮祭り 紅葉・コスモスドライブ 11 月 12 月 秋の外出企画 吉本新喜劇 (魚釣り・足湯・お墓参り) (市民会館) ・クリスマス会 クリスマスケーキ作り ・忘年会・餅つき大会 1月 <新年会> 初詣への外出 お正月イベント(獅子舞・カルタ大会) 2月 3月 焼き芋作り 節分行事 伝統芸能大会 バレンタインチョコレート作り (市民会館) ひな祭り・彼岸法話 新宮元気フェスティバ ル ○お誕生会 毎月 1 回 ○押し花教室 毎月1回 ○音楽療法 週2回 〇木琴クラブ 毎月2回 27 Ⅹ.デイサービスセンター悠久事業計画 <基本方針> ・人としてあるべき姿を追い求め、家族支援にも取り組み、住み慣れた家でその人の暮らしがい つまでも維持出来る様支援します。 ・余暇活動を充実して、笑顔あふれるより充実したデイサービスを目指します。 <人員配置> 職 員 数 職 名 常勤職員 管理者 事務職員 兼務常勤職員 非常勤職員 1 合 計 1 1 1 看護職員 3 機能訓練指導員 3 3 生活相談員 5 5 介護職員 8 4 1 6 4 18 管理栄養士 1 1 調理員 3 3 合 計 9 20 7 ※非常勤職員:4時間程度のパートタイマー 28 36 <悠久委員会活動> (1) 目 的 地域への情報発信や事業計画を円滑に遂行するため、悠久職員で構成する各委員会を設立する。 (2)運営方針 1.職員が各委員会に所属し、委員長を決め運営する。 2.委員会活動報告を月1回行う。 3.行事、広報委員会は法人全体委員会の招集時には悠久の代表として参加する。 委員会 活動内容 ・ 慰問やボランティアの情報収集や受け入れへの取り 地域交流委員会 組み ・ 地域交流イベントの情報収集や参加企画に取り組む 技術向上委員 ・ 自施設の介護技術や接遇力の向上への取り組み ・ 利用様に合った介助方法や自助具等の模索 ・ 行事企画、行事記録の作成 行事委員会 ・ イベント用物品の管理 ・ 法人委員会への参加 ・ ホームページや広報誌の更新や充実 広報委員会 ・ 写真の整理や配布 ・ 法人委員会への参加 美化衛生委員 車両管理委員会 物品管理委員 ・ 安全かつ快適な職場環境作りに取り組む ・ 施設内の清掃や整理整頓の点検 ・ 車両の安全点検や管理 ・ 車イス等の修理改善 ・ 備品や在庫の管理 ・ 低コストへの品質改善等 29 担当職員 深谷 倉本 野田 丸谷 塩地 中尾 尾中 野田 井筒 小綱 峪 倉本 尾崎 片山 丸谷 畑中 竹原 <重点実施項目> (1)在宅生活の維持や家族支援、地域交流の充実 ・中重度高齢者や認知症高齢者の在宅支援・ご家族支援に取り組む。 ・延長時間対応や夕食の提供など、あらゆるニーズにお応えするサービスの提供に務める。 ・ご家族や他事業所の要望に迅速に対応できる体制を整え、在宅支援の充実につなげる。 ・地域のイベント等に積極的に参加して地域交流を深める。 ・慰問やボランティアの積極的な受け入れや参加に努める。 ・悠久の様子や行事等をホームページ「悠久通信」に掲載して地域に発信する。 (2)より充実したサービスの提供 ・落ち着いた入浴時間を楽しめるよう、入浴時間や業務の見直しに取り組む。 ・セレクトメニューやバイキング、野外での食事等の企画など食事への創意工夫に取り組む。 ・ご利用者様に悠久で過ごされている写真をお配りし、思い出を作って頂く。 ・ご家族様や介護支援専門員へのアンケートを実施し、ご家族様や地域のニーズを把握すること で、より充実したデイサービスにつなげる。 (3)充実した余暇活動の提供 ・レクリエーションの知識及び技能や利用者様にもたらす効果等を理解し、一人一人に合わせた レクリエーションの提供を行い、余暇支援の充実につなげる。 ・季節を感じるドライブなど外出企画を計画的に取り組む。 ・絵画教室や工作クラブの継続と内容の充実。 ・新しい行事の企画など、さらなる内容の充実に取り組む。 (4)介護技術の向上と人材育成、組織体制の充実 ・ケアマニュアルの作成と新人研修プログラムを構築し、人事考課制度におけるキャリアパスを 作成する。 ・自立支援に基づく介護技術を身につけ、ご利用者様の尊厳を大切にするケアに努める。 ・認知症を十分理解し、認知症ケアの充実に取り組む。 ・施設内の勉強会の充実や、施設外研修への積極的な参加に努める。 ・ご利用者様やご家族様、職員間等で信頼関係を築ける接遇力を身につけ、働きやすい職場作り に努める。 ・ご家族様や介護支援専門員との連携、計画書や評価モニタリングの充実の為、管理者や生活相 談員の業務改善に取り組む。 30 デイサービスセンター悠久行事計画 < 毎月の行事企画 > ○押し花教室 月 1 回 ○音楽療法 第1・第3金曜日 ○おやつ作り 毎月企画 ○言語療法 月 2 回土曜日 悠久年間行事予定 お花見ドライブ 4月 悠久運動会 工作教室(絵手紙) 10 月 バイキング ハロウィン 屋外にて昼食会(焼きそば、おに ぎり) 新緑ドライブ 5月 秋のドライブ 屋外で昼食会(カレー) 11 月 紫陽花ドライブ 6月 外出支援(ゲームセンター) 12 月 工作教室(染物) 1月 悠久盆踊り大会 2月 初詣ドライブ・獅子舞 工作教室(絵馬) バレンタイン 工作教室(鬼の面) ひな祭り ドライブ(那智山・ねぼけ堂) 3月 工作教室(万国旗) ※他セレクトメニュー2 回 餅つき大会 節分 敬老会 9月 忘年会 新年会 工作教室(団扇) 8月 慰問 クリスマス会 七夕祭り 7月 悠久にて焼き芋大会 工作教室 バイキング 2 回を予定しています。 31 .在宅介護支援センター悠久事業計画 (居宅介護支援事業) 1.基本方針 (1)介護支援専門員、介護福祉士等という専門性を生かし対象者に対してより適切なアセスメン トと援助を行っていく。 (2)各職員が同一の対象者に関する情報を常時共有するよう努力する。 (3)ホーム、デイサービスセンター、ユニット等併設施設職員との情報交換、連携を強化する。 (4)行政を始めとする諸関係機関、団体等との一層有効な連携に努める。 2.実行計画 (1)在宅介護に関する総合相談 (2)保険、医療サービスの情報提供とその積極的利用の為の啓発 (3)保険外サービスの申請代行、利用の連絡調整 (4)福祉用具の紹介、具体的使用方法の相談、助言 (5)住宅改修についての助言 (6)訪問等による在宅介護の方法の相談、助言 (7)在宅介護者の緊急的不在時の対応 (8)相談協力員との情報交換等連絡調整 (9)住み慣れた地域での生活が継続できるよう、身近な生活圏域ごとにサービスの拠点をつ くり支援する 32
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