PDFファイル(おもて) - 大阪大学 未来共生イノベーター博士課程プログラム

~ろう LGBT(性の多様性)の立場から~
みなさんは二重マイノリティという言葉を聞いたことがありますか。そもそも私たちは
マイノリティ(社会的少数者)の問題をどのようにとらえるべきでしょうか。みなさんが
かかわりをもっているマイノリティの問題については、きっとみなさんの中に、それぞれ
の答えがあると思います。 日本社会では個別のマイノリティ問題については、配慮を払う必要があるという考えが
広がってきています。しかし、二重のマイノリティの方々にとって、まだまだ見えない壁
が存在しています。彼ら•彼女らの目からみて、この社会はどのような社会でしょうか。 本講座では、ろうとLGBT※という二つのマイノリティとしての背景をもつ山本芙由
美さんをお招きします。この社会における二重のマイノリティの方々はどのように生活し
ているのか。二重のマイノリティの方々の生活には、どのような見えない壁があるのか。 今回は、情報へのアクセスや利用のしやすさをめぐる困難や、必要な支援についてお話
していただきます。マイノリティが直面する壁を解消し、多様性を力とする社会に変えて
ゆくため、みなさんと一緒に考えたいと思います。 ※LGBT:Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、
Transgender(トランスジェンダー)の略称。
日時/場所
テーマ・内容
6/23(火) 19 時〜21 時 港区民センター 2 階 松竹
「ろう」として、「LGBT」として
生きることとは?
~情報をめぐる問題と必要な支援~
講 師
Deaf—LGBT—Center
山 本 芙由美さん (やまもと ふゆみ) 司会: 大阪大学未来共生プログラム
ボドリ、りさ、SHEI ●対象・定員:先着40名 ※手話通訳あります ●参 加 費 :無 料 ●申 込 :電話もしくはFAX・メールで、住所・名前・連絡先(電話も
しくはファックス番号、メールアドレス)、「阪大生と共に考
える、多様性を力にする社会」とご記入の上、下記まで申し込
みください。 ●申込・問合わせ先:〒552-8510 港区市岡1-15-25 港区役所 協働まちづくり支援課 電話:6576-9787 FAX:6572-9512 メール:[email protected] 主催:大阪大学未来共生イノベーター博士課程プログラム・港区役所 講師:山本芙由美(やまもとふゆみ)
さん 大阪市在住。両親ともにろう者。
セクシャリティはクイア(注1)。
2007 年、兵庫教育大学院で障害児心理学を専攻、
博士前期課程修了。同年夏、後に戸籍婚をする、ろ
う FTM(注2)の諒さんと出会う。2012 年8 月NHK「バリ
バラ」セクシャルマイノリティの回で諒さんと出演。
2013 年 10 月「セクマイの医療・福祉・教育を考える
全国集会」にてろう LGBT 分科会担当。
以降、ろう LGBT サポートブック&動画制作に関わる
など、ろう LGBT 活動を幅広く開拓中。また、性別違
和感を持つ人たちへのピアサポートなども行う。
Deaf-LGBT-Center HP: http://deaf-lgbt-center.jimdo.com
注 1 クイア(Queer):元は英語で差別的に使われる
「変態」の意。最近は当事者がポジティブに自称
する言葉として使われている。
注 2 FTM(Female to Male):女性として生まれ、性自
認が男性の人(男性として生きる/生きたい人)。
<参加する大阪大学大学院生の紹介>
ボドリ:自身も LGBT であり、以前港区と協働で
LGBT セミナーをさせて頂きました。今回も、参加
される皆さまが LGBT について身近な問題として
感じて頂けたらいいなと思っています。
SHEI:法学を勉強しています。市民公益活動に
興味を持っているので、情報ネットワークの活動
として港区の取り組みに参加しています。
りさ:自身は LGBT ではないですが、日米のミッ
クスであり、多様性を尊重する社会の実現に関
心を持っていること、身近にも LGBT の友達がい
ることから、ボドリさんと一緒に港区の皆さまと協
働の活動に参加しています。LGBT の方々を始
め、多様な方々が生きやすい社会を考えていき
ましょう。 SHEI りさ ボドリ <大阪大学と港区役所の協働について> 港区役所は、平成25年度から、大阪大学未来共生イノベーター博士課程プログラムと覚
書を交わして、大学院生の区役所職場への受け入れと、受け入れた大学院生の発案による協
働プロジェクトを実施しています。 昨年度は協働プロジェクトとしてこどもの居場所づくりについての全5回の研修会を行
いました。その結果、研修会参加者から、実際に港区にこどもたちの居場所をつくりたいと
の声が多かったことから、修了生とともに準備を進め、平成27年4月に港区役所と(社福)
大阪市港区社会福祉協議会との共催で、修了生がボランティアとして運営にかかわる「エル
カフェ」というこどもの居場所を開設しました。 本講座は平成27年度の港区と大阪大学との協働プロジェクトの一環として実施してお
り、講座参加者とともに、LGBTをはじめとした様々な人々が、その個性と能力を発揮で
きる社会づくりについて考え、実際にどのような取組みが可能かについての検討を行ってい
きます。