名 川崎市 55 - かわさき水ビジネスネットワーク

会
員
住
名
川崎市
所
川崎市川崎区宮本町1
(川崎市内拠点)
ウ ェ ブ サ イ ト
【川崎市】http://www.city.kawasaki.jp/index.html
【川崎市上下水道局】
http://www.city.kawasaki.jp/800/cmsfiles/contents/0000035/35839/
担当部署・氏名
上下水道局経営管理部経営企画課 岡村 弘幸
連
044-200-3739
絡
先
[email protected]
川崎市は、日本の高度経済成長期に深刻な公害を経験しました。し
かしながら、企業、市民、行政が協力して公害を克服してきました。結
果として、川崎市には様々な環境技術が集積しており、このような特
徴を活かし、環境技術による国際貢献に取り組んでいます。
1970年
前後
現在
会
社
概
要
川崎市上下水道局では、水道事業、工業用水道事業、下水道事
業という3つの大規模な水関連事業を経営しています。
¾ 水道事業概要 (2013年度)
給水人口
1,453,372 人
給水能力
815,600 m3/日
配水管延長
水道料金収入
2,398 km
約244億円
¾ 工業用水道事業概要 (2013年度)
給水会社・工場数
給水能力
58 社81 工場
520,000 m3/日
配水管延長
46 km
水道料金収入
約70億円
¾ 下水道事業概要 (2013年度)
55
処理人口
1,444,545 人
管きょ延長
3,090 km
処理能力
918,000 m3/日
使用料収入
約226億円
水関連の技術、製品、ノウハウ
海外展開への取組
■ 上下水道分野における国際展開の実施方針
川崎市では、2012年5月に「上下水道分野における国際展開の実施方針」を策定し、
「官民連携による国際展開」と、「技術協力による国際貢献」を通じて、世界の水環境改善
への貢献を目指しています。
実施方針の概念図
基
本
目
標
国際展開の推進による世界の水環境改善への貢献
期待する効果
基
■ 世界の水環境の改善
■ 水ビジネスの海外展開
■ 上下水道事業の持続的経営
本
基本方針1
官民連携による国際展開
方
針
基本方針2
技術協力による国際貢献
■ 官民連携による国際展開
川崎市では、2009年にNEDO「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」への協力を
開始して以降、官民連携による国際展開を推進しており、2012年8月には官民連携を
より一層推進するため、「かわさき水ビジネスネットワーク」を設立して取組を進めていま
す。詳しくは1~3ページを御覧下さい。
■ 技術協力による国際貢献
川崎市では、長年にわたって培ってきた上下水道の事業運営の技術・ノウハウを活か
して開発途上国等の上下水道事業体に技術支援を進め、上下水道を通じた健全な水循
環の構築と対象地域の社会・経済発展への貢献を目指しています。
¾ 専門家としての職員派遣
川崎市では、1991年以降JICAを通じて職員を開発途上国へ派遣し、技術支援を
行っています。近年では次のプロジェクトに参加しています。
9 ラオス国水道公社事業管理能力向上プロジェクト (JICA: 2012- )
J
ラオス国内の水道公社に対し中長期的視野に基づく
事業管理能力の強化を図るため、さいたま市、埼玉県、
横浜市と共に短期専門家としてのべ7名の職員を派遣。
また、ラオスからの研修生も2回川崎市に受け入れ、
講義・視察を実施 .
水道公社でのヒアリング
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水関連の技術、製品、ノウハウ
海外展開への取組
9 ラオス国水道公社事業管理能力向上プロジェクト (続き)
現場調査の技術支援
中長期計画策定に向けた
OJT活動
.
浄水場担当者へのOJT活動
9 ベトナム・ホーチミン市下水管理能力開発プロジェクト
(JICA: 2009-2010)
ホーチミン市の下水道管理能力向上のため、短期専門家
としての職員の派遣と研修生の受入れを実施
9 ブラジル・サンパウロ無収水管理プロジェクト
(JICA: 2008-2010)
さいたま市に協力し、無収水の削減による水資源の有効
活用を目的に短期専門家を派遣
ベトナム・ホーチミン市の
下水処理場での技術支援
¾ 研修生・視察者の受入れ
2011年度以降、JICAや水関係団体、かわビズネット会員等を通じ38か国・地域から
418名の研修生・視察者が上下水道施設を訪問し、川崎市では上下水道事業に関する
講義や現場視察を実施しています。また、多言語対応のパンフレットやDVD、音声ガイド
等を導入し、研修生・視察者の理解が深まるよう取り組んでいます。
南アフリカからの研修生の視察
研修生に対する漏水修理の講義
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外国語対応の
事業概要、
施設パンフレット
(主に日・英・中)
水関連の技術、製品、ノウハウ
海外展開への取組
下水道分野の海外展開拠点都市
ラオスからの研修生の視察
南アフリカからの研修生の視察
(長沢浄水場)
(入江崎水処理センター)
水・環境ソリューションハブ(WES Hub)
は、国土交通省の協力の下、日本の水・環境イ
ンフラに関する政策と技術を海外に積極的に提
供していく都市による連合体です。
川崎市は、国土交通省からWES Hubのハブ
都市として2013年3月に認定されました。入
江崎水処理センターを「水環境技術のショー
ケース」として活用しながら、下水道技術の海
外への情報発信と、水ビジネスの促進を目指し
ています。
イラン副大統領の視察
研修生に対し浄水処理の
講義を実施
入江崎水処理センター
外国語対応の
事業概要、
施設パンフレット
(主に日・英・中)
カンボジア環境大臣の視察
中国・瀋陽水務集団との技術交流
川崎市上下水道局と中国・瀋陽水務
集団有限公司は、長年にわたる川崎市
と瀋陽市の友好関係に基づき、上下水
道分野における友好交流と互恵的協力
関係の構築を目的として「川崎市上下
水道局と瀋陽水務集団有限公司の友好
協力協定」を2012年5月に川崎市で締
結しました。
上下水道分野の技術の交流・協力等
を目的に職員が交互に両都市を訪問し、
瀋陽市での水質
上下水道分野等の情報提供、意見交換
分野の技術交流
を行っています。
川崎市マイクロ
水力発電の視察
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