袋井市総合体育館PFIアドバイザリー業務 特記仕様書 1 業務委託対象

袋井市総合体育館PFIアドバイザリー業務
特記仕様書
1 業務委託対象事業の概要
(1) 業
務
名:
平成 27 年度~28 年度 袋井市総合体育館PFIアドバイ
ザリー業務委託
(2) 業 務 期
間:
契約締結日の翌日から平成 29 年3月 31 日まで
(3) 対象施設の概要:
所在地
静岡県袋井市久能 1725-1 ほか
敷地面積
約 37,000 ㎡
用途地域
第一種住居地域
※特別用途地区の指定と建築条例(規制緩和)の制定を予定して
いる。
防火指定
なし
建ぺい率/容積率
60%/200%
2 業務委託の目的
袋井市(以下「市」という。
)は、民間活力の導入による総合体育館(以下「本施設」
という。
)の効率的・効果的な整備・運営維持管理を行う目的から、公募等の方法により、
本施設の設計・建設・維持管理・運営業務を一体的に行わせる民間事業者を選定し、
(仮
称)袋井市総合体育館整備・運営等PFI事業(以下「本事業」という。
)を一体的に実
施させることを計画している。
本事業を実施させる民間事業者を募集し、選定するにあたり、本事業の推進を支援する
に足る高度な技術力を有し、かつPFI等の民間活用型事業手法(PFI、DBO、その
他手法)に関する幅広い知識及び高度な専門的能力を有し、課題分析及び解決を的確に行
う専門家の支援を受けることにより、本事業を、適性かつ確実に実施するために、標記業
務を委託するものである。
3 業務委託の内容
(1) 事業計画の検討
袋井市総合体育館整備構想及び袋井市総合体育館基本計画、PFI導入可能性調査の
内容を精査し、下記に関する事業概要等を整理する。
ア
袋井市総合体育館整備構想及び袋井市総合体育館基本計画、PFI導入可能性調
査の精査
イ
事業期間、事業範囲の検討
-1-
ウ
事業方式の設定
エ
事業者選定方式の検討(総合評価一般競争入札/公募型プロポーザル方式)
オ
袋井市総合体育館基本計画(P33 下段)に掲げる留意点についての検討
カ
周辺道路の交通処理の検討
(2) 実施方針の策定・公表に係る業務
ア
実施方針(案)の策定
上記(1)の検討内容に基づき、PFI法第5条に規定される実施方針を作成する。
イ
実施方針の公表に係る支援
実施方針を公表するにあたり、PFI法をはじめとする各種法令を踏まえ、市
が必要とする支援を行う。
ウ
実施方針への質疑応答への支援
公表された実施方針に関し、民間事業者から提出された質問及び意見を整理し、
質問に対しては回答(案)を作成する。
(3) 特定事業の選定・公表に係る業務
ア
概算施設整備費の精査
PFI導入可能性調査における概算施設整備費の精査及び再算定を行う。
イ
VFMの精査
PFI導入可能性調査におけるVFM算定結果について、実施方針等を踏まえ
てVFM算定条件及び算定過程を精査し、VFMの再算定を行う。
ウ
予定価格の設定
上記①及び②に基づき、本事業予定価格を算定する。
エ
特定事業の選定(案)の策定
VFMの精査を踏まえ、本事業を特定事業として選定する理由を整理し、PF
I法第7条に基づく特定事業の選定に関する公表文書案を作成する。
(4) 事業者の募集・選定に係る業務
ア
入札説明書(又は募集要項)(案)の策定
本事業の事業者を募集する入札手続きについて、本事業の事業概要、事業スケ
ジュール、応募者の参加資格要件、提案書の作成要領、リスク分担、提案金額の
算定方法等を整理し、入札説明書(又は募集要項)を作成する。
イ
要求水準書(案)の策定
本事業で整備する総合体育館についての設計及び建設に係る要求水準、及び供
用開始後の運営・維持管理に係る要求水準について、民間事業者の創意工夫の発
揮を意図した性能発注の視点に留意して検討を行い、要求水準書を作成する。
-2-
ウ
事業者選定基準(案)の策定
事業者の選定方法の検討をおこなうとともに、選定を行うにあたり審査を実施
するための、審査項目、審査項目ごとの評価の視点・配点、審査方法等を検討し、
事業者決定基準を作成する。
エ
応募者提案様式(案)の策定
参加資格の確認に関する提出書類及び事業者の提案書の様式について必要な記
載事項等を整理し、様式集を作成する。
オ
応募者等よりの質疑への対応、回答書策定
公募開始時に公表した資料(入札説明書、様式集、要求水準書、契約書案、基
本協定書案及び落札者決定基準等)に関し、民間事業者から提出された質問を整
理し、関係各課等の意向を踏まえ、質問に対する回答書案を作成する。また、必
要に応じて入札説明書等の修正を行う。
カ
モニタリング方法の検討
本事業におけるモニタリング方法(モニタリング項目、手法等)について検討
する。
キ
その他必要な資料の策定
(5) 契約書の作成と締結交渉に係る業務
ア
基本協定書(案)
、事業契約書(案)の策定
実施方針のリスク分担表、並びに実施方針に対する民間事業者からの質問・意
見等を踏まえ、民間事業者の履行業務内容、サービス購入料支払、契約の終了及
び債務不履行、法令変更及び不可抗力発生時の取扱い等を検討し、事業契約書(案)
を作成する。併せて、選定事業者の設立する特別目的会社の設立・出資に関する
条件、事業契約締結までの手続等を検討し、基本協定書(案)を作成する。
イ
契約等の締結に係る支援(質疑への対応等)
選定された民間事業者と本市の契約締結に向けて、契約書(案)についての最
終的な疑義を調整し、本市と民間事業者の契約締結に関する支援を行う。
ウ
弁護士による支援
契約書(案)の作成や選定事業者との契約の締結にあたり、専門的な助言を受
けるために、PFI事業の経験を有する弁護士の協力を得て、必要となる支援を
行う。
エ
その他必要な支援
(6) 事業者選定審査委員会(以下「審査委員会」という。
)の運営支援
民間事業者選定に係る審査委員会の運営について適切なアドバイスを行うとともに、
下記に関する業務を支援する。
-3-
ア
審査委員会の委員選定の支援
イ
審査委員会資料の作成
ウ
審査委員会運営支援(必要資料の策定・提出、委員よりの質疑への対応、応募者
ヒアリング対応、審査講評案の策定等)
エ
その他必要な支援
(7) 事業者提案の審査支援
ア
提案書の整理及び審査支援資料の作成
応募者から提出された提案書の審査を支援するための審査補助資料を作成する。
また、審査委員会における審査結果を踏まえ、審査講評の作成を支援する。
イ
事業者提案に基づくVFMの算定
選定された事業予定者の提案内容を踏まえて、事業者提案に基づくVFM算定
を行い、審査結果に係る公表資料を作成する。
(8) その他PFI事業を実施するにあたり必要な一切の業務
4 提出書類
受託者は本業務の遂行にあたり、下記の書類を提出しなければならない。
(1) 着手届
(2) 業務担当者名簿および履歴、工程表、協力企業一覧
(3) 完了届
(4) 成果品
ア
業務実施報告書 ················································································· 3部
イ
事業概要書(案) ·············································································· 1部
ウ
実施方針(案) ················································································· 1部
エ
事業者募集要項(案)
(提案書様式を含む) ··········································· 1部
オ
要求水準書(案) ·············································································· 1部
カ
提案審査基準書(案) ········································································ 1部
キ
事業者提案概要書(技術的評価を含む) ················································ 1部
ク
契約関係書類
(基本協定書(案)
、事業契約書(案)等) ··········································· 1部
ケ
審査講評(案) ················································································· 1部
コ
上記に係る電子データを収録した電子メディア······································· 一式
(5) その他必要な書類
-4-
5 業務の期間
契約締結日の翌日から平成 29 年3月 31 日まで
(契約締結予定日
平成 27 年7月 21 日)
6 その他
(1) 業務打合せ・市場調査・議事録
本業務の実施にあたり必要とされる打合せ・市場調査を行うこととする。また、受託
者は打合せ、協議事項の内容の議事録を作成し、市に提出ものとする。
(2) 関係法令等の遵守
受託者は、本業務の実施にあたり関係する法令等を遵守しなければならない。
(3) 守秘義務
受託者は、本業務により知り得た一切の情報を市の承諾を得ずに第三者に漏らしては
ならない。
(4) 貸与資料
本業務に必要な資料は原則として受託者が収集するものとするが、本市が保有するも
ので本業務の遂行に必要とする資料については貸与する。また、業務に必要なデータを
貸与する場合、受託者は破損、紛失、盗難等の事故がないよう管理するとともに、業務
完了後速やかに本市に返却しなければならない。
(5) 成果品の帰属
本業務による成果品の著作権等は、すべて本市に帰属するものとする。また、本市に
承諾なしに他に公表、貸与または使用等をしてはならない。
(6) 疑義等
本仕様書に定める事項および本業務遂行上疑義が生じた場合は、速やかに本市と協議
し、指示に基づいて業務を遂行すること。
(7) 支払い方法
完了払いとする。
(8) その他
本業務の受託者および協力会社は、当該PFI事業に応募または参加することができ
ない。
以 上
-5-