こんにちは！城西病院です 6月号第048号平成27年5月1日発行名古屋市中村区北畑町四丁目1番地偕行会城西病院総務課長新屋紀仁ＴＥＬ 052-485-3777 対談「神経内科の現状と城西病院での展望」院長勢納八郎×名誉院長錫村明生（神経疾患センター長）勢納：それでは、錫村先生、自己紹介をお願いします。錫村：名古屋第二日赤病院で神経内科の研修後、名古屋大学病院等で経験を積み、アメリカのペンシルバニア大学に4年間留学しました。また、2001年から名古屋大学の環境医学研究所で免疫性神経疾患の発症機序に関する研究を行い、県立多治見病院等でも神経内科を専門に診療していました。勢納：免疫性神経疾患とは、どのような疾患でしょうか？錫村：神経系にも自己免疫の病気があり、体内の免疫細胞によって、組織が攻撃されてしまいます。代表的なのは多発性硬化症、重症筋無力症、末梢神経の自己免疫ではギランバレー症候群です。これらは、現在、治療薬でかなり治るようになっています。神経疾患の中でも治らないイメージはありますが、現在は十分治せます。勢納：今までは、原因不明で治療困難な神経難病が、治療薬の進歩でかなり治るようになったということですね。次に錫村先生のご専門は、神経難病ということで宜しいでしょうか？錫村：そうです。勢納：どのような症状の患者さんに城西病院へ来て頂きたいでしょうか？勢納：なるほど。認知症も神経内科ということですね。先生のご専門は、神経内科の中でも免疫に関連した神経難病でしたね。今回の対談では、神経内科に対する先生のお話しを聞くことができました。それでは、最後に、地域住民の方にメッセージをお願いします。錫村：神経内科は、日本ではマイナーであり、医師でもどのような患者を神経内科に紹介したらいいのか迷うこともありますが、アメリカやヨーロッパでは非常に進歩しており、内科とは切り離された診療科、学問です。この地域は、私が医師として経験した40年の中でも、診たことのない症例が２～３件あるぐらいですから、神経内科の需要は多いと思います。困ったら、神経内科を受診していただき、治療できるものは治療して、治療できない、治療薬のないものについてはどのように対処していくかご家族の方とも相談して、対応したいと思います。勢納：先生が赴任して2週間ですが、珍しい症例があったのですね。今後は、私達医師も困ったことがあれば、神経内科に相談します。本日はありがとうございました。市民公開講座予定＜参加無料＞ ■ 6月11日（木）15:00～「ピロリ菌と胃がん」錫村：手足が動きにくい、めまい、ふらつき等の症状を持つ患者さんや末梢神経の場合、手足のしびれ、痛みでお悩みの患者さんです。椎間板ヘルニア等の患者さんも私から整形外科、脳外科へ紹介できます。ピロリ菌ってご存知ですか？実は胃がんにも関係してくる菌なんです。当院の矢野医師が、わかりやすくご説明します!! 勢納：なるほど。神経内科は脳から脊髄、末梢神経、筋肉まで取り扱うので、まず、神経内科で受診ということですね。また、神経内科を受診後、整形外科や脳外科へ紹介も可能ということですね。「寸劇【施設がいろいろあってわからない？】錫村：ストレスや鬱による手足のしびれ、食欲低下等の症状の患者さんも神経内科から心療内科や精神科へ紹介できます。まず、神経内科を受診してください。勢納：わかりました。続いて、認知症については、どうですか？錫村：日本で一番多い認知症は、アルツハイマー型認知症あり、その他にも多種多様な認知症がありますが、それらを診断するのは神経内科です。中には、脳外科で手術すれば治る認知症もありますが、それらの認知症も、まず、神経内科でスクリーニングして脳外科へ紹介できます。それから、認知症は、今まで治療困難でしたが、最近は多様な治療薬があり、治るとまではいかなくても認知症の進行をかなり食い止めることができます。あたり縁っ紡たがと一ぐう言ちゃりん吾郎新皆年「今の度年口こぐそせち」ゃりん吾郎飲待食体ったに重を計かける猪井年秋 ■ 7月9日（木）15:00～～介護保険博士と城西病院一座～登場！」サ高住、老健、特養……。施設は色々あるけれど、違いって分かりづらいですよね。寸劇を通して城西一座がお伝えします。お楽しみに!! ■ 8月20日（木）15:00～「納涼コンサート」毎年恒例の名音大による納涼コンサートです。今年はどんな演奏なのでしょうか。是非お越しください！ ※当院では1階ロビーにて毎月第4金曜日11時30分からピアノ演奏会を行っています。プロの演奏家が奏でる音色をお楽しみ下さい。※ 今月は5月22日（金）です。 ※5月14日(木)15：30～、１階総合相談窓口にて司法書士、行政書士による無料相談会を開催しますので、お気軽にお越しください。城西病院ではみなさまの川柳をお待ちしております。秀逸な作品はロビーにて掲示させて頂きます。医療法人偕行会偕行会城西病院〒453-0815 名古屋市中村区北畑町4-1 TEL 052-485-3777 FAX 052-485-3773 インターネットの情報もご覧ください http://www.kaikou.or.jp/jyousai お電話で診療のご予約ができます診療予約センター 052-485-3737 祝日除く月-金曜 8:30～17:00 ◆ 外来診療のご案内 ◆ 5月1日より午前 9:00-12:00 午後 13:30-15:00 外来診療月火水木金内科午前澵井・佐藤勢納・矢野勢納・水野澵井勢納神経内科午前錫村錫村ーーー総合診療午前ーー岸川岸川岸川午前高山高山高山高山高山午後高山高山高山高山高山午前三井三井三井三井加藤午後ーーーーー整形外科眼科 ★診療予約センター ★窓口受付時間 052-485-3737(8:30-17:00土日祝除く) 午前11：30まで午後14：30まで救急外来診療に関するお知らせ城西病院の救急は、名古屋共立病院で24時間お受けしておりますので、ご安心ください。診察券番号が共通ですので、名古屋共立病院に一度もかかったことのない場合も安心して診療を受けることができます。私、岸川が当院の職員で、キラリと光る人を紹介します!!! 24回目は、看護師白髭愛さんです。 Q1.自己紹介をお願いします。白髭愛です！今年の４月に城西病院に入職しました！３月に看護専門学校を卒業しました。患者さんにとって過ごしやすい病院だということと、療養型の慢性期病院だということでぜひ働きたいと思いました。 Q2. なぜ療養型の慢性期病院で働きたかったのですか？自分の性格に合っていると感じたからです。もともと、焦って事を急ぐよりも、落ち着いて、物事にしっかり取り組むことの方が好きです。なので、急性期病院よりも療養型の慢性期病院を希望しました。また、城西病院は職員にとっても働きやすいと聞いていたので、応募しました。 Q3. 将来の夢はなんですか？１日も早く一人前になることです！まだまだ、先輩たちに迷惑をかけてばかりです。少しでも早く、一人前の看護師になって、城西病院の戦力になりたいと思います。これからもよろしくお願いします。岸川Drより学校を卒業したばかりの看護師は、気持ちが焦って急性期病院や大きな総合病院を希望しがちです。しかし、私は、白髭さんが自分の性格に合った城西病院を選んでくれて非常に嬉しいです。ぜひ城西病院で頑張ってください。応援しています。医療法人偕行会偕行会城西病院