薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会

〓△
△
〓彗
昴
会
部
締
生 二次
衛第
品
食 品事
]薬
事
薬 医議
1.開
平成 27年 5月 28日
厚生労働省専用第23会 議室
午後 5時 から
'
2.審 議 事 項
議題 1
医 薬品オラネジン消毒液1.5%、
同液1.5%消
毒用アプリケータ10mL及び同液
1.5%消
ケータ25mLの生物由来製品及び特定生物由来製品の指定
毒用アプリ
の要否、製造販売承認の可否、再審査期間の指定並びに毒薬又は劇薬の指定
の要否について
(資料 阻 1-1)
(資料 阻 1-2)
薬 品ゾシン静注用 2.25、同静注用 4.5及び同配合点滴静注用 バッグ4.5の
議題 2 医
製造販売承認事項 一 部 変更承認 の可否及び再審査期 間 の指定について
(資料 NQ2)
薬 品ハーボニー 配合錠 の生物 由来製 品及び特定生物 由来製 品の指定 の
議題 3 医
要否、製造販売承認 の可否、再審査期 間の指定並びに毒薬又は劇 薬の指定 の
要否 について
(資料 NQ3)
薬品プラケニル錠 200 mgの 生物 由来製 品及び特定生物 由来製 品の指定
議題 4 医
の要否、製造販売承認 の可否、再審査期間 の指定並 びに毒薬又は劇薬 の指 定
の要否 について
(資料 随4)
薬 品オフェブカプセル 100mg及 び同カプセル 150mgの 生物 由来製品及 び
議題 5 医
特定 生物由来製品の指定 の要否、製造販売承認 の可否、再審査期 間の指定
並びに毒薬又 は劇薬 の指定 の要否 について :
(資料 阻 5)
薬 品アコアラン静注用 600の 生物 由来製品及び特定生物由来 製 品の指定
議題 6 医
の要否、製造販売承 認 の可否、再審査期間の指定並びに毒薬又は劇薬の指定
の要否 について
(資料 M6)
薬品ヤー ボイ点 滴静 注液 50mgの 生物 由来製品及 び特定生物 由来製品の
議題 7 医
指定 の要否、製造販 売承認 の可否、再審査期 間の指定並 びに毒薬 又は劇薬の
指定 の要否について
(資料 血 7)
薬 品ファリーダックカプセル10mg及 び同 カプセル15mgの 生物 由来製品及
議題 8 医
び特定生物 由来製 品の指定 の要 否、製造販売承認 の可否、再審査期間の指
定並びに毒薬又は劇薬 の指定の要否 について
(資料 阻 8)
薬品ベル ケイド注射用 3mgの 製造販売承認事項 一 部変更承認 の可否及び
議題 9 医
再審査期間の指定 について
`
(資
料 NQ9)
議 題 10 セ
リチニプを希少疾病用 医薬品として指定することの可否 について
(資料阻 10)
Pl
3.報 告事 項
二
医 薬品注射用エンドキサン100Mg及び同500mgの製造販売承認事項 部変
議題 1
更 承 認 について
議題 2
(資料 雌 11)
タケダ」1%並 びにプレドニン錠
タケダ」5mg及 び同 散 「
医 薬 品プレドニゾロン錠 「
一
5mgの 製造販 売承認事項 部変更承認 について
(資料 血 12)
議題 3 医 療用 医薬 品の再審査結果 について
(資料 雌 13-1)
(アロマシン錠 25mg)
料 阻 13-2)
(注射用ノボセプン‖静注用lmg、同静注用2mg、同静注用5mg) (資
議題 4 医 薬 品の承認条件について
(ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0,8mL)
(タルセバ錠25mg、 同錠 100mg)
下三 てネクサバール薔ワ仄ng)
(資料血14-1)
(資料雌14-2)
で聾
罫判肛14-3)
4.そ の他
ヴ アクセムヒブ水性懸濁注に係る部会後の対応について
議題 1
5.閉
│
P2
会
(資料血15)
´
販売名
(会社名)
会社名
効能 ・
効果等
成分名
備考
認認 認
一
一 一
変変変
オラネキシジ 手術部位 (手術野)の皮膚の響
/グルコン酸 毒を効能 。
効果とする新有効成
負
分含有医薬品
8年
ツゾ′`
クタム/ 発熱性好中球減少症の効能 ・
」ペ ラシリン 効果を追加とする新効能 。
新用
k和 物
量医薬品
4年
毒・
劇薬
体剤
原理
承承承
た鵬薬品工業
開
販販販
ゾシン静注用2.25
同 静 注用4.5
同 配 合点滴静注用バ ッグ4.5
製興興
審議
興 製 興
オラネジン消毒液1.5%
閣大塚製薬 工
同 液 1.鴨消毒用アプリケータ10mL
場
ー
同 液 1.5%消毒用アプリケ タ25mL
販販販
審議
製造 ・
輸
入。
製販
別
蝸
離
審議 ・
報告
一
効
平成27年 5月 28日 医薬品第 二 部会審議 品目・
報告品 目一覧
非該当
非該当
京体:非該当
製剤:非該当
セログループ1(ジェノタイプ1)
プラケニル錠 200 mg
サノフィ佛
襲 販
承
認
31F
有効成分含有医薬品 。
新医療
用配合剤
承 認
エリテマトーデス、全身性
ヒドロキシクロ 皮膚
エリテマトニデスを効能 。
効果と
ロキン硫酸塩
3年
10年
原体 : 劇薬
( 指定予定)
製剤 : 劇薬
( 指定予定)
ヤンセンファー
マ腑
書議
塩野義製薬い
変
変変
500mg
一
一一
同
理 製
と射用エンドキサン100mg
製 販
販販
晟告
用3甲g
分含有医薬品
ドルテゾミブ
マント
ル細胞リンパ腫の効能 。
助果を追加とする新効能 。
新用
駄医薬品
懇性リンパ腫の自党的並びに
シクロホスファ 也覚的症状め緩解を効能 ・
効
ミド水和物
新用量医薬
果とする新効能 。
こ速審
査
島
プレドニゾロ
ン
悪性リンパ腫及 び類似疾患
(近縁疾患)を効能 ・
効果とす
る新効能 。
新用量医薬品
こ速審
査
非該 当
非該 当
10年
原体 :劇薬
(指定予定)
製剤 :劇薬
(指定予定)
10年
原体 :劇薬
(指定予定)
製剤 :劇薬
(指定予定)
10年
原体:毒薬
(指定済み)
製剤 :毒薬
(指定済み)
原体 :劇薬
(指定済み)
製剤 :劇薬
(指定済み)
体剤
原製
一一一
変変変
販販販
タケダ」5mg
⊃プレドニプロン錠「
タケダ」1%
散 「
a
同
Эプレドニン錠5mg
製製製
報告
30武 田薬品
工期
Э塩野義製薬
榊
体剤
京製
ベルケイド酬
誓発又は難治性の多発性骨疑
'ヾ
ノビノスタッ
置を効能 ・
効果とする新有効成
ヽ
乳酸塩
疾医
ノパルテ ィス
ファーマ輔
詩 廣 襲
書議
ファリーダックカプセル10mg
同 カ プセル15mg
認
イビツムマブ 限治切除不能な悪性黒色腫を
(遺伝子組換 助能・
効果とする新有効成分
え)
含有医薬品
疾医
少用品
承
帝 廣 薬
製 販
疾医
少用品
マイ
プリストル ・
ヤーズ佛
希 膚 薬
ヤーボイ点滴静注液50mg
3年
疾医
少用品
書議
認
秒潮鶏
承
ニンテダニプ
・
エタンスルホ 時発性肺線維症を効能 効果
ヒする新有効成分含有医薬品
ン酸塩
先天性アンチトロンビン欠乏に
基づく血栓形成傾向、アンチト
アンチトロンピ ロ
ンピン低下を伴う播種性血管
ン ガンマ(遺
内凝固症候群 (DIC)を効能 。
伝子組換え)
効果とする新有効成分含有医
薬品
認 認
製 販
承 承
協和発酵キリン
腑
販販
戸コアラン静 注用600
製製
藤議
認認
承承
製 製
日本ベーリン
ガーイングルハ
イム婦
販販
オフェプカプセル100mg
同 カ プセル150mg
非該当
非該当
原体 :毒薬
(指定予定)
製剤 :毒薬
(指定予定)
する新有効成分含有医薬品
書議
京 製
書議
ギリアド・
サイエ
製 販
ンシズ腑
ヽ―ボニー配合錠
体剤
審議
レジパスビル のC型 慢性肝炎又はC型 代償
アセトン付加 性肝硬変におけるウイルス血 優先審
物/ソホスプ ピ 症の改善を効能 ・
効果とする新 査
非該当
非該当
P3
申請 品 目の 概 要
申 請
者
゛ ゛・ エ ゛
ス
キリ
アト サインシ
株式会社
一
般
名
効 能
・効 果
用 法
・用 量
販
売
取扱 い
名
ハ ー ボ ニ ー配合錠
新規承認
部会 :審議/分 科会 :報 告
レジパスビル アセトン付加物/ソ ホスブビル
セ ログループ 1(ジ ェノタイプ 1)の C型 慢性肝炎又 は C型 代償性肝硬変におけるウイ
ルス血症の改善
通常、成人には 1日 1回 1錠 (レジパ スビル 90mg及び ソホスブ ビル 400mgを含有)を
経 口投与 し、投与期間 は 12週 間 とす る。
申 請 年 月 日
平成 26年 9月 24日
再 審 査 期 間
8年 (新有効成分含有医薬品)
承
認
条 件
市販直後調査 、RMP
そ
の
他
優先審査
[対象疾患]
C型 慢性肝炎 とは、C型 肝炎 ウイ ルスの感染 によ り、 6ヶ 月以上 にわたって肝臓 の
炎症 が続 き、細胞 が壊れ て肝臓 の働 き が悪 くな る疾患。
初期 には ほ とん ど症状 はないが 、放置 してお くと、長 い経過 の うちに肝硬 変や肝
がんに進 行 す る。
日本 の C型 慢性肝 炎患者 の 70∼80%が ジ ェ ノタイプ 1型 、20∼30%が ジ ェ ノタイ
プ 2型 とされて い る。
国 内 の C型 慢性 肝 炎 及 び C型 慢 性肝硬 変 患者 (いずれ も ジェ ノタイ プ 1)の 患
者 数 は約 26万 人 と推 定 され て い る。
[開発 の経緯]
SOF単 剤 (販売名 :ソ バ ル デ ィ錠 400mg)は 、 リバ ビ リン との併用 に よ り、 ジェ ノ
タイプ 2の C型 慢性肝炎及 び C型 代償性肝硬 変 に対す る適 用 にて 、2015年 3月 26
日に承認 されて い る。
概要
今般 、C型 慢性肝 炎患者及 び C型 代償性肝硬 変患者 (ジェ ノタイプ 1)を 対象 と
した本剤 の 国内臨床試験成績 が 得 られた こと等 か ら、本剤 の製造販 売承認 申請 が
行 われた。
[作用機序 `特 徴]
L D V 及 び S O F は 、C 型 肝 炎 ウイ ル ス の 複 製 に 関 わ る N S 5 A 及 び N S 5 B ポ リメ ラ ー ゼ を
それぞれ阻害す ることにより、 ウイル スの増殖 を抑制す る。
本剤は、LDV 90mg及び SOF 400mgを有効成分 として含有す る配合剤。
[類薬]
・ ジ ェノタイプ 1の C型 慢性肝炎及び C型 代償性肝硬変 に適用を持ち、イ ンター フ
ェロン (IFN)を併用 しない経 口薬 として、ダクルイ ンザ錠 (ダクラタス ビル塩酸
塩)及 びスンベ プラカプセル (アスナプ レビル)が 、また、 ジェノタイプ 1の C
型慢性肝炎に適用を持 ち、IFNを 併用する経 日薬 として、テラ ビック錠 (テラプ
レビル)、 ソブ リアー ドカプセル (シメプ レビル)、バニヘ ップカプセル (バニプ
[臨床上の位置づ け]
・ C型 慢性肝炎及び C型 代償性肝硬変 (いずれもジ三ノタイプ 1)に 対す る新たな
治療選択肢 の下つ とな り得 る。
[海外 の開発状況]
・ 平 成 27年 2月 現在、米国及 び欧州を含む 34カ 国で承認 されて い る。
J_
申請 品 目の 概 要
申
請
者
サ ノフ ィ株式会社
一
般
名
効 能 ・効 果
販
売
取扱 い
名
新規
プ ラケ ニ ル 錠 200 mg
部会 :審 議/分 科会 :報 告
ヒ ドロキシク ロロキ ン硫酸塩
皮膚エ リテマ トーデス、全身性エ リテマ トーデス
通常、 ヒ ドロキシク ロロキ ン硫酸塩 として 200∼400 mgを 1日 1回 食後 に経 口投与す
る。
│
ただ し、 1日 の投 与量はブ ロー カ式桂 変法 によ り求 め られ る理想体重 に基 づ き下記 の
用量 を経 口投与す る。
1.理 想 体重 が 46 kg未 満 の場合
ヒ ドロキシク ロロキ ン硫酸塩 として 、 1日 1回 1錠 (200 mg)を 経 口投 与す る。
2.理 想 体重 が 46 kg以 上 62 kg未 満 の場合
・用 量
用 法
ヒ ドロキシク ロロキン硫酸塩 として 、1日 1回 1錠 (200mg)と 1日 1回 2錠 (400mg)
を 1日 お きに経 口投与す る。
3。理想体重 が 62 kg以 上の場合
ヒ ドロキ シク ロロキ ン硫酸塩 として 、 1日 1回 2錠 (400 mg)を 経 口投 与す る。
[ブ ロー カ式 桂変法 による理 想体重 の算 出方法]
申 請 年 月 日
男性患者 の理想体重 (kg)=(身
長 (cm)-100)×
0。
9
女性 患者 の理想 体重 (kg)=(身
長 (cm)-100)×
0。
85
平成 26年 8月 8日
再 審 査 期 間
8年 (新有効成分含有医薬 品)
承
認
市販 直後調査 、RMP
そ
の
条
件
他
医療上の必要性 の高い未承認薬 ・適応外薬検討会議による開発要請品 目
[対象疾患]
エ リテマ トーデスは、皮膚症状 を主体 とし、臓器等 に炎症の症状 が現れる自己免
疫性結合組織疾患 の総称 であ り、皮膚症状を主体 とす る皮膚 エ リテマ トーデ ス
(CLE)と 、皮膚症状のみならず、発熱、関節痛、 口腔潰瘍、 日光過敏、貧血 、タ
ンパ ク尿等 の様 々な全身症状を伴い、多臓器に障害を及 ぼす全身性 エ リテマ トー
デ ス (SLE)が ある。
本邦における SLE患 者は約 6万 人t CLE患者は約 24万 人 と推定 され る。
概要
[開発 の経緯]
本剤 の有効成分 である ヒ ドロキシク ロロキン硫酸塩 は、抗炎症作用 、免疫調節作
用、抗マ ラ リア作用、細胞増殖抑制作用等を有する化合物である。
海外 の教科書及び診療ガイ ドライ ン等 において、本薬は CLE及 び SLEに 対す る標
準的治療薬 として位置付けられてい る。
本邦 では、 ク ロロキンを有効成分 とす る経 口剤 (本剤 とは異なる製剤)が 製造許
可 され、マ ラリア、関節 リウマチ等に対 し使用 されていたが、高用量での使用 に
よ り網膜症 を発 現す ることが国内外 か ら報告 されたことか ら、国内ではク ロロキ
ンは 1974年に製造中止 とな り、誘導体 である本薬 も現在 は市販 されていない。 し
か しなが ら、本薬を 6.5 mg/k蒼
/ 日を超 えない用量で投与する場合 には網膜障害 を
含む眼障害が発現す る可能性は低 い ことが明 らか とな り、海外 では当該用量 で長
年にわた り臨床使用 されてい る。
以上 の よ うな背景 の下、 日本 ヒ ドロキシク ロロキン研究会 より本剤 に係 る要望書
が提出され、厚 生労働省 の 「
医療上 の必要性 の高い未承認薬 ・適応外薬検討会議」
にお いて医療上の必要性の高い薬剤 に該当す るとの評価を得 たの ち、2010年 12
月 13日 に、厚生労働省か ら申請者 に対 し開発要請 がなされた。
当該要請 を踏まえ、今般、国内臨床試験成績等 に基づ き、CLE及 び SLEに 係 る効
_
_
能 ・効果 で製造販売承認 申請が行 われ た。
[作用機序 ・特徴] 、
本薬 は 4-ア ミノキ ノ リン骨格 を有 し、抗炎症作用 、免疫調節作用 、抗 マ ラ リア作
用 、腫瘍増殖抑制作 用等 を有す る。
[類薬]
本 邦 にお いては 、CLE及 び SLEに 対す る治療 には副腎皮質 ステ ロイ ドの外用剤 及
び全身投 与 が使 用 され る傾 向 が あ る。
、
[臨床 上 の位 置 づ け]
海 外 の教科書及 び診 療 ガイ ドライ ン等 にお い て 、CLЁに対 しては 、副腎皮質 ステ
ロイ ド外用剤 で 効果 不十分 な限局性皮膚病変や 、 重度又 は広 範 囲 な皮膚病変 に対
して 第 一 選択薬 として用 い られ る とされて い る。 また 、SLEに 対 しては 、臓 器 障
害 を除 く、俗怠感等 の全身症状、皮膚症状、筋骨格 系症状等 の症状 に 、基礎 治療
薬 で ある副腎皮 質 ステ ロイ ドの全身療法 と併用 して用い られ る とされて い る。
欧米等 の諸外 国 と同様 に 、本剤 が標 準的治療薬 に位 置 づ け られ る と考 え られ る。
[海外 の 開発状況]
1955年 4月 に米 国 で承 認 され て 以降、 マ ラ リア、SLE、円板状 エ リテ マ トー デ ス
(DLE)、 関節 リウマ チ (RA)等 に係 る効能 ・効果 で 、2015年 3月 現在 、70ヵ 国
以 上 で承認 され てい る。
P8
申請 品 目の 概 要
者
請
゛
゛
ンカ ―
日冽ドヘ ―リ
オ フ ェ ブ カ プ セ ル 1 0 0 m g 、同 カ プ セ ル
ング ハ イム株 式会社
イ
150 111g
申
一
般
名
・効 果
効 能
販
売
名
取扱 い
新規承認
部会 :審議/分 科会 :報 告
ニンテダニブエタンスルホン酸塩
特発性肺線維症
成人 には ニ ン テ ダ ニ ブ として 1回 150 mgを 1日 2回 、朝 と夕方 に約 12時 間 間隔 で食
用 法 ・用 量
後 に経 口投与す る:な お、副作用発 現時 は ニ ンテ ダ ニ ブ として 1回 100 mgの1日 2回
投与 へ減量す る ことがで きる。
申 請 年 月 日
平成 26年 10月 14日
再 審 査 期 間
10年 (新有効成分含有医薬品)
承
認
市販 直後調 査 、RMP
そ
の
条
件
他
希少疾病用 医薬 品
[対象疾患]
特発性肺線維症 (IPF)は、肺胞隔壁 で炎症 ・線維化病変が生 じる予後不良の難治性
疾患である。そ の発症機序は不明だが、種 々の外因的又は内因的刺激 によ り肺胞上
皮又は基底膜 が傷害 され、その修復過程 における線維芽細胞 の増殖、細胞外基質 の
過増生によ り線維化病変が形成 され、肺 の硬化 により機能障害が惹起 され る と考 え
られてい る。病状 が進行す ると、呼吸困難、肺機能 の悪化等を呈し、死に至 る。
厚生労働省 の研究班が 2008年 に実施 した疫学調査によると、患者数は約 1万 数 千人
とされてい る。
[開発 の経緯]
2011年 9月 に、「
特発性肺線維症」を対象 として希少疾病用医薬品に指定 され て い る
(指定番号 :(23薬 )第 254号 )。
今般、国際共 同試験 の成績等 に基づ き特発性肺線維症 の効能 ・効果 に関す る製造販
概要
売承認 申請が行われた。
[作用機序 ・特徴]
本薬は血小板 由来増殖因子受容体 (PDGFR)α 及び β、線維芽細胞成 長因子受容体
(FGFR)1∼3、血管内皮増殖因子受容体 (VEGFR)に結合 し、特発性肺線維症 の病態
形成に関与す る線維 芽細胞 の増殖、遊走及び トランスフォー メーシ ョンに関 わ る細
胞内シグナル伝達を阻害す る作用を有す る。
[類薬]
同様 の効能 ・効果を有す る薬剤 として、 ピレスパ錠 200 mg(ピルフェニ ドン)が 承
認 されてい る。
〔
製剤名 (一般名)〕
[臨床上の位置づ け]
特発性肺線維症に対する治療薬 として、治療の選択肢の 1つ となると考え られ る。
[海外の開発状況]
本剤は特発性肺線維症に係 る効能 ・効果 にて、米国では 2014年 10月 に、欧州 で
は 2015年 1月 に承認 されてい る。
D0
申請 品 目の概 要
申
請
者
協和発酵 キ リン株
式会 社
一
般
名
効 能 ・効 果
販
売
取扱 い
名
ア コアラン静注用 600
新規承認
部会 :審 議/分 科会 :報 告
ア ンチ トロンビン ガ ンマ (遺伝子組換 え)
先天性 アンチ トロン ビン欠 乏 に基 づ く血栓形成傾 向
ア ンチ トロン ビン低 下 を伴 う播種性 血 管内凝固症候群 (DIC)
1.先 天性ア ンチ トロンビン欠乏に基づ く血栓形成傾 向
1日 1回 24∼72国 際単位/kgを投与す る。
用 法 ・用 量
2.ア ンチ トロンビン低下を伴 う播種性血管内凝固症候群 (DIC)
通常、成人には、 1日 1回 36国 際単位/kgを 投与す る。 なお、患者 の状態に応 じ
て適宜増減す るが、1日 量 として 72国 際単位/kgを 超 えない こと。
申 請 年 月 日
平成 26年 7月 31日
再 審 査 期 間
8年 (新有効成分含有医薬 品)
承
認
市販 直後調査 、RMP
そ
の
条
件
他
[対象疾患]
・先天性ア ンチ トロンビン (以下、 「
CAD」
AT」
)は 、遺伝的 に ATが
)欠 乏症 (以下、 「
欠 乏する常染色体優性 の遺伝性疾患であ り、血栓塞栓症 の発症 リス クが高 い。血栓
塞栓症急性期や、外傷、手術、妊娠 ・分娩等 の血栓塞栓症発症 の誘因が存在す るハ
イ リスク期 に ATの 補充が行われる。
本邦 における CAD患 者数は ■9名 であり、その うち、AT製 剤 が使用 されていた患者
の割合は 39%で あつた (平成 25年 度血液凝固因子製剤必要量調査 の結果報告)
・播種性血管 内凝固症候群 (以下、「
DICJ)は 、感染症、造血器悪性腫瘍、固形癌等を
基礎疾患 とし、広範 な血管内の凝固克進 を特徴 とす る後天的な症候群である。凝固
九進状態 であるDICで は、血漿中の AT活 性が低下す るため、ATの 補充 が行 われ る。
概要
本邦での 1年 間の DIC発 症患者数は約 73000人 と推計 されてい る。
[作用機序 ・特徴]
・ATは 血液中の主要な凝固阻害因子 のひ とつであ り、ト ロンビンのほか、血液凝固第
X因 子、第 XII因 子、第 IX因 子 と複合体 を形成す る ことで、 これ ら凝固因子群 を不
活性化す る。
[類薬]
・血漿由来乾燥濃 縮 ヒ トAT製 剤 :ノイアー ト静注用(ア ンス ロビン P注 射用、献血 ノ
ンス ロン注射用 (乾燥濃縮人 ア ンチ トロンビンⅢ)
〔
製剤名 (一般名)〕
[臨床 上の位置 づ け]
・本邦初の遺伝子組換 え AT製 剤。
・血漿由来 AT製 剤 (以下、 「
)と 同様 の位置づ けで、選択肢を増やす もの。
pAT製 剤」
[海外 の開発状況]
・2015年 3月 時点で、本薬 が承認 されている国及び地域はない。なお、他 の国及 び地
域 における開発 も予定 されていない。
P10
申請 品 目の 概 要
申
請
者
ブ リス トル ・マイ
ヤー ズ株式会社
一
.効
般
名
能 ・効 果
用 法 ・用 量
申 請 年 月 日
販
売
ヤーボイ点滴静注液 50mg
通常、成人にはイ ピリムマブ (遺伝子組換え)と して 1日 1回 3mg/kg(体重)を 3週
間間隔で 4回 点滴静注する。
平成 26年 9月 19日
承
認
市販直後調査 、RMP、全例調査
そ
の
他
部会 :審 議/分 科会 :報告
根治切 除不能 な悪性黒色腫
10年 (新有効成分含有医薬 品)
件
新規承認
イ ピ リムマブ (遺伝子組換 え)
再 審 査 期 間
条
取扱 い
名
希少疾病用医薬 品
[対象疾患]
悪性黒色腫 は皮膚等 に存在す る色素細胞 (メラ ノサイ ト)の 癌化 に よつて生 じる悪
性腫瘍 であ り、皮膚癌 に 占める割合 は 5%未 満 であるが 、死 亡者数 は皮 膚癌 全 体 の約
75%を 占める、極 めて予 後不 良な疾患 である。
本邦 にお ける悪性黒色腫 の 患者数 は約 4,000人 とされ る。 (厚生労働省 大臣官房統計
情報部 、2011)
[開発 の経緯]
本剤 は、 ヒ トCTLA-4に 対す る ヒ ト型 モ ノク ロー ナル抗 体 で ある。
悪性黒色腫」を予定効能 。効果 と して 、希少疾病用 医薬品 に
本剤 は、平成 25年 に 「
指定 されて い る。
[作用機序 ・特徴]
概要
本剤 は、免疫細胞 である T細 胞 の抑制 に関与す る受容 体 CTLA-4と 結合す る こ とで、
受容体 へ の刺激 を遮断 し、腫瘍 に対す る T細 胞 の免疫反応 を克進 させ ることに よ り、
腫瘍 の増殖 を抑制す る。
[類薬]
悪性黒色腫 に 関す る効能 ・効果 で承認 され てい る医薬 品 と して 、 オブジー ボ点滴静
注 (ニボル マ ブ (遺伝子組換 え))、 ゼル ボ ラフ錠 (ベム ラ フェニ ブ)が 承認 され て
い る。
〔
製剤名 (一般名)〕
[臨床 上 の位 置 づ け]
根治切 除不能 な悪性黒色腫 に対す る治療選択肢 の
一 つ と して
位置付 け られ る。
[海外 の 開発状況]
,本剤 は、2015年 2月 時点 にお い て 、悪性黒 色腫 に関す る効能 0効 果 にて 51の 国又
は地 域 で承認 されてい る。
Pll
申請 品 目 の 概 要
ノバ ルテ ィス フ
ァー マ株式会社
フ ァリー ダックカプセル 1 0 m g 、同カプセ
ル 15mg
′
新規承認
部会 :審 議/分 科会 :報 告
パ ノ ビノス タ ッ ト乳酸塩
再発又は難治性の多発性骨髄腫
他 の抗悪性腫瘍剤 との併用におい て 、通常、成人にはパ ノビノスタ ッ トとして 1日 1
用 法
・用 量
回 20mgを 週 3回 、2週 間 (1、3、5、8、10(12日 目)経 口投与 した後、9日 間休薬 (13
∼21日 目)す る。 この 3週 間を 1サ イ クル とし、投与を繰 り返す。なお、患者 の状態
により適宜減量する。
申 請 年 月 日
再 審 査 期 間
平成 26年 9月 26日
10年 (新有効成分含有医薬品)
市販 直後調査 、RMP、
希少疾病用医薬品
[対象疾患]
・多発性骨髄腫 は血液 の悪性腫瘍 の一種 であり、 Bリ ンパ球か ら分化 した形 質細胞 の
異常増殖 により、貧血を主 とす る造血障害、易感染性、腎障害、溶骨性変化な どの
多彩 な臨床症状を呈する疾患である。
・多発性骨髄腫 の総患者数 は、2011年 10月 時点で 14,000人 と報告 されてい る。 (人
口動態統計 。患者調査 (厚生労働 省大臣官房統計情報部))
[開発 の経緯]
`
・本剤 は、脱 アセチル化酵素を阻害す る低分子化合物である。
・本剤は、平成 26年 9月 に 「
再発又 は難治性の多発性骨髄腫」を予定効能 ・効果 とし
て 、希少疾病用医薬品に指定 されている。
[作用機序 ・特徴]
0本 剤 は 、細胞増殖 に関与す る脱 アセチル化酵素を阻害す ることで、腫瘍 の細胞増殖
の抑制及 び細胞死の誘導 をお こ し、腫瘍の増殖 を抑制す る。
│
[類薬]
。再発又は難治性 の多発性骨髄腫 に関す る効能 0効 果 を有する医薬品 として、サ レ ド
カプセル (サリドマイ ド)、 レブ ラ ミ ドカプセル (レナ リドミ ド)、ベル ケイ ド注射
用 (ボルテゾミブ)、ポマ リス トカプセル (ポマ リドミド)が 承認 されてい る。
〔
製剤名 (一般名)〕
[臨床上 の位置づ け]
・本剤、 ボルテゾミブ及 びデキサ ミタゾンの併用投与は、再発又は難治性 の多発性骨
髄腫 に対す る治療選択肢 の一つ として位置付けられる。
[海外 の開発状況]
・本剤 は、2015年 2月 時点において、米国で承認 されてい る。
P12
申請 品 目の 概 要
① ヤンセンファー
マ株式会社
②③塩野義製薬株
式会社
④武田薬品工業株
式会社
一
般
名
申 請 年 月 日
再 審 査 期 間
①ベルケイ ド注射用 3mg
同 500mg
②注射用エン ドキサン100mg、
③プレドニン錠 5mg
タケダ」5mg、同散
④プレドニゾロン錠 「
一部変更
①
部 会 :審 議/分 科会 :報 告
②③④部会 :報 告/分 科会 :一
「
タケダ」1%
①ボルテゾミブ
②シクロホスファミド水和物
③④プレドニゾロン
①平成 26年 10月 17日、②③④平成 27年 2月 27日
①10年 (新効能 ・新用量医薬品)、②③④なし
①市販直後調査、RMP、②③④なし
①希少疾病用医薬品、医療上の必要性 の高い未承認薬 。適応外薬検討会議による開発
そ
の
他
要請品目
②③④迅速審査
[対象疾 患]
・悪性 リンパ 腫 は、免疫 に関与す る リンパ球 が異常増殖す る、血液 の悪 性腫瘍 で あ る。
・マ ン トル 細胞 リンパ腫 は、悪性 リンパ 腫 の 中で も平均生存年数が 3∼ 5年 と予後不
良な一 分類 で あ り、 日本 にお いて は悪性 リンパ腫 の約 3%を 占める。
・マ ン トル細胞 リンパ 腫 の患者数 は約 1,600人 と推 定 され る。
[開発 の経緯]
・① は、プロテアソーム阻害剤である6
・②は、アルキル化剤である。
・③④は、合成副腎皮質ステ ロイ ドである。
。①は、平成 18年に 「
再発又は難治性 の多発性骨髄腫」
、平成 23年に 「
未治療 の多発
性骨髄腫」の効能 ・効果で承認 されている。
・①の 「
マン トル細胞 リンパ腫」に対する適応については、医療上の必要性の高い未
承認薬 ・適応外薬検討会議での検討を踏まえ、申請者に開発要請 されている。
・①は、平成 22年 に 「
マン トル細胞 リンパ腫」を予定効能 ・効果 として希少疾病用医
薬品に指定 されている。
.
。②③④ は、マン トル細胞 リンパ腫を含まない 「
悪性 リンパ腫」に関する効能 ・効果
を有 している。
・今般、マン トル細胞 リンパ腫に対する①②③④を含む併用療法の有効性 :安 全性等
が確認 されたとして、①にマン トル細胞 リンパ腫の効能 ・効果及び用法 ・用量を追
加 し、併せて②③④がマン トル細胞 リンパ腫に関する併用療法に使用できるように
一
効能 ・効果及び用法 ・用量を変更する医薬品承認事項 部変更承認申請がなされた。
[作用機序 ・特徴]
・① は、腫瘍細胞の不死化に関与する酵素であるプ ロテア ソー ムを阻害することで、
腫瘍増殖 を抑制す る。
・② は、DNAを アル キル化することでその合成を妨げ、腫瘍増殖 を抑制する。
・③④ は、抗炎症作用 や抗ア レルギこ作用を始 め、生体 における糖、タンパ ク及び脂
質の代謝、生体の免疫反応 に影響 を及ぼす等の様 々 な作用 を有 している。
[類薬]
・マ ン トル細胞 リンパ腫 に関する効能 ・効果を有す る医薬品 として、・
フル ダラ錠、同
静注用 (フル ダラ ビン リン酸エステル)、 ロィ スタチ ン注 (クラ ドリビン)、ト レア
キシン点滴静注用 (ベンダムスチン塩酸塩)、ゼ ヴァ リン イ ッ トリウム (90Y)静 注
用 (イッ トリウム (90Y)イ ブ リツモマブ チウキセ タン (遺伝子組換 え))が 承認 さ
れてい る。
__
_幽
名 (一般名)〕
[臨床上の位置づ け]
。①②③④を含む併用療法は、未治療のマントル細胞 リンパ腫患者に対する治療選択
肢の一つ として 位 置付 けられると考える。
[海外の開発状況]
。① は、2015年 2月 時点において、マン トル細胞 リンパ腫に関す る効能 ・効果にて 80
の国又 は地域 で承認 されてい る。
。②は、悪性 リンパ腫 に関する効能 ・効果 にて、100以 上の国又は地域 で承認 されて
い る。
・③④ は、悪性 リンパ腫 に関す る効能 ・効果 にて、米国、英国、ド イツ、 フランス等
で承認 されている。
[その他]
・②③④ の 申請においては、評価資料 の提出はなく、参考資料 として申請者が行 つた
エ ビデ ンス調査結果等 が提出された。
別紙
申請品 目
①
[販 売 名 ]
[一 般 名 ]
[ 申 請 者 名]
[申請年月 日]
[剤形 ・含量]
[効能 0・
効果]
[用法 ・用量]
②
[販 売 名 ]
[ 一 般 名]
[ 申請 者 名]
[申請年月 日]
[剤形 ・含量]
[効能 ・効果]
ベル ケイ ド注射用 3mg
ボルテゾ ミブ
ヤ ンセンフ ァーマ株式会社
平成 26年 10月 17日
1バ イアル 中にボルテゾミブ 3mgを 含有す る用時溶解注射剤
多発性骨髄腫
マン トル細胞 リンパ腫
(下線部追加)
1.未 治療 の多発性骨髄腫
他 の抗悪性腫瘍剤 との併用 において、通常、成人 に 1日 1回 、ボルテゾミブ として
3mg/m2(体 表面積)を 1、4、8、11、22、25、29、32日 目に静脈内投与又は皮下
1。
投与 し、10日 間休薬 (33∼42日 日)す る。 この 6週 間を 1サ イクル とし、4サ イク
ルまで投与を繰 り返す。5サ イ クル以降は、1日 1回 、1、8、22、29日 日に静脈内
投与又は皮下投与 し、13日 間休薬 (30∼42日 目)す る6こ の 6週 間を 1サ イ クル と
し、9サ イクルまで投与を繰 り返す。本剤 は最低 72時 間空けて投与すること。
2.再 発又は難治性の多発性骨髄腫
通常、成人に 1日 1回 、ボルテゾミブ として 1.3mg/m2(体表面積)を 週 2回 、2週 間
(1、4、8、11日 日)静 脈 内投与又は皮下投与 した後、10日 間休薬 (12∼21日 目)
す る。 この 3週 間を 1サ イクル とし、投与 を繰 り返す。本剤 は最低 72時 間空 けて投
与すること。8サ イクルを超 えて継続投 与す る場合には上記 の用法 ・用量で投与を継
続す るか、又は維持療法 として週 1回 、4週 間 (1、8、15、22日 日)静 脈内投与又は
皮下投与 した後、13日 間休薬 (23∼35日 目)す る。 この 5週 間を 1サ イクル とし、
投与を繰 り返す。
3.未 治療 のマ ン トル細胞 リンパ腫
他 の抗悪性腫瘍剤 との併用において、通常、成人に 1日 1回 、ボルテゾミブ として
1.3mg/m2(体 表面積)を 1、4、8、11日 目に静脈内投与 した後、10日 間休薬 (12∼
21日 日)す る。この 3週 間を 1サ イクル とし、6サ イクル まで (6サ イクル ロに初 め
て奏効 が認 め られた場合は 8サ イク/L/ま
で)投 与を繰 り返す。本剤 は最低 72時 間空
皮下投与す る こともできる。
けて投与す る こと。なお、
静脈内投与が困難 な場合には、
4.再 発又は難治性のマン トル細胞 リンパ腫
通常、成人に 1日 1回 、ボルテ ゾ ミブ として 1.3mg/m2(体表面積)を 1、4、8、11
日目に静脈内投与又は皮下投与 した後、10日 間休薬 (12∼21日 目)す る。 この 3週
間を 1サ イクル とし、投与を繰 り返す。本剤は最低 72時 間空けて投与す ること。
(下線部追加)
注射用エ ン ドキサン 100ng、同 500mg
シクロホ スフ ァミド水和物
塩野義製薬株式会社
平成 27年 2月 27日
1バ イアル 中にシクロホスフ ァ ミド水和物 106.9mg又 は 534.5mg(無 水物 として
100mg又 は 500mg)を 含有す る用時溶解注射剤
1.下 記疾患 の 自覚的並びに他覚的症状の緩解
肺癌、乳
多発性骨髄腫、悪性 リンパ腫
、
癌
急性 白血病、真性多血症、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、神経腫瘍 (神経芽腫、
網膜芽腫)、 骨腫瘍
他 の抗悪性腫瘍剤 と併用することが必要である。
ただ し、下記 の疾患 について は、
パ
ン
血
リ
性
慢性
白 病、慢性骨髄性 白血病、咽頭癌、胃癌、膵癌、肝癌、結腸癌、
睾丸腫瘍、絨毛性疾患 (絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)、 横紋筋肉腫、悪性
黒色腫
(取消線部削除 :効能 ・効果 の一部抜粋)
P15
[ 用法 ・用 量 ]
1.自 覚的並びに他覚的症状 の緩解
(1)単 独で使用する場合
通常、成人 にはシクロホスファ ミ ド (無水物換算)と して 1日 1回 100mgを 連 日静脈
内に注射 し、患者 が耐えられ る場合は 1日 量を 200mgに 増量する。
総量 3,000∼8,000mgを 投与す るが、効果が認められたときは、できる限 り長期間持
続す る。 白血球数が減少 してきた場合 は、2∼3日 おきに投与 し、正常 の 1/2以 下に
減少 した ときは、一時休薬 し、回復を待 つて再び継続投与す る。
間欠的には、通常成人 300∼500mgを 週 1∼2回 静脈 内に注射す る。
必要に応 じて筋肉内、胸腔 内、腹腔内又は腫瘍内に注射又は注入す る。
また、病巣部を灌流す る主幹動脈内に 1日 量 200∼1,000mgを急速に、あるい は、持
続的 に点滴注入するか、体外循環 を利用 して 1回 1,000∼2,000mgを 局所灌流に より
投与 して もよい。
なお、年齢、症状によ り適宜増減する。
(2)他 の抗悪性腫瘍剤 と併用す る場合
単独 で使用する場合に準 じ、適宜減量す る。
悪性 リンパ腫に用い る場合、通常、成人 にはシクロホスフアミド (無水物換算)と し
て 1日 1回 750mg/m2(体 表面積)を 間欠的に静脈内投与する。なお、年齢、症状に
よ り適宜増減する。
( 下線 部 迫 如 二用 法 ・用 量 の 下 郎 抜 粋 )
③④
[販 売
名 ]
名]
[一 般
[ 申 請 者 名]
[申請年 月 日]
[剤形 ・含量]
[効能 ・効果]
[用法 ・用量]
P16
タケダ」
プ レ ドニ ン錠 5mgり、プ レ ドニ ゾ ロン錠 「
タケダ」5mg"、プ レ ドニ ゾ ロン散 「
lr)
プ レ ドニ ゾ ロン
塩 野義製薬株 式会社 D、 武 田薬 品 工業株 式会社 のヽ"
平成 27年 2月 27日
1錠 中 にプ レ ドニ ゾ ロ ン 5mgを 含 有す る錠剤 Dヽ2)、lg中 にプ レ ドニ ゾ ロ ン 10mgを 、
含 有す る散剤 →
悪性 リンパ腫4井 ¥ド 劇睡庭■鶴制劇唾 嵐 ■ ■井撃期 課→野罫酬剛甕靖斜既押噺諄
及 び類似 疾患 (近縁疾 患)、多発性骨髄腫、好酸性 肉芽腫、乳癌 の再発転 移
(取消線部削除 ;効 能 ・効果 の一 部抜粋)
通 常、成 人 にはプ レ ドニ ゾ ロン と して 1日 5∼60mgを 1∼4回 に分割経 口投与す る。
なお、年齢 、症状 に よ り適宜増減す るが、悪性 リンパ腫 に用 い る場合 、抗悪性腫瘍
剤 との併用 にお いて 、 1日 量 と して 100mg/m2(体 表面積)ま で投与 で きる。
一
(下線部追加 ;用 法 ・用量 の 部抜粋)
希 少 疾 病 用 医 薬 品 の 概 要
称
名
申
請
者
予定される効能 ・効果
セ リチニ ブ
ノパルティスフアーマ株式会社
ク リゾチニ ブに抵抗性又 は不耐容の ALK融 合遺伝子陽性の切除不能な進
行 日再発の非小細胞肺癌
肺癌の 80%以上 を占める非小細胞肺癌は、65%以上が診断時には既に病期が
疾 病 の 概 要
進行 してお り、生存期間の中央値は 1年 と予後が悪い。ALK遺 伝子転座は
強力な発がん ドライバー であり、ALK融 合遺伝子陽性の非小細胞肺癌の病
期の進行度や予後 の悪化に関連があると報告されて いる。
○希少疾病用医薬品の指定条件
1.我 が国における対象患者数が 5万 人未満であること。
2.医 療上、特に必要性が高 いこと。
3.開 発の可能性が高 いこと。
患
者
数
ALK融 合遺伝子陽性の非小細胞肺癌患者 の総 患者数 は約 2,200∼5,500人と
推定 され る (5万 人未満 を満 たす)
・ 本邦 における ALK融 合遺 子陽性の非小細 胞肺癌患 者 に対す る治療薬
伝
と しては、ALK阻 害剤 であるク リゾチ ニ プが 1次 治療 か ら第 1選 択薬 と
して用 い られ て いるが、ク リゾチ ニ ブに よる治 療 で も半 数近 く (40%∼
50%)の 患者 は 奏効 せ ず 、奏効 しても無増悪生存 期間中央値は 7.7∼10.9
カ月に留 まる。
・2次 治療 と しての化学療法の全生存期間 中央値 は 10∼13カ 月で あ り予
医療 上 の 必 要 性
後は不良であ る。
・2014年 7月 に 承認 された ALK阻 害剤 のア レクチ ニ ブは 、ク リゾチ ニ ブ
治療歴の な い 患者集 団 で高 い臨床 的有用性が期 待 され て い るものの、2
次治療 と しての 有効 性及 び安全性 の検 討 を 目的 と した 国 内試験 は実施
され てお らず 、現在 の と ころ臨床的位置付 けは明確 に な つていな い こと
か ら、当該患者 に対す る新たな治療薬の開発が 必要 とされている。
以上 よ り、医療上 の必 要性 は高 いと考 え られ る。
・海 外では ALK遺 伝子変異を有する腫瘍の患者 を対象とした第 1相試験の
投与拡大パー トで有効性及び安全性が確認 され、米国では当該試験に基
づき、2014年 4月 に 「クリゾチニ ブに抵抗性又は不耐容の ALK融 合遺
伝子陽性の切除不能な進行 日再発の非小細胞肺癌」に係 る効能 口効果で
開発の可能性
迅速承認 されている。また、EUで も承認申請中である。
・ 現在,ALK融 合遺伝子陽性の NSCLC患者 を対象 とした国際共同第 HI相
試験が 2試 験実施 されている。また,ア レクチニ ブ治療歴のある ALK融
合遺伝子陽性の NSCLC患者を対象 とした国内第 H相 試験 が計画 され て
いる。
以上より、開発の可能性は高 いと考えられ る。
P17
平成27年 5月 28日 医薬品第二部会報告品目 (再審査結果)
番号
1
2
販売名
ア ロマシン錠25mg
Э ノボセブンHl静注用lmg
Э ノボセプンHI静注用2mg
Э ノボセブンHI静注用5mg
申請者名
ファイザー株式
会社
一般名又は有効成分
名
エキセ メスタン
再審査に係 る効能 。効果
詞経後早L癌
O血 液凝 固第VI H園 子 又 は第 IX因 子 に対
す るゴ ンLビ タrを 保有す る先天性血 左病
患者 の 出血抑制
の各 要枠 而力病 串者 の 出 而llD葡
i
V:I因 子 欠乏症 患者 にお ける出
O先
天性
第
ノボ ノルデ ィス エ プタコグ アル
血 傾 向の抑制
ク ファ=マ 株式 ファ ( 活性型) (遺
O血 小板 に対す る同種抗体 を保有 し、血 小
会社
伝子組換 え)
板輸 血不応状態が過去 又 は現在 み られ るグ
ラ ンツマ ン血 小板無 力症 患者 の 出血傾 向の
抑制
下線部 :今 回の再審査対 象
再審査期間
8年
O② ③ :注射用ノポセブン
1.2mg、同 2.4mg、 同 4.3mg の
再審査期 間の残余期 間 ( 平成
2 2 年3 月 9 日 まで)
承認年月日
平成 14年 7月 5日
1.平 成 12年3月 10日 :「血
液凝固第VI H因 子又は第lX
因子に対するインヒビター を
保有する先天性血友病患者の
出血抑制」の効能 。効果での
「
注射用ノボセブン1.2mg、同
2.4mg、同4.8mg」の承認
2.平 成 16年‖月19日 :『 後
天性血友病患者の出血抑制J
の効能 ・効果の追加
3.平 成 21年7月 2日 (①及
び②):剤 形追加
4.平 成 21年10月16日
(③):剤 形追加
一
・ ﹁ 〇
平成 27年 5月2o日 医薬品第 二部会 承認条件に係る報告書の審査結果
報告餞題
販売名
承認取得者名
一般名
アダリムマブ
(遺伝子組換
え)
対象となる
効果
効能 。
・
既存治寝で効果不十分な
下記糞 魚
尋常性乾癬 、関節症性乾癬
喘青韓春雑 吝
多関節 に活動性を有する若
年性特発性関節 炎
腸 管型 ベー チェット病
(下線部 :今回審査 対象とな
る効能 。
効果 )
用法 ・
用量
承認条件
承認 年 月 日
強直性脊椎 炎
国内での治験症例が極めて限られていることか
強直性脊椎炎
ら、製造販売後、一定数の症例に係るデータが
通常、成人にはアダリムマブ
蓄積されるまでの間は、全症例を対象に使用成
(遺伝子組換え)として40mg
績ER査を実施することにより、本剤使用患者の 平成22年10月27日
2週に1回
を
、皮下注射する。
背景情報を把握するとともに、本剤 の安全性及
なお、効果不十分な場合、1
び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤
回80mgまで増量できる。
の適正使用に必要な措置を講じること。
(今回審査対象となる承認条件のみ配載)
4
ヒュ ミラ皮下注
4 0 m g シリンジ
0.8mL
4
1.非小細胞肺癌の場合
通常、成人にはエル ロチニブ
として150mgを食事の1時間
以上前又は食後2時間以降
切除不能な再発 ・
進行性
で、がん化学療法施行後に に1日1回経 口投与する。な 治癒切除不能な膵癌
お、患者の状態により適宣減 1.製造販売後、一定数の症例に係るデータが
増悪した非小細胞肺癌
EGFR遺 伝子変異陽性 の切 量する。
集積されるまでの間は、全症例を対象に使用成
タルセバ錠25mg、 中外製薬株式 エル ロチニブ 除不能な再発 ・
進行性で、 2.治 癒切除不能な膵癌の場 績調査を実施することにより、本剤使用患者の
がん化学療法未治療 の非 合
会社
塩酸塩
同錠100mg
背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及 平成23年7月1日
小細胞肺癌
ゲムシタビンとの併用におい び有効性に関するデータを早期 に収集し、本剤
浩前 切 除 不 能 た饉 痴
て、通常、成人にはエルロチ の適正使用に必要な措置を講じること。
(下線部 :今回審査対象とな ニブとしてloOmgを食事の1 (今回審査対象となる承認条件のみ記載)
る効能 。
効果)
時間以上前又は食後2時間
以降に1日1回経 口投与す
る。なお、患者の状態により
適宜減量する。
ネクサバール錠
2oOmg
アッヴィ合同
会社
切除不能な肝細胞癌
国内での治験症例が極めて限られていることか
根治切除不能又は転移性
ら、製造販売後、一定数の症例 に係るデータが
の腎細胞癌、切除不能な肝 通常、成人にはソラフェニブ
れるまでの間は、全症例を対象に使用成
集積さ
バイエル薬品 ソラフエニブト 翅胞壼 、根治切除不能な分 として1回400mgを1日2回経
により:本剤使用患者の 平成21年5月20日
績調査を実施すること
シル酸塩
口投与する。なお、患者の状
化型甲状腺癌
株式会社
背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及
(下線部 :今回審査対象とな 態により適宣減量する。
び有効性に関するデータを早期 に収集し、本剤
る効能 。
効果)
の適正使用に必要な措置を講じること。
(今回審査対象となる承認条件のみ配載)
審査結果
本剤の安全性及び
有効性について現
時点で、適正使用
に必要な新たな措
置を講じる必要のあ
る問題はないと判
断し、当該承認条14
の内容について確
認できたものと考え
る。
承認条件である製
造販売後調査が適
切に実施されている
こと、患者背景、安
全性及び有効性に
係る情報が収集さ
れていること、収集
された情報に基づ
いて本剤 の適正使
用に必要な措置が
講じられていること
から、当骸承認条
件は対応されたも
のと判断した。
承認条件である製
造販売後調査が適
切に実施されている
こと、患者背景、安
全性及び有効性に
係る情報が収集さ
れていること、収集
された情報に基づ
いて本剤 の適正使
用に必要な措置が
講じられていること
から、当該承認条
件は対応されたも
のと判断した。
﹁N “
様式3
(新開発 表用)
注射用 エ ン ドキサン100mg,注 射用 エ ン ドキサ ン500mg
シク ロホ スフ ァ ミ ド水和物
塩野義製薬株 式会社
注射用エ ン ドキサン100mg:1瓶 中にシクロホスファミ ド水和物106.9 mg(無水物
として100mgに相当)を 含有す る注射剤
注射用エ ン ドキサン500mg:1瓶 中にシクロホスファ ミ ド水和物534.5 mg(無水物
として500mgに相当)を 含有す る注射剤
1.自 覚的並びに他覚的症状 の緩解
(1)単 独 で使用す る場合
通常,成 人 にはシク ロホ スフ ァ ミ ド (無水物換算)と して 1日 1回 100mgを
連 日静脈 内に注射 し,患 者 が耐 え られ る場合は 1日 量 を 200mgに
増 量す る。
8, 000mgを
総量 3, 000∼
投与す るが ,効 果 が認 め られた ときは,で き
る限 り長期 間持続す る。自血球数が減少 してきた場合 は,2∼ 3日 お きに投 与 し,
正常の 1/2以 下に減少 した ときは ,一 時休薬 し,回 復 を待 って再び継続投与す
る。
週 1∼ 2回 静脈 内に注射す る.
間欠 的 には,通 常成人 300∼ 500mgを
必要 に応 じて筋肉内,胸 腔 内 ,腹 腔 内又 は腫瘍 内に注射又 は注入す る。
1, 000mgを
また,病 巣部 を灌流す る主幹動脈 内 に 1日 量 200∼
急速 に,
い
ある は,持 続的に点滴注入す るか,体 外循環 を利用 して 1回 1, 000∼
2,
000mgを
局所灌流 によ り投与 して もよい。
なお,年 齢,症 状 によ り適宜増減す る。
(2)他 の抗悪性腫瘍剤 と併用す る場合
単独 で使用す る場合 に準 じ,適 宜減 量す る。
悪性 リンパ腫 に用いる場合 ,通 常,成 人 に は22Fホ ス フ ァミ ド (無水物換算 )
と して 1日 1回 750mg/m2(体
表面積)を 間欠的 に静脈 内投与す る.
なお,年 齢,症 状により適宜増減す る。
用法 ・用量
2,乳 癌 (手術可能例における術前,あ るいは術後化学療法)に 対する他の抗悪
性腫瘍剤 との併用療法
(1)ド キソル ビシン塩酸塩 との併用 において,標 準的な シクロホスフ ァミドの
投与量及 び投与方法は,シ クロホスファミ ド (無水物換算)と して 1日 1回 60
0mg/m2(体
表面積)を 静脈内投与後,20日 間休薬す る.こ れを 1ク ール と
ー
し, 4ク ル繰 り返す 。
なお,年 齢,症 状により適宜減量す る.
(2)エ ピル ビシン塩酸塩 との併用 において,標 準的なシクロホスファミドの投
与量及び投与方法は,シ クロホスフ ァミ ド (無水物換算)と して 1日 1回 600
mg/m2(体
表面積)を 静脈内投与後,20日 間休薬す る。これを 1ク ール とし,
ー
4∼ 6ク ル繰 り返す。
なお,年 齢,症 状により適宜減量す る。
(3)エ ピル ビシン塩酸塩,フ ルオ ロウラシル との併用 において,標 準的なシク
ロホスファ ミドの投与量及び投与方法は,シ クロホスフ ァミド (無水物換算)と
して 1日 1回 500mg/m2(体
表面積)を 静脈内投与後, 20日 間休薬す る。
これ を 1ク ール とし,4∼ 6ク ール繰 り返す.
なお,年 齢,症 状により適宜減量す る.
3.褐 色細胞腫
ビンクリスチン硫酸塩,ダ カルバ ジン との併用において,通 常,成 人にはシク ロ
表面積)を 静脈
ホスフ ァ ミド (無水物換算)と して 1日 1回 750mg/m2(体
ー
―
ル
1ク
与を繰 り返す。
とし,投
20日
る。これを
間休薬す
内投与後,少 なくとも
なお,患 者 の状態 によ り適宜減量す る。
4.造 血幹細胞移植 の前治療
(1)急 性 白血病,慢 性骨髄性 白血病,骨 髄異形成症候群 の場合
通常,成 人にはシクロホスファ ミド (無水物換算)と して, 1日 1回 60mg/
kgを 2∼ 3時 間かけて点滴静注 し,連 日2日 間投 与す る.
(2)重 症再生不良性貧血の場合
通常,成 人にはシクロホスフ アミ ド (無水物換算)と して, 1日 1回 50mg/
kgを 2∼ 3時 間かけて点滴静注 し,連 日4日 間投与す る.
(3)悪 性 リンパ腫 の場合
通常 ,成 人にはシクロホスファ ミド (無水物換算)と して,1日 1回 50mg/
kgを 2∼ 3時 間かけて点滴 静注 し,連 日4日 間投与す る.患 者 の状態,併 用す
0未
知 V しよ ソ 理 旦 以 里
ツリ 、 こ ・
(4)遺 伝性疾患 (免疫不全 ,先 天性代謝障害及び先天性血液疾患 :Wisko
等)の 場合
tt一 Aldrich症
候群,Hunter病
2
通常,シ クロホスファミ ド (無水物換算)と して, 1日 1回 50mg/kgを
∼ 3時 間かけて点滴静注 し,連 日4日 間又は 1日 1回 60mg/kgを
2∼ 3時
間かけて点滴静注 し,連 日2日 間投与するが,疾 患及び患者 の状態 により適宜減
血に投与す る場合には,細 胞 の脆弱性 によ り,移 植関
量す る.Fanconi貧
1
連毒性 の程度 が高 くなるとの報告があるので,総 投与量 40mg/kg(5∼
4日 間)を 超 えない こと。
0mg/kgを
5.治 療抵抗性 の リウマチ性疾患
成人 :通 常,シ クロホスフ ァ ミド (無水物換算)と して 1日 1回 500∼ 100
0mg/m2(体
表面積)を 静脈内に注射す る。原則 として投与間隔を 4週 間 とす
る。なお,年 齢,症 状 により適宜増減す る。
小児 :通 常,シ クロホスファミ ド (無水物換算)と して 1日 1回 500mg/m2
(体表面積)を 静脈内に注射す る。原則 として投与間隔を 4週 間 とす る。なお,
年齢,症 状 により適宜増減す る。
)
(下線部追カロ
1.下 記疾患 の 自覚的並 びに他覚的症状 の緩解
多発性骨髄腫,悪 性 リンパ腫真ホジキン病下→EttΨ 報曇辮臨甲瀬諄,肺 癌,乳
癌二 急性 自血病,真 性多血症 ,子 宮頸癌,子 宮体癌,卵 巣癌,神 経腫瘍 (神経芽
腫,網 膜芽腫),骨 腫瘍
ただ し,下 記 の疾患につい ては,他 の抗悪性腫瘍剤 と併用す ることが必要である.
慢性 リンパ性 白血病,慢 性骨髄性 白血病,咽 頭癌,胃 癌,膵 癌,肝 癌,結 腸癌,
睾丸腫瘍,絨 毛性疾患 (絨毛癌,破 壊胞状奇胎,胞 状奇胎),横 紋筋肉腫,悪 性黒
色腫
6
効能 0効 果
2。 以下の悪性腫瘍に対す る他 の抗悪性腫瘍剤 との併用療法
乳癌 (手術可能例 における術前,あ るいは術後化学療法)
3.褐 色細胞腫
4.下 記疾患 における造血幹細胞移植 の前治療
急性 白血病,慢 性骨髄性 白血病,骨 髄異形成症候群,重 症再生不良性貧血 ,悪 性
・
リンパ腫,遺 伝性疾患 (免疫不全,先 天性代謝障害及 び先天性血液疾患 :Fan
等)
Aldrich症
候群,Hunter病
coni貧
血 ,Wiskott一
P24
5。 治療抵抗性 の下記 リウマチ性疾患
全身性 エ リテマ トーデ ス,全 身性血管炎 (顕微鏡的多発 血管炎,ヴ ェゲナ肉芽腫
Strauss症
症,結 節性多発動脈炎,Churg一
候群,大 動脈炎症候群等),
多発性筋炎/皮 膚筋炎,強 皮症,混 合性結合組織病,及 び血管炎 を伴 う難治性 リ
ウマチ性疾患
(下線部追加 ,取 消線部削除)
7
備考
取扱 い区分 :新 効能医薬品及び新用量医薬品
「
は,別 紙 として添付
添付文議 案)」
本剤は,ナ イ トロジェンマスター ド系 のアルキル化剤 であり,抗 腫瘍作用を有す
る。今回,悪 性 リンパ腫に関する効能 ・効果及 び用法 ・用量の変更について申請
した。
一
一一
一一一一
一
一
一
P25
**2015年 ●月改訂 (第16版,医 薬品製造販売承認事項一部変更承認に基づ く効能 ・効果, 用法 ・用量の項等の改訂)
*2015年 3月 改訂
貯 法 :2∼8℃ (冷蔵庫 )で 保存
使 用期 限 :外 箱等 に表示 (使用期 間 3年 )
重
:帽
≡
ド
事
多
車
珈梶
剤 とペ ン トス タチ ン を併用 しない こと。 [外国 において
シク ロホ ス ファミ ドとペ ン トス タチ ンとの併用によ り,心
毒性 が発現 し死亡 した症例が報告 され ている 1)。
]
2 本 剤 を含むがん化学 療法は,緊 急時 に十分 対応できる医療
施設 において,が ん化学療法 に十分 な知識 ・経験 を持 つ 医
1 本
師の もとで,本 療法 が適切 と判断 され る症例 についてのみ
実施す る こと。適応 患者の選択 にあた っては ,各 併用薬剤
の添付文書 を参照 して十分注意す る こと。また,治 療開始
に先立 ち,患 者又はその家族 に有効性及 び危険性 を十分説
明 し,同 意 を得てか ら投与す る こ と。
血幹 細胞移植の前 治療に本剤 を投与 す る場合には,下 記
の 点に注意すること。
(1)造 血 幹細胞移植 に十 分 な知識 と経験 を有す る医師の も と
で行 うこと。
(2)強 い 骨髄抑制に よ り致 命的 な感 染症 等 が発 現す るおそれ
が あ るので,下 記に つ き十分注意す る こと。
1)重 症 感染症 を合併 している患者 には投 与 しないこと。
2)本 剤 投与後,患 者 の観察 を十分に行 い,感 染症予防のため
の処置 (抗感染症薬 の投与等)を 行 うこと。
(3)「 禁 忌」,「慎重投与」,「重要 な基本的注意」の項 を参照 し,
慎重 に投与する こと。
4 治
療抵抗性の リウマチ性疾患に本剤 を投与す る場合には,
緊急時に十分対応で きる医療施設にお いて,本 剤 について
の 十 分 な知識 と治療 抵抗性 の リウマチ 性疾 患治 療の経験
を持 つ医師のもとで行 うこと。
禁忌 (次の患者には投与しないこと)】
【
ペ ン トスタチンを投与中の患者 。 [「
相互作用Jの 項参照]
本剤 の成分に対 し重篤な過敏症の既往歴のある患者
重症感染症を合併 している患者 [特に造血幹細胞移植の前
治療に本剤 を投与す る場合は,感 染症が増悪 し致命的とな
る ことがある。
]
組成 ・性状】
【
販売名
注射用エ ン ドキサン 1001ng
注射用エ ン ドキサン5001ng
シクロホスファミド水和物
シク ロホスファミド水和物
成分 ・含量
106.9●
534.51ng
g
(1瓶中)
( 無水物 として 1 0 0 1 n g に
相 当) (無水物 として 500nlgに
相当
性状
販売名
21300AMY00054
2001年
500皿g
14000AZY00518
7月
1967年 7月
1962年8月
1966年 7月
再評価結果
1982年 8月
1982年 8月
効能追加
2015年 ● 月
2015年 ● 月
注射用 シク ロホス ファミ ド水和物
EndoxanO
【
警告】
3 造
874211
100Elg
承認番号
薬価収載
販売開始
アルキル 化剤
劇薬,処 方箋医薬品注D
③ シ″ ギ製薬
日本標準商品分類番号
注射用エ ン ドキサン 10001g
注射用エ ン ドキサン 500mg
白色の結晶又は結晶性の粉末 白色 の結晶又は結晶性 の粉末
土状 ・剤形 である。水にやや溶けやすい。 である。水にやや溶けやすい。
(注射剤)
(注射剤)
4 . 0 ∼6 . 0
4.0-6.0
20ng(無水物換算)
201ng(無水物換算)
L生 理食塩液
/●
/1nL生理食塩液
注 1)注 意 ―医師等の処方箋により使用す ること
販売名
注射用 エ ン ドキサ ン loOmg
注射用エ ン ドキサ ン 500ng
浸透圧比
生理食塩灌
〔
こ対する比〕
1.1∼
1.4
20mg(無 水物換算)
/mL生 理食塩液
11-14
211mg(無水物換算)
/mL生理食塩液
【
効能 ・効果】中*【用法 ・用量】…
効能 ・効果
用法 ・用量
下記疾患の 自党的並びに他覚 (1)単独で使用する場合
的症状の饉解
通常,成 人にはシクロホス
ファミ ド (無水物換算)と
多発性骨髄腫,悪 性 リンパ腫,
肺癌,乳 癌,急 性自血病,真
して 1日 1回 100mgを連 日
性多血症,子 宮顕癌,子 宮体
静脈内に注射 し,患 者が耐
癌,卵 巣癌,神 経腫瘍 (神経
えられ る場合は 1日 量を
2∞mgに 増量する。
芽腫,網 膜芽腫),骨 腫瘍
ただ し,下 記の疾患について
総量 3∞0∼80∞mgを 投与す
は,他 の抗悪性腫瘍剤 と併用
るが,効 果が認め られたと
することが必要である。
きは,で きる限 り長期間持
慢性 リンパ性自血病,慢 性骨
続する。白血球数が減少 し
髄性自血病,咽 頭癌,胃 癌,
てきた場合は,2∼ 3日 おき
に投与 し,正 常の 1/2以下
膵癌,肝 癌,結 腸癌,睾 丸腫
に減少 したときは,一 時休
瘍,絨 毛性疾患 (絨毛癌,破
壊胞状奇胎,胞 状奇胎)`横
薬 し,回 復 を待 つて再び継
紋筋肉腫。悪性黒色腫
続投与する。
間欠的には,通 常成人 3∞
∼500mgを週 1∼2回 静脈内
悪性 リンパ腫 (ホジキ ン
〔「
に注射す る。
病,リ ンパ 肉腫,細 網肉腫)」
悪性 リンパ腫」に改訂〕
を 「
必要に応 じて筋肉内,胸 腔
内,腹 腔内又は腫瘍内に注
射又は注入する。
また,病 業部 を灌流する主
幹動脈内に 1日 量 200∼
1000mgを急速に,あるいは,
持続的に点滴注入す るか,
体外循環 を利用 して 1回
1000∼2000mgを局所灌流に
よ り投与 してもよい。
なお,年 齢,症 状により適
宣増減する。
(2)他の抗悪性腫瘍剤 と併用す
る場合
単 独 で使 用す る場 合 に準
じ,適 宜減量する。
悪 性 リン パ 腫 に 用 い る場
合,通 常,成 人には シクロ
ホ スフアミド (無水物換算)
上 して 1日 1回 75師g/m2(体
表面積)を 間欠的に静脈内
投与する。
な お,年 齢,症 状によ り適
宣増減する。
2.以 下の轟性■瘍 に対する他の (1)ドキ ソル ビシン塩酸塩 との
抗悪性■瘍剤との併用薇法
併用において,標 準的なシ
乳癌 (手術可能例における術
クロホス フアミ ドの投与量
前,あ るいは術後化学療法)
及び投与方法は,シ クロホ
スファミ ド (無水物換算)
として 1日 1回 600mg/m2(体
表面積)を 静脈内投与後,
1.
P27
0遺 伝性疾患 (免疲不全,先
天性代謝障害及び先天性血
Aidrich
液疾患 :Wiskott―
症候群,Hunter病 等)
含
通常,シ ク ロホスファミ ド
(無水物換算)と して,1
20日 間休薬す る。 これ を 1
クール とし,4ク ール繰 リ
返す。
なお,年 齢 ,症 状により適
宣減量する。
② エ ピル ビシン塩酸塩 との併
用において,標 準的なシク
ロホス ファ ミ ドの投与量及
び投与方法 は,シ ク ロホス
ファミ ド (無水物換算)と
して 1日 1回 600mg/P(体
表面積)を 静脈内投与後,
20日 間休薬する。 これを 1
日1回 50mg/kgを 2∼3
かけて点滴静注 し,連 日 4
日間又は 1日 1回 60mg/kg
を 2∼3時 間かけて
し,連 日 2日 間投与す るが,
疾患及び患者の状態によ り
適宣減量する。
Fanconi食血に投与す る場
合 には1細 胞 の脆弱性 によ
り,移 植関連毒性の程度が
高 くなるとの報告が あるの
で,総 投与量 40mg/kg(5∼
lQmg/kgを 4日 間)を超えな
いこと。
クールとしi4∼ 6ク ー
リ返す。
なお,年 齢,症 状により適
宣減量する。
C3)エピルビシン塩酸塩,フ ル
オ ロウラシルとの併用にお
いて,標 準的な シクロホス
フアミドの投与量及び投与
ド (無水物換算)と して 1
日 1回 500mg/m2(体表面積)
を静脈内投与後,20日 間休
薬する。 これ を 1ク ー ルと
し,4∼ 6ク ール繰 り返す。
なお,年 齢,症 状によ り適
宣減量する。
ビンク リスチン硫酸塩,ダ カ
バ ジンとの併用において,通
常,成 人にはシク ロホスファミ
ド (無水物換算)と して 1日 1
750mg/m2(体表面積)
内投与後,少 な くとも 20日間
休薬する。これ を 1ク ール とし,
お,患 者の状態によ り
下記疾患における造血 幹細胞 (1)急性白血病,慢 性骨髄性自
血病,骨 髄異形成症候群の
移植 の前治療
急性自血病,慢 性骨髄性自血
場合
通常,成 人にはシク ロホス
病,骨 髄異形成症候群,重 症
ファミ ド (無水物換算)と
再生不 良性貧血,悪 性 リンパ
して,1日 1回 60mg/kgを
腫,遺 伝性疾患 (免疲不全,
∼3 時 間かけて点滴静注 し,
先天性代謝障害及び先天性血
連 日 2 日 間投与す る。
液疾患 :Fanconi貧血,
Wiskott―A:drich lEl癸
群,
(a菫 症再生不良性貧血の場合
H u n t e r 病等)
通常,成 人にはシク ロホス
ファミ ド (無水物換算)と
して, 1 日 1 回 5 0 m g / k g を
∼3時 間かけて点滴静注 し,
連 日 4日 間投与す る。
(3)悪性 リンパ巨 の場合
通常,成 人にはシク ロホス
フアミ ド (無水物換算)と
して,1日 1回 50mg/kgを
∼3時 間かけて点滴静注 し,
連日 4日 間投与す る。
患者の状態,併 用する薬剤
によ り適宜減量す ること。
疾患
全身性 エ リテマ トーデス,全
顕微鏡的多発血
身性血管炎 て
管炎,ヴ ェゲナ肉芽腫症。結
節性多発動脈炎,
Churs-Strauss
frE#,
通常,シ ク ロホスファ ミ ド
(無水物換算)と して 1日 1
回 5∞∼1000mg/F(体 表面
積)を 静脈内に注射す る。
原則 として投与間隔を 4担
間 とする。
なお,年 齢,症 状によ り適
宣増減す る。
炎症候群等),多
膚筋炎,強 度症,混 合性結合
組織病,及 び血管炎を伴 う難 ( 2 ) r1J見
、
治性 リウマチ性疾患
通常,シ ク ロホスファミ ド
(無水物換算)と して 1日 1
回 500mg/m2(体表面積)を
静脈内に注射する。原則 と
して投与間隔を 4週 間 とす
る。
なお.年 齢,症 状によ り適
宜増減する。
│
能 ・効果に関連する使用上の注意 >
│
<効
い
の
る場合
に │
血
前治療に用
1遺 伝性疾患に対する造 幹細胞移植
の
の
│
と造血幹細胞移植
を実
│は ,そ れぞれ 疾患に対する治療 現状
・
ベ
ス
フ
ネ ィッ トを考慮 した上で本剤 を適応す るこ │
1施 す る リ ク
i
L ■P _ ……………_ _ ……………………………………………………
く用法 ・用量に関連する使用上の注意>…
1.造 血幹細胞移植 の前治療に本剤 を投与す る場合 には,下 記
の点に注意すること。
(1)肥 満患者には,投 与量が過多にな らないよ うに,標 準体重
か ら換算 した投与量を考慮すること。
(2)投 与終了後 24時 間は 150mL/時間以上 の尿量を保つ よ う
に,1日 3L以 上の輸液を投与す るとともにメスナを併用
す ること。患者の年齢及び状態を考慮 し,輸 液 の量を調節
す ること。
2.褐 色細胞腫患者にお いて,本剤 を含む化学療法施行後 に高
血圧 ク リーゼ を含む血圧変動が報告 されてい る ことか ら,
本剤 を含む化学療法開始前に α 遮断薬等 を投与す るこ
と。
3.悪 性 リンパ腫に用 い る場合,本 剤 の投与量,投 与 スケジ ュ
ール等については,関 連学会 のガイ ドライン等,最 新 の情
報を参考に投与す ること。
4.注
P28
射液の調製法
シク ロホスファミ ド (無水物換算)100mgあ た り5mLの 生
理食塩液,注 射用水等を加 えて溶解す る。
静脈 内等へのワンシ ョッ ト投与の場合には.溶 液 ●低張 と 」
……
………………………‐
「 がなだあ理詩蒲栞iを
面 しなi:ビ
西:‐
1
1__¨
ホ直費姿2を含!ヨ■_継 後直当奏摘輩Fi墨 主う_■
生_1
【
使用上の注意】中
(1)併 用禁忌 (併用 しないこと)
薬剤名等
ベン トス タチン
コホ リン
1.慎 重投与 (次の患者には慎重に投与すること)
(1)肝 障害 の ある患者 [肝障害が増悪するおそれがある。]
(2)腎 障害 のある患者 [腎障害が増悪するおそれがある。]
(3)骨髄抑制のある患者 [骨髄抑制 が増強す るおそれがある。1
(4)感染症 を合併 してい る患者 [骨髄抑制作用によ り,感 染症が
増悪す るおそれがある。]
(5)水痘患者 [致命的な全身障害があらわれ ることがある。]
(6)高齢者 [「
高齢者 へ の投与」の項参照]
(7)造血幹細胞移植 の前治療に本剤 を投与す る場合 は,次 の患者
にも慎重に投与す ること。
1)膀 洸 に障 害 のある患者 [膀眺 の障害が悪化す るおそれがあ
る。]
2)Fanconi貧 血の患者 [細胞 の脆弱性が報告されてお り,副 作
用が強 く発現するおそれがある。]
2.重 要な基本的注意
(1)骨髄抑制,出 血性 膀勝炎等 の重篤な副作用が起こることがあ
るので,頻 回 に臨床検査 (血液検査,尿 検査,肝 機能 。腎機
薬剤名等
他の抗悪性腫瘍剤
ア ロプ リノール
放射線照射
フェノパル ビター
ル
副腎皮質 ホルモ ン
ク ロラ ム フェニ コ
ール
また,使 用が長期間にわたると副作用が強 くあ らわれ ,遷 延
性に推移す ることがあるので,投 与は慎重に行 うこと。
本剤を造血幹細胞移植 の前治療に投与す る場合 にはi出 血性
膀脱炎等の泌尿器系障害の発現頻度が高 くなるとの報告 aが
イ ンス リン
あるた0,頻 回に臨床検査 (尿検査等)を行うこと。また,
オキシ トシ ン
(2)感 染症,出 血傾向の発現又は増悪に十分注意す ること。
(3)本剤を造血幹細胞移植の前治療に使用す る場合 には,肝 中心
occ:usive disease:VOD)の発
静脈閉塞症 (hepatic veno―
現 に注意す ること。初期 の症状 として体重増加,肝 腫及び肝
の圧痛 を有するとの報告があるので,体 重,肝 腫等に注意す
ること。 (VODの適切な治療法は確立されていない)
(4)小児等 に投与する場合には,副 作用の発現に特に注意 し,慎
重に投与す ること。
小児及び生殖可能 な年齢 の患者 に投与す る必要がある場合
には,性 腺に対する影響を考慮すること。なお,シ ク ロホス
ファ ミ ドの総投与量 の増カロにより,男 女 とも性腺障害の リス
クが増加す るとの報告がある 。。
二次性悪性腫瘍 (急性 白血病,骨 髄異形成症候群,悪 性 リン
パ腫,勝 洸腫瘍 ,腎 孟 ・尿管腫瘍等)が 発生 した との報告 が
あるため,本 剤 の投与終了後 も長期間経過を観察するなど十
分注意す ること。なお,シ クロホスフ ァミドの総投与量の増
加によ り,発 癌の リスクが増加するとの報告がある 3)。
機序 ・危険因子
(2)併 用注意 (併用に注意すること)
能検査等)を 行 うな ど,患 者 の状態を十分に観察す ること。
異常が認 め られた場合には,減 量,体 薬等の適切な処置 を行
うこと。出血性膀洸炎 の防止 のため尿量の増加 を図ること。
泌尿器系障害 の発現抑制のため,投与終了後 24時間は 150mL/
時間以上の尿量を保 つ よ うに,1日 3L以 上の輸液を投与す る
とともにメスナを併用す ること。
臨床症状 ・措置方法
造血幹細胞移植の患者で,本 剤投 明らかな機序は不明
与中にペ ン トス タチンを単回投 である。本剤は用量依
与したところ,錯 乱′呼吸困難, 存性 の心毒性があり,
低血圧,肺 水腫等が認 あられ,心 ベ ン トス タチンは心
毒性により死亡 した との報告が 筋細胞に影響を及ぼ
ある。 また,動 物試験 (マウス) す ATPの代謝を阻害
においてベ ン トスタチ ン (臨床用 する。両剤の併用によ
量の 10倍 相 当量)と シクロホス り心毒性が増強する
フアミド (LDm前後)又 はその類 と考えられてい る °。
縁薬であるイ 苺スファミ ド (LD60
前後)を 同時期に単回投与 したと
き,そ れぞれ を単独投与 したとき
に比べて死亡率の増加 が認めら
れた 。。
臨床症状 ・措置方法
機序 ・危険因子
骨髄抑制等の副作用が増 共に骨髄抑制作用を有す
強することがあるので, る。
異常が認められた場合 に
は,減 量,休 薬等の適切
な処置を行 うこと。
本剤の作用が増強す るこ フェノバル ビタールの酵素
とがある。
誘導により本剤の活性型ヘ
の変換が促進される。
本剤の作用が減弱するこ 副腎皮質ホルモン,ク ロラ
とがある。
ムフェニコール は肝におけ
る本剤の代謝を競合的に阻
害 し,活 性化を抑制す る。
血糖降下作用が増強 され 本剤がイ ンス リン抗体の生
ることがある。
成を阻害するため,遊 離 の
インス リン量が多くな り,
血糖降下作用が増強され
る。
オキシ トシンの作用が増 機序は不明
強されることがある。
パ ソプ レシ ン
パソプレシンの作用が減 本剤がパ ソプレシンの排泄
弱されることがある。
を増カロさせる。
チオテ パ
本剤の作用が減弱 され る 本剤の活性化を抑制すると
おそれがある。
の報告がある。
アン トラサイク リ 心筋障害が増強 され るお 明らかな機序は不明である
ン系薬剤
それがある。また,こ れ が, 共に心筋障害を有する。
ドキソル ビシン らの薬剤 との併用療法終
塩酸塩,エ ピル ビ 了後に遅発性心毒性が発
シン塩酸塩等
現 した との報告があるた
め,治 療終了後 も長期間
経過を観察す るなど十分
注意す ること。
隠分極性筋弛緩剤 脱分極性筋弛緩剤の作用 本剤がコ リンエステラーゼ
スキサメ トニ ウ が増強 され ,遷 延性無呼 による脱分極性筋弛緩剤の
ム等
吸を起 こすおそれがあ
分解を阻害すると考えられ
る。
ている。
副作用
再評価結果時の安全性評価対象例 5021例 (経口投与 を含む)
中,主 なものは,自 血球減少 1903例 (37.90%),悪 心 ・嘔
吐 1041例 (20.73%),脱 毛 1221例 (24.32%)等 であった。
また,急 性 白血病等 の造血幹細胞移植の前治療にお ける本剤
の第 2相 臨床試験 の安全性評価対象例 67例 中,主 なものは
悪心 ・嘔吐 61例 (91%),下 痢, 日内炎各 42例 (各63%),
褐色細胞腫 に本剤 を使用す る際には,関 連文献 (「
医療上 の
必要性 の高い未承認薬 ・適応外薬検討会議 公知 申請 へ の該
当性 に係 る報告書 :シ ク ロホスファミ ド水和物 (掲色細胞腫
脱毛 38例 (57%)で あった。
重大な副作用
(副作用の発現頻度は再評価結果 の成績による)
(傍神経節細胞腫 を含む))」等)を 熟読すること。
相互作用
本剤は,主 に肝代謝酵素 CYP2B6で代謝 され,活性化 され る。
造血幹細胞移植の前治療 に本剤 を投与す る場合には,副 作用
の発現顔度が高くな り,重 篤性 が強 くなるおそれがあるので
また,CYP2C8,2C9,3A4,2A6も
ことが報告 されて い る.
本剤 の代謝に関与 している
注意すること。
シ ョック,ア ナフィラキシー (頻度不明):シ ョック,ア ナ
フ ィラキシーがあらわれ ることがあるので,観 察を十分に行
い,而 FF低下,呼 吸困難,喘 鳴,奪 麻疹,不 快感等 があらわ
れた場合には投与を中止 し,適 切な処置を行 うこと。
骨髄抑制 (頻度不明):几 血球減少,貧 血,自 血球減少 ,血
小板減少,出 血があ らわれ ることがあるので,本 剤投与期間
P29
中には末梢血液の観察を十分に行 い,異 常が認 め られた場合
には,投 与間隔の延長,減 量,休 薬等 の適切 な処置を行 うこ
と。
出血性膀洸炎,排 尿障害 (頻度不明※):出 血性勝脱炎,排 尿
障害があらわれ る ことがあるので,観 察を十分に行 い,異 常
が認 め られた場合 には,減 量,休 薬等 の適切 な処置を行 うこ
と。
本剤 を造血幹細胞移植 の前治療に投与す る場合 には,出 血性
膀眺炎等 の泌 尿器 系障害 の発現頻度 が高 くな るとの報告が
あるため,頻 回に臨床検査 (尿検査等)を 行 うこと。 また,
泌尿器系障害 の発現抑制 のため,投与終了後 24時間は 150mL/
崎 同 豚 上 の 床 菫 ぞ 休 つ よ ワ : し, ■ 口 O L 林
工 ″ 襴 撃 て ヌ サ
リリ
とともにメスナを併用すること。
※ :造血幹細胞移植 の前治療 に,メ スナ未使用 で本剤 を投
〔
与 した場合,出 血性膀洸炎の発現頻度 が 35%(肉 眼的血尿)
重要な基本的注意」の項参照]
であった との報告がある 。。〕[「
4)イ レウス,胃 腸出血 (5%未 満):イ レウス,胃 腸出血 があ ら
われ ることがあるので,観 察を十分に行 い,異 常 が認め られ
た場合 には,投 与 を中止す るな ど適切な処置 を行 うこと。
2)造 血幹細胞移植 の前治療に対す る第 2相 臨床試験 における安
全性評価対象例の集計
上
_
種類\頻度
と。
ー
心筋障害,心 不全 (5%未 満),心 タンポナ デ,心 膜炎 (頻
ー
度不明),心 筋障害,心 不全,心 タンポナ デ,心 膜炎,心
嚢液貯留があ らわれ ることがあるので,観 察 を十分に行 い ,
異常 が認 められた場合には,投 与 を中止するな ど適切な処置
を行 うこと。特 に本剤 を高用量で投与す る場合 (造血幹細胞
移植 の前治療等)は ,十 分に注意す る こと。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (SIADH)(頻度不明):低
ナ トリウム血症,低 浸透圧血症,尿 中ナ トリウム排泄量の増
カロ,高 張尿,痙 攣,意 識障害等 を伴 う抗利尿ホルモン不適合
分泌症候群 (SIADH)があ らわれ ることがあるので,こ の よ
うな場合 には投与 を中止 し,水 分摂取 の制限等適切 な処置 を
行 うこと。
∵
中毒性表皮壊死融解 症 (ToxiC Epiderma:Necrolysis:TEN),
」ohnson症候群)(頻 度不明):
皮膚粘膜眼症候群 (Stevens―
中毒性表皮壊 死融解症,皮 膚粘膜眼症候群があ らわれること
があるので,観 察を十分 に行 い,異 常 が認め られた場合には
投与 を中止 し,適 切 な処置を行 うこと。
肝機能障害,黄 疸 (頻度不明):肝 機能障害,黄 疸があ らわ
れ ることがあるので,肝 機能検査 を行 うなど観察を十分 に行
い,異 常が認 められた場合 には,投 与を中止す るな ど適切 な
処置 を行 うこと。
iO) 急性腎不全 (頻度不明):急 性腎不全等 の重篤 な腎障害があ
らわれ ることがあるので,腎 機能検査 を行 うな ど観察を十分
に行い,異 常が認 め られた場合には,投 与を中止するな ど適
切な処置を行 うこと。
横紋筋融解症 (頻度不明):筋 肉痛,脱 力感,CK(CPK)上 昇,
血 中及び尿 中 ミオ グ ロピン上昇 を特徴 とす る横 紋筋融解症
があ らわれ ることがあるので:観 察を十分に行 い,異 常が認
め られた場合 には,投 与 を中止 し,適 切な処置 を行 うこと。
その他の冨1作用
再評価結果及び 自発報告 によるそ の他 の副作用
コリンエ ステラーゼ低下
口渇,演 瘍性 口内炎,
け.お くび,腹 部膨満感
腹痛,便 秘,下 痢
ST(GOT)上 昇,ALT(GPT)
上昇,ビ リル ビン値上昇,Alf
上昇,LDH上 昇
ク レアチニン止昇,3UN上 昇
腎臓
消化器
反 層
があ らわれ ることがあるので,観 察を十分に行 い,異 常が認
め られた場合 には,投 与を中止す るな ど適切 な処置を行 うこ
血清 FDP増加,AT-3減 少,招
種性血管内凝固症候群
血液
肝臓
精神神経系
循環器
そ の他
5%未 満
5%以 上
課心 ・嘔吐,下 痢,日 内炎,
口秘
胃痛
て ,芹 ,3系
“有
頂痛
い電図異常,不 整脈
発熱,感 染, 血清ナ トリウム 咽頭炎,咽 頭痛,疼 痛,ウ イ
ルス性脳炎,血 清カ リウム上
医下
昇,血 清 クロール低下,血 清
総蛋白減少,血 清 マグネシウ
ム低下
高齢者 への投与
高齢者 では,生 理機能が低下 してい ることが多 く,副 作用が
あ らわれやす いので,用 量並びに投与間隔 に留意す ること。
妊婦,産 婦,授 乳婦等への投与
妊婦又 は妊娠 している可能性 のある婦人 には投与 しないこ
ー
とが望ま しい。また=妊 娠す る可能性 のある婦人及びパ ト
ナ ー が妊娠する可能性のある男性 には,適 切な避妊 をす るよ
う指導す ること。妊娠 中に本剤を使 用す るか,本 剤 を使用中
に妊娠 した場合は,胎 児に異常が生 じる可能性 があることを
患者 に説明すること。 [催奇形性 を疑 う症例報告 があ り,動
・
物試験では,本 剤 2.5mg/kgを投与 した雌 ラッ トで胚 胎児
。
い
5.lmg/kg
の死亡及び催奇形作用 が報告 されて る 。本剤
を投与 した雄 ラッ トを,本 剤 を投与 しない雌 ラ ッ トと交配 さ
せ た ところ,胎 児 の死亡増加及び奇形 を認めた との報告があ
る 6)。
]
(2)授 乳婦 に投与する場合には,授 乳を中止 させ ること。 [乳汁
中に分泌 され ることが報告 されてい る。]
7.小 児等への投与
(1)自 覚的並びに他覚的症状の緩解,乳 癌及び褐色細胞腫 に対す
る他 の抗悪性腫蕩剤 との併用療法,造 血幹細胞移植 の前治療
の場合 :低 出生体重児,新 生児,乳 児,幼 児又 は小児に対す
重要な基本的注意」の項参照]
る安全性は確立 していない。[「
マ
め
の
リウ
チ性疾患
場合 :低出生体重児 ,新 生児,
② 治療抵抗性
乳児又は幼児 に対する安全性は確立 していない。 [低出生体
重児,新 生児に対 しては使用経験がない。乳児,幼 児 に対 し
重要な基本的注意」 の項参照)]
ては使用経験が少ない。 (「
8.適 用上の注意
(1)調 製方法 :本 剤は溶解後速やかに使用す ること。
(2)筋 肉内注射時 :筋 肉内注射 にあたつては,下 記 の点に注意す
ること。
1)筋 肉内投与はやむ を得 ない場合 にの み必要最小限 に行 うこ
と。 同一部位 への反復注射は行わないこ と。特 に低出生体重
児 ,新 生児 ,乳 児,幼 児又は小児 には注意す ること。
υ 神経走行部位 を避 けること。
3)注 射針 を刺入 した とき,激 痛 を訴えた り血液の逆流 をみた場
P3 0
合は直 ちに針を抜き,部 位 をかえて注射すること。
4)注 射部位 に疼痛 ,硬 結をみることがある。
率は,次 の とお りであった。
1.血 漿中濃度
各種 の悪性腫瘍患者 8例 に注射用シク ロホスファミ ドを静脈
内投与 した ときの血漿中の活性代謝物 (4-ヒドロキシシクロ
ホスフ ァミ ド+ア ル ドホスファミド)の 薬物動態パ ラメータ
を表 1に 示す 。。 (外国人によるデー タ)
表 1活 性代謝物 の薬物動態パ ラメー タ
投与量 El
陥
(Dg/k2)
AUC.12
( μg ・h r / m L )
x
(■g/mLb
31± 0_73
4.66=Ll.20
ために承認外の高用量を投与 している。
ti二
1:
(測定法 :蛍光法)(meanttS.D。
)
本剤 を造血 幹細胞移植 の前治療 に使用 した際のシクロホ ス
フ ァ ミ ドの薬物動態パ ラメー タを表 2に 示す .(外 国人 によ
るデ ー タ)
表 2造 血幹 細胞移植 の前治療時 にお けるシク ロホスファ ミ ドの
′くラメー タ
半滅期
Dav
7.1
4.7± 1.3
8.7± 4.6
6.77=Ll.27
(hr)
P値
2.8± 0.4
3.6± 0.9
4.51=LO.99
緋∽
表 3臨 床成績
【
薬物動態】
文献
pく〔0.0005
Dく
10.02
D=0.00000
D=0.00001
(meanttS.D.)
2.分 布
0.161L/kg(mean±s.2) 10(外 国人 に
(1)分 布容積 :0.763±
よるデー タ)
(2)(参 考)
マ ウス に 14c標識 シク ロホスファミ ド 500mg/kgを腹腔内投
与又は皮下投与 した際の組織内濃度は,血 液,肝 では投与後
1時 間で最高濃度を示 し,腸 を除 く他の組織 では,2時 間ま
で増加 し,そ の後減少 した。腸 では 4時 間で最高濃度を示 し
た 1の
。
3. 代謝
( 1 )本剤は,主 に肝代謝酵素 CYP2B6で 代謝 され,活性化 される。
また,CYP2C8,2C9,3A4,2A6も
本剤 の代謝 に関与 してい る
ことが報告 されてい る。 (レッ
J")18)
(2)代 謝物 10:4-ヒ ドロキシシクロホス ファミ ド※,ア ル ドホス
フ ァ ミ ド※,ホ スファ ミ ドマス ター ド来,ア クロレイ ン,4ケ トン クロホスファミド,カ ルボキシホスファミド
(※ :活性 代謝物)
4.排
泄
(外国人によるデー タ)
(1)各 種 の悪性腫瘍患者 26例 に,14c_標識 シクロホスファミド
6.8∼80mg/kg楽を静脈内投与 した場合,尿 中には投与量 の約
62%が 2日 以内に,約 68%が 4日 以内に排泄 された。また,
糞便中には投与量の約 1.8%が 4日 以内に排泄 され,呼 気中
には投 与量 の約 0.9∼1.4%が 4日 以内に排泄 された 15)。
(※ :一 部承認外 の高用量 を含む。)
(2)大 部分は不活性代謝物 として尿中に排泄 され 10,活性代謝物
の尿 中排泄率は 12時 間で投与量の約 1%0,未 変化体の尿中
排泄率は 24時 間で投与量の約 10%で あった 10。
5。 その他
血漿蛋 自結合率 :シクロホスファミ ド12∼24%141(外国人に
よるデー タ)
臨床成績】
【
1.自 覚的並びに他覚的症状の緩解
再評価結果 にお ける自党的並びに他 党的症状 の緩解 による
有効性評価対象例 (本剤 の単独投与例)4976例 の疾患別有効
有効例数/
有効性評価
対象例数
疾患名
疾患名
有効例数/
有効性評価
対象例数
有効率
(%)
92/191
48 2
17/28
60 7
多発性骨髄腫
159/362
43.9
慢性白血病
悪性 リンパ腫
616/1060
58.1
咽頭癌
肺癌
152/537
28.3
胃癌
57/270
21.1
乳癌
364/1005
36.2
膵癌
5/21
23.8
急性 白血病
134/382
35.1
肝癌
13/33
39 4
真性多血症
2/3
31/132
23 5
63.0
結腸癌
子官癌
63/304
20.7
睾丸腫瘍
17/27
卵巣癌
神経贖瘍
166/358
46.4
絨毛性疾患
25/39
64.1
42/84
5 0 . 0 横紋筋肉腫
22/34
64.7
23/61
45。
9
11/45
24.4
骨腫瘍
悪性黒色腫
2.造 血幹細胞移植の前治療
(1)急 性 自血病,慢 性骨髄性 白血病,骨 髄異形成症候群 ,再 生不
良性貧血の有効性評価対象 66例 の患者に対 して,他 の前治
療 の併用下で,本剤 1日 50∼60mg/kgを 2∼4日 点滴静注 し,
その後造血幹細胞移植 を実施 し,前 治療薬剤の評価 を実施 し
た。
(2)本 剤 の骨髄抑制効果 あ りは 98.5%(65例 /66例 ),移 植骨髄
生着あ り97.0%(64例 /66例 ),前 治療 の総合効果は 95.5%
(63例/66例)で ,す ぐれた有効性 を示 した。
(3)本 剤は自血球数を速やかに減少 (300/mln3未
満,平 均 7.5日 )
させ,そ の後自血球数 1000/m3以上に比較的早 く回復 (移植
後平均 16.5日 )さ せ ることから,造 血幹細胞移植時の前治
療 の条件に合致す るものと考えられた。
【
薬効薬理】
薬理作用
抗腫瘍効果
動物移植性腫瘍に対する効果 缶 ッ
′
")
マ ウスの Ehrlich tt Bashford癌ラッ トの吉田肉腫 Walker
癌 」ensen肉腫等に対 して明 らかな腫 瘍増殖抑制効果 を示 し,
マ ウス L1210白 血病 ,ラ ッ ト腹水肝癌 AH13等 のほか多 くの
∼
動物移植性腫瘍に対 して延命効果を認 めている 1つ20p。
′
細胞学的効果 し ν
め
ラッ ト吉田肉腫 の試験にお いて,短 時間内に分裂像の減少 ,
異常分裂像がみ られ,細 胞 の膨化,核 の崩壊,細 胞質 の融解
を認めた 21)。
作用機序
シクロホスファミ ドは生体内で活性化 された後,腫 瘍細胞 の
DNA合 成を阻害 し,抗 腫瘍作用をあ らわす ことが認 め られて
い る。
マ ウス Ehrlich癌 (腹水型)に 75mg/kgを腹腔内投与 し,腫
瘍細胞 の核酸合成に及ぼす影響をみた ところ,DNA及 び RNA
の合成を共に抑制 したがDNAの 方をより著明に抑制 した ″)。
マ ウス Ehrlich癌 (腹水型)に 30,60,120mg/kgを 腹腔内
に投与 した場合 ,い ずれ の投与量にお い ても,腫 瘍細胞分裂
周期 の G2期 (分裂前期)に 作用 し,M期 (分裂期)へ の移行
を遅 らせ,そ の結果 として細胞 の増殖 を抑制 した。
なお,120mg/kg投 与群においては S期 (DNA合成期)に も作
用 した の。
【
有効成分に関する理化学的知見】
一般的名称 :シ クロホスファミ ド水和物
(JAND E日
局]
Cyclophosphamide H,drate
-2ル 1,3,
化学名 :″ルBis(2-chloroethyl)-3,4,5,6-tetr:hydr。
2-oxazaphOsphorin-2-alnine 2-oxide lllonobydrate
H20
分子式 :C7H16C12N202P・
分子量 :279.10
・
P31
化学構造式 :
`
。r´Cl
ctN_。仰
性状 :自色の結晶又は結晶性 の粉末 で,に お いはない。
ー
酢酸 (100)に極 めて溶 けやす く,エ タノ ル (95),無水
ー
酢酸又 はクロロホル ムに溶 けやす く,水 又は ジエチル エ
テルにやや溶 けやす い。
融点 :45∼53℃
ー 1//水
]
分配係数 :4.27[1-オ クタノ ′
注射用エ ン ドキサ ン 5 0 0 m g : 1 瓶
Ⅲ
文献請求番号〕
〔
Gryn,J. et al. : BonellarrowTransplantation,l99S,12,2lT
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ー
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〒541つ045大 阪市中央 区道修 町 3丁 目 1番 8号
1日言舌0120-956-734
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http://― .shionοgi.co.jp/med/
P32
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大阪市中央区道修町 3丁 目 1番 8号
●:パ クス ター社登録商標
EX」 46 DA
包装】
【
注射用エンドキサン100mg:10瓶
主要文献】
【
塩野義製薬株 式会社
様式3
(新開発表用)
① プレドニン錠5mg
タケダ」5mg
② プレドニゾロン錠 「
タケダ」1%
③ プレドニゾロン散 「
プ レ ドニ ゾ ロン
① 塩野義製薬株式会社,② ,③ :武田薬品工業株式会社
① ② ③
:1錠 中にプ レ ドニゾ ロンを5mg含 有する錠剤
:1錠中にプ レ ドニゾロンを5mg含 有する錠剤
:lg中 にプ レ ドニゾ ロンを10mg含 有する粉末
通常 ,成人 にはプ レ ドニ ゾ ロン として 1日 5∼60mgを 1∼4回 に分割経 口投 与す る .
なお ,年 齢 ,症 状 により適宜増減す るが,悪 性 リンパ腫に用 い る場合 ,抗 悪性腫
瘍剤 との併用 において,1日 量 として 10omJm2(体 表面積)ま で投与で きる。
用 法 ・用量 川崎病 の急性期に用い る場合 ,通 常,プ レ ドニ ゾロンとして 1日 2my咆 (最大
60mg)を 3回 に分割経 口投与する。
(下線部追加)
慢性副腎皮質機能不全 (原発性,続 発性,下 垂体性,医 原性),急 性副腎皮質機
能不全 幅1腎ク リーゼ),副 腎性器症候群,亜 急性甲状腺炎 ,甲 状腺中毒症 〔
甲状
腺 (中毒性)ク リーゼ〕,甲 状腺疾患に伴 う悪性眼球突出症,ACTH単
独欠損症
関節 リウマチ,若 年性関節 リウマチ (スチル病を含む),リ ウマチ熱 (リウマチ
性心炎を含む), リウマチ性多発筋痛
エ リテマ トーデ ス (全身性及び慢性円板状),全 身性血管炎 (大動脈炎症候詳,
結節性動脈周囲炎 ,多 発性動脈炎,ヴ ェゲナ肉芽腫症を含む),多 発性筋炎 (皮膚
筋炎),強 皮症
川崎病の急性期 (重症であ り,冠 動脈障害の発生の危険がある場合)
ネ フローゼ及びネ フローゼ症候群
うっ血性心不全
気管支喘息,喘 息性気管支炎 (小児喘息性気管支炎を含む),薬 剤その他 の化学
物質によるア レル ギー ・中毒 (薬疹,中 毒疹を含む),血 清病
重症感染症 (化学療法 と併用す る)
溶血性貧血 (免疫性又は免疫性機序 の疑われ るもの),自 血病 (急性 白血病,慢
効能 ・効果
性骨髄性白血病 の急性転化 ,慢 性 リンパ性 白血病)(皮 膚 白血病を含む),顆 粒球
減少症 (本態性,続 発性),紫 斑病 (血小板減少性及び血小板非減少性),再 生不
良性貧血,凝 固因子 の障害による出血性素因
限局性腸炎,潰 瘍性大腸炎
重症消耗性疾患 の全身状態 の改善 (癌末期,ス プルー を含む)
劇症肝炎 (臨床的に重症 とみな されるものを含む),胆 汁 うつ滞型急性肝炎,慢
性肝炎 (活動型,急 性再燃型,胆 汁 うっ滞型)(但 し,一 般的治療に反応せず肝機
能の著 しい異常が持続す る難治性 の ものに限る),肝 硬変 (活動型,難 治性腹水 を
伴 うもの,胆 汁 うつ滞 を伴 うもの)
サル コイ ドー シス (但し,両 側肺門 リンパ節腫脹 のみの場合 を除 く),び まん性
間質性肺炎 (肺線維症)(放 射線肺臓炎を含む)
肺結核 (粟粒結核,重 症結核に限る)(抗 結核剤 と併用す る),結 核性髄膜炎 (抗
結核剤 と併用す る),結 核性胸膜炎 (抗結核剤 と併用す る),結 核性腹膜炎 (抗結
核剤 と併用す る),結 核性心 の う炎 (抗結核剤 と併用する)
脳脊髄炎 (脳炎,脊 髄炎 を含む)(但 し,一 次性脳炎 の場合は頭蓋内圧充進症状
がみ られ,か つ他剤で効果が不十分なときに短期間用い ること),末 梢神経炎 (ギ
ランバ レー症候群を含む),筋 強直症,重 症筋無力症,多 発性硬化症 (視束脊髄炎
を含む),小 舞踏病,顔 面神経麻痺,脊 髄蜘網膜炎,デ ュシエンヌ型筋ジス トロフ
イ
悪 性 リ ンパ
内症井及 び類似疾 患 (近縁疾患),多 発性骨髄腫,好 酸性肉芽腫,乳 癌 の再発転移
特発性低血糖症
原因不明の発熱 、
日1腎摘除,臓 器 ・組織移植,侵 襲後肺水腫,副 腎皮質機能不全患者 に対す る外
科的侵襲
蛇毒 ・昆虫毒 (重症 の虫さされ を含む)
強直性脊椎炎 (リウマチ性脊椎炎)
卵管整形術後の癒着防止 ,副 腎皮質機能障害による排卵障害
前 立腺癌 (他の療法が無効 な場合),陰 茎硬結
上位珍 ,印 ヌ眉人,貝 市仏lW
珍,授 η
…
ー
ー
・
・
疹 ,自 家感作性皮膚炎,ア トピ 皮膚炎,乳 幼 小児湿疹,ビ ダ ル苔癬,そ
の他 の神経皮膚炎,脂 漏性皮膚炎,進 行性指掌角皮症,そ の他 の手指 の皮膚炎,
・
陰部 あるい は肛門湿疹,耳 介及び外耳道 の湿疹 皮膚炎,鼻 前庭及び鼻翼周辺 の
・
湿疹 皮膚炎 な ど)(但 し,重 症例以外は極力投与 しないこと),★ 痒疹群 (小児
ス トロフル ス,華 麻疹様苔癬,固 定華麻疹 を含む)(但 し,重 症例に限 る。また,
固定華麻疹は局注 が望ま しい),華 麻疹 (慢性例を除 く)(重 症例 に限る),★ 乾癬
尋常性乾癬 (重症例),関 節症性乾癬,乾 癬性紅皮症,膿 疱性乾癬,稽
及び類症 〔
ー
留性肢端皮膚炎,疱 疹状膿痴疹,ラ イタ 症候群〕,★ 掌臆膿疱症 (重症例に限る),
★毛孔性紅色糧糠 疹 (重症例に限る),★ 扁平苔癬 (重症例 に限る),成 年性浮腫
性硬化症,紅 斑症 (★多形滲出性紅斑,結 節性紅斑)(但 し,多 形滲出性紅斑 の場
ー
合は重症例 に限る),ア ナ フィラク トイ ド紫斑 (単純型,シ ェ ンライ ン型,ヘ ノ
ー
ー
開口
ッホ型)(重 症例 に限る),ウ ェ バ ク リスチャン病,粘 膜皮膚眼症候群 〔
・
ス
症候群,
口内
ック
ョンソン
炎,フ
病,皮 膚
部 び らん性外皮症,ス チブ ンス ジ
ベー チ ェ ッ ト病 (眼症状のない場合), リップシ ュ ッツ急性陰門潰瘍〕,レ イ ノー
病,★ 円形脱 毛症 (悪性型 に限る),天 疱療群 (尋常性天疱療,落 葉状天疱塘,
Usher症 候群,増 殖性天疱清),デ ュー リング疱疹状皮膚炎 (類天疱療,
Sellear‐
妊娠性疱 疹を含む),先 天性表皮水疱症,帯 状疱疹 (重症例 に限る),★ 紅皮症 (ヘ
ー
ブラ紅色粒糠 疹 を含む),顔 面播種状粟粒性狼清 (重症例 に限る),ア レル ギ 性
血管炎及 びそ の類症 (急性痘療様苔癬状粒糠疹を含む),潰 瘍性慢性膿皮症,新 生
児 ス ク レレーマ
内眼 ・視神経 ・眼富 ・眼筋の炎症性疾患の対症療法 (ブ ドウ膜炎,網 脈絡膜炎,
網膜血管炎,視 神経炎,眼 嵩炎性偽腫瘍,眼 嵩漏斗尖端部症候群,眼 筋麻痺),外
眼部及び前眼部 の炎症性疾患 の対症療法 で点眼が不適 当又は不十分 な場合 (眼瞼
炎,結 膜炎,角 膜炎,強 膜炎,虹 彩毛様体炎),眼 科領域 の術後炎症
急性 ・慢性 中耳炎,滲 出性 中耳炎 0耳 管狭窄症,メ ニエル病及 びメニエル症候
ー
群,急 性感音性難聴,血 管運動 (神経)性 鼻炎,ア レル ギ 性鼻炎,花 粉症 (枯
草熱),副 鼻腔炎 ・鼻茸,進 行性壊疸性鼻炎,喉 頭炎 ,喉 頭浮腫,食 道 の炎症 (腐
蝕性食道炎,直 達鏡使用後)及 び食道拡張術後,耳 鼻咽喉科領域 の手術後 の後療
法,難 治性 国内炎及び舌炎 (局所療法で治癒 しない もの)
嗅覚障害,急 性 ・慢性 (反復性)唾 液腺炎
★印
外用剤 を用 いて も効果が不十分 な場合 あるいは十分な効果を期待 し得 ない と推定
され る場合にのみ用い ること
(取消線部削除)
P34
71備 考
取扱い区分 :新 効能医薬品及び新用量医薬品
「
添付文書條 )」
は,別 紙 として添付
剤 は,合 成 副腎皮質 ホルモ ン剤 であ り,抗 炎症作用,抗 ア レル ギー 作用,免 疫
1本
抑制作用 の他,広 範 囲 にわた る代謝作用 を有す る。今回,悪 性 リンパ 腫 に 関す る
効能 0効 果及 び用法 ・用量 の 変更につ いて申請 した.
P35
**2015年 ●月改訂 (第21版,医 薬品製造販売承認事項一部変更承認に基づく効能 ・効果,用 法 。用量の項の改訂)
*2015年 3月 改訂
日
872456
貯 法 :気 密容器 ・室温保存
使用期限 :外 箱等 に表示 (使用期 間 5年 )
承認 番号
合成副腎皮質ホルモン剤
日本薬局方 プ レ ドニ ゾロン錠
処方箋医薬品注D
【
警告】
本剤 を含 むがん化学療法は, 緊 急時 に十分 対応 できる医療施設
に おいて, が ん化学療法 に十分な知識 ・経験 を持 つ 医師のもと
外形
2015年 ●月
⑨ Θ
1992年 6月
大きさ
識別 コー ド
1 .
4.結 核性疾患の患者 [免疫機能抑制作用によ り,症 状が増悪
する ことがある。
]
5.単 純疱疹性角膜炎の患者 [免疫機能抑制作用によ り,症 状
が増悪することがある。
]
6.後 嚢 白内障の患者 [症状が増 悪することがある.]
7.緑 内障の患者 [眼圧の克進によ り,緑 内障が増悪すること
がある。1
8.高 血圧症の患者 [電解質代謝作用によ り,高 血圧症が増悪
する ことがある。
]
9.電 解質異常のある患者 [電解質代謝作用により,電 解質異
常が増悪することがある.]
10.血 栓症の患者 [血液凝固促進作用によ り.症 状が増悪する
ことが ある。
]
11.最 近行 つた内臓の手術創のある患者 [創傷治癒 (組織修復)
が障害 される ことが ある。
]
12.急 性心筋梗塞 を起 こした患者 [心破裂を起 こしたとの報告
がある。
【
組成 口性状】
プ レ ドニン錠 5mg
lv
l:=tcY
'tss
乳糖水和物, トウモロコシデンプン,ヒ ドロキシプロピル
セル ロース,カ ルメロースカルシウム,ス テアリン酸マグ
ネシウム,タ ルク,黄 色三二酸化鉄,三 二酸化鉄
プ レ ドニ ン錠 5tng
うす いだいだい色の素錠で,に おいはない。
注 1)注 意 ―医師等の処方箋によ り使用すること
0341:5
内科 ・小児科領城
体性,医 原性),急 性副腎皮質機能不全 (副腎ク リーゼ),副
腎性器症候群,亜 急性甲状腺炎,甲 状腺中毒症 〔甲状腺 (中
毒性)ク リーゼ〕,甲 状腺疾患に伴 う悪性眼球突出症,ACTH
1.有 効な抗菌剤の存在 しない感染症,全身の真菌症の患者 [免
癒 (組織修復)が 障害 されることがある。
]
3.精 神病の患者 [大脳辺縁系の神経伝達物質に影響 を与え,
症状力t増悪することがある。]
面
( 1 )内分泌疾患 :慢性副 腎皮質機能不全 (原発性,続 発性,下 垂
鯨 則禁忌 (次の患者には投与しないことを原則とする
が 特に必要とする場合には睡 に投与すること)】
疫機能抑制作用によ り,症 状が増悪することがある。
]
2.消 化性潰瘍の患者 [肉芽組織増殖抑制作用によ り,漬 瘍治
側
【
効能 ・効果】中■
禁忌 (次の患者には投与 しないこと)】
【
本剤の成分に対 し過敏症の既往歴の ある患者
面
約 0.05g
重量
危険性 を十分説明 し, 同 意 を得てか ら投与す る こと。
裏
O
直径 約 5 . O m m
厚さ 約 2.311un
と。また, 治 療開始に先立 ち, 患 者 又 はその家族に有効性及び
販売名
性状 ・剤形
効能追カロ
プ レ ドニ ン錠 5mg
表面
で, 本 療 法 が適 切 と判断 され る患 者 についてのみ 実施す る こ
添加物
1956年 3月
Predonine@
販売名
( 1 鍵中)
01740
1957年 4月
プレド=地 5mg
③ シル ギ製薬
販売名
成分 ・含量
16000舵
薬価収載
販売開始
再評価結果
単独欠損症
(2)リウマチ疾患 :関節 リウマチ,若 年性関節 リウマチ (スチル
病を含む), リウマチ熱 (リウマチ性心炎を含む), リウマチ
性多発筋痛
(3)膠原病 :エ リテマ トーデス (全身性及び慢性円板状),全 身
性血管炎 (大動脈炎症候群,結 節性動脈周囲炎,多 発性動脈
炎,ヴ ェゲナ肉芽腫症を含む),多 発性筋炎 (皮膚筋炎),強
皮症
(0
川崎病の急性期 (重症であ り,冠 動脈障害の発生の危険があ
る場合)
腎疾患 :ネ フローゼ及びネフローゼ症候群
心疾患 :う っ血性心不全
ア レルギー性疾患 :気 管支喘息,喘 息性気管支炎 (小児喘息
性気管支炎を含む),薬 剤その他の化学物質によるア レルギ
ー 。中毒 (薬疹,中 毒疹を含む),血 清病
重症感染症 :重症感染症 (化学療法 と併用する)
血液疾患 :溶血性貧血 (免疫性又は免疫性機序の疑われるも
の),自 血病 (急性自血病,慢 性骨髄性 白血病の急性転化,
慢性 リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む),顆粒球減少症 (本
態性,親発性),紫斑病 (血小板減少性及び血小板非減少性),
再生不良性貧血,凝 固因子の障害による出血性素因
(10)消化器疾患 :限局性腸炎,漬 瘍性大腸炎
(11)菫症消耗性疾患 :重症消耗性疾患の全身状態の改善 (癌末期,
ス プルーを含む)
(12)肝疾患 :劇症肝炎 (臨床的に重症 とみなされ るものを含む),
胆汁 うつ滞型急性肝炎,慢 性肝炎 (活動型,急 性再燃型,胆
汁 うつ滞型)(た だ し,一 般的治療に反応せず肝機能の著 し
い異常が持続す る難治性のものに限る),肝 硬変 (活動型,
難治性腹水 を伴 うもの,胆 汁 うっ滞を伴 うもの)
(13)肺疾患 :サルコイ ドー シス (ただ し,両 側肺門 リンパ節腫脹
のみの場合 を除 く),び まん性間質性肺炎 (肺線維症)(放 射
線肺臓炎を含む)
(1の 結機性疾患 (抗錯横剤 と併用する)
肺結核 (粟粒結核,重 症結核に限る),結 核性髄膜炎,結 核
P37
ー
管運動 (神経)性鼻炎,ア レルギ 性鼻炎,花粉症 (枯草熱),
・
・
副鼻腔炎 鼻茸,進 行性壊疸性鼻炎,喉 頭炎 喉頭浮腫,食
道の炎症 (腐触性食道炎,直達鏡使用後)及び食道拡張術後,
耳鼻咽喉科領域 の手術後の後療法,難 治性 口内炎及び舌炎
・
(局所療法で治癒 しないもの),嗅 覚障害,急 性 慢性 (反
性胸膜炎,結 核性腹膜炎,結 核性心の う炎
(15)神 経疾患 :脳 脊髄炎 (脳炎,脊 髄炎を含む)(た だ し:一 次
性脳炎の場合は頭蓋内圧克進症状がみ られ,か つ他剤で効果
が不十分なときに短期間用いること。),末 梢神経炎 (ギラ ン
パ レー 症候群を含む),筋 強直症,重 症筋無力症,多 発性硬
化症 (視東脊髄炎 を含む),小 舞踏病,顔 面神経麻痺,書 髄
蜘網膜炎,デ ュシェンス型筋ジス トロフィー
(16)悪 性腫瘍 :悪性 リンパ腫及び類似疾患 (近縁疾患),多 発性
骨髄腫,好 酸性肉芽腫,乳 癌の再発転移
〔「
悪性 リンパ腫 (リンパ肉腫症,細網肉腫症,ホ ジキン病,
悪性 リンパ腫Jに 改訂〕
皮膚細網症.菌 状息肉症)Jを 「
(17)そ の他の内科的疾患 :特 発性低血糖症,原 因不明の発熱
2.外 科領摯 :副 腎摘除,臓 器 ・組織移植,侵 襲後肺水腫,副 腎
皮質機能不全患者に対する外科的侵襲,蛇 毒 ・昆虫毒 (重症
の虫 さされを含む)
3.整 形外科領城 :強 直性脊椎炎 (リウマチ性脊椎炎)
4.産 婦人科領城 :卵 管整形術後の癒着防止,副 腎皮質機能障害
による排卵障害
5.泌 尿器科領城 :前 立腺癌 (他の療法が無効な場合), 陰茎硬
皮膚科領城 :
△印 の付されている効能 。効果に対 しては,外 用剤を用 いて
も効果 が不十分 な場合 あるいは十分 な効果 を期待 し得 ない
と推定 される場合にのみ用 いること。
△湿疹 ・皮膚炎群 (急性湿疹,亜 急性湿疹,慢 性湿疹,接 触
皮膚炎,貨 幣状湿疹,自 家感作性皮膚炎,ア トピー皮膚炎,
乳 ・幼 ・小児湿疹, ビダール薔癬,そ の他の神経皮膚炎,脂
漏性皮膚炎,進 行性指掌角皮症,そ の他の手指の皮膚炎,陰
部あるいは肛門湿疹,耳 介及び外耳道の混疹 ・皮膚炎,鼻 前
庭及 び鼻翼周辺の湿疹 ・皮膚炎等)(た だ し,重 症例以外は
極力投与 しないこと。),△ 痒疹群 (小児ス トロフルス,奪 麻
疹様 苔癬,固 定奪麻疹 を含む)(た だ し:重 症例に限る。ま
),奪 麻疹 (慢性例 を除 く)
た,固 定奪麻疹は局注が望ま しい。
尋常性乾癬 (重症例),
(重症例に限る),△ 乾癬及び類症 〔
関節症性乾癬,乾 癬性紅皮症,膿 疱性乾癬,稽 留性肢端皮膚
炎,疱 疹状膿痴疹,ラ イター症候群〕,△ 掌瞳腱疱症 (重症
例に限る),△ 毛孔性紅色枇糠疹 (重症例に限る),△ 扁平苔
癬 (重症例に限る),成 年性浮腫性硬化症,紅 斑症 (△多形
滲出性紅斑,結 節性紅斑)(た だ し,多 形滲出性紅斑の場合
は重症例に限る),ア ナ フィラク トイ ド紫斑 (単純型:シ エ
一ク
ー ンライン型,ヘ ノッホ型)(重 症例に限る),ウ ェー′`
法 (ブ ドウ膜炎,網 脈絡膜炎,網 膜血管炎,視 神経炎,眼 寓
炎性偽腫瘍,眼 高漏 斗尖端部症候群,眼 筋麻痺),外 眼部及
び前眼部の炎症性疾患 の対症療法で点眼が不適 当又は不十
8.
P38
分な場合 (眼瞼炎,結 膜炎,角膜炎,強膜炎,虹彩 毛様体炎),
眼科領域 の術後炎症
・
耳鼻咽喉科領城 :急性 ・慢性中耳炎,滲 出性中耳炎 耳管狭
ニエ
ニエ
メ
ル症候群,急
性感音性難聴,血
ル病及び
窄症 ,メ
表面積)ま で投与できる。
川崎病の急性期に用いる場合,通 常,プ レ ドニ ゾロンとして 1日
……1
鮮製
浮`生
Ψ鼎
撃=全貰…
く用法 ・用量に関連する使用上の注意 >
11.本
│ て
剤 の投与量,投 与スケジュール,漸 減中止方法等につ い │
は,関 連学会のガイ ドライ ン等,最 新 の情報 を参考に投 :
_聯
:_…
…奏ルニ
…………………」
喧杢刺墜望ユ賛え'■■_0__…
・
【
使用上の注意】
1.慎 重投与 (次の患者 には慎重 に投与すること)
(1)感 染症 の患者 [免疫機能抑制作用 により,感 染症が増悪す る
おそれがある。
]
(2)糖 尿病 の患者 [糖新生作用等により血糖が上昇 し,糖 尿病 が
増悪す るおそれがある。]
(3)骨 粗霧症の患者 [蛋自異化作用等によ り,骨 粗撃症 が増悪す
るおそれがある。]
(4)腎 不全 の患者 [薬物の排泄 が遅延す るため,体 内蓄積に よる
薬物動態」の項参照)]
副作用 があらわれ るおそれがある。(「
(5)甲 状腺機能低下の ある患者 [血中半減期 が延長す るとの報告
があ り,副 作用があらわれ るおそれがある。]
(6)肝 硬変 の患者 [代謝酵素活性 の低下等 により,副 作用 があら
われやすい。(「
薬物動態Jの 項参照)]
旨肪分解 。再分布作用 により,肝 臓への脂肪
(7)脂 肪肝 の患者 [Л
沈着が増大 し,脂 肪肝が増悪す るおそれがある。]
(8)脂 肪塞栓症の患者 [大量投与により脂肪塞栓症 が起こるとの
報告があ り,症 状が増悪す るおそれがある。]
(9)重 症筋無力症の患者 [使用当初,一 時症状が増悪す るおそれ
がある。]
'
薬物動態」 の項参照]
高齢者 [「
高齢者 への投与」及び 「
.0
7.
限る),△ 紅皮症 (ヘプラ紅色織糠疹 を含む),顔 面播種状粟
粒性狼療 (重症例 に限 る),ア レルギー性血管炎及びその類
症 (急性痘癒様苔癬状枇練疹 を含む),漬 瘍性慢性膿皮症,
新生児 スク レレー マ
眼科領城 :内 眼 ・視神経 ・眼寓 ・眼筋の炎症性疾患の対症療
通常,成 人にはプレドニ ゾロンとして 1日 5∼60mgを 1∼4回 に
分割経 口投与する。
なお,年 齢,症 状によ り適宜増減するが.悪 性 リンパ腫に用 いる
場合,抗 悪性腫瘍剤との併用において,1日 畳として 1∞朧/m2(体
2
u sher症候群,
疱療群 (尋常性天疱滝,落葉状天疱疲,Senear―
ー
ュ
リング疱疹状皮膚炎 (類天疱療,妊
増殖性天疱療),デ
娠性疱疹 を含む),先 天性表皮水疱症,帯 状疱疹 (重症例 に
・・
用法 口用量】
【
0
1
リスチヤン病,粘 膜皮膚眼症候群 〔開 口部び らん性外皮症,
スチ ブンス ・ジ ョンソン病,皮 膚 口内 炎・ フックス症候群,
ベー チ ェッ ト病 (眼症状のな い場合),リ ツプシユ ツッ急性
陰門潰瘍〕,レ イノー病,△ 円形脱毛症 (悪性型 に限る),天
復性)唾 液腺炎
重要な基本的注意
本剤 の投 与により,誘 発感染症,続 発性副腎皮質機能不全,
消化管漬瘍,糖 尿病,精 神障害等の重篤な副作用があ らわれ
ることがあるので,本 剤 の投与にあたつては次の注意が必要
である。
1 ) 投与に際 しては,特 に適応 ,症 状を考慮 し,他 の治療法 によ
つて十分に治療効果 が期待できる場合には,本 剤を投与 しな
いこと。 また,局 所的投与で十分な場合 には,局 所療法 を行
うこと。
投与中は副作用の発現 に対 し,常 に十分な配慮 と観察を行 い,
また,患 者をス トレスか ら避 けるよ うに し,事 故,手 術等の
場合には増量するな ど適切な処置を行 うこと。
特に,本 剤投与中に水痘 又は麻疹に感染すると,致 命的な経
過 をたどることが あるので,次 の注意が必要 である。
本剤投与前 に水痘又は麻疹 の既往や予防接種 の有無 を確認
す ること。
水痘又は麻疹の既往 のない患者においては,水 痘又は麻疹ヘ
の感染 を極力防ぐよう常に十分な配慮 と観察 を行 うこと。感
染が疑われ る場合や感染 した場合には,直 ちに受診するよう
指導 し,適 切な処置を講ずること。
c.水 痘又 は麻疹の既往や予防接種 を受けた ことが あ る患者で
臨床症状 ・措置方法
機序 ・危険因子
の
他 副腎皮質ホルモ ン燕 副腎皮質ホルモ ン剤 は
の大量投与で,シ ク ロス シクロスポ リンの代謝
ポ リンの血 中濃度が上昇 を抑制する。
す る との報告 が あ るの
で,併 用する場合には用
量に注意すること。
本剤の作用が増強される 本剤 の代謝が抑 制 され
との報告があるので,併 る。
薬剤名等
シクロスポ リン
あつても,本 剤投与中は,水 痘又は麻疹 を発症す る可能性が
あるので留意すること。
41連 用後,投 与を急に中止すると,と きに発熱,頭 痛,食 欲不
振,脱 力感,筋 肉痛,関 節痛,シ ョック等の離脱症状があら
われる ことが あるので,投 与を中止す る場合 には,徐 々に減
量するな ど慎重に行 うこと。離脱症状があ らわれた場合 には,
直ちに再投与又は増量す ること。
(2)副 腎皮質 ホルモン剤 を投与された B型 肝炎 ウイル ス キャリア
の患者において,B型 肝炎 ウイルスの増殖による肝炎があら
-t)
^fr-?.(
用する場合には用量に注
意すること。
非脱分極性筋弛緩剤
筋弛構作用が減弱又は堪 機序は不明
パ ンクロニ ウム臭イ
ヒ強するとの報告があるα
物,ベ クロニ ウム臭 で,併 用する場合には汗
化物
量に注意すること。
副作用
われ ることがある。本剤 の投与期間中及 び投与終了後は継続
して肝機能検査値や肝炎 ウイル スマー カー のモ ニ タ リング
再評価結果における安全性評価対象例 2299例 中,副 作用は
512例 (22.27%)に 認められた。主なものは,満 月様顔貌が
110件等 であつた 。。
を行 うな ど,B型 肝炎 ウイルス増殖の徴候や症状 の発現に注
意す ること。異常が認 められた場合 には,本 剤 の減量を考慮
し,抗 ウイルス剤を投与するな ど適切な処置を行 うこと。な
重大な副作用
次の症状があ らわれ ることがあるので,観 察を十分に行い ,
このよ うな症状があ らわれた場合 には適 切な処置を行 うこ
と。
お,投 与開始前に HBs抗 原 陰性 の患者において,B型 肝炎 ウ
イル スによる肝炎を発症 した症例が報告 されてい る。
(3)本剤 の長期あるいは大量投与中の患者,又 は投与 中止後 6ヵ
月以内の患者では,免 疫機能が低下 していることがあり,生
ワクチンの接種によ り,ワ クチン由来の感染 を増強又は持続
誘発感染症,感 染症の増悪 (頻度不明):誘 発感染症,感 染
症の増悪があ らわれることがある。また,B型 肝炎 ウイル ス
の増殖 による肝炎があらわれ ることがある。観察を十分に行
い,異 常が認 められた場合には適切な処置を行 うこと。
させ るおそれがあるので,こ れ らの患者 には生ワクチンを接
注意
(併用 に注 意 す る こと)
臨床症状 ・措置方法
薬剤名等
パル ビツール酸誘導体
フェノパル ビタール
フェニ トイン
リファン ピシン
本剤 の作用が減弱す るこ
とが報 告 され て い るの
で,併 用する場合には用
量に注意すること。
サ リチル酸誘導体
併用時に本剤を減量する
アスピリン,ア スピ と,サ リテル酸中毒を起
リンダイアル ミネー こす ことが報告されてい
ト,サ ザピリン等
るので,併 用する場合に
は用量に注意すること。
抗凝血剤
抗凝血剤 の作用を減弱さ
フルファリンカ リウ せることが報告 されてい
ム
るので,併 用す る場合 に
は用量に注意す ること。
機序 ・危険因子
パル ビツール酸誘導体=
フェニ トイン,リ ファン
ピシンは CYPを 誘導 し,
本剤 の代謝 が促進 され
る。
本剤 はサ ツチル酸誘導
体 の 腎排泄 と肝代謝 を
促進 し,血 清中のサ リチ
ル 酸誘 導体 の濃度が低
育 る。
本剤は血液凝固促進作
用がある。
経 口糖尿病用剤
経 日精尿病用剤,イ ンス 本剤 は肝臓 での精新生
ブホル ミン塩酸塩, リン製剤の効果を減弱さ を促進 し,末 梢組織での
クロル プロパ ミ ド, せることが報告 されてい 階利用を抑制す る。
アセ トヘ キサ ミド等 るので,併 用する場合に
インス リン製剤
は用量に注意すること。
利尿剤 (カリウム保持 低カ リウム血症があらわ 本剤 は尿細管 でのカ リ
性利尿剤 を除 く)
れることがあるので,併 ウム排泄促進作用があ
フロセ ミド,ア セタ 用す る場合には用量に注 る。
ゾラミ ド, トリクロ 意す ること。
ルメチアジ ド等
活性型 ビタミンD3製剤 高カル シ ウム尿症,尿 路 機序は不明
アルファカルシ ドー 結石があらわれることが 本剤 は尿 細管 でのカル
ル等
あるので,併 用す る場合 シウムの再吸収阻害,骨
には,定 期的に検査を行 吸収促進等 によ り,ま
うな ど観察を十分に行 う た,活 性型 ビタ ミン D3
こと。 また,用 量に注意 製剤 は腸管 か らのカル
シ ウム吸収促進 によ り
すること。
尿 中へ のカル シ ウムの
非泄を増加 させる。
続発性副腎皮質機能不全,糖 尿病 (頻度不明)
消化管漬瘍.消 化管穿孔,消 化管出血 (頻度不明):消 化管
漬瘍,消 化管穿孔,消 化管出血があ らわれ るとの報告がある
ので観察を十分に行い,異 常が認められた場合には投与を中
の D 0
種 しない こと。
(4)強 皮症患者における強皮症腎ク リーゼの発現率は,副 腎皮質
ホルモン剤投与患者で高い との報告がある。本剤 を強皮症患
者に投与す る場合は,血 圧及び腎機能を慎重 にモニ ター し,
強皮症腎ク リーゼの徹候や症状 の出現に注意す ること。また,
異常が認 められた場合には適切な処置を行 うこと。
3.相 互作用
y,/
止す るなど,適 切 な処置を行 うこと。
膵炎 (頻度不明)
精神変調, うつ状態,痙 摯 (頻度不明)
骨粗継症,大 腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死, ミオパ チ
ー (頻度不明)
緑内障,後 嚢 白内障,中 心性漿液性網脈絡膜症,多 発性後極
部網膜色素上皮症 (頻度不明):連 用により眼圧上昇,緑 内
障,後 嚢 白内障 (症状 :眼のかすみ),中 心性漿液性網脈絡
膜症 ・多発性後極部網膜色素上皮症 (症状 :視力の低下,も
のがゆがんで見えた り小 さく見えた り,視 野の中心がゆがん
で見えにくくなる。中心性漿液性網脈絡膜症では限局性の網
膜剥離 がみ られ,進 行す ると広範な網膜剥離を生 じる多発性
後極部網膜色素上皮症 となる。)を 来す ことがあるので,定
期的に検査 をすることが望ま しい。
血栓症 (頻度不明):血 栓症があ らわれ ることがあるので,
観察を十分に行い,異 常が認め られ た場合 には投与を中止す
るな ど適切な処置 を行 うこと。
心筋梗塞,脳 梗塞,動 脈瘤 (頻度不明):心 筋便塞,脳 梗塞,
動脈瘤 があ らわれ ることがあるので,長 期投与を行 う場合 に
は,観 察を十分に行 うこと。
硬膜外脂肪腫 (頻度不明):硬 膜外脂肪腫があらわれ る こと
があるので,観 察 を十分に行 い,異 常が認 められた場合には
減量す るな ど,適 切な処置を行 うこと。
腱断裂 (頻度不明):ア キレス腱等 の腱断裂があらわれ るこ
とがあるので,観 察を十分に行 い,異 常が認められた場合 に
は減量するなど適切な処置を行 うこと。
その他の副作用
次の症状があらわれ ることがあるので,観 察を十分 に行い,
この よ うな症状 があ らわれた場合 には適切な処置 を行 うこ
と。
種類\頻度
頻度不明
過敏症注1
殖疹
内分泌系
月経異常,ク ッシング症侯群様症状
P39
ー
表 2プ レ ドニゾロン薬物動態パ ラメ タ
種類\頻度
頻度不明
消化 器
下痢,悪 心 ・嘔吐,胃 痛,胸 やけ,腹 部膨満感,日 渇,
食欲不振,食 欲克進,腸 管嚢胞様気騰席
呼吸器
縦隔気 腫
0.648」ヒ0.115
1.283」ヒ0.700
高齢者
l
0.735± 0.089注
1.100:ヒ0.800
有意差あ りp<0.01
務内痛,関 節痛
指質 ・蛋白質代謝 黄月様顔貌,野 牛肩,窒 素負平衡,脂 肪肝
浮腫.血 圧上昇,低 カ リウム性アルカローシス
体液 ・電解質
網膜障害,眼 球突出
眼
血液
白血球増多
皮膚
ざ唐,多 毛,脱 毛,色 素沈着,皮 下溢血,紫 斑,線 条,
そ う痒,発 汗異常,顔 面紅斑,脂 肪織炎
発熱,疲 労感,ス テロイ ド腎症,体 重増加,精 子数及
びその運動性の増減,尿 路結石,創 傷治癒障害,皮 膚 ・
結合組織 の非薄化 ・脆弱化
その他
週El
Coar (u e/ml)
多幸症,不 眠,頭 痛,め まい,易 刺激性
精神神経系
筋 ・骨格
場合には投与を中止す ること。
ら
高齢者 への投与
高齢者 に長期投与 した場合,感 染症 の誘発,糖 尿病,骨 粗撃
症,高 血圧症 ,後 嚢 自内障,緑 内障等の副作用があらわれや
薬物動態Jの 項参照]
す いので,慎 重に投与す ること。[「
へ
妊婦,産 婦,授 乳婦等 の投与
性 が危険性 を上回 ると判断 され る場合 にのみ投与する こと。
2),マ ウス 9,ウ サギ 。,ハ ムス ターD)
[動物試験 (ラッ ト
で催奇形作用が報告 されてお り,ま た,新 生児 に副腎不全 を
起 こす ことがある。]
(2)授 乳 中の婦人には本剤投与 中は授乳 を避 けさせ ること。 [母
乳中へ移行す ることがある。]
7 小 児等への投与
(1)低 出生体重児,新 生児,乳 児,幼 児又は小児 の発育抑制があ
らわれ ることがあるので,観 察 を十分に行 うこと。
(2)頭 蓋内圧克進症状や高血圧性脳症 があらわれ ることがある。
8.適
用上の注意
薬剤交付時 :PTP包 装 の薬剤 は PTPシ ‐ 卜か ら取 り出 して服
用す るよう指導す ること。(PTPシー トの誤飲 により,硬 セ咄
角部が食道粘膜へ刺入 し,更 には穿孔を起 こして縦隔洞炎等
の重篤 な合併症を併発す ることが報告 されている。)
9 そ
の他の注意
副腎皮質ホルモン剤 を投与中の患者にワクチン (種痘等)を
接種 して神経障害,抗 体反応 の欠如が起きた との報告 がある。
Tmax(hr)
対象
健康成人
■ (ulL/min・
kg)
2.74=LO.39
2.04± 0.28住 1
)
(測定法 :HPLC)(De叩 ±S.D.)
2.代 謝
(1)代 謝物
1)健 康成人 3例に 14c_標
識プ レ ドニゾ ロン30mgを経 口投与 した
とき,尿 中に排泄 された総放射活性 の 33∼42%が 未変化体,
12∼29%が 6β―水酸化体であつた 8).
2)強 皮症患者 1例 に 14c_E識プ レ ドニ ゾロン 4mgを経 口投与 し
た とき,尿 中に未変化体,プ レ ドニ ゾン,20-ジ ヒ ドロ体,6
-2針ジヒ ドロ体の存在 が確認 され
β―水酸化体,6β ―水酸化
た 9。 (外国人に よるデー タ)
(2)代 謝酵素
―
プ レ ドニ プロンの一部はC-6位が代謝 され 6β 水酸化体 にな
1°
る。その主な代謝酵素は CYP3A4である 'lD。
(Э 初回通過効果
慢性肝疾患患者
と有意な変化 を認 めなか つた。プ ン ドニプロン内服時 の初回
10。 (外国
通過効果は臨床 上重要ではない ことが示唆 された
ー
人によるデ タ)
3.排 泄
14c_標
識プ ン ドニ ゾ ロン30mgを経 口投与 した
健康成人 3例に
め
とき,7日 間で総放射活性 の 42∼75%が 尿中に排泄 された 。
4.そ の他
血漿蛋 白結合率 :90∼95%
臨床成績】
【
再評価結果における有効性評価対象例は 2351例 であ り,有 効率
1)。
は 69.5% (1633夕
1) であつた
【
薬効薬理】
薬理作用
プ レ ドニプロンは合成糖質副腎皮質ホルモンで,抗 炎症作用,抗
ア レル ギー作用,免 疫抑制作用 のほか,広 範囲にわたる代謝作用
を有す る。
【
有効成分に関する理化学的知見】
一般的名称 :プ レ ドニ ゾロン (」
AND[日 局]
【
薬物動態】
Prednilsolone
1.血 中濃度
(1)健 康成 人,肝 機能障害患者及び腎機能障害患者
4-diene-3,20-dione
Z日: 1l ,β
化│´
17,21-Trihydroxypregna-1,
(参考)
健康成人,肝 機能障害患者及 び腎機能障害患者 にプ レ ドニ ゾ
ロン lmgをエ タノール 0.25mLで溶解 し,生 理食塩液 30mLを
。
加 えて静注 した ときの薬物動態 パ ラメー タを表 1に示す 。
分子式 :喝H2805
分子量 :360.44
化学構造式 :
0
表 1 薬 物動態パ ラメー タ
対象
Tlノ
2(hr)
HCR菫 :(L/day・ ♂)
健康成人
2.5± 0.7
75=L25
慢性肝疾患患者
3.0± 0.7
慢性腎不全患者
3.7± 1.2性 2
61± 14
47± 22菫2
: netabolic
clearance rate
注 2:健 康成人と有意差ありp<0.01(′ 検定)
(測定法 :RIA)(meanttS.D.)
(2)健 康成 人 と高齢者
(参考)
単回経 口投与
健康成人 と高齢者 にプ レ ドニゾン※0.8nlg/kgを
ー
パ
ニ
ロンの
したときのプレド ゾ
薬物動態 ラメ タを表 2に示
ー
。
す 。 (外国人によるデ タ)
※ :プ レ ドニゾンは主として肝で急速にプ レ ドニゾロンに変
換 され活性型 となる。
P40
性状 :白色の結晶性 の粉末 である。
メタノール又 はエ タノール (95)にやや溶けやす く,酢 酸
エチルに溶 けにくく,水 に極めて溶けにくい。
形が認 められ る。
結IF3多
融点 :約 235℃ (分解)
ー
分配係数 :35.48[pH7,1-オ クタノ ル /緩衝液]
取扱い上の注意】
【
本剤 の錠剤表面に斑点が認 められ ることがあ りますが,こ れは使
用色素によるものです。
包装】
【
プ レ ドニ ン錠 5mg:瓶 500錠
PTPloO錠 (lo錠 ×10),
PTP500錠 (10錠 ×50)
主要文献】
【
1)塩
2)
3)
4)
文献請求番号〕
〔
野義製薬集計 ;大内道夫ほか :内科の領域,1959,7(2),79
195900090〕を含む計 180文献
〔
Momma,K.et ali :Pediatr.Res.,1981,15,19 〔198101672〕
Pinsky,L.et al. :Science,1965,147,402 〔
200401965〕
Walkeri 3.E. : Proc.Soc.Exp.Biο
l.Med.,1967,125(4),1281
196700167〕
〔
5) Shah,R.■et al.:」 .EInbryol.Exp.Morph,1976,36(1),101
200401966〕
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6)
7)
_ =
●
I=■
Ka,ai,S.et al. :ェ Clin.Endocrinol.Metab.,1985,60(5),
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Stuck,A.E.et al. :Clin.Pharmac。
1.Ther:,1988,43(4),354
198802202〕
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8)中 り
‖卓 雄 :J.KyotO Pref.Univ.Med.,1972,81(3),145
〔 197200400〕
9)
Vermeulen,A. :」.Endocrinol.,1959,18,278 〔
195900090〕
10) f葉 寛 :治 療, 199476(9),2214〔 199401231〕
11)宮 崎達男 :ス テ ロイ ドホルモン (清水直容編),1988,
pp.50-51,中外医学社,東 京
12) 3ergie口
.CastrOenterol.,1983,18,273
,Il et al. : Scand.」
198302390〕
〔
文献請求先】
【
塩野義製薬株式 会社 医薬情報 セ ン ター
〒541-C1045大阪 市 中央 区道修町 3丁 目 1番 8号
周雪言舌0120L956-734
FAX 06-6202-1541
http://―。
shionOgi.cO.jp/med/
製造販 売 元
塩野義製薬株式会社
〒 541-0045
大
阪市 中央 区道修 町 3丁 目 1番 8号
。:登 録商標
PT
62
DA
P41
日本薬局方プレ ドニ ゾロン錠
Jレド=プロコ錠『
効嘔5mg
ゴレド=躙 コ散留"Ll%
法 :室温保存
:外 箱 に表示の使用
期 限内に使用す ること。
(使用期限内であっても開封後は
なるべ く速やかに使用すること。)
PRED‖
承認番号
薬価収載 販売 開始
錠 5 m g 21300MOl1626 1959年3月 1958年 7月
21300MO“ 25 2 0 0 1 年9 月 1958年 7月
散 1%
ヽ
効能追加
再評価結果 1992年6月
日
SCLOHE TABLttS 5mg.&PCWOER l%
lvI:=tEyft.ft
【
効能。
効果】
【
警 告】
本剤 を含むがんイ
ヒ学療法は、緊急時に十分対応できる医療施
設 にお いて、がん化学療法に十分な知識 ・経験 を持 つ 医師 の
もとで、本療法が適切 と判断 され る患者についてのみ実施す
るこ と。 また、治療開始に先立ち、患者 又はその家族 に有効
性及び危険性 を十分説明 し、同意 を得てか ら投与する こと。
禁 忌 】(次の患者には投与しないこと)
【
本剤 の成分に対 し過敏症の既往歴のある患者
【原 則 禁 忌 】 (次の患者には投与 しないことを原則 とするが 、
特に必要 とする場合には慎重に投与す ること)
の
)有
に 効な抗菌剤 存在 しない感染症、全身の真菌症の患者
[免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある。]
(2)消
化性潰瘍の患者 [肉芽組織増殖抑制作用により、潰瘍治癒
(帥 修復)が障害 されることがある。]
神病の患者 [大脳辺縁系の神経伝達物質に影響を与え、症
(3)精
状が増悪することがある。
]
14)結
核性疾患の患者 [免疫機能抑制作用により、症状が増悪す
ることがある。]
(51単
純疱疹性角膜炎の患者 [免疫機能抑制作用により、症状が
増悪することがある。]
16}後
嚢 白内障の患者 [症状が増悪す ることがある。]
内障の患者 [眼内圧の上昇により、緑内障が増悪すること
(7)緑
がある。
]
血圧症の患者 [電解質代謝作用により、高血圧症が増悪す
(81高
ることがある。]
19)電
解質異常のある患者 [電解質代謝作用により、電解質異常
が増悪することがある。]
tO血栓症の患者 [血液凝固促進作用により、症状が増悪するこ
とがある。
]
国最近行つた内臓の手術創のある患者 [創傷治癒 (組織修復)が
障害されることがある。]
υ急性心筋梗塞を起 こした患者 [心破裂を起 こしたとの報告が
ある。
]
性状】
【
組成・
の 自色 の
識別 コー ド
@ zts
形
上面
状
下面
◎ ③
膝倫
離儡
プレドニプロン錠 「
タケダ』諭諄 本剤は日本薬局方プ レドニゾ
ロン錠で、1錠 中にプ レドニゾロン 5mgを含有する片面割線入
側面
回
:乳 糖水和物、アル フ ァー化デ ンプ ン、ヒ ドロキンプ ロ
ピルセルロース、ステア リン酸マ グネシウム、トウモロコシデ
ンプン
プレ ドニゾロン散 『タケダ』196:本剤は lg中 にブ レ ドニゾロン
10mgを含有する自色 の粉末で、においはなく、味は苦い。
添カロ
物 :乳糖水和物、パ レイ ショデンプン、軽質無水ケイ酸
○慢性副腎皮質機能不全 (原発性、続発性、下垂体性、医原性)、
急性副腎皮質機能不全 幅J腎クリーゼ)、副腎性器症候群、亜急
性甲状腺炎、甲状腺中毒症 〔
甲状腺 (中毒性)クリーゼ〕、甲状
腺疾患に伴 う悪性眼球突出症、ACTH単
独欠損症
○関節 リウマチ、若年性関節 リウマチ (スチル病 を含む)、リウマ
チ熱 (リウマチ性心炎を含む)、リウマチ性多発筋痛
Oエ リテマ トーデス (全身性及び慢性円板状)、全身性血管炎 (大
動脈炎症候群、結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎、ヴェゲナ肉
芽腫症を含む)、多発性筋炎 (皮膚筋炎)、強皮症
O川 崎病の急性期 (重症であ り、冠動脈障害 の発生の危険 がある
髪 )
0ネ フローゼ及びネフローゼ症侯群
○ うっ血性心不全
O気 管支喘息、喘息性気管支炎 (小児喘息性気管支炎を含む)、薬
剤その他の化学物質によるア レルギー ・中毒 (薬疹、中毒疹を
含む)、血清病
O重 症感染症(化学療法 と併用する)
0溶 血性貧血 (免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)、 白血病
(急性白血病、慢性骨髄性 白血病の急性転化、慢性 リンパ性 白
血病)(皮膚 白血病を含む)、顆粒球減少症 (本態性、続発性)、
紫斑病 (血小板減少性及び血小板非減少性 )、再生不良性貧血、
凝固因子の障害による出血性索因
○限局性腸炎、潰瘍性大腸炎
○重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)
○劇症肝炎(臨床的に重症 とみなされるものを含む)、胆汁 うつ滞
型急性肝炎、慢性肝炎 (活動型、急性再燃型、胆汁 うつ滞型)(但
し、一般的治療に反応せず肝機能の著 しい異常が持続す る難治
性のものに限る)、肝硬変 (活動型、難治性腹水を伴 うもの、胆
汁 うつ滞を伴 うもの)
○サル コイ ドー シス (但し、両側肺門 リンパ節腫脹 のみの場合を
除く)、びまん性間質性肺炎 (肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)
○肺結核 (菜粒結核、重症結核に限る)(抗結核剤 と併用する)、結
核性髄膜炎 (抗結核剤 と併用する)、結核性胸膜炎(抗結核剤 と
併用する)、結核性腹膜炎 (抗結核剤 と併用する)、結核性心の
う炎(抗結核剤 と併用する)
0脳 脊髄炎 (脳炎、脊髄炎を含む)(但 し、一次性脳炎の場合は頭
蓋内圧充進症状がみ られ、かつ他剤で効果が不十分な ときに短
期間用いること)、末梢神経炎 (ギランパ レー症候群を含む)、
筋強直症、重症筋無力症、多発性硬化症 (視束脊髄炎を含む)、
小舞踏病、顔面神経麻痺、脊髄蜘網膜炎、デュシェンヌ型筋 ジ
ス トロフィー
○悪性 リンパ腫及び類似疾患 (近縁疾患)、多発性骨髄腫 、好酸性
肉芽腫、乳癌の再発転移
O特 発性低血糖症
○原因不明の発熱
○副腎摘除、臓器 ・組織移植、侵襲後肺水腫、副腎皮質機能不全
患者に対す る外科的侵襲
○蛇毒 。昆虫毒 (重症の虫さされを含む)
O強 直性脊椎炎 (リウマチ性脊椎炎)
0卵 管整形術後の癒着防止、副腎皮質機能障害による排卵障害
○前立腺癌 (他の療法が無効な場合)、陰茎硬結
○★湿疹 。皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹 、慢性湿疹、接触皮
注 1)処 方箋医薬品 :注 意 ―医師等の処方箋により使用すること
P43
肪塞栓症の患者 [大量投与 により、脂肪塞栓症が起 こると
18)脂
膚炎、貨幣状湿疹、 自家感作性皮膚炎、ア トピー皮膚炎、乳 ・
ー
。
の
の
ビダ
ル
報告があり、症状が増悪す るおそれがある。]
苔癬、そ 他の神経皮膚炎、脂漏性皮
幼 小児湿疹、
一
0)重症筋無力症の患者 [蛋白異化作用により、使用当初、 時
膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるい
・
が増悪するおそれがある。
]
び
症状
は肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹 皮膚炎、鼻前庭及 鼻翼
高齢者への投与」の項参照)
ω高齢者 (「
周辺 の湿疹 ・皮膚炎な ど)(但 し、重症例以外は極力投与 しない
★
ロ
こと)、 痒疹群 K/1ヽ
児 ス ト フルス、奪麻疹様苔癬、固定奪麻
2.重 要な基本的注意
疹 を含む)(但 し、重症例に限る。また、固定奪麻疹は局注が望
に}本剤の投与により、謗発感染症、競発性■腎皮買機能不全、
ま しい)、奪麻疹 (慢性例を除く)(重症例に限る)、☆乾癬及 び類
消化管潰瘍、精尿病、精神障害等の■■なコ作用 があらわ
尋常性乾癬 (重症例)、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱
症 〔
れることがあるので、本剤の投与にあたつては次の注意が必
性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痴疹、ライター症候群〕、
★掌臆膿疱症 (重症例に限る)、☆毛孔性紅色枇糠疹 (重症例に限
要である。
1)投 与に際 しては特に適応、症状を考慮 し、他 の治療法に
る)、★扁平苔癬 (重症例に限る)、成年性浮腫性硬化症、紅斑症
よつて十分に治療効果が期待できる場合には、本剤を投
(★多 形 滲 出 性 紅 斑 、 結 節 性 紅 斑 )(但 し、 多 形 滲 出
与 しないこと。また、局所的投与で十分な場合には、局
性 紅 斑 の 場合 は重症 例 に限 る)、 アナ フ ィラ ク トイ ド紫
所療法を行 うこと。
斑(単純型、シェー ンライン型、ヘ ノッホ型)(重症例に限る)、
2)投 与中は副作用の出現に対 し、常に十分な配慮 と観察を ,
開口部び らん
ウェーバー クリスチャン病、粘膜皮膚眼症候群 〔
行い、また、患者をス トレスか ら避けるように し、事故、
性外皮症、スチプンス 。ジ ョンソン病、皮膚 口内炎、フックス
ー
ベ
い
シュッツ
手術等の場合 には増量す るな ど適切な処置を行 うこと。
ェ
症状のな
場合)、リップ
チ ッ ト病 (眼
症候群、
十
3)特 に、本剤投与中に水痘又は麻疹 に感染すると、数命的
急性陰門漬瘍〕、レイ ノー病、 円形脱毛症 (悪性型に限る)、天
な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である。
疱着群 (尋常性天疱療、落葉状天疱着、Senearusher症 候群、
①本剤投与前に水痘又は麻疹 の既往や予防接種 の有無を
増殖性天疱療)、デ ュー リング疱疹状皮膚炎(類天疱療、妊娠性
★
確認す ること。
疱疹を含む)、先天性表皮水疱症、帯状疱疹 (言席例に限る)、
②水痘又は麻疹の既往のない患者においては、水痘又は
紅皮症 (ヘブラ紅色糧糠疹を含む)、顔面播種状栗粒性狼唐 (重
=========
中
│口
感辣疑り蜃表り宇←去ラリ守晴寺ブヤす可尋壼争甲│す
i著鋼卜=========J嗜
ー
を
行 うこと。感染が疑われる場合や感染 した場合には、
状糧糠疹を含む)、漬蕩牲慢性膿皮症、新生児スクレレ マ
ちに受診するよう指導 し、適切な処置を講ずること。
直
○内眼 ・視神経 。眼宙 。眼筋の炎症性疾患の対症療法 (プドウ膜
の既往や予防接種 を受 けた ことがある
水痘又は麻疹
③
血管炎、視神経炎、眼寓炎性偽腫瘍、眼
炎、網脈絡膜炎、網膜
者であつて も、本剤投与中は、水痘又は麻疹を発症
患
告漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、外眼部及び前眼部の炎症性
瞼炎、結
する可能性があるので留意すること。
疾患 の対症療法で点眼 が不適当又は不十分 な場合 (H艮
4)運 用後、投与を急に中止すると、 ときに発熱、頭痛、食
膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)、眼科領域 の術後炎症
欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症
○急性 ・慢性中耳炎、滲出性中耳炎 ・耳管狭窄症、メニエル病及
状があらわれることがあるので、投与を中止す る場合に
びメニエル症候群、急性感音性難聴、血管運動 (神経)性鼻炎、
は、徐々に減量するなど慎重 に行 うこと。離脱症状があ
ア レルギー性鼻炎、花粉症 (枯草熱)、副鼻腔炎 ・鼻茸、進行性
らわれた場合には、直ちに再投与又は増量する こと。
壊疸性鼻炎、喉頭炎 ・喉頭浮腫、食道 の炎症 (腐蝕性食道炎、
(2) Hl腎
皮質ホルモン剤を投与された製 肝炎 ウイルスキ ャリ
直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域 の手術後の
いて、理 肝炎 ウイルスの増殖 による肝炎が
アの患者にお
しないもの)
で治癒
口内
(局
所療法
炎及び舌炎
後療法、難治性
あらわれることがある。本剤 の投与期間中及び投与終了後
○嗅覚障害、急性 。慢性 (反復働 唾液腺炎
は継続 して肝機能検査値や肝炎 ウイルスマーカーのモニ タ
注)★ 印の附 されている適応に対 しては、外用剤を用いても効果
リングを行 うなど、B型肝炎 ウイルス増殖の徴候や症状の発
が不十分 な場合 あるいは十分な効果を期待 し得ない と推定
こと。異常が認められ た場合 には、本剤の減
い
の
現に注意する
される場合に み用 ることを示す。
量を考慮 し、抗 ウイルス剤を投与す るな ど適切な処置を行
うこと。なお、投与開始前にHBs抗原陰性 の患者において、
用法 口用量】
【
B型肝炎 ウイルスによる肝炎 を発症 した症例が報告 されて
通常、成人にはプ レ ドニ ゾロンとして 1日 5∼60mg(錠剤の場合 1
∼12錠、
いる。
散の場合 0.5∼6」を 1∼ 4回に分割経 口投与する。なお、
(3)本剤 の長期あるいは大量投与中の患者、又は投与中止後 6
年齢、症状 により適宜増減す るが、悪性 リンパ腫に用いる場合、
ヵ月以内の患者では、免疫機能が低下 していることがあ り、
表面
抗悪性腫瘍剤 との併用において、1日 量として 100mg/m2(体
ンの接種により、フクチン由来の感染を増強又は
生ワクチ
できる。
積)まで投与
持続 させ るおそれがあるので、 これ らの患者には生ワクチ
川崎病 の急性期に用いる場合、通常、プ レ ドニゾロンとして 1日
ンを接種 しないこと。
2mg/kg(最大 60mg)を3回 に分割経 口投与する。
(4)強皮症患者における強皮症腎クリーゼの発現率は、副腎皮
…………‐ く用法 ・用量に関連する使用上の注意 > … ……‐
r―
.
質ホルモン剤投与患者で高い との報告がある。本剤を強皮
症患者に投与する場合は、血圧及び腎機能を慎重にモニタ
│(1)本 剤 の投与量、投与スケジュール、漸減中止方法等につ │
ー し、強皮症腎クリーゼの徴候や症状の出現に注意するこ
│
い ては、関連学会 のガイ ドライ ン等、最新の情報を参考 │
と。また、異常が認められた場合には適切な処置を行 うこ
│
に 投与すること。
│
と。
│(2)川 崎病 の急性期に用 いる場合には、有熱期間は注射剤で │
1
治 療 し、解熱後に本剤に切 り替えること。
l
i
1
3.
……………………………………………Ⅲ
…
L………………………………………
相互作用
【
使用上の注意】
ること)
機序 ・危険因子
臨床症状 ・措置方法
薬剤名等
パルビツール酸
本剤 の作用 が減弱サ 左記 の薬剤 はチ トク
るこ とが報告 され て ロー ム P450を 誘導
誘導体、
l いるので、併用す る場 し、
フェノバルビターノ
本剤 の代謝 を雌
フェニ トイン、
合には用量に注意 サ する。
ること。
リフアンピシン
サ リテル酸鵬導体 井用時 に本剤 を減 週 本剤 はサ リチル 酸誘
アスピリン、
すると、サ リチル酸嗜 導体 の 腎排泄 と肝代
本
アスピリン・
ダイア 睾を起 こす こ とが事 謝を促進するため、
ルミネー ト、
告されているので、働 剤を減量す ると、血浦
調す る場合 に は用J 中のサ リチル酸誘導
サザ ピリン
こ注意すること。
体の濃度が増加する。
1.慎 重投与 (次の患者には慎重に投与すること)
染症 の患者 [免疫機能抑制作用により、感染症 が増悪する
(1)感
おそれがある。]
0)糖尿病 の患者 [糖新生作用等により血糖が上昇 し、糖尿病が
│
増悪するおそれがある。]
粗承症の患者 [蛋白異化作用等によ り、骨粗燃症が増悪す
(31骨
るおそれがある。]
に)腎不全の患者 [薬物のυF泄が遅延するため、体内蓄積による
]
副作用があらわれるおそれがある。
(51甲
状腺機能低下のある患者 [血中か らの半減時間が長 くなる
]
との報告があ り、副作用があらわれるおそれがある。
硬変の患者 [代謝酵素活性 の低下等により、副作用があら
16)肝
われやすい。]
旨肪肝の患者 [脂肪分解 。再分布作用により、肝臓への脂肪
17朋
沈着を増大 させ、脂肪肝が増悪するおそれがある。]
P44
―
…2‐
H
売凝血剤 の作用 を潟 本剤 は血液凝 固促進
潟させ ることが報佳 作用がある。
されているので、併用
する場合には用量に
注意すること。
隆口精尿病用剤
経口糖尿病用剤、イン 本剤 は肝臓 での糖着
アセ トヘキサ ミドス リン製剤 の作用 を 生を促進 し、末梢締
インス リン襲剤
滅弱 させ ることが郵 での糖 利用 を阻 害す
告されているので、倒 る。
用す る場合 には用週
に注意すること。
利尿剤 (カリウム保捕 低 カ リウム血 症 が あ 本剤 は尿細管でのカ
陛利尿剤を除く)
らわれ るこ とが あ る リウム排泄促進作月
トリクロル メチア ので、併用す る場合 に がある。
ジ ド、
は 用 量 に注意 す る こ
アセタゾラミド、 と。
フロセミド
雷性型 ビタミンD3錮高カル シウム尿症、房 機序は不明。
用
路結 石 が あ らわれ そ 本剤 は尿細管でのカ
アルファカルシ トことがあるので、併汗 ルシ ウムの再吸収田
ール等
する場合には、定期離 害、
骨吸収促進等によ
に 検 査 を行 うな ど傷 りゞまた、活性型 ビタ
察を十分に行 うこと。 ミン D3製剤は腸管か
また、用量に注意す る らのカルシウム吸収
こと。
促進 により尿中へ の
カル シ ウムの排泄 を
増加 させる。
の血
シクロスポリン
併用時に双方
中 lt謝鴨場ぎCYP3A)の場
濃度 が上昇す るおそ 合に より、相互に代議
れがあるので、併用す い阻 害 され るこ とが
る場合 には用量に注 考えられてい る。
意すること。
マクロライ ド系化雀 本剤 の作用が増強す 本 剤 の 代 謝 酵 素
る との報告が あるC (CYP3Dが 阻害 され る
鮨
で、併用する場合に日 こ とが考 え られ てい
用量に注意すること。 る。
非 脱 分極性 筋 弛緩斉 幾序不明。
ベクロニウム臭化物、 の 作用 が減 弱 又 は増
パンクロニウム臭化タ 強 す る との報 告 が あ
るので、併用す る場拾
に は用 量に注意す る
こと。
4.副 作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確 となる調査を
実施 していない。 (再審査対象外)
次の症状があらわれ ることがあるので、観察を十分に行い、こ
の ような症状があらわれた場合には適切な処置を行 うこと。
は)重大な副作用 (いずれ も頻度不明)
1)勝 発感染症、感染症の増悪 :誘発感染症、感染症の増悪
があ らわれることがある。また、B型 肝炎ウイルスの増
殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行
い、異常が認められた場合には適切な処置を行 うこと。
2)餞 発性副腎皮買機能不全、糖尿病
3)消 化管漬瘍、消化管穿孔、消化管出血 :消化管漬瘍、消
化管穿孔、消化管出血があらわれるとの報告があるので
観察を十分に行い、異常が認められた場合 には投与を中
止するなど、適切な処置を行 うこと。
4)膵 羮
5)精 神責口、うつ状饉、痙摯
6)骨 粗颯症、大■骨及び上腕骨等の骨頭無苗性襲死、ミオ
バ
ー ー
チ
7)縁 内障、後裏 自内障。中心性繁波性網脈絡麒産、多発性
後極部綱膜色素上皮症 :運用により眼圧上昇、緑内障、
後嚢 自内障 (症状 :眼のかすみ)、中心性漿液性網脈絡膜
庫 ・多発性後極部網膜色素上皮症 (症状 :視 力の低下、
ものが ゆがんで見えたり小さく見えた り、視野の中心が
ゆがんで見えにくくなる。中心性漿液性網脈絡膜症では
限局性の網膜剥離がみられ、進行す ると広範な網膜剥離
を生 じる多発性後極部網膜色素上皮症 となる。)を来す
ことがあるので、定期的に検査をす ることが望ましい。
3)血 栓産 :血栓症があらわれることがあるので、観察を十
分に行 い、異常が認められた場合 には投与を中止するな
ど適切な処置を行 うこと。
9)心 筋極塞、日梗塞、勤脈瘤 :心筋梗塞、脳梗塞、動脈瘤
があらわれることがあるので、長期投与を行 う場合 には、
観察を十分に行 うこと。
10)硬 膜外脂肪腫 :硬膜外脂肪腫があ らわれ ることがあるの
で、観察を十分に行い、異常が認められた場合 には減量
するなど、適切な処置を行 うこと。
11)腱 断製 :アキレス腱等の腱断裂があらわれることがある
ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合 には減
量するな ど適切な処置を行 うこと。
1)内 分泌
2 ) 消4 L 8
ルヽ
ずれ も頻度不明)
日経異常、クッシング症候群様症状
下痢、悪心 ・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹 部臓
商感 、 口渇、食欲不振、食欲 克進 、腸管曇
庖様気腫症
3)囃
縫隔気腫
4)精 神神経系 多幸症、不眠、頭痛、めまい、易刺激性
5)筋 `骨 格
務内痛、関節痛
6)鵬 ■ ・壼自ロ 荷月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪月
月
代謝
7)体 液 ・電解ロ 学腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
8)眼
9)血
網膜障害、眼球突出
自血球増多
液
10)皮 膚
11)遇
敏 症
12)そ の他
ざ療、多毛、脱毛、色素沈着、皮下盗血、
紫斑、線条、癌痒、発汗異常、顔面紅斑、
脂肪織炎
注 21
独
膠
′
発熱、疲労感、ステ ロイ ド腎症、体重増カロ
、
精子数及びその運動性の増減、尿路結石、
創傷治癒障害、皮膚 ・結合組織の非薄化 ・
脆弱化
注 2)このよ うな場合には投与を中止すること。
5.高 齢者への投与
高齢者に長期投与した場合 、
感染症の誘発、
糖尿病、
骨粗紫症、
高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用があらわれやすいの
で、慎重に投与すること。
a妊 婦、産婦、授乳帰等への投与
に)妊婦又は妊娠してい る可能性のある婦人には治療上 の有益
性が危険性 を上まわると判断 される場合にのみ投与す るこ
と。[動物試験(ラット、マウス、ウサギ、ハムス ター)で催
4)、
奇形作用が報告されてお り1‐
また、新生児 に副腎不全を
起こす ことがある。]
(21本
剤投与中は授乳を避けさせること。[母乳中へ移行するこ
とがある。]
7.小 児等への授与
に)低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児 の発育抑制が
あらわれることがあるので、観察を十分に行 うこと。
蓋内圧克進症状や高血圧性脳症があ らわれることがある。
(21頭
8.適 用上の注意
薬剤交付時 :PTP包装の薬剤は PTPシー トから取 り出 して服用
するよう指導すること。[PTシ ー トの誤飲 によ
り、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入 し、更 には穿
孔をおこして縦隔洞 炎等の重篤な合併症 を併発
することが報告されている。]
9.そ の他の注意
副腎皮質ホルモン剤を投与中の患者にフクチ ン(種痘等)を接
種 して神経障害、抗体反応の欠如が起きたとの報告がある。
【
薬効薬理】
プレドニゾロンは、主として抗炎症作用、抗ア レルギー作用を示
す他、生体における諸種の代謝作用、生体免疫反応への作用をあ
らわす。■0
P45
【
有効成分に関する理化学的知見】
化学構造式 :
一般名 :プ レ ドニゾロン (Prednisolone)〔
ANl
」
化学名 :1l β
,17,21-Trihydroxypregna-1,4-diene-3,211-dione
分子式 :C21H"05
`)lFfヒ:360.44
融 点 :約 235℃ (分解)
ー
性 状 :プ レドニゾロンは自色の結晶性 の粉末である。メタノ
ー
エ
ル又はエ タノ ル (95)にやや溶けやす く、酢酸 チル
に溶けにくく、水に極めて溶けにくい。結晶多形が認め
られ る。
包 装】
【
1 0 0 錠 ( 1 0 錠X 1 0 ) 、5 0 0 錠 ( バラ、1 0 錠X 5 0 )
D a め ↓ o o
主要文献】
【
MonHlla,K.et al. : Pediatr.Res.,15:19,1981.
Pinsky,L.et al. :Scionce,147:402,1965。
Walker,B.E. :Proc.Soc.Exp.Biol.Med。,125(4):1281,1967.
Shah,R.M.et al. :」.hbryol.恥 .IOrphol.,36(1):101,1976.
監修 :臨床薬理学大系,12:3,1966.中山書店
熊 谷 洋
梅 原 千 治 他 :ス テ ロイ ドホルモ ン V,1967.南江堂
文献請求先 ・製品情報 お問い合わせ先】
【
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〒103-8668東京都中央区 日本橋二丁 目12番 lo号
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‐4‐
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