……………… ➡ 14 何度も試作テストを重ね、 書き心地のよい紙に仕上 げました! イ イ ア青 刀 ア税 魚 ウ 三年間で学習したことを確かめる。 イ 見 反 エ ウ イ 訪 様 エ ウ エ 画 極力使わないようにしています。 一年生は、学年色の緑と朱色以外は ウ 漢字は大きく、仮名は小さめに書く。 エ 用紙の上下左右に余白を取る。 ア 行の中心をそろえる。 イ 書体を統一する。 ⑤ 次の例について、どこをどのように整えれば読みやすくなるだろう か。ア〜エから二つ選び、記号で答えよう。 ア ④ 平仮名と、その元になった漢字の組み合わせとして正しいものを、 記号で答えよう。 新版教科書 ③ 次の漢字を楷書で書いたときの総画数を答えよう。また、同じ画数 の漢字を選び、記号で答えよう。 ア ② 次の行書のうち、楷書とは筆順の異なるものを、記号で答えよう。 ウ ① 次の部分(へん)と組み合わせると漢字になるものを、ア〜エから 二つ選び、記号で答えよう。 目標 光村は、ここまでやります。 生徒のために、とことん。 オリジナルの紙を 作りました。 限 ら れ た 時 間 で も、 「書いて確認する」 ことを大切にしたいから、教科書の書き 込み欄を増やしました。また、紙質にも こだわり、気持ちよく書ける紙を新しく 開発しました。 学習したことを生かして書こう ふ 三年間のまとめ 三年間のまとめ これまでに学習したことを振り返り、課題に取り組もう。 学 習 の 窓 全国の高校入試問題を 書くときの基本 徹底調査し し ★ 書ま くとき の姿た 勢 。 ★ 筆記具の持ち方 三年生には、高校入試や学力テストに対 応できる教材を文 掲字 載を し整 てえ いて ま書 すく 。全国の 高校入試や学力テ★ ス筆 ト使 をい調査し、出題頻 かいしょ 度の高い問題を精 ました。 書】 【選 楷し ひら が な ・漢字の筆使い …………………………………… ➡ ・平仮名の筆使いと字形 ………………………… ➡ ぎょう しょ ・点画の方向や形の変化 ………………………… ➡ 【行書】 ・点画の連続 ……………………………………… ➡ ・点画の省略 ……………………………………… ➡ ・筆順の変化 ……………………………………… ➡ ・行書と仮名の調和 ……………………………… ➡ 14 10 現行版教科書 ・行書に調和する仮名 …………………………… ➡ 徹底的に情報を 整理しました。 ★ 筆順 …………………………………………… ➡ ………………………… ➡ ➡ ➡ ・文字の外形と中心 ★ 字形 ・漢字の部分の組み立て方 ・行の中心 ページ ページ 42 40 36 34 28 26 13 42 16 ・漢字の点画の組み立て方 学習に集中し、一つ 一つ確実に習得して ほしいから、「学習編」は情報量を減らし、 本当に大切なことがひと目でわかるシン 文や文章を読みやすく書く プルな紙面にしました。 ★ 文字の大きさ また、領域や学年がすぐに判断できるよ ★ 配列 う、紙面の配色にも配慮しています。 ・字間・行間 ・行頭・行末 ・上下左右の余白 ★ 用紙に対する文字の大きさと配列 ・用紙に合った文字の大きさ ★ 情報による文字の大きさと配列 せんたく 日常に生かす ページ 12 13 12 ページ ページ ページ ページ ページ ページ ページ ページ ページ ジ ページ 54 (P54) 2 ★ 筆記具の選択 (P16-17) 1 3 年生 2 3 (P16-17) 一 毛筆教材の充実 一人でも多くの中学生が筆で書くこと の 楽 し さ を 知 り、 卒 業 後 も、 毛 筆 と い う伝統文化に親しんでいきたいと思え るように、毛筆教材を充実させました。 「学習編」には必要最小限の毛筆教材を、 そして「資料編」にはいつでも活用でき る毛筆教材を数多く掲載しています の で、 負 担 に 感 じ る こ と な く、 実 態に応じて活用することができ ます。 行書レベルの統一 三 書き文字(硬筆) ことができます。 書き文字(毛筆) 冬 教科書体活字 で学習したことをそのまま硬筆に生かす 合性もしっかり取れていますので、毛筆 毛筆文字、硬筆文字、教科書体活字の整 書き文字にこだわっています。 だから、光村の書写教科書は、とことん そう中学生に思ってもらいたい。 「こんな美しい文字を書いてみたい」 美しい書き文字 光村だからできる、 二 行書には、いろいろな形があります。本 当に幅が広く、それが行書の魅力でもあ るのですが、初めて行書にふれる中学生 にとっては難しく、大きな負担になって いるのかもしれません。 だから、教科書の書き文字は、あまり難 しくなく、 それでいて「行書が書けた!」 という満足感のある、絶妙な形に統一し て掲載しています。 さらに「資料編」には、行書のいろいろ な形を確認できる教材を完備しています ので、学習を広げたい場合など、実態に 応じてお使いいただくことができます。 文字へのこだわり。 14 15 全ての生徒にとって使いやすくあるために 文字や図表などに複数の色を用いる場合に ために、活字を大きくした教科書です。 拡大教科書は、弱視の生徒の負担を軽減する 拡大教科書の作成 情報を精選し、大切なことがひと目でわかる、 は、全ての生徒が明確に判断できるよう色の カラーユニバーサル デザインへの配慮 すっきりとしたレイアウトを実現しました。 な すぐ ひと ちが 書き手による違い さん ごく ぎ ちょすい りょう 褚遂良 (唐) しょうよう 行書 かい しょ 同じ書体であっても、書き手によってさ まざまな個性が見られる。 こうていけん けん しん 黄庭堅 (北宋) ちょう し ほくそう 鍾繇 (三国・魏) とう 楷書 ぐ せいなん 虞世南 (唐) がんしんけい 趙之謙 (清) 市原恭代 (工学院大学准教授) 光村教科書 ⬇ ⬇ 行書 目標 行書の特徴である点画の方向や 形の変化を理解して書くことが できる。 学習の流れ 見通しをもつ 見通しをもつ。 ❶学習の内容および目標を捉え、 理解する ❷ 「木立」の楷書と行書を比較し、 点画の方向や形の違いについ ●! 点画の方向や形の変化 て話し合う。 全ての点画が右上がりに変 化しているが、特に顕著な変 化が見られるのは次の部分。 「 ⃝木 」 の 縦 画 の 終 筆、 左 払 い、右払い。 「 ⃝立」の点と二本の縦画。 化した理由について話し合う。 点画の方向や形が楷書から変 ❸点線を鉛筆でなぞり、行書の 行書の書き方を学ぼう ●❶学習の内容および目標を捉え、 見通しをもつ 学習活動 ワークシート P DVD「点画の方向や形の変化」 (動画) 【関】点画の方向や形の変化について、楷書と行書を比較しながら意欲的に確かめている。 り、穂先は点画の下を通る。楷書には 図③) 。その場合、始筆は穂先のみで入 すような筆使いをすることもある(左 穂にかかる「矯め」を利用し、筆を返 ⑤⑥)する。また、前画からの筆脈と に次画への勢いが表れたり(左図② ④ からの流れが残ったり(左図①) 、終筆 特に変化が大きいのが、始筆と終筆 である。行書ではしばしば始筆に前画 さえておきたい。 書で文字を書く本教材で、その点を押 や方向を変化させるからだ。初めて行 ( 筆 脈 ) に 強 い 影 響 を 受 け、 点 画 の 形 前画から、あるいは次画へのつながり ただ実際、単独の点画で行書の筆使 いを説明するには限界がある。行書は 止まらないことは体験できただろう。 ことや、楷書とは異なり始筆・終筆で 「行書の特徴」では横画を例に取り、 筆使いを学習した。滑らかに筆を運ぶ 行書の筆脈と筆使い の意欲を向上させることができる。 く生かせることを伝えることで、生徒 また、行書を習得すれば、楷書より 速く書くことができ、日常生活にも広 のが無理のない方法である。 比較しながら段階的に習得させていく 学ぶ場合には、既習の楷書を基準とし、 行書に苦手意識をもつ生徒は多い。 書道史からいえば、楷書より行書の 成立が先だが、新規事項として行書を 行書に対する意識と行書学習 指導のアイデア・補足説明 【技】点画の方向や形の変化を意識し、筆脈に気をつけて書いている。 評価 【知】行書の特徴である点画の方向や形の変化について理解している。 ▼ 全ての点画が 行書で書かれた「木立」の……線をなぞり、行書の点画の方向や形が楷 ⃝ 書と異なる理由を話し合わせる。 ・ 「立」の点と二本の縦画。 ・ 「木」の縦画の終筆、左払い、右払い。 な変化が認められるのは次の部分。 右 上 が り に 変 化 し てい る が、 特 に 顕 著 ポイント 点画の方向や形の変化 教 ⃝科書P 上段「木立」の楷書と行書を比較し、 点画の方向や形の違いを見つけさせる。 「点画の方向や形の変化」を学ぶことを意識させる。 ・前次に学習した、行書の四つの特徴を想起させ、本次はその一つである 学習目標 点画の方向や形の変化を理解して書く。 学 ⃝習目標を板書で共有し、学習の見通しをもたせる。 指導の展開と留意点 行書の特徴である点画の方向 や形の変化を理解して書くこ とができる。 点画の方向や形の変化 目標 時 見通しをもつ。 理解する し、点画の方向や形の違いに ●❷「 木 立 」 の 楷 書 と 行 書 を 比 較 ついて話し合う。 点画の方向や形が楷書から変 ●❸点線を鉛筆でなぞり、行書の ▼ 次の点画につなぐ意識が大切であり、終筆の小さなはね や連綿線の形は教科書と多少違っても構わないことを伝える。 ポイント 筆脈 ます。 1 行 書の書き方を学ぼう ひ かく 点画の省略 かいしょ ▲ こ ちが えん ぴつ ▼ ▲ ▲ 点画の省略を理解して書く。 目標 点画の省略 行書のとき なぞろう 楷書 ・点が省略される。 楷書 行書 行書 ・複雑な部分が単純化される。 点画が省略されることがある。 行書では、速く整えて書くために、 の 窓 学 習 楷 書と比較し、点画が省略されている部分に ○を付けよう。 ▼ 楷書のとき 点画の省略 部分 光村図書ウェブサイト 四月下旬に、平成 年度版教科書の特設 サ イ ト を 公 開 予 定。 新版の特徴を動画な また、年間指導計画 ど で ご 紹 介 し ま す。 ◦教科書準拠の動画資料 ひ かく 線をなぞり、行書の点画の方向や形が楷書と異なる理由を考え、「学習の窓」の に当てはまる言葉を書き込もう。 ▼ アップします。 作成資料など、新版 点画の方向や形の変化を理解して書く。 月 日 名前 に関する資料も順次 ③ ④「学習の窓」のア・イを読んで、当てはまる点画や部分を赤鉛筆で囲もう。 整えて書くた 点画の方向や形の変化 ◦毛筆ワークシート 行書の書き方を学ぼう 目標 点画の方向や形の変化 かい しょ ① 行書で「木立」と書いてみよう。…………………………… ② 行書を楷書と比較し、点画の方向や形が違うところを鉛筆で囲もう。 学 習 の 窓 行書では、 が めに、点画の や 変化することがある。 ▲ ア 終筆の筆使いが、次の点画に 移りやすいよう変化する。 イ 点画の方向が、次の点画に移 りやすいよう変化する。 ▲ 教科書 藤井浩治 (広島県尾道市立向東小学校教諭) 樋口咲子 (千葉大学教授) 中村史朗 (滋賀大学教授) 髙木まさき (横浜国立大学教授) 髙木聖雨 (大東文化大学教授) 住川英明 (鳥取大学教授) 甲斐利恵子 (東京都港区立赤坂中学校教諭) 宮澤正明 (山梨大学教授) 編集委員 ◦硬筆ワークシート 【DVD収録内容】 ぎょう しょ みやすい大きさの文字と書体で再構成してい 教科書の紙面を単純拡大するのではなく、読 か 仮名の書 こう や ぎれだいさんしゅ 顔真卿 (唐) お の のみちかぜ 小野 道風 (平安) 校閲 組み合わせに配慮しました。 ふ 行書のとき なぞ ろ う 点画の方向や形の 変 化 を 理 解 し て 書 く 。 楷書 や す い よう変化する。 ・ 点 画 の 方向が、次の点画に移り 化した理由について話し合う。 ・筆脈(次の点画につながろうとする意識)に着目して考えさせる。 教科書P 下段「学習の窓」を見て、行書では点画の方向や形にどのよ ⃝ うな変化が起きるか、理由も合わせて理解させる。 教科書P 下段「点画の方向や形の変化」の表を見て、点画の方向や形 ⃝ の主な変化のしかたを理解させる。 意識して「犬」 「未」 「文」 「因」などの文字を鉛筆でなぞらせる。 ・横画、縦画、左払い、右払いで起きる主な変化を確認した上で、それを 実物投影機を用いた範書や映像で、 「木立」の点画の方向や形、及び筆脈、 ⃝ 筆使いを観察させ、墨のついていない筆で教科書P の文字をなぞらせる。 察させ、筆使いのイメージをつかませる。 ・行書の滑らかな筆使いや丸みと、それによる点画の方向や形の変化を観 ・なるべく墨継ぎをしないで、筆脈を意識して書くように伝える。 ない筆使いである。 ※書いたらシートを折って、①で書いた文字と比べよう。 ▼ ⑤ 学習を生かし、行書で「木立」と書こう。………………… ⑥ 他の文字に生かそう。 ▼ 34-1 生じにくく学びやす い 教 科 書 で す 。 そ 目標 楷書のとき 点画の方向や形の変化 点画 行書 し て、 「木立」の行書を毛筆 で書く。 ●❹点画の方向や形の変化を意識 毛筆で書く し て、 「木立」の行書を毛筆 で書く。 書いた文字のなかから、点画の方向や形の変化がいちばん表れているも ⃝ のを選び、友達と評価し合う。 毛 ⃝筆で「木立」を書かせる。個々の状況に応じ、机間指導をする。 ・個々の課題に合わせて、籠字、骨書き等の練習用紙で部分練習をさせる。 ・数名に発表させ、クラス全体で共有するとよい。 毛筆 3 時間 拡大教科書 校閲 き けいふう 恵風 高野切第三種 (十一世紀半ば・平安) ちょう 35 澤田真弓 (国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員) 発展 先人の文字に学ぶ つ 漢字の書 ちが 楷書 毛筆で書く ❹点画の方向や形の変化を意識 筆脈 違っても構わないことを伝える。 や連綿線の形は教科書と多少 次の点画につなぐ意識が大 切であり、終筆の小さなはね ●! 硬筆に生かす て、硬筆で漢字を書く。 ❺毛筆で学習したことを生かし 振り返る ❻自己評価をする。 点画の方向や形の変化につい ⃝ て、 楷 書 と 行 書 を 比 較 し な 評価 毛 ⃝筆で学習した筆使いを意識し、硬筆で「木立」「天文」「水分」などの 文字を書かせる。 ・硬筆で書く際にも、筆脈や行書の筆使いを意識するよう声をかける。 ・点画の形や方向の変化が表れているかどうか、確認させる。 2 3 【主な省略】 私たちがこれまでに学習してきた文字は、先人たちの優れた ひっ せき 筆跡を基礎として発展してきたものである。古くから大切に とう しん 学習指導書 学習指導書(朱書編・指導編・ワークシート・DVD) 指導のポイントを、わかりやすく、視覚的に示しています。 ひ かく 線をな ぞ り 、 行 書 の 点 画 の 方 向 や 形 が 楷 書 と 異 な る ▲ 点画の方向や形の変化 ・終筆の筆使いが、次の点画に移り やすいよう変化する。 ▲ ) 行書の練習 1 /もう少し= て、硬筆で漢字を書く。 18 34-2 受け継がれてきた先人たちの筆跡に触れてみよう。 らんていじょ 蘭亭序 (三五三年・東晋) さい 最澄 (平安) 58 「教材研究をする時間がない」という先生にもご活用いただける一冊です。 ● 行書の 書 き 方 を 学 ぼ う 点画の方向や形の変化 行書の書 き 方 を 学 ぼ う かい しょ ① 楷書と比較し、点画の方向や形の違いを見つけよう。 ② 理由を考え よ う 。 ▼ 学 習 の 窓 ➡ (できた= 筆脈を意識して書 い た 。 ・点画の方向や形の 変 化 を 理 解 し 、 学習を振り返る ふ 行書では、速く整えて書くために、点画の方向や形が変化すること がある。 少なくとも、一文字は墨継ぎしな いで書くように意識させる。 ▲ ▲ 1 年生 【主な省略】 情報 学習をサポートする充実のラインナップ (P58) 教 ⃝科書P 「学習を振り返る」を使って学習内容を振り返り、確認させる。 3 行書 楷書 毛筆で 書 こ う 。 徐々に筆圧を弱め、終筆で筆を左 に寄せて止めた後、筆が立つのを 待って方向を変える。 硬筆に生かす ●❺毛筆で学習したことを生かし 振り返る 谷折り 山折り 1 年生 谷折り 山折り 点画の方向や形の変化 ▼ ▼ ▼ 2 3 28 軽 3 ●❻自己評価をする。 ④ 毛筆 3 時間 26 27 教科書 P26-27 ③ 30 のぎへん ごんべん よくある配色 特別に支援が必要な生徒にとっても、混乱が 特別支援教育への配慮 3 34 2年生 行書 楷書 重 教科書 P26-27 「もっと書写について知りたい」という先生におすすめの一冊です。 ⑥ 学習したことを 生かして書こう 。 が ら 意 欲 的 に 確 か め て い る。 ……………………………【関】 いる。……………………【知】 行書の特徴である点画の方向 ⃝ や形の変化について理解して いる。……………………【技】 点画の方向や形の変化を意識 ⃝ し、筆脈に気をつけて書いて ⑤ ページ ②楷書と異なる理由 書写指導の方法 ② はら 3 3 書写要素別に普遍性のある指導法やポイントを細かく紹介しています。 ① 27 横画 縦画 左払い 右払い 26 26 26 27 行書の特徴を理解し ながら , 硬筆でなぞ らせる。 行書の書き方を整理し , 書く練習をするページ。 ①点画の形の違い 22 23 2 多数派の色覚 少数派の色覚 情報 丸みをつけて 次画へ向かって小さ 軽く止める。 な「はね」がつく。 一文字は墨継ぎせずに 筆脈を表現するため,一文字程度 は墨継ぎをせずに書く。どうしても 墨が続かない場合は,墨継ぎをし た後 , 前の画を空中で書いて次の 始筆につなぐなどするとよい。 第1時 第 2・3 時 行書では , 空中で筆の 動く距離が楷書より短 くなる。 →速く書ける。 次 画へ向かって , やや丸みをつけて はねる。 ①点画の方向の違い ⃝次画へ向かって , 丸 みのついた「はね」 がついている。 次の画のために 行書の終筆は次の画への準備と捉 える。次の画へ速くつなげるため の変化と考えて書く。 www.mitsumura-tosho.co.jp 1 ⃝小さな「はね」 がついている。 右上がり ⃝すべての点画が右 上がりに変化。 ⃝ 「立」 の点が「まっ , すぐ」から「なな め」に変化。 筆脈の意識 「木」の最終画の右払いを払い切ら ずに止めているのは,次の文字に 速く移るためである。また , 終筆 部の「はね」に見える部分は , 次 の画への筆脈である(1, 2, 3画 目の「はね」のように出ている線 も同様) 。このように , 行書は筆脈 が線になって表れやすいことを理 解させ , 筆脈を意識しながら書か せるとよい。 ⃝終筆が 「払い」 か ら「 止 め 」 に変化。 始 筆 は ,45 度 よ りも浅くし , 丸み をつける。 【主な変化】 1 年生 行書 楷書 文字の中心 楷書と行書の筆使いの違い 行書の特徴である点画の方向や 形の変化は,筆使いの違いから生 じている。行書の点画の書き方や, 点画のつながり等についての原理・ 原則を理解することで,さまざま な文字への応用が図れ , 生活に生 かす力につなげることができる。
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