血液内科

Itabashi Chuo Medical Center
血液内科
写真
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役職
血液内科診療部長
氏名
鮫島 勇一 (さめじま ゆういち)
出身大学
北海道大学 昭和60年卒
専門分野
血液内科
診療科紹介
1998 年(平成10年)、総合内科の一部門として誕生し、本年で 18年目を迎える。
2014年(平成26年)4月には、総合内科の閉診に伴い、単独の診療科として独立した。
現在は、血液専門医の常勤医2 名で診療を行っている。
近年、血液疾患に対する治療法は抗体療法や分子標的療法の導入により、治療成績が向上している。
また、制吐剤、顆粒球-コロニー刺激因子、各種抗生剤、抗真菌剤等の支持療法の改善に伴って、副作用
の軽減も図られるようになっている。
当科では、日常診療で発見される各種血液悪性疾患に対して、新規薬剤を併用した化学療法を中心とした
診療を行っている。
主な対象疾患・検査・治療
主な対象疾患
急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性
リンパ腫、多発性骨髄腫および類縁疾患、慢性骨髄増殖性腫瘍(本態性血小板血症、真
性赤血球増多症、原発性骨髄線維症)、骨髄異形成症候群、
再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血等
実施可能な
検査・治療
日常的な血球算定、生化学検査等の他、骨髄穿刺・生検が施行可能である。
リンパ節生検は、外科に依頼して実施している。治療については、各種併用化学療法、抗体
療法、免疫抑制療法、自家末梢血幹細胞移植が可能である。
脾臓摘除術は当院外科に依頼しており、可能な限り腹腔鏡下に施行している。
診療実績、今後の診療方針
年間外来診療患者数は、約2,000 人(のべ人数)、入院診療患者数は、約130人である。
2014年(平成26年)の入院患者では、悪性リンパ腫が68人、急性骨髄性白血病が20人、骨髄異形成症候
群10人、多発性骨髄腫3人、急性リンパ性白血病が3人であった。
今後も積極的に新規治療薬を含めた治療を採用しながら、血液悪性疾患を中心とした疾患の治療を施行す
る方針である。また、2014年(平成26年)11月には、D館4階病棟に無菌室が完成しており、悪性リンパ腫や多
発性骨髄腫に対する自家末梢血幹細胞移植も施行するようになっている。まだ、症例数は少ないが、大学病
院にて行った移植の経験を生かして、症例数を積み重ねて行く予定である。
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