流亡土量研究成果(寒地土木研究所)

適応策研究例3
■雨量強度の増加による流亡土量の増加 (農業部門の研究)
農業部門では短時間強雨の増加によって、畑地からの土壌流出が課題となっている
寒地土木研究所寒地農業基盤研究グループ水利基盤チームとの連携によって、
北海道内の畑地からの流亡土量の将来予測を行った
トラクターの走向を標高線沿いに変更
緩衝地帯の設置
A=RKLSCP
A:単位面積当たり流亡土量(tf・ha-1)
R:降雨係数(tf・㎡・ha-1・h-1)
K:土壌係数(h・m-2)
LS:地形係数(無次元)C:作物係数(無次元)
http://www.geocities.jp/daichi_saisai/
P:保全係数(無次元)
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(独)土木研究所寒地土木研究所寒地農業基盤研究グループ水利基盤チームとの連携
汎用土壌流亡予測式(USLE)の手法を用いて1kmメッシュ単位で計算
現在
将来
全体的に黄色~赤の領域が
増えていることが分かります
NCAR-WRFの将来予測を使用
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気温が2℃上がった時に北海道の畑地から流れ出る土量はほとんどの地域で増加す
る予想となりました。
北海道のほとん
どの地域で流亡
土量が増加し、
ha当り1ton以上
増加する地域が
南側で多くなって
いる
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