M-2 M-2 5-4 項目 確認および使用方法 (6) 縦 つ り 厳 禁 禁止 理 由 つり角度によって、つ り環とクランプ開口部 との間に回転モーメン トがクランプを外す方 向に働き、クランプが 外れる危険が大きい。 注意事項・処置 項目 縦つり用クランプ又 はねじ式クランプ等、 作業に適合したクラ ンプを使用してくだ さい。 Ⅰビーム・H形鋼等 の引き起し・反転作 業のためやむをえず 一時的に縦つりとな る場合には、適正な つり角度、つり上げ 方向を厳守し、転倒 範囲内への立ち入り を厳禁ください。 危 険 構造上、つり上げに必 要なクランプ力が得ら れません。 横 つ か み 禁 止 禁止 つり環とクランプ開口 部との間の回転モーメ ントによってクランプ が回転して簡単に外れ ます。 つり上げ運搬中やむ を得ずクランプのつ り上げ方向が変わる 場合は、つりピース 又はねじ式クランプ (SBN型・SBB型) をご使用ください。 つり環が曲がったり、 クランプ開口部の角が 損傷する等の原因にな ります。 確認および使用方法 理 由 (8) 油 等 付 着 材 の つ り 上 げ カム、旋回アゴ (ジョー)に塗料・油等が 付着すると、滑りを生 じやすく、つり荷を落 下させる原因となりま す。 滑 る 禁止 油 注 意 ● つり荷に油・塗料・さび、スケー ル等の付着物がある場合はよく取 り除いてから使用してください。 (9) 塗 装 さ れ た つ り 荷 の つ り 上 げ 注 意 塗装厚さが厚すぎる場合、 旋回アゴやカムの歯が 少しでも摩耗していると、 塗装の厚みの分だけつ り荷への歯のくい込み 量が少なくなり、つり 荷が滑べるおそれがあ ります。 禁止 塗装が厚い つり荷が滑る つり荷へのくい 込みが少ない 危 険 危 険 ● 塗装された鋼材等をつり上げる場 合は、旋回アゴおよびカムが摩耗 限度内で有っても出来るだけ歯の 摩耗が無く、必ず目詰まりを除去 したクランプで作業を行ってくだ さい。 ● 片面の塗装厚さが0.2mm以上と なる鋼材等にはクランプを使用し ないでください。 ● クランプのつり環がカムに作用し ない方向への横つかみを行わない でください。 ● 縦置きされた鋼板等を横方向から クランプして引き起すような作業 はしないでください。 塗装厚さが片面0.2mm 以上となる場合は、 つりピース等を使用 して作業を行うか、 当社営業所にご相談 ください。 塗装された鋼材等の つり上げ・運搬作業 を連続して行う場合 は、クランプ取り付 けのたびに旋回アゴ およびカムの歯の目 詰まりを必ず除去し てください。 塗装直後、塗装面が 乾燥していない鋼材 等をつり上げる場合 は、歯の新しいクラ ンプをご使用下さい。 M-2 62 注意事項・処置 きれいにふいてから取り付ける (P.112∼113「横 つり用クランプのつ り上げ角度について」 をご参照ください。) ● 横つり用クランプで縦つり作業を 絶対に行わないでください。 (7) 5-5 M-2 63 5-16 項目 鋼 矢 板 等 の つ り 上 げ 禁 止 理 由 注意事項・処置 項目 確認および使用方法 鋼矢板の端部は形状が 複雑なため、つかみ部 に適合したクランプで ないと外れることがあ り危険です。 鋼矢板等の長尺物の つり下げ・運搬には、 専用クランプを使用 してください。 (29) 1 2個のクランプを使用する場合、必ず2本のチェーンスリン グまたはワイヤロープを使用してください。 確認および使用方法 (27) 指示 専用クランプ 横つり作業・SP型 5-17 打ち込まれた鋼矢板等 を引き抜く場合には、 オーバーロードとなり、 クランプが変形したり 縦つり作業:SBB型 破損したりすることが あり、危険です。 鋼矢板等の引き抜き 作業には、専用クラ ンプを使用するか、 作業に適合したクラ ンプを使用してくだ さい。 危 険 取 り 付 け ス リ ン グ と の 接 続 方 法 禁止 注 意 禁止 『労 働 安 全 衛 生 規 則 第164条』および、 『労 働 基 準 局 通 達 基 発第542号 』を厳守 して使用してください。 P.119∼P.122「パ ワーショベルでの荷 のつり上げについて」 を参照ください。 1本のチェーンスリング、 『クレーン等安全規 則第213条』参照 ワイヤロープに2個のク ランプを取り付けて使 用しないでください。 スリングに滑りが生じ たとき、つり荷の傾き と衝撃力で予想以上の 荷重が作用し、チェー ンスリングまたはワイ ヤロープやクランプを 損傷させるとともに、 つり荷を落下させるこ とにもなり危険です。 玉掛け作業に適合したものを 使用してください。 2 接 続金具の使用 1TON バケットの爪にチェー ンスリング等を直接引 っ掛けて玉掛け作業を することは出来ません。 注意事項・処置 ● クランプに使用するスリングは、 1TON 引き抜き専用:PE型 油 圧 シ ョ ベ ル で の つ り 上 げ 指示 指示 ● 鋼矢板の引抜きには使用できません。 (28) 理 由 指示 つり環にチェーンスリ ングまたはワイヤロー プを直接差し込んで使 用した場合、つり環の 角でチェーンスリング またはワイヤロープが 著しく損傷します。 接続金具は、玉掛け 作業に適合したもの を 使 用 し て く だ さ い。 取っ手にチェーンスリ ング、またはワイヤロ ープを取り付けて使用 しないでください。 取っ手は着脱を補助す るものです。 必ずつり環に接続し てください。 禁止 注 意 ● クランプに直接チェーンスリ ング、またはワイヤロープを 取り付けて使用しないでくだ さい。 3 接続方法 指示 指示 1TON 禁止 危 険 危 険 ● 油圧ショベルで使用する場合、 直接爪に引っ掛けて使用しないで ください。 ● 取っ手にチェーンスリング、また はワイヤロープを取り付けて使用 しないでください。 M-2 74 M-2 75 5-20 項目 確認および使用方法 (33) 荷 を つ っ た ま ま で の 溶 接 禁 止 禁止 5-21 理 由 注意事項・処置 項目 アースが不完全な場合、 カム、旋回アゴ(ジョ ー)等の、部品および、 チェーンスリング、ワ イヤロープの損傷の原 因となります。 やむを得ず溶接作業 を行う場合は、絶縁 フック等を使用し、 アースを完全に取り、 漏電を防止してくだ さい。 (35) シ ョ ッ ト ブ ラ ス ト の 禁 止 確認および使用方法 理 由 注意事項・処置 クランプやチェーンス リング、ワイヤロープ が損傷し、危険な状態 になります。 禁止 ショットブラスト装置 危 険 ● クランプを取り付けたまま、ショ ットブラスト等の作業をしないで ください。 絶縁フック:IHM型 危 険 ● 荷をつったまま溶接作業をしない でください。 (34) 不 適 格 な つ り 方 (36) 1 角コラム用継手への取り付け GC 型 特 有 の 注 意 事 項 1 つり荷のバランスが悪く、 つり荷が傾きクランプ が外れることがあり危 険です。 片荷つり禁止 禁止 差し込みが不十分だと、 フランジ長さ15mm クランプが外れる危険 以上(但し、非溶接部 があります。 寸法10mm以上)の 角コラム用継手のつ り上げが可能です。 ●つり上げ運搬時 指示 15 10 mm以 mm 上 以上 GC型 必ずコーナー部に開口部の奥と両爪が密 着する状態で使用してください。 危 険 ● 角コラム用継手(サイコロ)の直 線部に差し込み不足状態でクラン プを取り付けて使用することは出 来ません。 G型 指示 10mm以上 指示 クランプを対角方向に 取り付けて引き起こし をすると、片方のクラン プのつり環が、締付力が 働かない方向に引っ張 られるため、もう一方の クランプのみで作業を 行うことになり、大変危 険です。 ●引き起こし時 引き起こし作業 時は、柱継手1辺 の両端にクラン プを取り付けて ください。 AMN型 指示 AMN型を使用し、ウェブをクランプの 受け部ではさみ込むように取り付けます。 M-2 78 M-2 79
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