オプション ファイル

オプション ファイル
オプション フゔ゗ルを使用すると、ラ゗センス管理者は、FLEXnet のさまざまな操作パラメー
タ を コ ン ト ロ ー ル で き ま す 。 ユ ー ザ は 、 ユ ー ザ 名 、 ホ ス ト 名 、 IP ゕ ド レ ス 、 ま た は
PROJECT(LM_PROJECT 環境変数で設定)によって識別できます。
オプション フゔ゗ルを使用することにより次のことができます。

ラ゗センス使用の許可

ラ゗センス使用の拒否

ラ゗センスの予約

デバッグ ログ フゔ゗ルに記録される情報量のコントロール

レポート ログ フゔ゗ルの有効化

ラ゗センス借用の拒否

ラ゗センス借用の許可

一定時間 AutoCAD が使用されなかった場合のラ゗センスの返還
オプション フゔ゗ルを使用すると、ラ゗センス管理者は、ラ゗センスに対して厳重になることも
オープンになることもできます。
オプション フゔ゗ル内の行の長さは、4096 バ゗ト以下にする必要があります。
また、オプション フゔ゗ル内の記述を見やすくするために、継続文字として行の最後に円記号(\)
を使用できます。
1-1. オプション ファイルの作成
任意のエデゖタ(例:メモ帳)を使用してオプション フゔ゗ルを作成することができます。
オプションフゔ゗ルを作成する場合のフゔ゗ル名および配置場所は以下のとおりです。
フゔ゗ル名 : adskflex.opt
配置場所
: ラ゗センス フゔ゗ルと同じフォルダ(例:C:\Program Files\Autodesk
Network License Manager\License)
※ オプション フゔ゗ルを有効にするには、Network License Manager を再起動する必要があ
ります。
www.autodesk.co.jp
ネットワークライセンス管理 オプションファイル
1-2. オプション ファイルの構文
オプション フゔ゗ルの構文の概要は次のとおりです。
EXCLUDE
指定したフゖーチャーのラ゗センスを使用することを拒否します。
EXCLUDEALL
すべてのフゖーチャーのラ゗センスを使用することを拒否します。
GROUP
ユーザ グループを定義します。
HOST_GROUP
ホスト グループを定義します。
指定したフゖーチャーのラ゗センスを使用することを許可します。
INCLUDE
INCLUDE 文の中にないユーザは、そのフゖーチャーのラ゗センス
を使用できません。
すべてのフゖーチャーのラ゗センスを使用することを許可します。
INCLUDEALL
INCLUDEALL 文の中にないユーザは、ラ゗センスを使用できませ
ん。
LINGER
MAX
MAX_OVERDRAFT
NOLOG
REPORTLOG
AutoCAD がラ゗センスをチェック゗ンするか終了した後、ラ゗セ
ンスをそのユーザのために保持する時間を指定します。
最大に使用できるラ゗センス数(実際のラ゗センス数以下)を指定
します。
オートデスク製品ではサポートされていません。
デバッグ ログ フゔ゗ル内の特定項目の記述を行わないよう設定
します。
SAMreport-Lite(または SAMreport(別売)
)にて使用するレポ
ート ログ フゔ゗ルを作成するよう設定します。
RESERVE
ラ゗センスを予約します。
TIMEOUT
指定したフゖーチャーのタ゗ムゕウトを指定します。
TIMEOUTALL
すべてのフゖーチャーのタ゗ムゕウトを指定します。
BORROW_LOWWATER
指定したフゖーチャーのラ゗センス借用の対象とならない、未使用
ラ゗センス数の最低値を指定します。
EXCLUDE _BORROW
指定したフゖーチャーのラ゗センス借用を拒否します。
INCLUDE _BORROW
指定したフゖーチャーのラ゗センス借用を許可します。
MAX_BORROW_HOURS
GROUPCASEINSENSITIVE
指定したフゖーチャーのラ゗センスを貸し出すことのできる最大
の時間を設定します。
GROUP または HOST_GROUP により指定されたユーザ名とホス
ト名に対して、大文字と小文字を区別するかどうかを設定します。
2 ページ
ネットワークライセンス管理 オプションファイル
オプション フゔ゗ル内にコメントを入れるには、各コメント行をシャープ記号(#)で始めます。
オプション フゔ゗ル内ではすべて、大文字と小文字が区別されます。
次のオプション キーワードは、どのユーザがラ゗センスを使用できるか、またはどこでラ゗セン
スを使用できるかを制約します。 EXCLUDE、EXCLUDEALL、INCLUDE、INCLUDEALL、MAX、
RESERVE これらのオプションは引数 type をとり、この引数は制約が USER、
HOST、
DISPLAY、
INTERNET、または PROJECT に基づくかどうかを指定します。
USER
:
プログラムを実行しているユーザ名 (Windows のログ゗ン名)
HOST
:
ゕプリケーションを実行しているクラ゗ゕントのホスト名
DISPLAY
:
ゕプリケーションが表示されているデゖスプレ゗
※ AutoCAD では DISPLAY はクラ゗ゕントのホスト名となります
INTERNET
:
ゕプリケーションを実行中のマシンの IP ゕドレス
(IP ゕドレス内でワ゗ルドカードを使用可)
PROJECT
: プログラムを実行しているユーザによって設定される LM_PROJECT 環境変
数
1-3. オプション ファイルの詳細および使用例
1) EXCLUDE
EXCLUDE feature type {name | group_name}
指定したユーザまたはグループ等が、指定したフゖーチャーのラ゗センスを使用するこ
と拒否します。EXCLUDE は INCLUDE に優先します。
feature
フゖーチャー名
type
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
name
ラ゗センスの使用を拒否する名前
group_name
ラ゗センスの使用を拒否するグループ名
【使用例】
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
以下例では、ユーザ ichiro が 71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)のラ゗センス
を使用することを拒否します。
EXCLUDE 71200ACD_2010_0F USER ichiro
2) EXCLUDEALL
EXCLUDEALL
type {name | group_name}
指定したユーザまたはグループ等が、すべてのフゖーチャーのラ゗センスを使用するこ
と拒否します。EXCLUDEALL は INCLUDEALL に優先します。
type
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
name
ラ゗センスの使用を拒否する名前
group_name
ラ゗センスの使用を拒否するグループ名
【使用例】
以下の例では、マシン pc1 のすべてのユーザがすべてのフゖーチャーのラ゗センスを使
用することを拒否します。
EXCLUDEALL
HOST pc1
3) GROUP
GROUP group_name user_list
INCLUDE、INCLUDEALL、EXCLUDE、EXCLUDEALL、RESERVE オプション行の中
で使用するユーザのグループを定義します。
group_name
定義されるグループの名前
user_list
ユーザ名のリスト
【使用例】
以下の例では、ユーザ ichiro と sasaki を Mariners というグループに定義します。
GROUP Mariners ichiro sasaki
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
4) HOST_GROUP
HOST_GROUP group_name
host_list
INCLUDE、INCLUDEALL、EXCLUDE、EXCLUDEALL、RESERVE オプション行の中
で使用するホストのグループを定義します。
group_name
定義されるグループの名前
host_list
ホスト名のリスト
【使用例】
以下の例では、マシン tokyo と seattle と auckland を Pacific というグループに定義し
ます。
HOST_GROUP Pacific tokyo seattle auckland
5) INCLUDE
INCLUDE feature type {name | group_name}
指定したユーザまたはグループ等が、指定したフゖーチャーのラ゗センスを使用するこ
とを許可します。INCLUDE 文の中にないユーザまたはグループ等は、そのフゖーチャ
ーのラ゗センスを使用できません。EXCLUDE は INCLUDE に優先します。
feature
フゖーチャー名
type
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
name
ラ゗センスの使用を許可する名前
group_name
ラ゗センスの使用を許可するグループ名
【使用例】
以下例では、ユーザ ichiro が 71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)のラ゗センス
を使用することを許可します。
INCLUDE 71200ACD_2010_0F USER ichiro
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
6) INCLUDEALL
INCLUDEALL type {name | group_name}
指定したユーザまたはグループ等が、すべてのフゖーチャーのラ゗センスを使用するこ
とを許可します。INCLUDEALL 文の中にないユーザまたはグループ等は、ラ゗センスを
使用できません。EXCLUDEALL は INCLUDEALL に優先します。
type
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
name
ラ゗センスの使用を許可する名前
group_name
ラ゗センスの使用を許可するグループ名
【使用例】
以下の例では、マシン pc1 のすべてのユーザがすべてのフゖーチャーのラ゗センスを使
用することを許可します。
INCLUDEALL
HOST pc1
7) LINGER
LINGER feature seconds
AutoCAD がラ゗センスをチェック゗ンした後、seconds で指定した時間(秒)ラ゗セ
ンスをそのユーザのために保持します。
他のユーザがそのラ゗センスを使用する場合は、そのユーザが AutoCAD を終了し、
LINGER で指定された時間が経過するまで待たなければなりません。そのため、LINGER
を用いると、余分なラ゗センスを使用する結果となる場合があります。
【使用例】
以下の例では、71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)を終了した後、30 秒間ラ゗
センスをそのユーザのために保持します。
LINGER 71200ACD_2010_0F 30
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
8) MAX
MAX num_lic feature type {name | group_name}
指定したユーザまたはグループ等に対して最大に使用できるラ゗センス数(実際のラ゗
センス数以下)を指定します。
num_lic
ラ゗センス数の最大値
feature
フゖーチャー名
type
name
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
対象となる名前
group_name 対象となるグループ名
【使用例】
以下の例では、グループ Autodesk が使用できる 71200ACD_2010_0F(AutoCAD
2015)のラ゗センス数の最大値を3に設定します。
MAX 3 71200ACD_2010_0F GROUP Autodesk
9) MAX_OVERDRAFT
オートデスク製品ではサポートされていません。
10) NOLOG
NOLOG { IN | OUT | DENIED }
デバッグ ログ フゔ゗ル内の、指定された゗ベント タ゗プの記録を停止します。
ラ゗センス管理者はこのオプションを使用して、デバッグ ログ フゔ゗ルのサ゗ズを減
らすことができます。
【使用例】
以下の例では、チェック゗ンの記録を停止します。
NOLOG IN
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
11) REPORTLOG
REPORTLOG [+]report_log_path
SAMreport-Lite(または SAMreport(別売))にて使用するレポート ログ フゔ゗ル
を指定します。 report_log_path の前に + 記号を付けて、ログ エントリを追加する
ことをお勧めします。この記号を付けないと、Network License Manager を起動する
たびレポート ログ フゔ゗ルが上書きされます。
【使用例】
以下の例では、レポート ログ フゔ゗ルが C:\Program Files\Autodesk Network
License Manager\Log フォルダに Report.rl というフゔ゗ル名で作成されます。
REPORTLOG
+”C:\Program Files\Autodesk Network License Manager\Log\Report.rl”
12) RESERVE
RESERVE num_lic feature
type {name | group_name}
指定したユーザにラ゗センスを予約します。
num_lic
指定したユーザまたはグループ等に予約するラ゗センスの数
feature
フゖーチャー名
type
name
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
対象となる名前
group_name 対象となるグループ名
【使用例】
以下の例では、グループ Mariners のために 71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)
のラ゗センスを 2 つ予約します。
RESERVE 2 71200ACD_2010_0F GROUP Mariners
13) TIMEOUT
TIMEOUT feature seconds
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
指定したフゖーチャーのタ゗ムゕウト(使用されていないラ゗センスが返還を要求さ
れるまでの時間(秒)
)を指定します。
指定された時間サーバとクラ゗ゕント間にハート ビートが確立されていないとき およ
び 指定された時間 AutoCAD を起動しているが使用していない場合(例:昼休みにや会
議中など AutoCAD を使用していないが AutoCAD が起動している場合)
、ラ゗センスを
サーバに返還することができます。
最小値(900 秒(15 分))より短いタ゗ムゕウト値を指定した場合、最小値が使用されま
す。
オプション フゔ゗ル内でタ゗ムゕウト値を指定しない場合、タ゗ムゕウトはありません。
feature
フゖーチャー名
seconds
使用されていないラ゗センスが返還を要求されるまでの秒数
【使用例】
以下の例では、71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)のタ゗ムゕウトを 1 時間(3600
秒)に設定します。
TIMEOUT 71200ACD_2010_0F 3600
14) TIMEOUTALL
TIMEOUTALL seconds
すべてのフゖーチャーに適用される点を除き、TIMEOUT と同じです。
【使用例】
以下の例では、すべてのフゖーチャーのタ゗ムゕウトを 1 時間(3600 秒)に設定しま
す。
TIMEOUTALL 3600
15) BORROW_LOWWATER
BORROW_LOWWATER feature
n
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
指定したフゖーチャーの、ラ゗センス借用の対象とならない未使用ラ゗センス数の最低
値を指定します。
feature
フゖーチャー名
n
指定したフゖーチャーのラ゗センス借用の対象とならない、未使用ラ゗
センス数の最低値
【使用例】
以下例では、71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)のラ゗センス借用の対象となら
ない、未使用ラ゗センス数の最低値を 3 に設定します。
BORROW_LOWWATER 71200ACD_2010_0F 3
例えば、トータル 10 ラ゗センスあるサーバにおいて上記を実行したとします。この場
合、最初は最大 7 ラ゗センス(= 10 - 3)がラ゗センス借用の対象となります(最大
7 台のクラ゗ゕント マシンにおいてラ゗センス借用を行えます)。しかし、その後ある
クラ゗ゕント マシンにて AutoCAD を起動し、ネットワークラ゗センスを 1 ラ゗センス
使用したとします。そうすると、未使用ラ゗センスは 9 ラ゗センス(= 10 - 1)とな
るため、ラ゗センス借用の対象となる最大ラ゗センス数は 6 ラ゗センス(= 9 - 3)と
なります(最大 6 台のクラ゗ゕント マシンにおいてラ゗センス借用を行えます)
。
7 台のクラ゗ゕント マシンにてネットワークラ゗センスを使用し AutoCAD を起動して
いる場合は、未使用ラ゗センスは 3 ラ゗センス(= 10 - 7)となるため、ラ゗センス
借用は行えなくなります(3 - 3 = 0)
。
つまり、ラ゗センス借用を行う時点で、BORROW_LOWWATER で指定したラ゗センス
数を超えるラ゗センスが余っていない場合、ラ゗センス借用を行うことができなくなり
ます。
16) EXCLUDE _BORROW
EXCLUDE_BORROW feature
type {name | group_name}
指定したユーザまたはグループ等が、指定したフゖーチャーのラ゗センス借用を行うこ
とを拒否します。EXCLUDE_BORROW は INCLUDE_BORROW に優先します。
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
feature
フゖーチャー名
type
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
name
ラ゗センスの使用を拒否する名前
group_name
ラ゗センスの使用を拒否するグループ名
【使用例】
以下例では、ユーザ ichiro が 71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)のラ゗センス
借用を行うことを拒否します。
EXCLUDE_BORROW 71200ACD_2010_0F USER ichiro
17) INCLUDE _BORROW
INCLUDE_BORROW feature
type {name | group_name}
指定したユーザまたはグループ等が、指定したフゖーチャーのラ゗センス借用を行うこ
とを許可します。INCLUDE_BORROW 文の中にないユーザまたはグループ等は、指定
したフゖーチャーのラ゗センス借用することができません。EXCLUDE_BORROW は
INCLUDE_BORROW に優先します。
feature
フゖーチャー名
type
USER、HOST、DISPLAY、INTERNET、
PROJECT、GROUP、HOST_GROUP のいずれか 1 つ
name
ラ゗センスの使用を拒否する名前
group_name
ラ゗センスの使用を拒否するグループ名
【使用例】
以下例では、ユーザ ichiro が 71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)のラ゗センス
借用を行うことを許可します。
INCLUDE_BORROW 71200ACD_2010_0F USER ichiro
18) MAX_BORROW_HOURS
MAX_BORROW_HOURS feature
n
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ネットワークライセンス管理 オプションファイル
指定したフゖーチャーのラ゗センスを貸し出すことのできる最大の時間を指定します。
feature
フゖーチャー名
n
指定したフゖーチャーのラ゗センスを貸し出すことのできる最大の時
間
【使用例】
以下例では、71200ACD_2010_0F(AutoCAD 2015)のラ゗センスを貸し出すことの
できる最大の時間を 360 時間(15 日)に設定します。
MAX_BORROW_HOURS 71200ACD_2010_0F 360
注: ラ゗センスは、24 時間単位で貸し出されます。 24 時間で割った余りは、無視
されます。 たとえば、365 は、切り捨ての結果 360 時間(15 日)となります。
19) GROUPCASEINSENSITIVE
GROUPCASEINSENSITIVE OFF|ON
ON に設定すると、GROUP または HOST_GROUP により指定されたユーザ名とホスト
名は、それぞれ大文字と小文字が区別されません。
GROUPCASEINSENSITIVE が OFF(既定値)の場合、ユーザ名とホスト名は、大文字と
小文字が区別されます。
【使用例】
GROUPCASEINSENSITIVE ON
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