報告書破産管財人１小畑英一破産手続開始申立てに至る経緯株式会社パートナー・クオリティースタッフ（以下、破産者）は、家庭教師派遣及び個別指導塾の運営に係る教育事業、一般労働者派遣事業、並びに宅配弁当事業を主な事業内容とする会社である。破産者は、平成 26 年 12 月以降、急速に資金繰りが悪化し、平成 27 年 3 月 2 日、一部債権者から破産者の預金口座に対して債権差押がなされたことで、従業員および教育・派遣スタッフへの給与支払ができない状況となり、事業継続が困難となった。２保全管理命令破産者は、平成 27 年 3 月 24 日、東京地方裁判所に破産手続開始申立てを行い（平成 27 年（フ）第 3059 号）、同日、保全管理命令および包括的禁止命令が発令され、当職が保全管理人に選任された。保全管理人は、直ちに、関係人各位に対して同命令の発令を周知し、保全管理人代理を本社に常駐させ、会社の現況の把握及び財産の保全に着手した。保全管理人は、早期事業譲渡による事業の一括換価が相当と判断し、破産裁判所の許可を得たうえで、次のとおり事業譲渡を実行した。・弁当事業：株式会社ハートフェルト（4 月 1 日）・教育事業：株式会社 SC ホールディングス（4 月 10 日）３破産手続開始決定平成 27 年 4 月 15 日、東京地方裁判所により破産手続開始決定がなされ、保全管理人であった当職が破産管財人に選任された。同日、関連会社である株式会社もりいち及び破産者代表者についても破産手続開始決定がなされ、同じく当職が破産管財人に選任されている。破産管財業務の迅速且つ円滑な進行のため、債権者各位の協力と破産者らに関する情報提供をお願いしたい。 ※ 破産手続の進捗等の情報は、ホームページにて随時更新いたします。以上