平成27年度 臨床医学修練 3 次 (5年次臨床実習) シラバス 東北大学医学部医学科 1 目 Ⅰ 次 東北大学医学部医学科の教育の理念及び達成目標 個人情報の保護に関する通達(医学科学生用) 臨床医学修練 3 次(5年次臨床実習)の履修にあたって 平成 27 年度臨床医学修練 3 次 配当表 初日の集合時間・場所 Ⅱ P 臨床医学修練 3 次(5年次臨床実習)シラバス 8-12 ・・・ 循環器内科/心臓血管外科 13-15 ・・・ 呼吸器内科 16 ・・・ 感染症科 17-19 ・・・ 呼吸器外科 20-21 ・・・ 皮膚科 22-25 ・・・ 泌尿器科 26-27 ・・・ 精神科 28-31 ・・・ 放射線治療科,放射線診断科,加齢核医学科 32-33 ・・・ 高度救命救急センター 34-35 ・・・ 麻酔科,緩和医療科 36 ・・・ 地域医療実習 37-38 ・・・ 神経内科 39-40 ・・・ 脳神経外科,脳血管内治療科 41-43 ・・・ 腎・高血圧・内分泌科 44-49 ・・・ 血液・免疫科 50-52 ・・・ 産科,婦人科 53-55 ・・・ 整形外科 56-57 ・・・ 形成外科 58-59 ・・・ 腫瘍内科 60-61 ・・・ 総合地域医療教育支援部,漢方内科 62-63 ・・・ 心療内科 64 ・・・ 病理部 65-66 ・・・ 眼科 67-67 ・・・ 耳鼻咽喉・頭頸部外科 68-70 ・・・ 老年科 71-78 ・・・ リハビリテーション科 79-97 ・・・ 消化器内科 98-99 ・・・ 糖尿病代謝科 100-110 ・・・ 消化器・一般外科(肝・胆・膵外科,胃腸外科) 111-116 ・・・ 移植・再建・内視鏡外科,乳腺・内分泌外科 117-118 ・・・ 小児科 119 ・・・ 小児外科 2 東北大学医学部医学科の教育の理念及び達成目標 教育の理念 東北大学医学部医学科は、 ・教員と学生相互の協調により強固な教育基盤を構築し、 ・医学・生命科学の根元を解明する研究および教育を実践し、 ・豊かな人間性と旺盛な探求心を育み、 ・人類の健康と福祉に貢献する指導的高度専門職業人を育成する。 教育の達成目標: 東北大学医学部医学科の学生は、将来、医学・医療の様々な領域において指導力ある医師・研究者と なるために、6 年間の医学部教育において 12 の教育目標を達成する。 1 生体の構造と生命現象の理解 2 病因、病態、診断、治療、予防の理解 3 コミュニケーション能力 4 基本となる臨床技能 5 生命倫理、医の倫理、医療関連法規の理解 6 情報を管理・処理し活用する能力 7 問題発見・解決の能力 8 科学的方法論の理解と基礎・臨床研究へ応用する能力 9 チームを率いる能力(リーダーシップ)、教育する能力 10 地域、社会と医療制度の理解 11 内省と自己啓発の態度、生涯学習の態度 12 国際人としての能力 3 臨床医学修練(3 次)の教育目標等について 1.教育目標(General Instructional Objective) 卒後臨床研修に臨んで、即、診療に従事でき、かつ初期研修医の先頭に立てる臨床能力を習得する。 2.個別目標 SBOs(Specific Behavioral Objectives) 1) 患者および医療チーム・コメディカルと良好な対人関係を構築できるコミュニケーション能力を取 得する。 2) プロフェッショナリズムを学び医師の基本的姿勢を身に付ける。 3) 正確で効率良い医療面接を行うことができる。 4) 全身状態の把握と目的に沿った正確な身体診察ができる。 5) 病歴・身体所見・検査所見を統合する臨床推論能力を養う。 6) 正確で系統だった診療録を作成できる。 7) 簡潔に症例のプレゼンテーションができる。 8) 医療安全・医療倫理を理解し実践することができる。 9) 社会における医療システムを理解する。 10)自立的に課題を発見し解決する能力を身に付ける。 11)自己啓発の習慣を身に付ける。 12)リーダーとしての素養を身に付ける。 13)各科独自の医学知識と医療手技を理解する。 3.学生の実習成績の評価(assessment of students) (ア)上記 1)から 12)に対して各分野の指導医が観察し、5 段階評定尺度により評価する。 (イ)MCQ(卒業試験)により知識を評価する。 (ウ)6 年次 OSCE により技能を評価する。 4.実習内容(カリキュラム)の評価(evaluation of curriculum) (ア)学生による各科の実習内容の評価を行い、当該科にフィードバックする。また、年間評価結果を取 りまとめ学内に報告する。 (イ)カリキュラム委員会の委員による各科の実習プログラムを評価する。 (ウ)臨床実習全体の教育効果の評価は①各科の意見、②学生の卒業後の意見、③初期研修医に対する外 部評価、などを集積して 3 年間毎を目処に判定する。 5.方 略(educational strategies) (ア)診療参加型臨床実習を行う科は長期間(選択式で 3 週間以上)の実習期間とし、チーム医療の一 員として診療に従事しながら、指導医の監督・指導のもとに、許容された一定範囲の医行為を行う。 (イ)臨床見学型・模擬診療型実習を行う科は短期間(必修で 2 週間以内)とし、各科独自の医学知識 と医療手技を学び、各科の特色を理解する。 (ウ)各診療科の希望により診療参加型臨床実習または臨床見学型・模擬診療型実習を選択できる。 4 個人情報の保護に関する通達(医学科学生用) A. カルテ、個人情報の取り扱いについて A-1 個人情報保護に関する法令を遵守し、個人情報の保護を行わなければならない。 A-2 患者カルテは常に病棟内の定められた場所に保管し、病棟ならびに指定された場所から外に帯出 してはならない。 A-3 患者の電子情報にアクセスする場合は、学生個別に発行された ID およびパスワードを利用する。 主治医や他者の ID およびパスワードは使用しない。 A-4 患者個人情報を閲覧する場合は、指導教員に許可を得た患者の情報(カルテ・診療支援システム 等)のみ閲覧する。許可を得た患者以外の情報を閲覧してはならない。 A-5 指導教員に許可を得た患者以外の診療情報にアクセスし閲覧することは不正行為であり、処罰の 対象となる。なお、医師・医療従事者、及び学生による患者電子情報へのアクセスは全て記録と して残されている。 A-6 患者個人情報をメール等の電子情報として送受信すること、および診療情報端末への外部記憶媒 体(USB メモリ等)の挿入・接続は一切禁止する。 A-7 患者個人情報の紙コピーを取った場合、病院ならびに指定された場所から外への帯出を禁止する (レポート作成等、いかなる理由においても持ち出してはならない) 。 A-8 患者個人情報の紙コピーは不要になったら直ちにシュレッダーで処分する。決して、個人情報の 判読できる状態で廃棄してはならない。 A-9 患者個人情報を正当な理由でメモ書きし、または、ノート等に記入する場合、メモ紙・ノートの 取り扱いに十分注意する。 A-10 授業中に知り得た患者及び関係者の個人情報等を、授業期間中はもとより、授業終了後も第三者 に漏洩すること、または無断で使用してはならない。 A-11 その他、患者個人情報漏洩の危険性がある行為に常に留意し、守秘を心がける。 B. 診療に関する会話について B-1 患者の診療に関する医学的な議論をするときには、場所をわきまえる。病院内・医学部内におい ても廊下、エレベーター、トイレ、喫茶店、食堂など、不特定の人が集まる場所では十分に注意 する。病院・医学部の外部では医学的内容であっても患者個人の特定につながる会話を行っては ならない。 B-2 患者を話題とする私的な言動はいかなる場所、状況下においても厳に慎む。 C. 学会発表、論文発表などに関わる個人情報の取り扱いについて C-1 学会発表、論文発表等で患者に関わる情報を公開する場合には、個人の特定につながる事項を発表 してはならない。特に患者の匿名性を厳格に守らなければならず、○山○子、TK(イニシアル)な ども許されない。 C-2 実習科・関連病院における症例報告・レポートにおいても個人の特定につながる事項を記載しては ならない。特に患者の匿名性を厳格に守らなければならず、○山○子、TK(イニシアル)等、並び に、住所・勤務先等の記載は許されない。 臨床に関わる実習に臨んでは、上記の患者個人情報保護に関する事項を遵守する。 故意、過失に関わらずこの記載内容に抵触する行為・言動がある場合、 懲戒処分(戒告・停学・退学)の対象となる。 5 臨床医学修練 3 次(5年次臨床実習)の履修にあたって (1)服装・態度、履修上の注意等について 服装は、4 年次 OSCE に準じ、身体・衣類・靴の清潔を心がけること。また、白衣の下に着用 ア する衣類にも留意すること。 イ ネームプレートを着用すること。 ウ 医療チームの一員として自覚を持って行動すること。 エ 体調を整え、時刻を守ること。 (2)個人情報の保護について ア 「個人情報の保護に関する通達」を遵守し、患者の個人情報保護に留意すること。これに違反 した場合、学則および医学部規程に基づき所定の処分を科す。 平成 27 年 4 月 6 日(月)開催の個人情報保護に関する説明会に出席すること。この際、 「個人 イ 情報保護に関する誓約書」を提出しない者は、本学病院の診療支援システムの使用を認めない。 また、実習を認めないこともある。 (3)安全管理について ア 針刺し等の事故や感染症について これら事由が発生した場合は、履修先の診療科・部門の教員へ報告し、診察を受けること。ま た、医学部教務課 学部教務係(電話 022-717-8009、8010、メール [email protected])、 保健管理センター(電話 022-795-7829)へ報告すること。 イ 賠償責任保険について 実習においては、自分のみならず、患者さんへケガを負わせる等の事故が生じることが考えら れる。ついては、医学生用の賠償責任保険へ加入しておくことを強く勧める。まだ加入していな い学生で加入を希望する学生は、医学部 学部教務係へ問い合わせること。 (4)履修簿について ア 各診療科・部門(地域医療実習を除く)での実習終了後、履修簿 1 ページ目の「確認欄」に責任 者(当該診療科の科長や教育担当主任等)の署名を得るものとする(印鑑による代替は認めない) 。 全科の実習終了後の平成 28 年 3 月 4 日(金)までに学部教務係へ履修簿を提出すること。未 イ 提出者には、本科目の単位を与えない。 ※履修簿は履修状況を確認するものであり、修了を認定するものではない。 (5)実習評価の Web 入力について 各診療科・部門(地域医療実習を含む)での実習終了後 1 週間以内にパソコンからシステムに ア アクセスし、 「臨床実習の評価表(学生による実習評価)」の入力を完了させる(平成 28 年 2 月 28 日以降に終了する実習の評価表は、平成 28 年 3 月 4 日(金)までに完了すること)。 イ この評価は、実習したすべての診療科等について入力することとし、すべての評価の入力を完 了していない者には本科目の単位を与えない。 実習評価システムには、以下の URL からアクセスする。 ウ URL:https://assessment.med.tohoku.ac.jp/enq/Login (6)学外実習従事証明書の提出について ア 学内配属分野から派遣する、学外の病院・診療所等での実習(地域医療実習を除く)について は、実習指導に対し施設使用料を支払うこととなる。実習最終日に当該病院・診療所等の指導医 より、必要事項・署名・印を得ること。 イ 証明書右上欄に学内配属先分野名を記入の上、速やかに学部教務係へ提出すること。 6 平成27年度 臨床医学修練(3次)初日の集合時間・場所 【時間厳守】 ★4/6のみ集合場所、時間が異なる科があるので注意すること 診療科 ブロック 初日の集合時間 循環器内科 医学部2号館5階 循環器内科セミナー室 ★4月6日も白衣式前の7:30に上記へ集合 心臓血管外科 第1週月曜日7:45(月曜日が祝 日の場合は、火曜日7:45) 医学部2号館3階 心臓血管外科医局 ★4月6日 休講、4月7日 7:45医学部2号館3階 心臓血管外科医局集合 呼吸器内科・感染症科 7:30 呼吸器外科 9:00 皮膚科 (月)開始の班8:30 (水)開始の班14:00 外来4F皮膚科セミナー室。 修練開始日が休日の場合には、翌日8:30に外来4F皮膚科セミナー室に集合。 泌尿器科 (月)開始の班8:45 (水)開始の班13:45 (月)開始の班:3号館10階泌尿器科医局、開始の(月)が休みの場合には、(火) 7:30に東13階SGT室集合。 (水)開始の班:3号館10階泌尿器科医局 ★4月6日 13:10に東病棟13階SGT室 精神科 (月)8:30 西病棟13階(北側)BSL室 1 2 3 4 初日の集合場所 第1週月曜日7:30(月曜日が祝 日の場合は、火曜日7:30) (水)13:00 放射線治療科・放射線診断科 (水曜日が休日の場合 ・加齢核医学科 は、木曜日の8:00) 医学部3号館9階呼吸器内科ミーティングルーム (月曜日が休日で火曜日が初日の場合は8時30分、同じ場所) 加齢研プロジェクト研究棟3F 呼吸器外科学分野医局カンファレンス室 (実習初日が祝日となった場合は,翌日(火曜日)に同時刻・場所にて行い ます) 東病棟地下1階MRI室 カンファレンス室 東病棟1階高度救命救急センター・ナースステーション (祝日などで火曜日に開始する場合も同じ) 東病棟3階・麻酔科医局兼医員室 高度救命救急センター 8:15 麻酔科・緩和医療科 8:30(月曜日が祝日の場 合は、火曜日8:30) 中央診療棟2階の手術部更衣室で男女とも更衣(麻酔科用ユニフォーム紺色+白色キャップ) してから、中央診療棟3階手術部受付経由で東病棟への渡り廊下を通って来てください。麻酔 科ホームページ(http://www.anes.med.tohoku.ac.jp/access.html)を参照してください。 東病棟3階の自動ドアはネームカードで解錠できます。 神経内科 9:30 医学部2号館1階会議室(祝日などで火曜日に開始する場合も同じ) 5 6 脳神経外科・脳血管内治療科 7:30 医学部2号館2階脳神経外科小会議室 (※初日が(火)の班は,7:00新西11階病棟セミナー室) ★4月6日 13:10脳外科医局(2号館3F)集合) 腎・高血圧・内分泌科 9:30 医学部2号館6階 腎・高血圧・内分泌科医局 血液・免疫科 8:30 東14階病棟 SGT室 産科婦人科 8:00 病棟6階周産母子センター 多目的ルーム 整形外科 整形 7:30 (初日が火曜日の場合は 8:00) 整形外科:新東病棟11階整形外科病棟カンファレンスルーム ★4月6日 13:10~ 東病棟11階 整形外科病棟カンファレンスルーム集合 13:10~ オリエンテーション 14:10~ ギプス巻き実習 形成 14:00 形成外科:第1週金曜日14:00 医学部一号館7階形成外科医局 カンファラ ンス室 腫瘍内科 8:30 西病棟15階病棟 総合地域医療教育支援部・漢方内科 8:50 外来棟1F 総合診療外来 心療内科 9:00 医学部3号館7F心療内科医局 病理部 (月)8:50 病理部:中央診療棟4階 病理部事務室 眼科 (水)13:00 眼科:病棟西12階SGT室 ( 第1週 水曜が祝日の場合: 木曜日午前8:30病棟西12階診察室に集合する) 耳鼻咽喉・頭頸部外科 8:00 医学部3号館8F 耳鼻咽喉・頭頸部外科医局 老年科 9:00 リハビリテーション科 9:00 消化器内科 8:25 西病棟8Fカンファレンスルーム(月曜休日の場合は火曜同時同室) 糖尿病代謝科 8:50 新西病棟14F SGT室(月曜休日の場合は火曜9:00糖尿病代謝外来)、 ★4月6日 13:10新西病棟14F SGT室 肝胆膵外科/胃腸外科 8:25 東病棟8階SGT室 移植再建内視鏡外科/ 乳腺内分泌外科 8:30 西病棟7Fセミナー室 小児科/小児外科 (遺伝科も含む) 小児科・小児外科 9:00 小児科・小児外科:西病棟5階ゼミナール室 月曜日が祝日の場合:第1,3,4,5火曜日は8:30、第2火曜日は9:00に上記に 集合 7 8 9 10 11 形成外科 12 13 14 (月曜日が祝日の場合は、火曜日7:25 3号館8階 820室) 西病棟15F老年科SGT室 (初日の月曜日が休日の場合は、火曜日の9:00に加齢研プロジェクト研究 棟3階老年科カンファランスルーム) 医学部2号館1階 内部障害学分野教授室 (月曜が祝日等の場合は、火曜9:00に東病棟12階SGT室へ集合) 7 備考 循環器内科/心臓血管外科 (下川宏明教授、齋木佳克教授) 1. 教育方針 3次臨床修練を“患者から学ぶ”場と考えた臨床教育を目指し、循環器内科/心臓血管外科 領域の基本的な疾患の概念、症状、診断法、および治療法を理解する。さらには、患者さん との良好なコミュニケーションの取り方、医療面接の基本、および基本的な診察法を習得す る。 2.個別到達目標 ● 患者との信頼関係を構築することができる。 ● 医療面接、バイタルサインのチェック及び心臓の診察ができる。 ● 基本的心電図と基本的胸部X線写真を読むことができ、基本的心エコー図検査と心臓カテ ーテル検査の結果を理解できる。 ● 循環器疾患の基本的治療方針を理解できる。 ● 循環器領域の基本的薬物の使い方を理解できる。 ● 冠動脈インターベンション、カテーテル・アブレーション、肺動脈インターベンションお よび心臓手術の適応を理解できる。 3.指導教員と専門領域 診療チーム [循環器内科] 下川 宏明 坂田 泰彦 伊藤 健太 福田 浩二 高橋 潤 杉村宏一郎 佐藤 公雄 松本 泰治 中野 誠 圓谷 隆治 青木 竜男 羽尾 清貴 三浦 正暢 近藤 正輝 建部 俊介 山本 沙織 西宮 健介 矢尾板信裕 虚血性心疾患、心不全、肺高血圧症 慢性心不全、虚血性心疾患、コホート研究 虚血性心疾患、慢性心不全、衝撃波治療 不整脈、カテーテルアブレーション 虚血性心疾患、冠動脈・大動脈弁インターベンション 肺高血圧症、心臓弁膜症、肺動脈・大動脈弁インターベンション 肺高血圧症、心臓弁膜症、心筋症 虚血性心疾患、冠動脈・下肢動脈・大動脈弁インターベンション 不整脈、カテーテルアブレーション 虚血性心疾患、冠動脈インターベンション、冠攣縮 肺高血圧症、心臓弁膜症、慢性心不全、肺動脈インターベンション 虚血性心疾患、冠動脈インターベンション、冠攣縮 肺高血圧症、心臓弁膜症、心筋症、慢性心不全、経食道心エコー 不整脈、カテーテルアブレーション 先天性心疾患、肺高血圧症、心臓弁膜症、心筋症 慢性心不全、肺高血圧症、心臓弁膜症、心筋症 虚血性心疾患、冠攣縮性狭心症、冠動脈インターベンション 慢性心不全、肺高血圧症、心臓弁膜症、心筋症 診療チーム主任 虚血グループ :高橋 潤 循環グループ :杉村 宏一郎 不整脈グループ:福田 浩二 8 [心臓血管外科] 齋木 佳克 川本 俊輔 熊谷 紀一郎 秋山 正年 安達 理 藤原 英記 河津 聡 心臓血管外科全般 冠動脈外科/大動脈外科 大動脈外科 心不全治療 先天性心疾患外科 弁膜症外科/大動脈外科 心不全治療/弁膜症 [臨床研究推進センター] 奈良 正之 渡部 洋 池田 浩治 山口 拓洋 石井 智徳 外越 康之 後藤 昌史 中川 敦寛 呼吸器内科学、総合医療学、医学教育 婦人腫瘍学、臨床研究 レギュラトリーサイエンス、医療器機開発、橋渡し研究 医学統計学、医学情報管理学、医学研究方法論 リウマチ膠原病、臨床免疫学 知的財産 細胞移植療法、再生医療 バイオデザイン、橋渡し研究、脳神経外科学 4.服装・集合時刻・場所 服装は4年次の OSCE に準ずる。 [循環器内科] 第1週月曜日7時30分(月曜日が祝日の場合は、火曜日7時30分) 集合場所 医学部2号館5階循環器内科セミナー室 [心臓血管外科] 第1週月曜日7時45分(月曜日が祝日の場合は、火曜日7時45分) 集合場所 医学部2号館3階心臓血管外科医局 5.実習概要 [循環器内科] ● 虚血・循環・不整脈の各診療グループに1-3人ずつ配属。患者を1-2人担当する。 ● 午前中の診療グループ毎の病棟実習に先立ち、第1週の火曜日・毎週水・金曜日は、8時 ● ● ● 30分から自分で回診を行い(プレラウンド)、まず自分の担当患者について必ずカルテ に記載する。各診療グループの回診時に担当患者の報告をするとともに、カルテのチェッ クを受け、さらに担当患者以外でも各診療グループ患者に関しても積極的にカルテに記載 する。 午後の心臓カテーテル、冠動脈インターベンション、アブレーション等では手洗いもしく は見学をする。 火曜日(第1週を除く)は、8時から受け持ちの症例のプレゼンテーションを担当教員の 前で行う。 心臓血管外科のカンファレンス(毎週木曜8時、西9階 SGT 室)に参加する。 9 ● 心臓血管外科の手術を3週間のうちに1回見学する。自分が担当した患者が手術となる場 ● ● ● ● 合は、必ず見学する。 毎週木曜日14時より心臓血管外科主催の WetLabo(模擬手術)に参加する(下記心臓血 管外科、外科手技実習参照) 。 大動脈疾患画像診断講義(第1週金曜9時、心臓血管外科医局):大動脈瘤や大動脈解離 などの CT 画像などの見方、疾患分類、治療原則などについての講義を受ける。 第3週金曜7時45分、心臓血管外科医局での学生の症例発表会に参加する。積極的に質 疑応答に参加すること。 毎週木曜日午前中(9時30分〜11時30分)、土橋内科(青葉区八幡2−11−8)あ るいは新田東クリニック(宮城野区新田東2−10−4)での学外実習を行う(各1-2 人) 。 [心臓血管外科] 〔実習形式〕 ● 初日午前は教育担当主任による関連病棟の案内、心臓手術直前の管理(手術室)及び術後 管理の概要(ICU)についてのレクチャーを受ける。初日午後は循環器内科の総回診に参 加する(下記の循環器内科実習参照) 。 ● 2日目以降は所属グループ・指導教員を決定し、グループ毎に実習を行う。内容は下記に 示す。 〔実習内容〕 ● 手術実習:所属チームの手術日には9時30分までには手術室 F 室へ入り、心臓手術の概 略(人工心肺、心筋保護など)について所属グループ指導教員よりレクチャーを受ける。 その後は所属グループ手術に原則として全て参加する。他グループ手術でも興味深い症 例・手術については指導教員と相談し積極的に見学してよい。 ● 大動脈疾患画像診断講義(第1週金曜9時、心臓血管外科医局):大動脈瘤や大動脈解離 などの CT 画像などの見方、疾患分類、治療原則などについての講義を受ける。 ● 外科手技実習(毎週木曜14時、心臓血管外科医局):ブタ心臓を用いた WetLabo を行な い、心臓血管外科手術手技を学ぶ。 ◇ WetLabo:血管吻合(人工血管)、心臓の解剖、弁置換術、冠動脈バイパス術な どの模擬手術を指導教員の元に行う。 ● 症例報告:指導教員と協議し担当患者の中から興味深い症例をひとつ決め、アナムネー ゼ、身体所見などを詳細に聴取し術前・中・後経過をまとめ考察も加えて担当指導教員の 指導を受けつつ症例報告の形とし、最終日(第三週金曜7時45分、心臓血管外科医局) にレポート発表する。 ● 循環器内科実習 ◇ 第1週月曜午後の循環器内科カンファレンス、総回診、症例検討に参加する。 ◇ 循環器内科のカテーテル検査、冠動脈造影、アブレーションを2回は見学する。 ◇ 循環器内科の聴診、心エコー、心電図の実習講義に参加する。 ◇ 第2・3週火曜日の循環器内科でのDVD講義に参加する。 ◇ 第3週金曜日の循環器内科昼食会・3次修練まとめに参加する。 [臨床研究推進センター] 最初の1時間に臨床研究、臨床試験、治験についての概要の説明を受け、臨床研究にお ける利益とリスクに付いて討論する。その後センター内の2〜3部門を見学し、臨床研究 の現状を学ぶ。 10 6.評価方法 1) 形成的評価 [循環器内科] 症例発表(レポートは無し) 第1週火曜日の8時から Advanced OSCE を行う。 第2・3週火曜日の8時から西9階病棟にて、担当教員の前で受け持ち患者について プレゼンテーションを行う。患者の主訴、現病歴、既往歴、生活歴、入院時身体所見・ 検査所見、入院後の経過、現在の問題点等につき、胸部 X 線写真・心電図・その他の検 査記録を提示しながら要領よくまとめる。担当教員との質疑応答および与えられた課題 に関する学習を通じて、患者の病態についての理解を深めると共に、わかりやすいプレ ゼンテーションの仕方を学ぶ。 [心臓血管外科] 症例発表とレポート提出 手術を経験した症例についての口頭発表を最終日の朝カンファレンスで行う。症例発 表の日時は変更がありうるため、改めて確認を要する。口頭での発表は症例の診断・手 術方法・経過・考察、および患者さんと話し合った内容(病気と言われどう感じたか、 手術が必要と言われどう思ったか、入院中の思い出、家族支援、病院の対応など)を含 め10分程度で行う。 「物語にもとづく医療 Narrative based medicine」は患者さんの病 気を中心とした物語を聴いてそれぞれの患者さんの持っている病気を考えることが基本 で、発表10分のうち1〜3分はそれに費やすように時間配分する。口頭で発表した内 容をもととなるよう作成したレポートを提出する。この作業を通じて症例報告の原則を 経験する。 [臨床研究推進センター] 出席および実習中の討論等で評価する。 2) 総括的評価 観察記録による評価表(医学教育推進センター作成)による。 7.3次臨床修練責任者 [循環器内科] 松本 泰治 Tel: 717-7153, e-mail: [email protected] [心臓血管外科] 安達 理 Tel: 717-7222, e-mail: [email protected] [臨床研究推進センター] 奈良 正之 Tel: 274-1631, e-mail: [email protected] 8.スケジュール(別紙) 11 3次修練スケジュール 第1週 7 8 9 7:30~ オリエンテー ション 月 10 11 13 11:45~12:30 病棟実習(学生3-4人) 心臓聴診演習 (松本先生) プレラウン Advanced OSCE 艮陵会館4Fスキルズラボ ド 病棟 火 14 総回診前カンファランス 艮陵会館4F スキルズラボ 【心臓カテーテル 虚血G】 医局 セミナー室 12 新患医療面接(学生1-2人) 外来棟2F 15 16 総回診 西9F・SGT室 17 症例検討 CCU/東9F/西9F カテーテル・アブレーション/電気生理検査 西9F・SGT室 心エコー図実習 (杉村先生) 心電図実習 (羽尾先生) 【不整脈G】 西9F エルゴ(学生1-2人) プレラウン 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 ド (虚血G外来診察見学。3週に1度出席) 病棟 水 木 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 冠動脈造影/冠動 脈形成術 【虚血G】 病棟実習・心臓カテーテル検査 【虚血G】 (循環G外来診察見学。3週に1度出席) 心外症例検討会 西9階SGT室 心外科 外科基本手技 心臓血管外科実験室 学外実習(診療所見学・土橋内科医院/新田東クリニック) レントゲン講義 (伊藤健太先生) 西9階看護室 血管撮影室 プレラウン 心外講義 ド 病棟 医局(心外) 金 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 (不整脈G外来診察見学。3週に1度出席) ※心臓血管外科の手術を3週間のうちに1回見学する。自分が担当した患者が手術となる場合は、必ず見学する。 第2週 7 8 9 10 11 12 13 新患医療面接(学生1-2人) 外来棟2F 月 14 総回診前カンファランス 15 16 総回診 17 症例検討 病棟実習(学生3-4人) 【心臓カテーテル 虚血G】 西9F・SGT室 CCU/東9F/西9F 西9F・SGT室 エルゴ(学生1-2人) プレラウン ド 病棟 火 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 教育DVD講義(A) 症例プレゼンテーション カテーテル・アブレーション/電気生理検査 【不整脈G】 【不整脈・循環G】 水 病棟実習【虚血G】 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 心臓カテ検査 【循環・不整脈G】 西9FSGT室 木 2号館5Fセミナー 冠動脈造影/冠動 脈形成術 【虚血G】 病棟実習・心臓カテーテル検査 【虚血G】 (循環G外来診察見学。3週に1度出席) 心外症例検討会 西9階SGT室 心電図演習 (近藤先生) 医局セミナー室 心外科 外科基本手技 心臓血管外科実験室 学外実習(診療所見学・土橋内科医院/新田東クリニック) 血管撮影室 プレラウン 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 ド (不整脈G外来診察見学。3週に1度出席) 病棟 金 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 第3週 7 8 9 10 11 12 13 新患医療面接(学生1-2人) 外来棟2F 臨床抄読会 月 14 総回診前カンファランス 15 総回診 16 17 症例検討 病棟実習(学生3-4人) 【心臓カテーテル 虚血G】 東4F第5会議室 西9F・SGT室 CCU/東9F/西9F 西9F・SGT室 教育DVD講義(B) 症例プレゼンテーション 火 病棟実習 カテーテル・アブレーション/電気生理検査 【不整脈G】 【心臓カテーテル 2号館5Fセミナー室 不整脈G・循環G】 西9FSGT室 エルゴ(学生1-2人) プレラウン 病棟実習・心臓カテーテル検査 【虚血G】 ド (虚血G外来診察見学。3週に1度出席) 病棟 水 木 心外症例検討会 西9階SGT室 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 冠動脈造影/冠動 脈形成術 【虚血G】 病棟実習・心臓カテーテル検査 【虚血G】 (虚血G外来診察見学。3週に1度出席) 心外科 外科基本手技 心臓血管外科実験室 学外実習(診療所見学・土橋内科医院/新田東クリニック) 血管撮影室 金 7:45〜 心外発表会 心外 医局 プレラウン ド 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 (不整脈G外来診察見学。3週に1度出席) 病棟 昼食会・ 3次修練 まとめ 医局セミナー室 ※グレー箇所は心外の予定。青字※印は心外の予定に関わる注意事項。 ★心臓カテーテル 虚血G : 月 AM、木 循環G : 火、水、金 不整脈G : 火、水 12 病棟実習・心臓カテーテル検査 【循環G】 呼吸器内科 (一ノ瀬 正和 教授) 1.教育方針 一般目標(GIO) 当科 SGT ローテート学生は,講義内容の実地における理解と卒後臨床研修への円滑な移行を目的 として,内科の基本臨床技能,呼吸器疾患の基礎知識,および医療スタッフ・患者とのコミュニケ ーションのためのプレゼンテーション技法を身につける. 2.個別到達目標 行動目標(SBO) 1) 笑顔と挨拶の習慣,端正な服装容姿,丁寧な言葉使い,折り目正しいマナーを保てる. 2) 当科の主要疾患に関して以下の一般的事項を理解し,説明できる. A.閉塞性肺疾患(症状、診断、呼吸機能検査、治療方法等) B.肺癌(症状,画像,検査所見,診断・治療の流れ,予後等) C.呼吸器感染症(塗抹標本,起炎菌推定,抗生物質選択等) D.びまん性肺疾患(画像・組織像に基づく分類,診断・治療の流れ,予後等) E.睡眠時無呼吸症候群 F.その他(肺循環、呼吸不全、呼吸リハビリ等) 3) 呼吸器内科における以下の診断技法について一般的事項を理解し,説明できる. A.系統的な身体診察と医療面接の方法 B.胸部診察の方法(呼吸器疾患病態理解に基づく視診,触診,打診,聴診等)とその評価 C.胸部 X 線写真の系統的読影 D.胸部画像検査の方法と評価 E.気管支鏡検査の特性と気管支解剖 4) 受け持ち入院患者について以下の事項を行える. A.医療面接を行い,その内容を指導医に説明できる B.系統的な身体診察を行い,その所見と評価を指導医に説明できる C.各種検査の所見と評価を指導医に説明できる D.画像検査の所見と評価を指導医に説明できる E.受け持ち入院患者の問題点を列挙し,その評価・対策を指導医に説明できる F.プレゼンテーション用の入院経過要約資料を作成できる G.カンファランスで系統的に患者を提示できる H.関連する事項についての文献を検索し,評価・考察できる 5) 将来の職場である入院病棟での実習として以下の事項が行える. A.積極的に実習に取り組む態度を維持できる B.患者や病棟スタッフとの良好なコミュニケーションを保つ重要性を理解し,実行できる 13 3.指導教員 一ノ瀬正和 呼吸器病学、呼吸生理学 杉浦 久敏 呼吸器病学、呼吸生理学 玉田 呼吸器病学、細胞生理学、気道免疫 勉 大河内眞也 呼吸器病学、分子生物学 岡崎 達馬 呼吸器病学、呼吸筋、気道炎症 井上 彰 呼吸器病学、臨床腫瘍学 小荒井 晃 呼吸器病学、呼吸生理学 山田 呼吸器病学、感染免疫 充啓 玉井ときわ 呼吸器病学、分子生物学 佐藤輝幸 呼吸器病学、臨床腫瘍学 三橋善哉 呼吸器病学、感染免疫 小林 呼吸器病学、病理学 誠 村松聡士 呼吸器病学、細胞生理学、気道免疫 宮内栄作 呼吸器病学、臨床腫瘍学 渡辺 呼吸器病学、感染症学、化学療法学、耐性菌、抗酸菌 彰 小川 浩正 呼吸器病学、呼吸生理学 4.集合時刻・場所 7 時 30 分 医学部 3 号館 9 階呼吸器内科ミーティングルーム (月曜日が休日で火曜日が初日の場合は 8 時 30 分、同じ場所) 5.実習内容・診療チーム (実習内容) 学生は診療チームに配属されチームの一員として診療にあたり病棟回診および修練を行う。診療チームの 受け持ち患者の中から 3 名の患者について、オリエンテーション時に配布する「症例のまとめ」に、診断、 病歴概要、発症要因や増悪因子、診断や治療に深く関与する臨床検査所見(採血、画像、病理、生理検査な ど)、治療内容、本症例の問題点などを簡潔にまとめて、最終日の教授総括にて発表する。さらに日程表に従 い講義、検査見学、検査実習、総回診、入院症例カンファランス等に参加して臨床修練を行う。実習内容は オリエンテーション時に配布する「ポートフォリオ」に記載し、最終日の教授総括にて発表する。 (診療チーム) 1チーム 4-5 名からなる 3 または4チーム制。 6.スケジュール 別紙に記載。 7.評価方法 形成評価と総括評価を総合して行う。 形成評価;毎週担当教官と学生との形成的評価を行う。 総括評価;症例まとめ発表と評価表に基づき評価を行う。 14 平成27年度 呼吸器内科 第3次臨床修練予定表 ○班(○月○日~○月○日) ○○○[A]、○○○[B]、○○○[C]、○○○[D] ※ 毎週月曜日は、7:30に医学部3号館9階呼吸器内科ミーティングルームに集合し、7:30~8:30の医局抄読会に参加する。 第1週 8:00 9:00 7:30- 医局抄読会 / 月 / 火 / 水 病 棟 回 診 病 棟 回 診 / 水 10:00 11:00 外来見学(専門再来) 呼吸器内科外来(新外来棟2階) : 小荒井助教 等 12:00 13:00 肺癌講義:東16 階SGT室:井上 特任准教授 / 火 病 棟 回 診 呼吸器内科総 症例カンファラ 回診:東16階 ンス:東16階 SGT室 病棟集合 新患外来実習 呼吸器内科外来(新外来棟2階) 玉田講師 10:00 病棟修練 12:00 13:00 病 棟 回 診 教授総括準備 17:00 病 棟 回 診 18時:クリ 19時: ニカルカン SAS・PSG ファラン 実習:室井 ス:岡崎講 PHS6687 師 東16階SGT室 病 棟 回 診 15:00 呼吸器内科 症例カンファラ 総回診:東16 ンス:東16階 SGT室 階病棟集合 気管支鏡見学(BAL実習・講義) : 気管支鏡室:佐藤(輝)助教 新患外来実習:呼吸器内科外来 (新外来棟2階): 一ノ瀬教授 学外実習 14:00 病 棟 修 練 棟3階西抗感染症薬研 究部門:渡辺教授 病棟修練 11:00 病 棟 回 診 16:00 症例カンファ解説お よび誤嚥性肺炎実 習:東16階SGT室: 岡崎講師 呼吸器・感染症セミ ナー:加齢研実験研究 病棟修練 呼吸器外科手術見学 手術室(通常はM室に9時集合) / 木 病 棟 修 練 病棟修練 15:00 病棟修練 病棟修練 / 水 / 金 14:00 病棟修練 7:30- 医局抄読会 / 月 病 棟 回 診 呼吸器系治療薬 セミナー: 東16階 SGT室:玉田講師 病棟修練 17:00 病 棟 修 練 病棟修練 気管支鏡見学(BAL実習・講義) :気管支鏡室 :佐藤(輝)助教 新患外来実習:呼吸器内科外来 (新外来棟2階): 一ノ瀬教授 第3週 8:00 9:00 16:00 症例カンファ解説お よび誤嚥性肺炎セミ ナー:東16階SGT 室:岡崎講師 ARDS・ALIセミ 呼吸筋力測定等実 習・学生測定値の解 ナー:東16階SGT 説:東16階SGT室: 室:山田助教 小荒井院内講師 感染症科 外来実習 病 棟 回 診 15:00 呼吸器内科総 症例カンファラ 回診:東16階 ンス:東16階 SGT室 病棟集合 芦野准教授、斉藤助教:感染症科 外来(新外来棟2階) ●東北労災病院(8時15分 医局 呼吸器科 三浦元彦先生): ●仙台赤十字病院(8時20分 医局 呼吸器科 三木誠先生): 学外実習 ●NTT東日本東北病院(8時20分 医局 内科 高橋識至先生): ●みやぎ県南中核病院(9時00分 医局 呼吸器内科 岡田信司先生): / 木 / 金 14:00 ●仙台赤十字病院(8時20分 医局 呼吸器科 三木誠先生): ●NTT東日本東北病院(8時20分 医局 内科 高橋識至先生): ●みやぎ県南中核病院(9時00分 医局 呼吸器内科 岡田信司先生): ●東北労災病院(8時15分 医局 呼吸器科 三浦元彦先生): 病棟修練 第2週 8:00 9:00 / 火 小林助教 画像セミナー: 艮陵会館3階: 三橋助教 呼気一酸化窒素(NO)測定実 習:呼吸器内科外来No.9: 高橋さん、荻原さん 病棟修練 病 棟 回 診 / 月 スキルズラボNo4: 12:00 13:00 気管支鏡実習(講義/所見の取方): 呼吸機能実習: 気管支鏡室:佐藤(輝)助教 呼吸器内科外来 新患外来実習:呼吸器内科外来 (新外来棟2階) : 杉浦准教授 (新外来棟2階): 一ノ瀬教授 学外実習 7:30- 医局抄読会 11:00 呼吸機能セミナー 身体所見/聴診 (講義):3号館9階 実習:艮陵会館4階 オリエンテー ション:ミーティング ミーティングルーム: ルーム: 一ノ瀬教授 佐藤(輝)助教 / 木 / 金 10:00 16:00 症例カンファ解説 およびびまん性肺 疾患:東16階SGT 室:小林助教 病棟修練 17:00 病 棟 修 練 病 棟 回 診 病棟修練 ●NTT東日本東北病院(8時20分 医局 内科 高橋識至先生): ●みやぎ県南中核病院(9時00分 医局 呼吸器内科 岡田信司先生): ●仙台赤十字病院(8時20分 医局 呼吸器科 三木誠先生): ●宮城県立がんセンター(9時00分 集学治療棟地下1階 医局 呼吸器内科 前門戸任先生): 教授総括: 医学部3号館10階 呼吸器内科医局:一ノ瀬教授 病棟修練 病院内では携帯電話を使用しない.服装は端正に(白衣のボタンは閉める).身だしなみに気をつける(靴,髪,爪,アクセサリーなど 院内での立ち居振舞いには十分注意(白衣の諸君の一挙手一投足に患者さんは注目している). カルテは看護室から持ち出さないこと(必要な時は主治医に確認を)。診療支援用パソコンには個人用USBを差し込まないこと。 回診などで病室を訪れるときに教科書・参考書・文献類を携行しない. 総回診につくときは聴診器を手に教授のすぐそばに位置する. 病室の患者さんは入院中であり、病棟看護師は勤務中である.常識ある態度で接すること. 病棟回診は所属するグループ、曜日によって開始時刻が異なるので指示に従うこと. みやぎ県南中核病院実習は、当日9時00分までに医局 呼吸器内科 岡田 信司先生を訪ねること. 東北労災病院実習は、当日8時15分までに医局 呼吸器科 三浦 元彦先生を訪ねること. 仙台赤十字病院実習は、当日8時20分までに医局 呼吸器科 三木 誠先生を訪ねること. NTT東日本東北病院実習は、当日9時00分までに医局 内科 高橋 識至先生を訪ねること. 宮城県立がんセンター実習は、当日9時00分までに医局(集学治療棟地下1階) 呼吸器内科 前門戸 任先生を訪ねること. 15 感染症科 (服部俊夫 教授) 1.教育方針 感染症の予防・診断・治療を学ぶ。 鑑別診断すべき炎症疾患についても学ぶ。 アジア・アフリカの感染症についても学ぶ。 何故、感染症が起きるか、医学面のみならず、社会学的に考えられるようにする。 2.感染症の予防・診断・治療法の習得 1) 医師として、感染予防をふまえた折り目正しいマナーを保てる. 2) 感染症の診断において以下の一般的事項を理解し、説明できる. A.医療面接におけるプライバシー保護の注意 B.感染症に特有な所見あるいは炎症の存在とその程度の評価 C.感染症と紛らわしい疾患とその鑑別診断法 D.病原体の同定法と胸部画像検査の方法と評価 E. 特異的ウイルス抗体とその量の測定 F. 病原体に対する薬剤の選択 G. 感染症に罹患した患者の背景と現在の問題点を理解する 3) 以下の疾患について実習を通して学習する. A.エイズとそれに伴う様々な日和見感染症、 ニューモシシチス肺炎、結核 カポシ肉腫 など、 B.エイズの治療薬開発とその応用 C.東南アジアとサハラ以南のアフリカに流布する感染症 D.不明熱疾患の鑑別 4)患者・家族への理解を深める. A.感染者の置かれた社会環境、立場を理化する B.感染者をもつ家族の心情を理解できるよう心がける 3.指導教員 芦野 有悟 齊藤 弘樹 感染病態学分野 総合感染症科 HIV感染症と診断・治療、日和見感染症 発熱疾患の診断 HIVとその他ウイルス感染症、発熱疾患の診断 4.集合時刻・場所 呼吸器内科に準じる 5.実習内容・診療チーム 病棟・外来には2名の医師が配属されているが、それぞれの医師より患者さんを中心した実習を 行なう。特別に患者さんの許可が得られれば、感染症の患者の外来・病棟実習にあたり、じかに問 診、所見等をとり感染症学を学んでもらう。 6.スケジュール 呼吸器内科にシバラスに記載 7.評価 呼吸器内科にシバラスに記載 16 呼吸器外科 (岡田克典 教授) 1. 教育方針 呼吸器外科学の講義及びテキストで得た知識を、臨床修練を通して確実なものとする. 2.個別達成目標 1) 医療面接法により患者さんと良好な関係を構築できる. 2) 基本的な胸部診察手技を実践できる. 3) 胸部画像診断法を習得する. 4) 代表的な呼吸器外科疾患に対応した術前検査の基本的知識を述べられる. 5) 代表的な呼吸器外科疾患に対応した手術法の基本的知識を述べられる. 6) 代表的な呼吸器外科疾患に対応した術後管理の基本的知識を述べられる. 7) 胸部の臨床解剖学を習得する. 8) 呼吸器外科手術のリスクと合併症を説明できる. 9) 症例呈示法を習得する. 3.指導教官と専門領域 岡田 克典 教授 遠藤 千顕 講師 星川 康 助教 桜田 晃 助教 野田 雅史 講師 松田 安史 助教 新井川弘道助教 野津田泰嗣助教 渡邉龍秋特任助教 呼吸器外科全般,肺移植,縦隔腫瘍 呼吸器外科全般,肺癌,気管支鏡 呼吸器外科全般,肺生理,肺高血圧、肺移植 呼吸器外科全般,肺癌,気管支鏡 呼吸器外科全般,肺移植,気胸 呼吸器外科全般,肺移植,肺生理 呼吸器外科全般,肺癌,肺移植 呼吸器外科全般,肺癌,気管支鏡 呼吸器外科全般,肺移植,肺生理 4.集合時刻・場所 オリエンテーション 第1週(月曜日)午前9時 加齢医学研究所呼吸器外科学分野医局カンファレンス室 (加齢医学研究所プロジェクト研究棟3階) ※実習初日が祝日となった場合は,翌日(火曜日)に同時刻・場所にて行います. 教育担当主任:岡田克典 (電話:717-8521 呼吸器外科学医局) 5.実習内容・診療チーム 実習内容 ・呼吸器外科チームの一員として診療に加わる. 17 ・受け持ち患者の回診,処置,検査,手術に参加して,これまでの講義,教科書で得 た知識を患者診療を通して確実なものとする. ・月曜日に課題を設定し,金曜日に口頭試問と講義を行う. ・チームで受け持つ術前患者について2週目,3週目の木曜日の討議会でプレゼンテ ーション を行う. 診療チーム ・三次修練学生の指導は,呼吸器外科Aチーム,呼吸器外科Bチームの2チーム制で行 う ・各診療チームドクター4~5名の下に学生1~3名を配属する. 6.スケジュール ・別記 7.評価方法 形成的評価 ・ 毎週金曜日午後の口頭試問・講義後に指導教官がその週の実習内容についてチェック を行い,次週の実習に向けてフィードバックを行う. 総括評価 ・実習態度 ・口頭試問評価 ・討議会・総回診プレゼンテーション評価 18 呼吸器外科3次修練実習予定表 第1週 月 9:00〜10:00 10:00〜11:00 11:00〜12:00 12:00〜13:00 13:00〜14:00 14:00〜15:00 15:00〜16:00 16:00〜17:00 オリエンテーション 身体所見/聴診実習(艮陵会館4階スキルズラボ) 画像セミナー(艮陵会館3階) 昼休み 課題呈示1(西16階, SGT室) 自習 手術標本切り出し(病理部) 回診・処置 火 手術/病棟修練 昼休み/自主学習 回診・処置 水 手術/病棟修練 昼休み/自主学習 回診・処置 手術/病棟修練 木 第2週 第3週 金 総回診/病棟修練 月 気管支鏡 口頭試問・講義1(西1階, SGT室) 昼休み 昼休み 課題呈示2(西16階, SGT室) 自習 昼休み/自主学習 回診・処置 自主学習 回診・処置 手術標本切り出し(病理部) 回診・処置 昼休み/自主学習 回診・処置 火 手術/病棟修練 水 手術/病棟修練 昼休み/自主学習 回診・処置 木 手術/病棟修練 昼休み/自主学習 回診・処置 自主学習 回診・処置 金 総回診/病棟修練 月 気管支鏡 口頭試問・講義2(西16階, SGT室) 昼休み 昼休み 呼吸器内科総回診・症例カンファレンス(東16F病棟) 課題呈示3(西16階, SGT室) 回診・処置 昼休み/自主学習 回診・処置 火 手術/病棟修練 水 手術/病棟修練(呼吸器内科修練学生も14:00まで手術見学) 昼休み/自主学習 回診・処置 木 手術/病棟修練 昼休み/自主学習 回診・処置 自主学習 回診・処置 総回診/病棟修練 金 口頭試問・講義3(西16階, SGT室) 昼休み 呼吸器内科との共通実習 実習内容 日時 場所 1)身体所見/聴診実習 第1週月曜日10時〜11時 スキルズラボ(艮陵会館) 呼吸器内科・小林助教 2)画像セミナー 第1週月曜日11時〜12時 担当 備考 艮陵会館3階 呼吸器内科・三橋助教 3)呼吸器内科総回診・症例カンファレンス 第3週月曜日13時〜15時 東16階病棟 呼吸器内科・一ノ瀬教授 口頭試問 課題名 1)呼吸器外科の画像診断 2)呼吸器外科の術前診断と機能評価 3)呼吸器外科手術と周術期管理 担当 星川助教 新井川助教 松田助教 日時 第1週金曜日・西16階SGT室 第2週金曜日・西16階SGT室 第3週金曜日・西16階SGT室 19 17:00〜18:00 討議会(西16階, SGT室) 討議会(西16階, SGT室) 討議会(西16階, SGT室) 皮 膚 科 (相場節也 教授) Ⅰ. 教育方針・個別達成目標 皮膚病変の多彩な性状を正確に観察、記述する訓練は、単に皮膚疾患の診断に重要なだけでなく、 臨床医学全般における形態学的診断・判別・研究のための基礎的能力を養成する。その基礎的能力を 養成するトレーニングの一環として、従来から行われてきた皮膚発疹学・記載皮膚科学教育を外来実 習や臨床講義を通じて行う。また、その過程で、皮膚病変の病理組織学的所見や免疫組織学的所見に ついても説明を加える。さらに肉眼でとらえられない皮膚の変化も測定機器を用いた計測や観察で把 握できることを学ぶ。 生体器官としての皮膚の特異性は、皮膚の構造と機能・免疫防御機構を学ぶことにより、よりよく 理解される。また、環境と生体との関わり、とくに種々の感染症や接触皮膚炎などの検討から、皮膚 固有の炎症・免疫機構の役割の重要性が理解できる。対象とされる疾患としては、皮膚アレルギー性 疾患、自己免疫性水疱症、光線過敏性疾患、色素異常症、角化異常症、遺伝性皮膚疾患などの皮膚科 特有の疾患以外に、膠原病など内科との境界領域の疾患も含まれる。また、近年の高齢化社会で増加 しつつある皮膚の老化、皮膚腫瘍についての理解と対応が可能となるように指導がなされる。以上を 通じて、皮膚科を専門としない医師においても必要とされる皮膚科関連の知識の修得をはかる。 Ⅱ. 内 容 皮膚科学 主題、各科学の概要 1)皮膚の構造と機能 2)皮膚の性状(臨床症状並びに病理組織所見)による診断 3)皮膚疾患の病態と治療 4)皮膚疾患と全身性疾患との関連 Ⅲ. 第 3 次修練概要 1 グループ 1.5 週間(正味 7.5 日間)で行われる。第 1 週の第 1 日目に皮膚科外来セミナー室にお いて実習に関するオリエンテーションがなされる。 基本的に、終日、外来及び病棟において臨床実習あるいは臨床講義が行われる。各自に割り当てら れた皮膚病症例について、実地に病歴の取り方、皮膚病変の記述法、必要な検査法を修練し、診断 にいたる道筋・鑑別診断・治療について学ぶ。毎日正午からのクリニカル・カンファレンス(CC) に参加し診断と治療の討論に加わり、さらにそれぞれの症例につき説明を受ける。 修練期間中の一日は、一般病院での臨床実習が行われる(仙台赤十字病院へ 2 名、東北労災病院へ 2 名)。 月曜日の手術検討会にて担当患者を割り当てられる。木曜日の手術日には手洗いをして担当患者の 手術に参加し、皮膚外科手術を学ぶ。 修練第 1 日目に各学生に数枚の病理組織標本が課題として割り当てられる。修練期間中に独力でそ の診断を考え、レポート発表時に病理組織診断を報告し、教授ないし准教授より講評をうける。2 週目に、課題として修練中に読んだ皮膚科関連の英文論文に関し、その概要をレポート発表時間に 発表する。 20 Ⅳ.スケジュール 3 次履修簿のスケジュール表(概要)を参照。 詳細は、初日のオリエンテーション時に配布のスケジュール表を確認すること。 Ⅴ. 第 3 次臨床修練担当指導教員 教 員 名 研究専門領域 相場 節也 皮膚の免疫学、ランゲルハンス細胞の生物学、炎症性皮膚疾患、腫瘍免疫 山崎 研志 皮膚の自然免疫学、表皮角化細胞の増殖・分化、炎症性皮膚疾患 菊地 克子 香粧品学、角層の生理学、美容皮膚科、レーザー治療 橋本 彰 皮膚外科、皮膚悪性腫瘍の治療 芳賀 貴裕 皮膚外科、レーザー治療、皮膚悪性腫瘍の治療 渡部 晶子 白斑・爪の治療、アトピー性皮膚炎、皮膚病理学 木村 裕 皮膚の免疫学、白斑症、経皮感作 水芦 政人 脱毛症、皮膚免疫 藤村 卓 皮膚免疫、腫瘍免疫 草刈 良之 皮膚免疫、皮膚アレルギー、乾癬 谷田 泰男(非常勤講師) 皮膚外科、レーザー治療 小澤 麻紀(非常勤講師) アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎 Ⅵ. 集合場所、局内行事 初日集合場所 ・外来棟 4 階皮膚科外来セミナー室。 ・前半グループは、月曜日午前 8:30 に集合。月曜日が祝日の場合には、火曜日午前 8:30 に集合。 ・後半グループは、水曜日午後 2:00 に集合。水曜日が祝日の場合には、木曜日午前 8:30 に集合。 総 回 診 火曜日午前 8:00 に東病棟 15 階ゼミナール室に集合し,総回診に参加する。 臨床カンファレンス 火曜日午後 3:00 に東病棟 15 階ゼミナール室に集合し,臨床写真および病理組 織検討会に参加する。 外 来 日 月・火・水・金 午前は教授診、准教授および講師らによる新患外来でのポリクリ を行う。 午後は各種特殊外来(腫瘍外来、脱毛症外来、爪外来、白斑外来、アトピー性皮 膚炎外来、乾癬外来、レーザー外来、美容外来、足外来など)に適宜参加する。 クリニカル・カンファランス(C.C.) 毎日正午より、その日の外来患者で診断・治療方針を検 討する症例について皮膚科全員での供覧・討論に参加する。 研 究 会(自由参加) 月 午前 8:00~ 基礎研究論文抄読会 (3 号館 6 階皮膚科ミーティングルーム) 水 午後 5:30~ 医薬情報会、医局会 (3 号館 6 階皮膚科ミーティングルーム) 金 午前 8:00~ 臨床論文研究抄読会 (3 号館 6 階皮膚科ミーティングルーム) Ⅴ.評価方法 形成的評価;ポリクリでの指導、小グループでの臨床講義、症例検討会などを介して評価・指導する。 総括的評価;修練参加状況、レポート評価等を勘案し、総括的に行う。 21 泌 尿 器 科 (荒井陽一 教授) 1.教育方針 泌尿器科学は、腎・尿路系と男性生殖器及び副腎を含む後腹膜の疾患を対象とする臨床医学であり、 泌尿器系癌(腎癌、尿路上皮癌、前立腺癌、精巣腫瘍など) 、神経因性膀胱、副腎腫瘍(内分泌外科) 、 尿路結石、尿路感染症、先天奇形(先天性水腎症、膀胱尿管逆流症など) 、男子不妊症など扱う範囲は 非常に幅広い。これらに対して、理学的検査、画像検査、内視鏡を駆使して診断し、治療方針を決定 するプロセスならびに実際の治療の現場を学んでもらう。以上を通して、臨床医学に対する基本的な 考え方を教育し、現在の課題も呈示することにより医学的な問題提起ができるよう養成する方針であ る。 <重点目標> 1)泌尿器科は外科学の一部門であることを理解し、手術、特に鏡視下手術の最先端の現場を体験する こと、後腹膜・骨盤解剖に習熟すること。 2)当科の主要テーマである泌尿生殖器癌の診断‐治療の流れについて理解すること。 3)診療参加型実習 A)超音波検査による腎臓、膀胱、前立腺の診察 B)直腸診による前立腺の位置の確認、性状の診察 C)尿道カテーテルの挿入手技、留置カテーテル管理 D) 手術における皮膚縫合などの簡単な操作・介助 E) インフォームドコンセント、病棟回診への参加 2.第三次修練概要 1)実習開始 学生 B チーム: 当該週の月曜日 8:45 集合場所 泌尿器科医局(医学部 3 号館 10 階) 学生 A チーム: 当該週の水曜日 13:45 集合場所 泌尿器科医局(医学部 3 号館 10 階) 2)三次修練責任者 伊 藤 明 宏 TEL:717-7278 3)指導教員と専門領域 荒 井 陽 一 前立腺癌、鏡視下手術、骨盤内機能再建、ロボット支援手術 伊 藤 明 宏 悪性腫瘍、鏡視下手術、ロボット支援手術 海 法 康 裕 神経因性膀胱、男性機能、ロボット支援手術 三 塚 浩 二 尿路悪性腫瘍、尿路結石、ロボット支援手術 安 達 尚 宣 尿路悪性腫瘍、尿路結石、ロボット支援手術 川守田 直 樹 排尿機能、婦人泌尿器科 山 下 慎 一 尿路悪性腫瘍、再生医療 泉 排尿機能 秀 明 川 崎 芳 英 尿路悪性腫瘍、尿路結石、ロボット支援手術 22 4)泌尿器科第三次臨床修練スケジュール表 パターン 1(B グループ) ○ 第 1 週目 月 8:45- オリエンテーション (医学部 3 号館 10 階:泌尿器科医局) 自己紹介、病棟チーム配属、実習病院配属、術前ミニ講義、学生用カルテ説明 10:00- 手術見学(ネームプレート着用、貴重品管理) 16:00- 病棟回診 火 7:30- 放射線科合同カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 、学生自己紹介 9:00- 術前ミニ講義、病棟回診 10:00- 手術見学 16:00– 病棟回診 水 7:30- 泌尿器科カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 8:30- 総回診 9:30–12:00 教授外来見学(外来棟1階:泌尿器科外来) 14:00- 前立腺生検見学 16:00- 病棟回診 木 8:00- 病理カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 9:00- 術前ミニ講義、病棟回診 10:00- 手術見学、前立腺生検、ESWL 見学など 16:00- 病棟回診 金 7:30- 英文誌抄読会(医局) 9:00– 病棟回診、その後外来診療実習 14:00– 画像講義(医局) 16:00– 病棟回診 ○ 第2週目 月 8:45- 術前ミニ講義(医局) 、病棟回診 10:00- 手術見学あるいは NB 外来見学 16:00– 病棟回診 火 一般病院実習(服装に注意、時間厳守) 水 7:30- 泌尿器科カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 8:30- 総回診 9:15- SGTのまとめ (東 13 階 SGT 室) (注意)16:00 からの回診は、随時担当医に時間を確認すること 23 パターン 2(A グループ) ○ 第 1 週目 水 13:45‐オリエンテーション(医学部 3 号館 10 階:泌尿器科医局) 自己紹介、病棟チーム配属、実習病院配属、前立腺生検見学(外来) 、学生用カルテ説明 木 8:00- 病理カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 、学生自己紹介 9:00- 術前ミニ講義、病棟回診 10:00- 手術見学(ネームプレート着用、貴重品管理) 、前立腺生検、ESWL 見学など 16:00- 病棟回診 金 7:30- 英文誌抄読会(医局) 9:00– 病棟回診、その後外来診療実習 14:00– 画像講義(医局) 16:00– 病棟回診 ○ 第 2 週目 月 8:45- 術前ミニ講義(医局) 、病棟回診 10:00- 手術見学あるいは NB 外来見学 16:00– 病棟回診 火 7:30- 放射線科合同カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 9:00- 術前ミニ講義、病棟回診 10:00- 手術見学あるいは外来見学 16:00– 病棟回診 水 7:30- 泌尿器科カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 8:30- 総回診 9:30–12:00 教授外来見学(外来棟1階:泌尿器科外来) 14:00- 前立腺生検見学 16:00- 病棟回診 木 8:00- 病理カンファレンス(東 13 階 SGT 室) 9:00- 術前ミニ講義、病棟回診 10:00- 手術見学、前立腺生検、ESWL 見学など 16:00- 病棟回診 金 7:30–8:30 英文誌抄読会(医局) 午前 Office Urology 見学(服装に注意、時間厳守) 16:00- SGTのまとめ(東 13 階 SGT 室) (注意)16:00 からの病棟回診は、随時担当医に時間を確認すること 24 【一般病院での臨床実習】 所定の時間までに、各病院の泌尿器科外来に到着すること。 仙台医療センター泌尿器科(齋藤英郎 先生) 9:00より TEL:293-1111 宮城県立がんセンター泌尿器科(栃木達夫 先生) 9:00より TEL:384-3151 仙台日赤病院泌尿器科(太田章三 先生) 8:30より TEL:243-1111 仙台社会保険病院泌尿器科(庵谷尚正 先生) 8:45より TEL:275-3111 東北労災病院泌尿器科(浪間孝重 先生) 8:30より TEL:275-1111 宮城県立こども病院泌尿器科(坂井清英 先生) 8:10より TEL:391-5111 ※白衣着用不可、見苦しくない程度のラフな服装で来ること(T シャツ・ジーンズ不可) 仙台市立病院泌尿器科(石戸谷滋人 先生) 8:30より TEL: 308-7111 【Office Urology での臨床実習】 泉中央病院(光川史郎 先生) 10:00より TEL:022-373-5056 仙台腎泌尿器科(豊田精一 先生) 10:00より TEL:022-719-6622 仙台柳生クリニック(福士泰夫 先生) 10:00より TEL:022-241-6651 ※上靴持参のこと あいクリニック(伊藤 晋 先生) 10:00より TEL:022-304-0929 ※白衣持参 かねとう腎泌尿器クリニック(金籐博行 先生) 9:20より TEL:022-216-7111 ※スニーカー禁止(上靴持参可) 、白衣持参、可能な限りネクタイ着用、ジーンズ禁止 棚橋よしかつ+泌尿器科(棚橋善克 先生) 10:00より TEL:022-722-0028 クリニック斎藤泌尿器科(斎藤敏典 先生) 10:00より TEL:022-252-7110 おおぬま腎・泌尿器科クリニック(大沼徹太郎 先生) 9:20より TEL:022-355-7290 ※白衣持参、自家用車禁止 徳永クリニック(徳永英夫 先生) 10:00より TEL:022-343-8353 ※白衣持参、自家用車禁止 *やむを得ない事情で来院できない時は、各自の責任で病院の先生と担当教官に連絡すること。 *無断で欠席した場合は、泌尿器科の単位を認めないので厳重に注意すること 担当教官は、初日のオリエンテーション時に ① 病棟チーム配属、関連病院実習の配属 ② 関連病院の先生方には、医局秘書より派遣学生名を FAX で通知 ③ 学生が、それぞれ病院の注意事項を留意し、時間までに泌尿器科外来に到着するように周知 25 精 神 科 (松岡洋夫 教授) Ⅰ.内容 精神医学における疾病、障害の概念は身体医学と基本的には同じであるが、特に精神医療では“病 をもった人”という視点での全人的医療が求められる。精神障害の理解と治療の実践、さらには障 害者の人権擁護や未だに根強くある精神障害に対する偏見の問題の理解には、洞察力のある豊かな 人間性が求められる。このために、個々の患者で生物・心理・社会の各次元についての総合的な評 価ができるようにする。 本邦での精神医療の多くが単科精神科病院で行われていることから、大学病院(総合病院)精神 科のみならず県立精神医療センターでの実習でそれを理解する。精神疾患の治療目標は単に病を治 すだけではなく、社会復帰を達成してしかも生活の質を向上させることにあるが、このために精神 科リハビリテーションの意義を理解する。 以上を通して、精神疾患の診断・治療について幅広い視点で理解し、プライマリ・ケアでも多く 遭遇する精神疾患の知識や診断・初期対応の技術の修得を目指す。 Ⅱ.第3次臨床修練 精神医学的面接、診断、治療を実際の症例で学ぶ。 1)症例担当、レポート、感想文 第 1 月曜日(休日の場合は火曜日)午前 8 時 30 分から西病棟 13F(北側)BSL 室においてオリエ ンテーションを行う。同日の午後 1 時 30 分から担当患者の紹介を行う。担当患者の診断と治療、日々 の患者の様子と所見をレポート用紙(A4 版)にまとめ、BSL の感想文とともに第 2 週月曜日午後 5 時までに医局(3 号館 7 階)秘書に提出。レポートをもとに、BSL 修了の認定を行う。 2)実施要領(詳細はオリエンテーションの際に説明) ① 毎日午前 8 時 30 分病棟に集合し、担当患者の診察を行う。ただし、新患見学担当の日は、外来 棟(3 階)で 9 時から行う(1 日 2〜3 名) 。他はベッドサイドで臨床実習などを行う。 ② 宮城県精神医療センター見学(全員必修) :単科精神科病院での医療の実際を学ぶ。 3)第 3 次臨床修練プログラム 8:30 13:30 月 オリエンテーション/講義 教 授 火 新入院紹介・BSL 教 授 水 金 新患見学(2〜3 名)またはBSL BSL 新患見学(2〜3 名)またはBSL 担当医 担当医 担当医 月 新患見学(2〜3 名)またはBSL 担当医 火 (9:00〜) 県立精神医療センター実習 院 長 水 新患見学(2〜3 名)またはBSL 担当医 木 15:30 担当患者紹介 BSL BSL 担当医とのディスカッション 担当医 担当医 教授 担当医 担当医 担当医 講義・ワークショップ BSL 担当医 BSL BSL終了認定 担当医 教授 BSL 講義 (放射線科) BSL:ベッドサイド学習 講義(3 コマ) :アンチスティグマ・精神保健福祉法、医療面接、精神疾患の早期発見など ※月火の午後 5 時:研修医などを対象とした研修行事が行われることがあるが、希望者は参加可能 26 Ⅲ.教育方針 臨床実習を通して、精神疾患をもった患者の心の痛み、障害者の人権保護、精神疾患に対する社会 的偏見などの問題を理解する。そのために、生物・心理・社会の各視点で患者を全人的に理解する。 具体的には以下の通り。 1)精神障害者への差別、偏見の実態を理解する。 2)患者心理を汲んだ医療面接を行い精神症状を把握する。 3)疾患の生物・心理・社会・倫理モデルを通して、全人的医療を理解する。 4)なぜ、精神医療に精神保健福祉法(人権保護)が必要かを理解する。 5)なぜ、プライマリ・ケアに精神科的視点が必要かを理解する。 Ⅳ.個別到達目標 教育方針で述べた一般目標から、以下が学習目標となる。 1)精神障害者への差別、偏見の問題を意識し、それへの対応を述べることができる。 2)医療面接、行動観察を通して、主観的、客観的症状を説明できる。 患者心理を理解し、共感的態度を示すことができる。 人格と環境の関連から精神症状を発生的に了解可能か検討できる。 3)担当患者で多軸診断を行い、それに基づいた包括的治療を組み立てる。 担当患者の治療目標を全人的医療の視点で設定できる。 精神科リハビリテーションの必要性を述べることができる。 4)精神科病床での入院形態と精神保健指定医の役割を述べることができる。 病識の問題を理解し、人権保護の必要性と具体的方法を述べることができる。 5)プライマリ・ケアで初期対応すべき疾患を挙げ、対応の概要を述べることができる。 Ⅴ.評価方法 以下を通して、臨床実習の内容、担当症例のレポートで目標が達成できたかを評価する。 1)担当教員(研修医も含む)と連携して担当患者の診察などを行い、その評価を受ける。 2)担当教員とのディスカッションの時間を設けているので(プログラム参照) 、その際に診断、 治療、診断や治療上の問題点について話し合い、その評価を受ける。 3)第 2 週火曜日(15:30~)に担当症例のレポートなどをもとに、教授より BSL 修了認定を受ける。 27 放 射 線 科(放射線治療科・放射線診断科・加齢核医学科) (神宮啓一 教授) (高瀬 圭 教授)(瀧 靖之 教授) 第1週 水曜午後 ①(放射線診断科オリエンテーション) 高瀬(教授)/麦倉/清治 *場合により、オリエンテーション後に血管造影・IVR の臨床症例の見学と解説を行う。 ②(頭部画像解剖・診断) 麦倉/村田/加藤/舘脇 1) 脳・頭頚部の断層解剖の概要を学習し、頭頸部の断層解剖に対する理解を深める。 2) 脳・頭頚部の CT,MR を主体に症例を提示し読影演習を行う。 2日目以降は、毎日午前 8:00 に東病棟地下 1 階 MRI 室でのカンファレンスに参加後、以下の日程となる。 木曜午前 ① (体幹部画像解剖・超音波診断実習) 高瀬(教授) 1) 体幹部解剖の概要を学習し、体幹部の断層解剖を把握する。 2) 実際に腹部超音波装置にて正常解剖の描出の実習を行い、腹部解剖の理解を深める。 3) カラードプラ超音波にて血管の描出と血流動態把握の実習を行う。 *放射線診断のテキストによる腹部断層解剖の予習が望まれる。 ② (加齢核医学科のオリエンテーション)下村/阿部/武藤/井上 木曜午後 ① (血管造影・IVR 総論、case study) 1) 血管造影法の解説 2) 代表的な IVR の方法の解説 3) 代表的症例の供覧 ② (血管造影・IVR 見学・解説) 1) IVR 手技の解説 2) 臨床症例の見学および解説 ②’(画像診断演習) 清治 清治 他 清治 他 他 *血管像遺影・IVR の予定がなかった場合 実際の症例について画像診断(読影)実習を行う。実習を通して、実際の放射線画像診断に対する理解を深める。 28 金曜午前 ① (腹部・骨盤部画像診断) 松浦 1) 腹部病変の診断演習 2) 骨盤部の断層解剖の概要を学習し、理解を深める。 3) 骨盤部の代表的症例を提示し、所見を解説する。 4) 実際の症例のフィルム(CT、MR)を供覧し、所見の取り方や鑑別診断の進め方について実習する。 ② (CT・MR の原理的基礎) 1) CT 値とウィンドウ*。 2) MRI の原理、画像の特徴、MR の安全性** 田村 元 * CT のウィンドウについては、実際のモニター上で変化させて画像の変化を見る。 ** MR のガントリの近くに金属を持っていき、磁場の強さを体感する。 金曜午後 ① (腹骨盤部画像診断演習) 松浦 腹骨盤部の画像診断について画像診断(読影)実習を行う。実習を通して、実際の放射線画像診断に対する理解を深 める。 29 第2週 月曜午前 ① (放射線治療科オリエンテーション) 神宮(教授) ② (治療計画)白田/石川 教育方針と個別到達目標:放射線治療計画実習を通して、外部放射線治療の基本的考え方を述べることができること を目指すとともに、放射線治療計画の実際に対する理解を深める。 1) 放射線治療計画を通して、外部放射線治療の基礎・臨床を学習する。 2) 各自が放射線治療計画装置を操作して、実際の症例に対する放射線治療計画立案の見学・実習 月曜午後 ① (総回診) 神宮(教授) 教育方針と個別到達目標:放射線治療中の患者の診察を通して、癌の病態、放射線治療の治療効果・急性反応を理解 し、放射線照射に対する身体反応について述べることができる。 1) 回診前に入院患者の診療カンファレンスに参加、状態把握(症例呈示、現病歴、画像所見の検討、治療方針の把 握など)。 2) 病棟回診を行い、ベッドサイドでその後、患者の診療を行う。 ② (体幹部画像診断演習)冨永/松浦/嶋内/森 実際の症例について画像診断(読影実習)を行う。実習を通して、実際の放射線画像診断に対する理解を深める。 ③ (診断部症例検討会) 興味深い画像所見を示した数症例についてのカンファレンスを行う。疾患についての教育的な提示も行うので、必ず 参加して学習する。 火曜午前 ① (心臓核医学画像診断) 高浪 1) 心臓核医学の代表的症例ついて画像診断(読影)実習を行う。 2) 心臓核医学の概要(診断法の選択と各診断法の意義・役割、治療結果の評価に対する診断法など)を学習する。 火曜午後 ① (血管造影・IVR 見学・解説) 1) IVR 手技の解説。 2) 臨床症例の見学および解説。 ①’(画像診断演習) 冨永/常陸/大田/松浦 冨永/常陸/大田/松浦 *血管像遺影・IVR の予定がなかった場合 実際の症例について画像診断(読影)実習を行う。実習を通して、実際の放射線画像診断に対する理解を深める。 30 水曜午前 (胸部画像診断) 冨永 1) 胸部単純X線写真・胸部 CT の読影をテーマにして、解剖の概要を学習し、画像診断の考え方を把握する。 2) 胸部の代表的症例について、画像所見・病態・鑑別診断を全員で考える。 水曜午後 (骨軟部画像診断・画像診断演習) 常陸 1) 骨軟部領域の基本的画像診断 2) 代表的症例を供覧し、骨軟部画像診断の基本的考え方に対する理解を深める。 木曜午前 ① (心大血管の画像診断) 大田 1) 心大血管の症例(心奇形、肺高血圧、心筋梗塞、大動脈瘤、閉塞性動脈疾患など)について、単純 X-p, 血管撮 影、CT、MRI の画像所見を学習する。 2) 各疾患に対する診断法の選択と各診断法の意義・役割、治療結果の評価に対する診断法などを理解する。 木曜午後 ① (PET 核医学) 瀧(教授) 学習項目・到達目標 FDG を用いる PET 癌診断の基礎的事項(集積機序、集積を修飾する生理・生化学的背景)を理解するとともに、 病期診断、再発診断などの臨床的有用性を理解する。 ② (脳核医学) 下村/武藤/井上 学習項目・到達目標 脳核医学診断法の意義・役割などについて解説、理解を深める。 金曜午前 ① (RALS) 久保園/山本/高橋 教育方針と個別到達目標:リモート・アフターローディング腔内放射線療法(RALS)の実地研修を通して、小線源治 療の適応・方法を述べることができる。 1) 子宮癌や胆道癌等に対してイリジウム線源を用いて腔内から行う放射線治療について実習する。 2) 小線源治療の治療計画、治療概要、適応等について学習する。 ② 放射線診断:<脳・頭頚部>まとめ 麦倉/村田/加藤/舘脇 金曜午後 ① 放射線診断:<体幹部>まとめと総括 清治 ② 放射線治療:レポート発表と総括 神宮(教授)/松下/白田 31 救急科/高度救命救急センター(救急医学) 1.教育方針 救急傷病患者の診断・治療の進め方、重症度および緊急度評価、救命医療の基本 手技と集中治療を学ぶ。 命の大切さ、死の厳かさを体験する。チーム医療の重要性を理解する。 2.個別達成目標 ・ 意識状態とバイタルサインのその異常を理解し、評価できる。 ・ 一次救命処置(BLS)を理解し、実践できる。 ・ 二次救命処置(ACLS)を理解する。 ・ 外傷初期診療を理解する。 ・ コメディカルとコミュニケーションできる。 ・ 救急医療体制を説明できる。 3.指導教員と専門領域 久志本成樹 救急医学全般 赤石 敏 救急医学全般、腹部救急 入野田 崇 救急医学全般 腹部救急 遠藤 智之 救急医学全般 内科救急 佐藤 武揚 救急医学全般 外傷、腹部救急 野村 亮介 救急医学全般、災害医療、外傷 工藤 大介 救急医学全般 災害医療、外傷 藤田 基生 救急医学全般 災害医療、腹部救急 4.集合時刻・場所 月曜日 8:15AM・高度救命救急センターナースステーション (月曜日が祝日のため火曜日から開始となる場合も同様) 5.実習内容・診療チーム (第3次修練概要参照) 6.スケジュール (救急医学週間スケジュール参照) 7.評価方法 (第3次修練概要参照) (形成的評価)経験した症例についてディスカッション (総括的評価)救急医療・医学、集中治療についてのレポート(400-800字) 32 救急科/高度救命救急センター 第3次修練概要(平成27年度) 1.救命救急センター実習 大学病院高度救命救急センター外来および集中治療室実習 救急患者搬入時、病棟患者処置時等には積極的に参加する。 意識が清明でない患者に対しても適切な診療態度を保ち、 「守秘義務」、「ス タンダードプレコーション」を遵守すること。 当直実習 ●大学病院高度救命救急センター( / )水曜4:30 pm〜木曜10:30 am □当直室:東2階(センター2階)、□カギ:受付より借り、朝返却 2.仙台市救急医療の体験 ●救急車同乗実習 ( / )木曜6:00 pm〜11:00 pm (各担当隊長の許可があれば11:00 pm〜8:00 amの延長も可) 救急ステーション、青葉、片平、若林、八乙女、国見等 注意:全署所自転車、バイクは可。自家用車は不可。 白衣(名札不要)、社会人として礼節ある態度と服装、「守秘義務」の遵守 3.症例シミュレーション:ACLSおよびJATEC 火曜( / )1:00 pm〜4:30 pm 4.評 価 ●総括 金曜( / )9:00 am〜12:00 am または 1:00 pm〜4:00 pm 救急医学一般および経験症例に関する試問 ●提出物 大学病院高度救命救急センターで経験した症例に関する症例表とレポート ○ 症例表(3枚:救急外来<当直>分、救急車同乗分) ○ レポート:医療機関およびプレホスピタルからみた救急医療、救急医と救 急医療体制に関する感想、意見や提案など、論旨を明確にして400字以上に て作成する。実習の翌週中に医局に提出する(2号館1階)。 33 麻酔科/緩和医療科 教育方針(GIO) 麻酔科学・集中治療医学が解剖学、循環生理学、呼吸生理学、神経生理学、薬理学、免疫学な ど基礎医学を基盤として成り立っている臨床科学であり、実際の麻酔臨床においては循環器病学、 呼吸器病学、臨床薬理学、臨床免疫学などを応用し包括することを手術室および重症病棟部での 実習を通して理解する。また、実習を通じて急性期医療が単独の診療科の医療行為のみで完結す るのではなく、コメデイカルも含めた、複数の診療科による総合医療行為であること、すなわち チーム医療であることを理解する。緩和医療科では、緩和ケア病棟の特殊性を知り、緩和ケアの 定義、悪い情報を伝える際のコミュニケーション、がん性痛治療などについて学ぶ。 個別達成目標(SBOs) 1. 全身麻酔と局所麻酔の違いを理解する。 2. 全身麻酔の成立に必要な要素を理解する。 3. 硬膜外麻酔と脊髄くも膜下麻酔の違いを解剖学的に理解し、臨床麻酔科学におけるそれらの 応用上の相違を理解する。 4. 術前診察の重要性と麻酔計画の成り立ちを理解する。 5. 全身麻酔および局所麻酔に使用される薬剤の薬理作用の特徴と相違を理解する。 6. 生体監視モニターの重要性および循環、呼吸、脳波、体温、尿など、個々の生体情報を理解 し、その臨床的解釈と対処法を学ぶ。 7. 気管挿管の重要性とその方法を、模擬患者人形を使用した実習により学ぶ。 8. 急性期医療、手術医療における輸液療法、輸血療法の特徴を理解する。 9. 集中治療医学における呼吸療法の重要性を理解する。 10. 人工呼吸療法における代表的な人工呼吸モードを学び、それぞれのモードの特徴を理解する。 11. 人工呼吸療法が単なる生命維持法ではなく、病的肺を治療する医療行為であることを理解す る。 12. 麻酔科学・集中治療医学が単に急性期医療において必要とされているのではなく、患者の長 期予後にも影響をあたえることを理解する。 13. 緩和ケアでは、痛みその他の身体的問題点だけでなく、心理的・社会的な問題点、スピリチ ュアル(宗教的、哲学的、霊魂的)な問題点も含め、患者を全人的にとらえる視点を持つ必 要があることを理解する。 指導教員(専門領域) z z z z z z z z z z 山内正憲 (麻酔科学、ペインクリニック) 星 邦彦 (麻酔科学、集中治療医学) 江島 豊 (麻酔科学、集中治療医学) 齋藤浩二 (麻酔科学、集中治療医学) 外山裕章 (麻酔科学) 吾妻俊弘 (麻酔科学、集中治療医学) 亀山良亘 (麻酔科学、集中治療医学) 戸田法子 (麻酔科学) 角田博 (麻酔科学) 小野ゆき子 (麻酔科学) 34 z z z z z z z 斎藤和智 (麻酔科学) 鈴木真奈美 (麻酔科学) 村上徹 (麻酔科学) 太田卓尚 (麻酔科学) 中保利通 (緩和医療学、ペインクリニック、麻酔科学) 中島信久 (緩和医療学、外科学) 佐竹宣明 (緩和医療学、腫瘍内科学) 集合時刻・場所 初日月曜日:麻酔科医局兼医員室 午前8時30分 中央診療棟 2 階の手術部更衣室で男女とも更衣(麻酔科用ユニフォーム紺色+白色キャップ) してから、中央診療棟 3 階手術部受付経由で東病棟への渡り廊下を通って来てください。麻 酔科ホームページ(http://www.anes.med.tohoku.ac.jp/access.html)を参照してくださ い。 東病棟 3 階の自動ドアはネームカードで解錠できます。 火曜日以後の予定は初日にオリエンテーションします。 月曜日が祝日の場合は、火曜日午前8時30分集合です。 水曜日午後(緩和医療) :午後 1 時 30 分 西 17 階病棟面談室(受付) 実習内容 月曜日:午前~気管挿管実習および脊髄くも膜下麻酔実習、午後~麻酔症例実習 火曜日:午前~麻酔症例実習および麻酔科学概論、午後~集中治療部症例実習 水曜日:午前~術前相談外来実習、午後~緩和医療実習、夕方に術前回診実習 木曜日:午前~麻酔症例実習 金曜日:午前~全身麻酔シミュレーション実習と麻酔症例実習、午後~麻酔症例実習と総括 スケジュール 実習初日にオリエンテーションします。 評価方法 形成評価:実習期間中、適宜指導教官が指摘指導する。 総括的評価:出席率、実習態度および個別達成目標の達成度、レポート課題などから指導教員が 評価する。 備考 1.男女とも手術部2階更衣室で学生用ロッカーを使用し、麻酔科ユニフォーム(紺色のスクラブ 上下、女子用はハローキティ™のワンポイントあり(ワンポイントのない妊婦用は数に限りが あるので着用を避けること))に着替え、白の帽子を着用すること。ただし、靴下は手術室用 のものにはき替えなくてよい。 2.貴重品、財布はロッカールームに置かないこと。 3.各自ネームカードを胸に付けること。 4.集合時間・場所・服装など、詳細については初日に説明する。 35 地域医療実習 (総合地域医療教育支援部) 1 教育方針 地域医療へのモチベーションが高く、かつ東北地方の地域医療を担いうる医師にな るために、東日本大震災の被災地を含む地域医療の実情と地域保健・福祉との連携の 重要性を理解し、地域医療に必要な基本的スキル・態度・行動規範を修得する。 2 個別達成目標 (1) 被災地の医療の現状を説明できる。 (2) 東北大学と東北大学の卒業生がこれまで担ってきた地域医療における役割を 説明できる。 (3) 地域医療の意義について列記できる。 (4) 地域医療における拠点病院・中小医療施設(病院・診療所)・訪問診療の役割 を列記できる。 (5) 実際の地域での診療において、適切な医療面接及び医師の診療の補助をするこ とができる。 (6) すべての医療従事者に対して敬意を払うことができる。 (7) 患者中心の態度で接することができる。 3 指導教員 実習の受け入れ先となる病院の指導医(地域医療実習指導医) 4 集合時刻・場所 実習先の病院の指示に従うこと ※ 実習の2週間前に病院に直接連絡をとり,確認すること ※ 特に,病院までの行き方について十分確認しておくこと 5 スケジュール 実習先の病院が作成したスケジュールによる 6 課題及び評価 (1)課題 「実習記録」を実習先に忘れずに持参・記録し,指導医からコメントをもらっ て帰ってくること。実習終了後,2週間以内に教務係に提出すること。 (2)評価 実習先の病院の指導医による評価に基づき修了認定を行う。 7 その他 平成 27 年度3次修練説明会(H27.1.30)で配布した以下の資料で注意点などを示 しているので、よく読んで準備を進めること ① 平成 27 年度 地域医療実習ガイダンス ② 地域医療実習(5 年次) 事前チェックリスト ③ 地域医療実習(5 年次) 当日の心得 36 神 経 内 科 (青木正志 教授) 1. 教育方針 教育目標:卒後研修に役立つ内科的な臨床能力を習得するため、 実際の症例を通して、神経内科学的診察・診断・治療・ケアの基本的知識および手 技を理解し修得する。 とくに神経学的診察法については、その意義を理解し正確な手技を身につける。 個別目標: 1)医療面接の基本を習得し、診断に役立つ病歴が聴取できる 2)基本的な神経学的診察法を習得する 3)患者-医師間の信頼関係構築への配慮ができる 4)SOAP に基づいたカルテを記載できる 5)診療チームの一員として医師の役割を理解できる 6)おもな神経疾患の病態を理解し概説できる 7)おもな神経疾患に必要な検査と治療法を理解できる 8)おもな神経救急疾患への対応を理解できる 9)診断・治療のために新たな知見を求め検索することができる 10)臨床研究の重要性が理解できる 2. 実習内容とスケジュール 1)初日の集合時刻・場所 [注] 医療従事者として相応しい服装・態度で臨むこと 午前 9:30 から開始、全体オリエンテーション 2 号館 1F 会議室に集合 [注] 月曜日が祝日の場合も同様 2)基本修練(病棟診療への参加) 初日の午後に病棟医長より病棟オリエンテーションを受け、各々診療チームに配属となる。 以後、その診療チームの一員として病棟診療に参加し実習することを基本とする。 3)その他の修練 a) 新患外来実習(ポリクリ):毎週火曜日、午前 9:30 より開始、外来棟 2F b) 總回診:毎週水曜日、午前 8:00 より開始、西病棟 11F カンファレンス室 c) 学外実習:第 2 週目木曜日全日、当科関連病院で学外実習を行う(学会等により変更あり) d) 演習シリーズ: 必修コース:各教官による下記の実習・講義を受け、各教官のサインを受ける。 1神経症候のみかた 2鑑別診断の ABC 3実践・神経学的診察 4画像検査のみかた 5筋電図のみかた 6臨床研究の大切さ 選択コース:必修コースに加え、希望を生かした追加タイトルも選ぶことができる。 神経救急 on call 診療・研究最前線(免疫性疾患、パーキンソン病関連疾患、ALS・遺伝性疾患) e) 脳神経外科プログラムへの参加:初日希望者は總回診、手術見学に指定日のみ出席可能。 37 f) 実習期間中に学外で開催される関連セミナー、勉強会にも積極的な参加が望ましい。 g) レポート作成: 以下 2 種のレポート(各 A4 版 1 枚程度)を作成し提出する。 1担当症例のまとめ(一例) 疾患概念や鑑別診断、病態・治療に関する考察を含む。 2当該疾患のトピックス 1と関連した病態研究もしくは治療の最前線について興味を もった点を文献検索してまとめる。 h) まとめ: 実習最終日に教授と担当症例に関する「まとめ」を行う。学生用カルテととも に上記のレポートを提出し、履修簿に教授のサインを受ける。 4)実習に役立つ資料の配布:神経内科ポケットブック、診察ガイド、用語集、学生用カルテ等 5)スケジュールの詳細は初日に資料配付する。 3.指導教員と専門領域 青木正志 (教授・科長) 臨床神経・神経変性疾患・筋疾患 藤原一男 (教授) 臨床神経・神経免疫 中島一郎 (准教授) 臨床神経・神経免疫 長谷川隆文(講師) 臨床神経・神経変性疾患 黒田 宙 (助教) 臨床神経・神経救急 割田 仁 (助教) 臨床神経・神経変性疾患 菊池昭夫 (助教) 臨床神経・神経変性疾患 (教育担当主任) 入野樹美 (助教) 臨床神経 ・神経救急 (高度救急救命センター) 鈴木直輝 (助教) 臨床神経・神経変性疾患・筋疾患(教育担当副主任) 西山修平 (助教) 臨床神経・神経免疫 (多発性硬化症治療学講座) (教育担当副主任) 4. 評価 1)形成的評価 各個別目標にかかわる実習態度、理解と技能、問題解決について、診療チーム指導医、病棟 医長、教育担当主任が全期間にわたって評価を行う。第二週目に中間評価(口頭試問を含む) を行い、その結果を各学生にフィードバックする。 2)総括的評価 全期間にわたる実習態度、理解と技能、問題解決について観察記録をもとに教官全員が評価 し、複数項目からなる全科共通の評価表に記載する。さらに、終了時の提出レポート、最終日 のまとめにおける口頭試問の結果を加味する。 38 脳神経外科・脳血管内治療科 (脳神経外科 冨永悌二教授) (脳血管内治療科 高橋 明教授) 1. 教育方針 中枢神経疾患の初期診療ができるようになるために、脳卒中や頭部外傷などの救急疾患を 含む脳神経外科一般診療を理解し、身につける。 2. 個別達成目標 1) 神経解剖・生理に基づき、脳神経外科疾患を理解できる。 2) 病歴の取り方、神経学的診察法を習得する。 3) 神経学的所見、神経画像診断からその病態を理解できる。 4) 脳神経外科手術の目的およびその方法、内容について理解できる。 3. 指導教員 【大学】 冨永悌二(教授・科長) 脳血管障害,脊髄脊椎外科,良性脳腫瘍 高橋 明(教授・科長) 脳血管障害,脳血管内治療 園田順彦(准教授) 神経膠腫,悪性脳腫瘍 藤村 幹(准教授) 脳血管障害,もやもや病 岩崎真樹(講師) てんかん外科 齋藤竜太(助教) 神経膠腫,悪性脳腫瘍 中川敦寛(助教) 頭部外傷,神経救急 (高度救命救急センター) 遠藤俊毅(助教) 脊髄脊椎外科,良性脳腫瘍,頭蓋底外科 川口奉洋(助教) 頭部外傷,神経救急 (高度救命救急センター) 新妻邦泰(助教) 脳血管障害,脳血管内治療 【仙台医療センター】 上之原広司(部長),鈴木晋介,江面正幸,井上敬,佐々木徹,金森政之 【広南病院】 小川欣一,遠藤英徳,杉山慎一郎 松本康史(脳血管内外科部長),佐藤健一 【仙台市立病院】 刈部博(部長)、林俊哲 4. 集合時間・場所 月曜日午前7時30分、医学部2号館2階脳神経外科小会議室に集合。 (月曜日が祝日の場合は、翌火曜日午前7時に新西11階病棟セミナー室に集合) 5. 実習内容・診療チーム ・当科の3次臨床修練は、一部神経内科との合同プログラムで行なわれる。 ・実習にあたり、神経画像に関するミニレクチャー、顕微鏡手術の体験実習を行なう。 39 ・実習の補助として、実習期間中に資料を貸与する。 ・第一線の脳神経外科診療を広く理解するため、実習は下記関連病院でも行う。 <実習病院> 広南病院, 仙台医療センター 仙台市立病院 ・臨床修練指導医のもと、ベッドサイドや救急外来での診察、神経学的所見や神経放射線学的 検査所見をもとにした治療方針決定に参加する。 ・手術にも積極的に参加し、脳神経外科手術、術後管理について学習する。 ・実習中の関連セミナーや勉強会にも積極的に参加することが望ましい。 ・実習最終日には、受け持ち症例うち1例について症例呈示を行ない、レポートとして提出する。 また実習中の学習評価のため口頭試問を行なう。 6. スケジュール 月 第 AM 1 オリエンテー 週 ション 外来見学 PM 神経画像実習 第 実習病院 2 週 第 3 週 火 AM 教授回診 手術見学 水 大学病院 木 金 PM 神経画像実習 実習病院 AM 実習病院 PM 脳血管内治療 特別講義 血管吻合体験 症例発表 7. 評価方法 1) 形成的評価 ベッドサイド、救急外来、手術室における全ての実習に、臨床修練指導医指導のもと参加し、 随時実習内容の理解度を評価、指導する。 2) 総括評価 実習最終日に提出するレポート(症例報告)で行なう。 3次修練責任者 教育担当主任:齋藤竜太 (Tel; 717-7230, Fax; 717-7233, e-mail; [email protected]) 40 臨床医学修練(3次)シラバス 腎・高血圧・内分泌科(血液浄化部) I. 教育方針 腎・高血圧・内分泌分野における疾患知識を深め、卒後臨床研修において当該分野の患 者を適切に診断できる臨床能力を習得する。 II. 個別達成目標 1)患者および医療チームと良好な対人関係を構築する能力 2)医療の専門家たる医師としての基本姿勢の習得 3)当該分野の疾患に対する診断能力の習得 III. 指導教員 腎疾患 高血圧・電解質異常疾患 内分泌疾患 佐藤 森 宮崎 中道 山本 小泉 阿部 橋本 鈴木 秋山 三島 小川 佐藤 工藤 岡村 森本 尾崎 岩倉 小野 博 建文 真理子 祟 多恵 賢治 高明 潤一郎 健弘 泰利 英換 晋 文俊 正孝 将史 玲 泰 芳倫 美澄 IV. 集合時刻・場所 時刻:第一週 初日(祝日の有無に係わらず修練初日)午前9時 30 分 場所:2 号館 6 階 腎高血圧内分泌科医局 V. 実習内容・診療チーム 実習内容 z 診療チーム(下記参照)の一員として病棟入院患者の診療に従事 各週の病棟修練時間に、教員の指導下に行う。 z 教授指導下に外来患者の診断・治療に参加 外来新患日(週 1 回,水)には所定の時刻(午前9時)に新患外来に集合し、教員の 指導下に患者の病歴聴取・診察を行う。 z チュートリアル形式・ケーススタディ形式で当該分野の疾患知識を習得 各週のチュートリアル・ケーススタディの時間に、教員の指導下に行う。モデルケー スを参加型形式で自習し、その後適切な診断・治療に関して、教員と協議する。ケー ススタディでは、当該分野のみならず、血液・免疫分野のケーススタディにも参加し、 知識・経験を幅広く深める。 z 入院患者の主治医チームの一員として教員の指導下で診療に従事し、診療録を記載 (診療録の記載法、診療記録の要約法を学ぶ) 各週の病棟修練時間に、教員の指導下に行う。 診療チーム 41 z z z z z VI. 腎グループ 高血圧グループ 内分泌グループ 甲状腺グループ 糖尿病グループ スケジュール スケジュール表参照 VII. 評価方法 (1)形式的評価 患者の病歴の聴取・理学所見の診察が適切な方法で行われているかを、担当教員が診療現 場で評価し、適切である場合はその旨を評価し、不適切な場合は改善を促す。 病歴の記載に際して、外来での修練では、担当教員の直接指導下で、適切な方法で行われ ているかを、診療現場で評価し、適切である場合はその旨を評価し、不適切な場合は改善 を促す。病棟では、担当教員が、記載内容を週単位で評価し、適切である場合はその旨を 評価し、不適切な場合は改善を促す。 第2・3週に担当患者の病態に関して、状況に即した適切な要約が行えるかを、ベッドサ イド及びカンファレンスで、当該分野科長が評価する。適切である場合はその旨を評価し、 不適切な場合は改善を促す。 (2)総括的評価 修練期間中、認定医・専門医取得に必要な病歴要約レベルの要約を、担当教員の指導下に 作製する(作製には主に病棟修練時間を当てる)。最終週の最終日に、作製した要約を参 加学生全員の間で、発表し、お互いに疾患に対する質疑応答を行うことにより、参加型形 式で疾患に対する理解を深める。作製した要約と、質疑応答、及び修練期間中に学生の記 載した診療録を、当該分野科長が総合的に評価し、修練期間中のおける当該分野の疾患に 対する理解に対する合否・修了認定を行う。 42 腎・高血圧・内分泌科 三次修練スケジュール表 8:30 1週目 2週目 3週目 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 12:00 :東14階SGT室 13:00 13:30 14:00 :腎高内医局 15:30 15:00 15:45 14:30 :西14階SGT室 16:00 17:00 チュートリアル 腎1 総回診 13時 東3階透析室集合 チュートリアル 糖尿病1 病棟修練 膠原病1(石井) チュートリアル 内分泌1 腎高内 外来修練 (9:00に直接外来へ) 病棟修練 中心血圧 病棟修練 血液(大西) チュートリアル 高血圧1 オリエン テーショ ン 4/6 (月) 4/7 (火) 4/8 (水) 4/9 (木) 病棟修練 4/10 (金) 病棟修練 4/13 (月) 4/14 (火) 4/15 (水) 4/16 (木) 4/17 (金) 病棟修練 4/20 (月) ●副腎静脈サンプリング (中央診療棟 血管撮影室) 4/21 (火) 4/22 (水) 4/23 (木) 4/24 (金) 病棟修練 病棟修練 張替教授講義 腎不全 東3階透析室 病棟修練 総回診 13時 東3階透析室集合 チュートリアル 糖尿病2 病棟修練 チュートリアル 甲状腺1 病棟修練 <学外実習> ~JCHO仙台病院~ or 病棟修練 10:45~分子内分泌 5号館3F リフレッシュルーム 病棟修練 症例発表会 血免 チュートリアル 甲状腺2 総回診 13時 東3階透析室集合 <学外実習> ~JCHO仙台病院~ or 病棟修練 病棟修練 病棟修練 病棟修練 病棟修練 腎組織 病棟修練 病棟修練 電解質 病棟修練 チュートリアル チュートリアル 高血圧2 内分泌2 病棟修練 インス ペクト 腎組織 病棟修練 病棟修練 高血圧 下垂体・副腎 病棟修練 病棟修練 病棟修練 腎組織 病棟修練 腎高内 外来修練 病棟修練 インス ペクト チュートリ アル 腎2 病棟修練 18:00 骨髄標本の見方 (亀岡) 病棟修練 伊藤教授講義 2号館6階教授室 腎高内 外来修練 インス ペクト 病棟修練 病棟修練 15:30~症例 発表会腎高内 ☆下線は血免科学生と合同。 ※インスペクトは毎月1回目の月曜日のみあります。 ●副腎静脈サンプリングは、放射線科血管撮影室31番集合です。通常1日1件。通常、血管撮影室31番に9:30に集合。(不明な点は内分泌グループに確 認。) ・内分泌グループ配属学生は、毎週(水)16:00から、西14SGT室にてグループミーティングがあります。 ★甲状腺エコーは、毎週火曜日の12:30頃から見学可能。見学希望の学生は1~2名で来てください。※外来棟2F腎・高血圧・内分泌科外来33番ブー ス。 ★腎生検は、水曜日or木曜日の午前10:00頃から行われることが多いですが、有無については腎グループDr.に聞いてください。(見学希望者1例に2人ま で) ・腎グループ配属学生は、毎週(金)15:00から透析室奥で腎グループミーティングがあります。 学生担当:岡村(PHS 6316、[email protected]) 固定電話から院内PHSへのかけ方:「0」を押してから「16」に続けてPHS番号 43 血液・免疫科 (張替 秀郎 教授) I. 教育方針 血液・免疫疾患の病態・診断・治療についての基本的知識・経験を得ると共に、内科診 療において必要なスキル、すなわち、患者から正しい情報を引き出すことができること, 正確な理学的所見をとり記載できること,患者の問題点を整理し解決する手段を身につけ ること,を習得目標とする。 Ⅱ. 第3次修練概要 1.オリエンテーション 第1週 月曜日 8 時 30 分開始 集合場所 東 14 階病棟SGT室 2.3次修練責任者 大西 康 (血液・免疫科) TEL 717-7165 3.指導教員と専門領域 ○石井智徳 免疫 ○亀岡淳一 血液 ○藤井博司 免疫 ○藤原亨 血液 ○大西康 血液 ○福原規子 血液 ○沖津庸子 血液 ○城田祐子 免疫 ○小林匡洋 血液 ○突田真紀子 血液 (○は3次修練担当) 4.3次修練実施要領 1)症例担当,レポート 学生は教員から指示された入院患者 2-3 名を受け持ち,毎日 PO システムに従ってカ ルテに記載し,教員からチェックを受ける。また,受け持ち患者の一人を、症例発表 会(3 週目の月曜日 12 時 15 分~)でパワーポイントにて学会形式(発表 6 分+質疑応 44 答 4 分)で発表する。 2)総回診 月曜午前の総回診に参加して幅広く入院患者を勉強する。特殊な症例を診察し,特 有な理学所見を経験する機会とする。また、第 2 週目以降は自分の担当患者のプレゼ ンテーションを行う。 3)外来(新患) 毎週金曜の新患日に,患者の医療面接と診察を行い、カルテに記載する。さらに、 鑑別診断を考え、必要な検査を教員の指導のもとにオーダーする。翌週の月曜に検査 結果をもとに診断と治療方針を考える。できれば再来診療にも立ち会う。 4)講義(case study) 当科の代表的疾患の病態・治療法について指導教員と共に討論を行う。 5)末梢血標本の作成と鏡検 それぞれの末梢血の標本を作成し、白血球分画のカウントを行う。 6)症例検討会 月曜夕方に東 14 階で行われる、血液グループ、免疫グループいずれかの入院症例検 討会に出席し、診断・治療方針についての討論に参加する。 7)その他 特殊検査(骨髄穿刺検査,頚部エコー検査,など)は随時参加する。医局の勉強会 (講演会、研究会など)に参加する。 3次臨床修練到達目標 一般目標1:医療面接ができる 行動目標1:患者さんと良好な関係を築きながら、必要な情報を引き出すことができる 一般目標2:系統的身体診察ができる 行動目標2:・客観的に正確な身体所見をとり、カルテに記載することができる ・所見が英語で書ける ・異常な身体所見をできるだけ体験する 一般目標3:個別の知識技能を深める 行動目標3:・骨髄穿刺標本から代表的血液疾患を診断できる ・代表的な関節疾患を X 線写真所見等から診断できる ・代表的な血液疾患・自己免疫疾患の標準的治療法が言える ・副腎皮質ステロイド・代表的抗腫瘍剤の使用法・副作用が言える 45 ・造血幹細胞移植の基本的な方法・適応が言える ・白血球分画のカウントができる 一般目標4:患者さんの問題点を整理し解決する手段を学ぶ 行動目標4:・担当患者の Problem list を作成し、経過とともにアップデートできる ・それぞれの問題点を、教科書・文献・専門家の意見などを手がかりにして解決す る方法を学ぶ ・患者の経過を継続して観察する習慣を身につける 一般目標5:総回診・症例発表会でプレゼンテーションができる 行動目標5:・担当患者の問題点とその assessment, plan を、状況に応じた時間内で述べるこ とができる ・質疑応答ができる ・総回診にあたっては、患者さんに対する配慮ができる 一般目標6:症例報告を学会形式で発表出来る 行動目標6:・標準的な発表の形式に従って報告できる ・症例の個別的な問題点を抽出し検索できる ・論理的構成で考察を述べることができる 46 評価方法 (1)形成的評価 担当教官が、患者の病歴の聴取・診察・カルテの記載が適切な方法で行われているかを 評価する。また、実習・講義の際に代表的疾患の診断・治療・検査結果の解釈などの知識 が習得されているかどうかを評価する。担当教員は評価内容について、適切である場合は その旨を知らせ、不適切な場合は改善を促す。 第2・3週に担当患者の病態に関して、カンファランス、総回診にて報告する。この際 適切な病歴がまとめられているかを、当該分野科長が評価し、適切である場合はその旨を 評価し、不適切な場合は改善を促す。 (2)総括的評価 担当指導教官の下、担当患者に関してまとめ、パワーポイントによる発表を行う(作製 には主に病棟修練時間を当てる)。最終週の月曜日に、作製した要約を学会発表形式にて 参加学生全員の前で発表する。この場において、質疑応答を行い議論する事によって疾患 に対する理解を深める。実習における姿勢、患者・スタッフとのコミュニケーション、病 態に関する発表内容、質疑応答、及び修練期間中に学生の記載した診療録等を、当該分野 科長が総合的に評価し、修練期間中のおける当該分野の疾患に対する理解に対する合否・ 修了認定を行う。 47 ⾎液・免疫科 三次修練スケジュール表 ⼀週⽬ 8:30 ⽉ 9:00 オリエンテーション 9:45 12:00 ⾎免総回診 担当患者決定・挨拶 末梢⾎標本作製(藤原) ⽕ 担当患者回診 チーム回診 ⽔ 担当患者回診 チーム回診 外来修練(再来:⻲岡) ⽊ 担当患者回診 チーム回診 外来修練(再来:福原) ⾦ 担当患者回診 チーム回診 外来修練(新患:張替) 9:00 9:45 10:00 ⽕ 担当患者回診 チーム回診 ⽔ 担当患者回診 チーム回診 外来修練(再来:⻲岡) ⽕ 担当患者回診 チーム回診 チームカルテ回診 13:00 13:30 チームカルテ回診 貧⾎(⻲岡) 15:00-16:30 14:00 15:00 顕微鏡(藤原) チームカルテ回診 16:00-17:00 15:45-16 (合同症例検討会) 中⼼⾎圧 (橋本) 腎組織 ⾎液/免疫総合ミーティング 鏡検(藤原) 9:00 外来修練(新患:張替) 9:45 新患プレゼン 担当患者回診 チーム回診 11:30 ⾎免総回診 外来修練 (再来:張替、藤井、沖津) ⽔ 担当患者回診 チーム回診 外来修練(再来:⻲岡) ⽊ 担当患者回診 チーム回診 外来修練(再来:福原) ⾦ ⾎液/免疫総合ミーティング 電解質(⼯藤) 発表スライド作成 チームカルテ回診 発表スライド作成 チームカルテ回診 院外研修 三週⽬ 8:30 ⽉ 腎組織 膠原病(⽯井) 張替教授講義 ⽊ ⾦ (合同症例検討会) 造⾎幹細胞移植(⼤⻄) 12:00 外来修練 (再来:張替、藤井、沖津) 16:00-17:00 15:45-16 チームカルテ回診 ⾎免総回診 新患プレゼン ⽉ 15:00 14:00 新患プレゼン 外来修練 (再来:張替、藤井、沖津) ⼆週⽬ 8:30 13:00 担当患者回診 チーム回診 12:00 13:00 昼⾷会+学⽣症例発表会 (⾎免)12:00-13:15 13:30 14:00 ⾻髄穿刺実習(沖津) (13:30-14:15) 15:00 腎組織 ⾎液/免疫総合ミーティング ⾼⾎圧(阿部) 伊藤教授講義 2号館6階教授室 昼⾷会 (医局) 下垂体・副腎(佐藤⽂俊) 講義-Case study 場所:以下を除き、東病棟14階SGT室 ⻄病棟14階SGT室 2号館6階 伊藤教授室 チームカルテ回診 チームカルテ回診 症例発表会(腎⾼内) 15:30-16:30 外来修練(新患:張替) 合同症例検討会(⽉1回) → 腎組織 伊藤教授講義 → 末梢⾎標本作製 → 鏡検 昼⾷会 ⾻髄穿刺実習 → 16:00-17:00 15:45-16 (合同症例検討会) ⾎免 教授講義 膠原病 造⾎幹細胞移植 貧⾎ 張替 ⽯井 ⼤⻄ ⻲岡 6号館5階 ⾎液免疫科医局 ⾉陵会館1階ロビー ⾻髄採取がある⽔曜⽇は8時45分に東14階ナースステーション集合 講義にて教員が10分以上現れない場合は教員のPHSに連絡をすること。 このスケジュール表はあくまでベースであり、講義等は変更の可能性があります。 1⽇⽬に配布する資料を必ず確認してください。 指導医と連絡がつかない時は ⾎免医局7165 腎⾼内医局7163 に連絡。 48 実習 末梢⾎標本作製 藤原 鏡検 藤原 ⾻髄穿刺実習 沖津 腎⾼内 教授講義 中⼼⾎圧 電解質 ⾼⾎圧 伊藤 橋本 ⼯藤 阿部 下垂体・副腎 佐藤 チーム回診 院外研修について ・SGT一日目に下記より一人ずつ希望病院を選択し、小林匡洋先生へ報告のこと。 (大崎市民病院と山形済生館の場合は高速バスチケットを血免医局に取りに来るように) 病院名 集合時間・場所 担当者 山形市立病院済生館 午前9時・三階 管理課 木村 淳先生 仙台医療センター 午前10時30分・5階 西病棟カンファランス室 目黒 邦昭先生 仙台市立病院 午前10時 3階医局 ※持ち物:白衣と聴診器 奥田 光崇先生 大崎市民病院 午前8時40分 本院3階 医局内臨 床研修管理室 市川 聡 先生 血液・免疫科 外来(再来)予定表 火曜(張替) (藤井) 水曜(亀岡) 木曜(福原) 第1週 第2週 第3週 血液・免疫科 外来(新患) 予定表 張替 亀岡 電話番号一覧 血免医局 張替 石井 藤井 大西 福原 沖津 城田 藤原 内線 7165 PHS 5045 PHS 5055 PHS 5046 PHS 5057 PHS 5053 PHS 5047 PHS 6747 PHS 6853 腎高内医局 佐藤博(腎組織) 工藤 阿部(高血圧) 佐藤文俊(下垂体) 橋本 内線 7163 PHS 6145 PHS 5503 PHS 5828 PHS 6720 PHS 6385 (もしくは血免医局) 内線からPHSのかけ方:16を押してからPHS番号を押す。 (例 16+5055) 49 産科/婦人科 1.教育方針 産科診療(経腟分娩、帝王切開、妊婦健診など)を中心に不妊治療・婦人科腫瘍など 産婦人科実習でしか経験できない項目に焦点を当て、指導を行う 2.個別達成目標 モデルを用いて正常女性骨盤内の解剖や婦人科診察の基本を理解する 経腟分娩に参加し、分娩のながれ、アプガースコア、胎児付属物について理解する 帝王切開分娩に参加し、手術内容について理解する 胎児心拍数モニターを読み取り、子宮内の胎児状況を把握する 新生児の診察を行い、児の子宮外環境への適応とおこりやすい病態について理解する 外科的な基本手技(切開・縫合・糸結びなど)を習得する シミュレーターを用いて腹腔鏡下手術の原理と手技を学ぶ 開腹手術・腹腔鏡下手術に参加し病態を理解する 産婦人科領域における画像診断(超音波・CT・MRIなど)を理解する 細胞診・組織診の基本的な診断法について学ぶ 生殖医療の概念・技術を理解する 入院患者に対して正しい医療面接を行い、その後に適切なプレゼンテーションを行う 3.指導教員 八重樫伸生、渡部洋、伊藤潔、木村芳孝、新倉仁、杉山隆、菅原準一、高野忠夫、西 郡秀和、宇都宮裕貴、佐藤尚明、井原基公、海法道子、齋藤昌利、羽根田健、目時弘 仁、志賀尚美、渡邉善、近藤亜希子、岡本聡 4.集合時刻:8:00 (月曜が祝日の場合、火曜日7:25に3号館8F 産婦人科医局) 場所 :病棟6階周産母子センター多目的ルーム(火曜日は3号館8F産婦人科医局) 5.実習内容 別紙参照 6.スケジュール 別紙参照 7.形成的評価: 経腟分娩、帝王切開、婦人科手術に参加。病態を理解したうえで今後の学習内容の 焦点をしぼり、教員から指導をうけて学習する 大学病院では見学不可能な手術や手技を関連病院で見学し内容を理解する 全般的な実習を行った段階で、各自の習得内容や反省点を話し合う 8.総括的評価: 最終日に各人より学習内容および問題点を発表してもらい、教授が評価およびフィー ドバックを行う 50 平成27年度 臨床医学修練 産婦人科スケジュール チューター:佐藤 尚明 連絡先:産婦人科医局(TEL 717-7251/717-7254)・西6階SGT室(TEL 717-7714)・西6階分娩監視室(TEL 717-7711) 月日 曜日 8:20-12:00 12:00-13:30 13:30-16:00 月 産婦人科の基本診察 昼休み 産婦人科医療面接 火 症例検討会(医局)/回診/病棟実習 昼休み 外科基本実習(先端医療技術トレーニングセンター) その他(随時) 集合時間と場所 分娩・帝王切開 8:00 分娩・帝王切開 周母多目的ルーム 7:30 医局 水 回診/病棟実習/手術見学①(手術室) 昼休み 手術見学①(手術室)/妊婦体験と分娩経過 木 回診/総回診 昼休み 生殖医学の理論と実際 分娩・帝王切開 8:30 周母SGT室 金 回診/病棟実習/手術見学②(手術室) 昼休み 手術見学②(手術室)/超音波検査実習(スキルスラボ) 分娩・帝王切開 8:30 周母SGT室 手術見学③(手術室)/ラパロ実習(スキルスラボ) 教授総括(東7階SGT室) 分娩・帝王切開 8:30 周母SGT室 月 関連教育病院実習 火 関連教育病院実習 分娩・帝王切開 8:30 周母SGT室 関連教育病院実習 水 木 回診/病棟実習/手術見学③(手術室) 金 回診/病棟実習/手術見学④(手術室) 昼休み <備考> *初日の集合時間・場所は8時に西病棟6階周産母子センター多目的ルームです。月曜祝日で火曜が初日の場合は7時25分に産婦人科医局(3号館8階)に集合です。 *初日の朝と第1週火曜日以外の集合場所は西病棟6階周産母子センター(周母)SGT室です。 *産婦人科の基本診察の講義は周産母子センター多目的ルーム、その他の講義、自主学習は西病棟6階周産母子センター(周母)SGT室で行います。 *外科基本実習は先端医療技術トレーニングセンター、ラパロ実習・超音波検査実習はスキルスラボ(艮陵会館3階)で行います。 *「生殖医学の理論と実際」の講義はスズキ記念病院で行います(移動手段は産婦人科で手配します)。 *宿泊実習を最低1回行い、分娩・産婦人科救急診察の立会い・見学をします。 *総回診は10:00開始、NICU→分娩室→産科病棟→婦人科病棟の順に行いますが、集合は8:20西病棟6階周産母子センター(周母)SGT室です。 *関連教育病院実習は、仙台医療センター、仙台市立病院、東北公済病院、大崎市民病院、スズキ記念病院、仙台赤十字病院で行います。 *講師の都合に基づき、スケジュールに変更があります。 <注意> 産婦人科の患者さんは全て女性です。清潔感のある服装と常識ある行動を心がけてください。 身だしなみに問題があると判断した場合、実習への参加を認めない場合があります。 関連教育病院への行き帰りで事故にあった場合には、ただちにチューターまたは医局に連絡してください。 立ち会い予定の産婦さんが日中に分娩に至らない場合には、当直待機となることがあります。 51 分娩・帝王切開 8:30 周母SGT室 3次修練産婦人科 初日集合場所の地図 特別避難階段1 バルコ ニ ー E L V −9 ( 非常用) 非常用E V ・ 階段室1 E L V −1 0 ( 非常用) SGT 室 ( ゼ ミ 室) 汚物処理 吹抜 SGT 室 6 0 6 号室 ( 1 床室) 分娩室2 脱衣 SW 分娩室3 分娩室1 ケアスタ ッ フ ルーム2 ・ 師長室 西6 F ナースス テーシヨ ン MF I C U 7 ( 1 床室) 6 0 5 号室 ( 3 床室) WC MF I C U 6 ( 1 床室) MF I C U 5 ( 1 床室) PS SW 1 当直室2 当直室1 職員WC S W 2 ( 女) 職員WC ( 男) 脱衣 SW ・ WC 前室 PS PS PS 廊下1 廊下3 WC ( 男) PS 掃除 用具庫 E L V −1 E L V −5 検査室 当直室4 脱衣 P S PS 当直室3 機械室2 機械室1 PS WC ( 女) 家族 待合室 診療ス タ ッ フ ルーム 1 診療ス タ ッ フ ルー ム 2 吹抜 EPS3 診療ス タ ッ フ ルーム 4 診療ス タ ッ フ ルーム 3 E L V −2 E L V −6 E L V ホール P S 機械室3 EPS1 屋上 ケアスタ ッ フ ルーム1 職員 UB P S EPS4 光庭上部 給気D S PS 前室 2 PS 特別避難階段2 非常用E V ・ 階段室2 E L V −1 3 ( 非常用) E L V −3 職員WC ( 女) DS 脱衣 E L V −7 職員WC ( 男) 廊下6 E L V −8 E L V −4 搾乳・ 調乳室 多目的ル ー ム 廊下5 廊下2 前室1 吹抜 排気D S PS 前室6 ポータ ブ ル X 線装置 保管庫 EPS2 PS 廊下4 廊下7 PS PS PS 前室5 器材室 ・ CE室 新生児 NI CU ( 9 B) NI CU ナースステーシヨ ン DS PS PS TEL 服薬 指導室 マ ザリ ン グ ルーム 前室3 新生児 NI CU ・ GCU ( 1 0 B) WC ( 男) 倉庫 2 CH WC ( 女) 自販機コ ー ナ ー 新生児 GCU1 ( 8 B) 新生児 GC U2 ( 6 B) 前室7 PS 配膳室 吹抜 E L V −1 1 ( 給食) E L V −1 2 ( 給食) N H 2 5 .4 .1 現在 52 西病棟6階平面図 S=1/200 整形外科 (井樋栄二 対 象: Ⅰ 教育方針 教授) 5 年生 整形外科学は、運動器(四肢・脊柱・筋肉・神経)の外傷や疾患を治療する臨床医学である。 第 3 次臨床修練では、整形外科における基本的な診察手技、画像診断の進め方、四肢の固定法、骨折に対 する手術方法、関節疾患に対する関節鏡手術などについて学習する。さらに、患者の診察や手術見学を通 して、代表的な運動器疾患の臨床症状と治療法を理解する。また、与えられた課題について各自が作成し たレポートを提出し、指導教官からのフィードバックを通してレポート作成の方法を学ぶ。 整形外科学第 3 次臨床修練では、以下に挙げる 3 つを一般目標とする。 一般目標-1 整形外科に関連した診察手技を理解し、実践できる。 一般目標-2 整形外科に関連した画像診断、臨床検査法を理解し、説明できる。 一般目標-3 整形外科に関連した基本的な治療手技を理解し、実践できる。 Ⅱ 個別達成目標 行動目標-1 体型、姿勢、肢位、弯曲異常、筋萎縮、歩行、動作異常を視診できる。 上肢長、下肢長の計測を行うことができる。 関節可動域検査、徒手筋力検査を行うことができる。 知覚検査、四肢・体幹の反射検査を行うことができる。 行動目標-2 血沈、CRP、RA、ASO、ALP などの血清学的異常値を示す疾患を挙げることができる。 四肢の骨・関節を列挙し、それらの解剖学的配置を図示することができる。 筋骨格系画像診断法(エックス線、MRI、脊髄造影、骨塩定量)を概説できる。 行動目標-3 ギプス・シーネ・三角巾による固定法を行うことができる。 。 骨折に対する種々の手術法の特徴と適応について、概説できる。 エコーの利点と適応について、概説することができる。 Ⅲ. 指導教員と専門領域 井 樋 栄 二 小 澤 浩 司 相 澤 俊 峰 保 坂 正 美 山 本 宣 幸 綿 貫 宗 則 高 橋 敦 峯 田 光 能 橋 本 功 菅 野 晴 夫 森 優 千 葉 大 介 馬 場 一 慈 阿 部 博 男 両 角 直 樹 伊 勢 福 修 司 肩関節・骨代謝 脊椎・脊髄 脊椎・脊髄 骨軟部腫瘍 肩関節 骨軟部腫瘍 膝関節 肩関節 脊椎・脊髄 脊椎・脊髄 関節リウマチ・骨代謝 股関節 股関節 外傷(仙台市立病院) 脊椎・脊髄(独立行政法人国立病院機構 西多賀病院) 外傷(仙台医療センター) 53 大 沼 落 合 北 佐 藤 信 田 佐 藤 羽 鳥 村 上 村 上 正 宏 達 宏 純 一 望 進 吾 哲 朗 正 仁 栄 一 享 膝関節(仙台赤十字病院) 小児整形外科(宮城県拓桃医療療育センター) 股関節・足(仙台赤十字病院) 小児整形外科(宮城県拓桃医療療育センター) 末梢神経疾患、肘関節(東北労災病院) 脊椎・脊髄(仙台整形外科病院) 骨軟部腫瘍・足(東北公済病院) 脊椎・脊髄(仙台社会保険病院) 骨軟部腫瘍(宮城県立がんセンター) Ⅳ. 集合場所・時間 新東病棟 11 階整形外科病棟カンファレンスルーム 月曜日朝 7:30(初日が火曜日のグル ープは、火曜日朝 8:00) Ⅴ. 実習内容・診療チーム 1) エコーによる腱や神経、血管の描出を体験する。 2) ギプス・シーネ・三角巾などによる患肢の固定法を体験し、それぞれの意義と実際の手技を学ぶ。 3) 骨軟部腫瘍に対する針生検の見学と実習を通して、骨軟部腫瘍の診断の進め方について学ぶ。 4) 各種画像診断の臨床的価値と、代表的な整形外科疾患に見られる画像所見を学ぶ。 5) 術前カンファレンスに参加し、どのように治療計画が立てられているかを理解する。 6) 手術に参加し、四肢と脊椎の手術に必要な解剖と核心となる手技を学ぶ。 7) 仙台市内の関連病院における実習では、その病院の専門分野を見学・体験し、併せて整形外科の社 会医学的側面を学ぶ。 8) 与えられたテーマに関して学習した内容を各自レポートとしてまとめ、整形外科における診断・治 療の原則を理解する。 大学病院の診療チームは以下の3つのグループに分かれている。 1G:下肢関節(膝、股関節、リウマチ外科) 2G:脊椎外科 3G:腫瘍・肩(骨軟部腫瘍、肩関節) Ⅵ. スケジュール 第 1 週月曜日から金曜日の午前中:大学病院整形外科での実習 第 1 週金曜日午後から第 2 週火曜日:形成外科 第 2 週水曜日から第 2 週金曜日午前中:整形外科市中病院での実習 第 2 週金曜日午後 5 時から:総括(医学部 3 号館 11 階整形外科医局カンファランスルーム) Ⅶ. 評価方法 (1) (2) 形成的評価の方法:各実習プログラムにおいて、指導教官が個々の学生の学習した知識・手技を 確認し、それぞれに対してフィードバックを行う。 総括的評価の方法:提出されたレポート内容と実習態度を総合的に評価し、学習の全般的達成度 を評価する。 54 整形外科3次修練(SGT)スケジュール 午前 1週目 7:30 9:00 CC※ 月 午後 10:00 11:00 オリエン 脊椎疾患と神経学的所見の テーショ 取り方講義 ン 15:00 16:00 ギプス巻き実習 エコー実習 課題準備 手術見学(9:00手術室集合)/病棟回診 手術見学 課題準備 教授講義☆→昼食会☆ 病棟回診/下肢の診察 9:00 19:00 抄読会 ☆ 形成外科へ 午後 午前 7:30 18:00 課題準備 病棟回診 木 2週目 17:00 課題準備 水 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 形成外科 月 ※集合時間は、各病の 受入要項に従うこと 抄読会 (自由参 加)☆ 形成外科 水 市中病院実習 木 市中病院実習 金 14:00 骨軟部腫瘍の診断: 針 生検実習(13:45-) 講義★→実習★ 手術見学(9:00手術室集合) /病棟回診 火 13:00 各グループへ配属 火 金 12:00 総括☆ 市中病院実習 集合場所 ※東病棟11階カンファレンス室 (初日が火曜日のグループは、火曜日朝8:00に東11階病棟カンファレンス室) ☆第3臨床研究棟11階 整形外科医局(2週目火曜日の医局会については、自由参加) ★外来棟3階 整形外科外来 市中病院実習:各施設学生1名ずつ(初日のオリエンテーションで配属先を決定) 仙台社会保険病院:脊椎、肩、末梢神経 仙台市立病院:外傷 仙台整形外科病院:脊椎、膝関節 仙台赤十字病院:股関節、足、膝関節 東北公済病院:腫瘍、足 東北労災病院:脊椎、肩関節、神経筋、リウマチ 独立行政法人国立病院機構・仙台西多賀病院:脊椎、小児、股関節 宮城県拓桃医療療育センター:小児 宮城県立がんセンター:腫瘍 55 19:00 形成外科 (館 1. 正弘 教授) 教育方針 あまり馴染みのない「形成外科」を医学部生に知ってもらう事が目的です。短期間の担当ではあ りますが、 「形成外科」を目で見て体験してもらう充実した見学型修練にしたいと思っています。 加えて、形成外科の基本手技であり、外傷の処置などに有効な皮膚縫合法を習得してもらいます。 形成外科の魅力を少しでも伝えられれば幸いです。 2. 個別達成目標 一般目標 1:形成外科について知る。 行動目標 1: 形成外科についての概要を知る。 治りにくい創の治し方について学ぶ。 一般目標 2:形成外科手術について知る。 行動目標 2: 手術予定症例の説明を受ける。その上で手術を見学する。 見学する予定の手術症例について手術で何を変えたいのかを指摘できる。 見学する手術症例において何がどう変わったかについて理解する。 一般目標 3:形成外科的縫合を学ぶ。 行動目標 3: ブタ皮で皮膚・真皮縫合練習を行なう。 顕微鏡下の縫合を体験する。 3. 指導教員と専門領域 館 4. 正 弘 難治性潰瘍・再建外科 今井 啓道 顎顔面外科・唇顎口蓋裂 高地 崇 再建外科・マイクロサージャリー・漏斗胸手術 高木 尚之 再建外科・難治性潰瘍 佐藤 顕光 外傷形成外科・顎顔面外科 三浦 孝行 再建外科・マイクロサージャリー 初日集合場所 第 1 週 金曜日 14 時 00 分 (祝日の場合は第 2 週月曜日 9 時 30 分) 集合場所 医学部一号館 7 階形成外科医局カンファランス室 連絡先 5. TEL:022(717)7332 実習内容 第 1 週金曜日午後 形成外科の概要を講義(クルズス) 翌日の予定手術について解説をうけ、見学の症例毎に 2-3 人の小グループを決める。 病棟にて手術予定患者を診察 第 2 週月曜日終日 前日決めた症例の手術を見学する。(手術は午前午後合わせて 2-3 件ある) 手術の術野が小さく見にくいことが多いため、一つの手術に 2-3 人の見学者とする。 第 2 週火曜日終日 病棟見学にて前日の術患を診察、また形成外科的創傷処置を見学 ブタ皮を用いた皮膚・真皮縫合練習 マイクロ手術をもちいた再建手術講義ののち、マイクロ手術の体験 56 6. 形成外科 3 次修練スケジュール 提供 : 時間 形成外科 金曜日 月曜日 火曜日 集合場所:医局 14:00 集合場所:手術室 C 集合場所:医局 9:00 8:30-9:00 9:00-10:00 10:00-11:00 整形外科 手術見学 病棟見学 11:00-12:00 12:00-13:00 昼食(各自) 昼食(各自) 13:00-14:00 皮膚・真皮縫合練習 14:00-15:00 形成外科クルズス 15:00-16:00 手術見学 16:00-17:00 手術症例レクチャー・診察 再建手術講義 マイクロ縫合体験 17:00-18:00 18:00-19:00 医局:医学部 1 号館 7 階形成外科医局カンファランス室 病棟:東病棟 10 階(成人)・5 階(小児) 7. 診療チーム A(再建外科・難治性潰瘍チーム):武田、高地、高木、三浦、後期研修医 B(唇顎口蓋裂・顎顔面外科チーム):今井、佐藤、村木、後期研修医 C(難治性潰瘍チーム):館、高木、三浦、後期研修医 9. 評価方法 形成的評価:ブタ皮膚縫合練習時の修得度、及び態度 手術見学時の態度、及び口頭試問 総括的評価:研修票に記載された内容を元に、整形外科と総合的に評価します。 形成外科初日に渡される研修票(履修簿)を必ず提出してください 57 腫瘍内科 (石岡千加史 教授) 1.教育方針 がんは日本人の死因の第 1 位である。毎年 35 万人以上が命を落としており、がんはまさに国 民病とも言える疾患である。がん患者と接しながら、その病態を十分理解し、薬物療法を中心と したさまざまな対処方法を学ぶことで、患者および家族との間に良好な信頼関係を築けるように なることを目標とする。 2.個別達成目標 ・受け持ち患者の病態について病歴、身体所見、検査所見を統合して的確に把握し、簡潔に症例 のプレゼンテーションができる。 ・薬物療法の基本である治療効果判定方法(RECIST)や有害事象の評価方法(NCI CTC-AE) を理解し、客観的に評価しカルテに記載できるようになる。 ・薬物療法に起因する有害事象(消化器症状や感染症)に対する対処方法、腫瘍に起因する疼痛 や様々な病態、さらには oncology emergency の診断法と治療法を理解する。 ・症例検討会を通して、数多くの症例の問題点、その対処法や治療方針を理解できるようになる。 3.指導教員 石岡千加史、下平秀樹、城田英和、高橋信、高橋雅信、高橋昌宏、今井源、西條憲、小峰啓吾、岡田 佳也 4.集合時間・場所 8 時 30 分、西 15 階病棟 (月曜日が休日の場合、火曜日の同時刻同場所に集合) 5.実習内容・診療チーム 病棟実習:腫瘍内科の診療チームに参加して、学生各人が受け持ち患者を持つ。朝夕の回診にて 患者の診察を行い、NCI-CTCAE に準じて患者状態を評価し、カルテ記載を行うとともに、主 体的に治療方針を考えて主治医と討論を行う。 毎週水曜日の総回診時には症例に対する理解度を確認するため、プレゼンテーションを行う。受 け持ち患者の診察以外にも、病棟で行われる処置(中心静脈栄養確保、CV ポート設置術、体腔 液穿刺など)の見学を行う。oncology emergency による緊急入院があった際の病歴聴取や主治 医、当番医とともに治療方針についての討論に加わり、oncology emergency の治療について知 識を深める。がん治療の際に必要な手技(血管確保、腹部エコーなど)を教員の指導のもと、学 生同士で実習を行う。 腫瘍内科外来と化学療法センター見学:化学療法の主体的な場である外来診療に参加する。腫瘍 内科外来では新患患者の病歴聴取と再来患者の化学療法について学ぶ。化学療法センター実習で はプロトコールの考え方と、外来化学療法システムについて理解を深める。またモデルを用いた CV ポート針挿入の手技を実習する。 症例検討会:毎週水曜日朝に行われる症例検討会では、新患患者の病歴を理解し、ガイドライン 58 を踏まえた標準治療を学ぶ。 6.スケジュール(月曜日朝 8 時 30 分、西 15 階病棟に集合) 1 週目 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 オリエンテーション、 13:00 14:00 15:00 教授講義、講義、 月 昼休み 教授新患(あるいは病棟回診) 火 16:00 昼休み 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 総回診 医局会 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 木 病棟回診、検査実習 昼休み 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 金 病棟回診 昼休み 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 12:00 13:00 16:00 水 病棟回診 夕回診 外来、病棟処置見学 医局会 症例検討会 2 週目 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 14:00 15:00 月 外来再診見学 昼休み 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 火 病棟回診 昼休み 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 総回診 医局会 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 木 病棟回診、検査実習 昼休み 外来、化療センター、病棟処置見学 夕回診 金 病棟回診 昼休み 総括 夕回診 水 医局会 症例検討会 ※講義1(癌薬物療法概論)のスケジュールはオリエンテーション時に発表される。 担当 内容 オリエンテーション チューター 自己紹介、時間割・週間予定連絡 病棟回診 チューター 患者紹介、受け持ち患者診察、カルテ記載、病棟処置(CV 他)説明 教授講義 教授 がん薬物療法概論 講義 チューター CT-CAE、RECIST 評価法、用量規定毒性について、カルテ記載指導 外来 外来担当医 外来化学療法実践見学、新患病歴聴取 病棟処置見学 1st call, 2nd call CV 挿入、CV ポート挿入、新・緊急入院患者カルテ作成、当番医と 病棟夕回診 1st call, 2nd call 患者診察、カルテ記載 化学療法センター 2nd call, 外来担当医 外来化学療法システム、プロトコールについての講義、CV ポート針刺し実習 症例検討会 チューター 症例提示患者の病歴理解と画像評価、ガイドラインによる標準化学療法についての説明 総回診 教授、チューター 受け持ち患者症例プレゼンテーション、主治医と治療方針についての討論 7.評価方法:形成評価と総括評価 (形成評価) ・患者とのコミュニケーション能力、診察能力評価。 ・総回診時のプレゼンテーション能力(患者状態の的確な把握、課題の発見と解決方法能力)。 (総括評価) ・教務委員会評価表による。 59 総合地域医療教育支援部・漢方内科 (石井 1 正 教授) 教育方針 (1) 医師として医療の社会的ニーズを認識し,診療における初期対応の基本的臨床 能力・態度を身につける。 (2) 伝統医学(漢方・鍼灸)の基本概念を理解する。 2 個別達成目標 (1)初期診療における基本的な知識・態度・技能の習得 ・ 外来での実践を通して医療面接法による患者との良好な人間関係の構築法を習 得する。同時に患者・家族の心理的社会的側面を知る。 ・ 外来での実践を通して,基本的診察手技と正確な診療録の記載法を習得する。 ・ 初期診療における緊急疾患の鑑別,対応を習得する。 ・ 内科一般の初期対応に必要な検査(胸・腹部 X 線写真,心電図,エコー,一般 血液・尿検査)の基本的知識を習得する。 (2)伝統医学の理解と応用 ・ 現代医療の中の伝統医学の位置づけについて理解する。 ・ 伝統医学に関する最新の知見・エビデンスを学ぶ。 3 指導教員 石井 正 プライマリ・ケア、外科学、地域医療、災害医療 金村 政輝 プライマリ・ケア、地域医療、公衆衛生、医療政策、医学教育 阿部 倫明 プライマリ・ケア、内科学、腎臓病、血液透析、高血圧学 高山 真 プライマリ・ケア、漢方、循環器病学、内科学 黒田 仁 プライマリ・ケア、内科学、地域医療 松向寺 孝臣 プライマリ・ケア、精神医学 田中 淳一 プライマリ・ケア、内科学、呼吸器病学、地域医療 沼田 健裕 プライマリ・ケア、漢方、内科学 奈良 正之 (臨床研究推進センター) 60 4 5 集合時刻・場所 月・火・木・金曜日…8:50 総合診療外来(外来棟 1 階) 水曜日 総合地域医療研修センター分室(医学部1号館6階) …9:30 スケジュール 8:50 12:00頃 (月) 8:50-12:00頃 オリエンテーション・外来実習 (総合診療外来) (火) 8:50-12:00頃 外来実習 (総合診療外来) (水) 9:30-10:30 漢方レクチャーと漢 方薬煎じ実習 (総合地域医療研 修センター分室 高山担当) 10:30-12:00 鍼灸実習 (総合地域医療 研修センター分室 高山担当) (木) 8:50-12:00頃 外来実習 (総合診療外来) (金) 8:50-12:00頃 外来実習 (総合診療外来) 13:30 14:00 14:30 14:00-15:00 石井教授講義 (医局) 15:00 15:30 15:00-16:00 症例振り返り/ ミニレクチャー (総合診療外来) 16:00 16:00-17:00 外来症例 検討会 14:00-16:00 外来実習 (総合診療外来) 13:30-14:30 漢方外来実習 14:30-15:00 (西洋医学的予診)→ 総括 (漢方の診察見学) (沼田担当) *必要に応じてグルー プ分け 15:30-17:00 SP医療面接実習 14:00-16:00 症例振り返り/ミニレクチャー (総合診療外来) 14:00総括 (総合診療 外来) *スケジュールは変更する可能性があるため、実習初日に改めて配布する。 6 課題及び評価 (1) 実習を通しての課題 ① アンケート(オリエンテーションと総括で実施) ② レポート(オリエンテーションで説明し、総括で発表) ③ 実習記録(毎日実習の終わりに1~2行程度で記載) ④ ルールの遵守 ・ 集合時間を守る。 ・ 清潔感があり、不快感を与えない身だしなみ ・ 朝、外来に来たら、まず挨拶、そして手洗い ・ 時間に余裕があるときに患者の検査結果等を端末から確認 ・ わからないことは自分で調べ、積極的に質問する。 (2) 評価 実習の参加態度で評価する。 61 17:00 心 療 内 科 (福土 1. 審 教授) 教育方針 ストレスはどのような機序によってそれまで健康に暮らしていた人々に疾患を起こすのであろうか。 ストレスによって惹起される疾患群は多岐に渡るが、ストレスによって発症もしくは増悪する病態をス トレス関連疾患と総称し、その中でも身体疾患の診断を下せるものを心身症という。心療内科とは、心 身症を中心として、ストレス関連疾患を主な診療の対象とする分野である。ストレスの病態を診療する のに際しては、(1) 一般的生理反応としてのストレス応答、(2) 病的ストレス応答、(3) ストレス応答の 個体差、(4) ストレッサーの種類によるストレス応答の相違、(5) ストレスの認知と対処行動の様式、 以上を系統的に理解しておく必要がある。 ストレス関連疾患の症状は自覚的なものと客観視できるものに分かれるが、前者に対しては心理計量 学的な計測を、後者に対しては行動科学的な計測を行う。さらにこれらの病因を解明するためには、ゲ ノム科学、脳科学、生理学を導入した診療が不可欠であり、それぞれが個体の特性、ニューロンの反応 性、身体各臓器の反応性を検出することになる。個体差を形成するのはゲノムだけではない。生後に受 けたさまざまな刺激の強弱によるエピジェネティックな変化、ニューロンの形態の変化、自律神経・内 分泌反応の変化も個体差に含まれる。従って、患者個人の身体症状とその起こり方を病歴で詳しく分析 するだけでなく、情動あるいは精神症状とパーソナリティの傾向を正確に把握するとともに、生育歴、 生活環境、生活スタイルまでも包含した分析を比較的短時間のうちに行う。 治療は、良好な医師患者関係を利用した生活指導と簡易精神療法の上に、身体臓器毎の臨床薬理学に 基づいた薬物療法、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入薬を主体とする薬物療法を行う。その上で、必要に 応じて自律訓練法、交流分析法、認知行動療法、絶食療法などの専門性の高い心身医学的治療法を行う。 実習においては、良好な医師患者関係の構築に必要な技法とその理論を患者-家族間および患者-医療 者間の対人交流の解析を含めて学び、ストレス関連疾患患者への医療面接を行う。また、入院および外 来患者の病歴聴取あるいは機能検査に参加することにより、診断に至る過程を学ぶ。全てのストレス関 連疾患が実習の対象となるが、過敏性腸症候群、機能性ディスペプシアなどの機能性消化管障害、消化 管機能異常症、摂食障害、および内科疾患に併存する軽症うつ病、不安障害、身体表現性障害などを特 に重視する。 2. 個別達成目標 一般目標(GIO):心身相関の評価、対応の基礎を知識・技能の両面から習得し、卒後臨床研修におい て心身医学を実践できる臨床能力を習得する。 行動目標(SBO): 3. ① 心身相関の基礎理論と代表的な心身症について説明できる ② 病歴聴取、理学的診察が実践できる ③ 心理社会的ストレスと病態の関連を評価できる ④ 心身症の検査、治療方針の組み立て方を説明できる ⑤ チーム医療の基本的考え方を理解する ⑥ 基本的な心理テストの概要を説明できる 指導教員 福土審、遠藤由香、庄司知隆、田村太作、佐藤康弘 4. 集合時刻・場所 午前 9 時 00 分より臨床研究棟 3 号館 7 階心療内科医局でオリエンテーションを行う。 62 5. 学習内容 方略 方法 該当 SBO 遠藤/庄司/田村/佐藤 A 臨床実習 ①~⑤ B プレゼンテーション ①③④ C 心身医学講義 ①③④⑤⑥ D 心理検査実習 ③④⑥ E 症例のまとめ ①~⑤ 6. 指導者 医局員 遠藤/庄司/田村/佐藤 田村/佐藤 遠藤/庄司/田村/佐藤 総時間 場所 媒体 15 時間 病棟/外来 1.5 時間 病棟 3 時間 心理ケア室 資料 2 時間 医局 心理検査 2 時間 病棟 スケジュール 月 火 水 8:00 木 金 病棟カンファレンス (東 15 階 SGT 室) 9:00 10:00 総回診 オリエンテーション(医局) 病 棟 実 習 病 (東 15 階) 棟 実 習 症例のまとめ (東 15 階) 病 棟 実 習 外 来 実 習 (東 15 階) (外来棟 2 階) 11:00 12:00 13:00 14:00 抄読会 心身医学総論講義 病棟ミーティング (医局) 摂食障害講義 まとめ (東 15 階 SGT 室) 消化器心身症講義 診断会議 (東 15 階 SGT 室) (3 号館 7 階医局) (病棟心理ケア室) 心理検査実習 15:00 症例検討会 病 棟 実 (東 15 階 SGT 室) 習 病 病 棟 実 習 病 棟 実 棟 実 習 習 16:00 ・(月)オリエンテーション: 9:00~ 臨床研究棟 3 号館 7 階 心療内科医局 ・(火)病棟ミーティング: 13:30~ 病棟 Ns ステーション ・(水)病棟カンファレンス: 8:00~ 東 15 階病棟 SGT 室 抄読会・症例検討会: 13:00~ 臨床研究棟 3 号館 7 階 心療内科医局 ・(金)外来実習:外来棟 2F 心療内科外来 ・ まとめ:午後 心療内科医局 ・各講義・実習: 東 15 階病棟 SGT 室、心理ケア室および医局 7. 評価方法 形成評価と総括評価(ポートフォリオ作成・提出) 方略 該当 SBO 目的 対象 時期 方法 A ①~⑤ 形成的 態度/技能/問題解決 全期間 観察記録 B ③④⑤ 形成的 態度/技能/問題解決 学習中 観察記録 C ①③④⑤⑥ 形成的 想起/問題解決 学習中 口頭試験 D ③④⑥ 形成的 態度/想起/技能 学習中 実地試験 E ①~⑤ 形成的 想起/問題解決 学習中 口頭試験 63 測定者 指導者に同じ 病 理 部 責任担当分野:病理部(連絡先:7440)(笹野公伸 教授) 対 象 : 5 年生 講義期間:平成 27 年 4 月 6 日〜 3 月 2 日 隔週(BSL 第一週)月曜日〜水曜日午前 場 所 :大学病院中央診療棟南4階病理部および市中病院実習*(半日ないし1日) (*原則として全員、日程は受け入れ病院の事情により変更される場合がある) 担当部局:病理部 1. 教育方針/到達目標 (GIO): 病理診断、細胞診の位置づけと報告様式について学ぶ。 術中迅速病理診断(テレパソロジー)の意義について学ぶ。 病理解剖(剖検)の有用性について学ぶ。 以上から、臨床の現場における病理診断の有用性を認識することを目標とする。 2. 学習方式 :見学および病理報告書作成、レポート作成 3. 予定 曜日 時間 項目 (教科書) 1. 月 1.2 時限 病理診断、術中迅速診断および切り出し見学、病理検査総論 2. 月 3.4 時限 病理診断、術中迅速診断および切り出し見学、病理検査総論 3. 月 5.6 時限 病理診断、術中迅速診断および切り出し見学、病理検査総論 4. 火 1-6 時限 市中病院実習 5. 水 1.2 時限 病理診断報告書作成 その他:剖検(病理解剖)見学(随時) コアカリ B-3 B-3 B-3 E-2-(2) B-3 B-3 4. 教員 笹野公伸 (教授) 病理診断、細胞診断、病理解剖 渡辺みか(准教授) 病理診断、細胞診断、病理解剖 藤島史喜(助教、院内講師) 病理診断、細胞診断、病理解剖 笠島敦子(准教授) 病理診断、細胞診断、病理解剖 谷内真司(助教) 病理診断、細胞診断、病理解剖 関連講座教員:鈴木 貴(病理検査学) 一迫 玲(造血器病理学) 中村保宏(病理診断学) 柴原裕紀子(病理診断学) 齊藤涼子(総合地域医療研修センター) 5. 成績の判定と評価:実習参加ならびにレポートの提出(翌週月曜日朝)が必須である。 評価は実習態度ならびにレポート内容をもって行う。 6. 指定教科書:ロビンス病理学 他 (3年生〜4年生の病理学で用いた教科書で可) 7. 推薦図書(いずれも病理部に備え付けである) 笹野公伸、真鍋俊明、森谷卓也 編:病理検査室利用ガイド 文光堂、2004 年 向井 清,真鍋俊明,深山正久 編:外科病理学 第4版、文光堂、2006 年 真鍋俊明:外科病理学入門 第2版、金芳堂、1996 年 長村義之:外科病理マニュアル 第2版 文光堂、1996 年 赤木忠厚、大朏祐治、松原 修:病理組織の見方と鑑別診断 医歯薬出版、2002 年 下正宗、村田哲也、前田環、森谷卓也編:コアテキスト 1/2/3/4、医学書院、2003/4/6 年 その他:病理と臨床(文光堂、月刊誌) 、各種癌取扱い規約、AFIP アトラス、WHO 腫瘍分類 64 眼 科 1 教育方針 視覚器の機能と病態について知識を深めるとともに、基本的臨床技術を習得する。特に全身疾患 及び関連領域と、眼所見との関連について知識を整理する。眼科的救急疾患、処置に対し必要な検 査手技と診断技術の修得にも重点をおく。 2 個別達成目標 1)眼科診察に必要な視力測定、眼底検査、眼圧、視野測定、前眼部検査などを習得する。 2)術前患者を受け持ち、症状経過、手術適応、手術方法、予後等について疾患について深く掘 り下げて考察し、系統だった模擬カルテを作成する。 3)助手として顕微鏡下手術に参加し、術後回診で経過を追うことで臨床経過を理解する。 4)総回診に加わり、入院患者の治療経過を理解する。 5)豚眼を利用した顕微鏡下手術を体験し、マイクロサージェリーの基本手技の習得、白内障手 術の術式の理解、縫合手技を習得する。 6)一般開業医院、地域中核病院の眼科診療を見学し、眼科地域医療について理解する。 7)総括時に受け持ち患者の症例提示を行い、問題点の抽出、解決法を明らかにした簡潔なプレ ゼンテーションをする。 3 指導教員 教 員 名 中 澤 4 研究専門領域 徹 神経保護、緑内障 國 方 彦 志 網膜疾患、神経保護 横 倉 俊 二 角膜疾患 丸 山 和 一 網膜疾患、緑内障 高 橋 秀 肇 網膜疾患 國 松 志 保 緑内障 西 口 康 二 網膜疾患 横 山 緑内障 悠 実習初日集合時間・場所 水曜日:13:00 病棟西 12 階 SGT 室 (水曜祝日で初日が木曜の場合、8:30 病棟西 12 階診察室) 5 実習内容・診療チーム 毎日担当指導医が 1 グループを指導する。実施型とする。 診療チーム:角膜・ドライアイ、緑内障、網膜・ぶどう膜、神経斜視弱視 65 6 スケジュール 1 週目 午前 水 木 金 午後 オリエンテーション、レクチャー、眼底シミュレーター 総回診参加 視力検査・眼圧検査・前眼部検査の習得 入院患者の診察、レクチャー 翌日手術患者の解説、受け持ち患者の紹介、術前診察 手術参加(手洗い、助手) 手術参加(手洗い、助手) 2 週目 午前 月 火 水 木 金 7 開業医院診療見学 関連病院実習(医療 C、労災、公済、 NTT) 術後回診、入院患者の診察 総回診参加 入院患者の診察、レクチャー 手術参加(助手、手洗い) 午後 受け持ち患者の診察 レクチャー(周術期管理・眼科的救急疾患) 関連病院実習(医療 C、労災、公済、NTT) 豚眼を用いたウエットラボ(マイクロサージェリー体験) 外来実習、視野検査実習 各自レポート作成~16:00 16:00~総括(症例提示、模擬カルテ提出) 評価方法 受け持ち患者を毎日診察し、診察所見を模擬カルテに記載する。受け持った症例 2 例以上につい て、また実習期間自己学習したことを模擬カルテにまとめ、最終日総括時に提出する。 総括にて、受け持ち患者について症例提示を行い、疾患についてグループディスカッションをし、 適切に考察できているか確認する。また、グループ内で個々に学習した知識を共有する。 66 耳鼻咽喉・頭頸部外科 (香取幸夫 Ⅰ 教授) 教育方針 1) 当科が広い領域を扱うこと、手術的治療も多い外科であることを理解する。 2) 開業医実習、市中病院実習を通して 1~3 次医療の全体像と医療の連携の重要性を理解する。 3) 聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚等人間の情操に関与する感覚器の機能、並びに発声、嚥下機能に ついて、その認識を深め、当該疾患の診療並びにリハビリテーションの重要性を理解する。 Ⅱ 4) 頭頸部悪性腫瘍の治療体系とリハビリテーションの現況を認識し、今後の課題を考察する。 5) 呼吸困難、気道食道異物、顔面外傷、鼻出血等救急処置に関する知識を体得する。 6) 耳鼻咽喉科学的検索により、その原因を究明し得る他科領域疾患を理解する。 第 3 次修練概要 1) オリエンテーション 第 1 週月曜日 8 時 00 分、耳鼻咽喉・頭頸部外科医局に集合(医学部 3 号館 8 階) (時間厳守:休日の場合には火曜日 8 時 00 分に耳鼻咽喉・頭頸部外科医局に集合) 2)3 次臨床修練責任者 日高浩史(教育担当主任) 電話:022(717)7304 3)指導教員と専門領域 香取幸夫 川瀬哲明 日高浩史 渡邊健一 山内大輔 小川武則 宮崎浩充 野村和弘 中目亜矢子 鈴木 淳 嵯峨井 俊 佐藤剛史 音声・嚥下の臨床 補聴器・聴覚心理 聴覚・耳科学、扁桃疾患、小児耳鼻咽喉科 喉頭科学 中耳手術 頭頸部腫瘍 めまい、神経耳科学 難聴・平衡器、鼻科学 頭頸部腫瘍 耳鼻咽喉科学、神経耳科学 耳鼻咽喉科救急、頭頸部腫瘍 音声障害のリハビリ 橋本 省 大山健二 石戸谷雅子 佐々木高綱 松浦一登 入間田美保子 舘田 勝 小倉正樹 菅原 充 工藤貴之 鈴木貴博 高田雄介 神経耳科学 内耳生理、人工内耳 耳鼻咽喉科学 耳鼻咽喉・頭頸部外科学 頭頸部腫瘍 小児耳鼻咽喉科 頭頸部腫瘍 耳鼻咽喉・頭頸部外科学 耳鼻咽喉科学 遺伝性難聴、鼻科学 唾液腺外科、救急医学 聴神経腫瘍 67 柴原義博 朴沢孝治 小児の感染症 音声外科 草刈千賀志 古川加奈子 綿谷秀弥 千葉敏彦 陳 志傑 湯浅 有 耳科学、耳鼻咽喉科学 耳鼻咽喉科学、神経耳科学 小児耳鼻咽喉科 鼻科学、頭頸部外科学 耳鼻咽喉科学 耳鼻咽喉科、中耳手術 4)3 次修練実施要領 ①1 グループに 1 名のチューターがコンサルタント役として付き、各種講義の予定の伝達や学生の 質問等に答える。カンファレンスは西病棟 10 階の SGT ルームで行なう。チューターは助教が交 代で担当する。 ②主治医チームの指導のもと、点滴・処置・検査入力・処方等を学生自ら行なう。自分の担当患者 の手術は手洗いをして手術に参加する。 ③火曜日の症例検討会では、受け持ち患者のプレゼンテーションを学生自ら行ない、討論する。 ④外来実習は可能な限り患者を外来担当ドクター及びチューターと共に診察し、検査・治療のプラ ンニングを立てる。 ⑤特殊外来では主治医の一員として検査・治療に参加する。 ⑥大学外の病院及び開業医院各一ヶ所にて院外研修を行ない、各レベルの医療の役割分担、病診連 携を理解する。 ⑦第 2 週金曜日、担当教官らと共に症例発表会、まとめを行なう。 ⑧所定の実習日誌並びに各施設でのレポートを記録し最終日のまとめ時に提出する。 68 老年科 (荒井 I 啓行 教授) 教育指導方針 <包括目標> 高齢者は複数の疾患を同時に抱えていることが多く(Multiple Pathology)、また症状の出現が典型的では ない(Atypical Presentation). 老年科は高齢者に特化した包括的な医療を提供する診療科であり、臓 器別診療科とは異なる。我が国では平均寿命が急速に延びたがために、壮年期の疾患の多くが高齢期まで 持ち越され、高齢者にも依然として高い頻度で見られることになるが、このような病気は従来の臓器別診 療での対応が基本となる。これに対して、老年医療の対象は壮年期までは殆んど見られず、今日のように 高齢化率が25%を超え、平均寿命が著しく伸びた超高齢社会を迎えて始めて急激に増加し、QOLを低 下させる(或いはその可能性を持った)特有な病態や疾患である。言い換えれば、長寿社会を達成したが ための新たな医学的課題とも言える。その意味で老年医学研究は、超高齢社会の到来をバックに生まれた 新しい感覚の学問である。高齢者医療において頻度の高い疾病や課題に適切に対処できる基本的診療技能 や見識を身に付けるとともに、高齢者では生活の自立そのものが脅かされる疾病 (認知症、誤嚥性肺炎 など)が発生するため、診断から介護までが一連のプロセスであることを理解し、ADL や QOL, 社会生活 環境、認知機能や心の問題への包括的アプローチを行なえる臨床能力を習得することを目標とする。 <個別目標> 1. 高齢者のペースに合わせて医療面接や診察を行なう。 2. 高齢者を全人的に理解し、患者・家族と良好な関係を築ける。 高齢者と高齢者を抱える家族のニーズに耳を傾ける。 3. 診療チームのメンバーと良好な関係を築ける。 4. 安全な医療行為を心がける。 安全管理の方策を身に付け危機管理に参画できる。 5. 高齢者においては、病院医療と在宅医療が一連のプロセスであることを理解し、退院支援(地域医療連携)と協調できる。 Ⅱ 指導教員と専門領域 荒井啓行(加齢研教授) 内科学、老年医学、神経学、認知症 工藤幸司(加齢研教授) 創薬科学、分子イメージング 古川勝敏(加齢研准教授) 内科学、老年医学、神経学、認知症 冲永壮治(病院准教授) 内科学、呼吸器病学、災害医学 岡村信行(医学系研究科准教授) 内科学、分子イメージング、核医学 冨田尚希(病院院内講師) 内科学、老年医学、生物統計学 藤井昌彦(仙台富沢病院医師、臨床教授) 内科学、地域医療学 石塚聡(仙台富沢病院医師、臨床准教授) 内科学、地域医療学 会川尚志(開業医師、臨床教授) 内科学、地域医療学 中澤秀喜(開業医師、臨床教授) 内科学、地域医療学 福島健泰(開業医師、臨床教授) 内科学、地域医療学 大類孝(加齢研教授)内科学、老年医学、薬物治療学 石木愛子(加齢研 TA)内科学、老年医学 69 Ⅲ 第 3 次臨床修練内容 1.入院患者の診療 2日目の病棟カンファレンスにおいて、教授、准教授、主治医とともに患者の診断、治療方針に ついてのディスカッションに参加する。 2.新患外来患者の診察 水曜日の午前中に老年科を受診する新患患者の診察を学ぶ。その後、担当教員による指導を受け る。診察した患者について金曜日午前9時より老年科病棟SGT室にてプレゼンテーションを行 う. 3.高齢者の在宅医療と介護保険制度を学ぼう 木曜日午後は、臨床教授であり、また開業医でもある老年科 OB の先生から、在宅医療の現場の体 験や介護保険制度の活用について地域医療に必要なノウハウを学ぶ。 4.重症認知症患者の医療・介護を習得しよう 金曜日午後は、仙台市太白区にある仙台富沢病院(仙台市営地下鉄富沢駅下車、徒歩5分、アク セスは http://www16.ocn.ne.jp/~tomizawa/)で実習を行なう。高度の認知症のため自宅での生 活が困難になり、また摂食・嚥下障害のため自力で食物摂取ができなくなった高齢者を社会はど のように受容できるのか、医療と介護を結ぶ視点から長期療養に伴う様々な問題点について学習 する。 5.その他の実習・講義内容(週間スケジュール表参照) 加齢と老年医学総論(荒井啓行) 先端的医療としての分子イメージング(工藤幸司) 胸部 X-P と気管支鏡実習(冲永壮治) 認知症の画像診断とその解析(岡村信行) アルツハイマー病の脳を観察する(工藤幸司、原田龍一) 高齢者総合機能評価実習(冨田尚希) 高齢者体験実習(古川勝敏、石木愛子) 6.集号場所:西15階病棟SGTルーム 7.評価方法 形成的評価:病棟及び外来プレゼンテーションにおいて、教授及び担当教官から当該学生に直接フィード バックする。 総括的評価:別途評価表にて行なう。 70 平成27年度版『肢体不自由リハビリテーション科 臨床医学修練(3 次)シラバス』 1.教育方針:実習を通じてリハビリテーション医学の重要性を理解すること 2.個別達成目標 ①脳卒中・脊髄損傷・切断などの患者を担当し、実際の理学療法・作業療法・言語療 法を見学して、リハビリテーションの重要性を理解する。 ②装具診に参加し人の体の仕組みと、実際の装具について理解する。 ③総回診・カンファレンスに出席し、リハビリテーションにおけるチーム医療の重要 性について理解する。 ④嚥下造影・運動負荷試験・動作解析などの各種検査を見学し、リハビリテーション における検査について理解する。 ⑤広南病院・仙台医療センターなどの病院で脳卒中急性期リハビリテーションを見学 し、その重要性を理解する。 3.指導教員 出江 紳一(教授) 田中 尚文(准教授) 小山 秀紀(准教授) 鈴鴨 よしみ(准教授) 近藤 健男(講師) 大内田 裕(助教) 竹内 直行(助教) 中島 淑恵(助教) 古澤 義人(助教) 4.集合時刻・場所 肢体不自由リハビリテーション科に配属になった学生は、月曜日 9 時に 2 号館 1 階の 内部障害学分野でオリエンテーションを受けた後、11 時に 6 号館 4 階の肢体不自由学 分野の出江紳一教授室に集合する。 月曜日が休日の場合は火曜日 9 時に東病棟 12 階の SGT 室に集合する。 5.実習内容 装具診見学 外来見学 カンファレンス出席 動作解析見学 総回診見学 担当患者の講義 脳卒中急性期リハビリテーション見学 運動負荷試験見学 理学療法・作業療法・言語療法見学 総括 71 嚥下造影見学 6.スケジュール 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 オリエンテーション 外来見学 PT 見学 総括 (上月教授) 10:00 外来棟3F 午前 8:15 6 号館 4 階 教授室(レポート持参) オリエンテーション 合同カンファレンス (上月教授) 9:00 東12FSGT 室 仙台医療センター1F オリエンテーション 総回診 (出江教授) 10:00頃より OT 見学 広南病院5F 10:00 ST 見学 午後 オリエンテーション 検査見学 (近藤講師) ボトックス見学 レポート作成 13:00 外来棟3F 13:40 6号館4階 嚥下造影検査(VF) 装具診見学 15:00 28番透視室 14:00 東17F 病棟 運動負荷試験 症例講義 東17F 病棟 15:30 東12F 病棟 装具診見学後に 近藤講師 施設案内と患者紹介 嚥下造影検査(VF) 15:00 28番透視室 症例 動作解析見学 16:30 東17F 病棟 47 歳 男性 ○○○○ 7.評価方法 形成評価 各見学・講義時に質問を行い形成評価を行う。 総括評価 総括時に担当患者のレポート(A4 版 2 枚)提出を行い、総括評価を受ける。 72 てんかん科 平成27年度版『臨床医学修練(3 次)シラバス』 1. 教育方針 てんかんは有病率の高い「ありふれた病」だが,安易に不十分な治療が行われやす い.実習では,正しい診断と適切な治療により,てんかん患者の多くが普通の生活 を送れることを理解してもらう.外来では病歴や生活歴の詳しい聴取の重要性を学 ぶ.病棟ではビデオ脳波モニタリング検査の重要性を学ぶとともに、症例検討会に おいては、医学的な診断の過程はもちろんのこと、患者の人生全体を考えた上で治 療方針を選ぶ過程を理解してもらう。 2. 個別達成目標 1) てんかん発作の症候学を学ぶことにより,病歴聴取の質を向上させる. 2) てんかんの発作間欠時と発作時の脳波所見の基本を学ぶ. 3) てんかんの発作分類・病型分類にもとづいた薬物治療・外科治療の選択の基本を 学ぶ. 4) てんかんに対する社会問題に関心をもち,誤解や偏見をなくす必要性を学ぶ. 5) てんかん診療におけるチーム医療の重要性を学ぶ. 6) 症例のプレゼンテーションが,簡潔に行える. 3. 指導教員 中里信和(教授),神 4. 一敬(准教授)、柿坂庸介(講師)、藤川真由(助教) 集合場所・時間 初日の午前9時に2号館 1 階の内部障害学分野教授室に集合する.てんかん科に配 属された場合は,その後、4号館2階のセミナー室に移動し,その週の行事予定と 実習のスケジュールについて説明を受ける. 73 5. 実習内容とスケジュール (※週毎に,行事予定にあわせた変更がある) 月 火 水 木 金 6. 09:00 リハビリ科全体オリエンテーション 11:00 てんかん科オリエンテーション 13:00 脳波電極の装着 14:00 てんかん学総論(講義) 15:00 ビデオ脳波モニタリングの Review 16:00 脳波勉強会 09:00 リハ科合同カンファランス 10:00 新患外来 15:00 EMU Round(症例検討会) 08:30 てんかん画像カンファランス 09:15 EMU 総回診 11:00 遠隔てんかん外来 13:00 レポート症例の資料収集・文献学習 15:00 ビデオ脳波モニタリングの Review 16:00 病棟回診 09:00 病棟回診・ビデオ脳波モニタリングの Review 14:00 レポート作成・症例発表準備 16:00 病棟回診 09:00 新患外来 11:00 症例発表準備 13:00 症例発表・総括 評価方法 ・症例プレゼンテーション ・症例レポート 74 内部障害リハビリテーション科平成 27 年度版『臨床医学修練(3 次)シラバス』 1. 教育方針 症例を通して、リハビリテーション医療の実際とリハビリテーション関連職種の業務内容を 理解した上で、内部障害の概要を把握することを目指す。 2. 個別達成目標 1) 患者およびリハビリテーション関連職種との良好な対人関係を構築するための医師とし ての基本姿勢を学ぶ。 2) リハビリテーション医療チームにおける医師の役割を理解する。 3) リハビリテーションの対象となる内部障害に関する医学知識を身に付け、リハビリテーシ ョン手技とリスク管理を理解する。 4) 病歴・身体所見・検査所見・社会環境を統合し、リハビリテーション実施計画を立てる能 力を養う。 5) 簡潔に症例のプレゼンテーションが出来る。 3. 指導教員 上月正博(教授)、伊藤 修(准教授)、森 信芳(助教)、坂田佳子(助教)、高橋珠緒(助 手) 4. 集合場所・時間 初日の午前 9 時に 2 号館 1F の内部障害学分野教授室に集合。実習分野を決定し、以後 の集合場所・時間の指示を受ける。 75 5. 実習内容とスケジュール 月 1. 2. 3. 午前 リハ部オリエンテーション 内部障害オリエンテーション 講義 1「心筋梗塞のリハビリ」 1. 2. 火 新入院患者画像診 リハビリ 4 科合同ミーティング 「症例検討・勉強会」 総回診 ケースカンファレンス 1. 2. 1. 見学と実習 「病棟診療」 1. 2. 3. 講義 3「呼吸器疾患のリハビリ」 講義 4「心不全のリハビリ」 見学と実習 「回復期心臓リハビリ患者教育指導」 1. 見学と実習 「理学療法・作業療法」 見学と実習 「血管内皮機能検査」 見学と実習 「病棟診療」 見学と実習 「市中病院リハ診療」等 1. 2. 3. 講義 5「メタボリックシンドロームの運動療 法」 見学と実習「維持期心臓リハビリ」 担当教官による症例レポートチェック 1. 症例レポート発表と教授による評価 3. 4. 水 木 2. 3. 1. 金 6. 1. 2. 3. 午後 見学と実習「装具診」 受け持ち症例の説明 医局ミーティング・抄読会 3. 4. 評価方法 ● 症例プレゼンテーション ● 症例レポート ● 臨床修練評価表 76 薬品説明会・抄読会 見学と実習 「周術期心臓リハビリ患者教育指導」 見学と実習「運動負荷試験」 講義 2「リハビリテーション栄養」 高次脳機能障害科 平成 27 年度臨床医学修練(3 次)シラバス <教育方針> 脳機能の理解に根ざして、高次機能障害の診断、評価、理解、診療を考える方法を身につける。 <個別目標> 1) 失語症・記憶障害・認知症の基本的な診療技術を身につける。 2) 認知機能評価の概略を理解する。 3) 高次脳機能障害の評価とリハビリテーションについて理解する。 4) 脳血管障害、認知症性疾患の知識を習得する。 <指導教員> 松田 実(准教授)、西尾慶之(講師)、飯塚 統(助教)、石原哲郎(助教)、馬場徹(助教)が交代で 担当する。 <集合場所> リハビリテーション科全体のオリエンテーション、リハビリテーション部の紹介の終了後、11:00 に 高次機能障害学医局(4 号館 4 階)に集合。 <実習内容> 病棟入院症例の診察、評価の実習、考察、およびリハビリテーションの見学。 <スケジュール> 別表(次ページ)。 加えて、他リハビリテーション分野の活動にも参加するよう指導し、空き時間が生じないようにする。 <評価方法:形成評価と総括評価> 形成評価:実習なかばに指導教員より形成評価を行う。 総括評価:評価表、症例の口頭発表、発表のレジュメまたはプリントアウトしたスライド原稿を用い て行う。 77 第 3 次臨床修練 高次脳機能障害科 日程 9:00 10:00 月 火 水 木 金 オリエンテー 9:00 から 外来見学 外来見学 外来見学 ション (上月教授) リハ科合同 会議 (希望者) (希望者) (希望者) リハ部紹介 (病棟 SGT 室) (上月教授) 10:40 11:00 担当症例紹介 新入院診察が (修練担当医) あれば見学 (病棟 SGT 室) 12:00 講義 1 13:00 神経心理学総論 (森教授) (4 号館 第 2 セミナー室) 講義 2 15:00 担当症例関連の 診察法 (修練担当医) チャートラウンド 症例発表会 見学 (4 号館 4 階 (4 号館 4 階 第 1 セミナー室) 第 1 セミナー室) (チャートラウン ド終了次第) 総回診見学 症例実習 症例実習 発表会のレジュメ あるいはスライド 16:00 17:00 症例実習 症例実習 原稿を提出 ジャーナル クラブ 18:00 (医局) 太字は全リハビリテーション科共通。 78 消化器内科 (下瀬川 徹 教授) I. 教育方針 消化器疾患の病態、診断、治療法を、臨床の現場に参加することにより体験し理解を深める。外来および病 棟において可能な限り診療に参加し、患者と医師の望ましい関係を築き、的確な診断と適切な治療に至る過程 を習得する。また、消化器関連の検査・治療の意義と手技について体験実習を含めて理解する。 II. 臨床修練担当教員(氏名と研究領域) 下瀬川 徹 消化器病学、膵疾患の病態 正宗 淳 膵疾患、膵炎の病態解析 小池 智幸 上部消化管疾患、胃食道逆流症 飯島 克則 上部消化管疾患、胃酸分泌 廣田 衛久 膵疾患、膵炎と膵腫瘍 浅野 直喜 上部消化管疾患の粘膜免疫 菅野 敦 膵疾患の診断と治療 菊田 和宏 膵疾患の診断と治療 近藤 泰輝 ウィルス性肝炎の病因解析と肝移植患者の管理 小暮高之 肝細胞癌の病態解明 濱田 晋 膵疾患の診断・治療、及び、基礎検討 遠藤 克哉 下部消化管疾患 角田洋一 下部消化管疾患の遺伝子解析 粂 潔 荒 誠之 膵疾患の診断と治療 上部消化管疾患の病態解明 井上 淳 肝疾患・ウィルス性肝炎の病態解析 宇野 要 上部消化管疾患の診断と治療・病態解析 III. 臨床修練実施要項 1)オリエンテーション 第 1 週月曜日 8 時 25 分に西病棟 8 階カンファレンスルームに集合し、新入院カンファレンスに参加すると ともに講義予定表、検査予定表が配布される 2)総回診 月曜日午前中にある総回診とそれに先だって行われる新入院カンファレンスに参加して、多くの入院患者、 各種画像診断、特有な理学所見を経験する。その際、特徴的な症例については主治医より説明を受ける。 3)入院担当患者と回診(朝・夕) 学生は、上部消化管グループ、下部消化管グループ、膵グループ、肝グループのいずれかに配属され、 1 名の適当な入院患者を受け持つ。そして、担当教員を中心とした診療チームの一員として、朝・夕の回診、 諸検査・治療を見学・参加する。 4)アドバンスト OSCE 模擬患者に対して問診、腹部診察、診断計画立案と続けて行い、実際の診療での一連の流れを理解する。 5)外来患者の診察 消化器内科新患日の火および金曜日に、OSCE に準じて担当となった患者 1 名の医療面接・診察を行う。 その後、教授及び新患担当係医師から指導を受ける。担当した症例については、外来での検査結果を含めた 診療経過について把握することを心がける。第 3 週目には経験した症例の検討会を行い、フィードバックを 79 行う。 6)各種消化器関連検査・治療の見学と参加 下記の消化器病診断のための特有な検査や治療について必ず見学または参加して、手技および画像診断つ いて理解を深める。 腹部超音波検査 上部消化管内視鏡検査 大腸内視鏡検査 超音波内視鏡検査 上部内視鏡治療 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP) 腹部血管造影・動脈塞栓療法(TAE) 経皮的ラジオ波焼灼療法 7)体験学習と講義 上部および大腸内視鏡検査については、モデル、シュミレータを用いて手技を体験し理解を深める。腹部 超音波検査については学生同士で体験実習する。また、講義を通じて上部内視鏡および注腸X線画像の読影 法、膵疾患の病態・診断・治療について理解を深める。 8)症例発表 受け持った入院患者については、診察チームの指導を受けながら、考察も含めた症例報告の形式(内科認 定医取得病歴要約参考)でまとめる。そして、最終日の金曜日午後に担当教員のもとで、症例発表して質疑 応答を行う。 9)その他 月 1 回の医局症例検討会に参加して見識を広めるようにする。また、機会があれば、吐・下血に対する緊 急内視鏡検査、急性膵炎や劇症肝炎などの腹部救急患者に対する対応についても見学する。 3次 臨 床 修 練 到 達 目 標 一般目標1:腹部症状のある患者の診察と検査計画ができる。 行動目標1: z 短時間で適切な医療面接ができる。 z 診療録に的確な医学用語を用いて記載できる。 z OSCE に準じた腹部診察(視診、聴診、打診、触診)ができ、異常所見がとれる。 z 診察を通じて、鑑別疾患が列挙でき、それらを鑑別診断するための検査計画を適切に立てることができる。 一般目標2:消化器関連の検査・治療の意義と手技ついて理解できる。 行動目標2: z 薬剤禁忌を含めた問診や検査による合併症についての患者への説明など検査前の準備が理解できる。 z 腹部超音波検査において各腹部臓器を描出できる。 z 上部消化管および大腸内視鏡検査の手技を理解し、基本的な画像診断ができる。 z 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)の適応・手技を理解し、基本的な画像診断ができる。 z 肝癌に対する腹部血管造影・動脈塞栓療法(TAE)や経皮的ラジオ波焼灼療法の適応・手技を理解し、基本的な 画像診断ができる。 z 胃癌に対する内視鏡治療の適応と手技を理解できる。 一般目標3:代表的な消化器病の病態、診断、治療を理解できる。 行動目標3: z 担当した症例の病態が理解できる。 z 担当した症例の検査計画が立てられ、その結果である血液検査や各種画像診断が理解・説明できる。 z 担当した症例の治療方針やその適応について理解できる。 z 担当した症例を症例報告の形式でまとめることができ、症例発表できる。 80 学籍番号 名前 81 消化器内科 臨床実習・検査 一週間早見表 8 月曜日 9 9:30 10 11 12 総回診 オリエンテーション 1 昼食会 新入院カンファレンス 2 3 4 5 上部内視鏡治療見学 大腸内視鏡治療見学 回診 超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA) 西8階カンファレンスルーム 外来内視鏡室 火曜日 回診 新患外来実習 ERCP見学 消化器内科外来受付 水曜日 中央診療棟 ERCP見学 上部内視鏡 回診 中央診療棟 治療見学 放射線 26番 放射線 26番 回診 血管造影見学 大腸内視鏡検査見学 外来上部内視鏡室 回診 経皮的ラジオ波 焼灼療法見学 血管撮影室 31番 外来大腸内視鏡室 木曜日 回診 上部内視鏡検査見学 西8階消化器検査室 上部内視鏡治療見学 回診 外来上部内視鏡室 腹部超音波検査(膵臓外来) 外来上部内視鏡室 外来エコー室 金曜日 回診 大腸X線検査見学 大腸内視鏡検査見学 中央診療棟 新入院カンファランス 消化器内科外来受付 放射線27番 の準備など ◎消化器内科医局:医学部2号館7階 ◎消化器内科病棟:西8階、西15階 ◎消化器内科外来: 新外来棟2階 消化器内科検査 (曜日毎) 上部消化管検査 月・火・木 午前 上部消化管治療 月・火・木 午前 大腸内視鏡検査 水・金 午前 大腸内視鏡治療 月・水 午後 血管造影 水 午前 腹腔鏡 水 午前 ERCP 火 午前・午後 超音波検査 火・木 午前 超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA) 月 午後 消化器内科新患外来(ポリクリ) 回診 新患外来実習 火・金 午前 82 予定実習 ・上部内視鏡モデル実習 ・大腸内視鏡シュミレーション実習 ・エコー実習 ・エコーモデル実習 予定講義 ・上部内視鏡診断 ・大腸疾患 ・良性肝疾患 ・肝悪腫瘍 ・膵炎 ・膵腫瘍 実習のスケジュール 日付 第一週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 8:30 西病棟8階ゼミナール室にてカンファラン ス 9:30 総回診スタート 10:00 11:00 12:00 13:00 11:30 総回診終了 モデュレーターと打ち合 わせ 12:10 東病棟4階会議室にて昼食会 13:00 講義1 上部内視鏡モデル実習(外来2 階内視鏡室) 浅野 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 83 実習のスケジュール 日付 第一週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 外来棟2階の消化器内科新患にてポリクリ 11:30 ポリクリ終了 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 13:00 講義2 膵腫瘍 (医局会議室) 廣田 14:00 講義3 上部内視鏡診断 (外来2階内 視鏡室) 荒 15:00講義4 炎症性腸疾患(医局会議室) 黒羽 病棟にてグループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、 失敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載する こと) 確認欄 ㊞ 84 実習のスケジュール 日付 第一週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 血管造影見学 (一部は腹腔鏡検査西病棟8階へ) 大腸内視鏡見学(外来棟2階) 12:00 13:00 14:00 13:00 講義5 良性肝疾患 (医局会議室) 近藤 経皮的ラジオ波焼杓見学 (西病棟8階検査 室) 15:00 16:00 17:00 今日の review 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 85 実習のスケジュール 日付 第一週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 10:00 11:00 腹部超音波検査見学(外来2階) 12:00 13:00 上部内視鏡見学実習(外来2階内視鏡室) (15時まで) 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 病棟にて受け持ち患者のカルテ記載 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 86 実習のスケジュール 日付 第一週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 外来棟2階の消化器内科新患にてポリクリ 11:30 ポリクリ終了 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 14:00 下部消化管X線検査見学実習(外来棟 2階) 病棟にて受け持ち患者のカルテ記載 病棟にてモデュレーターと合流、1週目の総 括、形成的評価、次週の確認) 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 87 実習のスケジュール 日付 第二週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 8:30: 西病棟8階ゼミナール室にてカンファラ ンス 9:30: 総回診スタート 10:00 11:00 12:00 13:00 11:30 総回診終了 モデュレーターと打ち合 わせ 12:10 東病棟4階会議室にて昼食会 13:00 講義6 肝悪性腫瘍(医局会議室)、小暮 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 必要に応じて受け持ち患者の病歴聴取 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 88 実習のスケジュール 日付 第二週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 外来棟2階の消化器内科新患にてポリクリ 11:30 ポリクリ終了 12:00 13:00 14:00 膵・胆道系見学実習(中央放射線造影室26, 27番)(15時まで) 14:00講義7 大腸内視鏡シュミレータ実習、 木村 スキルズラボ(医局集合) 15:00 16:00 17:00 今日の review 病棟にてグループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 89 実習のスケジュール 日付 第二週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 血管造影見学 (一部は腹腔鏡検査西病棟8階へ) 大腸内視鏡見学(外来棟2階) 13:00 講義8 膵炎(医局会議室) 菊田 大腸X線検査実習もしくはラジオ波治療見学 (15時まで) 14:00 講義9 エコー実習 菅野(外来2階) 病歴聴取 (必要により、ラジオ波治療見学) 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 90 実習のスケジュール 日付 第二週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 10:00 11:00 腹部超音波検査見学(外来2階) 12:00 13:00 上部内視鏡実習(外来2階内視鏡室) (15時まで) 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 必要に応じて、受け持ちの病歴聴取、内視鏡 治療見学) 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 91 実習のスケジュール 日付 第二週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 外来棟2階の消化器内科新患にてポリクリ 11:30 ポリクリ終了 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 13:00 下部消化管X線検査見学実習(外来棟 2階) 14:00講義10 エコーモデル実習(スキルズラ ボ) 粂、濱田 (医局集合) 病棟にて受け持ち患者のカルテ記載 病棟にてグループチューターと合流、1週目の 総括、次週の確認) 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 92 実習のスケジュール 日付 第三週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 8:30: 西病棟8階ゼミナール室にてカンファラ ンス 9:30: 総回診スタート 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 11:30 総回診終了 モデュレーターと打ち合 わせ 12:10 東病棟4階会議室にて昼食会 13:30 各グループチューターと打ち合わせ 14:00 上部内視鏡治療見学(内視鏡室) (15時まで) 15:00 16:00 17:00 今日の review 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 93 実習のスケジュール 日付 第三週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 外来棟2階の消化器内科新患にてポリクリ 11:30 ポリクリ終了 12:00 13:00 膵・胆道系見学実習(中央放射線造影室26, 27番)(15時まで) 14:00 外来担当症例の検討会(外来) 15:00 16:00 17:00 今日の review 病棟にてグループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 94 実習のスケジュール 日付 第三週 時 間 実 際 予 定 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 血管造影見学 (一部は腹腔鏡検査西病棟8階へ) 大腸内視鏡見学(外来棟2階) 12:00 13:00 13:00 下部消化管X線検査見学実習(外来棟 2階) 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review ラジオ波治療見学 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 95 実習のスケジュール 日付 第三週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診、スケジュー ル確認 内視鏡検査見学(11時半まで) (受け持ち患者の病歴聴取) 腹部超音波検査見学(外来2階) 12:00 13:00 上部内視鏡実習(外来2階内視鏡室) (15時まで) 14:00 15:00 モデュレーターとレポート検討会 16:00 病棟にて各グループチューターと合流、スケ ジュール確認 夕回診 解散 17:00 今日の review (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 96 実習のスケジュール 日付 第三週 時 間 予 定 実 際 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 9:00 グループチューターと回診 外来棟2階の消化器内科新患にてポリクリ 11:30 ポリクリ終了 12:00 13:00 13:00 下部消化管X線検査見学実習(外来棟 2階) 14:00 15:00 16:00 17:00 今日の review 教授と懇談(2号館7階) 修練成果発表会(医局会議室) (この欄には1.今日新しく気づいた点、習得したこと、2.今日うまくいかなかった点、失 敗、3.今の気持ち、感情、4.今後学びたいこと、願望、について、簡潔に記載するこ と) 確認欄 ㊞ 97 糖尿病代謝科 ( 片桐 秀樹 教授) 1.教育方針 糖尿病・脂質異常症・肥満症などの疾患を臨床の現場で体験し、それらの病態・診断・治療法に対す る理解を深める。外来および病棟において主治医チームの一員として診療に参加し、患者と医師の望 ましい関係を築き、的確な検査・診断と適切な治療に至る過程を習得する。 2.個別達成目標 一般目標 1:生活習慣病患者の医療面接と身体診察ができる。 行動目標 1: ・生活歴も含め系統だった現病歴が聴取できる。 ・身体診察シートに基づき、生活習慣病に伴う所見をチェックできる。 ・ カルテヘの所見の記載が漏らさずできる。 一般目標 2:糖尿病をはじめとした生活習慣病の病態について理解できる。 行動目標 2: ・糖代謝、脂質代謝の流れを把握し、生活習慣病の病態を理解できる。 ・糖尿病が原因となる様々な合併症について理解できる。 ・糖尿病の状態や合併症に関する検査計画が立てられ、その結果を評価できる。 ・治療薬の薬効や副作用について理解できる。 一般目標 3:症例レポートを作成し、発表できる。 行動目標 3: ・症例の総合的病態を述べ、治療法およびその問題点が言える。 ・症例について文献的考察ができる。 ・一定の時間内に症例提示を行い、質疑応答が円滑にできる。 一般目標 4:経口ブドウ糖負荷試験や糖尿病療養指導を経験する。 行動目標 4: ・経口ブドウ糖負荷試験を実施できる。 ・経口ブドウ糖負荷試験の評価ができる。 ・インスリン自己注射手技を経験する。 ・自己血糖測定を経験する。 3.臨床修練担当教員(氏名と研究領域) 片桐 山田 今井 澤田 宇野 突田 高橋 児玉 井泉 秀樹 哲也 淳太 正二郎 健司 壮平 圭 慎二郎 知仁 糖尿病発症機構、糖尿病の新規治療 糖尿病、肥満症、脂質異常症 糖尿病の新規治療、肥満症 糖尿病、肥満症、脂質異常症 糖尿病、肥満症、脂質異常症 糖尿病、肥満症、脂質異常症 糖尿病、肥満症、脂質異常症 糖尿病、肥満症、脂質異常症 糖尿病、肥満症、脂質異常症 98 4.集合時刻・場所 月曜日 8 時 50 分、新西病棟 14 階病棟 SGT 室に集合し、担当教員の紹介・スケジュール全般の説明・担 当症例の割当などを行う。月曜が休日の場合は、翌火曜 9 時、糖尿病代謝科外来に集合する。 5.実習内容・診療チーム 学生は指導教員の指示に従い、糖尿病又は代謝疾患患者数名を受持ち、医療チームの一員として診療 に参加する。具体的には病室主治医との回診、検査所見の評価、治療に関するディスカッションへの参加な どを行う。また入院患者対象の糖尿病教室を見学し、療養指導の観点から糖尿病およびその合併症につい て理解する。外来では、診察・栄養指導・療養指導を見学し、新患外来で病歴聴取を行う。また第1週には経 口糖負荷試験実習にて自ら被験者として体験するともに、その意義を学ぶ。第2週には他科入院患者の糖 尿病管理について学ぶ。第 3 週には学外実習にて大学病院以外の医療機関における生活習慣病のさまざ まな診療の実際を学ぶ。第 1、2 週金曜に担当教員と学生とで中間評価ミーティングを行い、実習の改善点 を検討し次週に備える。第 3 週金曜に受持ち症例の報告の他に、3 週間の実習の成果を発表し、レポートを 提出する。 6.スケジュール 1) オリエンテーション: 第1週月曜 8 時 50 分より新西病棟 14 階病棟 SGT 室において、全体的説明、 担当教員の紹介、担当症例の割当などを行う。 2) 毎週月曜午前: 入院カンファランス、症例検討会、総回診、抄読会、昼食会 3) 第 1、2 週月~金曜: 病棟回診(朝 9 時、夕 17 時) 4) 第 1 週月~水曜、第 2・3 週火曜: 講義 ①急性合併症(今井)、②脂質異常症(澤田)、③診断・食事・運動(突田)、④肥満症(山田)、⑤薬 物療法(高橋)、⑥分類(井泉)、⑦慢性合併症(宇野) 5) 第 1、2、3 週火、金曜: 新患外来で病歴聴取 6) 第 1 週木曜 14 時: 糖尿病教室見学(集団栄養指導) 7) 第 1 週水または木曜 9 時: 経口糖負荷試験実習 8) 第 1、2 週金曜: 中間評価ミーティング 9) 第 2 週月、木曜: 他科病棟往診随伴見学 10) 第 2 週火、金曜 15 時: 糖尿病教室見学(医師・看護師による集団教育) 11) 第 2 週水曜 15 時: 糖尿病教室見学(薬剤師による服薬指導) 12) 第 3 週水、木曜: 学外実習(学外の医療機関での糖尿病診療見学) 13) 第3週金曜:症例レポート発表、教授諮問 7.評価方法 1)形成的評価: 第 1、2 週金曜に担当教員と学生とで中間評価ミーティングを設ける。教員は学生から実 習の疑問点を抽出し、学生に対して理解度を確認する質問を行い、疑問点に答えながら 理解度のフィードバックを行う。 2)総括的評価: 教務委員会で用意された評価表を用いる。 99 平成 27 年度 臨床医学修練(3 次)シラバス 消化器・一般外科 消化器外科学分野(肝胆膵外科) ・生体調節外科学分野(胃腸外科) :海野倫明教授 I 教育方針 外科的方法論による消化器疾患の診断と治療法を学ぶ。 以下の4項目を中心に据え、スタッフの一員として基本的知識、技能、態度の習得を目標とする。 1. 患者の全身状態の把握とチームへの報告 2. 手術適応の決定とその妥当性の検証 3. 術前、術中、術後の全身管理、特に術後 vital sign の確認と経過の詳細な観察・記録 4. 退院後のケア 実習は最初の2週間を大学病院で、さらに 1 週間を県内関連病院で行う。 II 臨床実習概要 1. オリエンテーション 時間:実習初日、午前 8 時 25 分 場所:東病棟 8 階 SGT 室 担当:オリエンテーションは教務主任または実習担当教官(Tutor)により行われる。 2. 総回診と術前カンファレンス(POC) 第 1 週の総回診は教授とともに全症例を回診し、第 2 週の総回診は配属チームの担当症例(4 症例)について教授へのプレゼンテーションを行う。また、第 2 週目の POC では 1 症例の術前 プレゼンテーションを行う。 3. 実習のまとめ 学生は第2週金曜の昼食会で各人経験症例の報告を行う。ポートフォリオを記載し、これを もとに経験疾患・手術・検査手技などについて質疑応答を行う。 4. 病棟実習責任者 田中直樹(胃腸外科 教育担当主任)(院内 PHS 6283) mail: [email protected] 青木 豪(肝胆膵外科 教育担当主任 病棟 tutor)(院内 PHS 5122) mail: [email protected] 益田 邦洋(肝胆膵外科 病棟 tutor) (院内 PHS 5714) mail: [email protected] 医局電話番号:717-7205、内線:7205 5. 指導教官 肝胆膵外科 胃腸外科 元井 冬彦 准教授 森川 孝則 講師 中川 圭 講師 林 洋毅 講師 坂田 直昭講師 A チーム B チーム 大塚 英郎 水間 正道 深瀬 耕二 藪内 伸一 益田 邦洋 石田 晶玄 岡田 良 川口 桂 内藤 剛 准教授 武者 宏昭 講師 大沼 忍 講師 C チーム 阿部 友哉 長尾 宗紀 渡辺 和宏 唐澤 秀明 1 100 D チーム 田中 直樹 工藤 克昌 青木 豪 井元 博文 消化器・一般外科臨床実習の到達目標 総 合 目 標 Objectives) (General Instructive 行動目標(Specific Behavioral Objectives) 1 Review of the Systems(全身所見)を ・ 主訴、病歴、家族歴の聴取と記載が行える。 取り、POS および POMR を理解して系統的 ・ 腹部のみならず胸部、頭頸部、四肢、会陰部・生殖器、神経 記載が行える。 系、眼底等の全身所見を系統的に診察し、記載することがで きる。 2 手術適応とその妥当性を考察できる。 術前、術後の患者全身状態を把握し、 適切な処置・治療が説明できる。 ・ なぜ手術が必要なのかと疑問に思うことができる。 ・ なぜ手術が必要なのかを説明できる。 3 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 術前の栄養状態の評価ができる。 合併症の有無を上げることができる。 vital signs を理解し測定できる。 術後必要な輸液量を判断できる。 2〜3人の患者を担当して毎日の病状をカルテに記載する 診療チームに要領よく病態を報告できる。 4 ・ ・ ・ ・ ・ 手術場手洗いを適切に行える。 ガウンテクニック、グロービングができる。 糸結び、縫合、ガーゼ交換、抜糸を行える。 院内感染予防の standard precaution を実践できる。 シミュレータによる CV 挿入実習ができる。 基本的外科処置の原理を理解し、実際 に行うことができる。 5 医療スタッフの一員として自覚を持っ ・ 時間を守ることができる。 て行動する。 ・ 遅れる場合に連絡することができる。 ・ 患者さんに自己紹介できる。 ・ 患者さんや医療スタッフに毎朝「おはようございます」と言 うことができる。 ・ 相手の目を見て話すことができる。 ・ 呼びかけられたら返事をすることができる。 ・ 患者さんの状態に配慮することができる。 ・ 守秘義務を守れる。 ・ 手術参加予定日に備えて体調を整えておくことができる。 ・ 毎日聴診器を持参することができる。 ・ 白衣を最低毎週一回は洗濯することができる。 6 医療スタッフの一員として外科診療に ・ 手術に助手として参加する 参加する。 ・ 創処置等を行う ・ 血管確保、採血等を行う ・ 胃管留置等を行う 7 疑問点を解決するために行動すること ・ 分からないことをその場で質問できる。 ができる。 ・ 理解できない点は自分で調べることができる。 ・ 理解したことを分かり易く説明できる。 ・ 指導が不十分な教官を指摘できる。 8 Audit を行うことができる ・ 症例のまとめ、発表ができる。 2 101 臨床実習実施要項(スケジュールは個別にも配布します。) 月 第 1 週 火 8:00 9:00 8:25 Orientation (Tutor に よ る 説 明) グループ配属決定 (手術室 に移動) 手術助手 または見 学 7:30 外科合同カンフ ァレンス(第 2 火) 7:30 ミクロカンファ レンス(第 4 火) 8:30 SICU 総回診 (准教授が症例解 説) 8:30 水 朝回診 8:30 木 朝回診 8:30 金 朝回診 総回診 10:00 11:00 9:00 8:30 朝回診 9:30 手術開始 第 2 週 火 手 術(肝胆膵外科) 手 術(肝胆膵外科) 手 10:00 11:00 15:00 13:00 14:00 16:30 夕回診 16:30 夕回診 16:30 夕回診 16:30 夕回診 15:00 術(胃腸外科) 13:00 標本切り出し(剖検室) 14:00 抄読会(第 1 火曜日) ビデオクリニック (第 2 火曜日) POC 実習病院決定 16:00 16:30 配属グル ープ毎の夕回 診 術(胃腸外科) 12:00 手 総回診 14:00 13:00 標本切り出し(剖検室) 14:00 抄読会 (第 1 火曜日) ビデオクリニック (第 2 火曜日) 14:00 or 15:00 教授講義 Pre-Operative Conference (POC) 学生自己紹介 月 7:30 外科合同カンフ ァレンス(第 2 火) 7:30 ミクロカンファ レンス(第 4 火) 8:30 SICU 回診 (所属チームの一員 13:00 手 術(胃腸外科) (学生は途中で手術助手を交代) 9:30 手術開始 9:30 手術開始 9:30 手術開始 8:00 12:00 16:00 16:00 スキルズラボ で CV 挿入実習 (月曜日が休 みの場合、火曜 日夕方) 16:30 夕回診 としてプレゼンテー ション) 8:30 水 朝回診 8:30 木 朝回診 金 第 3 週 8:30 朝回診 9:30 手術開始 9:30 手術開始 9:30 手術開始 手 術 (胃腸外科) 手 術(肝胆膵外科) 手 術(肝胆膵外科) 12:00 昼食会 (医局) 16:30 夕回診 16:30 夕回診 16:30 夕回診 手 術(胃腸外科) 月曜朝 市内関連病院での実習 関連病院外科集合 (前の週のうちに必 (1 週間の実習終了後に、必ず教官からの評価表と修練従事証明書をもらっ ず連絡を入れてくだ てきて、ポートフォリオ・履修簿とともに吉田 or 田中まで提出してくださ い。) さい。 ) 1 教育主任は初日のオリエンテーション、学生のグループ配属決定を担当する。また、関連病院配属決定と 連絡(第 2 週火曜まで)を手配する。 2 第 1 週の総回診は教授とともに全症例を回診し、第 2 週の総回診は配属チームの担当症例(4 症例)につ いて教授へのプレゼンテーションを行う。また、第 2 週目の POC では 1 症例の術前プレゼンテーションを行う。 3 学生は第2週の金曜昼に各人経験症例の報告を行う。ポートフォリオを記載し、これをもとに経験疾患・ 手術・検査手技などについて質疑応答を行う(ポートフォリオは 10 枚程度のコピーを準備して下さい)。 4 関連病院実習中にポートフォリオを記載し、実習終了後履修簿とともに教務主任まで提出してください。 5 教授講義等、各グループによりスケジュールは異なるため、実習日程については個別スケジュールを必ず 確認して下さい。 3 102 個別スケジュールの例(2015.4.6-2015.4.24) 4 月 6 日 (月) 8:25 オリエンテーション 4 月 7 日(火) 7:30 外科カンファレンス 4 月 7 日(火) 8:30 総回診・術前カンファレンス 4 月 7 日(火)13:00 病理切り出し 4 月 7 日(火)14:00 症例検討会 4 月 7 日(火)15:00 海野教授講義 CV 実習 4 月 13 日(月) 総回診・術前カンファレンス 4 月 13 日(火) 8:30 病理切り出し ビデオクリニック 成果発表昼食会 4 月 13 日(火)13:00 4 月 13 日(火)14:00 4 月 17 日(金)12:00 関連病院実習 16:00 東 8 階 SGT 室 臨床講堂 8:30 に ICU 入り口集合(総回診) 東病棟地下一階 剖検室 仮管理棟4階 第一会議室 医局 中央診療棟地下1F スキルズラボ サテライト1 各グループにより集合場所は確認 (総回診) 東病棟地下一階 剖検室 仮管理棟4階 第一会議室 医局集会室(お弁当有り) 4 月 20 日(月)〜4 月 24 日(金) * 2 週目火曜日までに 3 週目の実習病院を決定。 * 2 週目術前カンファレンス後に指導医に連絡 *特に連絡がなければ、8:30 朝回診,16:30 夕回診(いずれも東 8 階から) 4 103 平成 27 年度 肝胆膵・胃腸外科の実習病院 5年次実習病院一覧 仙台オープン病院 東北労災病院 仙台赤十字病院 仙台医療センター JCHO 仙台南病院 東北薬科大学病院 担当医 住所 電話 集合時間・場所 備考 土屋 宮城野区 252 8:00AM [email protected] 鶴ヶ谷 5-22-1 -1111 C棟3階医局 徳村弘実 青葉区 275 [email protected] 台原 4-3-21 -1111 舟山裕士 太白区 八木山本町 243 8:30AM [email protected] 2-43-9 -1111 外科外来 武田和憲 宮城野区 293 8:30AM [email protected] 宮城野 2-8-8 -1111 外科第2医局 遠藤公人 太白区 306 [email protected] 中田町字前引中 143 -1711 柴田 宮城野区 259 8:30AM 福室 1-12-1 -1221 3 階医局秘書室 [email protected] 大河原町 0224 8:30AM 高橋道長 字西 38-1 51-5500 医局 泉区 372 8:30AM -1110 医局 誉 近 [email protected] 8:15AM 医局 9:00AM 2F 事務室または 副院長室 内藤広郎 みやぎ県南中核病院 [email protected] 安西良一 [email protected] 仙台徳洲会病院 七北田字駕籠沢 15 宿泊可能 連絡は内藤 先生に 宿泊可能 * 前もって電話もしくは E-mail にて連絡を取ること。 6年次・高次修練 実習病院一覧 肝胆膵外科 青木 豪 当院 717-7205 東 8 階病棟 胃腸外科 田中直樹 当院 717-7205 東 8・13 階病棟 仙台オープン病院 宮城社会保険病院 東北労災病院 東北薬科大学病院 仙台日赤病院 みやぎ県南中核病院 肝胆膵疾患の外科 内視鏡外科 上下部消化管腫瘍、炎症性腸 疾患の外科。内視鏡外科 仙台医療センター 上記は三次修練と同じ 担当医 住所 電話 備考 白河厚生病院 黒田 房邦(外科部長) 福島県 白河市 0248-22-2211 学生用宿舎あり 磐城共立病院 川口 信哉(外科科長) 福島県 いわき市 0246-26-3151 同上 大曲厚生医療センター 小野地 章一(院長) 秋田県 大曲市 0187-63-2111 同上 帯広第一病院 富永 剛(院長) 北海道 帯広市 0155-25-3121 同上 山形県立中央病院 櫻井 直樹(外科) 山形県 山形市 023-685-2626 同上 十和田市立中央病院 杉田 純一(外科部長) 青森県 十和田市 0176-23-5121 同上 菅間記念病院 鈴木 正徳(院長) 栃木県 0287-62-0733 5 104 那須塩原市 平成 27 年度 肝胆膵外科・胃腸外科 第 3 次修練 ポートフォリオ (このポートフォリオは、第 2 週目の昼食会に持参して下さい。) 学籍番号 氏名 所属チーム 肝胆膵A 年 肝胆膵B 月 胃腸C 日から 月 日 胃腸D 経験したこと ● 少しでも主体的に関わった疾患名 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. A A A A A A A A B B B B B B B B C C C C C C C C D D D D D D D D ● 参加・見学した手技・画像診断・手術名 1. CV シミュレータ実習 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. A B A B A B A B A B A B A B A B C C C C C C C C D D D D D D D D (自己評価基準:A: よく理解できた、自信がある。B: だいたいわかった、たぶんできる。C: あまり自信がない、ひとりでは不安である。D: できな い。) ● その他の記録・感想、不満や改善の要望 ● 総合的自己評価 A:よく経験し、参加し、身につけた。B:よかった。C:普通。D:もう少し。E:最低。 ● 総合的実習内容の評価 A: とてもいい参加型実習であった。 B:よかった。C:普通。D:もう少し。E:最低。 ● 総合的指導内容の評価 A: とてもいい指導内容であった。 B:よかった。C:普通。D:もう少し。E:最低。 6 105 ● 到達度チェック ( 年 月 日現在) 氏名 1. 日常会話を交わし、非言語的コミュニケーションもできる。 A B C D 2. 現病歴・既往歴・家族歴を系統的にとることができる。 A B C D 3. POS でカルテ記載ができる。 A B C D 4. 腹部所見をとることができる。 A B C D 5. 指導医の立会いのもと直腸診ができる。 A B C D 6. 血液ガス分析の適応が判断でき、結果の解釈ができる。 A B C D 7. 血液凝固機能検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる。 A B C D 8. 血算・生化学・尿検査などの適応が判断でき、解釈ができる。 A B C D 9. 胸部単純X線写真の所見を述べることができる。 A B C D 10. 術前呼吸機能検査の解釈ができる。 A B C D 11. 術前心電図の解釈ができる。 A B C D 12. 腹部単純X線写真の所見を述べることができる。 A B C D 13. 腹部CTの所見を述べることができる。 A B C D 14. 手術の手洗いができる。 A B C D 15. 腹腔内臓器の所見が記述できる。 A B C D 16. 静脈血ライン確保ができる。 A B C D 17. 動脈血採血(血液ガス分析)ができる。 A B C D 18. 導尿法を実施できる。 A B C D 19. 皮膚縫合が実施できる。 A B C D 20. 術後起こりうる合併症・異常について記述できる。 A B C D 21. 術後バイタルサインの解釈ができる。 A B C D 22. 創部の所見を記述できる。 A B C D 23. ドレーンの量・性状の所見の記述・解釈ができる。 A B C D 24. 術後・血算・生化学検査などの解釈ができる。 A B C D 25. 術後・胸腹部単純 X 線写真の解釈ができる。 A B C D 26. 指導医・専門医に適切なタイミングで相談ができる。 A B C D 27. 疑問点を Up-to-Date、 Medline などで検索できる。 A B C D 28. 院内感染に対する標準予防策を理解し、実施できる。 A B C D 29. 高齢者の特性に配慮した病歴聴取・身体所見診察ができる。 A B C D 30. Nutritional Support について理解し、適応の判断ができる。 A B C D 31. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。 A B C D 32. 患者の基本的権利について説明できる。 A B C D (自己評価基準:A: よく理解できた、自信がある。B: だいたいわかった、たぶんできる。C: あまり 自信がない、ひとりでは不安である。D: できない。) ● このポートフォリオは形成的評価として、自分自身で弱点を把握し、これからの実習に役立てる ものです。指導内容の参考にもしますが、実習の評価とは別に扱われますので、ありのままを 記載してください。 (平成 23 年 肝胆膵外科・胃腸外科 教育担当 田中直樹 作成) 7 106 平成 27 年度 『指導医による学生評価表』 (関連施設実習用) 施設名 指導医名 学生名 (年次 評価基準 ) 実習期間 (5 とても良い、 4 良い、 3 まずまず、 2 不十分、 1 悪い) A. 個別項目評価(5 段階) ① 学生は実習スケジュールと目標を理解していましたか 5 4 3 2 1 ② 学生は時間を守っていましたか 5 4 3 2 1 ③ 学生は良く質問しましたか 5 4 3 2 1 ④ 学生は積極的に診療に参加しましたか 5 4 3 2 1 ⑤ 学生の言葉遣いや態度は良好でしたか 5 4 3 2 1 ⑥ カルテ記載を良く行いましたか 5 4 3 2 1 ⑦ 身体所見を良く取っていましたか 5 4 3 2 1 ⑧ 周術期管理を理解し、vital sign の確認をしていましたか 5 4 3 2 1 ⑨ 感染防御対策を理解し、実践していましたか 5 4 3 2 1 ⑩ 知的好奇心や意欲を持って実習に臨んでいましたか 5 4 3 2 1 ⑪ 総合的な学生の評価は 5 4 3 2 1 B. 全体評価(自由記載) 1. この学生の良い点(Strength)についてお知らせください。 2. この学生が改善するべき点(Weakness)についてお知らせください。5 段階評価で1があるときは理由を記載し てください。 3. その他連絡事項(欠席などがある場合は理由を記載してください) 実習終了時に、従事証明書とともに学生にもたせてくださいますよう御願い申し上げます。 教育担当主任 田中直樹(胃腸外科)・青木 豪(肝胆膵外科) 8 107 平成 27 年度 肝胆膵外科・胃腸外科 第 3 次修練 ポートフォリオ(関連施設実習用) (このポートフォリオは、第 3 週目の実習終了後に履修簿と一緒に提出してください。) 学籍番号 氏名 年 月 日から 月 日 実習病院: 経験したこと ● 少しでも主体的に関わった疾患名 1. 2. 3. 4. 5. A A A A A B B B B B C C C C C D D D D D ● 参加・見学した手技・画像診断・手術名 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. A A A A A A A A A A A A A A B B B B B B B B B B B B B B C C C C C C C C C C C C C C D D D D D D D D D D D D D D (自己評価基準:A: よく理解できた、自信がある。B: だいたいわかった、たぶんできる。C: あまり自信がない、ひとりでは不安である。D: できな い。) ● その他の記録・感想、不満や改善の要望 ● 総合的自己評価 A:よく経験し、参加し、身につけた。B:よかった。C:普通。D:もう少し。E:最低。 ● 総合的実習内容の評価 A: とてもいい参加型実習であった。 B:よかった。C:普通。D:もう少し。E:最低。 ● 総合的指導内容の評価 A: とてもいい指導内容であった。 B:よかった。C:普通。D:もう少し。E:最低 9 108 *実習終了後1週間以内に教務室に提出すること。 (学内配属先分野(診療科)名 ) 平成27年度 臨床医学修練(3 次)従事証明書 学籍番号 氏 上記名は、下記のとおり臨床医学修練(3 名 次)に従事したことを証明する。 記 平成 年 月 日~ 年 修練期間中の総従事時間数 平成 年 月 月 日( 日間) 時間(必ず記入すること) 日 学外実習先 施 設 名 (診療科 指導者名 ㊞ 10 109 ) SGT学生連絡先 ふりがな: 氏 名: 学籍番号: 携帯tel: メールアドレス: *このアドレスに、説明会や飲み会などのお知らせをしてもよいですか? □ 連絡しても良い □ 連絡は困る 11 110 平 成 27 年 度 臨 床 医 学 修 練 ( 3 次 ) シ ラ バ ス 移植・再建・内視鏡/乳腺・内分泌外科 (先進外科学/腫瘍外科学) : 大内憲明教授 Ⅰ 教育方針・達成目標 ・ ベッドサイ ドや外来で 患者と接し 、疾患に関 する実 践的な 知識 と、患者に対す る観 察力を 身につけ、患者の個別的背景と問題を理解して、患者と良好な関係を築く。 ・ 診療グルー プ(食道・ 消化器一般 、移植・肝 臓・甲状腺 、乳腺、血 管)の一員 として参加 し、診断・治療計画の策定、カルテへの記載、医療スタッフへの情報の伝達などを行う。 ・ 基本的な医療面接の仕方、診察法を身につける。 ・ 指導のもと、処置、手術、検査、採血等に参加する。 ・ 率先して担当症例の状態を把握、説明できるようにし、総回診での提示を行う。 ・ 医療安全・感染対策の基本を身につける。 ・ 指導医の患者家族への説明に同席し、その要点を理解し話すことができるようになる。 ・ 症例に対する知識を整理し、自分の思考過程を要領よくまとめる方法を身につける。 Ⅱ 3 次修練概要 1.オリエンテーション 第1週 初日 8 時 30 分 2.教育担当主任:亀井 集合場所:西病棟7階 セミナー室 尚 [email protected] 3 次修練担当:中島範明、櫻井直、渡部剛 3.指導教員と専門領域 藤盛 啓成 移植・甲状腺・内分泌外科 佐藤 千晃 食道・消化器・内視鏡外科 石田 孝宣 乳腺外科 原 康之 移植・肝臓外科 川岸 直樹 移植・肝臓外科 高橋 淑郎 甲状腺・内分泌外科 亀井 尚 食道・消化器・内視鏡外科 佐藤 章子 乳腺外科 鈴木 昭彦 乳腺外科 土田 憲 血管外科 中島 範昭 甲状腺・内分泌外科 柏館 俊明 移植・肝臓外科 後藤 均 血管外科 大久田 千穂 乳腺外科 中野 徹 食道・消化器・内視鏡外科 藤尾 淳 移植・肝臓外科 宮城 重人 移植・肝臓・内視鏡外科 福富 俊明 食道・消化器・内視鏡外科 橋本 宗敬 血管外科 土田 憲 血管外科 赤松 大二朗 血管外科 米田 海 移植・肝臓外科 櫻井 直 食道・消化器・内視鏡外科 神谷 蔵人 食道・消化器・内視鏡外科 多田 寛 乳腺外科 河村 圭一郎 血管外科 谷山 裕亮 食道・消化器・内視鏡外科 佐藤 真実 甲状腺・内分泌外科 渡部 剛 乳腺外科 宮澤 恒持 移植・肝臓外科 桂 一憲 食道・消化器・内視鏡外科 小澤 洋平 食道・消化器・内視鏡外科 清水 拓也 血管外科 田島 悠太 血管外科 原田 成美 乳腺外科 久保田 洋介 食道・消化器・内視鏡外科 中西 史 移植・肝臓外科 吉田 諭 移植・肝臓外科 戸子台 和哲 移植・肝臓外科 中川 紗紀 乳腺外科 宮下 穣 乳腺外科 111 4.3 次修練実施要項 1)総回診 月曜日 8:30AM~ 西3階重症病棟から開始、ICU1→2→3 の順番 2)術前症例検討会・抄読会 月曜日 総回診終了後 西7階セミナー室 (月曜日が休日の場合、次日 8:00~) 3)3 次修練臨床講義 ¾ 第 2、3 週水曜日 10:00AM から 12:00 まで、1 時間ずつ 2 講義 ¾ 西病棟 7 階 セミナー室 食道疾患の診断・治療、内視鏡下縫合実習 乳腺疾患の診察法・診断・治療 甲状腺疾患の診察法・検査・治療、血管疾患の病態・診察 肝臓外科の基礎知識、臓器移植の現況 癌化学療法、放射線療法、中心静脈栄養法、経管栄養法 4)中心静脈ライン確保・シミュレーターセミナー ¾ 実習第 2 週月曜(休日の場合は次日)16:00 から中央診療棟地下・病院スキルスラボ ¾ 肝胆膵外科・胃腸外科と合同で行う 毎月第 2 火曜日 5)外科合同カンファレンス(8 外科) 6)病理検討会 月曜日 18:00~19:00 2 ヵ月に 1 回 7:30 から 臨床小講堂 医局集会室 7)教官から学生へのフィードバック(形成 的評価) ¾ 第 2 週水曜を目安に教官と面談を行う。 ¾ 経験した症例、行った診療内容(問診、診察、検査所見・画像確認、カルテ記載、手 技 、 手 術 手 伝 い 、 病 状 説 明 同 席 、 な ど )、 担 当 患 者 と の 関 係 に つ い て 述 べ 、 疑 問 点、 理解度、習熟度を文書で確認し、残り期間の修練目標を明らかにする。 8)患者さんから学生へのフィードバック ¾ 担当症例となっていただいた患者さんに、実習中の学生の態度や技能に関してのアン ケートを行い、実習最終日にフィードバックを行う。 9)症例発表会・評価 ¾ 第 3 週最終日に担当した一症例について、プレゼンテーションソフトを用いて 5 分間 の発表を行い、学生間、教官・医局員と質疑を行う(形成的評価)。 ¾ ¾ 発表のポイント z 病歴のまとめ方と身体所見の記述 z 検査・画像所見の記述 z 治療法の選択過程 z 患者への説明内容の要約 z 手術所見と手技の要点 z 術前・術後管理の要点と経過 z 学生自身の問題意識、着眼点、意見は何か z 適切な表現、伝わる発表を ファイルとアンケートを提出し、全体の達成度について評価を行う(総括的評価)。 112 Ⅲ 修練スケジュール 午前 午後 8:30- 月 手術症例検会 抄読会 病棟総回診 各班ミーティング 16:00CV 実 習 夕回診 (第 2 週) オリエンテーション(第1週) 7:30- 火 8 外科合同 カンファレンス 手術・病棟 朝回診 夕回診 (毎月第 2 火曜) 水 10:00-12:00 臨床講義 朝回診 手術・病棟 夕回診 ( 第 2,3 週 ) 木 金 手術・病棟 朝回診 手術・病棟 朝回診 夕回診 夕回診 17:30症例発 表会 (第 3 週) IV その他 1. 所属班以外の手術にも参加することができます。指導教官と相談・調整の上、積極的 に参加してください。 2. 6年次の高次修練における学外修練病院一覧です。選択の参考にしてください。 病院名 八戸市立市民病院 岩手県立中央病院 岩手県立中部病院 岩手県立胆沢病院 岩手県立磐井病院 岩手県立大船渡病院 平鹿総合病院 日本海総合病院 山形市立病院済生館 気仙沼市立病院 栗原中央病院 大崎市民病院 石巻赤十字病院 仙台市立病院 東北公済病院 JR 仙台病院 JCHO 仙台病院 刈田総合病院 水戸医療センター 住所 青森県八戸市大字田向字毘沙門平 1 岩手県盛岡市上田 1-4-1 岩手県北上市村崎野 17 地割 10 岩手県奥州市水沢区字龍ヶ馬場 61 岩手県一関市狐禅寺字大平 17 岩手県大船渡市大船渡町字山馬越 10-1 秋田県横手市前郷字八ツ口 3-1 山形県酒田市あきほ町 30 番地 山形県山形市七日町一丁目 3-26 宮城県気仙沼市田中 184 宮城県栗原市築館宮野中央三丁目 1-1 宮城県大崎市古川穂波三丁目 8-1 宮城県石巻市蛇田字西道下 71 仙台市太白区あすと長町 1-1-1 仙台市青葉区国分町二丁目 3-11 仙台市青葉区五橋 1 丁目 1-5 仙台市青葉区堤町 3-16-1 宮城県白石市福岡蔵本字下原沖 36 茨城県東茨城郡茨城町桜の郷 280 113 担当指導医 澤 直哉 望月 泉・大貫幸二 宮崎修吉 郷右近祐司 加藤博孝 中野達也 平山 克 橋爪英二 片桐 茂 横田憲一 中鉢誠司 並木健二 金田 巖・古田昭彦 佐山淳三・渡辺徹雄 実方一典・平川 久 市来正隆 天田憲利 大橋洋一 植木浜一 3. 2015 年度 移植再建内視鏡外科/乳腺内分泌外科 BSL 中間確認項目 学籍番号( ) 名前( ) 指導教官( ) ・BSL 第 2 週水曜を目安に指導教官に提出し面談をしてください。 ・BSL 前半を振り返り、後半の実習にむけてフィードバックを受けるためのもので す。評価とは関係ありません。気楽に記入を。 ・教官は面談後、秘書さんに提出してください。 ・発表症例の決定 □済 □未 ・患者さんとのコミュニケーション □良好 □普通 □不良 □その他( ・病歴の聴取、問診 □自信あり □普通 □不安 ・身体診察 □自信あり □普通 □不安 ・検査の理解(担当患者について) □良好 □普通 □不良 □その他( ・画像の理解(担当患者について) □良好 □普通 □不良 □その他( ・病態、治療方針の理解 □良好 □普通 □不良 □その他( ・カルテ記載 □毎日 □時々 □わずか □なし ・経験手技 □手術手洗い □創処置 □抜糸・抜鉤 □切開 □ステイプル □静脈採血 □動脈採血 □その他( ・総回診での患者プレゼンテーション □済 □未 ・病状説明への同席 □済 □未 ・BSL 前半で不足していると感じていること、まだ不安なこと ・後半への要望、および目標 114 ) ) ) ) □縫合 ) 2015 年度 移植再建内視鏡外科/乳腺内分泌外科 BSL 学籍番号( ) 名前( アンケート ) 指導教官( ) ・ BSL の改善すべき点を明らかにし、質を高めるためのアンケートです。 ・ 最終日に秘書さんに提出してください。指導教官には見せなくてもかまいません。 ・ 評価とは関係ありません。気楽に記入を。 ・ 患者さんとのコミュニケーション □良好 □普通 □不良 □その他( ・ 病歴の聴取、問診 □自信あり □普通 □不安 ・ 身体診察 □自信あり □普通 □不安 ・ 病態、治療方針の理解 □良好 □普通 □不良 □その他( ・ カルテ記載 □毎日 □時々 □わずか □なし ・ 経験手技(およその回数) □手術手洗い( )□創処置( )□抜糸・抜鉤( )□切開( ( ) □ステイプル( )□静脈採血( )□動脈採血( ) □その他( )( ) ・ 総回診での患者プレゼンテーション(およその回数) □あり( ) □なし ・ 病状説明への同席(およその回数) □あり( ) □なし ・ 症例発表は □有意義 □まあまあ □無いほうが良い ・ この BSL で不足と感じたこと、まだ不安なこと ・ 改善すべきこと ・ 良かったこと ・ 感想、その他自由記載 115 □その他( ) ) )□ 縫 合 ) 医学部学生 実地臨床修練に関するアンケート 治 療に専念する時期にも関わらず、医学部5年次学生の実地修練にご協力いただきまし て、深く感謝申し上げます。 さて、今回、実地修練をさせていただいた学生はいかがでしたでしょうか。 彼らの成長 のために是非率直なご意見をいただき、今後の修練の糧に、また指導医としても指導方法 の反省材料とさせていただければと思います。以下の各項目に関して、ご意見をお聞かせ いただければ幸いです。 学生氏名( ) 指導医( ) 1. 改善すべき点としてお気付きになった点は何でしょうか? 2. 良かったと思われる事は何でしょうか? 3. あいさつ、言葉使い、態度、服装等は適切と思われましたか? 適切 不適切 よく分からない 不適切の場合、その理由は何でしたか?( ) 4. 問診内容、診察や処置の手技は、適切と思われましたか? 適切 不適切 よく分からない 不適切の場合、その理由は何でしたか?( ) 5. その他お気づきになった点がございましたらご自由にお書きください。 ご協力大変ありがとうございました。よき医師を育てるため、医学教育の参考にさせていただきた いと思います。 東北大学病院 116 移植・再建・内視鏡外科 / 乳腺・内分泌外科 小 児 科 (呉 繁夫 教授) Ⅰ.内容 小児科学は、小児の出生前から思春期に及ぶ時期に関与する。この時期は個体の成長・発達という重 大な時期であり、小児科の有するもっとも著しい特色は、常に発達しつつある個体を対象とすることに ある。内容的には、小児の健全育成を扱う小児保健学と小児の疾病の診断・治療・予防に関する小児科 学からなる。 Ⅱ.教育方針・個別達成目標 一般目標 小児の特徴を踏まえた小児への接し方、健康状態の把握、疾病小児の診察法、診断及び治療の一般的 知識を身につけるために、小児の生理的・病理的特性を理解するよう努め、将来どの診療科に進むにし ても小児を診療できる臨床能力を習得する。 個別達成目標 ・患児の行動などから発達の程度を推定できる。 ・患児、家族から適切な医療情報を入手できる。 ・適切な診察、データの把握から患児の状態を評価できる。 ・小児医療特有の配慮(苦痛を伴う検査への配慮など)を理解する。 Ⅲ.第3次臨床修練担当教員 教員名 研究専門領域 呉 繁夫 先天代謝異常症、臨床遺伝学 松田 直 新生児 藤原 幾磨 小児内分泌疾患 田中 総一郎 小児神経疾患、障害児医療 坂本 修 先天代謝異常症、臨床遺伝学 笹原 洋二 小児血液疾患、悪性疾患、免疫疾患 植松 貢 小児神経疾患 熊谷 直憲 小児腎疾患 力石 健 小児血液疾患、悪性疾患 菅野 潤子 小児内分泌疾患 福與 なおみ 小児神経疾患 鈴木 陽 小児感染症、臨床ウイルス学 新妻 秀剛 小児血液疾患、悪性疾患 菊地 敦生 小児神経疾患、先天代謝異常症、臨床遺伝学 木村 正人 小児循環器疾患 秋山 志津子 新生児学 117 南條 由佳 小児血液疾患、悪性疾患、免疫疾患 渡辺 祐子 小児血液疾患、悪性疾患、免疫疾患 Ⅳ.集合時間・場所 9:00 西病棟 5 階 ゼミナール室 月曜日が祝日の場合:第 1,3,4,5 火曜日は 8:30、第 2 火曜日は 9:00 に上記に集合 *4 月 6 日(月)は 13:30 に上記集合、さらに 4 月 7 日(火)は 8:25 に上記に集合 Ⅴ.実習内容 学生が実際に患者に接触して、自ら小児の診察法、病歴のとり方、検査方法及びその検査成績の判 断、診断、治療の実際について修練するのを目的としている。したがって積極的にその機会を利用し て学習することが望ましい。 第1週は「こどもを診る」ために必要な基礎的事項を広く学ぶために、小児科・遺伝科の 2 科によ るプログラムを 1 週間履修する。具体的には遺伝科実習(月曜日午後、遺伝性疾患の診療および遺伝 カウンセリングについての理解を深める) 、小児科病棟実習、小児科開業医実習(金曜日)が実施され る。 2 週目・3 週目は学生が病室担当の教員の指導の下に、個々の症例について実際に病室で患者に接触 しつつ修練する。学生は指導医(教員)をはじめとする主治医チーム(血液・腫瘍、内分泌・腎、神 経、循環器、新生児)の最若手として位置づけられ、日々の回診・診療録の記載が基本的な実施事項 となる。希望により小児外科実習の履修(1 週間または 2 週間)も可能である。 また新患の医療面接、関連病院の実習(1 日コース(仙台医療センター、仙台赤十字病院)もしくは 1 週間コース(宮城県立こども病院、仙台市立病院) )が用意されている。 NICU 実習は配属チームに関係なく行うものとする。 Ⅵ.スケジュール 2 週目・3 週目は基本的に診療チーム単位の活動(例;回診やカンファレンスは)となる。全体のス ケジュールの概要は別表を参照。 Ⅶ.評価方法 評価は、所属病棟チームの担当医による診察態度・実習態度の評価による。 3 週間の実習で担当した症例や経験をスライドにまとめる。実習最終日に一人 5 分間のプレゼンテーシ ョンを行い、グループにて質疑を行う。 なお、学外実習の感想文の提出は必須である。 118 小児外科 1. 教育目標 一般目標(GIO):小児外科診療を通して,必要とされる基本的臨床能力の修得のための自主的学習ができるようになるとともに,取得 した臨床能力を用いた臨床上の問題解決ができるようになる. 行動目標(SBO): 1)医療面接法における小児医療の特殊性を理解し,実践できる. 2)小児の一般的身体診察が実践できる. 3)小児外科疾患に特有な身体所見が理解できる. 4)患者の臨床状況を把握でき,問題点とその解決法が説明できる. 5)代表的な小児外科疾患が理解できる. 6)SOAPに基づいたカルテの記載ができる. 7)小児外科手術手技を理解し,的確な介助ができる. 8)小児外科術後管理が理解でき一部実践できる. 2.学習方略 方略 方法 1 病棟実習 2 外来実習 3 手術室実習 4 教授総回診 5 教授口頭試問 該当SBO 対象人数 1,2,3,4,5,6,8 2~3人 場所 病棟 外来 手術室 病棟 教授室 時間 適宜 適宜 適宜 3時間 1時間 1,2,3,4,5,6 3,5,7 2,3,4,5 1〜8 2~3人 2~3人 2~3人 2~3人 目的 形成的 形成的 形成的 形成的 対象 態度、技能、問題解決 態度、技能 態度、技能 態度、技能、問題解決 態度、知識、問題解決 媒体 指導者 スタッフ全員 教授 スタッフ全員 教授 教授 3.教育評価 方略 該当SBO 1 1,2,3,4,5,6,8 2 1,2,3,4,5,6 3 3,5,7 4 2,3,4,5 5 1〜8 時期 全期間 全期間 全期間 学習中 学習中 方法 観察記録 観察記録 観察記録 口答試験、観察記録 口答試験 測定者 スタッフ全員 教授 スタッフ全員 教授 教授 4. 第三次修練概要 1) オリエンテーション 第一週 月曜日 9:00-(小児科と合同) 集合場所 小児科病棟(西5F SGT室:小児科ガイダンスに引き続きガイダンスを行います。) 2) 三次修練責任者 工藤博典 Tel. 717-7237 3) 指導者教員と専門領域 仁尾 正記 小児外科・新生児外科・小児内視鏡外科・小児肝胆道外科 和田 基 小児外科・新生児外科・小児移植外科・小児内視鏡外科 佐々木英之 小児外科・新生児外科・小児肝胆道外科・小児内視鏡外科 風間 理郎 小児外科・新生児外科・小児腫瘍学 田中 拡 小児外科・新生児外科・小児肝胆道外科 工藤博典 小児外科・新生児外科・小児消化器外科・小児移植外科 中村恵美 小児外科・新生児外科・小児消化器外科 4) 小児外科臨床修練について ①小児外科は年齢(15歳以下)により定義される広い領域を扱うという特殊性から,修練期間で経験できるのはその領域の一端のみであ る.従って配属学生は,実習のみによって小児外科の全ての知識を習得することは不可能であることを十分に理解しておくこと. ②上記理由により,配属学生には自発的学習が強く求められることを忘れないように. 5) 評価方法について 課題は課さない。出席状況、実習への取り組みをふまえて、最終日に行う教授面談にて評価する。 119
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