年初来リターンは3.06%となった - lcdcomps | Leveraged Commentary

July 2015
Vol. 18, No. 7
Published by S&P Capital IQ Leveraged Commentary & Data
www.lcdcomps.com
本リポートは2015年01月07日付英文リポート「LoanStats」を翻訳したものです。
旺盛な返済とCLO発行の急増に取り囲まれて引締まった6月のローン需給
6月には、(1) 活発な返済が発行済みローン
の在庫を減らし、(2) CLOの発行が四半期末
を前にして急増するとともに、(3) ローン
投資信託の資金フローが引き続き実質的に
中立となったことから、ローン市場の需給
条件が引き締まった。その結果、6月末のギ
リシャの債務問題の混乱が他の資産クラス
のリターンをより大幅に押し下げた中で、
ローン価格の低下はわずかに止まってい
る。S&P/LSTAインデックスは6月に0.42%低
下したが、BofA・メリルリンチ・ハイ・イ
ールド・マスター・インデックスのマイナ
ス1.53%およびS&P 500のマイナス1.94%を
アウトパフォームした。
6月にローン価格が下支えされた要因は、新
規供給に対する機関投資家の需要超過が、5
月中の47億ドルから、116億ドル対マイナス
33億ドルの149億ドルという3カ月間で最も
大きな値になったことである。
供給不足は、2015年の需給に関する最大
の話題となってきた。S&P/LSTAインデック
スのローンの残高は、6月の8,392億ドルか
ら、4カ月間で最も低水準となる8,359億ド
ルに減少した。加えて、インデックスのロ
ーンのユニバースは、2015年前半中に平均
月間8億5,300万ドル増加したのに止まって
おり、2014年の125億ドルから大幅に減速し
ている。
新規供給創出のペースがこれほど遅いの
は、一方で新規発行活動が不振であるこ
と、他方で返済のペースが依然として力強
いことを反映している。
それと同時に、需要側では、6月中のCLO発
行額は、マネージャーとアレンジャーが
流通市場の価格低下を利用して在庫を補充
し、四半期末前に新規ビークルを売り出し
たために、5月の57億ドルの2倍を上回る127
億ドルに達し、3カ月間で最も多くなった。
6月中のCLO発行の急増は、Lipper FMIに毎
週報告しているローン投資信託からのリテ
ール投資家の解約超過が12億ドルとなり、5
月の3億8,800万ドルの申込み超過の後で1月
以来最大の資金流出を生じさせた、という
事実を補うのに十分以上の規模である。
その結果、ローン価格が6月中にわずかに低
下するのに止まった一方で、3ページの統計
が示すように、クリアリング・イールドは
最近における最も低い水準近辺に踏み止ま
った。
今後は、ギリシャの債務問題の状況がロー
ンを含めてすべてのリスク資産に大きな圧
力を及ぼすと予想されるが、ローンに対す
る影響は、需給面の強気方向のトレンドに
よって引き続きある程度緩和される可能性
がある。
7月1日現在のM&A関連ローンの予定表は、
前月末に記録されたクレジット・クランチ
後最高の508億ドルから410億ドルに縮小し
た。さらに、情報筋によると、Charterと
Avagoのjumbo案件も、発行体が資本市場で
利用可能なすべての資金調達源を機動的に
活用する結果、当初示された資金提供コミ
ットメントと比較して大幅に小規模となる
可能性が高い。
同時に、この資産クラスに再投資する必要
性のある大規模な返済に引き続き直面して
いるマネージャーが多い。H.J.Heinzの約
63.8億ドルのインスティテューショナル・
ローンがその例であり、発行体は、7月2日
にクロージングが行われたKraftとの合併
の一部としてその返済を行った。この返済
は、Biometが6月下旬に行った28億ドルのタ
ームローンBの返済に続いて発生している。
当面は供給が引き続き制限される可能性が
高いので、マクロ経済の状況が悪化してCLO
発行のエンジンが停止するおよび/または
リテール投資家が解約を増加させる原因に
なるのでない限り、金利改定が再び増加す
るのではないか、と懸念するマネージャー
が多い。市場参加者は、2015年下期の見通
しについても冷やかである。下期が上期と
類似した展開になり、(1) 状況が熟すと機
動的なディール・メイキングが加速する期
間があり、(2) 既に述べた理由でLBO発行は
盛り上がらず、さらに (3) 供給とセルサイ
ドの手数料収入の重要な源泉となる大型の
M&A取引(アレンジャーは、現時点でスクリ
ーニングが行われているものもあると指摘
している。)は一握りに止まることが特徴
になるというのが、大方の予想である。
㺐㺻㺛㺡㺆㺡㺋㺎㺚㺌㺣㺷ࡢຍ㔜ᖹᆒࢫࣉࣞࢵࢻ
L+ 650
600
550
500
450
400
350
300
250
200
2Q13 3Q13
4Q13
1Q14
2Q14
3Q14
4Q14
1Q15
BB/BBL+306.3
2Q15
B+/B
L+404.5
ᖹᆒࣉࣟࣛࢱ࣭ࢫࣉࣞࢵࢻ
L+ 650
B+/B
L+390.0
550
BB/BBL+189.2
450
350
250
150
ᖹᆒࣜࢸ࣮ࣝ᪂つⓎ⾜ሗ㓘
500
bp
500
400
プロラタ
54.2 bp
300
インスティテューショナル
200
59.8 bp
100
0
᪂つⓎ⾜㢠
100
$100B
80
インスティテューショナル:
$30.6 B
プロラタ:
$16.6 B
60
40
20
0
J J A S O N D J
2013
F M A M J
J A S O N D J F M A M J
2014
2015
市場統計
$40B
第一担保権付インスティテューショナルの月別ブレーク額
インスティテューショナル部門の需要
$20B
$20B
$30B
$40B
ローン投資信託への資金流入
ローン投資信託への資金流入
CLO発行額
CLO発行額
$20B
$30B
$10B
$10B
$10B
$20B
$0B
$0B
$0B
$10B
$-10B
$-10B Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
$0B
Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
出所: S&P Capital IQ LCD, Lipper, EPFR
出所: S&P Capital IQ LCD
M&A予定表
S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数-発行済み額面金額
$900B
$900B
$60B
$600B
$600B
$40B
$60B
12%
10%
$20B
$40B
$300B
$300B
8%
$0B
$0B Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
出所:S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数
6%
$0B
$20B
4%
Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
出所: S&P Capital IQ LCD
2%
$0B
供給の減少は6月にもテーマとなった。アレンジャーが借換えおよび返済を除いて(13
カ月間で最も多い)329億ドルの新規インスティシューショナル・ローンを割り当てて
市場での取引を開始したものの、6月の数字は165億ドルまでに落ち込む。これでは、月
中の合計が226億ドルとなったインデックスのローンの返済には足りなかった。その結
果、S&P/LSTAインデックスのローンのユニバースは、CLOの組成が3カ月間で最も多い
127億ドルまで急増する中で、6月中に33億ドル縮小した。この要因は、次ページのグ
Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
0%
ラフが示すように、6月終わりの資本市場の幅広い売りの最悪の局面に対してローンを
2014
2015
2009
2010
2011
2012
2013
下支えする役割を果たした。大半の市場参加者が供給の低迷は夏場も続くと予想して
おり、こうした見方は、上のグラフのLCDの発行予定のトレンド線に反映されている。
発行体数で計算した後方12カ月デフォルト率
元本額で計算した後方12カ月デフォルト率
12%
9%
8%
10%
7%
8%
6%
5%
6%
4%
4%
3%
2%
2%
1%
0%
0%
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
出所:S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数
後方12カ月のローンのデフォルト率は、5月の金額で見た1.26%およびローン件数で見
た0.83%から、6月にはそれぞれ1.24%および0.81%に低下した。6月のデフォルト率
は、過去の平均値である金額で見た3.2%および件数で見た2.9%を大幅に下回ってい
る。今後については、6月上旬に行われたLCDの直近のバイサイド・アンケートに参加し
9%
たマネージャーは、金額で見たデフォルト率が2015年末までに1.56%および2016年6月
8%
までに2.14%まで上昇すると予想している。このアンケート結果は、マネージャーが引
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
出所:S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数
き続きデフォルトの見通しに関して楽観的であることを示唆しており、これには主に次
の4つの理由がある。(1) ウォッチ・リスト掲載銘柄が、拡大しつつあるものの依然と
して少ないこと、(2) 満期間際の銘柄が少ないこと、(3) キャッシュ・フローが引き続
き堅調に増加しており、カバレッジ・レシオを支えていること、および、(4) エネルギ
ー部門のエクスポージャーが限られていること。
7%
6%
5%
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4%
3%
July 2015 LoanStats 2
市場統計
100.00
第一順位担保権付きローンの平均クリアリング・イールド: Bのロ
ーンインスティテューショナル
S&P/LSTAインデックスの平均価格と
8%
8%
100.00
6%
6%
Bのローン
Bのローン
4%
4%
94.00
BBのローン
BBのローン
Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
2%
2%
0%
0%
94.00
Jun-14 Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
Aug-13 Oct-13 Dec-13 Feb-14 Apr-14 Jun-14 Aug-14 Oct-14 Dec-14 Feb-15 Apr-15 Jun-15
Aug-13 Oct-13 Dec-13 Feb-14 Apr-14 Jun-14 Aug-14 Oct-14 Dec-14 Feb-15 Apr-15 Jun-15
出所:S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数
出所: S&P Capital IQ LCD
価格(上方)改定のあった金額
金額(単位:10億ドル)
新規発行インスティテューショナル・ローンに占めるコベナン
ト・ライトの比率
100%
$40B
$40B
75%
$30B
$30B
50%
100%
$20B
$20B
25%
75%
$10B
$10B
$0B
$0B
0%
50%
Aug-13 Oct-13 Dec-13 Feb-14 Apr-14 Jun-14 Aug-14 Oct-14 Dec-14 Feb-15 Apr-15 Jun-15
25%
Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
Jul-14 Aug-14 Sep-14 Oct-14 Nov-14 Dec-14 Jan-15 Feb-15 Mar-15 Apr-15 May-15 Jun-15
出所: S&P Capital IQ LCD
出所: S&P Capital IQ LCD
インデックスのローンの平均価格が6月には約0.75ポイント低下した一方、新規インス
0%
ティシューショナル・ローンの平均クリアリング・イールドは、BB格付けの発行体では
Aug-13 Oct-13 Dec-13 Feb-14 Apr-14 Jun-14 Aug-14 Oct-14 Dec-14 Feb-15 Apr-15 Jun-15
3.91%およびシングルB格付けの発行体では5.36%となり、わずかに上昇した。それで
も、フレックス活動は、5月中に29件のアレンジャーが引き下げた一方で引上げは12件
であったのと対比して、6月にも24件対10件という発行体寄りの結果となった。とはい
え、金利改定は、5月に25カ月間で最も多い381億ドルに達した後、3カ月間で最も少な
い104億ドルに落ち込んだ。配当関連ローンの発行額は、5月の54億ドルから30億ドル
に減少した。債務負担基準だけで売り切ることができたローンの割合は、5月の68%の
後、6月にも引き続き59%まで低下した。
Ratings Scorecard Dec-13 Dec-146/30/15
June 2015
BB-/Ba3 B+/B1 B/B2BB-/Ba3B+/B1 B/B2BB-/Ba3B+/B1 B/B2
100.12
100.22
100.36
97.09
98.61
97.55
97.99
99.62
98.64
流通市場のスプレッド・トゥー・マチュリティー
L+343
L+337
L+417
L+401
L+437
L+473
L+377
L+399
L+472
最終利回り
3.71%
3.65%
4.45%
4.24%
4.60%
4.96%
4.05%
4.26%
4.99%
4年コール利回り
3.70%
3.65%
4.43%
4.44%
4.66%
5.07%
4.15%
4.28%
5.07%
平均ローン残高規模
$2.1B
$1.6B
$1.8B
$2.1B
$1.5B
$1.8B
$2.0B
$1.4B
$1.9B
格付けスコアカード
価格レンジ
下限
99.5
98.8
99.4
77.3
96.9
93.5
75.3
94.6
93.3
上限
100.8
101.5
101.0
100.5
99.9
99.7
101.1
100.8
100.8
L+346
L+343
L+426
L+335
L+402
L+410
L+329
L+389
L+439
L+342
L+337
L+415
L+420
L+443
L+483
L+387
L+400
L+479
ノミナル・スプレッド
平均スプレッド
ディスカウンテド・スプレッド
平均スプレッド
*流通市場スプレッドと利回りは4年間の返済を前提とする
**平均ビッド価格とノミナル・スプレッドは加重平均ではない
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July 2015 LoanStats 3
市場統計
平均新規発行スプレッド
平均クレジット統計値
銀行ローンの格付け別
メディア/小売除く
Mar-15Apr-15May-15 Jun-15
BB / BBプロラタ
インスティテューショナル
オールイン・インスティテューショナル
インスティテューショナル
オールイン・インスティテューショナル
Mar-15Apr-15May-15 Jun-15
負債比率の高いローン
N/A
L+312.5
L+391.1
L+243.8
L+328.1
L+391.2
L+208.3
L+311.0
L+370.0
L+189.2
L+306.3
L+356.4
L+385.0
L+408.2
L+500.6
L+306.3
L+399.7
L+486.9
NA
L+382.9
L+468.6
L+390.0
L+404.5
L+489.0
B+ / B
プロラタ
第一担保権付債務経由のレバレッジ
第二担保権付債務経由のレバレッジ
シニア債務経由のレバレッジ
シニア債務経由のレバレッジ
EBITDA/現金利息
EBITDA-CapEx/現金利息
第一担保権付債務経由のレバレッジ
新規発行インスティテューショナルの平均アップフロント・フィー
第二担保権付債務経由のレバレッジ
$10Mドルのレバレッジド・ローン・コミットメントの場合 (bp)
BB/BB54.2 bp
26.6 bp
33.0 bp
B+/B
73.6 bp
54.7 bp
49.6 bp
シニア債務経由のレバレッジ
12.5 bp
53.4 bp
新規発行ディールのフロー
14.81
23.63
38.44
プロラタ
インスティテューショナル
合計
シニア債務経由のレバレッジ
EBITDA/現金利息
EBITDA-CapEx/現金利息
第一担保権付債務経由のレバレッジ
17.30
28.68
45.97
14.94
27.00
41.94
16.58
30.64
47.22
第二担保権付債務経由のレバレッジ
シニア債務経由のレバレッジ
シニア債務経由のレバレッジ
EBITDA/現金利息
EBITDA-CapEx/現金利息
月間のローン件数
インスティテューショナル・ペーパーを伴うもの
55
78
すべてのローン
64
79
60
79
63
74
年初来金額(単位:10億ドル)
プロラタ
インスティテューショナル
合計
第一担保権付債務経由のレバレッジ
シニア債務経由のレバレッジ
37.7
56.2
93.9
55.0
84.9
139.8
69.9
111.9
181.8
86.5
142.5
229.0
127
173
191
252
251
331
314
405
年初来ローン件数
すべてのローン
LCDが追跡しているレバレッジド・ローン。条項修正とアドオンの既存トランシェを除く。
シニア債務経由のレバレッジ
EBITDA/現金利息
EBITDA-CapEx/現金利息
第一担保権付債務経由のレバレッジ
第二担保権付債務経由のレバレッジ
シニア債務経由のレバレッジ
シニア債務経由のレバレッジ
EBITDA/現金利息
ネガティブ・アメンドメント
EBITDA-CapEx/現金利息
28
47.9
40.0
28
25.3
62.5
22
57.3
108.3
26
26.1
NA
4.3x
5.0x
5.0x
5.0x
3.4x
3.0x
4.1x
4.7x
5.1x
5.1x
3.1x
2.2x
4.3x
5.0x
5.0x
5.0x
3.4x
3.0x
3.9x
4.3x
5.1x
5.2x
3.9x
3.3x
3.7x
4.2x
4.7x
4.8x
3.8x
3.2x
4.4x
4.8x
4.8x
5.2x
3.6x
2.7x
3.7x
4.0x
4.0x
4.7x
3.7x
3.1x
3.9x
3.9x
3.9x
4.4x
3.2x
2.4x
4.2x
5.0x
6.0x
6.0x
2.6x
2.2x
3.9x
3.9x
5.9x
5.9x
3.0x
2.7x
3.8x
4.4x
4.9x
5.1x
3.5x
2.9x
4.4x
4.8x
4.8x
5.2x
3.6x
2.7x
4.1x
4.4x
4.4x
5.5x
3.0x
2.7x
4.2x
4.2x
4.2x
5.0x
3.7x
3.0x
10.2
5.7
12.7
0.0
0.0
0.0
0.5
-1.1
市場フレックス・スプレッドとドル建て金額
フレックス・アップされたプロラタの% 16.2
スプレッド($100M以上のディール)
インスティテューショナルの変化
3.7x
4.2x
4.9x
4.9x
3.8x
2.6x
スプレッド($100M以上のディール)
市場フレックス・スプレッドと金額
Tlaの変化
3.6x
3.8x
5.0x
5.1x
3.3x
2.8x
ミドルマーケットLBO(EBITDA $50M以下およびバイアウト関連
インスティテューショナル・ペーパーを伴うもの
RCの変化
3.7x
4.2x
4.5x
4.7x
3.7x
3.1x
大型コーポレートLBO(EBITDA $50M超およびバイアウト関連)
第二担保権付債務経由のレバレッジ
金額(単位:100万ドル)
3.9x
4.3x
4.9x
5.1x
3.8x
3.2x
ミドルマーケット(EBITDA $50M以下)
月次新規発行ローン金額 (十億米ドル)
BB/B、又はそれ以上
B
格付けなし
総計
3.8x
4.3x
4.9x
5.0x
3.8x
2.6x
大型コーポレート(EBITDA $50M超)
インスティテューショナル・スプレッド プラス 3年償却の前払い報酬
件数
平均アメンドメント報酬
平均スプレッド増加
3.7x
4.0x
5.0x
5.0x
3.3x
2.8x
Mar-15
Apr-15
May-15
Jun-15
(下/上)
(下/上)
(下/上)
(下/上)
100%/0%
55%/5%
50%/0%
59%/4%
63%/5%
45%/4%
100%/0%
52%/4%
33%/25%
30%/12%
40%/0%
31%/13%
21%/7%
16%/9%
25%/13%
17%/10%
$60
$0
$1980
$0
$0
$3564
$35
$350
$1893
$50
$50
$465
フレックス・ダウンされたプロラタの%
0.0
フレックス・アップされたインスティテューショナルの%
-0.8
0.7
フレックス・ダウンされたインスティテューショナルの%t
BWIC
15.4
10.9
6.2
11.6
0.7
1.0
1.0
0.6
出所:S&P Capital IQ レバレッジド・ローン市場情報サービス(LCD)
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July 2015 LoanStats 4
用語集
AUM-運用資産額
投資マネージャーが投資家に代わって運用しているすべての資産の時価。
Go-Anywhereファンド
グローバル・アロケーション・ファンドは、許容される投資の種類に関して
非常にフレキシブルなので、「go-anywhere」ファンドとも呼ばれる。これ
らのファンドは、運用チームの判断に基づいてあらゆる地域と資産クラスに
わたる投資を行うことを許されている。 “
IRR-内部収益率 投資の費用の正味現在価値(マイナスのキャッシュフロー)と商品がもたら
す利益(プラスのキャッシュフロー)の正味現在価値が一致することとなる
水準を示す収益率。
アメンド・トゥー・エクステンド この技法は、発行体が、全面的借り換えではなく条項の修正を通じてローン
の満期の一部を延期することを可能にする。この種の案件には2つのフェー
ズがある。第一は、既存のローンの一部または全部をより長期のペーパーに
発行体が乗り換えることを銀行グループの50.1%以上が承認する、契約条項
の修正である。新たなペーパーは既存のペーパーとpari passuであるが、期
間がより長いため、より高い利率となり、より有利な条項が付けられること
もある。第二フェーズは、貸し手が既存ローンを新規ローンと交換すること
が可能な転換手続きである。
インスティテューショナル・ファシリティー 主に機関投資家向けに販売されるトランシェである。伝統的に途中償還がほ
とんどないか(年当たり1%)かまったくないブレット型の償還で、償還期
限は8~9年であり、+250~325のスプレッドが付く。価格グリッドが適用さ
れることがしばしばあり、コール・プレミアム/繰り上げ償還手数料が課さ
れる場合もある。
ウォッチ・リスト S&Pのクレジット・ウォッチ・リストに指定された発行体。
エグジット・ファイナンス 米国で、破産から発行体を回復させるための資金を提供するローンのこと。
典型的には、この種のローンの交渉が予め行われ、会社の再生計画の一部と
なる。
FLD対EBITDA 第一順位抵当権付き債務対EBITDA
SLD対EBITDA 第二順位抵当権付き債務対EBITDA
S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数(LLI) 市場ウエイト、スプレッドおよび金利支払いに基づいて米国のローン市場に
追従する時価加重インデックス。LLIは、S&Pと、米国のローン市場の業界団
体であるローン・シンジケーションズ・アンド・トレーディング・アソシエ
ーション(LSTA)との提携によって運営されている。
S&Pヨーロッパ・レバレッジド・ローン指数(ELLI) 市場ウエイト、スプレッドおよび金利支払いに基づいてヨーロッパのローン
市場に追従する時価加重インデックス。
LBO(ヨーロッパ型) 発行体がプライベート・エクイティー企業(スポンサー)に所有されてい
る案件。スポンサーによる会社のバイアウト、追加取得、スポンサーへの配
当、借り換えなどが含まれる。
LBO(米国型)
スポンサーによる会社のバイアウトのみを対象にする。リキャピタリゼーシ
ョン、借り換え、および追加取得は除かれる。
LCDフロー・ネーム・コンポジット ディーラーおよび市場の投資家とのLCDの議論に従い、流通市場で幅広く取
引されているトランシェで構成したローン市場のサンプル。ヨーロッパ市場
だけでなく、米国市場についても編集されている。
Loan 100 Index
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 Indexは、レバレッジド・ローン市場
のもっとも大型のファシリティのパフォーマンスを反映するように設計され
ている。
オリジナル・イシュー・ディスカウント(OID)
額面に対するディスカウントで募集することによって、発行市場の貸し手、
通常は機関投資家に報酬を提供する1つの方法。対象ディールに対する需要
に従って様々である。
事業開発会社(BDC)
中小規模の会社への投資を唯一の事業目的とする米国の公開会社。 “
買戻し
発行体またはそのプライベート・エクイティー・スポンサー/所有者が、負
債総額を削減するために、流通市場においてそのシニア債務を額面未満で買
い戻す場合。
加重平均インスティテューショナル・スプレッド 各トランシェの規模によって加重されたTLbおよびTLcトランシェの平均スプ
レッド。
加重平均ビッド 残存金額で加重された、投資家がローンを購入する意思のある価格。定義
上、より大きなディールがより強い影響を平均値に及ぼすことになる。
合併および買収(M&A) ハイイールド債市場は、合併および買収すなわちM&A活動を機動力にしてい
る。この市場では、他の会社を買収しまたは他の会社と合併するための資金
を会社が調達しようとする。
拠出資本比率 スポンサーがLBOの資金調達のためにどの程度の金額を投資したかを示す。
スポンサーの資本額を案件総額で除して計算する。
繰り上げ弁済ペナルティー 期限前に債務を弁済する場合に発行体が支払う料金。
コベナント・ライト
通常のローン契約で不可欠な部分とされる伝統的財務維持条項でなく、債券
のような追加負担制限条項が付けられたローン。
財務制限条項の修正/放棄/免除 発行体は、財務制限条項に違反した場合に、該当する要件を免除し、当該財
務制限条項の遵守をその間放棄するよう、貸し手にアピールすることができ
る。それに加えてあるいは代えて、財務制限の水準を従来ほど厳格ではない
ものにする修正を求めることもできる。
CCC格下げ率 ある12カ月間中に自社のコーポレート信用格付けがCCCに引き下げられた発
行体の数を、当該期間初現在のコーポレート信用格付けの件数で除した値。
シャドー・デフォルト率 ある12カ月間中に (1) デフォルト利息を支払っていた、(2) 差し控え合意
(所定の長さの期間にわたり支払い要求を減額しまたは停止することを認め
る、債権者の合意)の下にあった、または (3) リストラクチャリング・ア
ドバイザー(発行体の財務諸表の整理に関する専門家)が代理人となってい
た発行体に対するローンの件数を、当該期間初現在のローンの件数で除した
値。
新規発行額
一定の期間中にローン発行市場で発行されたペーパーの額面金額。
スプレッド/コール利回り(STC/YTC) スプレッド/コール利回りは、ブレーク価格による調整を加えた後の、ファ
シリティーの所定のコールまでの期間、通常は3~4年にわたる発行市場スプ
レッド。流通市場スプレッド/最終利回りは、各時点の流通市場価格で調整
した後の、所定のコールまでの期間にわたる各時点のスプレッド。
スプレッド/最終利回り(STM/YTM) スプレッド/最終利回りは、ブレーク価格による調整を加えた後の、ファシ
リティーの所定の満期までの発行市場スプレッド。流通市場スプレッド/最
終利回りは、各時点の流通市場価格で調整した後の、ローンの残存期間にわ
たる各時点のスプレッド。
設備投資 (CapEx)
工場、不動産または設備などの物理的資産への投資。
オファー・ウォンテド・イン・コンペティション(OWIC) BWICの逆。ディーラーは、ビッドを求めるのではなく、ペーパーのポートフ
ォリオの購入依頼を受け、潜在的な買い手から最良のオファー価格を募る。
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July 2015 LoanStats 5
用語集
占有継続債務者(DIP) DIPローンは、米国の破産企業に供与されるものである。これらのローン
は、破産分配の仕組み上超優先債権であり、申立て前のすべての債券の前に
位置付けられる。DIPは、債務者のコラテラルに対する先取り特権を種担保
とすること、または申立て前のあらゆる先取り特権に優先するコラテラル先
取特権を取得することによって、追加的に担保されることが多い。
第一担保付権債務 (FLD) 担保に対する第一優先権を有するシニア債務。
第二担保権付 (SLD) 担保に対する第二順位の持分をもつローン。シニア・ローン
(TLa、TLb、TLcなど)に対しては劣後するが、メザニン、ハイイール
ド、PIK債券および株式に対してはシニアである。変動利付証券のようなシ
ニア・ローンであり、シニア・ローンよりも概ね200から300bps 高い価格
付けが行われる。第二担保権の多数では、当初の2年間について繰り上げ弁
済ペナルティーが定められているので、第二担保権付の繰り上げ弁済を行う
ことはシニア債務よりも高価に付く。償還期限は通常、TLcより半年から1年
長い。
ターム・ローン(TLa、TLb、TLc) このファシリティーは、自動車購入の際に利用するローンのような、要する
に分割弁済ローンである。借手は、短期のコミットメント期間中ローンを受
けることができ、予定された一連の返済または満期時点での一括支払い(ブ
レット型支払い)に従ってそれを返済する。ターム・ローンA(TLa)はプロ
ラタ・ファシリティで、銀行投資家の要求事項を満たすようにストラクチャ
ーが行われる。インスティテューショナル・ターム・ローンはターム・ロー
ンB、Cおよびそれ以上(TLb、TLcなど)で、機関投資家のニーズに適するよ
うにストラクチャーが行われる。
チャプター7
企業とその資産を清算する手続きに適用される米国の破産法。
チャプター11
企業とその資産を再生させる手続きに適用される米国の破産法。
治癒期間
デフォルトの治癒のために借り手に与えられる期間。
デフォルト
率ローンの件数または元本額のいずれかにもとづいて計算される。算式は
同様である。ローン件数によるデフォルト率は、ある12カ月間にデフォルト
を起こしたローンの数を、当該期間初に存在したローンの件数で割って求め
る。元本額によるデフォルト率は、ある12カ月間中にデフォルトを起こした
ローンの金額を、当該期間初に存在したローン総額で割って求める。スタン
ダード&プアーズは、デフォルト率の計算に関するデフォルトを、次のいず
れかに該当するローンと定義している。スタンダード&プアーズが「D」の格
付けを付与したもの。破産を申し立てた発行体に対して融資されたもの,利
息または元本の支払いデフォルト中のもの
貸し手に重要な損失をもたらす方法で整理されたもの
デフォルトローン
のデフォルトには、テクニカルデフォルトとそれよりはるかに深刻な支払
いデフォルトという、2つの基本的類型がある。テクニカル・デフォルトと
は、発行体がローン契約のある規定に違反した場合である。例えば、ある発
行体が財務制限条項テストを満たさない場合や、貸し手に財務情報を提供し
ない場合、あるいは支払いが関係しないその他の違反である。支払いデフォ
ルトとは、名前が示すように、会社が利息と元本のいずれかの支払いを行わ
ない場合である。多くの場合、発行体がデフォルトを治癒するための、例え
ば30日などの期間が予め定められる(「治癒」または「猶予」期間)。貸し
手はその後に、ローンの期限の利益喪失または買い取り請求までのかつこれ
を含む、適切な措置を講じることができる。
トータル・レート・オブ・リターン・スワップ(TRS) TRSプログラムの下では、参加者は、ローンによって創出される差金のイン
カム流列をカウンターパーティーから購入する。この場合に参加者は、ロー
ンから金融費用とその担保アカウントの基準レートを差し引いたスプレッド
を受け取る。参照ローンのデフォルトが起こった場合、参加者は、額面でそ
れを買い取るか、オークション価格による時価に基づいた損失額を現金決済
する義務を負う。
乗換え資本比率
旧所有者の下で会社に拠出されていた資金のうち、新たな所有者の下にある
「新」会社に再投資された資金。
パブリック・トゥー・プライベート(P2P) プライベート・エクイティー企業が上場公開会社のバイアウトを行った結
果、取引所から上場廃止になること。
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パー 裏付け商品の額面または想定元本額をいい、通常はパーセント率で表示され
る。
ビッズ・ウォンテド・イン・コンペティション(BWIC) ローンまたは債券のポートフォリオの流通市場入札。典型的には、あるアカ
ウントがディーラーを通じてファシリティのポートフォリオを売りに出す。
次にディーラーは、個々の銘柄またはポートフォリオ全体への入札を潜在的
購入者に求めるBWICを告示する。ディーラーはその後、入札を照合し、それ
ぞれのファシリティーの最高価格入札者を落札者に決定する。
負債比率の高いローン 1996年より前については、L+250以上のマージンのあるローン、1996年から
現在までについては、L+225以上のものを指す。
フレックス マージンフレックス文言は、現在の流動性水準に合わせて価格を調整するた
めに、アレンジャーがシンジケーション中にスプレッドを変更することを認
めるものである。より多数の投資家をクレジットの購入に引き付けようとす
る場合には、スプレッドが引き上げられ、これを「フレックス・アップ」と
いう。流動性が十分にあり需要が供給を上回る場合には、スプレッドが縮小
され、これを「リバース・フレックス」という。ストラクチャーにおけるフ
レックスは、現在の流動性の水準を反映してアレンジャーがシンジケーショ
ン中にトランシェの規模を調整する際に行われる。このため、流動性が高水
準にある時期には、アレンジャーが、メザニンなどのより高価なトランシェ
から、第二担保権または第一担保権付きなどの、より安価なトランシェへ債
務を移すことがある。
ブレーク・プライス
ローンまたは債券がプライマリー市場でローンチ後、初めて流通市場で取引
された価格。ブレーク・プライスと呼ばれるのは、当該ファシリティーが流
通市場で初めて取引「ブレーク」された位置を示すからである。
プラットフォーム買収
プライベート・エクイティのグループが、同一の独特の事業分野における
その後の買収を行うために、その事業分野に属する会社を買収する行動を指
す。最初の買収がプラットフォームになり、追加的な購入がその後続けて行
われる。
プロラタ 銀行に販売されるファシリティー(リボルビング・クレジット、TLa、買収
ファシリティー、設備投資ファシリティー)。これらのトランシェは通常
段階的に償還され(リボルバーは除く)、償還期限は6~8年である。通常は
+200以上のスプレッドが付き、価格グリッドにもとづいて2~4回のステッ
プダウンが定められる場合もある。
プロラタ・スプレッド リボルビング・クレジットとTLaのトランシェの平均スプレッド(通常は同
一)。
プライシング・グリッド(別名マージン・ラチェット) ファシリティーに対してより低い金利を発行体が支払うことが認められる、
財務指標のセット。例えば、発行体の負債EBITDAレシオが3倍未満であれ
ば、プライシングがLIBOR+275となるが、このレシオが2.5倍に低下すると
プライシングがLIBOR+250になる、など。
プライミング・リーエン
DIPの貸し手は、破産手続き中、プライミング・リーエンすなわち既存のあ
らゆる担保権者と同等またはより高順位となる担保権の形式の、この追加的
担保を請求することがある。
平均新規発行決済水準 直近のLIBORまたはもしあればLIBORフロアを含む、フレックス後の最終総合
スプレッドの単純平均。
平均ブレーク価格
ローンまたは債券が、クロージングと割当ての後最初に流通市場で取引され
た価格の平均。ブレーク価格と呼ばれるのは、当該ファシリティーが流通市
場に「侵入」した位置を示すからである。
平均プロラタ・スプレッド
リボルバーとタームローンAトランシェの平均スプレッド。
平均リテール新規発行報酬 アレンジャーからシンジケートに参加する貸し手に支払われる平均報酬をい
い、より多額のコミットメントにより大きな報酬が生じるように階層化され
ている。プロラタ・トランシェの報酬は通常、インスティテューショナル・
トランシェに支払われるものとは異なる。
July 2015 LoanStats 6
用語集
弁済額 S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数に含まれるローンのうち、ある具体的
な期間中に弁済された額面の総額。
ペイメント イン・カインド(PIK) 既存の債務に対して発生する追加的債務の形式で利払いが行われるタイプの
債務。
ポルトガル、アイルランド、ギリシャ、スペイン(PIIGS) ユーロゾーンの南ヨーロッパ諸国とアイルランド。
フォー B ローン スタンダード&プアーズのBB+からBB-またはムーディーズのBa1からBa3ま
での格付けを付与されているローン。
フリー・アンド・クリア・トランシェ コベナント・ライト・ローンの1つであり、債務負担制限基準が適用されな
い追加的なローンを発行体が市場で調達することを許容する。
前払い報酬 アレンジャーからシンジケートに参加する貸し手に支払われる報酬をいい、
より多額のコミットメントにより大きな報酬が生じるように階層化されてい
る。新規発行報酬ともいう。
メザニン 二番目の位置付けの担保が付いた、または、資本構成に第二担保権も含まれ
る場合には三番目の位置付けの担保が付いた、劣後証券。
LIBORフロア あるローンの基準レートに係わる利子率のフロア。
利払、税および償却前利益(EBITDA) キャッシュフローの代理変数として用いられることが多い。
リーグ・テーブル
リーグ・テーブルは、たとえばリード・アレンジャーまたはスポンサーなど
の、ローン市場における特定の計数の順位を示す表である。
ローン・クレジット・デフォルト・スワップ(LCDS)
担保付ローンを参照証券とする標準的なデリバティブ。
ロンドン銀行間出し手レート(LIBOR) 銀行ローンに支払われる利息を計算するための標準的な基準レート。銀行が
他の銀行から借入可能な利率。
ローン・シンジケーションズ・アンド・トレーディング・アソシエーション
(LSTA)
レバレッジド・ローン市場を代表する米国の業界団体。
ハイイールド・テイクアウト
ローン借換え(返済)のために発行されたハイイールド債。
ハードル・レート
要求される最低限のリターンレート。
クリアリング・イールド
金融商品が市場で最初に売り切れたイールド。
“ジャンボローン
10億ドルを上回る案件。”
“ソフト・コール
発行体が繰上償還のために支払うプレミアム。”
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July 2015 LoanStats 7