整形外科(PDF:175KB)

整形外科後期研修
■研修目標および特徴
整形外科とは、骨・軟骨・筋・腱・靱帯・神経などから構成される運動器官の疾患・外
傷を対象とし、その病態解明と治療を行う専門分野です。健康増進習慣の広まりや高齢化
などの日本の構造的な変化に伴い、骨・関節・脊椎における外傷やスポーツ疾患、変性疾
患は増加傾向にあります。初期臨床研修を修了した修練医を対象として、卒後3年目から 5
年までの期間をこれらの筋腱・骨格系整形外科疾患に適切に対応できる基本的な知識と診
断・治療技術を習得し、日本整形外科学会専門医を取得することを目標とします。
大阪労災病院整形外科のプログラムの特徴は、股関節・膝関節を中心にした関節外科、
脊椎・脊髄疾患を対象にした脊椎外科、スポーツ傷害を対象としたスポーツ整形外科、関
節リウマチ、手の外科の各診療グループが複数の専門医をもち、この専門医・指導医のも
とに多数の手術症例を実際に経験するとともに体系だった臨床研修が行えます。また、積
極的な学会発表・論文発表の機会が得られることも特徴のひとつです。
■指導スタッフ(卒業年度、専門分野、専門医)
岩﨑
幹季(S60 卒、整形外科部長、整形外科学会専門医)
奥田
真也(H
恵木
丈 (H 5卒、手外科部長、整形外科学会専門医)
田中
美成(H7卒、スポーツ整形部長、日体協スポーツ認定医・整形外科学会専門医)
中川
滋 (H 8卒、関節外科部長、整形外科学会専門医)
南平
昭豪(H
山村
在慶(H10 卒、股関節外科部長・整形外科学会専門医)
北
5卒、脊椎外科部長、整形外科学会専門医)
8卒、リウマチ部長、日本リウマチ学会・整形外科学会専門医)
圭介(H12 卒、スポーツ整形副部長、整形外科学会専門医)
天野
大(H13 卒、スポーツ整形、整形外科学会専門医)
山下
智也(H13 卒、脊椎外科、整形外科学会専門医)
前野
考史(H13 卒、脊椎外科、整形外科学会専門医)
塩見俊行(H14 卒、関節外科、整形外科学会専門医)
高橋信太郎(H15 卒、関節外科、整形外科学会専門医)
永山芳大(H15 卒、リウマチ外科、整形外科学会専門医)
松本
富哉(H15 卒、脊椎外科、整形外科学会専門医)
杉浦
剛(H16 卒、脊椎外科、整形外科学会専門医)
鈴鹿智章(H19 卒、関節外科、整形外科学会専門医)
湊
健太(H22 卒、手外科)
■診療実績(年間)
、診療設備
整形外科病床数は136床、整形外科医師数は21名、年間手術件数は約 1600 件で、
人工関節手術件数、脊椎外科手術件数、スポーツ整形外科件数はいずれも全国レベルでみ
ても多い。また、手の外科では指・手・肘関節の疾患・外傷に対する関節鏡下手術を積極
的に手掛け、リウマチでは生物学的製剤によるリウマチの早期治療を積極的に行っている。
診療設備はMRI,CT、アイソトープ検査、クリーンルーム、DXA 等
■週間スケジュール
抄読会
月曜日午前8時~
部長回診
火曜日 8:00~、水曜日 7:50~
症例検討会 水曜日午後5時~
最近の論文やトピックス、症例検討会、学会報告
整形外科3病棟の回診
手術症例の検討、問題症例の検討
専門外来
関節外科、スポーツ整形外科、脊椎外科、関節リウマチ、手の外科
手術予定
毎日終日2~3列手術
■専門医、認定医、教育病院など学会の指定状況
日本整形外科学会認定施設、日本リウマチ学会、日本手外科学会基幹研修施設、日本リハ
ビリテーション医学会認定施設など
■ 学会活動
国内、国外の学会、学会誌での発表を積極的に指導しています。平成 26 年においては論
文数 23 編(英文 8 編)
、講演 17、学会報告 60 編(うち英文 5 編)
、書籍・分担執筆 6 編。
うち専攻医(後期研修医担当)の学会発表が6編。
■研修終了後のコース
研修終了後は大阪大学整形外科および大阪市立大学整形外科との連携で1)大学院研究
コース(医学博士号取得)
、2)サブスペシャリティー専門研修(関節外科、脊椎外科、ス
ポーツ整形外科、手外科、リウマチ外科などの専門性の高い領域での研修)、3)地域医療
コース(関連病院における一般整形外科診療の継続)など希望に応じて選択し、研修を進
めることになります。