連携室レター第２８号平成２２年１１月多摩南部地域病院地域医療連携室連絡先 042-338-5111（代）整形外科紹介整形外科医長山中誠現在のスタッフは武光真志、松本幹生、白濱彰彦、平田一博と私の 5 名となっています。われわれは、頚椎からつま先まで診られる generalist となるべく努力していますので整形の疾患かなと思われた時には気軽にご紹介ください。手術件数は、連携医の先生方のおかげを持ちまして、ここ 5 年で 450 前後から 550 前後に年々増加傾向です。手術の内訳は外傷などの準緊急手術と待機手術が半々です。外傷、慢性疾患ともに外来担当者が執刀医となるようにし、助手に山中が付いています。外傷、特に骨折は「元通りに治す」を目標に解剖学的整復を最重要と考え治療しています。昨年最も多かった骨折は大腿骨近位部骨折でした。本骨折も解剖学的整復が重要で頚部前内側、関節包付着部の整復がとれない時に短縮・回旋変形が起こるので、同部の整復に注意を払いできるだけ愛護的に手術を行っています。しかし、この骨折は寝たきりの原因の大部分を占めており、さらに良い治療法の確立が期待されています。われわれは、大腿骨頚部骨折地域連携パスを作成・運用していますが、今後は、従来法に栄養サポートを組み合わせていく予定です。その際に、近隣の先生方にご迷惑がかかる部分がありますが何卒ご了承の程よろしくお願いいたします。また、毎月第２水曜日に頚部骨折外来を開設していますので患者さんをご紹介いただければ幸いです。また、手関節骨折に対し整復位保持が困難な場合、積極的に手術を行い疼痛なく日常生活に支障のない状態に多くの症例が回復しています。この度、武光が新潟手の外科研究所での１か月の研修を受けました。さらに手の外科領域のパワーアップが図れるのではと期待しています。その他、ACL 再建は順天堂江東高齢者医療センター、黒澤尚先生。人工膝関節は、川口工業総合病院、星野明穂先生。臼蓋回転骨切り術は、順天堂練馬病院、野沢雅彦教授。人工股関節は、日産玉川病院、松原正明先生。脊椎外科は、東部地域病院、新井康久先生。など多くの手術見学を行っています。今後も第一線で活躍されている先生の手術見学を随時行い常に up to date な治療を心がけるようにしていきます。今後とも地域の先生方のお役にたてるよう頑張っていきますのでご紹介よろしくお願いいたします。手術件数大腿骨近位部骨折手関節骨折 TKA THA ACL 平均在院日数 ◆ ◆ 16 年度 468 54 7 19 15 6 19.0 17 年度 439 62 7 22 24 8 20.4 18 年度 453 60 13 33 15 13 17.0 19 年度 523 86 12 38 14 14 15.4 20 年度 559 71 22 35 18 17 16.0 21 年度 552 94 34 29 26 20 16.0 ■ 研修会等のお知らせ ■ １１月１８日（木）医療連携研修会（歯科口腔外科）１９時３０分より当院２階第２会議室１２月６日（月）循環器勉強会１９時３０分より当院２階第２会議室新任医師のご紹介～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊麻酔科医長福島祐二（ふくしまゆうじ）内科医員西澤一晃（にしざわかずあき）循環器内科医員吉崎彰（よしざきあきら）よろしくおねがいします！人事異動について１０月１日付新任地域医療連携室名嘉浩子（なかひろこ）不慣れのため、御迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、よろしくお願い致します。（名嘉）