概要と土壌診断・水質検査の流れ

農村環境分析センター
平成27年4月作成
概 要
地球温暖化や食料需給の逼迫など、環境問題への関心の高まりとともに、その対策が強く求められ
ています。土地改良区は、農村地域の環境保全、また、安全安心な食料供給の基礎である「農地」と
「水」、
「土地改良施設」を適正に保全する務めがあり、その役割は益々重要になっています。
福井県土地改良事業団体連合会としても、平成17年4月から「農村環境研究所」を設立していま
したが、農村地域の保全に対する重要性から、分析機能を強化した新たな研究機関「農村環境分析セ
ンター」を平成22年11月に設立いたしました。本会は、本施設の高度な分析機能による解析や診
断を活用し、農村環境の保全や安全安心な農業の確立に役立ちたいと考えています。
農村環境分析センター
計量証明事業
福井県知事登録
濃度第10号(平成17年11月24日登録)
水質の分析
土壌の分析
汚染に関する土壌分析(環境基本法)
河川、湖沼、及び海域の水質分析(環境基本法)
①人の健康の保護に関する環境基準・・・・・・・・全27項目
①人の健康の保護に関する環境基準・・・全27項目
②生活環境の保全に関する環境基準・・・・・・・・全10項目
営農に必要な土壌分析
③要監視項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全26項目
①土壌の化学性項目(窒素、
りん酸、加里等)
地下水の水質分析(環境基本法)
②土壌の物理性項目
(土壌の三相分布、仮比重、粒径組成等)
①地下水の水質汚濁に係る環境基準・
・・・・・・・全28項目
②要監視項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全24項目
工場排水等の水質分析(水質汚濁防止法)
①有害物質として定められた排水基準・・・・・・・全27項目
②生活環境項目として定められた排水基準・・・全14項目
③有害物質(重金属等)
バイオマス事業に係る分析
肥料・堆肥の分析
①堆肥・肥料成分(窒素、
りん酸、加里等)
農業用水の水質分析(農林水産省)
①農業(水稲)用水基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全 9項目
②有害物質(重金属等)
③堆肥の微生物相
その他の水質分析
①農業集落排水施設(浄化槽法)等の維持管理に係る水質分析
DNA の分析
【お問い合わせ先】
福井県土地改良事業団体連合会
(水土里ネットふくい)
農村環境分析センター
担当:中野・高山
〒910-0014 福井県福井市幾久町8-17
TEL:0776-23-7776/ FAX:0776-24-1400
e-mail:[email protected]
URL:http//www.midorinet-fukui.jp/
福井県土地改良事業団体連合会
土壌診断・水質検査の流れ
平成27年4月1日
土壌診断の流れ
ご依頼主
水土里ネットふくい
土壌の採取方法(請書に同封)に従って、
ご依頼主様に採
取・持込していただきます。
お電話又は来会
土壌分析依頼書
様式の郵送・お渡し
請書の発行
土壌の採取方法(請書に同封)に従って、
ご依頼主様に採
取・持込していただきます。
● 採取の場所
基本の採取箇所数
は5箇所(①∼⑤)で
す。
道 路
依頼書の受付
土壌の採取方法
②
⑤
ⅱすぐにチャック付きのビニール袋に入れる
ⅲ土壌は約100cc(一握り)程度採取
土を入れるチャック付袋
分析・診断
採取風景
診断結果の検討
③
ⅰ上記場所の表層土壌を採取
土壌の採取
土壌の持込時に採取土
の状況調査票にご記入
いただきます。
④
(①=田んぼの中心)
● 採取の方法
土壌の持込
(水土里ネットふくいへ)
①
↑ 排水路
土壌分析依頼書
の提出
請書の受理
(依頼の確定)
土壌の採取について
土壌診断成績表
の発行・結果報告
次回診断のご提案
水質検査の流れ
ご依頼主
水土里ネットふくい
お電話又は来会
水質検査依頼書
様式の郵送・お渡し
水質検査依頼書
の提出
依頼書の受付
請書の受理
(依頼の確定)
請書の発行
分析・診断
検査結果の検討
計量証明書・報告書
の発行・結果報告
次回診断のご提案
水の採取について
水の採取に際しては、JIS K 0094「工業用水・工場排水の試
料採取方法」に従って実施します。
● 採取の場所
一般的には、表層の水を
採取しますが、目的に応じ
て各深度の水を採取しま
す。
● 採取の方法
ⅰ採取前に試料容器を採取場
所の水で3,4回洗う
ⅱ表層の水を採取する場合に
はひしゃく又はバケツを用い
て採取
ハイロート採水器
水の採取
水の採取
水の採取については、試料容器等の制限や、現地において
採取後直ちに薬品処理を行う必要があるため、当会にて行
います。
ⅲ各深度の水を採取する場合
にはハイロート採水器を用い
て採取
福井県土地改良事業団体連合会