農家の皆様へ重要なお知らせ 経営所得安定対策について 平成27年4月 上山市農業再生協議会 経営所得安定対策では、食料自給率・自給力の向上を図るため、戦略作物の本作化を進め、水田フル活用を図る水田活用の直接支払交 付金を実施しています。 米・大豆等について、需要に応じた生産の促進と水田農業全体としての所得向上等により、農業経営の安定を図るため対策に加入しま しょう。 1 米の直接支払交付金 米の生産数量目標に従って販売目的で生産を行う販売農家・集落営農組織に対して、平成29年までの時限措置として交付金を直接交 付します。 ◆ 交付対象者:米の生産数量目標に従って生産を行った販売農家・集落営農組織 ◆ 交付対象面積:主食用米作付面積から、自家消費米相当分として一律 10a控除した面積(種子、醸造用玄米は 10a控除の対象外) ◆ 交付単価:7,500 円/10a ~「不作付地(自己保全田・調整水田)の改善計画」の扱いについて~ 不作付地がある方が米の直接支払交付金を受けるためには、改善計画について市の認定を受ける必要があります。改善計画を作成し た水田について、3年以内に不作付状態が改善されない場合は、交付対象水田から除外(経営所得安定対策の交付金を受けられない水 田)されます。 (平成 24年度に改善計画の認定を受けた水田は、平成 27年度中に改善されない場合、交付対象水田から除外されます。) 2 水田活用の直接支払交付金 水田で麦、大豆、飼料用米等の作物を生産する農業者に対して、水田のフル活用を推進し、食料自給率・自給力の向上を図ることを目 的に交付金を直接交付します。 ◆ 交付対象者:販売目的で対象作物を生産する販売農家及び集落営農組織 ◆ 交付単価 (1)戦略作物助成 対象作物 交付単価 麦、大豆、飼料作物 35,000 円/10a WCS 用稲 80,000 円/10a 加工用米 20,000 円/10a 飼料用米、米粉用米 収量に応じ 55,000 円~105,000 円/10a ※ 大豆については、実需者等との販売契約(播種前)または、農協等との出荷契約が必要です。 ※ 飼料作物については、実需者等と利用供給協定を締結または、自家利用計画を策定することが必要です。 ※ 加工用米、米粉用米、飼料用米については、取組計画の認定を受けることが必要です。 (2)二毛作助成 水田における主食用米と戦略作物、または戦略作物同士の組合わせによる二毛作に対して助成します。 15,000 円/10a (3)耕畜連携助成 耕畜連携の取組(飼料用米のわら利用、水田放牧、資源循環)を行う農業者(畜産農家は対象外) 13,000 円/10a に対して助成します。 (4)産地交付金(予定) 水田における取組方針、産地交付金の活用方針及び活用方法について定めた、水田フル活用ビジョンに基づく取組等に対し支 援します。現在、国と協議中のため協議の結果により変更になる場合があります。また配分総額を上回った取組となった場合は、 単価調整いたします。 ア 従来枠 (ア)園芸作物を中心とした地域振興作物の振興と自給率向上を図るため販売目的で作付する次の作物について助成する。 区分 市指定地域振興作物 その他作物 作物名 アスパラガス、食用菊、うるい、トマト、きゅうり、じゃがいも、たま ねぎ、にんじん、食用ほおずき、枝豆、おうとう、すもも、ぶどう、柿、 西洋梨、桃、りんどう、啓翁桜 その他野菜、その他果樹、花卉 景観形成作物 交付単価 20,000 円/10a 10,000 円/10a 5,000 円/10a ※ 果樹については、植栽後3年間を交付対象期間とします。 ※ 景観形成作物及び株養成期間が必要な作物については、作業日誌の提出が必要です。 (イ)販売目的で作付する次の作物における次の取組について助成する。 区分 作物名 加工用米等栽培支援 加工用米 そば栽培等支援 そば 取組内容 地力向上、高単収、防除・乾燥コスト、団地化、担い手に よる作付等 排水対策、地力向上地策、団地化、担い手による作付等 交付単価 1,300 円/10a 1,100 円/10a イ 産地戦略枠 (ア)従来枠に加え以下の作物について上乗せし助成する。 区分 作物名 地域振興作物加算 交付単価 アスパラガス、食用菊、うるい、トマト、りんどう、啓翁桜 30,000 円/10a (イ)従来枠に加え次の取組について上乗せし助成する。 区分 作物名 取組内容 地力向上、高単収、防除・乾燥コスト、団地化、直播、 飼料用米多収栽培支援 飼料用米 疎植栽培、担い手による作付等 ウ 水田における次の取り組みについて助成する。【追加配分枠】 区分 作物名 交付単価 3,300 円/10a 助成内容 交付単価 多収性専用品種助成 飼料用米 多収性専用品種への取組 12,000 円/10a 加工用米(複数年契約)助成 加工用米 複数年契約(3年間)の取組 12,000 円/10a そば、なたねの作付助成 そば、なたね 作付の取組 (基幹作)20,000 円/10a (二毛作)15,000 円/10a ※ そばについては、実需者との販売契約(播種前)または、農協等と実需者との間で締結された販売契約に基づく農協等との 出荷契約(播種前)が必要です。 3 畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策) 対象作物の標準的な生産費と標準的な販売価格の差額分に相当する交付金を直接交付します。支払いは数量払を基本とします。組織等 で営農を継続するために必要最低限の額を面積払で交付することも可能ですが、数量払の際には、面積払の額を控除して支払われます。 ◆ 交付対象者:販売先と播種前契約等を締結し対象作物ごとの生産数量目標に従って販売目的で生産する認定農業者、集落営農組織 認定新規就農者 ◆ 交付対象作物:そば、大豆、麦、なたね等 (1)営農継続支払(面積払) ◇ 対象面積:当年産の生産面積 ◇ 交付単価:20,000 円/10a(そば 13,000 円/10a) (2)数量払 ◇ 交付対象数量:対象作物の当年産の出荷・販売数量 ◎品質に応じた加算(27年度より等外のそばは交付対象になりません。) 品質区分(等級) 大豆(60kg 当たり) 1等 2等 3等 12,520 円 11,830 円 11,500 円 そば(45kg 当たり) 14,700 円 12,590 円 - ※ それぞれ品質に応じて単価は設定されます。 ※ 営農継続払を受けた方は、その交付額を控除した額が支払われます。 ※ 表中の畑作物を転作田に作付し販売した場合も交付対象になります。 4 米・畑作物の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策) ナラシ対策は、認定農業者、集落営農組織、認定新規就農者が加入できる農家拠出を伴う経営に着目したセーフティーネットです。収 入の減少による影響を緩和するための保険的制度です。 ◆ 農家拠出金:10%減収に対応するコースで約 3,000 円/10a、20%減収コースで約 6,000 円/10a ナラシ対策イメージ 販売収入額と標準的収入額※の差の 9 割を補填(農業者1:国3の割合で積立金を拠出) 流通経費(保管・運送・手数料等) ※はえぬき、つや姫、ひとめぼれの出回りから 3 月までの相対取引価格の加重平均値に当年産の県の 平均単収を乗じて収入額を求めます。 標準的収入額 追加払 (相対取引額-概算金-流通経費等) 概算金 ○○○円/60 ㎏ ◆ 販売収入額 山形県 相対取引価格 ○○○円/60 ㎏ (流通経費、包装代、消費税込) 山形県 標準的収入額 (相対取引換算) (全地域の標準的収入額で試算) ○○○円/60 ㎏ (流通経費、包装代、消費税込) ナラシ対策スケジュール 平成 27 年 4 月 5月 6月 ナラシ対策の積立申出 7月 平成 28 年 4 月 5月 交付申請 6月 交付金の交付 積立金の拠出 ≪問合せ先≫ 最 寄 り の 農 協 支 店 、 南 部 営 農 セ ン タ ー ( 673-3108 ) ま た は 市 役 所 農 林 課 農 政 企 画 グ ル ー プ (672-1111 内線 402)にお問い合わせください。 平成27年4月 上山市農業再生協議会発行
© Copyright 2024 ExpyDoc