太陽光発電の かわら版 - ソーラーパートナーズ

太陽光発電の
かわら版
2015 年 4 月 2 日版
消費者のための
わかりやすい情報資料
ソーラーパートナーズ
〒107-0052 東京都港区赤坂 2-4-1 白亜ビル 3F
TEL:03-3568-1360 FAX:03-3568-1361
http://www.solar-partners.jp/
はじめに なぜ太陽光発電の相談は多いのか?
ソーラーパートナーズの中村です。
太陽光発電は 2009 年に固定価格買取制度が始まってから、うなぎ登りで普及が進み、いまでは
少し歩けばどこにでも太陽光発電を設置した家を見るようになりました。
私たちソーラーパートナーズは 2010 年の創業時から太陽光発電の相談窓口を設けていますが、
毎年じつに年間1万件以上の相談が来ています。
なぜこれほどまで太陽光発電の相談は多いのか?
その理由は、太陽光発電が全く未知のものだからだと思います。
家や車、エアコンなどの家電製品とは違い、太陽光発電は消費者がいままで全く考えることのなかっ
た「電気を売る」ということが商品の価値になっているのですから当然だと思います。
今はインターネットによって、ちょっと調べれば山のように情報を得ることができるようになりました。
ですが果たして、太陽光発電の正確な情報はその中のどれくらいの割合を占めるのでしょうか?
私が知る限り、インターネット上で正確かつわかりやすい太陽光発電の情報発信を行っているところ
は、ほとんどありません。
(もちろん一部、すばらしい内容の情報発信を行っているサイトもあります。)
私たちは、不確かな情報やわかりにくい情報によって太陽光発電の導入をあきらめてしまったり、間
違った導入をしてしまったりするような方が一人でも減るように、正確でわかりやすい事を常にこころが
け、情報を発信してきました。
ですが、WEB サイトだけではお伝えすべきことが伝えしきれていないように感じ、この「かわら版」を作
るに至りました。
この「かわら版」には太陽光発電に興味を持たれた方が、すべからく不安に感じるであろう疑問の正
確な状況と回答を記載しています。
太陽光発電の設置に興味がある方から不確かな不安を取り除き、検討開始の第一歩を踏み出
すお手伝いができれば幸いです。
ソーラーパートナーズ 中村雄介
もくじ
はじめに なぜ太陽光発電の相談は多いのか?
1
もくじ
2
すべての新設太陽光に買取抑制が拡大! 買って大丈夫なの? 3
設備認定が厳格化「再生可能エネルギー買い取り見直し」の具体
的な内容
8
太陽光発電のよくある質問にきちんと答えます
買取期間が終わった後はどうなるの?
買っても売電価格は毎年どんどん下がるんでしょ?
もっと価格が安くなってから買えばいいんでしょ?
普段だれも家にいないから意味ないでしょ?
家の耐久性が落ちるんじゃない?
11
11
12
12
13
14
おわりに 消費者のための太陽光発電の情報源に
15
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.2
すべての新設太陽光に買取抑制が拡大!
買って大丈夫なの?
買い取り抑制策拡大、電力 5 社再開へ
2014 年 12 月 18 日に、大手新聞各紙やテレビが「再生可能エネルギーの抑制策が拡大される」という
報道を行いました。
その中で毎日新聞の記事が Yahoo!のトップニュースに取り上げられましたのでこちらが一番皆さんの目に
留まったのではないか思います。
報道があった際、パッと記事の内容だけを見て不安に駆られたお客様からの質問の電話が鳴りやみません
でした。まずはこちらの記事について簡単に解説致します。
元ネタは新エネルギー小委員会
この記事の元ネタは、2014 年 12 月 18 日に経済産業省資源エネルギー庁から発表された
「再生可能エネルギーの最大限導入に向けた固定価格買取制度の運用見直し等について」
という書面です。
そしてこの発表は同日に開催された経済産業省資源エネルギー庁の小委員会での検討を踏まえたもの
ですので、この両方の資料を確認しながらなるべくわかりやすく解説したいと思います。
ポイントは下記の 3 つです。
・
対象となるのは省令改正後(1 月中旬)に接続申込をした案件
・
500kW 未満の案件も買い取り抑制の対象となった
・
買い取り抑制は住宅用(10kW 未満)には、ほぼ影響はない
対象となるのは省令改正後に接続申込をした案件
まずは誰が対象となるのかを見ていきたいと思います。
買い取り抑制については太陽光発電の買取制度の根本となる再エネ特措法で「経済産業省令」で定め
る正当な理由があるとき以外はしてはいけないと明記されています。
再エネ特措法(出力抑制に関する規定)
第五条電気事業者(特定規模電気事業者を除く。以下この条において同じ。)は、前条第一項
の規定により特定契約の申込みをしようとする特定供給者から、当該特定供給者が用いる認定発
電設備と当該電気事業者がその事業の用に供する変電用、送電用又は配電用の電気工作物
(中略)とを電気的に接続することを求められたときは、次に掲げる場合を除き、当該接続を拒ん
ではならない。
一 当該特定供給者が当該接続に必要な費用であって経済産業省令で定めるものを負担しないと
き。
二 当該電気事業者による電気の円滑な供給の確保に支障が生ずるおそれがあるとき。
三 前二号に掲げる場合のほか、経済産業省令で定める正当な理由があるとき。
新エネルギー小委員会(第 8 回)資料 1(p.25)|経済産業省
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.4
そして、今回発表された経済産業省令で買い取り抑制(出力制御)ができる正当な理由の条件を定
めています。
この経済産業省令を 2015 年 1 月中旬に改正する予定ですので、この改正した省令が公布された日以
降に電力会社に接続申込をした案件が対象となります。
つまり、既に設置済み、もしくは売電申込が済んでいる太陽光発電システムについては対象外となってい
ます。
例えば、2014 年内や 2015 年早々に電力会社に接続申込をする案件はギリギリ対象外となります。
500kW 未満の案件も買い取り抑制の対象となった
いままで電力会社が買い取り抑制(出力制御)ができる対象は 500kW 以上の太陽光発電システム
でした。
この出力制御の対象範囲を 500kW 未満にまで拡大する、つまり設置容量にかかわらず、新設のすべて
の太陽光発電システムが買い取り抑制の対象となるというのが今回の発表での一番大きな変更点です。
但し書きとして住宅用太陽光発電(10kW 未満)については配慮されており、「10kW 以上を優先的
に抑制し、それでも足りない時にのみ実施する事」と明記されています。
(1)出力制御の対象の見直し【省令改正事項。1月中旬の公布日から施行予
定】
1.太陽光発電・風力発電に対する出力制御の対象範囲の拡大現在、500kW以上の太陽
光発電・風力発電に義務づけている出力制御について、500kW未満の太陽光発電・風力発
電にも拡大する。
なお、太陽光発電に対する出力制御においては、住宅用太陽光発電(10kW未満)につい
ては、非住宅用太陽光発電(10kW以上)を先に出力制御を行うなど優先的な取り扱いを
行う。
再生可能エネルギーの最大限導入に向けた固定価格買取制度の運用見直し等について|経済産業省
買取抑制は住宅用(10kW 未満)には、ほぼ影響はない
今回の変更が住宅用太陽光発電 (10kW 未満)に対してどのような影響を及ぼすのかを考えた結果、
私たちソーラーパートナーズとしては、住宅用で買取抑制が実行されることはほとんど無いと考えています。
理由は 3 つあります。
1. 住宅用は産業用を抑制しきってそれでも足りない時だけと明記されている
2. 買い取り抑制(出力抑制)を現在行う場合は電力会社が電話で要請している
3. 今回の接続可能量の計算では、原発がフル稼働している計算になっている
1.住宅用は産業用を抑制しきってそれでも足りない時だけと明記されている
これは字面の通りで、「そもそも住宅用はよっぽどでないと対象とならない」とされています。
これだけでも正直十分安心です。
2.現在、買い取り抑制を行う場合は電力会社が電話で要請している
次に、現在実際にどのように買い取り抑制(出力抑制)をしているかと言うと、電力会社が事業者に電
話をしてパワコンのスイッチを落としてもらうという作業を行っています。
「電話をして作業をしてもらう」というのは 500kW 以上の大型案件だけが対象だからこそできる事です。
今回の経済産業省の発表では「遠
隔制御機器の導入を義務付けましょ
う」となっているのですが、まさにこれか
ら実際に企画・開発が始まりまる、とい
う段階です。
この遠隔制御機器ができるまでは今
まで通り電話やメールで行うとされてい
ますので、少なくともこの遠隔制御機
器が開発されるまでは容量が小さい
案件については物理的に実施が困難
です。
これは憶測ですが、遠隔制御機器ができるには数年を要すると思いますし、最終的には 10kW 以上にの
み適用とされるという形で落ち着くのではと予想しています。
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.6
3.今回の接続可能量の計算では現存する原発がフル稼働している前提の
計算になっている
最後に、出力制御を行うための再エネ接続可能量を算定する計算で、現在日本にある原子力発電所
が福島第二原発を除いて全て稼働している事を前提にしています。
つまり、電気が余って余って仕方がない、最悪の状態になったときにどれくらい制御しなければいけないの
か?という計算なのです。
この事態もなかなか考えにくい状況です。
以上 3 点をもって住宅用(10kW 未満)は、ほぼ抑制される事は無いと考えています。
補足:それでも買い取り抑制が心配な方へ
ここからは少しソーラーパートナーズの宣伝になってしまいます。
「ほとんど制御されることはない」とは言っても、今回の報道で不安になって太陽光発電の導入自体の取り
止めをする方も出てきてしまうのではと予想しています。
そこで余計な不安を感じることなく、設置を行うことができるようソーラーパートナーズでは「買い取り抑制補
償サービス」を始めます。
詳細は下記の通りです。
「買い取り抑制補償サービス」の概要
 対象:ソーラーパートナーズを通じて 10kW 未満の太陽光発電システムを契約した方
 補償金額:電力会社の出力制御によって生じた売電収入の損失分全額
 料金:無償
 対象期間:工事請負契約の契約日が 2014 年 12 月 19 日~2015 年 6 月 30 日のもの
(1 月中旬の省令改正前に売電申請が完了したものは除きます)
※対象期間以降は来年度の制度発表を確認してから同様のサービスを提供する前提で検討中です。
2014 年 12 月 19 日付でプレスリリースも発行していますので、興味がある方はご覧ください。
「買い取り抑制補償サービス」はもちろん日本初のサービスですが、ぜひ他の会社に真似をしてもらいたいと
考えています。
そうすれば住宅用の太陽光発電システムは大丈夫なんだと安心して検討を進めて頂ける雰囲気が醸成
されると思うからです。
設備認定が厳格化「再生可能エネルギー買い取り
見直し」の具体的な内容
買い取り抑制以外の買取制度見直しの内容について
買い取り抑制(出力制御)の話ばかりがクローズアップされておりますが、買い取り抑制以外にも大事な
見直しがなされていますのでそちらを解説致します。
2014 年 12 月 18 日に経済産業省から発表された内容の 4 つの要点
1. 買い取り抑制の対象がすべての新設案件となった
2. 売電価格の確定が「接続申込時」から「接続契約時」に変更
3. 設備変更によって売電価格が変わる条件の厳格化
4. 運転開始後の増設は新規案件扱いとする
1.については先の章で解説しましたので、この章では割愛します。
売電価格の確定が「接続申込時」から「接続契約時」に変更
この変更が適用されるのは、平成 27 年度に太陽光発電を購入する方です。
つまり、2015 年 1 月 30 日までに設備認定申し込みを終え、2015 年 3 月 31 日までに電力会社に
売電申請を完了した方には適用されません。
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.8
平成 26 年度の場合、売電価格は電力会社へ申込をした日を持って確定します。
ところが平成 27 年度からは、電力会社への申し込みを行った後に電力会社が検討し、連系の承諾・工
事日負担金の請求を行った日を持って接続契約とし、この接続契約時点での売電価格が適用されるよ
うになります。
新エネルギー小委員会(第 7 回)‐配布資料(p.12)|経済産業省
これだけだと、ただ単に売電価格の駆け込み時期が少しだけ前倒しになるだけのような気がします。
しかしこれと連動して以下の 2 点の場合に電力会社が接続拒否をすることができるようになっています。
・
接続契約日から一か月以内に工事費負担金が支払われない場合
・
運転開始日までに運転開始しない場合
(※合理的な運転開始日を契約に明記する)
この改正で、権利だけ取得する「カラの申請」を防止することができるようにしたのです。
設備変更によって売電価格が変わる条件の厳格化
2015 年 1 月 30 日までは、設備認定を受けた後に認定変更を行うことが可能で、大幅な出力変更
(20%以上の増減)以外は売電価格が変更されることはありません。
この範囲内であれば設備認定後に「メーカーの変更」や、「設置容量の増減」を自由に行う事ができま
す。
ですが 2015 年 1 月 31 日以降の認定変更申請からは、以下のことを行うと変更認定完了時の売電
価格が適用される事になりました。
変更認定完了時の売電価格が適用される変更内容
・
出力の増加
・
メーカーの変更
・
パネルの種類の変更
これにより 1 つ目の『売電価格の確定が「接続申込時」から「接続契約時」に変更』とあわせて
「全然計画も固まっていないけど、とりあえず設備認定申請しておく」
という案件を防止する事ができます。
運転開始後の増設は新規案件扱いとする
現在、増設した場合は既存の太陽光発電システムの売電価格・売電期間は、既存の契約時の契約内
容に遡って適用されます。
ところが 2015 年 4 月 1 日以降の設備認定変更申請からは増設分については新規の太陽光発電シス
テムとして取り扱われる形になります。
つまり、最初は 10kW など小さな容量で設置しておいて、その後(極端ですが)1GW 増設するというような
やり方は、この改正でできなくなります。
上の 2 つとあわせて、権利だけ取得されている実態のない案件はほとんど排除されると思われます。
以上の 3 点と、買い取り抑制(出力制御)の話が、今回資源エネルギー庁が発表した主な内容です。
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.10
太陽光発電のよくある質問にきちんと答えます
これからご紹介する質問は、太陽光発電を検討する方から本当によく聞かれる質問です。
皆様当然気にされることなのですが、いざ営業マンなどに質問すると、うやむやにされたり不確かなことを伝
えられたりことがほとんどです。
そんな質問に、できる限り明確に回答させていただきたいと思います。
太陽光発電のよくある質問 その1
買取期間が終わった後はどうなるの?
買取期間が終了する 11 年目以降は本当に気になりますよね。
まず私達の予想としては、固定価格買取制度の期間が終了した後は、
買電価格と一緒になるのではないかと思っております。
現在の固定価格買取制度ができる前は売電価格は買電価格と同じ金
額であったのが理由です。
ただ、その時は RPS 法というもので電力会社に太陽光発電を含む新エネ
ルギーの導入目標が設定され、それを達成する義務がありました。
固定価格買取制度ができた時に RPS 法は廃止になっています。
結果、いま現在の状況では買取期間が過ぎた後に電力会社が太陽光
発電で発電した電気を買い取る義務が無いことになっています。
また、金額についても義務ではなく相互契約となりますので、電力会社と
発電事業者で決めることになります。
極端な話、太陽光発電で発電した電気を 11 年目以降に買取ってもら
えないという事が 100 パーセント起きないとは言い切れないのです。
しかし、エネルギー基本計画によって再生可能エネルギーを推進している
国がなんの措置を取らない事も考えにくいので、11 年目になる前に新た
な法律が制定され、買電価格と一緒になるのではないかと考えており
ます。
太陽光発電のよくある質問 その 2
買っても売電価格は毎年どんどん下がるんでしょ?
売電価格はたしかに毎年度引き下げられていますが、一度太陽光発電
システムを設置すれば売電期間の 10 年間※の間、ずっと同じ売電価
格で売ることができます。
(※10kW 未満は 10 年間固定。10kW 以上は 20 年間固定)
買った時からずっと同じ価格で電気を買い取ってもらえるので『固定価格
買取制度』という名前の制度なのです。
太陽光発電のよくある質問 その 3
もっと価格が安くなってから買えばいいんでしょ?
太陽光発電の価格が安くなっても、導入する際の採算性は少しずつ下
がっていきます。
売電制度は太陽光発電の価格を下げるために始まった制度です。
早く設置した人の方が多くメリットが出るように売電価格を設定するこ
とで買い控えを起こさないようにすることを大前提に設計されています。
買える人から買うことで普及を促進し、価格を下げるという制度設計です
ので、相場の価格が下がると売電価格を見直して採算性を調整している
のです。
太陽光発電を導入する際の採算性は今後も少しずつ下がっていきます
ので、早めに設置することをおすすめします。
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.12
太陽光発電のよくある質問 その 4
普段だれも家にいないから意味ないでしょ?
「電気をほとんど使わないのだから、電気代を安くする太陽光発電はほ
とんど意味が無いですよね?」と言われる方がいらっしゃいます。
じつは、普段だれも家にいない家庭の方が太陽光発電に向いていま
す。
太陽光発電システムはたしかに電気代を下げます。
ですが太陽光発電の一番の機能は余った電気を売るところにあります。
太陽光発電で作った電気の用途は2つあります。
1. 自分の家で使う
2. 電力会社に売る
発電された電気は、まず自分の家で使います。
そして、自分の家で使い切れずに余った電気を電力会社に売るのです。
通常、自宅で電気を使うと 1kWh あたり約 25 円という金額で電力会
社から買っています。
つまり、太陽光発電で発電した電気を自宅で使うと、1kWh あたり約
25 円の得をしていることになります。
ところが、電力会社に売るときは 1kWh あたり約 35 円という金額で売る
ことができるのです。
つまり、発電した電気を余らせて電力会社に売ると、1kWh あたり 35
円の得をしていることになるのです。
電気を余らせて売った方が利益が大きいのですから、普段だれも家にい
ない方が得をする、つまり太陽光発電に向いているのです。
※詳しくは、同時に差し上げた小冊子『実録!太陽光発電6つの地獄と回避の
ポイント』に書いてあります。
太陽光発電のよくある質問 その 5
家の耐久性が落ちるんじゃない?
本来載せる想定でなかった太陽光パネルを屋根に載せるわけですから心
配ですよね。
太陽光発電パネルの重さは大体 1 枚 15kg です。
だいたい何枚くらい設置するかと言うと、全国平均の設置容量が 4.5kW
程度ですから、一番設置枚数が少なくて済む東芝 250W のパネルでも
18 枚設置します。
15kg×18 枚=270kg
270kg ですから、白鵬(154kg)と遠藤(143kg)が屋根の上に乗ってい
るような印象をうけるかも知れません。
ですが実際はちょっと違います。
太陽光パネルは屋根の 1 箇所に固めて載せるわけではなく、平たく並べ、
それぞれのパネルを屋根の構造体に設置します。
東芝のパネルは 1.24 ㎡ですので㎡あたりに換算すると 12.1kg です。
雪に例えると、密度の低いふわふわの新雪 1cm の積雪が㎡あたり
1.5kg です。
つまり、太陽光パネルを設置した場合の屋根への負荷は新雪 8cm の
積雪と同じくらいの負荷ということです。
当然太陽光パネルを屋根に設置するアルミ製の架台も屋根の上に載り
ますから新雪 10cm の積雪と同じくらいにはなると思いますが、正直その
程度です。
(築年数が 30 年以上の木造家屋の場合は強度の問題から設置出来ないことがあ
りますので、工事会社さんに必ず確認してもらってください)
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.14
おわりに 消費者のための太陽光発電の情報源に
2009 年に固定価格買取制度が始まるまで、太陽光発電は電気を売るという商品のわかりにくさから、
訪問販売が消費者との情報格差を利用して、高値で売り付けるということがずっと続いていました。
固定価格買取制度によって商品の魅力と知名度が一気に上がり、再生可能エネルギー普及の旗手
となった今は、適正な販売方法を行う会社も増えたため以前ほど、高額で売りつけられた、という人は
少なくなりました。
ですがそれでも、「電気を売るというなじみのなさ」「家屋に建築工事によって設置するという一般家電
とは違った特性」「少しでも有利な販売を行いたい販売会社」によって、太陽光発電の積極的な情報
提供はいまだ行われず、業者主導の販売が行われていると感じています。
つまり、今もまだ消費者が自ら太陽光発電業者に騙されないようにするための勉強をしないと、損をす
る、という状況にあるのです。
インターネットや本でたくさんの知識を得なければ、得をする太陽光発電を買えない、という今の状況
はおかしいと思います。
私たちソーラーパートナーズは、わかりやすい情報提供、共同購入による低価格化、絶対に安心でき
る業者のみが対応する仕組みを持つことで、消費者の方が安く、かつ安心できる太陽光発電を購入
できる、太陽光発電の工事会社ネットワークを構築しています。
一日でも早く、何もわからない消費者でも安心して太陽光発電を買うことができる世界を実現したい
と思っております。
追伸
株式会社ソーラーパートナーズ中村雄介
この『かわら版』を読まれて太陽光発電に少しでも興味を持たれましたら、同時に差し上げている
『実録!太陽光発電
6つの地獄と回避のポイント』と
・
『付録:ホームページに書けない見積り依頼直前マニュアル』をぜひお読みください。
太陽光発電で損をしないための知識を記載してあります。
・
・
また、もし実際に太陽光発電の見積りを見てみたくなったら、
当社までご連絡ください。
・
全国 230 社以上の太陽光発電業者の中から、
お客様に最適な優良業者のみを厳選し、
ご対応させていただきます。
会社概要
法人名
株式会社ソーラーパートナーズ(SolarPartnersCo.,Ltd.)
ミッション
太陽光発電の健全な普及を牽引する
代表取締役 中嶋明洋
取締役
中村雄介
取締役
中嶋正明
経営顧問
大谷武彦
1965 年、飛島建設(株)入社。米国現地法人社長を経て、1994 年、株式会社ク
レオ(JASDAQ 上場)に取締役副社長として経営参画。同社代表取締役社長、代
表取締役会長を歴任。2005 年、(株)エス・エム・エス(東証一部上場)監査役に就
任。2008 年、(株)ランドコンピュータ常任監査役に就任。2011 年、(株)従心会倶
楽部を設立し、代表取締役に就任。
技術顧問
経営陣・顧問
南野徹
1965 年、飛島建設(株)入社。営業本部建築技術営業部長、建築事業本部技術
営業部長を歴任。その間、村野藤吾賞(村野藤吾記念会)、BCS 賞(日本建設業
連合会)、公共建築賞(公共建築協会)など数々の建築賞の受賞に貢献。その後、
小川工業(株)、日本油脂(株)を経て、2009 年、南野建築研究所を設立し、所長
に就任。一級建築士。一級建築施工管理技士。
代表取締役
取締役
取締役
経営顧問
技術顧問
(一級建築士)
中嶋明洋
中村雄介
中嶋正明
大谷武彦
南野徹
建設業許可番号 東京都知事許可(般-24)第 138314 号
TEL
03-3568-1360
FAX
03-3568-1361
資本金
15,000,000 円
所在地
〒107-0052 東京都港区赤坂 2-4-1 白亜ビル 3F
2014 年 11 月 24 日
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.16
Copyright (c) 2015 SOLAR PARTNERS Co., Ltd. All Rights Reserved
Pg.18