2014/15 事業年度第 3 四半期(1-3 月期) P&G、第 3 四半期の 1 株

*米国本社リリース参考訳
*公式リリースはP&G米国本社サイトでご覧ください。
2014/15 事業年度第 3 四半期(1-3 月期)
P&G、第 3 四半期の 1 株当たり中核利益が 0.92 ドルで、為替レートの影響を除くと 10%増に。
本源的売上高(8%の為替レートの悪影響を除く)は 1%増。
引き続き生産性向上目標を加速しながら上回る
2015 年 4 月 23 日米国シンシナティ発
ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(NYSE:PG)は、2015 事業年度第 3 四半期の 1
株当たり中核利益が、0.92 ドルであったと発表しました。為替レートの影響を除くと、当四半期の 1 株
当たり中核利益は 10%増加しました。追加組織再編費用と非継続事業による影響を含む希薄化後 1 株当
たり純利益は、0.75 ドルでした。純売上高は、不利な為替レートによる 8%の悪影響および小規模事業
の売却による 1%の悪影響を被り、前年同期に対し 8%減少して 181 億ドルになりました。本源的売上高
は、1%の増加となりました。
会長、社長兼最高経営責任者(CEO)のA.G.ラフリーは、
「第 3 四半期の業績は、ほぼ当社の見込み
通りとなりました。為替レートの影響を除くと、引き続き奏功している取組みにより生産性が 400 ベー
シス・ポイント改善し、売上総利益率と営業利益率が大幅に向上しており、その結果、為替レートの影
響を除いた 1 株当たり中核利益は、ふた桁台の成長を達成しました。当四半期、生産性の向上分は為替
レートの悪影響で相殺されましたが、これまで実践してきたように、為替レートによる悪影響は、価格
設定の見直し、製品ミックスの改善、ならびにコスト削減で徐々に相殺していく計画です。新製品の投
入や製品イノベーション、事業ならびにブランドポートフォリオの簡素化、間接経費の削減、主要なサ
プライチェーンの生産性向上など、当社がコントロールできる重要な機会に焦点を絞り、2015 事業年度
ならびに、それ以降の業績改善に取り組んでまいります」と話しています。
1-3 月期について
1-3 月期の報告書上の純売上高は、不利な為替レートによる 8%の悪影響と小規模な事業の売却による
1%の悪影響を被り、前年同期比 8%減の 181 億ドルになりました。本源的売上高は、1%の増加となりま
した。5 つある報告書上の事業セグメントのうち 4 つで、本源的売上高は前年同期と同等かそれ以上の成
長となりました。販売数量は、2%減少しました。報告事業セグメント 5 つのうち 4 つで価格設定を見直
したことで、売上高に 2%寄与しました。製品ミックスはほとんどの事業セグメントにわたり改善し、売
上高に 1%寄与しました。
2015 年 1-3 月期
純売上高増減要因
販売
数量
為替
レート
価格
改定
ミックス
その他*
純売上高
本源的
販売数量
本源的
売上高
-5%
-8%
2%
-1%
1%
-11%
-4%
-3%
グルーミング事業
1%
-12%
5%
3%
0%
-3%
1%
9%
ヘルスケア事業
-2%
-7%
2%
5%
1%
-1%
-1%
6%
-2%
-8%
0%
1%
0%
-9%
-1%
0%
-2%
-8%
2%
2%
0%
-6%
-2%
2%
-2%
-8%
2%
1%
-1%
-8%
-2%
1%
ビューティー、ヘア、
&パーソナルケア事
業
ファブリックケア&
ホームケア事業
ベビー、フェミニン&
ファミリーケア事業
P&G全体
*その他には、事業の買収・売却による売上ミックスの影響、および純売上高との差異分析に欠かせない端数
処理が含まれます

ビューティー、ヘア&パーソナルケア事業セグメントの本源的売上高は、価格設定の見直しによる
恩恵を享受したものの販売数量が減少し、前年同期比 3%減でした。デオドラント事業、化粧品およ
びサロンヘアケア事業においてイノベーション主導により本源的売上高が増加したものの、主に高
級香水事業とマス市場向けスキンケア事業の売上高の減少が、大きく影響しました。ヘアケア事業
の本源的売上高は先進市場で減少しました。これは主に米国で競合他社による販売促進活動が増加
したことと、中国における流通在庫の圧縮によるものです。

グルーミング事業の本源的売上高は 9%増加しました。これは、カミソリ・替刃部門の全市場での価
格設定の見直しと、「ジレット」と「ブラウン」事業がともに、プレミアム製品イノベーションにより
販売数量を伸ばし、製品ミックスが改善したためです。

ヘルスケア事業セグメントの本源的売上高は、オーラルケア事業での有利な地域ミックスと価格設
定の見直し、およびパーソナルヘルスケア事業における値上げにより 6%成長しました。パーソナル
ヘルスケア事業で平年より風邪が流行し販売数量が増加したものの、オーラルケア事業で、開発途
上市場における値上げにより販売数量の減少があったため、相殺されました。

ファブリックケア&ホームケア事業セグメントの本源的売上高は、前年同期と同水準でした。これ
は、P&Gプロフェッショナル事業での販路獲得による販売数量の増加と、地域・製品ミックスの
好影響があった一方、ファブリックケア事業で販売数量が減少し相殺されたためです。開発途上市
場でファブリックケア事業の本源的売上高が増加したものの、比較対象となる前年同期に新製品イ
ノベーションを複数導入した反動を主な理由とする北米市場の減少が、増加分を上回りました。当
四半期の北米のファブリックケア消費は 2 ポイント上昇し、「タイド」と「ゲイン」の両方とも市場シ
ェアを伸ばしました。当四半期のホームケア事業の本源的売上高は、開発途上市場での価格設定の
見直しに牽引され、増加しました。

ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業セグメントの本源的売上高は、ベビーケア事業とフェミ
ニンケア事業における価格設定の見直しと製品ミックスの改善により 2%成長しました。成人向け失
禁ケアカテゴリーへの「オールウェイズ・ディスクリート」の投入、ならびに北米での「パンパース・
スワドラーズ」の継続的な力強い成長がこれに寄与しました。
非中核分野での組織再編費用と非継続事業からの業績を除いた 1 株当たり中核利益は、前年比-18%も
しくは-0.18 ドルに上る為替レートの悪影響を受け、前年と比べ 8%減の 0.92 ドルでした。為替レート
の影響を除くと、1 株当たり中核利益は 10%増加しました。継続事業からの報告書上の 1 株当たり純利
益は、非中核分野での組織再編費用 0.07 ドルを含め、0.85 ドルとなりました。希薄化後 1 株当たり純利
益は、非中核分野での組織再編費用と、非継続事業による 0.10 ドルの影響を含み、0.75 ドルとなりまし
た。
報告書上の売上総利益率は、50 ベーシス・ポイントに上る非中核分野での組織再編費用の影響を受け、
30 ベーシス・ポイント減少しました。70 ベーシス・ポイントに上る為替レートの悪影響を受けながらも、
中核売上総利益率は 20 ベーシス・ポイント改善しました。為替レートの影響を除くと、中核売上総利益
率は 90 ベーシス・ポイント改善しました。これは 250 ベーシス・ポイントに上る生産性向上によるコス
ト削減、および 90 ベーシス・ポイントの価格設定の見直しによる恩恵が、150 ベーシス・ポイントのミ
ックスによる悪影響、50 ベーシス・ポイントに上るイノベーションと生産能力拡大に対する投資、なら
びにコモディティコストの緩やかな上昇を補って余りあるものだったからです。
純売上高に対する販売費及び一般管理費(販売管理費)の割合は、80 ベーシス・ポイント減少しました。
これは、前年に計上した非中核分野にあたるベネズエラの貸借対照表の再評価損が当年にはなく、150 ベ
ーシス・ポイント改善したためで、同じく非中核分野にあたる組織再編費用による 30 ベーシス・ポイン
トの増加により一部相殺されました。純売上高に対する中核販売管理費の割合は、130 ベーシス・ポイン
トに上る為替レートの悪影響を含め、50 ベーシス・ポイント増加しました。為替レートの影響を除くと、
純売上高に対する中核販売管理費の割合は、前年同期比で 80 ベーシス・ポイント減少しました。これは、
間接経費支出とマーケティング費用削減による生産性向上が 160 ベーシス・ポイント寄与し、80 ベーシ
ス・ポイントに上る組織強化のための投資やその他事業活動のコストにより一部相殺されました。
報告書上の営業利益率は、50 ベーシス・ポイント増加しました。中核営業利益率は、200 ベーシス・
ポイントの為替レートからの悪影響を含め、30 ベーシス・ポイント減少しました。為替レートの影響を
除くと、410 ベーシス・ポイントの生産性向上によるコスト削減を含め、1 株当たり中核営業利益率は 170
ベーシス・ポイント改善しました。
当四半期の営業活動によるキャッシュフローは 36 億ドルでした。P&Gは、先週に 59 年連続となる
増配を発表しました。P&Gは、1890 年の株式会社化以来 125 年連続で配当を続けています。2014 年 7
月-2015 年 3 月期でP&Gは、54 億ドルの配当と、43 億ドルの自己株式買戻しにより、株主の皆様に約
97 億ドルの資金を還元しました。2014 年 7 月-2015 年 3 月期の調整後フリーキャッシュフロー生産性は
101%です。
非継続事業
すでに発表した「デュラセル」電池事業のバークシャー・ハサウェイ社への売却は、2015 年末に完了
を予定しています。該当する会計基準に従い、本報告書では電池事業を非継続事業として示しています。
当四半期に、1 株当たり 0.10 ドルに相当する、税引き後約 300 百万ドルの現金支出を伴わない費用を非
継続事業に含め、バークシャー・ハサウェイ社との株式による取引で受けることが見込まれるP&G株
式の価値の減少を反映して、電池事業の帳簿価格を修正しました。最終的な取引価格、および電池事業
に関連する帳簿価格は、完了日におけるP&Gの株価に基づくことになります。
2015 事業年度の予想
P&Gは、現在、通年の本源的売上高成長率はひと桁台前半になると予想しています。純売上高成長
率は、為替レートが-6%~-7%、小規模ブランドの売却が-1%の悪影響を及ぼし、前年同期と比べ-5%
~-6%の減少になる見込みです。
為替レートの影響を除く 1 株当たり中核利益の成長率は、
ふた桁台になるとの見通しを維持しました。
また、1 株当たり中核利益は、前年同期の 4.09 ドルと同水準からひと桁台前半の減少の範囲内になる、
との見通しも維持しました。これは、アナリストの現在の見通しと同じです。すべてを含んだ会計基準
上の希薄化後 1 株当たり純利益の成長率は、前年同期と比べ約-21%~-22%の減少になると予想されま
す。これには 1 株当たり約 0.83 ドルの非中核分野での費用が含まれており、1 株当たり 0.20 ドルの組織
再編費用と 1 株当たり 0.57 ドルの非継続事業からの影響がその主な内容です。
ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーおよび子会社
(単位:百万ドル、ただし 1 株当たりの数値を除く)
主要な財務情報
米国会計基準
第 3 四半期(1-3 月期)
中核業績(会計基準外指標)*
第 3 四半期(1-3 月期)
2015 年
2014 年
%増減
2015 年
2014 年
%増減
18,142
19,641
-8%
18,142
19,641
-8%
売上原価
9,327
10,040
-7%
9,165
9,950
-8%
売上総利益
8,815
9,601
-8%
8,977
9,691
-7%
販売費・一般管理費
5,680
6,295
-10%
5,585
5,952
-6%
営業利益
3,135
3,306
-5%
3,392
3,739
-9%
$ 0.85
19.6%
$ 0.87
20.3%
-2%
$ 0.92
19.6%
$ 1.00
19.1%
-8%
売上高
継続事業からの希薄化後
1 株当たり純利益**
実効税率
ベーシス・
ポイント
増減
純売上高に対する比率
ベーシス・
ポイント
増減
売上総利益率
48.6%
48.9%
-30
49.5%
49.3%
20
販売費・一般管理費率
31.3%
32.1%
-80
30.8%
30.3%
50
営業利益率
17.3%
16.8%
50
18.7%
19.0%
-30
キャッシュフロー(2014 年 7 月-2015 年 3 月)
キャッシュの減少要因はマイナス表示しています
2015 年
2014 年
10,620
9,452
8,158
6,845
配当金
-5,416
-5,097
株式買戻し
-4,254
-5,505
営業キャッシュフロー
フリーキャッシュフロー
*中核業績は、追加の組織再編費用、法的係争事項、ならびにベネズエラでの通貨切下げによる貸借対照表への影響を除いています。
**希薄化後普通株式 1 株当たり純利益は、プロクター&ギャンブルに帰属する純利益に基づいています。
将来展望に関する記述
このニュース・リリースや図表に含まれる過去の事実を除く記載について、見通し、予定、事業計画
に関する記述、目標、業績予想ならびに、これらの記述の元となっている仮定を含むすべての記載内容
は、米国証券民事責任訴訟改革法(1995 年)、米国証券法(1933 年)第 27 条A、米国証券取引法(1934 年)
第 21 条Eに規定されている"将来展望に関する記述"に従っています。将来展望に関する記述は、一般に、
「信じている」、
「予定」
、
「予期している」、
「予想」、
「見込みである」、
「意図している」、
「戦略」、
「将来」、
「機会」、「計画」、「可能性がある」、「はずである」、「予定である」、「意思がある」、「~となる」、「今後
も継続する」、「おそらく~結果となる」その他同様の表現により、特定されています。将来展望に関す
る記述で述べているまたは示唆している内容は、現在の予想と仮定に基づいており、将来展望に関する
記述とは大きく異なる結果を起こしうるリスクと不確実性の影響下にあります。新しい情報、将来の出
来事、またはその他の要因が発生しても、当社は、将来展望に関する記述を公に更新や改定するいかな
る義務も有していません。
当社の将来展望に関する記述を左右するリスクと不確実性には次のものが含まれます。たとえ
ば:(1)(a)大きな混乱や市場成長率減少の可能性があるなど不安定要素が増す経済環境、(b)為替レート
の変動、(c)重要な信用と流動性の問題、(d)ベネズエラ、アルゼンチン、中国、インド、エジプトなど
外国為替規制、輸入承認、価格統制のある国々における債務、外為エクスポージャー、資金規制に関す
る問題、(e)単独供給元、単独の製造設備体制を含む、主要な製造・供給元の維持、(f)自然災害や戦争・
テロリズム行為など当社が制御不能な要素による事業の中断への対処をはじめとする世界規模の財務、
事業運営、ならびに製造リスクを首尾よく管理できる能力;(2)コモディティ費、原材料、人件費、エネ
ルギー費、年金ならびに健康保険費などのコスト変動と上昇圧力を首尾よく管理し、当社が発表した生
産性向上計画で述べられたコスト削減を達成できる能力;(3)革新の最先端を歩み続け、必要とあらば知
的財産の保護を受け、特許を受け、他社に対して技術上の優位を巧みに達成する能力;(4)価格、販売促
進のインセンティブ、製品の取引条件などを含む競争上の要因を巧みに対処し、地域限定または世界規
模で他社と競合できる能力;(5)主要な顧客との関係を管理・維持できる能力;(6)安全性、品質、効率性
または発生の可能性のある同様の事項に関する懸念を含む、現実または起きているかのように認識され
る問題を適切に管理することで当社への評価とブランドエクイティを守れる能力;(7)供給先、契約相手
方、および外部のビジネスパートナーなど第三者との間で生じる財務リスク、法務リスク、風評リスク、
ならびに事業運営リスクを成功裡に管理できる能力;(8)主要な情報技術システムとネットワーク(自社
開発だけでなく第三者システムとネットワークも含む)を信頼・管理し、当システム・ネットワークとそ
の中にあるデータの機能とセキュリティを確保できる能力;(9)規制、税務、および法律上の要求や問題
(製造物責任関連、知的財産権、価格統制、輸入規制、会計基準、環境ならびに税法などを含む)を成功
裡に管理でき、現在の予測の範囲内で係争事項を解決できる能力;(10)従来事業の目標達成に悪影響を及
ぼすことなく、事業ポートフォリオ最適化戦略、現在進行中の事業買収、売却および合弁を成功裡に実
行し、会社全体のビジネス戦略を達成できる能力;そして(11)主にスキルが高く経験豊な従業員の存在が
限られる主要な成長市場地域において、特に重要な人材を成功裡に見出し、育成し、維持しつつ、経常
的に行う組織変更を首尾よく管理し、生産性向上を達成できる能力。実際の業績がこのニュース・リリ
ースで予想した業績と大きく異なる結果をもたらす可能性のある要因に関する追加情報については、直
近の 10-K、10-Q、8-Kのレポートをご参照ください。
P&Gについて
P&Gは、高い信頼と優れた品質で暮らしに役立つ様々なブランドを世界の 50 億人近くの人々にお届け
しています。それらのブランドには、オールウェイズ®、アンビピュア®、アリエール®、バウンティ®、
シャーミン®、クレスト®、ドーン®、ダウニー®、フェアリー®、ファブリーズ®、ゲイン®、ジレット®、
ヘッド&ショルダーズ®、レノア®、オレイ®、オーラルB®、パンパース®、パンテーン®、SK-Ⅱ®、タ
イド®、ヴイックス®、ウエラ®、ウィスパー®などが含まれます。P&Gは約 70 カ国に現地事業拠点を置
き、事業を展開しています。P&Gとその製品ブランドに関する最新ニュースと詳細な情報については、
ホームページ http://www.pg.com/en US/(米国本社サイト、英語)をご参照ください。
ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー
添付書類 1:米国会計原則で規定されていない財務指標
米国証券取引委員会(SEC)のレギュレーションGに従い、このニュース・リリースで使用している米
国会計原則で規定されていない財務指標について、以下、その定義を示し、最も密接に関連がある米国
会計原則上の数値との差異説明をします。
本源的売上高成長率(Organic Sales Growth)
本源的売上高成長率は、売上高成長率に関する米国会計原則で規定していない財務指標であり、前年同
期との比較において事業の買収・売却の影響と為替レートの影響を除いたものをいいます。当社は、一
貫した基準で売上高の成長性を示すことにより、基礎的な売上高の傾向について、投資家の皆様にいっ
そう理解を深めていただけるものと考えています。また、本源的売上高は、上席経営者の評価に使用さ
れる財務指標の一つであり、リスク報酬を決定する際の一要素でもあります。
純売上高成長率と本源的売上高成長率との差異説明:
売上高全体の
成長率
為替レートの
影響
事業の
買収・売却の影
響*
本源的
売上高
成長率
ビューティー、ヘア&
パーソナルケア事業
-11%
8%
0%
-3%
グルーミング事業
-3%
12%
0%
9%
ヘルスケア事業
ファブリックケア&
ホームケア事業
ベビーケア、フェミニン
&ファミリーケア事業
-1%
7%
0%
6%
-9%
8%
1%
0%
-6%
8%
0%
2%
P&G全体
-8%
8%
1%
1%
2015 年 1-3 月期
P&G全体
売上高成長率
為替レートの
影響
事業
買収・売却
の影響*
2015 事業年度通期(見通し)
-5%~-6%
6%~7%
1%
本源的
売上高
成長率
ひと桁台
前半
*"事業の買収・売却の影響"は、事業の買収・売却による売上数量とミックスの影響、および純売上高から本源的売上高へ
の差異分析に欠かせない端数処理を含みます。
1 株当たり中核利益(Core EPS)
為替レートの影響を除いた 1 株当たり中核利益(Currency-neutral Core EPS)
1 株当たり中核利益とは、当社の継続事業からの希薄化後 1 株当たり純利益から、生産性向上とコスト削
減をさらに推進するための追加組織再編に関わる前年と当年の費用、および前年のベネズエラにおける
通貨切下げに起因する貸借対照表上の影響を除外した指標です。当社は、これらの項目が当社の持続的
な業績の一部とは考えていません。当社は、この財務指標により基盤的な事業の傾向と業績を見ること
が容易になり、1 株当たり利益が前年と比べどれだけ増加しているか比較することが可能になると考えて
います。また、1 株当たり中核利益は、上席経営者の評価に使用される財務指標の一つであり、リスク報
酬を決定する際の一要素でもあります。
為替レートの影響を除いた 1 株当たり中核利益とは、1 株当たり中核利益から為替レートの当年の追加の
影響を除いたものです。当社は、為替レートの影響を除いた 1 株当たり中核利益により、1 株当たり利益
が前年と比べどれだけ増加しているか比較することが可能になると考えています。希薄化後 1 株当たり
純利益と 1 株当たり中核利益との差異を以下に説明します。
2015 年 1-3 月期
2014 年 1-3 月期
0.85 ドル
0.87 ドル
0.07 ドル
0.04 ドル
ベネズエラでの貸借対照表評価損
―
0.10 ドル
端数処理
―
-0.01 ドル
0.92 ドル
1.00 ドル
継続事業からの希薄化後 1 株当たり純利益
追加組織再編費用
1 株当たり中核利益
前期との比較
-8%
為替レートの影響
0.18 ドル
為替レートの影響を除いた 1 株当たり中核利
1.10 ドル
益
前期との比較
10%
注-すべての差異項目は税引後の金額で表示されています。税効果は本来の取引の性質に沿って計算されています。
P&G全体
2015 事業年度通期(見通し)
希薄化後
1 株当たり純利
益成長率
-21%~
-22%
追加の非中核
分野の事項の
影響
1 株当たり
中核利益
成長率
為替レートの
影響
同水準または
約 20%
ひと桁台前半
の減少
約 13%
為替レートの
影響を除いた
1 株当たり
中核利益
成長率
ふた桁台の増
加
中核営業利益率(Core Operating Profit Margin)
中核営業利益率とは、当社の営業利益率から、生産性とコスト削減をさらに推進するための追加組織再
編費用に関わる前年と当年の費用、および前年のベネズエラにおける通貨の切下げに起因する貸借対照
表上の影響を除外した指標です。
2015 年 1-3 月期
2014 年 1-3 月期
17.3%
16.8%
1.4%
0.7%
―
1.5%
18.7%
19.0%
営業利益率
追加組織再編費用
ベネズエラでの貸借対照表評価損
中核営業利益率
ベーシス・ポイント増減
-30
中核売上総利益率(Core Gross Margin)
中核売上総利益率とは、当社の売上総利益率から、生産性とコスト削減をさらに推進するための追加組
織再編費用に関わる前年と当年の費用を除外した指標です。
2015 年 1-3 月期
2014 年 1-3 月期
48.6%
48.9%
0.9%
0.5%
―
-0.1%
49.5%
49.3%
売上総利益率
追加組織再編費用
端数処理
中核売上総利益率
ベーシス・ポイント増減
20
純売上高に対する中核販売費・一般管理費(Core SG&A)
これは、純売上高に対する販売費・一般管理費の割合から、生産性向上とコスト削減をさらに推進する
ための追加組織再編に関わる前年と当年の費用、および前年のベネズエラにおける通貨の切下げに起因
する貸借対照表上の影響を除外した指標です。
2015 年 1-3 月期
2014 年 1-3 月期
31.3%
32.1%
-0.5%
-0.2%
ベネズエラでの貸借対照表評価損
―
-1.5%
端数処理
―
-0.1%
30.8%
30.3%
純売上高に対する販売費・一般管理費
追加組織再編費用
純売上高に対する中核販売費・一般管理費
ベーシス・ポイント増減
50
中核実効税率(Core Tax Rate)
中核実効税率とは、当社の実効税率から、生産性向上とコスト削減をさらに推進するための追加組織再
編に関わる前年と当年の費用、および前年のベネズエラにおける通貨の切下げに起因する貸借対照表の
影響を除外した指標です。
2015 年 1-3 月期
2014 年 1-3 月期
19.6%
20.3%
追加組織再編費用
―
0.1%
ベネズエラでの貸借対照表評価損
―
-1.3%
19.6%
19.1%
実効税率
中核実効税率
ベーシス・ポイント増減
50
調整後フリーキャッシュフロー(Adjusted Free Cash Flow)
調整後フリーキャッシュフローとは、営業活動によるキャッシュフローから設備投資支出とペットケア
事業売却に関する納税額を差し引いたものをいいます。当社は、調整後フリーキャッシュフローが重要
な財務指標であると考えています。なぜなら、調整後フリーキャッシュフローは、配当および任意の投
資に利用できる資金の金額を決定する際の一要素となるからです。営業活動によるキャッシュフローと
調整後フリーキャッシュフローとの関連を以下に説明します。
(単位:
百万ドル)
2014 年 7 月~
2015 年 3 月
営業
キャッシュ
フロー
設備投資支出
フリーキャッ
シュフロー
ペット事業売
却に関する納
税額
調整後フリー
キャッシュ
フロー生産性
10,620
-2,462
8,158
546
8,704
調整後フリーキャッシュフロー生産性(Adjusted Free Cash Flow Productivity)
調整後フリーキャッシュフロー生産性とは、減損損失を除く純利益に対する調整後フリーキャッシュフ
ローの割合です。当社の長期目標は、純利益に対し、90%以上のフリーキャッシュフローを生み出すこ
とです。また、調整後フリーキャッシュフロー生産性は、上席経営者の評価に使用される財務指標の一
つであり、リスク報酬を決定する際の一要素でもあります。フリーキャッシュフローと調整後フリーキ
ャッシュフロー生産性との関連を以下に説明します。
(単位:
百万ドル)
2014 年 7 月~
2015 年 3 月
調整後フリー
キャッシュ
フロー
純利益
減損損失
減損損失
を除く
純利益
調整後フリー
キャッシュ
フロー生産性
8,704
6,606
1,981
8,587
101%
ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーおよび子会社
(単位:百万ドル)
連結損益計算書情報
2015年3月31日をもって終了した3カ月
純売上高
ビューティー、ヘア&パーソナルケア事業
グルーミング事業
ヘルスケア事業
ファブリックケア&ホームケア事業
ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業
全社共通
全社合計
4,172
1,801
1,909
5,248
4,890
122
18,142
対前年同期比
増減(%)
継続事業から
の税引前利益
-11%
-3%
-1%
-9%
-6%
-8%
694
603
462
937
1,011
-630
3,077
対前年同期比
増減(%)
継続事業
からの純利益
-13%
-2%
16%
-3%
-5%
-3%
対前年同期比
増減(%)
516
456
303
594
691
-85
2,475
-17%
-2%
12%
-4%
-5%
-2%
純売上高前年比増減要因(2015年3月31日をもって終了した3ヶ月)
(対前年同期比増減%)*
ビューティー、ヘア&パーソナルケア事業
グルーミング事業
ヘルスケア事業
ファブリックケア&ホームケア事業
ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業
全社合計
事業の買収・
売却を含む
販売数量
事業の買収・
売却を除く
販売数量
為替レート
価格
製品ミックス
その他
純売上高
成長率
-5%
1%
-2%
-2%
-2%
-2%
-4%
1%
-1%
-1%
-2%
-2%
-8%
-12%
-7%
-8%
-8%
-8%
2%
5%
2%
-%
2%
2%
-1%
3%
5%
1%
2%
1%
1%
-%
1%
-%
-%
-1%
-11%
-3%
-1%
-9%
-6%
-8%
継続事業
からの純利益
対前年同期比
増減(%)
これらの純売上高に係る増減割合は、継続的に適用されている計算方法に基づく概算値です。
*その他には事業の買収・売却による売上ミックスの影響および純売上高との差異分析に欠かせない端数処理が含まれています。
2015年3月31日をもって終了した9カ月
純売上高
ビューティー、ヘア&パーソナルケア事業
グルーミング事業
ヘルスケア事業
ファブリックケア&ホームケア事業
ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業
全社共通
全社合計
13,991
5,749
6,008
16,956
15,429
356
58,489
対前年同期比
増減(%)
継続事業から
の税引前利益
-6%
-3%
-%
-5%
-2%
-4%
2,709
1,937
1,435
3,101
3,330
-1,935
10,577
対前年同期比
増減(%)
-6%
-%
10%
-6%
3%
-5%
2,089
1,466
994
2,019
2,276
-554
8,290
-7%
-%
9%
-6%
3%
-5%
純売上高前年比増減要因(2015年3月31日をもって終了した9カ月)
(対前年同期比増減%)*
ビューティー、ヘア&パーソナルケア事業
グルーミング事業
ヘルスケア事業
ファブリックケア&ホームケア事業
ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業
全社合計
事業の買収・
売却を含む
販売数量
事業の買収・
売却を除く
販売数量
為替レート
価格
製品ミックス
その他
純売上高
成長率
-3%
-1%
-%
1%
-%
-1%
-2%
-1%
-%
1%
-%
-%
-4%
-6%
-4%
-6%
-5%
-5%
1%
4%
1%
-%
2%
1%
-%
-%
3%
-%
1%
1%
-%
-%
-%
-%
-%
-%
-6%
-3%
-%
-5%
-2%
-4%
これらの純売上高に係る増減割合は、継続的に適用されている計算方法に基づく概算値です。
*その他には事業の買収・売却による売上ミックスの影響および純売上高との差異分析に欠かせない端数処理が含まれています。
ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーおよび子会社
(単位:百万ドルまたは百万株、ただし1株当たりの数値を除く)
連結損益計算書情報
1-3月期
2015年
1-3月期
3月31日をもって終了した9カ月
2014年
1-3月期
%増減
2014年7月~
2015年3月期
2013年7月~
2014年3月期
%増減
18,142
9,327
8,815
5,680
3,135
149
38
53
3,077
602
19,641
10,040
9,601
6,295
3,306
180
29
20
3,175
644
-8%
-7%
-8%
-10%
-5%
-17%
31%
165%
-3%
-7%
58,489
29,619
28,870
18,010
10,860
479
103
93
10,577
2,287
60,914
30,722
30,192
18,614
11,578
531
73
68
11,188
2,426
-4%
-4%
-4%
-3%
-6%
-10%
41%
37%
-5%
-6%
2,475
2,531
-2%
8,290
8,762
-5%
-287
105
―
-1,684
403
―
純利益P&G相当分
2,188
35
2,153
2,636
27
2,609
-17%
30%
-17%
6,606
91
6,515
9,165
101
9,064
-28%
-10%
-28%
実効税率
19.6 %
20.3 %
21.6 %
21.7 %
純売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
支払利息
受取利息
その他の営業外収益、純額
継続事業からの税引前利益
継続事業からの法人所得税
継続事業からの純利益
非継続事業からの純利益
純利益
減損;非支配株主持分
普通株式1株当たり純利益:
継続事業からの基本的純利益
非継続事業からの基本的純利益
基本的純利益
$
$
$
0.88
-0.11
0.77
$
$
$
0.90
0.04
0.94
-2%
-18%
$
$
$
2.96
-0.63
2.33
$
$
$
3.12
0.14
3.26
-5%
-29%
$
$
$
0.85
-0.10
0.75
$
$
$
0.87
0.03
0.90
-2%
-17%
$
$
$
2.84
-0.58
2.26
$
$
$
2.99
0.13
3.12
-5%
-28%
$
0.644
2,882.5
$
0.602
2,894.1
$
1.931
2,885.3
$
1.805
2,908.9
希薄化後1株当たり純利益*:
継続事業からの希薄化後純利益
非継続事業からの希薄化後純利益
希薄化後純利益
普通株式1株当たり配当金
希薄化後株式社外流通数平均
純売上高に対する比率
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
継続事業からの税引前利益
継続事業からの純利益
純利益P&G相当分
ベーシス・
ポイント
増減
ベーシス・
ポイント
増減
48.6
31.3
17.3
17.0
13.6
11.9
%
%
%
%
%
%
48.9
32.1
16.8
16.2
12.9
13.3
%
%
%
%
%
%
-30
-80
50
80
70
-140
49.4
30.8
18.6
18.1
14.2
11.1
*希薄化後普通株式1株当たり純利益は、プロクター&ギャンブルに帰属する純利益に基づいています。
%
%
%
%
%
%
49.6
30.6
19.0
18.4
14.4
14.9
%
%
%
%
%
%
-20
20
-40
-30
-20
-380
ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーおよび子会社
(単位:百万ドル)
連結キャッシュフロー情報
3月31日をもって終了した9カ月(累計)
2015年
2014年
8,558
5,947
6,606
2,326
231
-135
-319
2,021
9,165
2,317
247
-90
-17
-
308
-190
146
-823
449
150
-355
-1,160
-1,005
200
10,620
9,452
-2,462
3,715
-119
-2,897
256
-203
-2,607
67
3
-161
-1,710
-2,698
-5,416
-141
1,188
-2,684
-4,254
2,664
-5,097
2,259
4,268
-1,992
-5,505
1,544
-8,643
-4,523
現金及び現金同等物に対する為替レート変動の影響
-451
4
現金及び現金同等物の増減
-184
2,235
8,374
8,182
期首残高
営業活動
純利益
減価償却費および償却費
株式報酬費用
繰延法人所得税
事業売却損益
営業権および無形資産の減損損失
以下の勘定における残高増減:
受取債権
棚卸資産
買掛金、未払費用およびその他の負債
その他の営業資産および営業負債
その他
営業活動合計
投資活動
設備投資支出
資産の売却収入
事業買収、取得現金控除後
売却可能投資有価証券の購入
売却可能投資有価証券の売却収入
その他の投資の増減
投資活動合計
財務活動
株主配当金
短期債務増減
長期債務増加
長期債務減少
自己株式購入
ストックオプション行使による収入及びその他
財務活動合計
期末残高
ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーおよび子会社
(単位:百万ドル)
連結貸借対照表情報
2015年3月31日
2014年6月30日
現金及び現金同等物
売却可能投資有価証券の購入
受取債権、純額
棚卸資産合計
売却予定資産
その他
流動資産合計
8,374
4,786
4,990
5,893
3,632
3,887
31,562
8,558
2,128
6,386
6,759
2,849
4,937
31,617
有形固定資産、純額
営業権及びその他無形固定資産、純額
その他の固定資産
20,043
73,764
5,568
22,304
84,547
5,798
130,937
144,266
買掛金
未払費用及びその他流動負債
売却予定負債
1年以内に返済予定の債務
流動負債合計
7,285
8,406
1,115
15,075
31,881
8,461
8,999
660
15,606
33,726
長期債務
その他
負債合計
17,364
18,312
67,557
19,811
20,753
74,290
資産の部合計
株主資本合計
負債及び株主資本の部合計
63,380
69,976
130,937
144,266