第3章 新たな地域支援事業と地域包括ケア

第3章 新たな地域支援事業と地域包括ケア
1 地域支援事業
地域支援事業の概要
従来の地域支援事業は「介護予防事業」
、
「包括的支援事業」及び「任意事業」の3事業か
ら構成されています。今回の改正介護保険法により、体系が見直され、新しい介護予防・日
常生活支援総合事業(新しい総合事業)として実施されます。
見直し後
現行
介護給付 (要介護1~5)
現行と同様
介護給付 (要介護1~5)
介護予防
介護予防給付
予防給付 (要支援1~2)
介護予防給付
(要支援1~2)
訪問介護
通所介護 等
全市町村
で実施
介護予防事業
多様化
○二次予防事業
○一次予防事業
新しい介護予防・日常生活支援総
合事業
(要支援1~2、それ以外の者)
○介護予防・生活支援サービス事業
・訪問型サービス
・通所型サービス
・生活支援サービス(配食等)
・介護予防支援事業(ケアマネジメント)
○一般介護予防事業
地域支援事業
包括的支援事業
○地域包括支援センターの運営
・介護予防ケアマネジメント
・総合相談支援業務
・権利擁護業務
・ケアマネジメント支援
○地域包括支援センターの運営
(左記に加え、地域ケア会議の充実)
○在宅医療・介護連携の推進
○認知症施策の推進
(認知症初期集中支援チーム、認知症
地域支援推進員 等)
○生活支援サービスの体制整備
(コーディネーターの配置 等)
充実
包括的支援事業
任意事業
任意事業
○介護給付費適正化事業
○家族介護支援事業
○その他の事業
○介護給付費適正化事業
○家族介護支援事業
○その他の事業
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(1)新しい介護予防・日常生活支援総合事業
・介護予防訪問介護、介護予防通所介護を介護予防・日常生活支援総合事業へ移行
・日常生活上の支援が必要な高齢者が地域で安心して生活を継続できるよう、多様な主体によ
る多様な生活支援サービスを充実・強化
総合事業の施行期日は平成 27 年4月1日となっていますが、生活支援・介護予防サービス
の体制整備等を進め、円滑な制度移行を行うことができるよう、市町村による実施は平成 29
年4月まで猶予できることとされています。
本市では平成 28 年4月のサービス提供開始に向け、サービス類型等の検討を進めます。
■介護予防・生活支援サービス事業の円滑な移行
平成 27 年度
平成 28 年度
経過措置期間
既存の予防
給付の実施
(訪問・通所)
介護予防・生活支援
サービス事業
(第1号事業)
事業実施への
準備等
平成 29 年度
平成 30 年度
新しい介護予防・生活支援
サービス事業の実施
既にサービスを受けている方は事業移行後も
必要に応じて既存サービス相当のサービスを
利用可能とする
新しくサービスを受ける方には多様なサービ
スの利用を促進(必要に応じて既存サービス
相当のサービスを利用可能とする)
①訪問型サービス・通所型サービス
○現在の(介護予防)訪問介護・通所介護サービスの内容を把握し、既存サービス事業者に依頼すべ
きサービスと、NPO やボランティア団体に依頼すべきサービスとに整理し、サービスの需要量を
精査します。
○既存サービス事業者に対して、平成 28 年度からのサービス開始に向けて適切な情報提供を行い
「介護予防・生活支援サービス」への転換後のサービス内容について十分な協議を行います。
②生活支援サービス
○ボランティア、社会福祉協議会、企業、自治会、シルバー人材センター、老人クラブなど、生活支
援サービスとしての位置付けが可能なサービス提供者と協議・調整を図り、多くの生活支援サービ
スが活動してもらえるよう支援します。
○生活支援サービスの提供者と地域包括支援センターとの連携を強化し、地域の多くの方による支援
が可能となるよう配慮します。
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③介護予防ケアマネジメント
○要支援者等に対し、総合事業によるサービス等が適切に提供できるようケアマネジメントするもの
です。
○介護予防サービス計画の作成という既存のケアマネジメントとは別に、要支援者等で予防給付によ
るサービスの利用がない方に対し、介護予防ケアマネジメントを新たに実施します。
2 地域包括ケア
第6次計画では、これまでの取り組みを踏まえながら、2025 年(平成 37 年)を見据え
て、善通寺らしい地域包括ケアシステムの構築に取り組むことが求められています。
特に、今後は独居及び高齢者のみの世帯、また認知症高齢者も増加するなか、住みなれた自
宅や地域で暮らし続けていくためには、多様な主体と市が協働しながら地域全体で支え合う
「互助」の体制をつくっていくことが非常に重要となります。
そのため、今後、本市独自のシステムを構築し、地域の資源を最大限に活用した地域包括ケ
ア体制の充実を図ります。
■地域包括ケアシステムのイメージ
医療
在宅医療・介護の連携
介護
在宅医療連携
通院・入院
かかりつけ医
生きがい、社会参加
通所・入所
訪問
住まい
・地域包括支援センター
・ケアマネジャー
相談業務やサービスのコー
ディネートを行います。
地域包括ケアシステ
自治会、ボランティア、 ムは、おおむね 30 分
以内に必要なサービ
NPO など
スが提供される日常
生活圏域を単位とし
て想定
生活支援・介護予防
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