ヒブワクチン ヒブとはインフルエンザ菌b型の別名で、髄膜炎や喉頭蓋炎

ヒブワクチン
ヒブとはインフルエンザ菌b型の別名で、髄膜炎や喉頭蓋炎という病気を引
き起こす細菌です。
(冬場にはやるインフルエンザウイルスとはまったく異なる
ものです。)髄膜炎とは脳や背骨の中を走る脊髄をおおう膜の中に細菌が入り込
む私たち小児科医が最も恐れる感染症で、年間1000人以上の子供さんがか
かっているといわれます。ヒブはその原因の3分の2を占めており、半数以上
が0~1歳のお子さんに集中し、15~20%の子供さんに重い後遺症が残り、
5%のお子さんが死亡します。喉頭蓋炎はのどの奥にある喉頭蓋というところ
が急激に腫れる病気で、時に数時間で窒息してしまう可能性のある病気です。
ヒブワクチンによりヒブが体の奥深くに侵入するのを防ぎ、これらの病気を予
防する効果があります。生後2ヶ月より接種可能です。