山口敏夫 元労働大臣 男女雇用機会均等法制定

雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等... 1/18 ページ
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確
保等に関する法律
【目次】
第1章 総 則(第1条-第4条)
第2章 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等
第1節 性別を理由とする差別の禁止等(第5条-第10条)
第2節 事業主の講ずべき措置(第11条-第13条)
第3節 事業主に対する国の援助(第14条)
第3章 紛争の解決
第1節 紛争の解決の援助(第15条-第17条)
第2節 調 停(第18条-第27条)
第4章 雑 則(第28条-第32条)
第5章 罰 則(第33条)
附 則 昭和47・7・1・法律113号==
改正昭和58・12・2・法律 78号--
改正昭和60・6・1・法律 45号--
改正平成3・5・15・法律 76号--
改正平成7・6・9・法律107号--
改正平成9・6・18・法律 92号--
改正平成9・6・18・法律 92号--
改正平成11・7・16・法律 87号--
改正平成11・7・16・法律104号--
改正平成11・12・22・法律160号--(施行=平13年1月6日)
改正平成13・7・11・法律112号--
改正平成14・5・31・法律 54号--
改正平成14・7・31・法律 98号--
改正平成18・6・21・法律 82号==(施行=平19年4月1日)
改正平成20・5・2・法律 26号--(施行=平20年10月1日)
改正平成24・6・27・法律 42号--(施行=平25年4月1日)
改正平成26・6・13・法律 67号--(施行=平27年4月1日)
《改題》昭60法045・旧・勤労婦人福祉法
《改題》平9法092・旧・雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等
女子労働者の福祉の増進に関する法律
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【略】男女雇用機会均等法、均等法
《分野》厚労-労働-雇用均等、国交-交通-船員
【則】施行規則
第1章 総 則
(目的)
第1条 この法律は、法の下の平等を保障する日
本国憲法の理念にのつとり雇用の分野におけ
る男女の均等な機会及び待遇の確保を図ると
ともに、女性労働者の就業に関して妊娠中及び
出産後の健康の確保を図る等の措置を推進す
ることを目的とする。
(基本的理念)
第2条 この法律においては、労働者が性別によ
り差別されることなく、また、女性労働者にあつ
ては母性を尊重されつつ、充実した職業生活を
営むことができるようにすることをその基本的理
念とする。
2 事業主並びに国及び地方公共団体は、前項に
規定する基本的理念に従つて、労働者の職業
生活の充実が図られるように努めなければなら
ない。
・
(啓発活動)
第3条 国及び地方公共団体は、雇用の分野にお
ける男女の均等な機会及び待遇の確保等につ
いて国民の関心と理解を深めるとともに、特に、
雇用の分野における男女の均等な機会及び待
遇の確保を妨げている諸要因の解消を図るた
め、必要な啓発活動を行うものとする。
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《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平18法082
《追加》平9法92
《改正》平18法082
《2条削除》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平9法92
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(男女雇用機会均等対策基本方針)
第4条 厚生労働大臣は、雇用の分野における男
女の均等な機会及び待遇の確保等に関する施
策の基本となるべき方針(以下「男女雇用機会
均等対策基本方針」という。)を定めるものとす
る。
2 男女雇用機会均等対策基本方針に定める事
項は、次のとおりとする。
一 男性労働者及び女性労働者のそれぞれの
職業生活の動向に関する事項
二 雇用の分野における男女の均等な機会及
び待遇の確保等について講じようとする施策
の基本となるべき事項
3 男女雇用機会均等対策基本方針は、男性労
働者及び女性労働者のそれぞれの労働条件、
意識及び就業の実態等を考慮して定められな
ければならない。
4 厚生労働大臣は、男女雇用機会均等対策基
本方針を定めるに当たつては、あらかじめ、労
働政策審議会の意見を聴くほか、都道府県知
事の意見を求めるものとする。
5 厚生労働大臣は、男女雇用機会均等対策基
本方針を定めたときは、遅滞なく、その概要を公
表するものとする。
6 前2項の規定は、男女雇用機会均等対策基本
方針の変更について準用する。
第2章 雇用の分野における男女の均等な
機会及び待遇の確保等
第1節 性別を理由とする差別の禁止等
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《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平11法160
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平18法082
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平18法082
【政令】女性少年問題審
議会
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平11法160
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平11法160
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《章名改正》平18法082
《節名改正》平18法082
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(性別を理由とする差別の禁止)
第5条 事業主は、労働者の募集及び採用につい
て、その性別にかかわりなく均等な機会を与え
なければならない。
第6条 事業主は、次に掲げる事項について、労
働者の性別を理由として、差別的取扱いをして
はならない。
一 労働者の配置(業務の配分及び権限の付
与を含む。)、昇進、降格及び教育訓練
二 住宅資金の貸付けその他これに準ずる福
利厚生の措置であつて厚生労働省令で定め
るもの
三 労働者の職種及び雇用形態の変更
四 退職の勧奨、定年及び解雇並びに労働契
約の更新
・
(性別以外の事由を要件とする措置)
第7条 事業主は、募集及び採用並びに前条各号
に掲げる事項に関する措置であつて労働者の
性別以外の事由を要件とするもののうち、措置
の要件を満たす男性及び女性の比率その他の
事情を勘案して実質的に性別を理由とする差別
となるおそれがある措置として厚生労働省令で
定めるものについては、当該措置の対象となる
業務の性質に照らして当該措置の実施が当該
業務の遂行上特に必要である場合、事業の運
営の状況に照らして当該措置の実施が雇用管
理上特に必要である場合その他の合理的な理
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《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平18法082
【則】第1条
《全改》平18法082
《1条削除》平9法92
【則】第2条
《全改》平18法082
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由がある場合でなければ、これを講じてはなら
ない。
・
(女性労働者に係る措置に関する特例)
第8条 前3条の規定は、事業主が、雇用の分野
における男女の均等な機会及び待遇の確保の
支障となつている事情を改善することを目的とし
て女性労働者に関して行う措置を講ずることを
妨げるものではない。
(婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱い
の禁止等)
第9条 事業主は、女性労働者が婚姻し、妊娠し、
又は出産したことを退職理由として予定する定
めをしてはならない。
2 事業主は、女性労働者が婚姻したことを理由と
して、解雇してはならない。
3 事業主は、その雇用する女性労働者が妊娠し
たこと、出産したこと、労働基準法(昭和22年法
律第49号)第65条第1項の規定による休業を請
求し、又は同項若しくは同条第2項の規定によ
る休業をしたことその他の妊娠又は出産に関す
る事由であつて厚生労働省令で定めるものを理
由として、当該女性労働者に対して解雇その他
不利益な取扱いをしてはならない。
4 妊娠中の女性労働者及び出産後1年を経過し
ない女性労働者に対してなされた解雇は、無効
とする。ただし、事業主が当該解雇が前項に規
定する事由を理由とする解雇でないことを証明
したときは、この限りでない。
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《1条削除》平18法082
《追加》平9法92
《改正》平18法082
《追加》平18法082
《追加》平18法082
【則】第2条の2
《追加》平18法082
《追加》平18法082
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(指針)
第10条 厚生労働大臣は、第5条から第7条まで
及び前条第1項から第3項までの規定に定める
事項に関し、事業主が適切に対処するために
必要な指針(次項において「指針」という。)を定
めるものとする。
2 第4条第4項及び第5項の規定は指針の策定
及び変更について準用する。この場合におい
て、同条第4項中「聴くほか、都道府県知事の
意見を求める」とあるのは、「聴く」と読み替える
ものとする。
第2節 事業主の講ずべき措置
(職場における性的な言動に起因する問題に関
する雇用管理上の措置)
第11条 事業主は、職場において行われる性的な
言動に対するその雇用する労働者の対応によ
り当該労働者がその労働条件につき不利益を
受け、又は当該性的な言動により当該労働者
の就業環境が害されることのないよう、当該労
働者からの相談に応じ、適切に対応するために
必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な
措置を講じなければならない。
2 厚生労働大臣は、前項の規定に基づき事業主
が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な
実施を図るために必要な指針(次項において
「指針」という。)を定めるものとする。
3 第4条第4項及び第5項の規定は、指針の策
定及び変更について準用する。この場合におい
て、同条第4項中「聴くほか、都道府県知事の
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《改正》平9法92
《改正》平11法160
《改正》平18法082
《改正》平9法92
《1節追加》平18法082
《追加》平18法082
《追加》平18法082
《追加》平18法082
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意見を求める」とあるのは、「聴く」と読み替える
ものとする。
(妊娠中及び出産後の健康管理に関する措置)
第12条 事業主は、厚生労働省令で定めるところ
により、その雇用する女性労働者が母子保健法
(昭和40年法律第141号)の規定による保健指
【則】第2条の3
《追加》平18法082
導又は健康診査を受けるために必要な時間を
確保することができるようにしなければならな
い。
第13条 事業主は、その雇用する女性労働者が
前条の保健指導又は健康診査に基づく指導事
項を守ることができるようにするため、勤務時間
の変更、勤務の軽減等必要な措置を講じなけ
ればならない。
2 厚生労働大臣は、前項の規定に基づき事業主
が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な
実施を図るために必要な指針(次項において
「指針」という。)を定めるものとする。
3 第4条第4項及び第5項の規定は、指針の策
定及び変更について準用する。この場合におい
て、同条第4項中「聴くほか、都道府県知事の
意見を求める」とあるのは、「聴く」と読み替える
ものとする。
第3節 事業主に対する国の援助
第14条 国は、雇用の分野における男女の均等な
《追加》平18法082
《追加》平18法082
《追加》平18法082
《1節追加》平18法082
《追加》平18法082
機会及び待遇が確保されることを促進するた
め、事業主が雇用の分野における男女の均等
な機会及び待遇の確保の支障となつている事
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情を改善することを目的とする次に掲げる措置
を講じ、又は講じようとする場合には、当該事業
主に対し、相談その他の援助を行うことができ
る。
一 その雇用する労働者の配置その他雇用に
関する状況の分析
二 前号の分析に基づき雇用の分野における
男女の均等な機会及び待遇の確保の支障と
なつている事情を改善するに当たつて必要と
なる措置に関する計画の作成
三 前号の計画で定める措置の実施
四 前3号の措置を実施するために必要な体制
の整備
五 前各号の措置の実施状況の開示
第3章 紛争の解決
第1節 紛争の解決の援助
(苦情の自主的解決)
第15条 事業主は、第6条、第7条、第9条、第12
条及び第13条第1項に定める事項(労働者の募
《章名追加》平18法082
《節名追加》平18法082
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平18法082
集及び採用に係るものを除く。)に関し、労働者
から苦情の申出を受けたときは、苦情処理機関
(事業主を代表する者及び当該事業場の労働
者を代表する者を構成員とする当該事業場の
労働者の苦情を処理するための機関をいう。)
に対し当該苦情の処理をゆだねる等その自主
的な解決を図るように努めなければならない。
(紛争の解決の促進に関する特例)
第16条 第5条から第7条まで、第9条、第11条第
1項、第12条及び第13条第1項に定める事項に
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《追加》平13法112
《改正》平18法082
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ついての労働者と事業主との間の紛争につい
ては、個別労働関係紛争の解決の促進に関す
る法律(平成13年法律第112号)第4条、第5条
及び第12条から第19条までの規定は適用せ
ず、次条から第27条までに定めるところによる。
(紛争の解決の援助)
第17条 都道府県労働局長は、前条に規定する
紛争に関し、当該紛争の当事者の双方又は一
方からその解決につき援助を求められた場合に
は、当該紛争の当事者に対し、必要な助言、指
導又は勧告をすることができる。
2 事業主は、労働者が前項の援助を求めたこと
を理由として、当該労働者に対して解雇その他
不利益な取扱いをしてはならない。
・
《改正》平9法92
《改正》平11法087
《改正》平11法160
《改正》平13法112
《追加》平9法92
《改正》平18法082
《1条削除》平13法112
第2節 調 停
(調停の委任)
第18条 都道府県労働局長は、第16条に規定す
る紛争(労働者の募集及び採用についての紛
争を除く。)について、当該紛争の当事者(以下
「関係当事者」という。)の双方又は一方から調
停の申請があつた場合において当該紛争の解
決のために必要があると認めるときは、個別労
働関係紛争の解決の促進に関する法律第6条
第1項の紛争調整委員会(以下「委員会」とい
う。)に調停を行わせるものとする。
2 前条第2項の規定は、労働者が前項の申請を
した場合について準用する。
【則】第3条、 第6条
《全改》平13法112
《改正》平18法082
《全改》平13法112
《改正》平18法082
(調停)
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第19条 前条第1項の規定に基づく調停(以下こ
の節において「調停」という。)は、3人の調停委
員が行う。
2 調停委員は、委員会の委員のうちから、会長
があらかじめ指名する。
第20条 委員会は、調停のため必要があると認め
るときは、関係当事者の出頭を求め、その意見
を聴くことができる。
2 委員会は、第11条第1項に定める事項につい
《全改》平13法112
《全改》平13法112
【則】第8条
《追加》平18法082
《追加》平18法082
ての労働者と事業主との間の紛争に係る調停
のために必要があると認め、かつ、関係当事者
の双方の同意があるときは、関係当事者のほ
か、当該事件に係る職場において性的な言動を
行つたとされる者の出頭を求め、その意見を聴
くことができる。
第21条 委員会は、関係当事者からの申立てに
基づき必要があると認めるときは、当該委員会
が置かれる都道府県労働局長の管轄区域内の
主要な労働者団体又は事業主団体が指名する
関係労働者を代表する者又は関係事業主を代
表する者から当該事件につき意見を聴くものと
する。
【則】第11条
《改正》平9法92
《改正》平11法087
《改正》平13法112
第22条 委員会は、調停案を作成し、関係当事者
に対しその受諾を勧告することができる。
第23条 委員会は、調停に係る紛争について調停
《追加》平18法082
による解決の見込みがないと認めるときは、調
停を打ち切ることができる。
《追加》平18法082
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2 委員会は、前項の規定により調停を打ち切つ
たときは、その旨を関係当事者に通知しなけれ
ばならない。
(時効の中断)
第24条 前条第1項の規定により調停が打ち切ら
《追加》平18法082
れた場合において、当該調停の申請をした者が
同条第2項の通知を受けた日から30日以内に
調停の目的となつた請求について訴えを提起し
たときは、時効の中断に関しては、調停の申請
の時に、訴えの提起があつたものとみなす。
(訴訟手続の中止)
第25条 第18条第1項に規定する紛争のうち民事
上の紛争であるものについて関係当事者間に
訴訟が係属する場合において、次の各号のい
ずれかに掲げる事由があり、かつ、関係当事者
の共同の申立てがあるときは、受訴裁判所は、
4月以内の期間を定めて訴訟手続を中止する
旨の決定をすることができる。
一 当該紛争について、関係当事者間において
調停が実施されていること。
二 前号に規定する場合のほか、関係当事者
間に調停によつて当該紛争の解決を図る旨
の合意があること。
2 受訴裁判所は、いつでも前項の決定を取り消
すことができる。
3 第1項の申立てを却下する決定及び前項の規
定により第1項の決定を取り消す決定に対して
は、不服を申し立てることができない。
《追加》平18法082
《追加》平18法082
《追加》平18法082
(資料提供の要求等)
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雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保... 12/18 ページ
第26条 委員会は、当該委員会に係属している事
《改正》平18法082
件の解決のために必要があると認めるときは、
関係行政庁に対し、資料の提供その他必要な
協力を求めることができる。
(厚生労働省令への委任)
第27条 この節に定めるもののほか、調停の手続
に関し必要な事項は、厚生労働省令で定める。
・
《改正》平11法160
《改正》平13法112
《1節・1章削除》平18法
082
第4章 雑 則
(調査等)
第28条 厚生労働大臣は、男性労働者及び女性
労働者のそれぞれの職業生活に関し必要な調
査研究を実施するものとする。
2 厚生労働大臣は、この法律の施行に関し、関
係行政機関の長に対し、資料の提供その他必
要な協力を求めることができる。
3 厚生労働大臣は、この法律の施行に関し、都
道府県知事から必要な調査報告を求めることが
できる。
(報告の徴収並びに助言、指導及び勧告)
第29条 厚生労働大臣は、この法律の施行に関し
必要があると認めるときは、事業主に対して、報
告を求め、又は助言、指導若しくは勧告をする
ことができる。
2 前項に定める厚生労働大臣の権限は、厚生労
働省令で定めるところにより、その一部を都道
府県労働局長に委任することができる。
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《改正》平9法92
《改正》平11法160
《改正》平18法082
《改正》平11法160
《改正》平11法160
【則】第14条
《改正》平11法160
《改正》平9法92
《改正》平11法087
《改正》平11法160
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雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保... 13/18 ページ
(公表)
第30条 厚生労働大臣は、第5条から第7条ま
で、第9条第1項から第3項まで、第11条第1
項、第12条及び第13条第1項の規定に違反して
《追加》平9法92
《改正》平11法160
《改正》平18法082
いる事業主に対し、前条第1項の規定による勧
告をした場合において、その勧告を受けた者が
これに従わなかつたときは、その旨を公表する
ことができる。
(船員に関する特例)
第31条 船員職業安定法(昭和23年法律第130
号)第6条第1項に規定する船員及び同項に規
定する船員になろうとする者に関しては、第4条
第1項並びに同条第4項及び第5項(同条第6
項、第10条第2項、第11条第3項及び第13条第
3項において準用する湯合を含む。)、第10条第
1項、第11条第2項、第13条第2項並びに前3条
《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平11法087
《改正》平11法160
《改正》平13法112
《改正》平14法054
《改正》平18法082
《改正》平20法026
中「厚生労働大臣」とあるのは「国土交通大臣」
と、第4条第4項(同条第6項において準用する
場合を含む。)中「労働政策審議会」とあるのは
「交通政策審議会」と、第6条第2号、第7条、第
9条第3項、第12条及び第29条第2項中「厚生
労働省令」とあるのは「国土交通省令」と、第9
条第3項中「労働基準法(昭和22年法律第49
号)第65条第1項の規定による休業を請求し、
又は同項若しくは同条第2項の規定による休業
をしたこと」とあるのは「船員法(昭和22年法律
第100号)第87条第1項又は第2項の規定によ
つて作業に従事しなかつたこと」と、第17条第1
項、第18条第1項及び第29条第2項中「都道府
県労働局長」とあるのは「地方運輸局長(運輸
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監理部長を含む。)」と、第18条第1項中「第6条
第1項の紛争調整委員会(以下「委員会」とい
う。)」とあるのは「第21条第3項のあつせん員
候補者名簿に記載されている者のうちから指名
する調停員」とする。
2 前項の規定により読み替えられた第18条第1
項の規定により指名を受けて調停員が行う調停
については、第19条から第27条までの規定は、
適用しない。
3 前項の調停の事務は、3人の調停員で構成す
る合議体で取り扱う。
4 調停員は、破産手続開始の決定を受け、又は
禁錮以上の刑に処せられたときは、その地位を
失う。
5 第20条から第27条までの規定は、第2項の調
停について準用する。この場合において、第20
条から第23条まで及び第26条中「委員会は」と
あるのは「調停員は」と、第21条中「当該委員会
《改正》平9法92
《改正》平13法112
《改正》平18法082
《改正》平20法026
《改正》平20法026
《追加》平20法026
《改正》平9法92
《改正》平11法160
《改正》平13法112
《改正》平18法082
《改正》平20法026
が置かれる都道府県労働局」とあるのは「当該
調停員を指名した地方運輸局長(運輸監理部
長を含む。)が置かれる地方運輸局(運輸監理
部を含む。)」と、第26条中「当該委員会に係属
している」とあるのは「当該調停員が取り扱つて
いる」と、第27条中「この節」とあるのは「第31条
第3項から第5項まで」と、「調停」とあるのは「合
議体及び調停」と、「厚生労働省令」とあるのは
「国土交通省令」と読み替えるものとする。
(適用除外)
第32条 第2章第1節及び第3節、前章、第29条
並びに第30条の規定は、国家公務員及び地方
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《改正》平9法92
《改正》平9法92
《改正》平11法104
2015/05/19
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保... 15/18 ページ
公務員に、第2章第2節の規定は、一般職の国
家公務員(行政執行法人の労働関係に関する
法律(昭和23年法律第257号)第2条第2号の職
員を除く。)、裁判所職員臨時措置法(昭和26年
法律第299号)の適用を受ける裁判所職員、国
会職員法(昭和22年法律第85号)の適用を受け
る国会職員及び自衛隊法(昭和29年法律第165
《改正》平14法098
《改正》平18法082
《改正》平24法042
《改正》平26法067
号)第2条第5項に規定する隊員に関しては適
用しない。
第5章 罰 則
《1章追加》平18法082
第33条 第29条第1項の規定による報告をせず、
又は虚偽の報告をした者は、20万円以下の過
《追加》平18法082
料に処する。
附 則
(施行期日)
1 この法律は、公布の日から施行する。
(労働省設置法の一部改正)
2 労働省設置法(昭和24年法律第162号)の一部
を次のように改正する。
第4条中
第32号の10を第32号の11とし、
第32号の9を第32号の10とし、
第32号の8の次に次の1号を加える。
三十二の九 勤労婦人福祉法(昭和47年法
律第113号)に基づいて、勤労婦人福祉対
策基本方針並びに働く婦人の家の設置及
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2015/05/19
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保... 16/18 ページ
び運営についての望ましい基準を定めるこ
と。
第9条中
第7号を第8号とし、
第3号から第6号までを1号ずつ繰り下げ、
第2号の次に次の1号を加える。
三 勤労婦人福祉対策基本方針を定めること
その他勤労婦人福祉法(第7条及び第8条
の規定を除く。)の施行に関すること。
第10条第1項第8号中
「勤労青少年福祉法」を「勤労婦人福祉法(第
7条の規定に限る。)、勤労青少年福祉法」に
改める。
第10条の2第6号中
「勤労青少年福祉法」を「勤労婦人福祉法(第
8条の規定に限る。)及び勤労青少年福祉
法」に改める。
第13条第1項の表婦人少年問題審議会の項中
「勤労青少年福祉法」を「勤労婦人福祉法及
び勤労青少年福祉法」に改める。
第18条第1項中
「港湾労働法(これに基づく命令を含む。)」の
下に「、勤労婦人福祉法」を加える。
(運輸省設置法の一部改正)
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3 運輸省設置法(昭和24年法律第157号)の一部
を次のように改正する。
第4条第1項中
第24号の2の次に次の1号を加える。
二十四の二の二 船員に係る勤労婦人福祉
対策基本方針を定めること。
第57条中
「及び勤労者財産形成促進法(昭和46年法律
第92号)」を「、勤労者財産形成促進法(昭和
46年法律第92号)及び勤労婦人福祉法(昭和
47年法律第113号)」に改める。
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