RU60・80

ロータリアクチュエータ
RU60・80
セレクションガイド
特長
●ハイドロクッションが内蔵されていますので、大きい慣性負荷に対し、 衝撃なくストップモーションに入ります。
●出力軸が中空になっていますので、他のアクチュエータとの組み合わせ
応用が豊富に考えられます。
●旋回端を高精度に位置決めできるストッパを標準装備しています。
型式基準
オプション
RU60
90
STU
LS2
機 種
両旋回端検出スイッチ
RU60 シリンダ径 φ60
無記号 スイッチ、スイッチ取付金具なし
RU80 シリンダ径 φ80
LS2
旋回角度
90
リミットスイッチ
(本文オプションをご覧ください)
90度旋回
180 180度旋回
ストッパ
無記号 下側ストッパ(標準装備)
STU 上側ストッパ(オプション)
仕様
型 式
RU60-90
RU60-180
RU80-180
0.3∼0.6
{ 3∼6.1}
使用圧力
(MPa)
{kgf/cm2 }
5∼60
周囲温度
(℃)
不要
(給油する場合はタービン油1種
〔ISO VG32〕
相当品)
潤 滑
制限なし
取付姿勢
60
シリンダ径
(mm)
旋回角度
(度)
RU80-90
清浄エア
使用流体
90
80
180
90
180
ハイドロクッション両側調整式
クッション
片側各15
最大クッション角度
(度)
92×
(P−0.13)
実効トルク
(N・m )
196×
(P−0.09)
P : 使用圧力
(MPa)
1.6
許容エネルギ
(J)
旋回時間
(sec)
(注1)
1.5∼4.0
685
最大スラスト荷重
(N)
2.0∼5.0
940
1050
最大ラジアル荷重
(N)
1440
シリンダ容積
(cc)
209
394
472
852
本体質量
(kg)
11.5
12.0
18.5
20.0
(注1)
負荷や制御機器などにより変動します。
(注2)
1N≒0.102kgf、1J≒10.2kgf・cm
D-17
2.0
1.0∼4.0
0.7∼3.5
D-1
▲
高出力タイプ
ハイドロクッション内蔵型
平行タイプ
構造
⑯ ⑮
⑭ ⑬ ⑫ ⑪ ⑩ ⑨ ⑧ ⑦ ⑥ ⑤ ④ ③
RUユニット内部の圧力が下がれば、取付時に
一番高い位置になる部分のプラグを取り外し、
オイルタンクとチューブを配管してください。
プラグ
ブクブク・
・
・
注意
気泡を含んだオイルが出なくなって
からプラグを取り外してください。
内部の圧力が下がる前にプラグの
取り外しを行うと、
プラグが飛び出し、
オイルが噴出します。
注意
この時チェーン⑯が噛み込まないように
注意してください。
必ずこの状態で配管してください。
位置検出スイッチ
出力軸の動作は必ずエアー供給で行って
ください。
27 を外部から回すと、
出力軸 チェーン⑯が
噛み込みます。
注意
小型高速タイプ 高精度タイプ
2
低出力タイプ 高出力タイプ
RUユニット内部の圧力を下げるため、
プラグを完 全に取り外さないように
注意しながらゆっくりと緩めてください。
ロングストローク
3
ミドルストローク
RU本体をボディ⑮が上に、
シリンダチューブ⑨
が下になるように立ててください。
ショートストローク
1
ピックアンドプレース
■オイルタンク接続方法
ロータリアクチュエータ
パッキンセット
パッキンセットをご要望の際は
本体型式-パッキンセットとご用命ください。
例)RU60-パッキンセット
パッド
(注)
シリンダチューブが上向きの状態に取り付けてある場合、
本体を一時取り外してから給油してください。
(注)
オイルタンクを必ず取り付けてご使用ください。
スライドシリンダ
RU型ロータリアクチュエータは出力軸 を介して、2個のピストン⑦をローラチェーン⑯
で結び、
スプロケット側をオイル⑧で充満した構造になっています。
ピストン⑦のノーズ
がシリンダヘッド に入ると、
ピストン⑦とシリンダヘッド の間にはさまれたオイル⑧が
ニードル⑪によって流れを絞られ、油圧クッションの働きとなります。
エジェクタ
⑳
特殊タイプ
⑲
⑱
バキュームエジェクタ
⑰
レバータイプ
①
材 質
アルミ合金
アルミ合金
ニトリルゴム
ニトリルゴム
樹 脂
ニトリルゴム
炭素鋼
タービン油
アルミ合金
̶
黄 銅
炭素鋼
ニトリルゴム
ニトリルゴム
アルミ合金
̶
̶
軟 鋼
̶
黄 銅
炭素鋼
ステンレス鋼
アルミ合金
̶
アルミ合金
̶
炭素鋼
樹 脂
ニトリルゴム
軸受鋼
ニトリルゴム
̶
炭素鋼
̶
軟 鋼
̶
̶
炭素鋼
̶
̶
̶
̶
エアチャック
②
名 称
No.
ヘッドカバー(1)
1
テールプレート
2
Oリング
3
4 エア側ピストンパッキン
ウェアリング
5
油側ピストンパッキン
6
ピストン
7
オイル
8
シリンダチューブ
9
六角ナット
10
クッションニードル
11
ピ ン
12
Oリング
13
Oリング
14
ボディ
15
チェーン
16
本体取付タップ
17
タイロッド
18
六角穴付ボルト
19
六角穴付プラグ
20
スプリングピン
21
スチールボール
22
シリンダヘッド
23
六角穴付ボルト
24
ハウジング
25
負荷取付タップ
26
出力軸
27
バックアップリング
28
Oリング
29
ベアリング
30
Oリング
31
六角穴付プラグ
32
ストッパ
33
六角穴付ボルト
34
ストッパ金具
35
六角穴付ボルト
36
六角ナット
37
ストップボルト
38
六角穴付止めねじ
39
エアポート
40
オイルタンク
41
給油プラグ
42
D-18
回転方向
外形寸法図
292
(357)
■RU60
224.5
(289.5)
67.5
16
40
180゜
の場合は付きません
60
゜
40
94
8
4ーM10深20
φ80
43
146
52
158
99
147
125
゜
60
160
min. 88∼max. 99
135
22
矢 視 A
0
−0.1
φ60
φ55 g6
P.C.D. 42
6ーM8深15
φ30 H7
2ーRc1/4 エアポート
81
78
62
52
46
3
62
80
142
46
80
3
6ーRc1/8給油口
通常埋栓
16
φ20
φ80
A
22
94
■リミットスイッチ
型式 LS2
100
86
180゜
の場合は付きません
3ーφ9穴
12
6 16
表示灯
3
23
6
4
19
10
40
23
M10ナット
φ20
22
max. 11
φ60 h8
50
30
34
磁気近接スイッチ
DPRI-MK156
(和泉電気
(株)
)
φ80
φ5ビニール
キャプタイヤコード
2芯 1m
32
52
43
16
8
■上部ストッパ
型式 STU
146
オプション
(注)
( )内寸法は180゜
の場合です。
●スイッチ検出位置の移動方法
φ30 H7
P.C.D. 42
テンション金具
φ55 g6
スイッチ
φ60
テンションねじ
スイッチ取付金具
0
φ80−0.1
60
゜
゜
D-19
125
60
(注)標準および上側ストッパを
使用されない場合にも、
負荷は両旋回端とも必ず、
他の外部に設けられた
ストッパで停止させて
ください。
バンド
4ーM10深20
40
40
6ーM8深15
検出位置の設定は、
テンションねじを少しゆるめ、バンドとスイッチ取付板を
同時に移動させ、希望の位置に設定し、再びテンションねじを締めて固定
してください。
(注)
あまり強くテンションねじを締めすぎるとバンドが変形したり、 スイッチの検出面を押しすぎ、誤動作の原因となりますので 充分注意してください。
平行タイプ
回転方向
外形寸法図
357
(432)
274.5
(349.5)
50
180゜
の場合は付きません
60
゜
61
189
114
119
155
177
190
50
特殊タイプ
min. 103∼max. 108
゜
60
20
矢 視 A
φ75
φ70 g6
P.C.D. 56
6−M10 深15
2−Rc1/4 エアポート
φ40 H7
98
88
67
57
90
3
51
114
16
■リミットスイッチ
型式 LS2
118.5
104.5
180゜
の場合は付きません
19
22
6 16
12
10
3
50
28
max. 13
6
表示灯
4
●スイッチ検出位置の移動方法
φ40 H7
テンション金具
P.C.D. 56
φ70 g6
スイッチ
φ75
スイッチ取付金具
60゜
゜
155
60
50
50
6−M10深15
検出位置の設定は、
テンションねじを少しゆるめ、バンドとスイッチ取付板を
同時に移動させ、希望の位置に設定し、再びテンションねじを締めて固定
してください。
(注)
あまり強くテンションねじを締めすぎるとバンドが変形したり、
スイッチの検出面を押しすぎ、誤動作の原因となりますので 充分注意してください。
位置検出スイッチ
4−M10深20
テンションねじ
バンド
0
φ100 −0.1
(注)標準および上側ストッパを
使用されない場合にも、 負荷は両旋回端とも必ず、
他の外部に設けられた
ストッパで停止させて ください。
小型高速タイプ 高精度タイプ
23
M10 ナット
φ30
低出力タイプ 高出力タイプ
磁気近接スイッチ
DPRI-MK156
(和泉電気
(株)
)
φ100
φ75 h8
φ5ビニール
キャプタイヤコード
2芯 1m
ピックアンドプレース
30
34
ロータリアクチュエータ
3−φ11 穴
60
ロングストローク
61
12
176
53
8
■上部ストッパ
型式 STU
32
16
69
オプション
ミドルストローク
(注)
( )内寸法は180゜
の場合です。
A
スライドシリンダ
φ30
φ100
ショートストローク
164
51
95
3
6ーRc1/8給油口
通常埋栓
パッド
バキュームエジェクタ
φ100
12
53
0
−0.1
エジェクタ
8
4−M10深20
レバータイプ
165
エアチャック
82.5
176
■RU80
D-20
ご使 用 上 の 注 意
オイルタンクを設置し、図のように配管を行ってください。また、
油の補充はロータリアクチュエータおよびオイルタンクへの
供給エアを、完全に止めてから行ってください。
本機にはオイルタンクが付属されています。オイルタンクを
必ず取り付けてご使用ください。
加圧回路
本体へのエア圧と同等、
もしくはそれ以上に
なるように配管してください。
オイルタンクは立てて設置してください。
オイルタンク
(油量:約1/3∼1/5)
エアを供給していない時は回さないでください。
1.
オイルタンクは本機より高い位置に垂直に設置して、図のように配管を
施してください。
32
● オイルタンクから本機への配管はプラグ○のう
ち一番高い位置の
プラグをはずして接続してください。
32
● 本機にはオイルが充満されています。配管時、六角穴付プラグ○
32
を取り外しますが、
オイルが流出しないように、接続するプラグ○を
天上に向け、
オイルタンクと接続し、設置してください。
一番高い位置にあるプラグを外して配管してください。
● 配管途中には、
チェック弁、
スピコンなどは取り付けないでください。
● 加圧回路はオイルタンクのスピードコントローラに配管し、他の機器
の駆動などのために分岐しないでください。
2.
オイルタンクに
(タービン油1種〔ISO VG32〕相当品)
を約1/3∼1/5まで
補給してください。
● 給油する場合は本機およびオイルタンクへの供給エアを完全に抜いてから行ってください。
3.本配管施工時および機械の停止時など、本機へエアを供給していないときに出力軸を外部から回さないでください。内部のチェーンが噛み込みます。
● 特に鉛直旋回でご使用する場合は、
エアを抜いたときに負荷の重さで出力軸が回されることがありますので注意してください。この場合には、
負荷を最下端位置で停止させる回路を設けてください。
4.
本機駆動に3位置の電磁弁を使用する場合は、必ずエキゾーストセンタ又はプレッシャセンタを選定してください。
給油プラグ
φ52
Rc1/8 エアポート
356
88
■オイルタンク寸法図
Rc1/8
オイル抜きポート
32
32
22.5
9
2−9キリ14
深ザグリ深8
30
2−M8 深9
Rc1/4
オイルポート
矢 視 A
□55
71
A
オ プ ション
■プログラマブルコントローラ用磁気近接スイッチ仕様
型式
DPRI-MK156-1 接点形式
常時開
最大開閉負荷電流
15mA
残り電圧
DC4V以下
(10mA通電時)
表示灯
赤 色
ケーブル
長さ1m
白(+)
LED
100Ω
内部回路
470Ω
リードスイッチ
D-21
黒(−)
(注)AC、DC兼用の磁気近接スイッチDPRI-01(表示灯なし)
もありますので
ご相談ください。